JPH06205929A - 消臭放香器 - Google Patents

消臭放香器

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JPH06205929A
JPH06205929A JP5003507A JP350793A JPH06205929A JP H06205929 A JPH06205929 A JP H06205929A JP 5003507 A JP5003507 A JP 5003507A JP 350793 A JP350793 A JP 350793A JP H06205929 A JPH06205929 A JP H06205929A
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JP
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fragrance
blower
perfume
container
valve opening
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JP5003507A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Maruki
明美 丸木
Kazuyoshi Maruki
和愛 丸木
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Individual
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 居住空間内の大気を消臭しつつ強制的に環流
させ、少なくとも2種類の香気を切替えて放出し、香り
による快適居住空間の効果的演出を図る。 【構成】 送風器4で室内の空気を強制循環する。空気
は、送風器の吸気側6に設けられたフィルタ1で塵埃が
除去され、オゾン発生器2と触媒3の作用で消臭され
る。送風気の吹出し側7には香料容器9a,9bの香料
放出口が開口して、吹出し空気に香りを添加する。少な
くとも2個の香料容器9a,9bが交互に操作できるよ
うに、弁開閉部材11a,11bは2系統設けられてい
る。香料容器9a,9bは着脱自在で交換可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、居住空間における消臭
および芳香発生による快適生活環境整備に係わり、より
具体的には、例えば居室内または自動車等の車内を消臭
するとともに芳香を付加する器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、快適居住空間に対する関心が昂ま
り、精神活動に対する香りの作用の研究と相まって、室
内を消臭し、または室内に芳香を漂わせることにより効
果を上げようとする試みが幾つかなされている。特に、
自動車のコンパートメントは、閉鎖空間が精神的な圧迫
となって苛立ちの原因となったり、長距離運転が睡気を
誘発したり、乗員が乗物酔いに悩まされたりすることが
ある。このような乗車員の生理状態の不具合は、コンパ
ートメント内に匂いを付加することによって解消可能で
あることが知られている。一般の家庭においても、トイ
レの消臭や客間の寛いだ雰囲気の演出に、また試験前の
学生生等が緊張の緩和、精神の安定または睡気防止を図
るために芳香剤を利用している。そのほとんどが、消臭
剤または芳香剤等の化学薬品を密封した蓋付容器の蓋を
使用時に開放し、開口を介してこれら薬品を直接大気と
接触させることにより、悪臭を吸収あるいは分解し、ま
たは芳香を自然に放散させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、消臭剤
や芳香剤の大気との自然な交流では即時性がなく、また
人間の嗅覚は、同一刺激に長時間曝されると、麻痺して
刺激効果が減退する傾向にある。本発明の目的は、居住
空間内の大気を消臭を行ないつつ強制的に環流させて常
に新鮮な空気を送出する一方、プログラムによって少な
くとも2種類の香気を切替え可能にして、刺激の減退を
防止し、香りによる快適居住空間をより効果的に演出す
る器具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の消臭放香器は、フィルタ、オゾン発生器
および触媒よりなる消臭器を吸気側に備えた送風器と、
電動で制御される少なくとも2系統の弁開閉部材と、こ
の弁開閉部材によって操作される弁部材を備えた複数の
香料容器とから構成される。この香料容器は、着脱自在
で装着時にはその香料放出口が前記送風機の吹出し側で
開口されるようになっている。このようなオゾン発生
器、送風器および弁開閉部材を制御装置に設定されたプ
ログラムに従って制御する。また送風機の吹出し側に
は、香料放出口に対向させて多数のフィンを備えた香料
拡散板を設けるとよい。
【0005】
【作用】このように構成されたものにおいては、送風器
で室内の空気を強制循環するが、空気は、送風器の吸気
側に設けられたフィルタで塵埃が除去され、オゾン発生
器と触媒の作用で消臭されて清浄化される。この浄化さ
れた空気は送風器の吹出し口より室内に戻されるが、吹
出し側には香料容器の香料放出口が開口して、吹出し空
気に香りを添加する。香料放出口の開閉は弁操作によっ
て行なわれ、少なくとも2個の香料容器が操作できるよ
うに、弁開閉部材は2系統設けられている。
【0006】香料容器は着脱自在であるから、環境に応
じて所要の香料容器に取替えることができる。また、詰
替えや補充が可能であり様々な種類の中から任意に選択
することができる。設けられている弁開閉部材の総ての
系統に同じ香料を使用しても差し支えない。さらにこの
香料容器は、本発明の消臭芳香器に装着しない状態では
アトマイザ等の化粧具として普通に使用することができ
る。
【0007】オゾン発生器、送風器および少なくとも2
系統の弁開閉部材が制御装置のプログラムに従って交互
に制御されているので、少なくとも2種類の香りが混ざ
り合うことなく、常に一種類の香気のみを新鮮な環境に
放出することができ、嗅覚には常にプログラムされた所
定の時間間隔で異なる刺激を与えることができる。この
ため嗅覚はその度に新しい刺激に覚醒されることにな
る。従って、同一の香りに嗅覚が麻痺して、香り独特の
効果を減退させるようなことは解消できる。また、吹出
し側に設けた香料拡散板は、多数のフィンを香料放出口
に対向させることで、放出される香料の一部が液滴とな
って付着する表面積が大きくなり、気流中への放散を効
果的に行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明に係わる消臭芳香器の代表的な系統図
で、1はフィルタ、2はオゾン発生器、3は触媒、4は
送風器、5は吹出し口である。送風器4は、矢印で示す
ように室内の空気を吸気側6より吸入して吹出し口5よ
り室内7へ放出する。このとき吸入された空気は、フィ
ルタ1で塵埃を濾過してオゾン発生器2と触媒3によっ
て消臭され、放香空間8において香気が付与される。9
a,9bは、弁部材を備えた香料容器で装着位置10に
着脱自在に装着され、装着位置10において、香料容器
9aの弁は弁開閉部材11aによって操作され、香料容
器9bの弁は、弁開閉部材11bによって操作される。
【0009】弁開閉部材11aまたは弁開閉部材11b
の開弁操作による香料の放出を12で示す。13は、多
数のフィン14を備えた香料拡散板で香料の放出12を
正面から受けるように配置されており、液滴となって付
着する香料は、フィン14で表面積が拡張されたことに
よって効果的に放散される。
【0010】15は制御装置で、オゾン発生器2、送風
器4、弁開閉部材11a,11bおよびコンソールパネ
ル16と電気的に接続されている。コネクタ17を適当
な電源に接続して、コンソールパネル16より電源スイ
ッチを入れて、操作モードを設定することにより、制御
装置15内の図示しないマイクロコンピュータに設定さ
れたプログラムに従って、オゾン発生器2、送風器4、
弁開閉部材11a,11bが自動的に操作される。18
は筐体で、19は着脱自在なスタンドである。
【0011】制御装置15のマイクロコンピュータに設
定されたプログラムの一例を図9に示す。コンソールパ
ネル16からの電源投入によって、制御装置15は電気
的に立上がり、同時に送風器ファンを回転させ、オゾン
発生器2を始動する。オゾン発生器2は、予め設定され
た時間t(例えば1min.)だけ作動すると自動的に停止
し、この停止信号でインターバルタイマと弁開閉部材1
1aが作動する。弁開閉部材11aは、インターバルタ
イマの作動中に、プログラムされた例えば芳香スプレー
Aで示すパターンに従って間欠的に作動し、香料容器9
aの弁を開閉操作する。インターバルタイマの時間はコ
ンソールパネルで設定された時間T(例えば30min.)
が経過すると自動的にゼロに戻り、弁開閉部材11aの
回路を弁開閉部材11bの回路に切替えるとともにオゾ
ン発生器2を始動する。
【0012】オゾン発生器2は前回同様に設定時間tだ
け作動すると自動的に停止する。これと同時にインター
バルタイマと弁開閉部材11bが作動して、芳香スプレ
ーBで示すパターンに従った香料容器9bの弁開閉操作
が行なわれる。再びコンソールパネル16で設定された
インターバルタイマの時間が経過すると設定時間は自動
的にゼロに戻るとともに弁開閉部材11bの回路は弁開
閉部材11aの回路に切替えられてオゾン発生器2が始
動する。この動作は、電源が切られるまで繰返される。
送風器ファンは電源と連動してオン/オフされる。
【0013】図2および図3は、本発明に係わる消臭芳
香器を自動車の運転席に設置可能なように構成した実施
例で、図2は、内部の配置を示す平面図で、図3はコン
ソールパネル16の正面図である。いずれも図1と共通
するものには同一の符号が用いてある。図2に示す実施
例においては、送風器4としてシロッコファンが使用さ
れ、吸気側6より吸入されてフィルタ1で塵埃が濾過さ
れオゾン発生器2と触媒3によって消臭された空気は、
矢印で示すように吸入口20を経由してダクト22によ
り方向を変換して吹出し口5より室内7へ放出される。
【0014】ダクト22の上部には香料放出口23,2
3を設けた仕切板24をベースとして、香料付与装置2
5が設けられる。この香料付与装置25は、香料容器9
a,9bが容易に着脱できるように、筐体18から外部
へ突出可能に摺動する容器カセット27と、この容器カ
セット27を装着位置10に保持する係止装置28と、
弁開閉部材11a,11bとから構成される。
【0015】容器カセット27には、容器底部支持板2
9、容器胴部保持ばね30,…,30および容器頚部保
持板31が装着されている。また容器底部支持板29の
座32には、保持板係止ロッド33が固定されている。
容器カセット27は、保持板係止ロッド33の案内とし
て仕切板24を切り起こして設けた摺動軸受け34と座
32との間に挟装した圧縮コイルばね35によって筐体
18の外へ向けて付勢されており、ガイド36,36に
案内されて摺動する。係止装置28は、容器カセット2
7を筐体18内に十分押込むと、保持板係止ロッド33
の先端に設けた係止ピン37を係止爪38が抑止し、受
勢ピン39が係止爪38を支持して、容器カセット27
を圧縮コイルばね35の外方への付勢力に抗して装着位
置10に保持する。
【0016】係止爪38は抑止板40と一体であり、抑
止板40はガイドピン41,42によって図中横方向に
案内され、かつ抑止板40を切り起こして設けたばね受
け43とガイドピン42との間に挟装した圧縮コイルば
ね44によって図中左方に付勢されている。45は解放
操作ロッドで、仕切板24を切り起こして設けた摺動軸
受け46に案内され、外端部に設けた操作釦47がコン
ソールパネル16の孔48に嵌装されている。解放操作
ロッド45に固定したカラー49と摺動軸受け46との
間に圧縮コイルばね50を挟装して、解放操作ロッド4
5を筐体18の外方(図中下方)へ向けて付勢してい
る。しかしながら、解放操作ロッド45の他方の端部の
段差51が摺動軸受け46に衝止されるので、操作釦4
7がコンソールパネル16から必要以上に突出するのが
防止される。
【0017】操作釦47を圧縮コイルばね50の付勢力
に抗して押込むと、作動ピン52が抑止板40の斜面5
3に摺接して、抑止板40を圧縮コイルばね44の付勢
力に抗して図中右方へ移動する。この移動によって係止
爪38が係止ピン37を解放するので、圧縮コイルばね
35によって付勢されている容器カセット27は、筐体
18の外へ突出する。香料容器9a,9bは筐体の外に
露出するので、香料容器の胴部を指先で保持して持上
げ、容器胴部保持ばね30,30より外すことによっ
て、容易に外部へ取り出すことができる。
【0018】第1の実施例における香料容器9a,9b
は、例えば図4に示すようなアトマイザ60で一部が断
面で図示されている。アトマイザ60は、壜体61に液
体香料62が貯溜されており、ピストンヘッド63を押
込む方向に操作することによって、管口64より吸込ん
だ香料を噴霧口65より噴霧する公知の構造のものであ
る。ただし、噴霧口65の向きを特定するために頚部の
付け根に突起66を設けて容器頚部保持板31の保持孔
54の形状と一致させ、容器カセット27に装着したア
トマイザ60の噴霧口65が常に下向きとなるようにす
る。また管口64は、香料が最後まで使いきれるように
噴霧口65と同じ側に開口するようにしておく。
【0019】所要の香料が貯溜されているアトマイザ6
0を噴霧口65を下向きにして、ピストンヘッド63よ
り容器頚部保持板31の保持孔54に挿入し、突起66
を保持孔54の凹部と整合させて、壜体61の底部を容
器底部支持板29に当接させ、拡開してある容器胴部保
持ばね30,30の開口部より壜体61の胴部を押込ん
で定着させる。この状態で容器底部支持板29を押して
容器カセット27を装着位置10まで押込んで係着す
る。
【0020】本実施例では弁開閉部材11a,11bに
は電磁ソレノイドが使用され、非通電時は図示しないス
プリングで引込み方向に付勢されている鉄心55が通電
によって突出する。図中、弁開閉部材11aで通電状態
の態様を示し、弁開閉部材11bで非通電状態の態様を
示す。図5に示されるように、通電された鉄心55の先
端に装着された押圧ヘッド56がアトマイザのピストン
ヘッド63を押圧し、噴霧口65は香料放出口23に移
動して開弁し香料を噴霧する。噴霧された香料の一部は
ダクト22内の気流に乗って放散し、一部は噴霧口65
に対向して設けられた香料拡散板13のフィン14に液
滴となって付着した後、徐々に蒸発して気流に混入され
ていく。ピストンヘッド63の1ストロークの開弁によ
って放出される香料の液量はアトマイザ60に固有のも
のであるから、図9に示されるように必要に応じて開弁
操作が繰返される。
【0021】第2の実施例における香料容器9a,9b
は、例えば図6に示すようなスプレー70で香料を適当
なガスとともに封入したボンベ71をアタッチメント7
2に挿入して使用する。73はピストンヘッド、75は
噴霧口、76は位置決め用の突起で、アタッチメント7
2において噴霧口75と同じ側に設けられる。取扱いに
ついてはアトマイザ60とほとんど同じであるので説明
を省略する。しかしながら、放出される香料の液量はア
トマイザ60と異なり、開弁中は継続的に噴霧が行なわ
れる。芳香スプレーのモード中においては、開弁の回数
とともに開弁の時間を制御する必要がある。
【0022】第3の実施例における香料容器9a,9b
は、例えば図7に一部を断面にして示したようなボール
バルブ式容器80で、容器カセット27への着脱は、前
記実施例と同様に行なうことができる。このボールバル
ブ式容器80は、ボール82を絞られた開口83にばね
81で弾接させることによって液体香料84の流出を阻
止しており、押圧ヘッド56でボール82を瞬間的に僅
かな距離だけ押圧移動させて開弁し、香料拡散板13に
香料を滴下させるものである。滴下の位置は特定されな
いので位置決め用突起の必要ない。しかしながらこの場
合も、芳香スプレーのモードでは、開弁の回数とともに
開弁の時間を制御する必要がある。香料の滴下する途中
にメッシュの細かい網を設けて液滴の放散を補助しても
よい。
【0023】第4の実施例における香料付与装置27の
香料容器9a,9bを図8に断面で示す。図8において
90は滲出式容器で、キャップ91に被せられた蓋(図
示しない)を外してから容器カセット27に装着する。
着脱方法はこれまでの実施例と同様であるので説明を省
略する。第4実施例においては、弁開閉部材11a,b
の鉄心55にピン58で固定された押圧ヘッド56は、
圧縮コイルばね57によって突出方向に付勢されてい
る。容器カセット27が装着位置10に係止されると、
キャップ91の開口内周縁は、圧縮コイルばね57の付
勢力で押圧ヘッド56の先端球面と気密に弾接する。9
2はフェルトで、液室93と仕切り94によって隔離さ
れている。芯材95が仕切り94を液密に貫通し、毛管
現象によって液体香料96をフェルト92に滲出させて
いる。
【0024】第4実施例では、通電すると鉄心55が弁
開閉部材11a,bに引き込まれ、キャップ91が開口
状態となる。ダクト22内を通過する気流は香料放出口
23近傍を負圧にするので、キャップ91が開口する
と、フェルト92から蒸発して空間97に滞留する芳香
は吸引されて香料放出口23から気流に混入する。また
押圧ヘッド56による開弁操作で、空間97に負圧が生
じ、液体香料96が液室93からフェルト92へ滲出す
るのを促進する。本実施例の場合も、第2および第3実
施例同様に芳香スプレーのモードでは、開弁の回数とと
もに開弁の時間を制御する必要がある。
【0025】本実施例の操作にあたっては、所定の香料
容器9a,9bを容器カセット27により装着して、所
定の電源にコネクタ17を接続する。コンソールパネル
16のタイマーダイヤル101 を操作して芳香スプレーの
インターバル時間を設定する。power と表示されたスイ
ッチ102 を押すと電源が投入されると同時に送風器のフ
ァンモータが回転して送風が開始され、同時に例えば図
9に示されるようなパターンに従って消臭と芳香スプレ
ーAおよび芳香スプレーBが順次繰返し行なわれる。芳
香スプレーAのモードにあるときはAと表示された発光
ダイオード103が点灯し、芳香スプレーBのモードにあ
るときはBと表示された発光ダイオード104 が点灯す
る。またオゾン発生による消臭モードにあるときはdeod
o.と表示された発光ダイオード105 が点灯する。
【0026】さらに、modeと表示されたスイッチ106 を
繰返し押すことによって芳香スプレーのモードを逐次切
替えることができる。例えば、modeスイッチ106 を押し
て、A発光ダイオード103 を点灯させると、消臭モード
と芳香スプレーAモードのみの繰返しとなり、B発光ダ
イオード104 を点灯させると、消臭モードと芳香スプレ
ーBモードのみの繰返しとなる。またdeodo.発光ダイオ
ード105 の点灯時は、消臭モードの連続となる。通電中
のpower スイッチ102 を押すことによって電源が切ら
れ、送風器ファンとともに総ての動作は停止する。powe
r スイッチ102 およびmodeスイッチ106 は、照光式にす
ると効果的である。
【0027】香料容器9a,9bの外周の一部(例えば
底部)に内容物の香料を特定する標識、例えば磁気また
は突起によるビットパターンを設けて、この標識の内容
を適当な読取器で読み取らせ、マイクロコンピュータに
設定されたプログラムから容器によって特定される香料
に対応したタイムスケジュールを選択して実行するよう
にすることもできる。
【0028】上記の実施例は当業者であれば、容易に変
更可能である。例えば送風器は公知のファンまたはブロ
アが使用でき、本発明の消臭放香器が自動車専用に構成
される場合には、自動車に設置されている空調装置の吹
出し口を、本発明の消臭放香器の吸気側に接続すること
もできる。また本実施例では弁開閉部材に電磁ソレノイ
ドを使用しているが、減速機付小型モータとカム機構や
クランク機構等を組合せても同様な作動を得ることがで
きる。香料容器の容器カセットによる保持機構や容器カ
セットの係止解放機構も上記実施例以外の公知の機構が
使用できる。さらに作動モードの組合せやコンソールパ
ネルの機能スイッチの選択は、使用環境に応じて任意に
設定可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の消臭放香器
によれば、少なくとも2種類の香気が中間に消臭モード
を介して交互に居室内の雰囲気に強制的に放散されるの
で、居住空間における匂いの刺激は常に新鮮で、心身に
与える匂いの効果を高揚することができる。例えば、レ
モンの香りは睡気覚ましとして作用し、ヒノキのフィト
ンチッドは爽快な覚醒感を与え、ジャスミンやユーカリ
の香りには精神鎮静作用がある。このような香気を適切
に交互に放出することによって、例えばドライバーの睡
気防止や精神安定に匂いをより有効に役立てることがで
きる。さらに本発明の消臭放香器はコンパクトに構成可
能であり、自動車の運転席のダッシュボードにも組込可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる消臭放香器の概略の系統図であ
る。
【図2】本発明に係わる消臭放香器における一実施例の
内部の配置を示す平面断面図である。
【図3】本発明に係わる消臭放香器における図2に示し
た実施例の正面図である。
【図4】本発明に係わる消臭放香器における香料容器の
第1実施例の一部を断面で示した側面図である。
【図5】本発明に係わる消臭放香器における第1実施例
の香料容器の作動状態を図2のV−V線に沿って断面で示
した側面図である。
【図6】本発明に係わる消臭放香器における香料容器の
第2実施例の側面図である。
【図7】本発明に係わる消臭放香器における香料容器の
第3実施例の一部を断面で示した側面図である。
【図8】本発明に係わる消臭放香器における第4実施例
の香料容器の設置状態を断面で示した側面図である。
【図9】本発明に係わる消臭放香器の運転モードを表す
波形図である。
【符号の説明】
1 フィルタ 2 オゾン発生器 3 触媒 4 送風器 5 吹出し口 6 吸気側 9 香料容器 11 弁開閉部材 13 香料拡散板 14 フィン 15 制御装置 21 消臭器 23 香料放出口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の消臭放香器は、フィルタ、オゾン発生器
および触媒または触媒のみよりなる消臭器を吸気側に備
えた送風器と、電動で制御される少なくとも2系統の弁
開閉部材と、この弁開閉部材によって操作される弁部材
を備えた複数の香料容器とから構成される。この香料容
器は、着脱自在で装着時にはその香料放出口が前記送風
の吹出し側で開口されるようになっている。このよう
なオゾン発生器、送風器および弁開閉部材を制御装置に
設定されたプログラムに従って制御する。また送風
吹出し側には、香料放出口に対向させて多数のフィンを
備えた香料拡散板を設けるとよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【作用】このように構成されたものにおいては、送風器
で室内の空気を強制循環するが、空気は、送風器の吸気
側に設けられたフィルタで塵埃が除去され、オゾン発生
器と触媒または触媒のみの作用で消臭されて清浄化され
る。この浄化された空気は送風器の吹出し口より室内に
戻されるが、吹出し側には香料容器の香料放出口が開口
して、吹出し空気に香りを添加する。香料放出口の開閉
は弁操作によって行なわれ、少なくとも2個の香料容器
が操作できるように、弁開閉部材は2系統設けられてい
る。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の消臭放香器は、フィルタ、オゾン発生器
および触媒または触媒のみよりなる消臭器を吸気側に備
えた送風器と、電動で制御される少なくとも2系統の弁
開閉部材と、この弁開閉部材によって操作される弁部材
を備えた複数の香料容器とから構成される。この香料容
器は、着脱自在で装着時にはその香料放出口が前記送風
器の吹出し側で開口されるようになっている。このよう
なオゾン発生器、送風器および弁開閉部材を制御装置に
設定されたプログラムに従って制御する。また送風器の
吹出し側には、香料放出口に対向させて多数のフィンを
備えた香料拡散板を設けるとよい。さらに、香料容器に
アトマイザ、スプレーまたは同等品のいずれかの噴霧機
構を備えた容器を使用し、その香料放出口を器体の吹出
し口より室内側に設けると好適である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】オゾン発生器、送風器および少なくとも2
系統の弁開閉部材が制御装置のプログラムに従って交互
に制御されているので、少なくとも2種類の香りが混ざ
り合うことなく、常に一種類の香気のみを新鮮な環境に
放出することができ、嗅覚には常にプログラムされた所
定の時間間隔で異なる刺激を与えることができる。この
ため嗅覚はその度に新しい刺激に覚醒されることにな
る。従って、同一の香りに嗅覚が麻痺して、香り独得の
効果を減退させるようなことは解消できる。また、吹出
し側に設けた香料拡散板は、多数のフィンを香料放出口
に対向させることで、放出される香料の一部が液滴とな
って付着する表面積が大きくなり、気流中への放散を効
果的に行なうことができる。また、噴霧機構を備えた香
料容器の香料放出口を吹出し口より室内側の器外に設置
するようにして芳香を即効的に作用させることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸木 和愛 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉5592番地 3

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ、オゾン発生器および触媒より
    なる消臭器を吸気側に備えた送風器と、電動で制御され
    る少なくとも2系統の弁開閉部材と、この弁開閉部材に
    よって操作される弁部材を備えた複数の香料容器とから
    なり、この香料容器は、着脱自在であって、装着時には
    その香料放出口が前記送風機の吹出し側で開口するよう
    にするとともに、前記オゾン発生器、送風器および弁開
    閉部材を制御装置に設定されたプログラムに従って制御
    するようにした消臭放香器。
  2. 【請求項2】 前記送風機の吹出し側に、香料放出口に
    対向させて多数のフィンを備える香料拡散板を設けた請
    求項1記載の消臭放香器。
JP5003507A 1993-01-12 1993-01-12 消臭放香器 Pending JPH06205929A (ja)

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