JPH0726114U - 反応射出成形金型 - Google Patents

反応射出成形金型

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JPH0726114U
JPH0726114U JP5717793U JP5717793U JPH0726114U JP H0726114 U JPH0726114 U JP H0726114U JP 5717793 U JP5717793 U JP 5717793U JP 5717793 U JP5717793 U JP 5717793U JP H0726114 U JPH0726114 U JP H0726114U
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runner
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JP5717793U
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哉緒 原田
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西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 混合原液に巻き込んだエアを流入経路から排
出してエアの巻込みによるボイドやピンホール等の欠陥
をなくす。 【構成】 2種類の原液をミキシングヘッドで混合して
混合原料をアフターミキサー17およびランナー13を
経てキャビティに圧入して成形品を反応射出成形する反
応射出成形金型において、アフターミキサー17および
ランナー13周りに型締め状態でアフターミキサー17
と連通する隙間(凹所23)を所定範囲に亘って形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、反応射出成形金型の改良に関し、特にエアの巻込みによるボイド等 の欠陥対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、2種類の原液(ポリオールとイソシアネート)を高圧で混合して反応 生成したポリウレタン等の混合原料をキャビティに圧入して成形品を得る反応射 出成形方法では、例えば実開昭61―98009号公報に開示されているように 、アフターミキサーを備えた反応射出成形金型が用いられている。
【0003】 そして、この反応射出成形金型では、ミキシングヘッドで混合した後の混合原 料をキャビティに圧入する前の段階でアフターミキサーで再度混合した後、ラン ナーを経てキャビティに圧入するようになされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ミキシングヘッドで2種類の原液を混合する際にエアを巻き込むと 、このエアが混合原料と共にアフターミキサーおよびランナーを経てキャビティ に入り、成形品にボイドやピンホール等の欠陥が生ずるという問題があった。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ア フターミキサーおよびランナー周りの型構造を改良することにより、混合原料に 巻き込んだエアを流入経路から排出してエアの巻込みによるボイドやピンホール 等の欠陥をなくさんとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、2種類の原液をミキシングヘッドで混 合して混合原料をアフターミキサーおよびランナーを経てキャビティに圧入し成 形品を反応射出成形する反応射出成形金型を対象とし、次のような解決手段を講 じた。
【0007】 すなわち、本考案の第1の解決手段は、上記アフターミキサーおよびランナー 周りに型締め状態で該アフターミキサーと連通する隙間を所定範囲に亘って形成 したことを特徴とする。
【0008】 本考案の第2の解決手段は、第1の解決手段において、ランナーと接する隙間 外周のランナーに対する傾斜角をランナーの原料流入方向から見て90°以上に 設定したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記の構成により、本考案の第1の解決手段では、2種類の原液をミキシング ヘッドで混合する際にエアが巻き込むと、このエアは、上記混合液である混合原 料がアフターミキサーに流入した際、該アフターミキサーからその周りに形成さ れた隙間に両者の圧力差によって排出され、よってエアを含まない混合原料がラ ンナーを経てキャビティに圧入され、ボイドやピンホール等の欠陥のない成形品 が得られる。
【0010】 本考案の第2の解決手段では、アフターミキサーからその周りの隙間に排出さ れたエアの一部が、ランナーの原料流入方向から見て90°以上に設定されたラ ンナーと接する隙間外周に沿ってランナーに近づこうとするが、その方向はラン ナーの原料流入方向と逆になっており、しかもランナー内の圧力がその周りの隙 間の圧力よりも大きいことから、上記ランナーに近づこうとするエアは両者の圧 力差によってランナーから遠ざかる方向に押し戻されてランナーに巻き込まれず 、よってエアを含まない混合原料のキャビティへの圧入が確実に行われ、ボイド やピンホール等の欠陥のない成形品が確実に得られる。
【0011】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は本考案の実施例に係る反応射出成形型Aを示す。該反応射出成形型Aは 下型1と上型3とを備えてなり、上記下型1および上型3の一方の側壁のパーテ ィングライン位置には、図外の貯槽に配管5,5によって接続されたミキシング ヘッド7が設置されている。
【0013】 図2に示すように、上記下型1にはキャビティ9が形成され、該キャビティ9 はゲート11を介してランナー13に接続され、該ランナー13は両側に3本ず つ設けられた細管15,15,…を介してU字状のアフターミキサー17に接続 され、該アフターミキサー17は上記ミキシングヘッド7に接続されている。な お、上記ランナー13、各細管15およびアフターミキサー17等は、下型1お よび上型3に形成した凹部を型締めによって合わせることにより構成されるもの である。
【0014】 そして、図外の貯槽から供給された2種類の原液(ポリオールとイソシアネー ト)を上記ミキシングヘッド7で混合し、この混合により反応生成したポリウレ タン等の混合原料を上記アフターミキサー17で再度混合して各細管15を通過 する過程で高圧にし、ランナー13およびゲート11を経てキャビティ9に圧入 して成形品を反応射出成形するようになされている。なお、上記下型1のキャビ ティ9周りおよび上型3のコア19周りには型温を調整するための温調管21が 張り巡らされている。
【0015】 本考案の特徴して、上記下型1のアフターミキサー17およびランナー13周 りには、図4に示すように、例えば深さ0.5mmの矩形凹所23が形成され、 型締め状態でアフターミキサー17と連通する隙間Sが所定範囲に亘って形成さ れている。
【0016】 そして、図3に示すように、2種類の原液(ポリオールとイソシアネート)を 上記ミキシングヘッド7で混合する際に巻き込んだエアEを、上記混合液である 混合原料(図示せず)がアフターミキサー17に流入した際、該アフターミキサ ー17から上記隙間Sに両者の圧力差によって排出し、これによりエアEを含ま ない混合原料をランナー13およびゲート11を経てキャビティ9に圧入するこ とができ、ボイドやピンホール等の欠陥のない成形品を得ることができるのであ る。
【0017】 また、上記ランナー13と接する周りの隙間S外周(凹所23外周)のランナ ー13に対する傾斜角αが、ランナー13の原料流入方向Fから見て90°以上 (この実施例では約140°)に設定されている。このランナー13に対する傾 斜角αを90°以上に設定したのは、上記隙間S(凹所23)に排出されたエア Eがランナー13に巻き込まれないようにするためである。
【0018】 つまり、アフターミキサー17から排出されたエアEはランナー13と接する 隙間外周s1 に沿ってランナー13に近づこうとするが、その方向は上記傾斜角 αによってランナー13の原料流入方向Fと逆になっており、しかもランナー1 3内の圧力がその周りの隙間S(凹所23)の圧力よりも大きいので、上記ラン ナー13に近づこうとするエアEを両者の圧力差によってランナー13から遠ざ かる矢印e1 方向に押し戻してランナー13への巻込みを防止することができ、 これによりエアEを含まない混合原料をキャビティ9に確実に圧入することがで き、ボイドやピンホール等の欠陥のない成形品を確実に得ることができるのであ る。
【0019】 因みに、図5に比較例として示すように、上記ランナー13に対する傾斜角α を90°よりも小さく設定した場合には、アフターミキサー17から排出された エアEの進む方向がランナー13の原料流入方向Fと同じ矢印e2 方向になって 、上記ランナー13に近づこうとするエアEがランナー13に吸い寄せられて該 ランナー13に巻き込まれ易くなり、エアEを巻き込んだ混合原料がキャビティ 9に圧入されて成形品にボイドやピンホール等の欠陥が発生するのである。
【0020】 なお、上記実施例では、隙間Sを形成するのに下型1に凹所23を成形したが 、上型3に凹所23を形成して隙間Sを形成してもよく、さらには下型1および 上型3の両者に形成した凹所23,23でもって隙間Sを形成してもよい。しか し、一般には、型開き状態で成形品は下型1に残るようになるので、上型3に凹 所23を形成すると該部分の樹脂が上型3に引っ付いて成形品に歪みが生ずるお それがあり好ましくなく、本実施例のように下型1に凹所23を形成するように したほうがよい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1に係る本考案によれば、アフターミキサーおよ びランナー周りに型締め状態で該アフターミキサーと連通する隙間を所定範囲に 亘って形成したので、混合原料中に巻き込んだエアをアフターミキサーから上記 隙間に排出してエアを含まない混合原料をランナーを経てキャビティに圧入し得 、ボイドやピンホール等の欠陥のない成形品を得ることができる。
【0022】 請求項2に係る本考案によれば、ランナーと接する隙間外周のランナーに対す る傾斜角をランナーの原料流入方向から見て90°以上に設定したので、アフタ ーミキサーからその周りの隙間に排出されたエアの移動方向が、高圧のランナー の原料流入方向に対し逆向きになってエアの巻込みを確実に防止することができ 、ボイドやピンホール等の欠陥のない成形品を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】反応射出成形金型の縦断面図である。
【図2】下型の平面図である。
【図3】下型のアフターミキサー周りの部分を拡大して
示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面に相当する反応射
出成形金型の縦断面図である。
【図5】比較例としての図3相当図である。
【符号の説明】
7 ミキシングヘッド 9 キャビティ 13 ランナー 17 アフターミキサー A 反応射出成形金型 F ランナーの原料流入方向 S 隙間 s1 ランナーと接する隙間外周 α ランナーに対する傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/17 8823−4F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類の原液をミキシングヘッドで混合
    して該混合原料をアフターミキサーおよびランナーを経
    てキャビティに圧入し成形品を反応射出成形する反応射
    出成形金型であって、 上記アフターミキサーおよびランナー周りには、型締め
    状態でアフターミキサーと連通する隙間が所定範囲に亘
    って形成されていることを特徴とする反応射出成形金
    型。
  2. 【請求項2】 ランナーと接する隙間外周のランナーに
    対する傾斜角が、ランナーの原料流入方向から見て90
    °以上に設定されていることを特徴とする請求項1記載
    の反応射出成形金型。
JP1993057177U 1993-10-22 1993-10-22 反応射出成形金型 Expired - Fee Related JP2599479Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006021328A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 樹脂成形体の製造装置及び樹脂成形体の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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