JPH07261099A - 立体視内視鏡 - Google Patents
立体視内視鏡Info
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- JPH07261099A JPH07261099A JP6047189A JP4718994A JPH07261099A JP H07261099 A JPH07261099 A JP H07261099A JP 6047189 A JP6047189 A JP 6047189A JP 4718994 A JP4718994 A JP 4718994A JP H07261099 A JPH07261099 A JP H07261099A
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Abstract
間のばらつきを少なくでき、かつ大きな視差を実現でき
る立体視内視鏡を提供すること。 【構成】 細長の挿入部11の先端側には光軸Oa,O
b間距離dを隔てて2つの対物光学系21a,21bが
配置され、これらの対物光学系21a,21bによる左
右の像は共通のリレー光学系22により伝送され、最終
的に右左に離間した像10a,10bを結び、これらの
像10a,10bは共通の撮像素子23により撮像さ
れ、CCU4等を経てカラーモニタ6に表示され、術者
はシャッタメガネ27を掛けて観察することにより立体
視できる。
Description
体視内視鏡に関するものである。
担軽減を目的として、開腹せずに腹部に小さい穴を開
け、そこから内視鏡を挿入して観察、処置をする、いわ
ゆる内視鏡的手術が注目されている。この分野において
は従来から両眼で患部を直視し、立体視観察して手術を
行っていたため、内視鏡手術においても立体視の要望が
強い。立体視できると作業がしやすくなり、手術時間が
短縮され、より患者の負担軽減につながる。
図34に示す特願平4−309078号で提案された第
1の従来例がある。これは全く同じ2つの光学系を平行
に配置したものである。対物光学系201、201′で
結像した像は伝送光学系202、202′(この場合は
リレーレンズ系)によって所定の距離だけ伝送され、C
CD等の撮像素子203、203′によって撮像され
る。
され、図示しないTVモニタに表示される。この時、表
示される左右像を高速で切り換えると同時にこれと同期
したシャッタメガネを用いることにより、右眼用画像は
右眼で、左眼用画像は左眼で観察することになり立体視
することができる。
35に示す特願平5−28278号で提案された第2の
従来例がある。これは、対物光学系214と伝送光学系
であるリレーレンズ系215が軸対称な1本の光学系に
より構成されている。リレーレンズ系215の後端には
プリズム216が配置されており、これにより瞳を空間
的に2つに分割することにより視差のある左右一対の像
を撮像素子217、217′に結び、撮像している。図
34及び図35の左側の図はそれぞれの入射瞳を示す。
右一対の像を得る必要がある。そのためには光学系の右
画像用の入射瞳と、左画像用の入射瞳は空間的に離れて
位置していなくてはならない。また、立体視の際の立体
感の大きさは視差の大きさに比例し、視差の大きさは左
右の入射瞳の中心間隔に比例する。
学系を並べた第1のタイプの場合は、対物光学系20
1、201′から撮像手段203、203′までを別々
に構成し、左右の入射瞳207、207′を別々に離れ
て位置させることにより互いに視差のある画像を得てい
る。左右の入射瞳207、207′の中心間隔dは左右
の対物光学系207、207′の光軸間隔Dに一致す
る。
プの場合は、対物光学系214と伝送光学系215を軸
対称な1本の光学系で構成し、この部分では瞳は1つで
あるが、瞳分割手段(上記例の場合は瞳分割プリズム)
216によってこの1つの瞳を空間的に2つに分割して
それぞれ画像を生成することで互いに視差のある画像を
得ている。左右の入射瞳218、218′の中心間隔d
は対物レンズの入射瞳219の大きさの1/2である。
べたタイプの場合は、左右別々の部品から構成されてい
るため部品点数が多く、組立性が悪い。また、各部品の
誤差からくる左右像の倍率差、ピント位置のズレが多
く、正常な立体視ができなくなるため細かい調整が必要
である。
通の部品が多く、部品点数を少なく、左右像のズレ等も
少なくできる利点がある反面、同じ太さで比較した場合
上記第1のタイプより視差の大きさが小さくなってしま
い十分な立体感が得にくい、すなわち左右の入射瞳の中
心間隔を大きくしにくいという問題がある。この点を図
36、図37を用いて説明する。
物光学系を拡大して示し、図36(b)はその入射瞳を
示す。また、図37(a)は第2の従来例の先端側の対
物光学系を拡大して示し、図37(b)はその入射瞳を
示す。
第1の従来例の場合、内視鏡先端部220の対物レンズ
枠221の内径Фに対し、左右の対物光学系の光軸間隔
はほぼФ/2である。したがって、左右の入射瞳20
7、207′の中心間隔もほぼФ/2である。
先端部220の対物レンズ枠221の内径Фに対し、対
物光学系の入射瞳219の直径はФより小さい。これ
は、内視鏡のNAがリレーレンズ系の外径で制限されて
いること、対物光学系の画角がリレーレンズ系の画角よ
りも大きいことによって、対物光学系の入射瞳がリレー
レンズ系の瞳より小さくなるからである。
Ф/2より小さくなり、通常Ф/6〜Ф/10程度であ
る。したがって、このタイプの場合、上記タイプに比べ
て視差の大きさは約1/3程度となり、特に先端部が細
い場合には十分な立体感が得られない。
割するタイプのように左右光路共通の部品をなるべく多
くして製造誤差等による左右の像のばらつきを少なくで
き、かつ上記2つの同じ光学系を並べたタイプと同程度
の大きな視差による立体感のある画像が得られる立体視
内視鏡を提供することを目的としている。
る複数の入射瞳を有し、これら複数の入射瞳を通った複
数の互いに視差のある像を結像させる対物光学系と、前
記複数の互いに視差のある像を伝送する共通の像伝送光
学系を有することを特徴とする。
複数の独立した入射瞳を持っているので、対物光学系の
入射瞳の径の大きさに関係なく視差を大きくし得る。ま
た、複数の伝送系で別々に複数の像と瞳を伝送するので
はなく、共通の像伝送光学系で伝送するので、部品点数
を少なくできる。また、個々の像伝送光学系に製造誤差
が存在しても、共通の像伝送光学系で伝送するので、伝
送される複数の像間のばらつきを少なくできる。
下の(a)、(b)2つの方式があり、視差のある複数
の像を空間的に離れた位置に結像させる対物光学系と、
該対物光学系の複数の入射瞳、および、前記複数の像を
伝送する1本の像伝送光学系よりなり、この像伝送光学
系の伝送された像は最終的に1つ又は複数の撮像手段に
よって撮像される構成であり、具体的には次のようにな
る。
子とを有する立体視内視鏡において、対物光学系は並列
に配置された複数の光学系よりなり、互いに視差のある
複数の画像を結像し、像伝送光学系は1本の光軸に沿っ
て配置された光学系よりなり、前記対物光学系で結像し
た複数の画像を伝送することを特徴とする。
共に、像伝送光学系で伝送された像も空間的に分離され
ているので、撮像する撮像手段或は肉眼観察する接眼光
学系を介して立体視することが可能になる。撮像手段は
1つまたは複数の撮像素子を用いることができ、前記像
伝送光学系で伝送され、空間的に分離された複数の画像
を撮像することで立体視可能となる。
のある複数の像を空間的にほぼ一致した(重なりあっ
た)位置に結像させる対物光学系と、該対物光学系の複
数の入射瞳に対応する射出瞳および、前記複数の像を伝
送する1本の像伝送光学系よりなり、像伝送光学系で伝
送された像は最終的に1つ又は複数の撮像手段によって
撮像される構成であり、具体的には次のようになる。
子とを有する立体視内視鏡において、対物光学系は互い
に視差のある画像を取り込むための並列に配置された複
数の前群光学系と、像伝送光学系と同じ光軸となるよう
に配置され、前記複数の前群光学系からの光束をほぼ重
なりあった位置に結像する後群光学系とからなり、像伝
送光学系は前記後群光学系によって結像した互いに視差
のあるほぼ重なりあった複数の画像と前記対物光学系の
射出瞳とを伝送することを特徴とする。
共に、視差のある像をほぼ重なりあった位置に結ぶよう
にして伝送するので、リレー光学系を細径化できる。
する。以下、第1実施例から第9実施例は上記課題を解
決するための手段及び作用における(1)を実現する構
成であり、より具体的には(a)の機能を備えた実施例
である。つまり、内視鏡先端部に配置された複数の対物
光学系で互いに視差のある像を分離した位置に結像し、
互いに分離した像を共通となる1本の像伝送光学系で伝
送するものである。
り、図1は第1実施例を備えた立体視内視鏡装置の全体
構成を示し、図2は第1実施例の立体視内視鏡における
撮像光学系の構成を示す。
立体視するための撮像光学系を内蔵した第1実施例の立
体視内視鏡2と、この立体視内視鏡2に設けられた照明
光を伝送する照明光伝送手段に照明光を供給する光源装
置3と、この立体視内視鏡2に内蔵された撮像手段に対
する信号処理を行うカメラコントロールユニット4(以
下、CCUと略記する)と、このCCU4からの信号を
映像信号に変換するスキャンコンバータ5と、このスキ
ャンコンバータ5から出力される映像信号を表示するカ
ラーモニタ6と、このカラーモニタ6に表示される画像
を立体的に視認するためのシャッタ機能を有するシャッ
タメガネ27とから構成される。
る細長の挿入部11と、この挿入部11の後端に太径に
形成され、術者により把持される把持部12とを有す
る。この挿入部11は円管形状でステンレス等の金属等
からなる硬質の外套管で形成されている。つまり、この
立体視内視鏡2は硬性の挿入部11を有する硬性内視鏡
である。
に光源装置3から供給される照明光を伝送する照明光伝
送手段と、この伝送した照明光を照明窓から出射して対
象物側を照明する照明光学系とを有する共に、この照明
光学系で照明された対象物を立体視できるように視差の
ある2つの像を得る観察光学系を有する。なお、本明細
書ではこの観察光学系として光電変換する機能を備えた
撮像素子に視差のある2つの像を結ぶ作用を行う実施例
で主に説明しているので、撮像光学系ともいう。
が設けてあり、このライトガイド口金13に一端が着脱
自在で接続されるライトガイドケーブル14の他端のラ
イトガイドコネクタ15は光源装置3に着脱自在で接続
される。
るランプ16と、この白色光を集光するレンズ17とが
配置され、このレンズ17で集光された照明光はライト
ガイドコネクタ15の端面に照射され、この端面に照射
された照明光はライトガイドケーブル14内のライトガ
イドにより伝送され、ライトガイド口金13から立体視
内視鏡2内のライトガイド18側に伝送した照明光を供
給する。
は把持部12内で屈曲され、挿入部11内を挿通されて
いる。このライトガイド18は供給された照明光を伝送
し、挿入部11の先端部19に固定された先端面からさ
らに照明窓に取りつ付けた照明レンズ20を経て前方に
照明光を出射する。
て矢印で示す)29は先端部19内における照明窓に隣
接して配置した2つの観察窓にそれぞれ取り付けた対物
光学系21a、21bによって結像位置にそれぞれ光学
像(図2の符号7a,7b)を結ぶ。2つの対物光学系
21a、21bは同じ構成であり、出来るだけ特性が揃
った光学レンズを用いて構成することが望ましい。
a、21bは各光軸Oa,Obが挿入部11の中心軸と
平行で、この中心軸の両側に並列に配置され、両光軸O
a,Ob間の距離(間隔)はdだけ離間している。ま
た、両光軸Oa,Obは中心軸を通る直径方向に離間し
て配置され、従って中心軸に関して対称的な位置に配置
されている。このように互いの光軸が間隔d離れて並行
に配置された同じ構成の対物光学系21a、21bによ
って視差の大きな2つの光学像を結ぶことができるよう
にしている。
示すように分離した位置に像7a,7bを結び、これら
2つの像7a,7bは共通のリレー光学系22、つまり
1本の像伝送光学系或は像伝送手段により後方側に伝送
される。
に伝送され、最終的には把持部12内に配置した撮像素
子23の光電変換面(撮像面)に、2つの対物光学系2
1a、21bによる2つの像7a,7bと同じ像10
a,10bを分離して結ぶようにしている。例えば、図
1において、2つの対物光学系21a,21bにおける
離間する方向を左右方向とすると、撮像素子23の撮像
面には左右方向に2つの像10a,10bが分離して結
像されるようになっている。
方形状の撮像面を有し、この撮像面の縦或は横方向は2
つの対物光学系21a、21bの離間して配置される左
右方向と一致し、且つ撮像面の中心はリレー光学系22
の光軸上に一致するように配置される。
イド18はリレー光学系22の外側を(例えばリング状
にして)挿通しても良いし、図1に示すようにリレー光
学系22の左右方向とは直交する上下方向の一部を軸方
向に切り欠いて形成した切り欠き溝に収納するようにし
ても良い(図1では1つの切り欠き溝を示しているが、
切り欠き溝を上下方向に2つ形成しても良い)。このよ
うに切り欠き溝を形成することは製造コストを上げるこ
とになるが、原理的にはリレー光学系22における像伝
送に殆ど寄与しない部分を削除することになるので、像
伝送の機能を低下することなく、照明光の伝送を行うこ
とが可能になり、挿入部11を細径化できることにな
る。
きくできるので、このリレー光学系22の前端に、この
リレー光学系22の光軸から左右方向(水平方向)に偏
心して対向配置される2つの対物光学系21a、21b
の偏心量(光軸間距離d)、つまり視差を大きくでき、
立体視の機能を向上できることにもなる。さらに、2つ
の像の重なり(クロストーク)を減らす機能もある。
た出力部24と、その前方側の入力部25とで着脱自在
で分離できるようにしている。入力部25は2つの対物
光学系21a、21bとリレー光学系22からなる撮像
光学系(観察光学系)を有する。
とにより、撮像素子23が故障した場合の修理が容易に
なると共に、感度の高い撮像素子とか画素数の多い撮像
素子等に取り替えて性能を向上するとか、接眼アダプタ
を接続して肉眼で立体視することも可能にできるフレキ
シビリティのある構造にしている(接続部の構造として
は後述する図15に示す構造を採用できる)。
されて信号ケーブル26によってCCU4と接続され、
撮像素子23で光電変換された撮像信号に対する信号処
理が行われる。このCCU4で信号処理された画像信号
はさらにスキャンコンバータ5に入力され映像信号に変
換された後、カラーモニタ6に出力され、このカラーモ
ニタ6には2つの対物光学系21a、21bで結像され
た光学像に対応する2つの画像が交互に表示され、シャ
ッタメガネ27によりカラーモニタ6の画像を観察する
ことによって術者は立体的に視認することができる。
る撮像光学系、つまり2つの対物光学系21a,21b
とリレー光学系22の構成を示す。
では2つ)の独立した対物光学系21a,21bで互い
に視差のある像7a,7bを結像し、これら互いに分離
している像7a,7bを1本の像伝送光学系としてのリ
レー光学系22で伝送するものである。
学系21a,21bと、リレー光学系22を構成する例
えば3つのリレーレンズ系22a,22b,22cと、
光学像に対する光電変換機能を有する撮像素子23が配
置される。互いの光軸間隔がd(例えばd=4mm)だ
け離れて並行に配置された同じ構成の対物光学系21
a,21bによって視差のある2つの像7a,7bが空
間的に離れた位置(この場合には左右方向に離れた位
置)に結像される。
うに直列配置された同じ構成のリレーレンズ系22a,
22b,22cによって等倍リレーされる。つまり、リ
レー光学系22の光軸Oの左右両側に(この光軸Oから
左右に偏心して配置された対物光学系21a,21bに
よって)結像された像7a,7bはリレーレンズ系22
aによりその光軸Oの後方側の位置で、この光軸Oの右
左両側に像8a,8bをそれぞれ結び、これらの像8
a,8bはリレーレンズ系22bによりその光軸Oの後
方側の位置で、この光軸Oの左右両側に像9a,9bを
それぞれ結び、これらの像9a,9bはリレーレンズ系
22cによりその光軸Oの後方側の位置で、この光軸O
の右左両側に像10a,10bをそれぞれ結ぶ。
されており、像10a,10bを光電変換して出力す
る。この撮像面における2つの像10a,10bは重な
らないようにするマスキング手段が設けてある(後述す
る図4に示すように例えば対物光学系21a,21bの
結像面に視野絞り30を設けて視野を制限するものでも
良い。これに限定されるものでなく、例えばリレー光学
系22における結像位置に視野絞りを設けても良い)。
光軸Oは対物光学系21a,21bの光軸Oa,Obに
対して各々右、左に同じ量だけ偏心している。偏心量は
所望の視差の大きさ、すなわち立体感の大きさに合わせ
て選択することができ、本実施例では各々d/2(例え
ばd/2=2mm)である。
が、挿入部11の長さや径、光学系の明るさ等の仕様に
より,1回から十数回まで多様に設定できる。なお、図
2において、符号28a,28bは左右の対物光学系2
1a,21bの入射瞳の位置を示し、各入射瞳28a,
28bを通って入射された光で左右の像7a,7bが形
成される。各入射瞳28a,28bはリレー光学系22
を構成するリレーレンズ系22a,22b,22cによ
り伝送される。
伝送中、2つの瞳は左右にずれていても良いが、リレー
レンズ系22a,22b,22cを小型にするためには
重なり合わせた方がよい。そのためには2つの対物光学
系21a,21bはそれぞれテレセントリック光学系、
すなわち射出瞳が無限遠方に形成されるようになってい
ることが望ましい。
瞳28a,28bの中心間隔は対物光学系21a,21
bの光軸Oa,Obの間隔dにより決まり、その光学系
の明るさとは独立である。この実施例によれば、リレー
光学系22を共通にしたことにより、共通にしない場合
(第1の従来例)よりもレンズ調整の手間を極力省くこ
とができ、良好な立体観察を行うことができる。
物光学系21a,21bを離間して配置して視差のある
像を得ることができるので、共通の対物光学系を用いた
場合(第2の従来例)よりも視差を大きくでき、従って
より立体感が得られる機能を大きくできる。(第1の従
来例のように2つの光学系を並べた場合と同様な立体感
が得られる)。
品を少なくでき、且つ調整箇所も少なくでき、低コスト
化できると共に、従来例における2つの光学系を並べた
ものと同様に立体感のある像を得ることができることに
なる。
対称な1本の共通に使用されるリレーレンズ系22a,
22b,22cによって伝送しているので、伝送中にお
ける2つの像の質(倍率、MTF、像位置、色収差、色
づき等)にズレが発生することを少なくできる。
系22a等は個々に特性がばらついても、この実施例で
は左右の像を共通のリレーレンズ系22a等で像伝送を
行うので、個々のばらつきの影響を殆ど受けないように
できる。従って、この実施例で得られる左右の像は、ズ
レの少ない質のよい画像となる。
を行う場合には、画質が良く、十分な立体感が得られる
ので、直接患部等を観察している状態に近い観察状態の
画像を実現できるので、手術し易い環境を提供できる。
21bにより空間的に分離した位置に左右の像7a,7
bを結び、これら像7a,7bを共通のリレー光学系2
2により空間的に分離した位置に像を結ぶようにしてい
るので、新たに像を空間的に分離する像分離手段を用い
ることなく撮像素子等で立体視できる。
による最終像10a,10bを1つの撮像素子23によ
り撮像している。そのため出力部24はたいへん簡素化
された構造になり、軽量な立体視内視鏡を実現できる。
撮像素子(CCD,PCD,CMD,AMI,SITの
名称で一般に知られているもの)とか、撮像管(サチコ
ン、ビジコン、HARP管の名称で一般に知られている
もの)でも良い。また、イメージインテンシファイヤ等
を利用して感度を向上するようにしても良い。
を行うものでも良いし、2板あるいは3板カメラとして
構成することでカラー化してもよい。また、図2に示す
ようにリレーレンズ系22cによる最終像10a,10
bを共通の撮像素子23により撮像して、低コスト化及
び軽量化できるようにしている。
体感を得るには視差の大きさを可変とするように2つの
対物光学系21a,21bの互いの光軸間距離を可変と
すればよい。
2つの対物光学系21a,21bをリレーレンズ系22
a,22b,22cの光軸Oに対して垂直な左右方向に
互いに反対側に移動可能とするのがよい。ただしこの場
合は、対物光学系21a,21bの移動によりリレーレ
ンズ系22cによる最終像10a,10bも移動する
為、撮像素子23を固定した場合にはその撮像範囲内で
の移動に制限される。
であると説明したが、対物光学系21a,21bが離間
して配置される左右方向に長い長方形状のものを用いて
も良い。この場合には視差のある像を得る撮像範囲を実
質的に拡大できる。
ザイクフィルタ等の色分離フィルタを配置した撮像素子
23を用いてカラー撮像を行う同時式の照明及び撮像方
式を採用しているが、これに限定されるものでなく赤、
緑、青等の波長域の照明光を順次対象物側に出射する面
順次照明のもとで、色分離フィルタを有しない撮像素子
23で撮像して3原色等の色成分画像を得ることにより
カラー撮像を行う面順次撮像方式でも良い。
出力部24を接続する代わりに後述する図12(d)に
示す接眼アダプタ45′を装着して肉眼で立体視できる
ようにしても良い。この場合には、対物光学系21a,
21bによる左右の像7a,7bが左右の接眼レンズで
それぞれ観察できるようにリレー光学系22によるリレ
ー回数を偶数回に設定することが望ましい(図12
(d)ではリレー回数は4回である)。
通りである。表1及び他の表において、r1,r2,…,は各
面の曲率半径、d1,d2,…,は面間隔、n1,n2,…,は各レ
ンズの屈折率、ν1,ν2,…,は各レンズのアッベ数を表
す。
例を変形させたものであり、第1実施例と同様に互いに
視差のある像は対物光学系21a,21bによって空間
的に離れた位置に結像する。
における撮像光学系のリレーレンズ系22cの最終像1
0a,10b付近の構造を示す。最終像10a,10b
は2つの撮像素子23a,23bによってそれぞれ撮像
している。2つの撮像素子23a,23bにはそれぞれ
信号線(図示略)が接続され、図1のCCU4と内部構
成が一部異なるCCUに接続される。その他は第1実施
例の立体視内視鏡2と同様の構成である。
する信号処理を行うCCUとしては、例えば2つの撮像
素子23a,23bに対して同じ駆動信号を同時に印加
して、同時に読み出し、2つのフレームメモリにそれぞ
れ記憶するようにしても良いし、2つの撮像素子23
a,23bに対して同じ駆動信号を交互に印加して、交
互に読み出し、読み出した画像信号を2つのフレームメ
モリに交互に記憶するようにしても良い。
交互に記憶された画像信号はスキャンコンバータにより
交互に読み出され、カラーモニタ6に交互に表示され、
術者はシャッタメガネ27をかけてカラーモニタ6に表
示される像を観察することにより立体的に視認できる。
この第2実施例を備えた立体視内視鏡装置は図1の立体
視内視鏡装置1と殆ど同じ構成で実現できる。この第2
実施例の場合には撮像素子23a,23bのピント合わ
せをそれぞれ単独にできる利点があり、精密な調整を行
えば、共通の撮像素子23にした場合よりも質の高い画
像にできる。
きるが、この実施例の場合には左右の撮像素子23a,
23bを対物光学系21a,21bの移動に合わせて連
動して移動させることにより、共通の撮像素子23の場
合における撮像範囲に制約されない利点がある。
3であるので、その撮像範囲内で左右の像10a,10
bの移動範囲が制約されるが、この実施例によれば最終
像10a,10bが固定された場合の撮像範囲より逸脱
する(外れる)場合には、対物光学系21a,21bの
移動に連動して2つの撮像素子23a,23bを左右に
移動させることにより、最終像10a,10bを各撮像
素子23a,23bの撮像範囲内に維持できる。従っ
て、より立体感のある像が得られる立体視内視鏡を実現
できることも可能になるメリットがある。その他は第1
実施例と同様の効果を有する。なお、第2実施例のレン
ズデータは第1実施例と同じである。
り、図4は第3実施例における撮像光学系を示し、図5
は撮像素子23a,23bの配置の様子を拡大して示
す。この実施例では第2実施例と同様に2つの撮像素子
23a,23bを用いると共に、2つの撮像素子23
a,23bの受光面をリレー光学系22の光軸Oと垂直
ではなく、垂直方向から傾斜させて配置した。
22cで発生した図5に示す像面湾曲収差10cに合わ
せて2つの撮像素子23a,23bの受光面を傾斜させ
て配置することにより、湾曲収差による像の劣化を抑制
或は軽減するものである。
ペッツバールは正のため、対物光学系21a,21bに
よる像面がフラットでも、リレーレンズ系22a,22
b,22cによる伝送に際して、対物側に凹面を向けた
曲面上に曲がってしまう。
ズ系22a,22b,22cの光軸に垂直に配置したま
までは、片ボケが生じ易く、撮像面の全面にピントが合
った状態にすることは困難になる。
に、受光面を湾曲した像面の接面に合わせて傾斜させて
配置した。図5では受光面はリレーレンズ系22cの光
軸に垂直な面に対して、25.332゜傾斜させてい
る。この第3実施例によれば、第2実施例の効果を有す
る他に、さらに湾曲収差の少ない画像が得られる。尚、
第3実施例のレンズデータは表2の通りである。
2cのペッツバール和は正値であるので、対物光学系2
1a,21bのペッツバール和を負値にすることでリレ
ーレンズ系22cを経た最終像10a,10bの像面湾
曲収差を抑えるようにしても良い。
(a)は対物光学系及びリレー光学系による結像される
像及び像伝送による最終像をそれぞれ示し、図6(b)
は図6(a)の対物光学系及びリレー光学系を用いた場
合による最終像を示す。
a,21bのペッツバール和を負値にして後方側に凹と
なる像7a,7bが形成されるようにする(各像面のロ
ーカル曲率半径をRとする)と共に、フラットな像面の
像をリレーレンズ系22a,22b,22cで伝送した
場合における最終像10a,10bの像面のローカル曲
率半径R′の場合に対し、図6(b)に示すように撮像
素子23a,23bの受光面をローカル曲率1/R″=
1/R−1/R′の曲面の接面に配置することにより、
この変形例は第3実施例よりさらに像面湾曲収差の影響
を抑制している。なお、この場合に、1/R−1/R′
=0或は1/R−1/R′の絶対値が小さくなるように
しても良い。
学系を示す。リレーレンズ系最終像10a,10bをア
ダプタ光学系を構成するアダプタレンズ系32a,32
bによってさらに1回リレーして像36a,36bを結
び、これらの像36a,36bをそれぞれ撮像素子33
a,33bで撮像している。
部34a,34bと、レンズ部35a,35bとから構
成されており、ミラー部34a,34bでは光束を外側
へ並行に移動(本実施例では例えば移動量Lは6mm)
させ、レンズ部35a,35bでは任意の倍率でリレー
レンズ系最終像10a,10bを再結像する作用を持
つ。
ンズ系22cの光軸に対して、ミラー部34a,34b
による並行移動分を除いて、d/2(2mm)だけ偏心
している。
の並行移動距離とレンズ部35a,35bでの倍率を適
当に設定することによって、任意のサイズの撮像素子3
3a,33bに対して最適な像36a,36bを得るこ
とができる。
ズの撮像素子33a,33bを使うことが可能になるの
で、サイズに応じて画素数の大きいものが使用でき、解
像度が高い良好な立体観察像を得ることができる。その
他は第2実施例と同様の効果を有する。この実施例のレ
ンズデータは表3の通りである。
学系を示す。この実施例は第4実施例を改良したもので
ある。リレーレンズ系最終像10a,10bを1本のレ
ンズ系で構成される共通のアダプタ光学系32によって
さらに1回リレーして像36a,36bをそれぞれ結
び、撮像素子33a,33bで撮像している。アダプタ
光学系32はリレーレンズ系22a,22b,22cと
同じ光軸となるように配置されたレンズ系から構成され
ており、任意の倍率でリレーレンズ系最終像10a,1
0bを再び結像し、その結像位置に撮像素子33a,3
3bを配置している。
ー部を持たない分、簡素な構成にでき、しかも第4実施
例の作用効果を有する。つまり、アダプタ光学系32の
倍率を任意に設定することで、任意のサイズの撮像素子
33a,33bに対して最適な像36a,36bを得る
ことができる。
レーレンズ系22a,22b,22cとアダプタ光学系
32により発生した像面湾曲収差に合わせて、撮像素子
33a,33bの受光面を傾斜させ、像の劣化を抑制し
ている。図8では受光面はリレーレンズ系22cの光軸
に垂直な面に対して、11.902゜傾斜して配置され
ている。この実施例のレンズデータは表4の通りであ
る。
学系を示す。リレーレンズ系最終像10a,10bをア
ダプタ光学系32を形成するアダプタレンズ系32a,
32bによってさらに1回リレーし、撮像素子33a,
33bで撮像している。アダプタ光学系32は2つの傾
いた同じ構成のアダプタレンズ系32a,32bで構成
され、一方のレンズ系32bと撮像素子33bはリレー
レンズ系22cの光軸からd/2(=2mm)だけ並行
に偏心した後、レンズ系32bの光軸がリレーレンズ系
22cの最終像10bと交わった点を中心に10.07
6゜傾斜している。2点鎖線で図すレンズ系32aもリ
レーレンズ系22cの光軸の反対側に同様に傾斜して配
置されている。
部を持たず、アダプタ光学系の倍率を任意に設定するこ
とで、任意のサイズの撮像素子に対して最適な像36
a,36bを得ることができる。つまり第5実施例とほ
ぼ同様の効果を有する。この実施例のレンズデータは表
5の通りである。
光学系の主要部を示す。リレーレンズ系最終像10a,
10bをアダプタ光学系32によってさらに1回リレー
し、同じ位置に結像し、この結像位置に共通の撮像素子
33を配置した構成にしている。
終像10a,10bをそれぞれレンズ37a,37b、
プリズム37c,37dからなる光軸間隔を広げる手段
を経てシャッタ手段37e側に導き、一方が遮光状態の
時に、他方を透過状態にするようにして対向するレンズ
37f,37g側に導く。このシャッタ手段37eの一
方の側に対向配置したレンズ37fを経た光束はプリズ
ム37h,ハーフプリズム37i,レンズ37jを経
て、撮像素子33が配置された位置に像36aを結ぶ。
向配置したレンズ37gを経た光束は光学素子37k,
ハーフプリズム37i,レンズ37jを経て、撮像素子
33が配置された位置に像36bを結ぶ。
6bは同じ位置に結像され、これを1つの撮像素子33
で撮像している。そして、アダプタ光学系32の途中に
シャッタ手段37eを配置して、撮像素子33に2つの
像が同時に結像しないように交互に光束を遮断する構成
にしている。本実施例の場合、1つの撮像素子33で済
み、低コスト化できるという利点がある。その他は第4
実施例と同様の効果を有する。
光学系の構成を示す。図11(a)は平面図で対物光学
系を示し、図11(b)は側面図で対物光学系を示して
いる。この実施例は斜め前方を視野とする斜視対物光学
系39a,39bで対物光学系を構成したものである。
反射プリズム40a,40bを用いて、斜め前側から入
射される光束を反射してリレー光学系22(図10では
リレーレンズ系22aの一部のみを示す)の光軸Oに平
行な方向に変換している。この実施例では視野方向は挿
入部の長手方向(リレー光学系22の光軸方向)に対し
て45゜である。反射プリズム40a,40bは2つ別
体でも1つで一体にしたものでも良い。
いし第6実施例のいずれの構成を用いても良い。この実
施例は視野方向が異なることを除くと、第1ないし第7
実施例と同様な効果を有する。この第8実施例のほか
に、視野方向は反射プリズム40a,40bの角度を変
えることで種々変えることができる。また、対物光学系
部分を交換可能に構成すれば、この対物光学系のみの交
換で種々の視野方向、視野角、視差が得られるようにで
きる。
の変形例におけるユニット構成を示す図である。図12
(a)に示す第9実施例の立体視内視鏡41では対物光
学系ユニット42、リレー光学系ユニット43、アダプ
タ光学系ユニット44、撮像素子ユニット45から構成
されている。
った対物光学系21a,21bを内蔵し、リレー光学系
ユニット43は同じ構成のリレーレンズ系22a,22
b,22c,22dを内蔵し、アダプタ光学系ユニット
44は共通となるアダプタ光学系32を内蔵し、撮像素
子ユニット45は特性の揃った撮像素子33a,33b
を内蔵している。
2(b)のようになる。対物光学系ユニット42にはラ
イトガイド18の先端側部分と照明レンズ20を内蔵
し、リレー光学系ユニット43はライトガイド18の中
間部分を内蔵し、アダプタ光学系ユニット44はライト
ガイド18の後端側部分を内蔵し且つライトガイド口金
13が設けてある。
ト43内のリレーレンズ系22a,22b,22c,2
2dは例えば(対物光学系21a,21bが配置された
左右方向に垂直な方向となる例えば下部側が長手方向に
切り欠かれて、ライトガイド18を収納するスペースを
確保し、挿入部を細径化している。また、アダプタ光学
系ユニット44内のアダプタ光学系32もライトガイド
口金13側を切り欠いている。
リレー光学系ユニット43の先端に対物光学系ユニット
42を接続し、リレー光学系ユニット43の後端にアダ
プタ光学系ユニット44の先端を接続し、このアダプタ
光学系ユニット44の後端に撮像素子ユニット45を接
続して立体視内視鏡41が構成される。
特性が異なるものを組み合わせることにより、異なる特
性の立体視内視鏡41を簡単に実現できる。このため、
ユーザに対し、異なる特性の立体視内視鏡41を提供で
き、ユーザは使用目的に適したものを選択できる。
25と出力部24の境界はリレー光学系ユニット43の
後端とアダプタ光学系ユニット44の先端との接続部が
該当する。
アダプタ光学系ユニット44部分以降で太径になってい
るが、図12(c)に示すようにリレー光学系ユニット
43の後端側を太径にしてこの後端付近にライトガイド
18の後端側部分を内蔵し、且つライトガイド口金13
を設ける構造にしても良い。
系ユニット44にはライトガイド18を内蔵しなくて済
むのでその構造が簡単になる。また、この変形例の構造
の場合にはアダプタ光学系ユニット44を使用せずに直
接、撮像素子ユニット45をリレー光学系ユニット43
に取り付ける構成にしても良く、この場合には第2実施
例の構成になり、さらに撮像素子ユニット45として、
共通となる1つの撮像素子を内蔵した場合には第1実施
例の構成になる。
に組み合わせの自由度が大きくなり、さらに特性の異な
る立体視内視鏡41を簡単に実現できる。また、図12
(d)に示すようにリレー光学系ユニット43の後端に
接眼アダプタ45′を接続することにより、肉眼で立体
視できる立体視内視鏡を構成することもできる。
は、リレー光学系ユニット43による最終像をそれぞれ
プリズムと、術者の両眼の間隔に対応する接眼窓に取り
付けた接眼レンズ45″a,45″bを介して拡大観察
できる構造にしており、対物光学系21a,21bによ
る左右の像を左右の接眼レンズ45″a,45″bを介
してそれぞれ立体視できるようにしている。
るため接眼アダプタ45′はこれを正立化する手段とし
てレンズ45′a、45′bを設け、接眼レンズ45″
a,45″bの前に正立像を形成している。レンズ4
5′a、45′bを設ける代わりに光軸間隔を広げるた
めの2つのプリズムをホログラム等の像を反転させるプ
リズムとしても良い。
図12(a)のリレー光学系ユニット43に接続できる
構造にしても良いし、以下に説明する図13に示す変形
例に対しても接続できる構造にしても良い。
形例を示す。図13(a)に示す第2の変形例は、図1
2(a)において、アダプタ光学系32と撮像素子33
a,33bとを一つのユニットとしてのアダプタ光学系
・撮像ユニット46で構成している。
3(a)において、更に対物光学系21a,21bとリ
レー光学系22とを一つのユニットとしての対物光学系
・リレー光学系ユニット47で構成している。図13
(c)に示す第4の変形例は、図12(a)において、
リレー光学系22とアダプタ光学系32を一つのユニッ
トとしてのリレー光学系・アダプタ光学系ユニット48
で構成している。
される各種ユニットのより具体的な構成を示す。図14
(a)は視野角70゜の対物光学系ユニット42を示
し、図14(b)は視野角40゜の対物光学系ユニット
42を示し、これらを付け替えてリレー光学系ユニット
43に接続することで所望の視野角が得られる。
は雄ネジが形成してあり、この雄ネジは、リレー光学系
ユニット43の外套筒先端の雌ネジに螺合により着脱自
在で接続できる。また、対物光学系ユニット42の外套
筒の後端には凸部が設けてあり、リレー光学系ユニット
43の外套筒の先端側内周面を切り欠いた段差面に当接
させることにより長手方向の位置決めを行うことができ
る。なお、両外套筒は同じ外径であり、接続した場合に
おける挿入部に段差が発生しない。
対物光学系ユニット42の外套筒の後端付近に位置決め
用マーク及びネジ孔が設けてあり、このマークをリレー
光学系ユニット43の外套筒の先端の位置決め用マーク
に合わせると両ネジ孔が連通する状態に設定でき、図示
しないネジで固定することができる。
の後端側には対物光学系ユニット42の外装筒の後端側
と同様な接続手段或は接続機構が設けてあり、アダプタ
光学系ユニット44の外套筒の先端に着脱自在で接続す
ることができる。
物光学系ユニット42を示す。図14(c)において、
反射プリズム40を替えることにより種々の視野方句の
斜視の対物光学系ユニット42を構成できる。なお、図
14(d)は図14(c)の後端側からみた様子を示
し、左右に1対の対物光学系39a,39bが配置され
ている。
ユニット42であり、2つの対物光学系21a,21b
の光軸を近づけて、光軸間の距離d′はd′<dであ
る。この構造にした場合には、立体感を得る機能は低下
するが、中心軸側に配置したことにより他の内蔵物等を
挿通するスペースを確保できるので、例えばライトガイ
ドの断面積を大きくすることができ、照明光量を増大で
き、明るい画像が得られる。
距離及び視野角に応じて、必要に応じ、撮像素子ユニッ
トとかアダプタ光学系ユニットを交換することにより同
値に合わせた最適な立体視内視鏡を提供することができ
る。
を示す。このリレー光学系43の後端はアダプタ光学系
ユニット44の先端に着脱自在で接続できる。また、こ
のアダプタ光学系ユニット44の後端は撮像ユニット4
5に着脱自在で接続できる。また、リレー光学系ユニッ
トとして例えば図15(b)に示すようにリレー回数を
2回にしたリレー光学系ユニット43を用いても良い。
さらに、体腔内に挿入される挿入長等に応じてリレー回
数の異なるリレー光学系ユニットを用いることもでき
る。
とを一体化した対物光学系・リレー光学系ユニット47
の構成を示す。また、図15(d)は図15(c)の変
形例で、リレー光学系のリレー回数を2回にしたユニッ
トを示す。リレー光学系のリレー回数はこの他にも種々
のものが用意でき、必要に応じて挿入部の長さの違うも
のを選択できる。
記課題を解決するための手段及び作用における(b)の
構成の実施例であり、内視鏡先端部に配置された対物光
学系の複数の前群光学系で互いに視差のある像を取り込
み、1つの後群光学系で複数の像をほぼ一致した位置に
結像する。そして、これらほぼ重なりあった像を共通の
後群光学系と、この後群光学系と光軸が一致する共通の
像伝送光学系で伝送するものである。
像光学系を示す。物体側から順に、物体側開口部が2つ
に分離された対物光学系51、リレーレンズ系52a,
52b,52c、アダプタ光学系50、撮像素子53
a,53bが配置されている。対物光学系51は互いの
光軸間隔がd(=4mm)だけ離れて並行に配置された
同じ構成の前群光学系(単に前群と略記)54a,54
bと1つの同じ光軸となるように配置された後群光学系
(単に後群と略記)55によって構成されており、視差
のある2つの像56a,56bが空間的にほぼ一致した
位置に結像される。
し、互いに同じ光軸となるように直列に配置された同じ
構成の(例えば3つの)リレーレンズ系52a,52
b,52cによって等倍リレーされる。
系52aにより、このリレーレンズ系52aの後方の殆
ど同じ位置に像57a,57bを等しい大きさで結び、
これらの像57a,57bはリレーレンズ系52bによ
り、このリレーレンズ系52bの後方の殆ど同じ位置に
像58a,58bを等しい大きさで結び、これらの像5
8a,58bはリレーレンズ系52cにより、このリレ
ーレンズ系52cの後方の殆ど同じ位置に像59a,5
9bを等しい大きさで結ぶ。
系52a,52b,52cの光軸とは同じ軸上にあり、
この光軸と前群54a,54bの光軸とは左右に各々偏
心している。
大きさに合わせて選択することができ、本実施例では各
々d/2(=2mm)である。また、前群54a,54
bと後群55との間はアフォーカル光束でなくてもよい
が、小型化のためにはこの部分をアフォーカル光束と
し、対物光学系によって結像した像をほぼ重ねた方がよ
い。
鏡で必要とされる画角は大きい。また、前述のように前
群54a,54bは、アフォーカルに近い方が良いとい
う条件からまた、非共通の部分が少ない方が良いという
条件から前群54a,54bは物体側から凹群と凸群の
2群構成とするのが良い。
複数の像をほぼ重ねたほうが、リレー光学系を細径化で
きるため、対物光学系51の射出瞳はほぼ無限遠にする
のが良い。このため、対物光学系51の後群55の前側
焦点位置が瞳位置となるため、物体から前群54a,5
4bへ入る光束が、うまく後群55に伝わるためには、
前群54a,54bの射出瞳と一致していることが好ま
しい。具体的には前群54a,54bの最終面が、後群
55の前側焦点位置よりも像側に配置するのが好まし
い。
が、内視鏡挿入部の長さや径、光学系の明るさ等の仕様
により通常1回から十数回まで多様に選択設定できる。
視差の大きさ、すなわち左右の入射瞳の中心間隔は対物
光学系51の前群54a,54bの光軸間隔dにより決
まり、光学系の明るさとは独立である。
と同じく、視差のある2つの像56a,56bは軸対称
な1本のリレー光学系によって伝送しているので、伝送
中2つの像の質(倍率、MTF、像位置、色収差、色づ
き等)に誤差を発生することが少ない。
系51に左右で非共通の部品が少なくなっている。従っ
て、レンズ調整の手間を極力省くことができ、良好な立
体観察像を得ることができる。
り合った位置の像をリレー光学系で伝送する構成である
ので、前群54a,54bそれぞれを例えば左右方向が
短軸で、縦(垂直)方向が長軸となる長円形のレンズ系
で構成し、瞳も長円形とすることにより、視差や明るさ
等を劣化させることなく対物光学系及びリレー光学系を
細径化することが可能になる。この場合には、挿入部を
その先端から後端側まで細径化でき、挿入使用できる適
用範囲を拡大できる。また、腹部等に挿入部を挿入する
ための孔を小さいもので良くなるので、患者に与える苦
痛を軽減できる。なお、他の実施例においても、長円形
のレンズ系で対物光学系を構成するようにしても良い。
像59a,59bがほぼ同じ位置にあるためこれを何ら
かの手段で分離する必要がある。これを行うのが瞳分割
結像手段である。
する手段と、この瞳の部分光束を結像して複数の視差の
ある像を空間的に分離して結像させる手段が必要であ
る。具体的には、これを行うのがアダプタ光学系50で
あり、リレーレンズ系52cと同じ光軸となるように配
置された瞳結像レンズ系61、ミラー部62a,62
b、結像レンズ系63a,63bから構成されている。
a,52b,52cによって伝送された対物光学系51
の2つの瞳を空間的に離れた位置に結像させる。ミラー
部62a,62bでは2つの瞳の光束を外側に並行移動
(本実施例では移動量6mm)させ、結像レンズ系63
a,63bはそれぞれ撮像素子53a,53bに像64
a,64bを結像する作用を持つ。
ーレンズ系22cの光軸に対して、ミラー部62a,6
2bによる並行移動分を除いて、d/2(=2mm)だ
け偏心している。なお、ミラー部62a,62b及び結
像レンズ系63a,63bはそれぞれ片側のみ図示して
ある。
ように瞳位置及びその共役位置のうち任意の瞳面(本実
施例では瞳結像レンズ射出瞳面)に明るさ絞り79を設
けて光束を制限するのがよい。
の並行移動距離とアダプタ光学系50の倍率を適当に設
定することによって、任意の大きさの撮像素子53a,
53bに対して最適な像64a,64bを得ることがで
きる。
は図16のように紙面内でも、また紙面に垂直な方向で
も任意の方向でもよい。また、結像レンズ系63a,6
3bの焦点距離を変更することでも倍率を変更できる。
体感を得るには視差の大きさを可変とするように2つの
前群54a,54bの互いの光軸間距離dを可変とすれ
ばよい。この場合、先端部の小型化のためには2つの前
群54a,54bをリレー光学系の光軸に対して垂直に
互いに反対方向に移動可能とするのがよい。
移動により対物光学系の射出瞳が移動するため、リレー
レンズ系52a,52b,52c以降の光学系で光束が
けられないように各レンズの有効径を大きめにしておく
等の注意が必要がある。その他は第1実施例と同様の作
用及び効果を有する。この実施例のレンズデータは表6
の通りである。
0実施例を変形した構成であり、互いに視差のある像は
対物光学系によって空間的にほぼ一致した位置に結像す
る。また、これらはすべて対物光学系51を、従来の瞳
を分割するタイプの立体視内視鏡の対物レンズと交換可
能に構成できる。
像光学系を示し、リレーレンズ系最終像59a,59b
をアダプタ光学系50によってさらに1回リレーして像
64a,64bを結び、撮像素子53a,53bで撮像
している。
2cと同じ光軸となるように配置された瞳結像レンズ系
61、結像レンズ系63a,63bから構成されてい
る。結像レンズ系63a,63bの光軸はリレーレンズ
系22cの光軸に対して、1.25d(=5mm)だけ
偏心している。
る。 本実施例ではアダプタ光学系50内にミラー部を
持たない分、第10実施例より簡素であり、第10実施
例と同じくアダプタ光学系50の倍率を任意に設定する
ことで、任意の撮像素子に対して最適な像64a,64
bを得ることができる。瞳結像レンズ系61によって分
割される2つの瞳間の距離は、この瞳結像レンズ系61
の焦点距離を調整することで変えることができる。その
他は第10実施例と同様の作用及び効果を有する。この
実施例のレンズデータは表7の通りである。
像光学系を示し、対物光学系51の前群54a,54b
が物体側に凹面を持つ1つのメニスカスレンズ65a,
65bから構成されている。本実施例の場合、前記第1
1実施例に比べてさらに左右光路非共通の部分が減って
いるため、2つの像の質の間に誤差が少ない。この実施
例のレンズデータは表8の通りである。
レンズ65a,65bを1体で成形加工したレンズ65
とすることにより、対物光学系51から瞳結像レンズ系
61までの間で左右誤差を実用上問題にならないレベル
まで下げることができ、レンズ調整の手間が省け好まし
い。その他は第11実施例と同様の作用及び効果を有す
る。
面断面図、図19(b)は図19(a)の側面方向から
見た側面図、図19(c)及び図19(d)は図19
(a)の正面方向及び背面側からそれぞれ見た正面図及
び背面図である。
像光学系を示し、リレーレンズ系最終像59a,59b
をアダプタ光学系50によってさらに1回リレーする。
アダプタ光学系50はリレーレンズ系52cと同じ光軸
であるため、リレーされた像64a,64bはほぼ同じ
位置に結像され、これを共通となる1つの撮像素子53
で撮像している。
と結像レンズ系63との間にはシャッタ66があり、撮
像素子53に2つの像が同時に結像しないように交互に
光束を遮断する。本実施例の場合、1つの撮像素子53
で済むという利点がある。その他は第12実施例と同様
の効果を有する。この実施例のレンズデータは表9の通
りである。
像光学系の主要部を示す図で、第13実施例と同じくア
ダプタ光学系50はリレーレンズ系52cと同じ光軸で
あるため、リレーされた像64a,64bはほぼ同じ位
置に結像され、これを1つの撮像素子53で撮像してい
る。
面の直前にはレンチキュラーレンズ67が配置されてお
り、撮像素子53の1列又は1行おきに、左右の画像を
結像させることでこれにより2つの像を分離して撮像し
ている。本実施例の場合にも1つの撮像素子53で済む
という利点がある。その他は第13実施例と同様の効果
を有する。なお、この実施例のレンズデータは第13実
施例と同じである。
物光学系の一部を示す図で、対物光学系に斜視対物光学
系70を用いた場合の実施例である。本実施例の場合、
視野方向は内視鏡長手方向(リレーレンズ光軸方向)に
対して30゜である。前群54a,54bを形成する反
射プリズム68a,68bおよび69a,69bはそれ
ぞれ2つ別体でも1つで一体になっていてもよい。
おける対物光学系の一部を示す図で、第15実施例と同
じく斜視対物光学系70を形成している。この変形例の
場合、視野方向は内視鏡長手方向(リレーレンズ光軸方
向)対して70゜である。反射プリズム68a,68b
および69a,69bはそれぞれ2つ別体でも1つで一
体になっていてもよい。
野方向は反射プリズム68a,68b、69a,69b
の角度を変えることで種々変えることができる。従っ
て、前群部分を交換可能に構成すれば、この前群のみの
交換で種々の視野方向あるいは視野角が得られるように
できる。もちろん、対物光学系全体を交換可能に構成し
ても同様の効果は得られる。その他は第10実施例と同
様の効果を有する。
像光学系を示す図で、第15実施例と同じく斜視対物光
学系70を用いた場合の実施例である。本実施例の場
合、視野方向は内視鏡長手方向(リレーレンズ光軸方
向)に対して45゜である。反射プリズム71は1つで
左右一体になっている。
15実施例まででは、2つに分離された前群54a,5
4bの光学系が採用されていたが、この実施例では共通
の光学素子としての反射プリズム71を用いて2つに分
離された前群54a,54bと同じ機能をする前群54
を形成している。
のパワー要素としての負レンズ系72a,72bと正の
パワー要素としての正レンズ系73a,73bとは左右
それぞれ左右に偏心して配置された構成にされており、
かつ図示のごとく回転可能となっている。したがって、
対物光学系の2つの入射瞳の配列方向、すなわち視差の
方向(図24中のdの方向)が変化でき、物体を多方向
から立体視観察するのにたいへん有効である。
瞳結像レンズ系61の射出瞳もその回転に伴って回転す
る。図24に示す実施例ではアダプタ光学系50として
は第11実施例と同じ構成を採用した場合の例を示して
おり、結像レンズ系63a,63bおよび撮像素子53
a,53bが前記回転に同期して光束がけられないよう
に回転する。
71の角度を変えることで視野方向が変化でき、負レン
ズと正レンズの焦点距離の組み合わせを変えることで視
野角が変化でき、左右の負レンズと正レンズの光軸間隔
を変えることで視差の大きさを変えることができる。
適用できるが、上記のように前群54の回転に伴い、瞳
結像レンズ系61の射出瞳もその回転にともなって回転
するため、左右別光軸を持つ部分、例えば図16の第1
0実施例の場合にはミラー部62a,62b、結像レン
ズ系63a,63b、撮像素子53a,53b等をこれ
と同期して回転する必要がある。その他は第10実施例
と同様の効果を有する。
で、負レンズ系72a,72bと正レンズ系73a,7
3bを含む前群54が反射プリズム71の物体側に配置
されている場合の実施例である。
群54部分での回転部が1箇所(この場合、反射プリズ
ム71の物体側)に集中できるため、構成が簡単であ
る。また、図25では第13実施例と同じ構成のアダプ
タ光学系50を用いた場合の例を示しており、シャッタ
66の開口部が前記回転に同期して光束がけられないよ
うに回転する。このとき、他の部品、結像レンズ63や
撮像素子53等もシャッタ66と共に回転してもよい。
構成を示す図である。図26(a)では前群54a,5
4bを内蔵した前群ユニット81と、後群55とリレー
レンズ系52a,52b,52cと瞳結像レンズ系61
を内蔵した後群・リレーレンズ系・瞳結像レンズ系ユニ
ット82と、結像レンズ系63a,63bを内蔵した結
像レンズ系ユニット83と、撮像素子53a,53bを
内蔵した撮像素子ユニット84から構成されている。な
お、図1に示した入力部25と出力部24の境界は後群
・リレーレンズ系・瞳結像レンズ系ユニット82と、結
像レンズ系ユニット83との接続部が該当する。
結像レンズ系63a,63bと撮像素子53a,53b
とを一つのユニットにした結像レンズ系・撮像素子ユニ
ット85を用いた構成にしている。
前群ユニット81における前群54a,54bと後群・
リレーレンズ系・瞳結像レンズ系ユニット82における
後群55とを合わせて対物光学系ユニット86と、リレ
ーレンズ系52a,52b,52cと瞳結像レンズ系6
1を内蔵したリレーレンズ系・瞳結像レンズ系ユニット
87と、図26(b)と同様に結像レンズ系・撮像素子
ユニット85とを用いた構成にしている。
54a,54bと後群55)とリレーレンズ系52a,
52b,52cと瞳結像レンズ系61とを一つのユニッ
トとた対物光学系・リレーレンズ系・瞳結像レンズ系ユ
ニット88と、結像レンズ系・撮像素子ユニット85を
用いて構成している。
ズ系52a,52b,52cとを一つのユニットとした
対物光学系・リレーレンズ系ユニット89と、瞳結像レ
ンズ系61と結像レンズ系63a,63bと撮像素子5
3a,53bとを一つのユニットとした瞳結像レンズ系
・結像レンズ系・撮像素子ユニット90とを用いて構成
している。
群55とリレーレンズ系52a,52b,52cとを一
つのユニットとした後群・リレーレンズ系ユニット91
と、瞳結像レンズ系・結像レンズ系・撮像素子ユニット
90とを用いて構成している。
a,52b,52cを一つのユニットにしたリレーレン
ズ系ユニット92と、対物光学系ユニット86と、瞳結
像レンズ系・結像レンズ系・撮像素子ユニット90とを
用いて構成している。なお、図26(b)ないし(g)
では各ユニット内のレンズ系の符号を省略して示してい
る。図26(a)ないし(g)に対しても、図12
(d)で示した接眼アダプタ45′を接続できる構造に
しても良い。
構成を説明する図である。図27(a)は共通な前群5
4を用いた前群ユニット81であり、これを取り付けた
場合には従来の瞳を分割するタイプの立体視内視鏡を構
成できる。
ト81、図27(c)は視野角40゜の前群ユニット8
1であり、これらを付け替えることで所望の視野角がえ
られる。
の前群斜視ユニット81を示し、図27(e)は図27
(d)の後方から見た図である。反射プリズム71を替
えることにより種々の視野方向の前群斜視ユニット81
を構成できる。
ト81であり、2つの前群54a,54bの光軸を近づ
けて、他の光軸間距離dより小さい距離d′にしてい
る。図27(a)から(f)において、前群54a,5
4bからの光束をほぼアフォーカル光束にすれば、ユニ
ット交換時のピントずれや像ずれを抑えることができ
る。
す。図28(a)は同じ光軸となるように配置された前
群54と後群55からなる対物光学系ユニット86であ
り、これを用いた場合には従来の瞳を分割するタイプの
立体視内視鏡を構成することもできる。図28(b)は
視野角70゜の前群54a,54bを有する対物光学系
ユニット86、図28(c)は視野角40゜の前群54
a,54bを有する対物光学系ユニット86であり、こ
れらをつけ変えることで所望の視野角が得られる。
光学系ユニット86である。図28(e)は図28
(d)の正面図である。反射プリズム71を変えること
により種々の視野方向の斜視対物光学系ユニットを構成
できる。なお、図28(e)ではライトガイドを省略し
ている。
ユニットであり、2つの前群54a,54bの光軸を近
づけて光軸間距離d′を例えば28(b)等の場合のd
より小さくしている。
a,52bと瞳結像レンズ系61等を含むユニットの構
成を示す。図29(a)は後群55とリレーレンズ系5
2a,52bと瞳結像レンズ系61とを含む後群・リレ
ーレンズ系・瞳結像レンズ系ユニット82、図29
(b)はリレーレンズ系52a,52bと瞳結像レンズ
系61とを含むリレーレンズ系・瞳結像レンズ系ユニッ
ト87、図29(c)は後群55とリレーレンズ系52
a,52bとを含む後群・リレーレンズ系ユニット9
1、図29(d)はリレーレンズ系52a,52bから
なるリレーレンズ系ユニット92である。リレーレンズ
系のリレー回数は種々のものが使用でき、必要に応じて
挿入部の長さの違うものを選択できる。この第18実施
例における各ユニットの構成は第10ないし第17実施
例の光学系の一部を採用して構成することができる。
に適した構成の立体視内視鏡を選択使用できる。その他
は第10実施例ないし第17実施例の効果を有する。
記課題を解決するための手段及び作用における(1)の
構成を用いた実施例であり、対物光学系で取り込まれた
互いに視差のある複数の像を共通の像伝送光学系で伝送
し撮像したものを、選択的に表示手段に表示することに
より観察者に最適な立体像を提供するものである。
えた立体視内視鏡装置101の構成を示す図で、第19
実施例の立体視内視鏡102を用いて手術している状況
で示す。図30(b)は立体視内視鏡102の先端面か
ら見た対物光学系121の配置を示す。
る複数の像を撮像する撮像手段を内蔵した立体視内視鏡
102と、この撮像手段に対する信号処理を行うCCU
103と、このCCU103に接続され、映像信号を分
配する分配器104と、この分配器104により分配さ
れた映像信号を表示する複数の表示手段としてのカラー
モニタ105、ヘッドマウンテッドディスプレイ(HM
Dと略記)106、107とから構成される。
性の挿入部111は患者の腹部112の孔113から患
部114に向かって挿入されている。また、2人の術者
115、116はそれぞれHMD106、107を頭部
に装着して患部114を立体視で観察し、処置具11
7、118を用いて処置を行っている。処置具117、
118は腹部112の別の穴から挿入しても、立体視内
視鏡102のチャンネルを通して挿入してもよい。
見学者等)がカラーモニタ105をシャッタめがね12
0を装着して観察することで同じ患部114を立体視で
観察している。
光学系121、リレー光学系122、アダプタ光学系1
23、撮像手段124で構成されている。
のある3つ以上の像は1本(または複数)のリレー光学
系122で伝送され、アダプタ光学系123により、撮
像手段124を構成する各撮像素子に空間的(あるいは
時間的)に分離して結像される。撮像手段124によっ
て光電変換された各像の電気信号はCCU103により
映像信号に変換され、さらに分配器104によって任意
の2つ像の信号に分けられ、表示手段となるカラーモニ
タ105、HMD106、107によって表示される。
アダプタ光学系123にこれまで示してきた種々の光学
系を組み合わせて使用することで、各術者および観察者
に合った最適な立体像を提供できる点に効果が大であ
る。
11に内蔵された1本のリレー光学系122で伝送する
ことにより腹部112の孔113が一つですみ、患者の
負担を軽減できる。
(b)に示すように、挿入部111の中心軸から60°
の角度で中心軸から離間した一定距離の位置に6つの対
物レンズ系121a〜121fを配置した構成にしてい
る。これらの対物レンズ系121a〜121fによる6
つの像は、共通のリレー光学系122と、例えば3つの
アダプタレンズ系で構成されたアダプタ光学系123を
経て撮像手段124を構成する例えば6つの撮像素子で
撮像されるようにしている。
21aと121dによる像を選択して、視差の大きい立
体像を得ることもできるし、対物レンズ系121bと1
21eとによる像を選択することにより60°異なる方
向からの視差の大きい立体視も可能であるし、さらに対
物レンズ系121cと121fとによる像を選択するこ
とにより120°異なる方向からの視差の大きい立体視
も可能である。
は小さくなるが、例えば対物レンズ系121aと121
c、或は対物レンズ系121aと121eとによる像等
を選択することにより色々な方向から立体感のある像を
得ることも可能になる。
の表示デバイス側に分配される2つの像を、その表示デ
バイスを使用している術者115が赤外線とか超音波等
を用いたワイヤレス等のリモートコントロール装置によ
り遠隔的に選択できる遠隔的表示選択手段を設けるよう
にしても良い。
aと121d)の視差方向を基準として、それとは異な
る視差方向の対物レンズ系(例えば121bと121
e)による像を選択した場合にはその視差方向の変更角
(この例の場合には60°)を、その表示デバイス内に
表示して、術者115等はどの方向(方位)から観察し
ているかを簡単に分かるように、観察方向(方位)表示
手段を設けるようにしても良い。
30ではn=6)個の対物像を1本のリレー光学系12
2で伝送しているが、n−i本のリレー光学系で伝送す
るようにしても良い(ここで、i=1ないしn−1)。
視鏡131の構成を示す。図31(a)は立体視内視鏡
131の全体構成を示し、図31(b)は図31(a)
の先端面からみた正面図を示し、図31(c)は図31
(a)の正面側から見た場合の撮像素子の配置を示す。
この実施例も複数組の立体像を得ることができるもので
ある。
対物光学系132を形成する複数の前群133(133
a〜133f)は互いに視差のある像を取り込み、共通
となる1つの後群134によってほぼ重なった位置に像
135を結び、この像135は共通となる1本のリレー
光学系136により何回かリレーされ、最終像137に
なる。
態であり、これらは瞳結像レンズ系138によって各像
の瞳を空間的に分離され、さらに結像レンズ139によ
ってCCD140(140a〜140f)上に各像14
1(141a〜141f)が結像される。
ことができ、これらの内から2つを選択して表示するこ
とにより種々の立体感、種々の視差の画像を立体視でき
る。また、複数の人が別の方向から立体観察することも
できる。
の第21実施例の立体視内視鏡の先端側の構成を示す。
図32(b)は図32(a)の正面図、図32(c)は
図32(a)の側面方向から見た場合の光学系を示し、
図32(d)は図32(c)の正面図、図32(e)は
図32(c)を屈曲させた状態を示し、図32(f)は
図32(e)の正面図である。この実施例は挿入部15
2の先端側が折れ曲がることが可能にしたものである。
学系153、リレー光学系154を形成するリレーレン
ズ系154a,154bが配置されている。対物光学系
153を覆う挿入部先端部155は湾曲できる蛇管構造
を有する筒状枠体で形成されている。リレー光学系15
4より後方側は硬質の筒状枠体で形成されている。
凹レンズ156a,156bと後群としての凸レンズ1
57a,157bの間にミラー158、159が配置さ
れ、それぞれ軸161、162の回りで回転可能であ
る。
にミラー158、159を回転させることにより図32
(e)及び図32(f)のように先端部155で折り曲
げるように湾曲させる。この実施例によれば、屈曲させ
て観察することができる。その他は第1実施例等と同様
の効果を有する。
視鏡の先端側の構成を示す。この実施例は複数組みの立
体像を得ることができる第20実施例と、屈曲できる構
造を有する第21実施例とを組み合わせたものである。
接、腹部に刺すのでなく、トラカール171を通して挿
入される。このトラカール171が細ければ、細い程患
者の負担は少ない。一方、複数の術者が共同で手術を行
う場合、それぞれ別の方向から観察できると便利であ
る。
り、先端部の外径以上に視差を大きくできない。この実
施例はこのような状況に対処できるものであり、別の方
向から観察できるようにしたものである。
屈曲できる2つの先端部155、155′を設け、各先
端部155、155′内には図32の第20実施例と同
様な構造の対物光学系153、153′等を収納してい
る。先端部155内における図32と同じ部材には同じ
符号を付け、他方の先端部155′内における図32と
同じ部材には同じ符号に′を付けてその説明を省略す
る。
に挿入した状態の時は図32(c)のように直視状態に
しておき、先端部がトラカール171から出たところ
で、図33(a)のように折り曲げることにより、複数
の観察者が細い1本のリレー光学系154を通して別の
方向から観察することができる。
学系21a,21bとして左右方向の結像倍率を(この
左右方向と直交する)垂直方向の結像倍率よりも小さく
するアナモルフィック光学系で構成しても良い。
23を採用した場合に対して、左右の2つの像の重なり
を抑制でき、実質的に撮像素子23における左右の撮像
範囲を拡大できることになる。
能に対して、左右方向の像がけられることを(アナモル
フィック光学系でない場合よりも)少なくできるので、
その分、対物光学系21a,21bをより離間して配置
(光軸間距離dを大きく)でき、より立体感のある画像
を得られるようにもできる。この場合にはCCU4にお
いて、左右方向に画像を伸長するか、垂直方向に画像を
圧縮する信号処理を行えば良い。
ク光学系で構成しても良い。また、他の実施例において
も対物光学系、リレー光学系、アダプタ光学系をアナモ
ルフィック光学系で構成しても良い。
物光学系、アダプタ光学系等で同じレンズが対をなして
いる場合は一方のレンズデータのみを示した。また、各
実施例ではリレー光学系として、均質棒状レンズからな
るものを示したが、セルフォック(商品名)等の不均質
ロッドで屈折率分布型レンズを構成し、この屈折率分布
型レンズをリレー光学系(像伝送光学系)に用いた場合
も本発明は有効である。
像を空間的に分離した位置に結像させる場合の実施例
と、視差のある複数の像を空間的にほぼ一致した位置に
結像させる場合の実施例等を説明したが、これらの中間
的な機能を有する場合、つまり視差のある複数の像を空
間的に少なくとも一部が重なる位置に結像させる場合と
か、視差のある複数の像を空間的に少なくとも一部が分
離した位置に結像させる場合も本発明に属する。また、
対物光学系による像をリレー光学系等の像伝送光学系で
伝送する場合に適用した場合に対しても同様に本発明に
属する。
に限定されるものでなく、それらの一部などを組み合わ
せて構成される実施例或は変形例も本発明に属する。
系の半径とほぼ同じかそれ以下であることを特徴とする
請求項1記載の立体視内視鏡。
が内包された筒状の挿入部を有する入力部と、前記リレ
ー光学系で伝送された複数の互いに視差のある像を撮像
する撮像手段が内包された出力部とから構成されている
付記1記載の立体視内視鏡。
た視差のある複数の像を撮像する1つまたは複数の撮像
手段をもつ請求項2記載の立体視内視鏡。
負値にした請求項2記載の立体視内視鏡。
に対して傾斜させた付記3記載の立体視内視鏡。
た視差のある複数の像を再結像し、複数の像の相対距離
を変えるためのアダプタ光学系を有する付記3記載の立
体視内視鏡。
ほぼ一致した位置にできた視差のある複数の像を空間的
に分離して結像するための瞳分割結像手段と、前記瞳分
割結像手段によって結像された像を撮像する1つまたは
複数の撮像手段とをもつ請求項3記載の立体視内視鏡。
置かれた複数の前群と1つの後群とからなり、前記前群
と前記後群との間がほぼアフォーカルであることを特徴
とする請求項3記載の立体視内視鏡。
置かれた複数の前群と1つの後群とからなり、前記前群
は物体側から順に負のパワー要素と正のパワー要素とか
ら構成されている付記7記載の立体視内視鏡。
間的にほぼ一致した位置にできた視差のある複数の像を
空間的または時間的に分離し、再結像するためのアダプ
タ光学系を有する付記7記載の立体視内視鏡。
ール和が負である請求項5記載の立体視内視鏡。
学系の光軸に対して傾斜している請求項5記載の立体視
内視鏡。
像する画像の湾曲面に接するように互いに傾斜している
請求項5記載の立体視内視鏡。
互いに分離している請求項6記載の立体視内視鏡。
アフォーカル光束になっている請求項6記載の立体視内
視鏡。
の境界位置が前記後群光学系の前側焦点位置よりも像側
にある請求項6記載の立体視内視鏡。
鏡は、異なる位置に形成される複数の入射瞳を有し、こ
れら複数の入射瞳を通った複数の互いに視差のある像を
結像させる対物光学系と、前記複数の互いに視差のある
像を伝送する共通の像伝送光学系を設けているので、前
記対物光学系により視差を大きくすることができて十分
な立体感が得られると共に、像伝送光学系の共通化によ
り複数の像を伝送する光路の部品共通化が可能になり部
品点数が削減できるし、製造誤差による複数の像間のば
らつきを極力防止できる。
像を分離して結像する複数の対物光学系と、前記複数の
像を伝送する共通の像伝送光学系とを設けて立体視内視
鏡を構成することによって、前記対物光学系により視差
を大きくすることができて十分な立体感が得られると共
に、像伝送光学系の共通化により複数の像を伝送する光
路の部品共通化が可能になり部品点数が削減できるし、
製造誤差による複数の像間のばらつきを極力防止でき
る。さらに、像伝送光学系により伝送された像は空間的
に分離しているので、像分離手段を用いることなく、撮
像手段とか接眼光学系により立体視が可能になる。
一致した位置に結像する対物光学系を形成する複数の前
群光学系及び共通の後群光学系と、前記複数の像を伝送
する共通の像伝送光学系とを設けて立体視内視鏡を構成
することによって、前記対物光学系により視差を大きく
することができて十分な立体感が得られると共に、像伝
送光学系の共通化により複数の像を伝送する光路の部品
共通化が可能になり部品点数が削減できるし、製造誤差
による複数の像間のばらつきを極力防止できる。また、
対物光学系部分においても共通の後群光学系を用いるこ
とにより、部品の共通化を多くでき、製造誤差の影響を
より受けない質の高い複数の画像が得られる。
の全体を示す構成図。
像光学系を示す構成図。
構成図。
構成図。
構成図。
構成図。
構成図。
要部を示す構成図。
す平面図及び側面図。
ット構成を示す説明図。
ユニット構成を示す説明図。
示す構成図。
示す構成図。
示す構成図。
ンズを示す図。
示す構成図。
主要部を示す構成図。
主要部を示す構成図。
主要部を示す構成図。
示す構成図。
示す構成図。
説明図。
図。
装置の全体構成等を示す図。
を示す図。
図。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに異なる位置に形成される複数の入
射瞳を有し、これら複数の入射瞳を通った複数の互いに
視差のある像を結像させる対物光学系と、 前記複数の互いに視差のある像を伝送する1本の伝送光
学系を有することを特徴とする立体視内視鏡。 - 【請求項2】 視差のある複数の像を空間的に離れた位
置に結像させる対物光学系と、 前記複数の像を伝送する1本の伝送光学系とを有するこ
とを特徴とする立体視内視鏡。 - 【請求項3】 視差のある複数の像を空間的にほぼ一致
した位置に結像させる対物光学系と、 前記複数の像を伝送する1本の伝送光学系とを有するこ
とを特徴とする立体視内視鏡。 - 【請求項4】 nを3以上の整数として視差のあるn個
の像を結像させる対物光学系と、 前記n個の像を伝送するn−1個以下の伝送光学系と、 各々の像を撮像する1つ以上の撮像手段と、 撮像された複数の像のうち任意の2つの像を、1つ以上
の表示手段に選択的に表示する表示手段とを有すること
を特徴とする立体視内視鏡。 - 【請求項5】 対物光学系と像伝送光学系と撮像素子と
を有する立体視内視鏡において、 対物光学系は複数の光学系が並列に配置され、互いに視
差のある複数の画像を結像し、 像伝送光学系は1本の光学系よりなり、前記対物光学系
で結像した複数の画像を伝送し、 撮像素子は1つまたは複数あり、前記像伝送光学系で伝
送された複数の画像のうち少なくとも2つ以上の画像を
撮像することで立体視可能としたことを特徴とする立体
視内視鏡。 - 【請求項6】 対物光学系と像伝送光学系と撮像素子と
を有する立体視内視鏡において、 対物光学系は互いに視差のある画像を取り込むために、
光学系が並列に配置された複数の前群光学系と、像伝送
光学系の光軸と一致して配置され、前記複数の前群光学
系からの光束をほぼ重なりあった位置に結像する後群光
学系とからなり、 伝送光学系は前記対物光学系によって結像した互いに視
差のあるほぼ重なりあった複数の画像を伝送することを
特徴とする立体視内視鏡。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04718994A JP3628717B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 立体視内視鏡 |
US08/404,890 US5743846A (en) | 1994-03-17 | 1995-03-16 | Stereoscopic endoscope objective lens system having a plurality of front lens groups and one common rear lens group |
DE19509885A DE19509885B4 (de) | 1994-03-17 | 1995-03-17 | Stereoendoskop |
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