JPH0725975U - 振動篩機 - Google Patents

振動篩機

Info

Publication number
JPH0725975U
JPH0725975U JP3846293U JP3846293U JPH0725975U JP H0725975 U JPH0725975 U JP H0725975U JP 3846293 U JP3846293 U JP 3846293U JP 3846293 U JP3846293 U JP 3846293U JP H0725975 U JPH0725975 U JP H0725975U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sieve
frame
vibration
ash
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3846293U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2597717Y2 (ja
Inventor
利徳 平本
Original Assignee
神鋼電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP1993038462U priority Critical patent/JP2597717Y2/ja
Priority to CN94106451A priority patent/CN1045906C/zh
Publication of JPH0725975U publication Critical patent/JPH0725975U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597717Y2 publication Critical patent/JP2597717Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 [目的] 水分の多い焼却灰で、燃えないごみとして種
々の形状の金屑や鉄屑を含む篩材料であっても、確実に
篩下と篩上とに分離させ得ること。 [構成] 枠体71と、この内側に配設される篩枠72
とは、枠体71の両側面に取り付けられた駆動ばねアッ
センブリ102により結合され、アンバランス・ウエイ
ト86a、86bの回転により、篩枠72がその延在方
向に直線振動を行なう。これにより篩枠72に固定され
た帯状部材92、93上の篩材料がこの振動により移送
され、これら部材の隙間hを通って、灰分は篩下として
排出口88aより外方へ排出され、燃えないごみとして
の各種鉄屑、金屑は篩上排出口72aより外方に排出さ
れる。衝げき体94と98に篩枠72は周期的に衝突
し、これにより水分の多い灰分が団子状になることなく
確実に篩下となり、また、鉄屑、金屑も隙間hに挟まる
ことはなく、また、これらによって形成される篩面を損
傷させることもない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は振動篩機に関し、特に焼却後の灰分を主とし、水分が15乃至20パ ーセントを含む材料(いわゆるコンポスト)、又は水分、潮解性を有する材料の 篩分けに最適な振動篩機に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
最近、各種ごみを焼却して生じた灰は、焼却後、水を吹き付けられていること により水分が15乃至20パーセントも含み、ベトベトしており、また、燃えな かったごみ、例えば金属屑なども含んでいるが、このような焼却物を、例えば燃 えないごみとしての金属片と灰分とを分離するために図6乃至図12に示される ような振動篩機が用いられている。図6及び図7は、本篩機の全体を示すもので あるが、その全体は1で示され、枠体Tは基台上に前後左右で対となった支柱3 、4上に防振ばね5により、図6に明示されるように所定角度を傾斜して配設さ れている。基台2の一側方部の中間部には、図7でも明示される電動機7が基台 2上に取付台6を介して固定されており、この電動機8の回転軸8aに固定され たプーリと枠体T側に回転軸11の一端部に固定されたプーリ10がベルト9で 巻装されている。また、回転軸11の両端部には、図7に明示されるように、ほ ぼ半円形状のアンバランス・ウエイト12a、12bが固定されている。
【0003】 枠体Tは、図9に明示されるように、両側壁部71a、71b及びこれらを結 合する底板部71cとから成っており、両側壁部71a、71b間に後述する篩 面Sが取り付けられていて、この上下に篩上空間16及び篩下空間17を画成し 、篩下材料は底壁部71cを通って、篩下排出口15を通って外方に排出される 。また、篩面S上を振動と傾斜により移送されてきた篩上材料は、篩上排出口1 4から外方へ排出される。
【0004】 枠体Tの両側壁部71a、71bにはそれぞれ等間隔で4つの駆動ばねアッセ ンブリ18が取り付けられており、これは図9に明示されるように、側壁部71 a、71bの外面に固定された断面L字形状部材19、20と、これら部材19 、20の内面に各々一方の面が固定されたブロック状、もしくは板状のゴムばね 22a、22bと、これらゴムばね22a、22bの間に挟着固定された帯状の 連結板21とから成っている。連結板21は、図6に示すように側壁部71a、 71bの長手方向に延びており、これに等間隔で、図10に明示される小径の円 筒部29が形成されており、これに軸28の両端部が嵌着されているが、この軸 21を挿通させる孔25a、25bが側壁部71a、71bに形成され、これに 整列してこの孔25a、25bから篩上、又は篩下材料が外方に飛び出さないよ うに円形の防止板26a、26bが側壁部71a、71bと僅かな隙間をおいて 、かつこれらの間に連結パイプ27で結合されて配設されている。
【0005】 図9に明示されるように、駆動ばね18に対応する部分においても、パイプ2 3がその両端部で取付板24a、24bを介して両側壁部71a、71bに取り 付けられているが、これらパイプ23、27間に、図11に明示される、ゴムで 成る篩網30、31が交互に取り付けられており、これらには小孔30a、31 aが多数形成されている。また、図7に明示されるように、上記パイプ23、2 7を囲むように枠体Fと共に篩面Sを形成している。
【0006】 本従来例は以上のように構成されるが、次に、この作用について説明する。な お、駆動ばねアッセンブリ18におけるゴムばね22a、22bのばね常数と、 これらゴムばね22a、22bに挟着される連結部材21と一体的なパイプ27 、これに取り付けられる篩網30、31等により共振周波数が決定されるが、こ の周波数に近い回転数で回転軸11が回転するように電動機7の回転がベルト9 を介して回転力を伝達し、よって、回転軸11の両端部に固定されているアンバ ランス・ウエイト12a、12bにより円形の加振力を発生し、これが軸11を 支持している枠体Tに直接伝達する。駆動ばねアッセンブリ18において、板ゴ ム22a、22bは公知のようにその剪断方向においてばね常数が最も小さいの で、アンバランス・ウエイト12a、12bの加振力のうち、この板ゴム22a 、22bの剪断方向で大きな振動成分を発生するように連結板21を介してパイ プ27を振動させる。
【0007】 また、枠体Tは防振ばね5により支柱3、4上に支持されているが、他方では 、駆動ばねアッセンブリ18における板ゴム22a、22bの剪断方向に大きな 振動成分を有し、全体として、連結板21の延在方向に長軸を有する楕円振動を 行なう。また、枠体Tの振動とパイプ27との振動は180度位相が異なる。
【0008】 これにより、図11Aで示すように、パイプ27が図において右方へと移動す る時は、隣りのパイプ23は左方へと移動する。従って、パイプ23の両側のゴ ムで成る篩網30、31のうち、31は図示するように撓み、30は引っ張った 状態になる。図11のBに示すように、これにより交互にゴムで成る篩網30、 31の引っ張り・撓みが繰り返される。図11のBは、このような引っ張り・撓 みにおいて中間位置を示しているが、図11Aにおいて、篩網31は最も撓んだ 状態とすれば、他方の篩網30は張った状態となり、これらを交互に繰り返すこ とにより篩面30、31上の篩材料としての焼却灰が篩分けられることになるの であるが、灰分fのみならず燃えないごみ、例えば釘Pや金屑Q、その他,燃え ないごみm等を含んでいるが、これらが篩上として篩上排出口14から外部に排 出され、また、大部分を占める灰分fは篩下として篩下空間17を通って、篩下 排出口15より外部へ排出される。
【0009】 然るに、燃えないごみとしての、例えば釘Pやシャープなエッジを有する金屑 mのような場合には、その先端部がゴムで成る篩網30、31の網目30a、3 1aに突き刺さり、目詰まりを生ずるのみならず、上述のような篩面30、31 の張り、撓み揺動により、遂にはこの篩網30、31を亀裂させてしまうことも ある。更に、焼却灰は水分が15乃至20パーセント含んでおり造粒化傾向があ り、nで示すように団子状となって篩下となるべき灰分fは団子のまま篩上とし て篩上排出口14から外部に排出されることになる。
【0010】 なお、第1の従来例は以上のように構成され、作用するのであるが、このよう な篩面Sがゴムで成る篩機は上述のような弛みと張りを繰り返し、50Gまでの 大きな加速度を発生するので、上述のような水分の多い焼却灰のみならず広く用 いられているのであるが、以上のような欠点を有するものである。
【0011】 図12及び図13は他の従来例の振動篩機を示すものであるが、その全体は4 0で示され、ほぼ直方形状の枠体41の上方開口部は蓋体60で被覆されており 、この図12において、左端部には焼却灰供給口42が形成されており、左端部 には篩上排出口43及び底壁部の右端部には篩下排出口44が形成されている。
【0012】 枠体41は基台49上に支柱47、48を介して防振ばね45、46により支 持されている。基台49上には電動機50が固定されており、この回転軸に固定 されたプーリ51とクランク・プーリ53に巻装されたベルト52により電動機 50の回転力がクランク・プーリ53に伝達されるのであるが、このクランク軸 54にクランク・ロッド55が固定されており、この上端部の両側には板ゴム5 6a、56bが取り付けられており、この他方の面は鉄板57、58を介して取 付板59に取り付けられ、これはケーシング41に固定されている。
【0013】 図13に明示されるように、ケーシング41内には充分に大きい開口61aを 有するパンチメタル61が張架されており、この上方に織り網62が張架されて いる。パンチメタル61上には複数のパンチボール収容室64を画成しており、 ここに球形のパンチボール68が2、3個収容されている。パンチボール収容空 間64を画成する隔壁66の上端部にはゴム67が止着されていて、これと織り 網62との間に枠体41の振動により織り網62が振動するが、これが大きな衝 げき力を受けて破損しない程度の隙間を形成させている。
【0014】 第2の従来例は以上のように構成されるのであるが、電動機60を駆動すると 回転が直線的な運動に変換され、板ゴム56a、56bの起動時のショックを吸 収し、ケーシング41は安定に定常な振動状態におかれる。すなわち、ロッド板 51の延在方向にaなる振動を行ない、ケーシング41内で供給口42から投入 された焼却灰は織り網62上を移送され、灰分fは篩下として下方に落下し、更 に、パンチメタル61を通って、篩下材料空間65を振動により移送されて排出 口44より外方へ排出される。なお、焼却灰fは水分を多く含んでいるので、織 り網62上に粘着せんとするが、パンチボール68は跳躍運動をし、織り網62 を何度となく衝げきするので、目詰まりを起こさんとする焼却灰fを下方へと落 下させ、パンチメタル61の孔61aは充分に大きいので篩下となって篩下空間 65を振動により移送される。
【0015】 然るに、焼却灰fは多量の水分を含んでいるので、パンチ網61上で、あるい は、ケーシング41の底壁部上でg1 、g2 で示すように団塊状となり、もしく は堆積し、篩下空間65では振動により移送されていずれは篩下材排出口46か ら排出されるが、パンチ網61上の団塊焼却灰g2 はパンチボール68の跳躍運 動を妨げる。特に、隔壁66と団塊焼却灰g2 との間に存するパンチボール68 ’は跳躍しなくなり、本来の織り網62を打ちゃくしてこの上の水分の多い灰分 を篩下にするという働きを無くしてしまう。
【0016】
【考案が解決しようとする問題点】
本考案は上述の問題に鑑みてなされ、焼却灰のように水分が多く、また、燃え ないごみとして鉄、金屑を含むような材料(いわゆる、コンポスト)でも確実に 篩下となるべき材料と篩上となるべき材料とに分離し、また金屑により篩面が損 傷されることのない振動篩機を提供することを目的とする。
【0017】
【問題点を解決するための手段】
以上の目的は、防振ばねで支持された枠体と、該枠体を振動させる加振機と、 前記枠体内に配設される篩枠と、前記枠体の両側壁部にそれぞれ一端が止着され 、他端が前記篩枠に止着される駆動ばねと、前記篩枠に両端部が固定され、篩材 料の移送方向に、それぞれ間隙をおいて配設される複数の帯状部材と、前記枠体 の両端壁の少なくとも一方に前記篩枠と所定の間隔をおいて固定された衝げき体 とから成る振動篩機、によって達成される。
【0018】
【作用】
枠体は防止ばねで支持されているので加振機の駆動で振動するが、この枠体に 一端が止着された駆動ばねを介して枠体の内側に配設された篩枠を駆動ばねのば ね常数の最小方向に振動させる。篩枠の両側壁部に固定された帯状部材上を篩材 料が移送され、この途上、これら帯状部材間の間隙を通って下方に落下し、篩上 と篩下とに分離される。また、帯状材料間の間隙間に材料が目詰まりを生じんと して枠体と篩枠との相対的な振動により、ある周期において枠体に固定された衝 げき体が篩枠に衝突して、間隙で目詰まりを生じんとしていた材料に衝げきを与 えて篩上となるべき材料は帯状材料上を篩上として移送され、篩下となるべき材 料は間隙を通って下方へ落下する。帯状材料は、例えば金属で構成することがで きるので、また、帯状部材の間隙は上記従来例で述べたような鉄屑pやfがあっ ても容易に下方に落下させることができ、篩面としての複数の帯状部材を損傷す ることがない。よって、長期に渡って安定な篩作用を保証するものである。
【0019】
【実施例】
以下、本考案による実施例による振動篩機について図1乃至図5を参照して説 明する。図2において本振動篩機は全体として70で示されており、枠体71は 基台73上に前後左右一対となった支持部材74、75上に防振ばね76、77 を介して、更には、ばね受け78、79を介して支持されており、またこの内側 には篩枠72を、後述するように取り付けている。
【0020】 枠体71の両側壁部には、従来と同様に駆動ばねアッセンブリ102が4個取 り付けられているが、これは、図4で明示されるように、断面がL字形状の取付 部材103a、103b、この相対する面に固定された板ゴム104a、104 b、これら板ゴム104a、104bの間に挟着された連結部材105から成っ ている。上述したように、枠体71内には篩枠72が配設されているが、この両 側壁部に上述の連結部材105及び板ゴム104a、104bを介して外側の枠 体71に結合されている。
【0021】 篩枠43内には断面形状がヘの字状の鉄材で成る帯板部材92が上流側で5個 移送方向に間隙hをおいてその両端部で固定されており、この下流側に段差をも って鉄材で成る帯板部材93が6個間隙hをおいてその両端部で固定されている 。上流側の帯板部材分92の上流側端部に近接して篩分部材をガイドするための 、やはり断面がヘの字状のガイド部材91が篩枠92の両側壁部に固定されてお り、篩枠72の右端部には篩上排出口72aが形成されており、また、篩枠72 の下端開口72cの下方には外側の枠体71と一体的に形成されている篩下移送 路88の、図2において右端部に篩下排出口88aが形成されている。
【0022】 篩枠71の左端壁部の中央部には衝げき体94が取り付けられているが、これ はボルト95およびナット97とから成っており、ボルト95のねじ部96が端 壁92のねじ孔に螺着し、ナット97により回り止めされている。ボルト95の 頭部と篩枠72の端壁との間に間隙Gを形成させている。更に、枠体71の右端 壁部は上方で篩上排出口72を形成するために左端壁より低く形成されているが 、この中央部にも上記衝げき体94と同様な衝げき体98が設けられている。す なわち、ボルト99の軸部100を端壁のねじ孔に螺着し、ナット101により 所定の間隙Gを形成するように設けられている。
【0023】 以上のように構成されるのであるが、枠体71の質量、防振ばねの76のばね 常数、篩枠72、及びこれに取り付けられる帯状部材92、93等で成る質量、 及び篩枠72と枠体71を両側壁部で結合する駆動ばねアッセンブリ102のば ね常数とで、いわゆる2質量振動系が構成されるのであるが、この共振周波数に 近い周波数でアンバランス・ウエイト86a、86bが回転するようにプーリ8 2、84の径、電動機81の回転数が設定されている。
【0024】 本考案の実施例による振動篩機は以上のように構成されるのであるが、次に、 この作用について説明する。電動機81を駆動するとアンバランス・ウエイト8 6a、86bが回転して円形の加振力を発生し、これが枠体71に伝達される。 他方、枠体71は防振ばね76、77により振動可能に支持されているのである が、他方では駆動ばねアッセンブリ102を介して内方の篩枠72と結合されて いるので、ほぼ共振状態で、従来と同様に駆動ばねアッセンブリ102の板ゴム 104a、104bの剪断方向に大きな振動成分をもって振動し、板ゴム104 a、104bの剪断方向に長軸を有する楕円振動を行ない、篩枠72は板ゴム1 04a、104bの剪断方向に直線振動を行なう。これにより、篩面を形成する 帯状部材92、93上の焼却灰を主とするごみが振動により帯状部材92上を移 送され、灰分fは確実に帯状部材間の間隙hを通って、枠体71に一体的に形成 される篩下移送路部88上に落下し、振動により排出口88aへと移送される。 他方、篩上となる、燃えないごみである鉄屑mや金屑nは、図5のA、Bで示す ように帯状部材92、93上を移送され、篩排出口72aから外方へ排出される 。
【0025】 なお、灰分fは多量の水分を有するために造粒傾向があるのであるが、団子に ならんとしていても篩枠72がその延在方向に直線振動を行なうのであるが、そ の前進運動中、または後進運動中において周期的に衝げき体94、98と衝突す ることにより大きな衝げき力を受けて、団子に成らんとした水分の多い灰分fは 砕かれて帯状部材92、93間の間隙hより下方に落下して確実に篩下として外 方に排出される。また、図5のAに明示されているように、金屑Qや鉄屑m、P 、Qが間隙hに挟み込まれようとしても、衝げき体94、98と篩枠72との衝 げきによりこれらの咬み込みが図5のBで示すように解除されて篩上として帯状 部材92、93上を移送される。なお、帯状部材92、93は金属(鉄材)で形 成されるので、仮に部分的に間隙hにそのまま咬み込んでいたとしても帯状部材 92、93が損傷を受けてその後篩分け作用ができなくなるということがない。
【0026】 以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本考案はこれに限定される ことなく、本考案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0027】 例えば、以上の実施例では、加振機としては電動機で回転されるアンバランス ・ウエイト86a、8bを用いたが、これに代えて、上述の第2の従来例で示す ようなクランク駆動機を加振機として用いてもよい。あるいは、振動電動機1個 をその回転軸を枠体71の延在方向に対し直角に向けて、その枠体71の後端壁 部に固定するようにしてもよく、また、一対の振動電動機を枠体71の両側壁部 に固定して直線振動力を発生させるようにしてもよい。
【0028】 また、以上の実施例では、駆動ばねアッセンブリ102においては一対の板ゴ ム104a、104bを用いたが、これに代えてコイルばねを用い、その軸方向 を篩枠72の振動方向に一致するように枠体71の両側壁部に取り付けてもよい 。
【0029】 また、以上の実施例では、衝げき体94、98のボルトの頭部と篩枠72との 間に形成させる隙間Gは一定としたが、ナット97、101を弛め、ボルトの頭 部と篩枠72との間の間隔を調節するようにしてもよい。
【0030】 なおまた、以上の実施例では、篩枠72の後端面、及び前端面に対向するよう に枠体71に取り付けられた各々の衝げき体94、98に周期的に衝げきさせる ようにしたが、このうち一方の衝げき体は省略させるようにしてもよい。
【0031】 また、以上の実施例では、電動機81の制御については何ら記載しなかったが 、この電動機81を制御可能とし、篩枠72、または枠体71に振動ピックアッ プ、例えば近接センサを取り付け、これにより枠体71、または篩枠72の、枠 体71、または篩枠72に対する相対的振巾を検知し、これを制御回路に供給し て、所定の振巾と比較して、これと常に一致するように電動機81の回転数を制 御するようにしてもよい。すなわち、共振周波数より遠ざけるか、これに近づけ ることにより周波数−振巾のカーブから振巾を所定の値にするようにしてもよい 。これによって、衝げき体94、98と篩枠72との衝げき力を所定のものとす ることができ、また、所定の衝げき周期を特定することができる。あるいは、篩 材料によって最も篩分け効率が高くなるように、電動機81の回転数、すなわち 振巾を調整するようにしてもよい。あるいは、振動ピックアップにより検出され た振巾を、制御機内に設定された振巾と比較して常に一定の振巾となるように定 振巾装置を配設するようにしてもよい。
【0032】 また、以上の実施例では、アンバラン・ウエイト86a、86bの回転による 円加振力により篩枠72を振動させるようにしたが、本出願人が先に開発したア ンバランス・ウエイトの不平衡度を2枚の相重なるアンバランス・ウエイトの相 対的な位置調整を自動的に行なえるような装置により一定の回転数で加振力を増 大、または減少させることにより篩分け効率を調節してもよい。
【0033】 また、以上の実施例では、装置70全体を移送方向に向けて下向きに傾斜させ るようにしたが、これに代えて、装置70を水平にして、駆動ばねアッセンブリ 102の篩枠72に対する取付角度を水平方向に対し所定角度傾斜させるように して、同じアンバランス・ウエイトの加振力で枠体71の楕円振動の長軸方向、 及び篩枠72の直線振動の振動方向を水平に対して、ある角度をもたせて、篩面 としての帯状部材92、93上を移送させるようにしてもよい。またこの場合、 上述の実施例では枠体71に対し板ゴム104a、104bの取付方向を平行と したが、これを90度捻って枠体71の延在方向に対して垂直方向に振動させる ようにし、この場合には、枠体71全体を移送方向に対し下向きに傾斜配設して 篩分材料を移送させるようにしてもよい。
【0034】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案による振動篩機によれば、水分の多い焼却灰で、燃 えないごみとしての色々な形状の金屑、鉄屑を含むようなコンポスト、ごみ、又 は篩材料に対しても、問題なく篩上と篩下とに分離することができ、篩網の篩作 用の長寿命を保証する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による振動篩機の全体を示す斜
視図である。
【図2】同篩機の一部破断して示す側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】部分破断同正面図である。
【図5】Aは同篩機の要部の拡大側面図であり、Bは同
要部の作用を示す拡大側面図である。
【図6】第1の従来例の振動篩機の部分破断側面図であ
る。
【図7】同平面図である。
【図8】同断面正面図である。
【図9】図7における[9]−[9]線方向における断
面図である。
【図10】図7における[10]−[10]線方向にお
ける断面図である。
【図11】Aは従来例の要部の拡大側断面図であり、B
は同要部の作用を示す側断面図である。
【図12】第2の従来例の振動篩機の側面図である。
【符号の説明】
71 枠体 72 篩枠 81 電動機 86a アンバランス・ウエイト 86b アンバランス・ウエイト 92 帯状部材 93 帯状部材 94 衝げき体 98 衝げき体 h 間隙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】追加
【補正内容】
【図13】 同要部の拡大断面図である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振ばねで支持された枠体と、該枠体を
    振動させる加振機と、前記枠体内に配設される篩枠と、
    前記枠体の両側壁部にそれぞれ一端が止着され、他端が
    前記篩枠に止着される駆動ばねと、前記篩枠に両端部が
    固定され、篩材料の移送方向に、それぞれ間隙をおいて
    配設される複数の帯状部材と、前記枠体の両端壁の少な
    くとも一方に前記篩枠と所定の間隔をおいて固定された
    衝げき体とから成る振動篩機。
  2. 【請求項2】 前記衝げき体は前記間隔の大きさを調節
    可能としている請求項1に記載の振動篩機。
JP1993038462U 1993-06-21 1993-06-21 振動篩機 Expired - Fee Related JP2597717Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993038462U JP2597717Y2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 振動篩機
CN94106451A CN1045906C (zh) 1993-06-21 1994-06-15 振动筛机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993038462U JP2597717Y2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 振動篩機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0725975U true JPH0725975U (ja) 1995-05-16
JP2597717Y2 JP2597717Y2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=12525927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993038462U Expired - Fee Related JP2597717Y2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 振動篩機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2597717Y2 (ja)
CN (1) CN1045906C (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112452402A (zh) * 2020-11-06 2021-03-09 方志文 一种艾绒加工用辅助筛选装置
CN114887893A (zh) * 2022-05-15 2022-08-12 铜陵有色金属集团股份有限公司工程技术分公司 一种高效自吸式催化剂自动筛分装置
CN115532351A (zh) * 2022-11-15 2022-12-30 涿州市烽合机械设备有限公司 一种煤灰输送用振动筛分器及其工作方法
CN116237240A (zh) * 2023-03-09 2023-06-09 徐州徐工养护机械有限公司 一种沥青搅拌站用振动筛

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107442401B (zh) * 2017-09-01 2023-05-26 济南大学 一种双质体反共振振动筛
CN108940411A (zh) * 2018-07-11 2018-12-07 安徽工程大学 一种矿山开采用细碎石粉碎收集装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE410710C (de) * 1924-03-01 1925-03-16 Konrad Flor Verfahren zur Spaltung von Alkalichloriden
US3087618A (en) * 1959-04-20 1963-04-30 Chain Belt Co Device for separating fine from coarse materials
US4062768A (en) * 1972-11-14 1977-12-13 Locker Industries Limited Sieving of materials
US4632751A (en) * 1982-11-15 1986-12-30 Johnson Louis W Shaker screen
DE4101710A1 (de) * 1991-01-22 1992-07-23 Hein Lehmann Trenn Foerder Siebflaeche fuer eine siebmaschine

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112452402A (zh) * 2020-11-06 2021-03-09 方志文 一种艾绒加工用辅助筛选装置
CN114887893A (zh) * 2022-05-15 2022-08-12 铜陵有色金属集团股份有限公司工程技术分公司 一种高效自吸式催化剂自动筛分装置
CN114887893B (zh) * 2022-05-15 2023-12-12 铜陵有色金属集团股份有限公司工程技术分公司 一种高效自吸式催化剂自动筛分装置
CN115532351A (zh) * 2022-11-15 2022-12-30 涿州市烽合机械设备有限公司 一种煤灰输送用振动筛分器及其工作方法
CN115532351B (zh) * 2022-11-15 2024-04-30 涿州市烽合机械设备有限公司 一种煤灰输送用振动筛分器及其工作方法
CN116237240A (zh) * 2023-03-09 2023-06-09 徐州徐工养护机械有限公司 一种沥青搅拌站用振动筛
CN116237240B (zh) * 2023-03-09 2023-11-07 徐州徐工养护机械有限公司 一种沥青搅拌站用振动筛

Also Published As

Publication number Publication date
CN1045906C (zh) 1999-10-27
CN1100673A (zh) 1995-03-29
JP2597717Y2 (ja) 1999-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3463692B1 (en) A screening machine for screening material according to size
KR100838259B1 (ko) 골재용 진동 선별기
JPH0725975U (ja) 振動篩機
US5921400A (en) Apparatus for sieving a particulate material
US20020179500A1 (en) Low-density particle sizing apparatus and method
KR100854374B1 (ko) 그리즐리의 막힘방지가 가능한 코크스 스크린
US5456364A (en) Powered screening apparatus
JP2003230866A (ja) 振動篩装置
JP3160953B2 (ja) 振動ふるい装置
JPH07284730A (ja) 篩装置の篩と篩製造方法
JP2607531Y2 (ja) 振動篩機
JP3160948B2 (ja) ごみ分離振動コンベヤ
JPH08267012A (ja) 振動ふるい方法および装置
JP2003024873A (ja) 焼却灰用振動コンベヤ
RU1835327C (ru) Вибрационна решетка
JP3146524B2 (ja) ごみ分離振動コンベヤ
KR200225986Y1 (ko) 선별기
JP3182845B2 (ja) ごみ選別装置
SU816572A1 (ru) Грохот
JPH0929171A (ja) 細かな混合被処理物の選別装置
JPH08103726A (ja) 資源ゴミの予備選別装置
JPH09276801A (ja) 廃棄物選別装置
JPH0351019Y2 (ja)
KR100468490B1 (ko) 건멸치에 포함되어있는 건갈치의 선별장치
SU1061336A1 (ru) Вибрационное сито

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees