JP2597717Y2 - 振動篩機 - Google Patents

振動篩機

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JP2597717Y2
JP2597717Y2 JP1993038462U JP3846293U JP2597717Y2 JP 2597717 Y2 JP2597717 Y2 JP 2597717Y2 JP 1993038462 U JP1993038462 U JP 1993038462U JP 3846293 U JP3846293 U JP 3846293U JP 2597717 Y2 JP2597717 Y2 JP 2597717Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は振動篩機に関し、特に焼
却後の灰分を主とし、水分が15乃至20パーセントを
含む材料(いわゆるコンポスト)、又は水分、潮解性を
有する材料の篩分けに最適な振動篩機に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】最近、各種ごみを焼却し
て生じた灰は、焼却後、水を吹き付けられていることに
より水分が15乃至20パーセントも含み、ベトベトし
ており、また、燃えなかったごみ、例えば金属屑なども
含んでいるが、このような焼却物を、例えば燃えないご
みとしての金属片と灰分とを分離するために図6乃至図
12に示されるような振動篩機が用いられている。図6
及び図7は、本篩機の全体を示すものであるが、その全
体は1で示され、枠体Tは基台上に前後左右で対となっ
た支柱3、4上に防振ばね5により、図6に明示される
ように所定角度を傾斜して配設されている。基台2の一
側方部の中間部には、図7でも明示される電動機7が基
台2上に取付台6を介して固定されており、この電動機
8の回転軸8aに固定されたプーリと枠体T側に回転軸
11の一端部に固定されたプーリ10がベルト9で巻装
されている。また、回転軸11の両端部には、図7に明
示されるように、ほぼ半円形状のアンバランス・ウエイ
ト12a、12bが固定されている。
【0003】枠体Tは、図9に明示されるように、両側
壁部71a、71b及びこれらを結合する底板部71c
とから成っており、両側壁部71a、71b間に後述す
る篩面Sが取り付けられていて、この上下に篩上空間1
6及び篩下空間17を画成し、篩下材料は底壁部71c
を通って、篩下排出口15を通って外方に排出される。
また、篩面S上を振動と傾斜により移送されてきた篩上
材料は、篩上排出口14から外方へ排出される。
【0004】枠体Tの両側壁部71a、71bにはそれ
ぞれ等間隔で4つの駆動ばねアッセンブリ18が取り付
けられており、これは図9に明示されるように、側壁部
71a、71bの外面に固定された断面L字形状部材1
9、20と、これら部材19、20の内面に各々一方の
面が固定されたブロック状、もしくは板状のゴムばね2
2a、22bと、これらゴムばね22a、22bの間に
挟着固定された帯状の連結板21とから成っている。連
結板21は、図6に示すように側壁部71a、71bの
長手方向に延びており、これに等間隔で、図10に明示
される小径の円筒部29が形成されており、これに軸2
8の両端部が嵌着されているが、この軸21を挿通させ
る孔25a、25bが側壁部71a、71bに形成さ
れ、これに整列してこの孔25a、25bから篩上、又
は篩下材料が外方に飛び出さないように円形の防止板2
6a、26bが側壁部71a、71bと僅かな隙間をお
いて、かつこれらの間に連結パイプ27で結合されて配
設されている。
【0005】図9に明示されるように、駆動ばね18に
対応する部分においても、パイプ23がその両端部で取
付板24a、24bを介して両側壁部71a、71bに
取り付けられているが、これらパイプ23、27間に、
図11に明示される、ゴムで成る篩網30、31が交互
に取り付けられており、これらには小孔30a、31a
が多数形成されている。また、図7に明示されるよう
に、上記パイプ23、27を囲むように枠体Fと共に篩
面Sを形成している。
【0006】本従来例は以上のように構成されるが、次
に、この作用について説明する。なお、駆動ばねアッセ
ンブリ18におけるゴムばね22a、22bのばね常数
と、これらゴムばね22a、22bに挟着される連結部
材21と一体的なパイプ27、これに取り付けられる篩
網30、31等により共振周波数が決定されるが、この
周波数に近い回転数で回転軸11が回転するように電動
機7の回転がベルト9を介して回転力を伝達し、よっ
て、回転軸11の両端部に固定されているアンバランス
・ウエイト12a、12bにより円形の加振力を発生
し、これが軸11を支持している枠体Tに直接伝達す
る。駆動ばねアッセンブリ18において、板ゴム22
a、22bは公知のようにその剪断方向においてばね常
数が最も小さいので、アンバランス・ウエイト12a、
12bの加振力のうち、この板ゴム22a、22bの剪
断方向で大きな振動成分を発生するように連結板21を
介してパイプ27を振動させる。
【0007】また、枠体Tは防振ばね5により支柱3、
4上に支持されているが、他方では、駆動ばねアッセン
ブリ18における板ゴム22a、22bの剪断方向に大
きな振動成分を有し、全体として、連結板21の延在方
向に長軸を有する楕円振動を行なう。また、枠体Tの振
動とパイプ27との振動は180度位相が異なる。
【0008】これにより、図11Aで示すように、パイ
プ27が図において右方へと移動する時は、隣りのパイ
プ23は左方へと移動する。従って、パイプ23の両側
のゴムで成る篩網30、31のうち、31は図示するよ
うに撓み、30は引っ張った状態になる。図11のBに
示すように、これにより交互にゴムで成る篩網30、3
1の引っ張り・撓みが繰り返される。図11のBは、こ
のような引っ張り・撓みにおいて中間位置を示している
が、図11Aにおいて、篩網31は最も撓んだ状態とす
れば、他方の篩網30は張った状態となり、これらを交
互に繰り返すことにより篩面30、31上の篩材料とし
ての焼却灰が篩分けられることになるのであるが、灰分
fのみならず燃えないごみ、例えば釘Pや金屑Q、その
他,燃えないごみm等を含んでいるが、これらが篩上と
して篩上排出口14から外部に排出され、また、大部分
を占める灰分fは篩下として篩下空間17を通って、篩
下排出口15より外部へ排出される。
【0009】然るに、燃えないごみとしての、例えば釘
Pやシャープなエッジを有する金屑mのような場合に
は、その先端部がゴムで成る篩網30、31の網目30
a、31aに突き刺さり、目詰まりを生ずるのみなら
ず、上述のような篩面30、31の張り、撓み揺動によ
り、遂にはこの篩網30、31を亀裂させてしまうこと
もある。更に、焼却灰は水分が15乃至20パーセント
含んでおり造粒化傾向があり、nで示すように団子状と
なって篩下となるべき灰分fは団子のまま篩上として篩
上排出口14から外部に排出されることになる。
【0010】なお、第1の従来例は以上のように構成さ
れ、作用するのであるが、このような篩面Sがゴムで成
る篩機は上述のような弛みと張りを繰り返し、50Gま
での大きな加速度を発生するので、上述のような水分の
多い焼却灰のみならず広く用いられているのであるが、
以上のような欠点を有するものである。
【0011】図12及び図13は他の従来例の振動篩機
を示すものであるが、その全体は40で示され、ほぼ直
方形状の枠体41の上方開口部は蓋体60で被覆されて
おり、この図12において、左端部には焼却灰供給口4
2が形成されており、左端部には篩上排出口43及び底
壁部の右端部には篩下排出口44が形成されている。
【0012】枠体41は基台49上に支柱47、48を
介して防振ばね45、46により支持されている。基台
49上には電動機50が固定されており、この回転軸に
固定されたプーリ51とクランク・プーリ53に巻装さ
れたベルト52により電動機50の回転力がクランク・
プーリ53に伝達されるのであるが、このクランク軸5
4にクランク・ロッド55が固定されており、この上端
部の両側には板ゴム56a、56bが取り付けられてお
り、この他方の面は鉄板57、58を介して取付板59
に取り付けられ、これはケーシング41に固定されてい
る。
【0013】図13に明示されるように、ケーシング4
1内には充分に大きい開口61aを有するパンチメタル
61が張架されており、この上方に織り網62が張架さ
れている。パンチメタル61上には複数のパンチボール
収容室64を画成しており、ここに球形のパンチボール
68が2、3個収容されている。パンチボール収容空間
64を画成する隔壁66の上端部にはゴム67が止着さ
れていて、これと織り網62との間に枠体41の振動に
より織り網62が振動するが、これが大きな衝げき力を
受けて破損しない程度の隙間を形成させている。
【0014】第2の従来例は以上のように構成されるの
であるが、電動機60を駆動すると回転が直線的な運動
に変換され、板ゴム56a、56bの起動時のショック
を吸収し、ケーシング41は安定に定常な振動状態にお
かれる。すなわち、ロッド板51の延在方向にaなる振
動を行ない、ケーシング41内で供給口42から投入さ
れた焼却灰は織り網62上を移送され、灰分fは篩下と
して下方に落下し、更に、パンチメタル61を通って、
篩下材料空間65を振動により移送されて排出口44よ
り外方へ排出される。なお、焼却灰fは水分を多く含ん
でいるので、織り網62上に粘着せんとするが、パンチ
ボール68は跳躍運動をし、織り網62を何度となく衝
げきするので、目詰まりを起こさんとする焼却灰fを下
方へと落下させ、パンチメタル61の孔61aは充分に
大きいので篩下となって篩下空間65を振動により移送
される。
【0015】然るに、焼却灰fは多量の水分を含んでい
るので、パンチ網61上で、あるいは、ケーシング41
の底壁部上でg1 、g2 で示すように団塊状となり、も
しくは堆積し、篩下空間65では振動により移送されて
いずれは篩下材排出口46から排出されるが、パンチ網
61上の団塊焼却灰g2 はパンチボール68の跳躍運動
を妨げる。特に、隔壁66と団塊焼却灰g2 との間に存
するパンチボール68’は跳躍しなくなり、本来の織り
網62を打ちゃくしてこの上の水分の多い灰分を篩下に
するという働きを無くしてしまう。
【0016】
【考案が解決しようとする問題点】本考案は上述の問題
に鑑みてなされ、焼却灰のように水分が多く、また、燃
えないごみとして鉄、金屑を含むような材料(いわゆ
る、コンポスト)でも確実に篩下となるべき材料と篩上
となるべき材料とに分離し、また金屑により篩面が損傷
されることのない振動篩機を提供することを目的とす
る。
【0017】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、防振ば
ねで支持された枠体と、該枠体を振動させる加振機と、
前記枠体内に配設される篩枠と、前記枠体の両側壁部に
それぞれ一端が止着され、他端が前記篩枠に止着される
駆動ばねと、前記篩枠に両端部が固定され、篩材料の移
送方向に、それぞれ間隙をおいて配設される複数の帯状
部材と、前記枠体の両端壁の少なくとも一方に前記篩枠
と所定の間隔をおいて固定された衝げき体とから成る振
動篩機、によって達成される。
【0018】
【作用】枠体は防止ばねで支持されているので加振機の
駆動で振動するが、この枠体に一端が止着された駆動ば
ねを介して枠体の内側に配設された篩枠を駆動ばねのば
ね常数の最小方向に振動させる。篩枠の両側壁部に固定
された帯状部材上を篩材料が移送され、この途上、これ
ら帯状部材間の間隙を通って下方に落下し、篩上と篩下
とに分離される。また、帯状材料間の間隙間に材料が目
詰まりを生じんとして枠体と篩枠との相対的な振動によ
り、ある周期において枠体に固定された衝げき体が篩枠
に衝突して、間隙で目詰まりを生じんとしていた材料に
衝げきを与えて篩上となるべき材料は帯状材料上を篩上
として移送され、篩下となるべき材料は間隙を通って下
方へ落下する。帯状材料は、例えば金属で構成すること
ができるので、また、帯状部材の間隙は上記従来例で述
べたような鉄屑pやfがあっても容易に下方に落下させ
ることができ、篩面としての複数の帯状部材を損傷する
ことがない。よって、長期に渡って安定な篩作用を保証
するものである。
【0019】
【実施例】以下、本考案による実施例による振動篩機に
ついて図1乃至図5を参照して説明する。図2において
本振動篩機は全体として70で示されており、枠体71
は基台73上に前後左右一対となった支持部材74、7
5上に防振ばね76、77を介して、更には、ばね受け
78、79を介して支持されており、またこの内側には
篩枠72を、後述するように取り付けている。
【0020】枠体71の両側壁部には、従来と同様に駆
動ばねアッセンブリ102が4個取り付けられている
が、これは、図4で明示されるように、断面がL字形状
の取付部材103a、103b、この相対する面に固定
された板ゴム104a、104b、これら板ゴム104
a、104bの間に挟着された連結部材105から成っ
ている。上述したように、枠体71内には篩枠72が配
設されているが、この両側壁部に上述の連結部材105
及び板ゴム104a、104bを介して外側の枠体71
に結合されている。
【0021】篩枠43内には断面形状がヘの字状の鉄材
で成る帯板部材92が上流側で5個移送方向に間隙hを
おいてその両端部で固定されており、この下流側に段差
をもって鉄材で成る帯板部材93が6個間隙hをおいて
その両端部で固定されている。上流側の帯板部材分92
の上流側端部に近接して篩分部材をガイドするための、
やはり断面がヘの字状のガイド部材91が篩枠92の両
側壁部に固定されており、篩枠72の右端部には篩上排
出口72aが形成されており、また、篩枠72の下端開
口72cの下方には外側の枠体71と一体的に形成され
ている篩下移送路88の、図2において右端部に篩下排
出口88aが形成されている。
【0022】篩枠71の左端壁部の中央部には衝げき体
94が取り付けられているが、これはボルト95および
ナット97とから成っており、ボルト95のねじ部96
が端壁92のねじ孔に螺着し、ナット97により回り止
めされている。ボルト95の頭部と篩枠72の端壁との
間に間隙Gを形成させている。更に、枠体71の右端壁
部は上方で篩上排出口72を形成するために左端壁より
低く形成されているが、この中央部にも上記衝げき体9
4と同様な衝げき体98が設けられている。すなわち、
ボルト99の軸部100を端壁のねじ孔に螺着し、ナッ
ト101により所定の間隙Gを形成するように設けられ
ている。
【0023】以上のように構成されるのであるが、枠体
71の質量、防振ばねの76のばね常数、篩枠72、及
びこれに取り付けられる帯状部材92、93等で成る質
量、及び篩枠72と枠体71を両側壁部で結合する駆動
ばねアッセンブリ102のばね常数とで、いわゆる2質
量振動系が構成されるのであるが、この共振周波数に近
い周波数でアンバランス・ウエイト86a、86bが回
転するようにプーリ82、84の径、電動機81の回転
数が設定されている。
【0024】本考案の実施例による振動篩機は以上のよ
うに構成されるのであるが、次に、この作用について説
明する。電動機81を駆動するとアンバランス・ウエイ
ト86a、86bが回転して円形の加振力を発生し、こ
れが枠体71に伝達される。他方、枠体71は防振ばね
76、77により振動可能に支持されているのである
が、他方では駆動ばねアッセンブリ102を介して内方
の篩枠72と結合されているので、ほぼ共振状態で、従
来と同様に駆動ばねアッセンブリ102の板ゴム104
a、104bの剪断方向に大きな振動成分をもって振動
し、板ゴム104a、104bの剪断方向に長軸を有す
る楕円振動を行ない、篩枠72は板ゴム104a、10
4bの剪断方向に直線振動を行なう。これにより、篩面
を形成する帯状部材92、93上の焼却灰を主とするご
みが振動により帯状部材92上を移送され、灰分fは確
実に帯状部材間の間隙hを通って、枠体71に一体的に
形成される篩下移送路部88上に落下し、振動により排
出口88aへと移送される。他方、篩上となる、燃えな
いごみである鉄屑mや金屑nは、図5のA、Bで示すよ
うに帯状部材92、93上を移送され、篩排出口72a
から外方へ排出される。
【0025】なお、灰分fは多量の水分を有するために
造粒傾向があるのであるが、団子にならんとしていても
篩枠72がその延在方向に直線振動を行なうのである
が、その前進運動中、または後進運動中において周期的
に衝げき体94、98と衝突することにより大きな衝げ
き力を受けて、団子に成らんとした水分の多い灰分fは
砕かれて帯状部材92、93間の間隙hより下方に落下
して確実に篩下として外方に排出される。また、図5の
Aに明示されているように、金屑Qや鉄屑m、P、Qが
間隙hに挟み込まれようとしても、衝げき体94、98
と篩枠72との衝げきによりこれらの咬み込みが図5の
Bで示すように解除されて篩上として帯状部材92、9
3上を移送される。なお、帯状部材92、93は金属
(鉄材)で形成されるので、仮に部分的に間隙hにその
まま咬み込んでいたとしても帯状部材92、93が損傷
を受けてその後篩分け作用ができなくなるということが
ない。
【0026】以上、本考案の実施例について説明した
が、勿論、本考案はこれに限定されることなく、本考案
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0027】例えば、以上の実施例では、加振機として
は電動機で回転されるアンバランス・ウエイト86a、
8bを用いたが、これに代えて、上述の第2の従来例で
示すようなクランク駆動機を加振機として用いてもよ
い。あるいは、振動電動機1個をその回転軸を枠体71
の延在方向に対し直角に向けて、その枠体71の後端壁
部に固定するようにしてもよく、また、一対の振動電動
機を枠体71の両側壁部に固定して直線振動力を発生さ
せるようにしてもよい。
【0028】また、以上の実施例では、駆動ばねアッセ
ンブリ102においては一対の板ゴム104a、104
bを用いたが、これに代えてコイルばねを用い、その軸
方向を篩枠72の振動方向に一致するように枠体71の
両側壁部に取り付けてもよい。
【0029】また、以上の実施例では、衝げき体94、
98のボルトの頭部と篩枠72との間に形成させる隙間
Gは一定としたが、ナット97、101を弛め、ボルト
の頭部と篩枠72との間の間隔を調節するようにしても
よい。
【0030】なおまた、以上の実施例では、篩枠72の
後端面、及び前端面に対向するように枠体71に取り付
けられた各々の衝げき体94、98に周期的に衝げきさ
せるようにしたが、このうち一方の衝げき体は省略させ
るようにしてもよい。
【0031】また、以上の実施例では、電動機81の制
御については何ら記載しなかったが、この電動機81を
制御可能とし、篩枠72、または枠体71に振動ピック
アップ、例えば近接センサを取り付け、これにより枠体
71、または篩枠72の、枠体71、または篩枠72に
対する相対的振巾を検知し、これを制御回路に供給し
て、所定の振巾と比較して、これと常に一致するように
電動機81の回転数を制御するようにしてもよい。すな
わち、共振周波数より遠ざけるか、これに近づけること
により周波数−振巾のカーブから振巾を所定の値にする
ようにしてもよい。これによって、衝げき体94、98
と篩枠72との衝げき力を所定のものとすることがで
き、また、所定の衝げき周期を特定することができる。
あるいは、篩材料によって最も篩分け効率が高くなるよ
うに、電動機81の回転数、すなわち振巾を調整するよ
うにしてもよい。あるいは、振動ピックアップにより検
出された振巾を、制御機内に設定された振巾と比較して
常に一定の振巾となるように定振巾装置を配設するよう
にしてもよい。
【0032】また、以上の実施例では、アンバラン・ウ
エイト86a、86bの回転による円加振力により篩枠
72を振動させるようにしたが、本出願人が先に開発し
たアンバランス・ウエイトの不平衡度を2枚の相重なる
アンバランス・ウエイトの相対的な位置調整を自動的に
行なえるような装置により一定の回転数で加振力を増
大、または減少させることにより篩分け効率を調節して
もよい。
【0033】また、以上の実施例では、装置70全体を
移送方向に向けて下向きに傾斜させるようにしたが、こ
れに代えて、装置70を水平にして、駆動ばねアッセン
ブリ102の篩枠72に対する取付角度を水平方向に対
し所定角度傾斜させるようにして、同じアンバランス・
ウエイトの加振力で枠体71の楕円振動の長軸方向、及
び篩枠72の直線振動の振動方向を水平に対して、ある
角度をもたせて、篩面としての帯状部材92、93上を
移送させるようにしてもよい。またこの場合、上述の実
施例では枠体71に対し板ゴム104a、104bの取
付方向を平行としたが、これを90度捻って枠体71の
延在方向に対して垂直方向に振動させるようにし、この
場合には、枠体71全体を移送方向に対し下向きに傾斜
配設して篩分材料を移送させるようにしてもよい。
【0034】
【考案の効果】以上述べたように、本考案による振動篩
機によれば、水分の多い焼却灰で、燃えないごみとして
の色々な形状の金屑、鉄屑を含むようなコンポスト、ご
み、又は篩材料に対しても、問題なく篩上と篩下とに分
離することができ、篩網の篩作用の長寿命を保証する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による振動篩機の全体を示す斜
視図である。
【図2】同篩機の一部破断して示す側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】部分破断同正面図である。
【図5】Aは同篩機の要部の拡大側面図であり、Bは同
要部の作用を示す拡大側面図である。
【図6】第1の従来例の振動篩機の部分破断側面図であ
る。
【図7】同平面図である。
【図8】同断面正面図である。
【図9】図7における[9]−[9]線方向における断
面図である。
【図10】図7における[10]−[10]線方向にお
ける断面図である。
【図11】Aは従来例の要部の拡大側断面図であり、B
は同要部の作用を示す側断面図である。
【図12】第2の従来例の振動篩機の側面図である。
【図13】 同要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
71 枠体 72 篩枠 81 電動機 86a アンバランス・ウエイト 86b アンバランス・ウエイト 92 帯状部材 93 帯状部材 94 衝げき体 98 衝げき体 h 間隙

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振ばねで支持された枠体と、該枠体を
    振動させる加振機と、前記枠体内に配設される篩枠と、
    前記枠体の両側壁部にそれぞれ一端が止着され、他端が
    前記篩枠に止着される駆動ばねと、前記篩枠に両端部が
    固定され、篩材料の移送方向に、それぞれ間隙をおいて
    配設される複数の帯状部材と、前記枠体の両端壁の少な
    くとも一方に前記篩枠と所定の間隔をおいて固定された
    衝げき体とから成る振動篩機。
  2. 【請求項2】 前記衝げき体は前記間隔の大きさを調節
    可能としている請求項1に記載の振動篩機。
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