JPH07259593A - 車両用トラクション制御装置 - Google Patents

車両用トラクション制御装置

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JPH07259593A
JPH07259593A JP6045952A JP4595294A JPH07259593A JP H07259593 A JPH07259593 A JP H07259593A JP 6045952 A JP6045952 A JP 6045952A JP 4595294 A JP4595294 A JP 4595294A JP H07259593 A JPH07259593 A JP H07259593A
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traction control
traction
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    • B60W2510/00Input parameters relating to a particular sub-units
    • B60W2510/06Combustion engines, Gas turbines
    • B60W2510/0604Throttle position

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン出力低減手法として燃料カットと点
火時期遅角の少なくとも一方の制御を含む車両用トラク
ション制御装置において、燃料カットや点火時期遅角に
よる制御応答性を確保しながら、エンジン・排気系への
熱影響抑制を図ること。 【構成】 燃料カットまたは点火時期遅角による第1ト
ラクション制御を設定された制限時間以上継続する例外
制御要求時、設定された許容回数までは第1トラクショ
ン制御を実行する第1トラクション制御実行手段gを設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン出力低減手法
として燃料カットと点火時期遅角の少なくとも一方の制
御を含む車両用トラクション制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用トラクション制御装置とし
ては、例えば、特開平1−147127号公報に記載さ
れている装置が知られている。
【0003】この従来出典には、加速スリップ発生時に
燃料カットまたは点火時期の遅角制御を行ないエンジン
出力を落として加速スリップを抑制する車両用トラクシ
ョン制御装置において、燃料カット時にエンジンの冷却
(気化冷却)を行なうために燃料増量を行なうと、燃料
カットした気筒からの新気と、他気筒からの燃え残り燃
料とが触媒内で燃焼して触媒の劣化を促進させることか
ら、これを防止するために、トラクション制御中には燃
料の増量を禁止する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用トラクション制御装置にあっては、触媒の劣
化を防止することはできるものの、トラクション制御中
には燃料の増量を抑制するものであるため、当然にトラ
クション制御中は燃料の増量によるエンジンの気化冷却
を行なえず、高μ路でのスポーティ走行時等のように長
時間にわたってトラクション制御が続行されるような時
には、エンジン系の温度上昇を招き、結果としてエンジ
ン耐久性を低下させてしまうという問題がある。
【0005】特に、高μ路でのスポーティ走行では、エ
ンジン高負荷状態であり、加速スリップが発生しやすい
のに対し、上記従来技術を適用すると、エンジンの持つ
駆動性能を引き出すことができない。
【0006】そこで、最初から燃料カット,点火時期以
外のトラクション制御を用いると上記のような問題が生
じないが、他のトラクション制御システムは、それぞれ
下記に列挙するような欠点がある。
【0007】(1) スロットル制御は、駆動力低減量を0
%〜100%まで制御できるが応答性が悪い。
【0008】(2) ブレーキ制御は、駆動力低減量を0%
〜100%まで制御できるがブレーキパッドの摩耗が早
くなる。
【0009】(3) 差動制限量制御や変速制御は、駆動力
低減量が小さい。
【0010】したがって、制御応答性や耐久信頼性を確
保するには燃料カット,点火時期によるトラクション制
御を行なうことが好ましく、さらに、燃料カット,点火
時期のみのトラクション制御ではエンジンの耐久性を低
下させるという点を解消するには、燃料カット,点火時
期によるトラクション制御をベースとし、これと他のト
ラクション制御との組み合わせによる制御システムとす
るのが最適である。
【0011】そこで、本出願人は、特願平5−1606
48号にて、トラクション制御要求時、エンジン負荷状
態が高いほど燃料カット制御あるいは点火時期制御によ
る第1トラクション制御手段の制御分担を低くしこれ以
外の第2トラクション制御手段の制御分担を高くして加
速スリップを抑えるトラクション制御を実行する内容の
ものを提案した。
【0012】しかし、この制御において、制御分担の設
定をエンジンや排気系の熱による耐久性問題を重視し、
エンジン負荷状態が高いと燃料カットや点火時期遅角に
よる制御分担をかなり低く抑えると、燃料カットや点火
時期遅角の持つ長所である応答性が生かせず、トラクシ
ョン制御終了後にドライバがアクセル踏み込み操作を行
なったとしても、ドライバの加速意志に応えることがで
きない。
【0013】また、制御分担の設定を制御応答性を重視
し、エンジン負荷状態が高くても燃料カットや点火時期
遅角による制御分担をかなり高くすると、高負荷状態で
長時間にわたってトラクション制御が続行されるような
時には、エンジンや排気系の熱による耐久性問題が出て
しまう。
【0014】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、第1の目的とするところは、エンジン出力低減手
法として燃料カットと点火時期遅角の少なくとも一方の
制御を含む車両用トラクション制御装置において、燃料
カットや点火時期遅角による制御応答性を確保しなが
ら、エンジン・排気系への熱影響抑制を図ることにあ
る。
【0015】第2の目的とするところは、第1の目的に
加え、燃料カットまたは点火時期遅角による制御継続可
能な制限時間を未燃焼ガスの発生程度に対し適切に設定
することにある。
【0016】第3の目的とするところは、第1または第
2の目的に加え、第1トラクション制御を制限時間以上
継続する要求に応える許容回数を未燃焼ガスの発生程度
に対し適切に設定することにある。
【0017】第4の目的とするところは、第1〜第3の
目的に加え、第1トラクション制御が禁止される状況と
なった場合に加速スリップを抑制するトラクション制御
量を確保することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため第1の発明の車両用トラクション制御装置では、
図1のクレーム対応図に示すように、燃料カットと点火
時期遅角の少なくとも一方の制御によりエンジン出力を
低減させる第1トラクション制御手段aと、加速スリッ
プを検出する加速スリップ検出手段bと、加速スリップ
状態に基づき第1トラクション制御要求を判断する第1
トラクション制御要求判断手段cと、燃料カットまたは
点火時期遅角による制御継続可能な制限時間を設定する
制限時間設定手段dと、第1トラクション制御要求が設
定されている制限時間以上第1トラクション制御を継続
する要求内容かどうかを判断する例外制御要求判断手段
eと、第1トラクション制御を制限時間以上継続する要
求に応える許容回数を設定する許容回数設定手段fと、
第1トラクション制御を制限時間以上継続する要求時、
設定された許容回数までは第1トラクション制御を実行
する第1トラクション制御実行手段gと、を備えている
ことを特徴とする。
【0019】上記第2の目的を達成するため第2の発明
の車両用トラクション制御装置では、図1のクレーム対
応図に示すように、請求項1記載の車両用トラクション
制御装置において、燃料カットまたは点火時期遅角によ
るトラクション制御中の未燃焼ガス発生量推定値を検出
する未燃焼ガス発生量推定値検出手段hを設け、前記制
限時間設定手段dは、未燃焼ガス発生量推定値が大きい
ほど短い制限時間に設定する手段であることを特徴とす
る。
【0020】上記第3の目的を達成するため第3の発明
の車両用トラクション制御装置では、図1のクレーム対
応図に示すように、請求項1または請求項2記載の車両
用トラクション制御装置において、前記許容回数設定手
段fは、未燃焼ガス発生量推定値が大きいほど少ない回
数に設定する手段であることを特徴とする。
【0021】上記第4の目的を達成するため第4の発明
の車両用トラクション制御装置では、図1のクレーム対
応図に示すように、請求項1〜請求項3記載の車両用ト
ラクション制御装置において、前記第1トラクション制
御手段aとは異なる手法によりエンジンから駆動輪に伝
達されるトラクションを低減させる第2トラクション制
御手段iと、前記許容回数設定手段fにより設定される
許容回数を超える制御要求に対し燃料カットまたは点火
時期遅角による第1トラクション制御を禁止し、同時
に、許容回数を超える例外制御要求回数が大きいほど第
2トラクション制御の負担度を増大させる併用トラクシ
ョン制御手段jと、を備えていることを特徴とする。
【0022】
【作用】第1の発明の作用を説明する。
【0023】車両走行時、加速スリップ検出手段bによ
り加速スリップの発生が検出され、第1トラクション制
御要求判断手段cにおいて、加速スリップ状態に基づき
第1トラクション制御要求が判断された時には、例外制
御要求判断手段eにおいて、第1トラクション制御要求
が第1トラクション制御を制限時間設定手段dにより設
定されている制限時間以上継続する要求内容かどうかが
判断され、第1トラクション制御実行手段gにおいて、
第1トラクション制御を制限時間以上継続する要求時、
許容回数設定手段fで設定された許容回数までは第1ト
ラクション制御が実行される。
【0024】したがって、制限条件付きであるが燃料カ
ットと点火時期遅角の少なくとも一方の制御によりエン
ジン出力を低減させる第1トラクション制御が制御要求
にしたがって必ず実行されることで、応答よく加速スリ
ップを抑制し、また、応答よく通常の状態へ復帰すると
いう制御応答性が確保される。
【0025】そして、第1トラクション制御継続する時
間に制限時間を設け、且つ、制限時間以上の第1トラク
ション制御の継続回数に許容回数を設けていることで、
エンジン系や排気系触媒の耐久性が問題となるような過
度の加熱が抑制される。
【0026】第2発明の作用を説明する。
【0027】上記制限時間を設定するにあたって、制限
時間設定手段dにおいて、未燃焼ガス発生量推定値検出
手段hからの未燃焼ガス発生量推定値が大きいほど短い
制限時間に設定される。
【0028】したがって、燃料カットまたは点火時期遅
角による制御継続可能な制限時間を未燃焼ガスの発生程
度に対し適切に設定することができる。
【0029】第3発明の作用を説明する。
【0030】上記許容回数を設定するにあたって、許容
回数設定手段fにおいて、未燃焼ガス発生量推定値検出
手段hからの未燃焼ガス発生量推定値が大きいほど少な
い回数に設定される。
【0031】したがって、第1トラクション制御を制限
時間以上継続する要求に応える許容回数を未燃焼ガスの
発生程度に対し適切に設定することができる。
【0032】第4の発明の作用を説明する。
【0033】第1トラクション制御手段aとは異なる手
法によりエンジンから駆動輪に伝達されるトラクション
を低減させる第2トラクション制御手段iが搭載された
車両において、許容回数設定手段fにより設定される許
容回数を超える制御要求があった時には、併用トラクシ
ョン制御手段jにおいて、燃料カットまたは点火時期遅
角による第1トラクション制御を禁止し、同時に、許容
回数を超える例外制御要求回数が大きいほど第2トラク
ション制御の負担度を増大させる制御が行なわれる。
【0034】したがって、制限付きで実行される第1ト
ラクション制御が禁止される状況となった場合、第1ト
ラクション制御による制御量分を補償するように第2ト
ラクション制御の負担度を増大させることで、加速スリ
ップを抑制するトラクション制御量が確保される。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0036】(第1実施例)まず、構成を説明する。図
2は本発明第1実施例の車両用トラクション制御装置が
適用された後輪駆動車の制御システム全体図である。
【0037】トラクション制御システムとして、フェー
ルカットを行なうTCS燃料制御による第1トラクショ
ン制御システム(第1トラクション制御手段aに相当)
と、加速スリップ発生時にモータスロットル閉制御を行
なうTCSスロットル制御による第2トラクション制御
システム(第2トラクション制御手段iに相当)が搭載
されている。
【0038】ここで、図2には点火時期遅角制御を行な
うTCS点火制御システムも併せて記載されていて、フ
ェールカットと点火時期遅角の少なくとも一方を第1ト
ラクション制御手段としてもよい。また、図2には後輪
のブレーキ圧制御を行なうTCSブレーキ制御システム
や左右後輪の差動制限量制御を行なうTCS差動制限制
御システムも併せて記載されていて、TCSスロットル
制御システムとこれらのシステムのうち1つあるいは複
数の組み合わせを第2トラクション制御手段としてもよ
い。
【0039】図2において、1は第1スロットルバル
ブ、2は第2スロットルバルブ、3はスロットルモー
タ、4はLSD/TCS/ABSコントローラ、5はス
ロットル制御コントローラ、6,7はホイールシリン
ダ、8は外部油圧源、9はTCSブレーキアクチュエー
タ、10はディファレンシャル、11は差動制限クラッ
チ、12はLSD油圧ユニット、13は前輪右センサ、
14は前輪左センサ、15は後輪右センサ、16は後輪
左センサ、17は横加速度センサ、18は前後加速度セ
ンサ、19はTCS ON/OFFスイッチ、20はブレーキラン
プスイッチ、21はABSアクチュエータ、22はTCS
インジケータ、23はTCS ワーニングランプ、24はAB
S ワーニングランプ、25はLSD ワーニングランプ、2
6は第1スロットルセンサ、27は第2スロットルセン
サ、28は点火プラグ、29はフェールインジェクタ、
30はエンジン集中電子制御ユニット、31はA/T コン
トローラ、32はASCDコントローラ、33はASCDアクチ
ュエータである。
【0040】前記TCS点火制御及びTCS燃料制御
は、エンジンに設けられている点火プラグ28及びフェ
ールインジェクタ29に対し、LSD/TCS/ABS
コントローラ4から制御指令に基づきエンジン集中電子
制御ユニット30から駆動指令を出力することで行なわ
れる。
【0041】前記TCSスロットル制御は、アクセルペ
ダルと連動して作動する第1スロットルバルブ1と直列
に設けられる第2スロットルバルブ2を開閉駆動させる
スロットルモータ3に対し、LSD/TCS/ABSコ
ントローラ4から制御指令に基づきスロットル制御コン
トローラ5からモータ駆動電流を印加することで行なわ
れる。
【0042】前記TCSブレーキ制御は、左右のホイー
ルシリンダ6,7に外部油圧源8からの油圧に基づく制
御油圧を作り出すTCSブレーキアクチュエータ9に対
し、LSD/TCS/ABSコントローラ4から制御指
令を出力することで行なわれる。
【0043】前記TCS差動制限制御は、ディファレン
シャル10に内蔵された差動制限クラッチ11へのクラ
ッチ制御油圧を作り出すLSD油圧ユニット12に対
し、LSD/TCS/ABSコントローラ4から制御指
令を出力することで行なわれ、例えば、左右後輪の一方
が加速スリップ状態である時に差動制限トルクを高める
ことで加速スリップ側の駆動輪への伝達駆動力の一部が
非スリップ側の駆動輪へ伝達され、これにより加速スリ
ップを抑える。
【0044】前記LSD/TCS/ABSコントローラ
4には、前輪右センサ13からの右前輪速VANRと、前輪
左センサ14からの左前輪速VANLと、後輪右センサ15
からの右後輪速VNARと、後輪左センサ16からの左後輪
速VNALと、横加速度センサ17からの横加速度YGと、前
後加速度センサ18からの前後加速度XGと、TCS ON/OFF
スイッチ19からのスイッチ信号と、ブレーキランプス
イッチ20からのスイッチ信号と、スロットル制御コン
トローラ5からの第1スロットル開度θ1 及び第2スロ
ットル開度θ2 等が入力される。
【0045】そして、LSD/TCS/ABSコントロ
ーラ4からは、上記出力以外に、ABSアクチュエータ
21に対しABS制御指令が出力されるし、TCS 作動時
にはTCS インジケータ22に点灯指令が出力され、TCS
フェイル時にはTCS ワーニングランプ23に点灯指令が
出力され、ABS フェイル時にはABS ワーニングランプ2
4に点灯指令が出力され、LSD フェイル時にはLSD ワー
ニングランプ25に点灯指令が出力される。
【0046】前記スロットル制御コントローラ5は、ス
ロットルモータ駆動回路を中心とする制御回路で、第1
スロットルセンサ26からの第1スロットル開度θ1
と、第2スロットルセンサ27からの第2スロットル開
度θ2 が入力される。
【0047】尚、この制御システムには周辺システムと
して、図示のように、エンジン集中電子制御ユニット3
0を有するエンジン集中電子制御システムや、A/T コン
トローラ31を有するオートマチックトランスミッショ
ン制御システムと、ASCDコントローラ32やASCDアクチ
ュエータ33を有する定速走行制御システムが設けられ
ている。
【0048】次に、作用を説明する。
【0049】[フェールカットによるTCS制御作動]
図3はLSD/TCS/ABSコントローラ4で行なわ
れるフェールカットによるTCS制御作動処理の流れを
示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明
する。
【0050】ステップ40では、各車輪速センサ13,
14,15,16から車輪速に基づき、例えば、駆動輪
速平均と従動輪速平均との差によるスリップ量等でスリ
ップ状態が検出される(加速スリップ検出手段bに相
当)。
【0051】ステップ41では、ステップ40で検出さ
れたスリップ状態がトラクション制御開始しきい値を超
えているかどうかによりスリップ状態か非スリップ状態
かが判断される。例えば、スリップ量≧3km/hの時、ス
リップ状態と判断する。
【0052】ステップ42では、フェールカット制御要
求があるかどうかが判断される(第1トラクション制御
要求判断手段cに相当)。例えば、スリップ量≧4.5
km/hの時、フェールカット制御要求時であると判断す
る。
【0053】ステップ43では、予め設定されている制
限時間to (例えば、1sec)以上のフェールカット
制御要求であるかどうかが判断される(制限時間設定手
段d及び例外制御要求判断手段eに相当)。
【0054】ステップ44では、フェールカット制御継
続タイマTとフェールカット例外制御カウンタNがそれ
ぞれ1だけインクリメントされる。
【0055】ステップ45では、フェールカット制御継
続タイマTが1だけインクリメントされる。
【0056】ステップ46では、フェールカット制御継
続タイマTがT=0にセットされる。
【0057】ステップ47では、フェールカット制御継
続タイマTが1だけインクリメントされる。
【0058】ステップ48では、フェールカット例外制
御カウンタNが予め設定されている許容回数Nm以上で
あるかどうかが判断される。例えば、許容回数Nm=3
というように予め設定しておく(許容回数設定手段fに
相当)。
【0059】ステップ49では、フェールカット制御継
続タイマTが設定時間Tmとなったかどうかが判断され
る。例えば、設定時間Tm=3secというように設定
されている。
【0060】ステップ50では、フェールカット制御要
求に応じてフェールカット制御が実施される。尚、ステ
ップ48〜ステップ50は、第1トラクション制御実行
手段gに相当する。
【0061】ステップ51では、フェールカット制御継
続タイマTとフェールカット例外制御カウンタNとがク
リアとされる。
【0062】ステップ52では、所定時間To の間、フ
ェールカット制御要求を無視し、フェールカット制御を
禁止する。
【0063】ステップ53では、スロットル制御しきい
値をフェールカット例外制御カウンタNが大きいほど小
さい値とする変更指令がスロットル制御側に出力され
る。尚、ステップ52,53は、併用トラクション制御
手段jに相当する。
【0064】[スロットル制御によるTCS制御作動]
図4はLSD/TCS/ABSコントローラ4で行なわ
れるスロットル制御によるTCS制御作動処理の流れを
示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明
する。
【0065】ステップ60では、上記ステップ40と同
様に、例えば、駆動輪速平均と従動輪速平均との差によ
るスリップ量等でスリップ状態が検出される。
【0066】ステップ61では、スリップ量がスロット
ル制御しきい値より大きいかどうかが判断される。尚、
スロットル制御しきい値は上記ステップ53により変更
されることがある。
【0067】ステップ62では、スリップ量加速度が算
出され、これが正かどうかが判断される。
【0068】ステップ63では、スリップ量加速度に応
じてスロットル閉速度θc'が決定される。
【0069】ステップ64では、スリップ量加速度絶対
値に応じてスロットル開速度θo'が決定される。
【0070】ステップ65では、スロットル開閉速度θ
c',θo'に応じたスロットル制御が実行される。
【0071】[フェールカット制御要求がない時]ステ
ップ50では、例えばスリップ状態ではあるがその程度
が低く、エンジン負荷が高い時など、フェールカット制
御を中止するようにしており、このようにフェールカッ
ト制御要求がない時には、図3のフローチャートで、ス
テップ40→ステップ41→ステップ42→ステップ4
6→ステップ48→ステップ49→ステップ50へと進
む流れとなり、ステップ50では、フェールカット制御
要求がないことでフェールカットは実施されない。
【0072】したがって、走行時に発生する加速スリッ
プに対しては、図4に示すフローチャートによるスロッ
トル制御のみで抑制されることになる。
【0073】尚、フェールカット制御要求があった後、
その要求がなくなった場合には、ステップ46からステ
ップ47へ進み、フェールカット制御継続タイマTが1
だけインクリメントされ、このフェールカット制御継続
タイマTの値が設定時間Tmとなると、ステップ49か
らステップ50へ進み、タイマTがクリアされるという
ように、タイマTはフェールカット制御開始からカウン
トされて、設定時間Tmを経過する毎にクリアされる。
【0074】[通常のフェールカット制御要求時]制限
時間to 未満の継続時間による通常のフェールカット制
御要求時には、図3のフローチャートで、ステップ40
→ステップ41→ステップ42→ステップ43→ステッ
プ45→ステップ48→ステップ49→ステップ50へ
と進む流れとなり、ステップ50では、フェールカット
制御要求にしたがってフェールカットが実施される。
【0075】したがって、走行時に発生する加速スリッ
プに対しては、フェールカット制御とスロットル制御と
の併用により抑制されることになる。
【0076】尚、この場合もタイマTはフェールカット
制御開始からカウントされて、設定時間Tmを経過する
毎にクリアされる。
【0077】[許容回数未満の例外的フェールカット制
御要求時]制限時間to 以上の継続時間による例外的フ
ェールカット制御要求時には、図3のフローチャート
で、ステップ40→ステップ41→ステップ42→ステ
ップ43→ステップ44→ステップ48→ステップ49
→ステップ50へと進む流れとなり、ステップ50で
は、フェールカット制御要求にしたがってフェールカッ
トが実施される。そして、1回の制御毎にステップ44
にてフェールカット例外制御カウンタNが1だけインク
リメントされるが、この制御カウンタNが許容回数Nm
に達するまでは、フェールカット制御要求にしたがって
フェールカットが実施される。
【0078】具体的には、図5に示すタイムチャートに
示すように、通常のフェールカット制御要求があっても
制御カウンタNがN=0のままであるが、例外的フェー
ルカット制御要求があると制御カウンタNがN=1とさ
れる。尚、このタイマTと制御カウンタNは、フェール
カット制御開始からカウントされ、設定時間Tmを経過
する毎にいずれもクリアされる。
【0079】したがって、許容回数NmがNm=3に設
定されている場合には、例外的フェールカット制御要求
が2回までは許容され、制限時間to 以上の継続時間に
よるフェールカット制御が実施されることになる。
【0080】この結果、例外的フェールカット制御要求
時には、許容回数Nm未満という条件付きではあるが、
フェールカット制御が制御要求にしたがって必ず実行さ
れることで、フェールカット制御の長所が生かされ、応
答よく加速スリップを抑制し、また、応答よく通常の状
態へ復帰するという制御応答性が確保される。
【0081】そして、フェールカット制御の継続時間に
制限時間to を設け、且つ、制限時間to 以上のフェー
ルカット制御の回数に許容回数Nmを設けていること
で、エンジン系や排気系触媒の耐久性が問題となるよう
な過度の加熱が抑制される。
【0082】[許容回数以上の例外的フェールカット制
御要求時]制限時間to 以上の継続時間による例外的フ
ェールカット制御要求による制御カウンタNが許容回数
Nmに達すると、ステップ48からステップ52→ステ
ップ53へと進む流れとなり、ステップ52では、所定
時間To の間、フェールカット制御要求を無視し、フェ
ールカット制御が禁止され、ステップ53では、スロッ
トル制御しきい値をフェールカット例外制御カウンタN
が大きいほど小さい値とする変更指令がスロットル制御
側に出力される。
【0083】したがって、設定時間Tm内に許容回数N
mを超える例外的フェールカット制御要求があった場合
には、フェールカット制御が禁止され、スロットル制御
しきい値を小さな値とし、制御負担を増したスロットル
制御のみによって加速スリップが抑制される。
【0084】この結果、制限付きで実行される例外的フ
ェールカット制御が禁止される状況となった場合、フェ
ールカット制御による制御量分を補償するようにスロッ
トル制御の負担度を増大させることで、加速スリップを
抑制するトータルのエンジン出力低減量が確保され、フ
ェールカット制御禁止影響が小さく抑えられる。
【0085】次に、効果を説明する。
【0086】(1)制限時間to 以上の継続時間による
例外的フェールカット制御要求時、フェールカット例外
制御カウンタNが許容回数Nmに達するまでは、フェー
ルカット制御要求にしたがってフェールカット制御を実
施する装置としたため、燃料カットや点火時期遅角によ
る制御応答性を確保しながら、エンジン・排気系への熱
影響抑制を図ることができる。
【0087】(2)フェールカットを行なうTCS燃料
制御による第1トラクション制御システムと、加速スリ
ップ発生時にモータスロットル閉制御を行なうTCSス
ロットル制御による第2トラクション制御システムとが
搭載された車両において、制限時間to 以上の継続時間
による例外的フェールカット制御要求による制御カウン
タNが許容回数Nmに達すると、フェールカット制御を
禁止し、スロットル制御の制御負担を増す総合制御を行
なう装置としたため、フェールカット制御が禁止される
状況となった場合に加速スリップを抑制するエンジン出
力低減量を確保することができる。
【0088】(他の実施例)上記第1実施例では、制限
時間to を例えば、1secというように予め固定値で
与える例を示したが、図6に示すように、エンジン回転
数とスロットル開度とが大きくなるほど小さな値で与え
るようにしてもよい。
【0089】この場合、エンジン回転数とスロットル開
度とがフェールカットによる未燃焼ガスの発生量を推定
する推定値となり、フェールカットによる制御継続可能
な制限時間to を未燃焼ガスの発生程度に対し適切に設
定することができる。
【0090】上記第1実施例では、許容回数Nmを例え
ばNm=3というように予め固定値で与える例を示した
が、図7に示すように、エンジン回転数とスロットル開
度とが大きくなるほど小さな値で与えるようにしてもよ
いし、また、図8に示すように、TCS作動履歴α(=
ΣTCS作動時間/所定走行時間)が大きくなるほど小
さな値で与えるようにしてもよい。
【0091】この場合、エンジン回転数とスロットル開
度あるいはTCS作動履歴αがフェールカットによる未
燃焼ガスの発生量を推定する推定値となり、フェールカ
ット制御を制限時間to 以上継続する要求に応える許容
回数Nmを未燃焼ガスの発生程度に対し適切に設定する
ことができる。
【0092】上記第1実施例では、フェールカット制御
が禁止される状況でのスロットル制御の制御負担を増す
手段として、スロットル制御しきい値をカウンタNが大
きくなるほど小さくする例を示したが、図9に示すよう
に、スリップ発生時のスロットル閉制御量Δθをカウン
タNが大きくなるほど大きくするようにしてもよいし、
また、図10に示すように、スロットル制御ゲイン(開
閉速度)をカウンタNが大きくなるほど大きくするよう
にしてもよい。
【0093】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
い。
【0094】例えば、実施例では第1トラクション制御
手段として、フェールカット制御を行なう手段の例を示
したが、フェールカットと点火時期の遅角の少なくとも
一方の制御を行なう手段であれば本発明を適用できる。
【0095】実施例では第2トラクション制御手段とし
てスロットル制御を行なう手段の例を示したが、差動制
限量を制御する手段,ブレーキ力を制御する手段,変速
機の変速比を制御する手段等、エンジンから駆動輪に至
る駆動系において外部からの指令により正の駆動力また
は負の駆動力(制動力)を可変に制御できる1つの手段
あるいは複数を組み合わせた手段であればよい。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の第1の発明にあっては、
エンジン出力低減手法として燃料カットと点火時期遅角
の少なくとも一方の制御を含む車両用トラクション制御
装置において、燃料カットまたは点火時期遅角による第
1トラクション制御を設定された制限時間以上継続する
例外制御要求時、設定された許容回数までは第1トラク
ション制御を実行する第1トラクション制御実行手段を
設けた装置としたため、燃料カットや点火時期遅角によ
る制御応答性を確保しながら、エンジン・排気系への熱
影響抑制を図ることができるという効果が得られる。
【0097】請求項2記載の第2の発明にあっては、請
求項1記載の車両用トラクション制御装置において、燃
料カットまたは点火時期遅角によるトラクション制御中
の未燃焼ガス発生量推定値を検出する未燃焼ガス発生量
推定値検出手段を設け、制限時間設定手段は、未燃焼ガ
ス発生量推定値が大きいほど短い制限時間に設定する手
段としたため、上記効果に加え、燃料カットまたは点火
時期遅角による制御継続可能な制限時間を未燃焼ガスの
発生程度に対し適切に設定することができるという効果
が得られる。
【0098】請求項3記載の第3の発明にあっては、請
求項1または請求項2記載の車両用トラクション制御装
置において、許容回数設定手段は、未燃焼ガス発生量推
定値が大きいほど少ない回数に設定する手段としたた
め、上記効果に加え、第1トラクション制御を制限時間
以上継続する要求に応える許容回数を未燃焼ガスの発生
程度に対し適切に設定することができるという効果が得
られる。
【0099】請求項4記載の第4の発明にあっては、請
求項1〜請求項3記載の車両用トラクション制御装置に
おいて、第1トラクション制御手段とは異なる手法によ
りエンジンから駆動輪に伝達されるトラクションを低減
させる第2トラクション制御手段と、許容回数設定手段
により設定される許容回数を超える制御要求に対し燃料
カットまたは点火時期遅角による第1トラクション制御
を禁止し、同時に、許容回数を超える例外制御要求回数
が大きいほど第2トラクション制御の負担度を増大させ
る併用トラクション制御手段と、を備えている装置とし
たため、上記効果に加え、第1トラクション制御が禁止
される状況となった場合に加速スリップを抑制するトラ
クション制御量を確保することができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用トラクション制御装置を示すク
レーム対応図である。
【図2】実施例の車両用トラクション制御装置が適用さ
れた後輪駆動車の制御システム全体図である。
【図3】実施例装置のLSD/TCS/ABSコントロ
ーラで行なわれるフェールカット制御作動の流れを示す
フローチャートである。
【図4】実施例装置のLSD/TCS/ABSコントロ
ーラで行なわれるスロットル制御作動の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】通常のフェールカット制御要求のあとに例外的
フェールカット制御要求があった場合のタイマTとカウ
ンタNの変化の状況を示すタイムチャートである。
【図6】制限時間を可変に設定する一例を示す図であ
る。
【図7】許容回数を可変に設定する一例を示す図であ
る。
【図8】許容回数を可変に設定する他の例を示す図であ
る。
【図9】スロットル制御の制御負担をカウンタが大きい
ほど増す設定の一例を示す図である。
【図10】スロットル制御の制御負担をカウンタが大き
いほど増す設定の他の例を示す図である。
【符号の説明】
a 第1トラクション制御手段 b 加速スリップ検出手段 c 第1トラクション制御要求判断手段 d 制限時間設定手段 e 例外制御要求判断手段 f 許容回数設定手段 g 第1トラクション制御実行手段 h 未燃焼ガス発生量推定値検出手段 i 第2トラクション制御手段 j 併用トラクション制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料カットと点火時期遅角の少なくとも
    一方の制御によりエンジン出力を低減させる第1トラク
    ション制御手段と、 加速スリップを検出する加速スリップ検出手段と、 加速スリップ状態に基づき第1トラクション制御要求を
    判断する第1トラクション制御要求判断手段と、 燃料カットまたは点火時期遅角による制御継続可能な制
    限時間を設定する制限時間設定手段と、 第1トラクション制御要求が設定されている制限時間以
    上第1トラクション制御を継続する要求内容かどうかを
    判断する例外制御要求判断手段と、 第1トラクション制御を制限時間以上継続する要求に応
    える許容回数を設定する許容回数設定手段と、 第1トラクション制御を制限時間以上継続する要求時、
    設定された許容回数までは第1トラクション制御を実行
    する第1トラクション制御実行手段と、 を備えていることを特徴とする車両用トラクション制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用トラクション制御
    装置において、 燃料カットまたは点火時期遅角によるトラクション制御
    中の未燃焼ガス発生量推定値を検出する未燃焼ガス発生
    量推定値検出手段を設け、 前記制限時間設定手段は、未燃焼ガス発生量推定値が大
    きいほど短い制限時間に設定する手段であることを特徴
    とする車両用トラクション制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両用ト
    ラクション制御装置において、 前記許容回数設定手段は、未燃焼ガス発生量推定値が大
    きいほど少ない回数に設定する手段であることを特徴と
    する車両用トラクション制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の車両用トラク
    ション制御装置において、 前記第1トラクション制御手段とは異なる手法によりエ
    ンジンから駆動輪に伝達されるトラクションを低減させ
    る第2トラクション制御手段と、 前記許容回数設定手段により設定される許容回数を超え
    る制御要求に対し燃料カットまたは点火時期遅角による
    第1トラクション制御を禁止し、同時に、許容回数を超
    える例外制御要求回数が大きいほど第2トラクション制
    御の負担度を増大させる併用トラクション制御手段と、 を備えていることを特徴とする車両用トラクション制御
    装置。
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