JPH01147127A - 気筒数制御式トラクション制御装置 - Google Patents

気筒数制御式トラクション制御装置

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JPH01147127A
JPH01147127A JP30622287A JP30622287A JPH01147127A JP H01147127 A JPH01147127 A JP H01147127A JP 30622287 A JP30622287 A JP 30622287A JP 30622287 A JP30622287 A JP 30622287A JP H01147127 A JPH01147127 A JP H01147127A
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JP
Japan
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fuel
engine
cylinder
control
routine
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JP30622287A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hiromoto
広本 建一
Shinichiro Tanaka
伸一郎 田中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH01147127A publication Critical patent/JPH01147127A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、車両のトラクション制御をエンジンの気筒数
を制御して行なう装置に関する。
[従来の技術] 従来、加速時の駆動輪のスリップを気筒数を制御して防
止することにより車両の駆動力を有効に発揮させる技術
、いわゆる車両のトラクションを制御する技術が種々開
示されている。この技術としては、たとえば、特開昭5
8−8436@公報に開示されているように、加速によ
る駆動輪のスリップ状態を検出し、このスリップ状態に
より定まるレベルまで、エンジンの所定の気筒の燃料供
給量を段階的に制限するものがある。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら従来の技術では、エンジンの排気系に発生
する不具合を考慮していなかったため、たとえば排気を
後処理する触媒、マフラ等において下記の問題が発生す
ることがあった。
すなわち、車両のトラクションを制御するための気筒別
燃料カット(所定の気筒の燃料供給を停止する)と、触
媒等の冷却、あるいは出力増大等の運転性の向上のため
の空燃比のリッチミクスチュア化とが双方行なわれたと
き、触媒、マフラ等で排気中未燃成分が再び燃焼して、
触媒等の排気系の劣化、溶損等が発生する問題があった
。これは、燃料カットされた気筒からの吸気(空気)と
燃料カットされていない気筒の余剰燃料とが排気管内又
は、触媒内で反応し、燃焼することによる。
なお、特開昭57−200636号公報、あるいは特公
昭57−12015号公報に開示されているように、軽
負荷による気筒別燃料カット時は、重負荷による増量、
すなわち高出力を発生するための空燃比のリッチミック
スチュア化を禁止する技術もあるが、これは単に気筒別
燃料カットによる燃費の向上作用を補なうにすぎず、ト
ラクション制御による燃料カット、排気対策、排気系の
過熱防止等を考慮していず、従来の技術の問題点を解決
するにはいたっていなかった。
本発明は、上記問題点を解決することにより、気筒数制
御式トラクション制御装置を有する車両の耐久性を向上
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための手段として、本発明の気筒数
制御式トラクション制御装置は、第1図に例示するよう
に、 エンジンMAの運転状態に応じて該エンジンMAの各気
筒に燃料を供給する燃料供給手段MBと、上記各単筒に
供給される燃料を増量して、各気筒の空燃比をリッチミ
クスチュア化する燃料増量手段MCと、 該エンジンMAを搭載する車両の駆動輪MDのスリップ
状態を検出するスリップ検出手段MEと、上記スリップ
状態にもとづいて所定の気筒への燃料供給を制限する燃
料制限手段MFとを備える車両の気筒数制御式トラクシ
ョン制御装置において、 燃料増量手段MCによる燃料の増量と燃料制限手段MF
にる所定の気筒への燃料供給の制限とが双方行なわれて
いるときを検出する燃料供給状態検出手段MGと、 燃料の増量と供給の制限とが双方行なわれているとき、
残り気筒への燃料供給量を抑制する燃料抑制手段MHと を備えることを特徴とする。
燃料増量手段MCとは、たとえばエンジン、触媒等の過
熱を防止するため、あるいは出力増大、冷間時の運転性
向上のためにエンジンMAの各気筒の空燃比をリッチミ
クスチュア化するものである。
燃料制限手段MFとは、たとえば駆動輪MDのスリップ
状態を所定の状態にするために、所定の気筒への燃料供
給量を制限して、エンジントルクを制限するものである
燃料抑制手段MHとは、たとえば各気筒の空燃比をリッ
チミクスチュア化する燃料増量と所定の気筒への燃料供
給の制限とが双方行なわれているとき、たとえば残り気
筒の空燃比を理論空燃比あるいはリーンミクスチュア化
したり、あるいは燃料供給を制限する気筒数を増加した
りするものである。
[作用] 本発明の気筒数制御式トラクション制御装置は、燃料増
量手段MOが燃料供給手段MBにエンジンMAの各気筒
に燃料を増量して供給させ、燃料制限手段MFが駆動輪
MDのスリップ状態を検出するスリップ検出手段MEの
検出結果にもとづいて所定の気筒への燃料供給を制限し
ていることの双方を燃料供給状態検出手段MGが検出し
たとき、残り気筒への燃料供給量の抑制を燃料抑制手段
MHにより行なう。そのため、エンジンMAからの余剰
燃料の排出が抑制され、燃料供給制限気筒の排気中酸素
による排気後処理装置内での反応、燃焼が抑制される。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面にもとづいて詳細に説明す
る。
第2図は本実施例が適用されるシステムの概略構成を6
気筒のエンジン10を中心に示すものである。
エンジン10は、エンジンコントローラ12およびトラ
クションコントローラ13双方によって制御されるもの
で、エアクリーナ14の近傍には、吸入空気温を検出し
て吸気温信号を出力する吸気温センサ16が設けられて
いる。エアクリーナ14の下流側には、スロットルバル
ブ20が配置され、このスロットルバルブ20には、ス
ロットルバルブ全開状態で「オン」する(tLrオン」
)アイドルスイッチ22と、スロットルバルブ20の開
度TAを検出するためのスロットルセンサ24とが取り
付けられている。スロットルバルブ20の下流側には、
サージタンク26が形成され、吸入空気圧を検出して吸
気圧信号を出力する吸気圧センサ27が設けられている
。このサージタンク26の下流には、インテークマニホ
ールド28および吸入ポート30が各気筒に対応して設
けられている。それぞれの吸入ポート30には、エンジ
ンコントローラ12からの開弁信号によって、開弁する
6個の燃料噴射バルブ32 (32aないし32f)が
取り付けられている。それぞれの燃料噴射バルブ32か
ら噴射された燃料をそれぞれ燃焼させる燃焼室34の下
流側にはエキゾーストマニホールド36が設けられてい
る。エキゾーストマニホールド36には、排出ガスの残
留酸素濃度を検出して、空燃比信号を出力する02セン
サ・38が取り付けられ、この下流には排気後処理装置
としての三元触媒39が設けられている。
燃料室34を形成するエンジンブロック40には、ウォ
ータジャケット内の冷却水温を検出して冷却水温信号を
出力するエンジン水温センサ42が取り付けられている
燃焼室34に設けられた点火プラグ44には、エンジン
コントローラ12からの出力に応じて点火時期が制御さ
れるイグナイタ46からの高電圧がディストリビュータ
48を介して供給されている。該ディストリビュータ4
8には、エンジン回転数NEを算出するためのエンジン
回転数信号を出力するエンジン回転数センサ50と気筒
判別信号を出力する気筒判別センサ52とが取り付けら
れている。
エンジンコントローラ12は、入力インタフェース54
、出力インタフェース55、記憶部56、および中央処
理部58を備え、以下に示す処理を行なう。
(1〉エンジン10の各部のセンサ、トラクションコン
トローラ13、および図示しない駆動系に設けられた車
速センサ62からの信号等を、入力インタフェース54
を介して入力する処理。
(2)上記入力された各種の信号にもとづき、記憶部5
6に記憶されている各種の制御ルーチンのプログラム、
およびデータ等にしたがって、各種駆動信号を中央処理
部58で演算する処理。
(3)中央処理部58の演算結果にもとづいて、エンジ
ン10の各部の駆動信号等を出力インタフェース55か
ら出力する処理。
上記エンジンコントローラ12に気筒別燃料カット信号
を出力するトラクションコントローラ13は、入力イン
タフェース74、出力インタフェース75、記憶部76
および中央処理部78を備え、以下に示す処理を行なう
(1〉図示しない駆動輪の回転数から駆動輪車速VWR
演算の基準となる駆動輪車速パルスを出力する駆動輪速
度センサ80、図示しない被駆動輪の回転数から被駆動
輪車速VWF演算の基準となる被駆動輪車速パルスを出
力する被駆動輪速度センサ82、車室内に設けられたト
ラクションカットスイッチ84、および車両のブレーキ
センサ86等からの信号等を入力インタフェース74を
介して入力する処理。
(2)上記入力された各種信号にもとづき、記憶部76
に記憶されている各種の制御ルーチンのプログラム、お
よびデータ等にしたがって、各種駆動信号を中央処理部
78で演算する処理。
(3)中央処理部78の演算結果にもとづいて、エンジ
ンコントローラ12に気筒別燃料カット信号を出力イン
タフェース75から出力する処理。
次に本実施例のシステムで実行される制御を、第3図の
制御の基本的構成を示すブロック図およびエンジンコン
トローラ12.トラクションコントローラ13にて処理
されるフローチャートにもとづいて説明する。
トラクションコントローラ13およびエンジンコントロ
ーラ12では、所定時間毎に第4図に示すトラクション
制御ルーチンおよび第5図に示す燃料噴射ルーチンが実
行され、車両のトラクションを制御するとともに、第6
図ないし第8図に示すυj込シル−チン実行される。こ
の割込ルーチンでは、下記の処理が実行される。
車両の図示しない駆動輪に設けられた駆動輪速度センサ
80から駆動輪車速パルスが出力される毎に、第6図の
駆動輪車速割込ルーチンがトラクションコントローラ1
3において起動される。このルーチンでは、まず今回の
割込発生時刻TRiを図示しない時刻算出ルーチンから
読み出す処理を行なう(ステップ100)。次いで、今
回の割込発生時刻TR1と前回の割込発生時刻TR1−
1との差(TRi −TRi−1>を算出して、駆動輪
車速パルス周期DTRを求める(ステップ110)。次
に、今回の割込発生時刻TRiを記憶部76のRAMに
格納して、次回の駆動輪車速パルス周期の算出に備える
処理を行なう(ステップ120)。上記第6図の駆動輪
車速割込ルーチンにより、駆動輪車速パルス周期DTP
が求められる。
車両の図示しない被駆動輪に設けられた被駆動輪速度セ
ンサ82から被駆動輪車速パルスが出力される毎に、第
7図の被駆動輪車速割込ルーチンがトラクションコント
ローラ13において起動される。このルーチンでは、ま
ず今回の割込発生時刻TFiを図示しない時刻算出ルー
チンから読み出す処理を行なう(ステップ130)。次
いて、今回の割込発生時刻TFiと前回の割込発生時刻
T F i−1との差<TFi −TFi−1>を算出
して、駆動輪車速パルス周期DTPを求める(ステップ
140)。次に、今回の割込発生時刻TFiを記憶部7
6のRAMに格納して、次回の被駆動輪車速パルス周期
の算出に備える処理を行なう(ステップ150)。上記
第7図の被駆動輪車速割込ルーチンにより、被駆動輪車
速パルス周期DTPが求められる。
エンジン10のエンジン回転数センサ50からエンジン
回転数に対応してエンジン回転数信号が出力される毎に
、第8図のエンジン回転数割込ルーチンがエンジンコン
トローラ12において起動される。このルーチンでは、
まず今回の割込発生時刻TNEiを図示しない時刻算出
ルーチンから読み出す処理を行なう(ステップ160)
。次いで、今回の割込発生時刻TNEiと前回の割込発
生時刻TNEi−1との差(TRi −TRi−1)を
算出し、定数を除して(定数/(丁NEj−丁NEi−
1>)エンジン回転数NEを求める(ステップ170)
。次に、今回の割込発生時刻TNEiを記憶部56のR
AMに格納して、次回のエンジン回転数NHの算出に備
える処理を行なう(ステップ180)。上記第8図のエ
ンジン回転数割込ルーチンにより、エンジン回転数NE
が求められる。
トラクションコントローラ13において所定時間毎(こ
こではGmS毎)に第4図のトラクション制御ルーチン
が起動されると、以下に示す処理が順次実行される(以
下特記なき場合は第4図参照)。まず、前回の本ルーチ
ンの処理から6ms経過したか否かが判断される(ステ
ップ200)。
前回から6ms経過していれば、次に第3図の駆動輪速
度検出手段P1000と被駆動輪速度検出手段P110
0としての駆動輪車速と被駆動輪車速とを求める処理を
行なう(ステップ210)。
この処理は第9図の車輪速度計算ルーチンに示すように
、まず定数を駆動輪車速パルス周期DTPで除して(定
数/D丁R)駆動輪車速VWRを障出しくステップ22
0) 、次いで定数を被駆動輪車速パルス周期DTPで
除して(定数/DTP)被駆動輪車速VWFを算出する
ものである(ステップ230)。
車両速VWR,VWFを求めた後は、次に第3図の目標
スリップ率算出手段P1200、目標車速(VT)算出
手段P1300、および目標車速VTと駆動輪車速VW
Rとの差を算出する差算出手段Pi 400としての車
速偏差(Vdel )計算を行なう(ステップ240)
。すなわち、ここでは上記算出した駆動輪車速VWRと
後述する処理で算出する目標車速VTとの差(VWR〜
VT)から車速偏差delを求め、現在のスリップ状態
を推定する。なお、目標スリップ率算出手段P1200
と目標車速算出手段P1300に相当する目標車速VT
算出処理は、後述する12m5毎の処理ルーチンで説明
する。
重速偏差計算の後は、次に第3図のスロットル開度検出
手段P1500としてのスロットルセンサ24からのア
ナログ信号を入力インタフェース74内のA/Dコンバ
ータによってAD変換し、スロットル開度TAとして読
み込む処理を行なう(ステップ250)。
スロットル開度TAの読み込みに続いて、次に以下に示
すエンジン制御トルク計算処理を実行する(ステップ2
60)。この処理は、第10図のエンジン制御トルク計
算ルーチンに示すように実行されるものであって、第3
図のエンジン回転数検出手段P1600.エンジントル
ク算出手段P1700、エンジン制御トルク(TS)算
出手段Pi800としての処理およびスロットル開度検
出手段P1500の出力したスロットル開度TA。
差算出手段P1400の出力した車、速偏差Vdelを
利用した処理を行なうものである。この処理を行なう1
10図のエンジン制御トルク計算ルーチンが起動される
と、まず12msルーチンで後述するルーチンによる制
御中フラグのセット状態等にもとづいて、エンジントル
クを制御中か否かを判断する(ステップ270)。ここ
で制御中でないと判断された場合には、目標となるエン
ジン1ヘルクであるエンジン制御トルクTSに後述する
処理で算出する燃料カットしていない時のエンジントル
クTMAXをセットして、本ルーチンを一旦終了する(
ステップ280)。なお、第3図のエンジン回転数検出
手段Pi 600.エンジントルク算出手段Pi 70
0に相当するエンジントルク算出処理は、後述する24
m5毎の処理ルーチンで説明する。
第10図のエンジントルクを制御中か否かの判断により
制御中でおるとされた場合には、次にエンジン制御トル
クTSの比例積分制御を順次行なう(ステップ290,
300,310>。まず、積分値TSIを所定の積分ゲ
インG’ Iと車速偏差Vdel との積(Gixvd
el )をとることにより締出しくステップ290> 
、次いで比例値TSPを所定の比例ゲインGPと車速偏
差Vdel との積(GPxVdel )をとることに
より求める(ステップ300)。次に、後)ホする12
m5毎ルーチンで初期値が算出され前回後)ホするルー
チンで補正されたエンジン制御トルクTSの積分項TS
Bから積分値TSIと比例値TSPとを引くことにより
(TSB−TSI−TSP’) 、エンジン制御トルク
TSを算出する(ステップ310)。
エンジン制御トルクTSを算出した後は、次に算出した
トルクTSが後述する燃料カットしていない時のエンジ
ントルクTMAXより大きいか否かを判断しくステップ
320) 、算出したトルクTSの方が大(TS>TM
AX)であれば既述したステップ280によりエンジン
制御トルクTSにエンジントルTMAXをセットする。
これにより、エンジン制御トルクTSの最大値がエンジ
ントルクTMAXとなる。算出したエンジン制御トルク
TSがエンジントルクTMAX以下でおれば(ステップ
320)、次に後述する2Jms毎のルーチンで算出す
る制御下限1〜ルクTSMIN未満でおるか否かを判断
しくステップ330)、未満であればエンジン制御トル
クTSに下限トルクTSMINをセットする(ステップ
340〉。
これによりエンジン制御トルクTSの最小値が制御下限
トルクTSMINとなる。また、算出したエンジン制御
トルクTSがTSMIN以上でかつTSMAX以下であ
れば制御トルクTSを変更せずに、エンジン制御トルク
TSの積分項TSBから今回の積分値下SIを引いて本
ルーチンを一旦終了する(ステップ350)。すなわち
、このステップ350にてエンジン制御トルクTSの積
分項の補正が行なわれる。
以上、第10図のエンジン制御トルク計算ルーチンによ
り、第3図のエンジン制御トルク(TS>算出手段P1
800としての処理が行なわれ、エンジン制御トルクT
Sが求められる。
エンジン制御トルクTSの算出後、第3図の気筒カット
数算出手段Pi900としての第4・図の燃料カット気
筒数計算処理が行なわれる(ステラ・   プ360)
。この処理は、エンジン制御トルク算出手段P1800
が求めた制御トルクTSと後述するエンジントルク算出
手段P1700が求めたエンジントルクTMAX、TM
INとにもとづいて実行されるもので、第11図の燃料
カット気筒数計算ルーチンに示すように行なわれる。こ
のルーチンが起動されると、まず制御中フラグがセット
されているか否かを判断してエンジントルクを制御中か
否かを判断する(ステップ370)、制御中でなければ
燃料カット気筒数CYLNに「ゼロ」をセットしくステ
ップ380) 、制御中であれば下記(1)式の演算を
行なって、カット気筒数CYLNを求める(ステップ3
90)。
CYLN=KCYLN−i n t  ((TS−T〜
IIN)/(TMAX−TMIN>XKCYLN士0.
5)・・・(1) KCYLN・・・エンジン気筒数(ここでは6)int
・・・小数点以下を切りすてた整数値を与える関数 TS・・・エンジン制御トルク TMAX・・・燃料カットしていない時のエンジントル
ク TMIN・・・全気筒燃料カット時のエンジントルク 燃料カット気筒数CYLNを算出した後はくステップ3
80,390> 、この値を出力インタフェース75を
介してエンジンコントローラ12に出力する(ステップ
400)。これにより、入力インタフェース54を介し
て、カット気筒数CYLNを入力したエンジンコントロ
ーラ12は、実際に燃料カットを行なう場合のデータを
入力することになる。
第4図の6ms毎に処理されるルーチンが実行された後
は、次に12ms毎のルーチンが行なわれる。この12
m5ルーチンはまず前回から12m5経過したか否かの
判断により(ステップ410)、12m5経過したとさ
れたとき起動されるものである。前回から12m5経過
したとされた場合には、まずトラクション制御の制御の
開始判定処理を実行する(ステップ420)。この処理
は、第12図の制御開始ルーチンに示すように行なわれ
るものであって、まずトラクションカットスイッチ84
の「オン」 「オフ」状態等にもとづいて制御が許可さ
れているか否かを判断する(ステップ430)。ここで
、カットスイッチ84等が「オン」されていてトラクシ
ョン制御が禁止されていればそのまま本ルーチンを一旦
終了する。
一方、制御が許可されていると判断した場合にはくステ
ップ430) 、次に後述する処理で求める制御開始判
定車速SBより駆動輪車速VWRの方が大きいか(VS
B<VWR)否かを判断しくステップ440)、駆動輪
車速VWRがまだ制御開始判定車速VSBを越えていな
ければ(VSB≧VWR)、そのまま本ルーチンを一旦
終了する。
車速が十分に上昇し、駆動輪車速VWRが制御開始判定
車速VSBを越えたと判断した場合には、次に制御中フ
ラグをセットする(ステップ450)。これにより既述
したルーチンが参照したとき、トラクション制御の制御
中であることを知ることが可能になる。
制御中フラグをセットした後は、次に既述した第10図
のエンジン制御トルク計算ルーチンで用いたエンジン制
御トルクTSの積分項TSBの初期値を算出する(ステ
ップ460)。この積分項TSBの初期値は、第3図の
エンジン回転数検出手段P1600としての第8図のエ
ンジン回転数割込ルーチンで算出したエンジン回転ri
NEをエンジンコントローラ12から読み込み、エンジ
ン回転数NEの関数として予め記1部76のRO〜1内
に記憶されたテーブルf1  (NE>から求めるもの
である。(TSB +−fl  (NE))。
第12図の制御開始ルーチンの終了後は、次に第4図の
目標車速計算処理を行なう(ステップ470)。この処
理は、第3図の目標スリップ率算出手段P1200.目
標車速算出手段Pi300等に対応するものであって、
第13図の目標車速計算ルーチンに示すものである。こ
のルーチンでは、まず下記(2)式により既述した第1
2図に用いた制御開始判定車速VSBを算出する(ステ
ップ480)。
VSB=MAX ((1+5VSB)xVWF。
KVSB+VWF)・・・(2〉 MAX・・・大きい方を選択する関数 5VSB・・・制御開始スリップ率(ここでは所定率) VWF・・・被駆動輪車速 KVSB・・・制御開始スリップ車速(ここでは所定車
速) (2)式により、車速が低い間は、被駆動輪車速VWF
に車速KVSB付加された値が制御開始判定車速VSB
とされ、車速が高くなると車速VWFにスリップ率5V
SBを掛けた値が判定車速VSBとされる。
制御開始判定車速VSBを求めた後は、次に目標車速V
Tを下記(3)式により算出する(ステップ490)。
VT=MAX (<1+5VT)xVWF、KVT+V
WF)・・・(3) SVT・・・目標スリップ率(ここでは所定率)KVT
・・・目標スリップ車速(ここでは所定車速) なお、(3)式は第3図の目標車速算出手段P1300
、目標スリップ率算出手段Pi 200に対応する。こ
の目標スリップ率算出手段Pi 200では、被駆動輪
車速VWFの関数として目標スリップ率SVTを出力す
る。
第13図の目標車速計算ルーチンの終了後は、次に第4
図の24m5毎ルーチンが行なわれる。
この2Jms毎のルーチンは、まず前回から24m5経
過したか否かの判断により(ステップ500)、24m
5経過したとされたとき起動されるものである。前回か
ら24m5経過したとされた場合には、まず第3図のエ
ンジントルク算出手段P1700としてのエンジントル
ク計算処理を実行する(ステップ510)。この処理は
、第14図のエンジントルク計算ルーチンに示すように
行なわれるものであって、まず下記(4)式により既述
のルーチンで参照した燃料カットしていない時のエンジ
ントルクTMAXを算出しくステップ520)、次に下
記(5)式により全気筒燃料カットした時のエンジント
ルクTMIN@算出するものである(ステップ530)
TMAX=f2  (TA、NE)・・・(4)TMI
N=f3  (TA、NE)・・・(5)TA・・・ス
ロットル開度 NE・・・エンジン回転数 f2  (TA、NE>・・・記憶部76のROMに予
め格納されているテ ープル f3  (TA、NE>・・・ROM内のテーブル第1
4図のエンジントルク計算ルーチンの終了後は、次に第
4図の制御量ガード判定処理を行なう(ステップ540
)。この処理は、アイドル回転数以下に低下するエンジ
ントルクをセットしないようにしてエンストを防止する
ためのものであり、下記(6)式により既述した処理で
参照した制御下限トルクTSMINを算出するものであ
る。
TSMIN=f4  (NE>・・・(6)f4  (
NE)・・・記憶部76のROM内に予め格納されてい
るテーブルであって、ここではTSMIN≧TMINで
ある。
なお、下限トルクTSMINは、アイドル回転数以下で
は、アイドル回転を維持するトルクがセットされている
ものである。
制御量ガード判定の後は、次に48m5毎ルーチンが行
なわれる。この4gm5毎のルーチンは、まず前回から
48ms経過したか否かの判断により(ステップ550
) 、48m5経過したとされたとき起動されるもので
ある。前回から48ms経過したとされた場合には、ま
ず制御許可判定処理を実行する(ステップ560)。こ
の処理は、第15図の制御許可判定ルーチンに示すよう
に行なわれるものでおって、まずスロットルバルブ20
が全開か否かをアイドルスイッチ22の状態にもとづい
て判断する(ステップ570)。ここで全開であれば後
述のルーチンで参照する制御許可フラグをクリアする(
ステップ580)。全閉でなければ次にブレーキセンサ
86の状態にもとづいて車両の制動状態を判断しくステ
ップ590)、ブレーキを踏んでいれば既述したように
制御許可フラグをクリアする(ステップ580)。スロ
ットルバルブ20が全開でなくブレーキも踏まれていな
ければ、車両のトラクション制御を行なってもよいと判
断して、制御許可フラグをセットする(ステップ600
)。
第15図の制御許可判定ルーチンにおいて制御許可フラ
グのセット又はクリアを行なった後は、次に第4図の制
御終了判定処理を行なう(ステップ610)。この処理
は、第16図の制御終了判定ルーチンに示すように行な
われるものであって、まず、第15図のルーチンでセッ
ト又はクリアされた制御許可フラグを参照することによ
り、トラクション制御の制御が許可されているか否かを
判断するくステップ620)。制御が許可されていれば
、次に第12図の制御開始判定ルーチンでセットされる
制御中フラグの状態を参照して、制御中か否かを判断す
るくステップ630)。ここで制御中であるとされた場
合には、次いで以下に示す制御終了判定処理を行なう。
この判定処理では、先ず下記(7)式により制御継続要
件が満たされているか否かを判断する(ステップ640
)。
VWR>VT−KVHIS・ (7) VWR・・・駆動輪車速 VT・・・目標車速く第13図参照) KVHIS・・・終了判定車速偏差 制御継続の要件が満足されている場合(VWR>VT−
KVHIS)には、制御を終了させる必要がないとして
、後述する終了判定タイマCENDをクリアして(ステ
ップ650) 、本ルーチンを一旦終了する。一方、制
御継続の要件が満足されなくなった場合(VWR≦VT
−KVHIS)、すなわち駆動輪のスリップ状態が小さ
くなった場合には(ステップ640)、次に終了判定タ
イマCENDをインクリメントしくステップ660)、
次いでこのインクリメントした終了判定タイマCEND
がタイマ判定値KCEND (ここではたとえば5秒)
より大きくなったか否かを判断する(ステップ670)
。ここで終了判定タイマCENDがタイマ判定値KCE
NDより大きくなるまではそのまま一旦終了し、大きく
なったとされた場合、すなわちスリップが小さい状態が
たとえば5秒以上続いている場合には、制御中フラグを
クリアしくステップ680)、終了判定タイマCEND
をクリアして(ステップ650) 、本ルーチンを一旦
終了する。これにより、既述した他のルーチンで制御中
か否かを判断する場合に参照する制御中フラグがクリア
される。
又、制御が許可されているか否かの判断により許可され
ていないとされた場合(ステップ620)、又は制御中
か否かの判断により制御中でないとされた場合には(ス
テップ630)、制御が終了したと判断した場合と同様
に、制御中フラグをクリアしくステップ680) 、終
了判定タイマCENOをクリアして(ステップ650)
 、本ルーチンを一旦終了する。
以上第4図のトラクション制御ルーチンにより、車両の
トラクション制御を行なうための燃料カット気筒数CY
LNがエンジンコントローラ12に出力される。燃料カ
ット気筒数CYLNを入力インタフェース54を介して
入力するエンジンコントローラ12は、第3図の本実施
例の制御の基本的構成を示すブロック図の吸入空気圧検
出手段P2O00、エンジン冷却水温検出手段P210
0゜基本燃料噴射量算出手段P2200.増量率算出手
段P2300.増量禁止手段P2400.補正手段P2
500.噴射パルス発生手段P2600゜インジェクタ
駆動手段P2700等としての動ぎを有するもので、第
5図の燃料噴射ルーチンに示す処理を行なうものである
。第5図の燃料噴射ルーチンが起動されると、まず第3
図の基本燃料噴射ω算出手段P2200としての基本燃
料噴射積計算処理が実行される(ステップ700)。こ
の処理は、エンジン回転数検出段P1600としての処
理により第8図のエンジン回転数割込ルーチンで検出し
たエンジン回転数NEと、吸入空気圧検出手段P2O0
0としての処理により吸気圧センサ27の検出値にもと
づいて算出した吸入空気圧Pとにもとづいて、記憶部5
6のROM内のテーブルを参照して、基本燃料噴射量を
算出するものである。
基本燃料噴射量を算出した後は、次に第3図の増量禁止
手段P2400としての処理として、トラクションコン
トローラ13から入力した燃料カット気筒数CYLNに
もとづいて、気筒カットが行なわれるか(CYLN≠O
)否かを判断する(ステップ710)。ここで気筒カッ
トが行なわれないとされた場合には(CYLN=O) 
、次に第3図のエンジン冷却水温検出手段P2100゜
増量率算出手段P2300としての処理として、増量算
出処理を行なう(ステップ720)。この処理は、エン
ジン水温センサ42の検出値にもとづいて冷却水温TH
Wを算出するとともに、吸入空気圧Pおよびエンジン回
転数NEを読み込んで、冷間時補正値、出力補正値等か
らなる増量率を算出するものである。
増量率の算出後、あるいは気筒カットを行なうと判断し
た後は、次に第3図の補正手段P2500、噴射パルス
発生手段P2600.インジェクタ駆動手段P2700
としての処理として、下記に示すように、燃料噴射実行
処理を行なう(ステップ730)。
(i)増量算出(ステップ720)を行なった場合:以
下の第3図のブロック図の処理に対応する演算等を実行
する。基本燃料噴射量算出手段P2200の算出した基
本燃料噴tAIを増量率算出手段P2300の算出した
増量率で補正手段P2500により補正し、噴射パルス
発生手段P2600によって、燃料噴射バルブP280
0を開弁駆動するインジェクタ駆動手段P2700に噴
射パルスを加える。又、インジエタ駆動手段P2700
、あるいは噴射パルス発生手段P2600は、気筒カッ
ト数算出手段P1900の算出した燃料カット気筒数C
YLN=Oにもとづくことにより一部の気筒の燃料噴射
バルブP2800の開弁を停止することはない。
(ii)気筒カットを行なう場合:燃料カット気筒数C
YLN=iI!=Oを入力した増量禁止手段P2400
は、増量率算出手段P2300の算出する増量率を「1
」を越えないようにする。又、インジェクタ駆動手段P
2700又は噴射パルス発生手段P2600は、燃料カ
ット気筒数cyLNにもとづいて、所定の気筒の燃料噴
射バルブP2800の開弁を停止する。
上記(i)(ii)による処理に対応して、エンジンコ
ントローラ12は、燃料噴射バルブ32を開弁駆動する
以上に説明した本実施例は、トラクション制御により一
部分の気筒への燃料供給が停止されているとき、エンジ
ン10の空燃比がリッチミクスチュア化する燃料増量を
行なわない。これにより、エンジン10の排気を浄化す
る三元触媒39等には、リッチミクスチュア化され余剰
燃料の多く含まれる排気が流入することはない。したが
って、三元触媒および排気系では、燃料カットされた気
筒の排気、すなわち空気と燃料カットされていない気筒
の排気とが反応して燃焼し、異常過熱あるいは異常音の
発生等がなくなり、三元触媒、排気系の耐久性および車
両の運転窓等が向上するという極めて優れた効果を奏す
る。
そのうえ、気筒カット時は、燃料増量による急激な出力
変動がなくなることから、極低μ路であってもトラクシ
ョン制御が安定して作動し、制御性能が向上するという
優れた効果を奏する。
又、以下に示す効果を奏する。気筒カット時は、低温の
空気が流入して、触媒温度を低下するので、運転状態に
よる過熱防止増Wi (OTP増量)を行なう必要がな
くなる。これにより、燃費向上、エンジントルク変動の
低減による車両撮動の減少、極低μ路でのトラクション
制御性の向上、トラクション制御終了直後の触媒内の未
燃ガスによるアフタファイヤの防止効果を得ることがで
きる。
次に第2実施例を説明する。本実施例は、トラクション
コントローラ13から燃料カット気筒数CYLNを入力
するエンジンコントローラ12における処理を、本発明
にもとづいて、第17図の燃料カットルーチンのフロー
チャートによって行なうものである。この処理は、第3
図に点線で示した気筒カット数制御手段P2900とし
ての処理を行なうものであって、この制御手段P290
0は、エンジン冷却水温検出手段P2100からの冷却
水温THWを入力し、増量率算出手段P2300から増
量率を入力して、トラクションコントローラ13の気筒
カット数算出手段P1900から入力した燃料カット気
筒数CYLNを増減制御して、インジェクタ駆動手段P
2700、又は噴射パルス発生手段P2600に出力す
るものである。
次に気筒カット数制御手段P2900としての処理を第
17図の燃料カットルーチンにもとづいて説明する。該
ルーチンが所定時間毎に起動されると、ます増量率にも
とづいて燃料の増量中(リッチミクスチュア化中)か否
かを判断する(ステップ800)。ここで増量中である
とされた場合には、燃料カット気筒数CYLNにもとづ
いて、カット気筒数が1または2気筒で市るか否かを判
断する−(ステップ810)。ここで1または2気筒カ
ツトされていれば、次に燃料カット気筒数CYLNを「
3」に補正して、実際に3気筒が燃料カットされるよう
に制御する(ステップ820)。
一方、増量中でなく(ステップ800) 、あるいは1
または2気筒が燃料カットされている場合でなければ(
°ステップ810)、3気筒をカットする処理(ステッ
プ820)を行なうことなく次に移行する。
3気筒をカットする処理(ステップ820)、あるいは
カットしない処理を行なった後は、次に冷却水mTHW
がエンジン10の冷間時を示す所定値To未満か否かを
判断する(ステップ830)。ここで、冷間時でなけれ
ばそのまま一旦終了し、冷間時でおると判断した場合に
は、次に燃料カット気筒数CYLNが5気筒以上である
か否かを判断する(ステップ840)。この判断の結果
、カット気筒数が5気筒以上でなければそのまま一旦終
了し、カット気筒数が5気筒以上であれば、次に燃料カ
ット気筒数CYLNを「4」に補正して(ステップ85
0)、実際に4気筒が燃料カットされるように制御する
。     ′ 上記第17図の燃料カットルーチンによる制御により、
第18図の燃料カット気筒数と燃料の吸入量(相対値)
との関係を示すグラフのように、冷間時あるいは高出力
時等により空燃比をリッチミクスチュア化する燃料増量
(ここでは1.25倍にする増量)が行なわれていると
き、トラクション制御にともなう一部気筒の燃料カット
が実行されようとした場合には、以下に示す作用・効果
を奏する。
(i)燃料増量時に燃料カット気筒数CYLNの出力値
が1または2気筒の場合:第18図の斜線領域に示すよ
うに、1または2気筒の状態では、触媒で燃焼する燃料
量が多く、触媒の異常過熱の原因になるが、これを3気
筒にすることにより、触媒で燃焼する量が減少し、異常
過熱が防止される。これにより、触媒の耐久性が向上す
る効果を奏する。
(ii)冷間時に燃料カット気筒数CYLNの出力値が
5または6気筒の場合:第18図に示すように触媒で燃
焼する燃料量が少ないことから触媒の異常過熱等はない
がエンジンの運転性が極端に低下し、しかも過度に触媒
が冷却する。これを4気筒にすることにより、エンジン
の運転状態が良好になる。そのうえ、触媒で燃焼する燃
料量が適当になって、燃料カットの復帰時の触媒性能が
早く復帰する。
したがって、本第2実施例により、トラクション制御に
よる一部気筒の燃料カットを実行し、しかも冷間時等の
運転性の低下を防止しつつ触媒で燃焼する燃料量を適切
に維持することができる。
この結果、車両の耐久性、運転性および空燃比制御性能
をそろって向上することができるという極めて優れた効
果を奏する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、た
とえば燃料増最、制限、抑制気箇数等本発明の要旨を変
更しない範囲で種々な態様の実施が可能である。
[発明の効果] 本発明の気筒数制御式トラクション制御装置は、燃料の
増量とトラクション制御にともなう所定気筒への燃料供
給の制限とが双方行なわれているとき、残り気筒への燃
料供給量を抑制することにより、たとえばエンジンの排
気系に流入する空気と未燃焼燃料との状態を適正にする
ことができる。
したがって、たとえば触媒の異常過熱を防止して触媒等
の排気系の耐久性を向上することができる。
この結果、車両の耐久性を向上することができるという
極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の気筒数制御式トラクション制御装置の
基本的構成を例示する構成図、第2図は本発明を適用し
た実施例の全体構成図、第3図は実施例の基本的構成を
例示する構成図、第4図は実施例のトラクション制御ル
ーチンのフローチャート、第5図は第1実施例の燃料噴
射ルーチンのフローチャート、第6図は実施例の駆動輪
車速割込ルーチンのフローチャート、第7図は同被駆動
輪車速割込ルーチンのフローチャート、第8図は同エン
ジン回転数割込ルーチンのフローチャート、第9図は同
車輪速度計算ルーチンのフローチャート、第10図は同
エンジン制御トルク計算ルーチンのフローチャート、第
11図は同燃料カット気筒数計算ルーチンのフローチャ
ート、第12図は同制御開始判定ルーチンのフローチャ
ート、第13図は同目標車速計算ルーチンのフローチャ
ート、第14図は同エンジントルク計算ルーチンのフロ
ーチャート、第15図は同制御許可判定ルーチンのフロ
ーチャート、第16図は同制御終了判定ルーチンのフロ
ーチャート、第17図は第2実施例の燃料カットルーチ
ンのフローチャート、第18図は実施例の燃料カット気
筒数と吸入量との関係を示すグラフである。 MA・・・エンジン、MB・・・燃料供給手段、MC・
・・燃料増量手段、MD・・・駆動輪、ME・・・スリ
ップ検出手段、MF・・・燃料制限手段、MG・・・燃
料供給状態検出手段、MH・・・燃料抑制手段、10・
・・エンジン、12・・・エンジンコントローラ、13
・・・トラクションコントローラ、32・・・燃料噴射
バルブ、39・・・三元触媒、80・・・駆動輪速度セ
ンサ、82・・・被駆動輪速度センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンの運転状態に応じて、該エンジンの各気筒に燃
    料を供給する燃料供給手段と、 上記各気筒に供給される燃料を増量して、各気筒の空燃
    比をリッチミクスチュア化する燃料増量手段と、 該エンジンを搭載する車両の駆動輪のスリップ状態を検
    出するスリップ検出手段と、 上記スリップ状態にもとづいて所定の気筒への燃料供給
    を制限する燃料制限手段と を備える車両の気筒数制御式トラクション制御装置にお
    いて、 燃料増量手段による燃料の増量と燃料制限手段による所
    定の気筒への燃料供給の制限とが双方行なわれていると
    きを検出する燃料供給状態検出手段と、 燃料の増量と供給の制限とが双方行なわれているとき、
    残り気筒への燃料供給量を抑制する燃料抑制手段と を備えることを特徴とする気筒数制御式トラクション制
    御装置。
JP30622287A 1987-12-03 1987-12-03 気筒数制御式トラクション制御装置 Pending JPH01147127A (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017082619A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 トヨタ自動車株式会社 車両

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