JPH07258474A - 硫黄とケイ素を含んでいる補強用添加剤を含有しているゴム混合物 - Google Patents
硫黄とケイ素を含んでいる補強用添加剤を含有しているゴム混合物Info
- Publication number
- JPH07258474A JPH07258474A JP7060091A JP6009195A JPH07258474A JP H07258474 A JPH07258474 A JP H07258474A JP 7060091 A JP7060091 A JP 7060091A JP 6009195 A JP6009195 A JP 6009195A JP H07258474 A JPH07258474 A JP H07258474A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- alkoxy
- optionally
- reinforcing additive
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/54—Silicon-containing compounds
- C08K5/548—Silicon-containing compounds containing sulfur
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも1種の加硫剤、充填材、任意に他
のゴム用添加剤、および式 R1R2R3Si-X1-(-Sx-Y-)m-(-Sx-X2-SiR1R2R3)n で表される少なくとも1種の補強用添加剤が入ってい
る、本発明に従うゴム混合物を加硫ゴムの製造で用い
る。 【効果】 これらを用い、特に、良好な湿潤横滑り抵抗
と高い耐摩耗性を示すと共に低い転がり抵抗を示すタイ
ヤを製造することができる。
のゴム用添加剤、および式 R1R2R3Si-X1-(-Sx-Y-)m-(-Sx-X2-SiR1R2R3)n で表される少なくとも1種の補強用添加剤が入ってい
る、本発明に従うゴム混合物を加硫ゴムの製造で用い
る。 【効果】 これらを用い、特に、良好な湿潤横滑り抵抗
と高い耐摩耗性を示すと共に低い転がり抵抗を示すタイ
ヤを製造することができる。
Description
【0001】本発明は、硫黄とケイ素を含んでいる補強
用添加剤を含有している新規なゴム混合物に関係してい
ると共に加硫ゴムの製造で上記ゴム混合物を使用するこ
とに関係している。本発明に従う加硫ゴムは、複合体の
製造、特にタイヤを製造するに適切であり、これらは、
良好な湿潤横滑り(wet skid)抵抗および高い
耐摩耗性を示すと共に低い転がり抵抗を示す。
用添加剤を含有している新規なゴム混合物に関係してい
ると共に加硫ゴムの製造で上記ゴム混合物を使用するこ
とに関係している。本発明に従う加硫ゴムは、複合体の
製造、特にタイヤを製造するに適切であり、これらは、
良好な湿潤横滑り(wet skid)抵抗および高い
耐摩耗性を示すと共に低い転がり抵抗を示す。
【0002】タイヤの製造でも用いられる、改良された
ヒステリシス挙動を示す加硫ゴムは公知であるが、これ
らは望ましくない特性を数多く示す。従って、ヨーロッ
パ特許第253 365号には、ヒステリシス挙動を改
良することを意図した特定のニトロサミン類が記述され
ている。しかしながら、これらの化合物を用いると、ニ
トロサミン類が遊離し得るといった危険性がある。この
理由で、ニトロ基とニトロソ基が入っていないゴム用添
加剤が望まれている。米国特許第4 690965号に
従い、ヒステリシス挙動を改良する目的でニトロソアニ
リン類が用いられているが、これを用いることに関連し
て同様な疑問が存在している。低下したヒステリシス損
を示す、特定のジフェニルスルフィド類が入っている加
硫ゴムもまた、ヨーロッパ特許第366 952号から
公知である。しかしながら、上記添加剤は本質的に天然
ゴムで有効性を示さずそして更にそのゴムの分解を生じ
させるといった欠点が存在している(この点に関しては
米国特許第2 470948号を参照のこと)。ドイツ
特許出願公開第2 141 159号、2 141 1
60号および2 255 577号には、特にシリカ含
有加硫ゴムのための補強用添加剤として特定のオルガノ
シラン類が記述されている。シリカを充填した踏面を製
造する目的で上記オルガノシラン類を用いることもまた
ヨーロッパ特許第447 066号に記述されている。
シリカを基とする物質とオルガノシラン類を組み合わせ
ることにより、これらを用いない時に通常に起こる如き
タイヤの耐摩耗性減退および湿潤横滑り抵抗力減退を生
じさせることなく成功裏に、タイヤが示す転がり抵抗の
低下がもたらされた。しかしながら、公知オルガノシラ
ン類に関するヒステリシス挙動および補強効果、特にそ
れに相当して補強されるゴムの硬度およびモジュラス
は、改良を行うにふさわしいものである。
ヒステリシス挙動を示す加硫ゴムは公知であるが、これ
らは望ましくない特性を数多く示す。従って、ヨーロッ
パ特許第253 365号には、ヒステリシス挙動を改
良することを意図した特定のニトロサミン類が記述され
ている。しかしながら、これらの化合物を用いると、ニ
トロサミン類が遊離し得るといった危険性がある。この
理由で、ニトロ基とニトロソ基が入っていないゴム用添
加剤が望まれている。米国特許第4 690965号に
従い、ヒステリシス挙動を改良する目的でニトロソアニ
リン類が用いられているが、これを用いることに関連し
て同様な疑問が存在している。低下したヒステリシス損
を示す、特定のジフェニルスルフィド類が入っている加
硫ゴムもまた、ヨーロッパ特許第366 952号から
公知である。しかしながら、上記添加剤は本質的に天然
ゴムで有効性を示さずそして更にそのゴムの分解を生じ
させるといった欠点が存在している(この点に関しては
米国特許第2 470948号を参照のこと)。ドイツ
特許出願公開第2 141 159号、2 141 1
60号および2 255 577号には、特にシリカ含
有加硫ゴムのための補強用添加剤として特定のオルガノ
シラン類が記述されている。シリカを充填した踏面を製
造する目的で上記オルガノシラン類を用いることもまた
ヨーロッパ特許第447 066号に記述されている。
シリカを基とする物質とオルガノシラン類を組み合わせ
ることにより、これらを用いない時に通常に起こる如き
タイヤの耐摩耗性減退および湿潤横滑り抵抗力減退を生
じさせることなく成功裏に、タイヤが示す転がり抵抗の
低下がもたらされた。しかしながら、公知オルガノシラ
ン類に関するヒステリシス挙動および補強効果、特にそ
れに相当して補強されるゴムの硬度およびモジュラス
は、改良を行うにふさわしいものである。
【0003】従って、本発明はゴム混合物を提供するも
のであり、これは、少なくとも1種のゴム、加硫剤、充
填材、任意に他のゴム用添加剤、および式 R1R2R3Si-X1-(-Sx-Y-)m-(-Sx-X2-SiR1R2R3)n (I) [式中、R1、R2およびR3は、同一もしくは異なり、
C1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、フェニルまた
はフェノキシを表すが、但しこれらの基R1からR3の少
なくとも1つがアルコキシまたはフェノキシ基であるこ
とを条件とし、X1およびX2は、同一もしくは異なり、
任意に不飽和の、線状もしくは分枝している二価のC1
−C12アルキル基を表し、Yは、酸素、硫黄もしくは窒
素原子または芳香族C6−C12アリール基が割り込んで
いてもよい、C6−C12アリール、C1−C8アルコキシ
またはヒドロキシ基で任意に置換されていてもよい、任
意に不飽和の、線状、分枝もしくは環状の二価、三価ま
たは四価のC1−C8アルキル基を表し、そしてまたC6
−C12アリール基またはヘテロアリール基を表し、m
は、1から20の整数を表し、nは、1から6の数を表
し、そしてxは、1から6の数を表す]で表される少な
くとも1種の補強用添加剤を含んでおり、ここでは、こ
の補強用添加剤を各場合とも使用するゴム量を基準にし
て0.1から15重量%の量で用いる。
のであり、これは、少なくとも1種のゴム、加硫剤、充
填材、任意に他のゴム用添加剤、および式 R1R2R3Si-X1-(-Sx-Y-)m-(-Sx-X2-SiR1R2R3)n (I) [式中、R1、R2およびR3は、同一もしくは異なり、
C1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、フェニルまた
はフェノキシを表すが、但しこれらの基R1からR3の少
なくとも1つがアルコキシまたはフェノキシ基であるこ
とを条件とし、X1およびX2は、同一もしくは異なり、
任意に不飽和の、線状もしくは分枝している二価のC1
−C12アルキル基を表し、Yは、酸素、硫黄もしくは窒
素原子または芳香族C6−C12アリール基が割り込んで
いてもよい、C6−C12アリール、C1−C8アルコキシ
またはヒドロキシ基で任意に置換されていてもよい、任
意に不飽和の、線状、分枝もしくは環状の二価、三価ま
たは四価のC1−C8アルキル基を表し、そしてまたC6
−C12アリール基またはヘテロアリール基を表し、m
は、1から20の整数を表し、nは、1から6の数を表
し、そしてxは、1から6の数を表す]で表される少な
くとも1種の補強用添加剤を含んでおり、ここでは、こ
の補強用添加剤を各場合とも使用するゴム量を基準にし
て0.1から15重量%の量で用いる。
【0004】本発明に従うゴム混合物は、補強用添加剤
を好適には0.1から10重量%、特に好適には1から
7.5重量%含んでいる。
を好適には0.1から10重量%、特に好適には1から
7.5重量%含んでいる。
【0005】本発明に従うゴム混合物は、好適には、X
1およびX2がメチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチ
レンまたはヘキシレン基を表し、そしてYがメチレン、
エチレン、プロピレン、ブチレン、ヘキシレン、シクロ
ヘキシレン、オクチレン、デシレン、ドデシレン、2,
2’−オキシジエチレン、2,2’−チオジエチレン、
2−ヒドロキシプロピレン、N−メチル−N’,N”−
ジエチレンもしくはα,α’−P−キシリデン、1,
2,3−プロピリデン、N,N’,N”−トリエチレン
または1,3,5−s−トリアジニル基を表し、そして
ここで、nが1から6の整数を表し、そしてmが1から
10の整数を表す、上記式で表される補強用添加剤を含
んでいる。
1およびX2がメチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチ
レンまたはヘキシレン基を表し、そしてYがメチレン、
エチレン、プロピレン、ブチレン、ヘキシレン、シクロ
ヘキシレン、オクチレン、デシレン、ドデシレン、2,
2’−オキシジエチレン、2,2’−チオジエチレン、
2−ヒドロキシプロピレン、N−メチル−N’,N”−
ジエチレンもしくはα,α’−P−キシリデン、1,
2,3−プロピリデン、N,N’,N”−トリエチレン
または1,3,5−s−トリアジニル基を表し、そして
ここで、nが1から6の整数を表し、そしてmが1から
10の整数を表す、上記式で表される補強用添加剤を含
んでいる。
【0006】以下に挙げる式に相当する補強用添加剤が
特に好適である: (RO)3SiCH2CH2CH2-[-Sx-CH2CH2-]n-Sx-CH2CH2CH2Si(OR)3 (1) 式中 R=CH3、C2H5、 x=1−6、 n=1−10、
特に好適である: (RO)3SiCH2CH2CH2-[-Sx-CH2CH2-]n-Sx-CH2CH2CH2Si(OR)3 (1) 式中 R=CH3、C2H5、 x=1−6、 n=1−10、
【0007】
【化1】
【0008】式中 R=CH3、C2H5、 x=1−6、 n=1−10、 (RO)3SiCH2CH2CH2-[-Sx-(CH2)6-]n-Sx-CH2CH2CH2Si(OR)3 (3) 式中 R=CH3、C2H5、C3H7、 n=1−10 x=1−6、
【0009】
【化2】
【0010】式中 R=CH3、C2H5、C3H7、 n=1−10、 x=1−6、
【0011】
【化3】
【0012】式中 R=CH3、C2H5、C3H7、 n=1−10、 x=1−6、 (RO)3Si-CH2CH2CH2-[Sx-CH2CH2OCH2CH2-]n-Sx-CH2CH2CH2Si(OR)3 (6) 式中 R=CH3、C2H5、C3H7 n=1−10、 x=1−6、
【0013】
【化4】
【0014】式中 R=CH3、C2H5、C3H7、 n=1−10、 x=1−6、
【0015】
【化5】
【0016】式中 R=CH3、C2H5、C3H7、 R′=CH3、C2H5、C3H7、C6H5、OCH3、OC
2H5、OC3H7、OC6H5 n=1−10、 x=1−6、 (RO)3Si-CH2CH2CH2-[-Sx-(CH2)6-]r-[Sx-(CH2)8-]p-CH2CH2CH2Si(OR3) (9) 式中 R=CH3、C2H5、C3H7、 r+p=2−10、 x=1−6、以下の式に相当する補強用添加剤が特に好
適である: (RO)3SiCH2CH2CH2-[-Sx-(CH2CH2)6-]n-Sx-CH2CH2CH2-Si(OR)3
2H5、OC3H7、OC6H5 n=1−10、 x=1−6、 (RO)3Si-CH2CH2CH2-[-Sx-(CH2)6-]r-[Sx-(CH2)8-]p-CH2CH2CH2Si(OR3) (9) 式中 R=CH3、C2H5、C3H7、 r+p=2−10、 x=1−6、以下の式に相当する補強用添加剤が特に好
適である: (RO)3SiCH2CH2CH2-[-Sx-(CH2CH2)6-]n-Sx-CH2CH2CH2-Si(OR)3
【0017】
【化6】
【0018】ここで、X=1から6であり、そしてn=
1から4である。
1から4である。
【0019】本発明に従う補強用添加剤は、独立して使
用可能であると共に、これらを互いに混合してもよい。
これに関連して、明確な分子量を示す個々の化合物か或
は明確な分子量分布を示すオリゴマー混合物のどちらか
を用いることができる。技術的処理が理由で、多くの場
合、上記補強用添加剤のオリゴマー混合物もしくはポリ
マー混合物を製造してこれらをオリゴマー形態またはポ
リマー形態として用いる方が容易である。オリゴマー類
またはポリマー類の形態でこれらの補強用添加剤を用い
る場合、これらは、ゲル浸透クロマトグラフィーで測定
して約500から8000の平均分子量を示す。
用可能であると共に、これらを互いに混合してもよい。
これに関連して、明確な分子量を示す個々の化合物か或
は明確な分子量分布を示すオリゴマー混合物のどちらか
を用いることができる。技術的処理が理由で、多くの場
合、上記補強用添加剤のオリゴマー混合物もしくはポリ
マー混合物を製造してこれらをオリゴマー形態またはポ
リマー形態として用いる方が容易である。オリゴマー類
またはポリマー類の形態でこれらの補強用添加剤を用い
る場合、これらは、ゲル浸透クロマトグラフィーで測定
して約500から8000の平均分子量を示す。
【0020】本発明に従う新規な補強用添加剤の製造は
下記の如き種々の方法で実施可能である。
下記の如き種々の方法で実施可能である。
【0021】A: メルカプト基含有シラン類およびジ
メルカプタン類および/またはポリメルカプタン類と二
塩化硫黄または二塩化二硫黄との反応を、塩化水素を脱
離させながら完結させることによる方法。この反応は、
本質的に知られている様式で下記のように、任意に溶
媒、例えばアルコール類または芳香族炭化水素などの存
在下−30から+80℃の温度で実施可能である: R1R2R3Si-X-SH + HS-Y-SH + SxCl2 → R1R2R3Si-Xx+2-(Y-Sx+2)m-X-SiR1R2R3 + HCl この反応の実行に関する情報に関しては、Houben
−Weyl著「Methoden der organ
ischen Chemie」、9巻、88ff頁(1
955)およびE 11巻(1985)、Thieme
Verlag、Stuttgartを参照することが
できる。
メルカプタン類および/またはポリメルカプタン類と二
塩化硫黄または二塩化二硫黄との反応を、塩化水素を脱
離させながら完結させることによる方法。この反応は、
本質的に知られている様式で下記のように、任意に溶
媒、例えばアルコール類または芳香族炭化水素などの存
在下−30から+80℃の温度で実施可能である: R1R2R3Si-X-SH + HS-Y-SH + SxCl2 → R1R2R3Si-Xx+2-(Y-Sx+2)m-X-SiR1R2R3 + HCl この反応の実行に関する情報に関しては、Houben
−Weyl著「Methoden der organ
ischen Chemie」、9巻、88ff頁(1
955)およびE 11巻(1985)、Thieme
Verlag、Stuttgartを参照することが
できる。
【0022】B: 下記のように、アルコール系溶媒の
存在下約−20から+90℃の温度でハロアルキルシリ
ルエーテル類および多ハロゲン化物を金属の多硫化物と
反応させると、特に有利に、本発明に従う補強剤の製造
が実施される: R1R2R3Si-X-Hal + Hal-Y-Hal + MeSx → R1R2R3Si-Xx-(Y-Sx)m-X-SiR1R2R3 + MeHal この好適に用いる金属の多硫化物は、Meがリチウム、
ナトリウムまたはカリウムを表しそしてxが2から6の
数を表すものである。好適に用いるアルコール系溶液は
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、
アミルアルコール、ヘキシルアルコール、オクタノー
ル、エチレングリコールおよびプロピレングリコール、
ブタンジオールおよび/またはヘキサンジオールおよび
これらの異性体である。
存在下約−20から+90℃の温度でハロアルキルシリ
ルエーテル類および多ハロゲン化物を金属の多硫化物と
反応させると、特に有利に、本発明に従う補強剤の製造
が実施される: R1R2R3Si-X-Hal + Hal-Y-Hal + MeSx → R1R2R3Si-Xx-(Y-Sx)m-X-SiR1R2R3 + MeHal この好適に用いる金属の多硫化物は、Meがリチウム、
ナトリウムまたはカリウムを表しそしてxが2から6の
数を表すものである。好適に用いるアルコール系溶液は
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、
アミルアルコール、ヘキシルアルコール、オクタノー
ル、エチレングリコールおよびプロピレングリコール、
ブタンジオールおよび/またはヘキサンジオールおよび
これらの異性体である。
【0023】本発明に従う補強用添加剤は、純粋な形態
および不活性な有機もしくは無機担体に付着させた形態
の両方で、該ゴム混合物に添加可能である。適切な担体
材料は特にシリカ、天然もしくは合成ケイ酸塩、酸化ア
ルミニウムおよびカーボンブラックである。
および不活性な有機もしくは無機担体に付着させた形態
の両方で、該ゴム混合物に添加可能である。適切な担体
材料は特にシリカ、天然もしくは合成ケイ酸塩、酸化ア
ルミニウムおよびカーボンブラックである。
【0024】下記のものが本発明に従う加硫ゴムに適切
な充填材である: − 例えば溶媒からケイ酸塩を沈澱させるか、或は比表
面積が5から1000m2/g、好適には20から40
0m2/g(BET表面積)であり初期粒子サイズが1
00から400nmであるハロゲン化ケイ素の火炎加水
分解を行うことによって製造される、高度に分散してい
るシリカ。このシリカはまた任意に他の金属酸化物、例
えばAl、Mg、Ca、Ba、Zn、Zr、Tiなどの
酸化物と一緒の混合酸化物として存在し得る、 − BET表面積が20から400m2/gであり初期
粒子サイズが10から400nmである合成ケイ酸塩、
例えばケイ酸アルミニウムまたはアルカリ土類のケイ酸
塩、例えばケイ酸マグネシウムまたはケイ酸カルシウム
など、 − 天然のケイ酸塩、例えばカオリンおよび他の天然に
存在しているシリカ、 − ガラス繊維およびガラス繊維製品(ガラス繊維マッ
ト、フィラメント)またはビード。
な充填材である: − 例えば溶媒からケイ酸塩を沈澱させるか、或は比表
面積が5から1000m2/g、好適には20から40
0m2/g(BET表面積)であり初期粒子サイズが1
00から400nmであるハロゲン化ケイ素の火炎加水
分解を行うことによって製造される、高度に分散してい
るシリカ。このシリカはまた任意に他の金属酸化物、例
えばAl、Mg、Ca、Ba、Zn、Zr、Tiなどの
酸化物と一緒の混合酸化物として存在し得る、 − BET表面積が20から400m2/gであり初期
粒子サイズが10から400nmである合成ケイ酸塩、
例えばケイ酸アルミニウムまたはアルカリ土類のケイ酸
塩、例えばケイ酸マグネシウムまたはケイ酸カルシウム
など、 − 天然のケイ酸塩、例えばカオリンおよび他の天然に
存在しているシリカ、 − ガラス繊維およびガラス繊維製品(ガラス繊維マッ
ト、フィラメント)またはビード。
【0025】好適には、BET表面積が20から400
m2/gである、高度に分散しているシリカを用いる。
m2/gである、高度に分散しているシリカを用いる。
【0026】各場合とも用いるゴム量を基準にして0か
ら150重量%、好適には10から100重量%の量
で、上述した充填材を用いる。加うるに、上記充填材に
カーボンブラックを添加してもよい。これに関連して用
いるべきカーボンブラックは、ランプブラック(lam
pblack)方法、ファーネス(furnace)方
法またはサーマルブラック(thermal blac
k)方法で製造され、これらは20から200m2/g
のBET表面積を示す。その例はSAFブラック、IS
AFブラック、IISAFブラック、HAFブラック、
FEFブラックまたはGPFブラックである。
ら150重量%、好適には10から100重量%の量
で、上述した充填材を用いる。加うるに、上記充填材に
カーボンブラックを添加してもよい。これに関連して用
いるべきカーボンブラックは、ランプブラック(lam
pblack)方法、ファーネス(furnace)方
法またはサーマルブラック(thermal blac
k)方法で製造され、これらは20から200m2/g
のBET表面積を示す。その例はSAFブラック、IS
AFブラック、IISAFブラック、HAFブラック、
FEFブラックまたはGPFブラックである。
【0027】上記充填材は単独に使用可能であるか、或
は互いに混合してもよい。特に好適な態様では、これら
のゴム混合物は、高度に分散しているシリカの如き軽量
(light)充填材とカーボンブラックとの混合物を
充填材として含んでおり、ここで、この混合物のカーボ
ンブラックに対する軽量充填材の比率は0.05から2
0、好適には0.1から10である。本発明に従うゴム
混合物で用いる加硫剤はパーオキサイド類、硫黄、酸化
マグネシウムおよび酸化亜鉛であり、これらに公知の加
硫促進剤、例えばメルカプトベンゾチアゾール、メルカ
プトスルフェンアミド類、チウラム類およびチオカーボ
ネート類などを加えてもよい。これらの加硫促進剤およ
び加硫剤の両方とも個別に使用可能であるか、或は互い
に混合してもよい。硫黄が加硫剤として用いるに特に好
適である。この加硫剤および加硫促進剤を各々、各場合
とも用いるゴムを基準にして0.1から10重量%、好
適には0.1から5重量%の量で用いる。
は互いに混合してもよい。特に好適な態様では、これら
のゴム混合物は、高度に分散しているシリカの如き軽量
(light)充填材とカーボンブラックとの混合物を
充填材として含んでおり、ここで、この混合物のカーボ
ンブラックに対する軽量充填材の比率は0.05から2
0、好適には0.1から10である。本発明に従うゴム
混合物で用いる加硫剤はパーオキサイド類、硫黄、酸化
マグネシウムおよび酸化亜鉛であり、これらに公知の加
硫促進剤、例えばメルカプトベンゾチアゾール、メルカ
プトスルフェンアミド類、チウラム類およびチオカーボ
ネート類などを加えてもよい。これらの加硫促進剤およ
び加硫剤の両方とも個別に使用可能であるか、或は互い
に混合してもよい。硫黄が加硫剤として用いるに特に好
適である。この加硫剤および加硫促進剤を各々、各場合
とも用いるゴムを基準にして0.1から10重量%、好
適には0.1から5重量%の量で用いる。
【0028】勿論、本発明に従うゴム混合物に、さらな
るゴム用添加剤、例えば反応促進剤、抗酸化剤、熱安定
剤、光安定剤、抗オゾン剤、加工剤、軟化剤、粘着付与
剤、発泡剤、染料、顔料、ワックス類、増量剤、有機
酸、反応遅延剤、金属酸化物、並びに活性化剤、例えば
トリエタノールアミン、ポリエチレングリコール、ヘキ
サントリオールなどを添加してもよく、これらは全てゴ
ム技術者によく知られている。
るゴム用添加剤、例えば反応促進剤、抗酸化剤、熱安定
剤、光安定剤、抗オゾン剤、加工剤、軟化剤、粘着付与
剤、発泡剤、染料、顔料、ワックス類、増量剤、有機
酸、反応遅延剤、金属酸化物、並びに活性化剤、例えば
トリエタノールアミン、ポリエチレングリコール、ヘキ
サントリオールなどを添加してもよく、これらは全てゴ
ム技術者によく知られている。
【0029】通常量(各場合とも用いるゴムを基準にし
て0.1から30重量%)で上記ゴム用添加剤を用い
る。助剤物質の最も有利な量は予備試験で容易に確立可
能であり、この量は付随的に、該加硫ゴムの意図した個
々の用途に依存している。
て0.1から30重量%)で上記ゴム用添加剤を用い
る。助剤物質の最も有利な量は予備試験で容易に確立可
能であり、この量は付随的に、該加硫ゴムの意図した個
々の用途に依存している。
【0030】本発明に従うゴム混合物の製造では、天然
ゴム以外にまた合成ゴムも適切である。好適な合成ゴム
の例はW.Hofmann「Kautschuktec
hnologie」、Gentner Verlag、
Stuttgart、1980の中に記述されている。
これらにはポリブタジエン、ブタジエン−アクリル酸C
1-4アルキルエステル共重合体、ポリクロロプレン、ポ
リイソプレン、スチレン含有量が1から60重量%、好
適には20から50重量%であるスチレン−ブタジエン
共重合体、イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリ
ロニトリルの含有量が5から60重量%、好適には10
から50重量%であるブタジエン−アクリロニトリル共
重合体、部分水添または完全水添されているブタジエン
−アクリロニトリル共重合体、並びにエチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体などが含まれる。勿論、これらの
ゴムはまた互いの混合物として使用可能である。特に、
任意にシリルエーテル類または他の官能基で改質されて
いてもよい、50℃以上のガラス温度を示す、アニオン
重合させたスチレン−ブタジエン溶媒ポリマー類および
それらとジエンゴムとの混合物が、自動車用タイヤの製
造で興味の持たれるものである(例えばヨーロッパ特許
出願公開第447 066号を参照)。
ゴム以外にまた合成ゴムも適切である。好適な合成ゴム
の例はW.Hofmann「Kautschuktec
hnologie」、Gentner Verlag、
Stuttgart、1980の中に記述されている。
これらにはポリブタジエン、ブタジエン−アクリル酸C
1-4アルキルエステル共重合体、ポリクロロプレン、ポ
リイソプレン、スチレン含有量が1から60重量%、好
適には20から50重量%であるスチレン−ブタジエン
共重合体、イソブチレン−イソプレン共重合体、アクリ
ロニトリルの含有量が5から60重量%、好適には10
から50重量%であるブタジエン−アクリロニトリル共
重合体、部分水添または完全水添されているブタジエン
−アクリロニトリル共重合体、並びにエチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体などが含まれる。勿論、これらの
ゴムはまた互いの混合物として使用可能である。特に、
任意にシリルエーテル類または他の官能基で改質されて
いてもよい、50℃以上のガラス温度を示す、アニオン
重合させたスチレン−ブタジエン溶媒ポリマー類および
それらとジエンゴムとの混合物が、自動車用タイヤの製
造で興味の持たれるものである(例えばヨーロッパ特許
出願公開第447 066号を参照)。
【0031】通常様式で、公知の混合装置、例えばロー
ル、ニーダーおよび押出し機を用い、混合物を100℃
から200℃の温度にしそして1から1000秒-1のせ
ん断率をかけながらゴム混合物の製造を実施する。
ル、ニーダーおよび押出し機を用い、混合物を100℃
から200℃の温度にしそして1から1000秒-1のせ
ん断率をかけながらゴム混合物の製造を実施する。
【0032】好適には、この混合過程の最初の部分を行
っている間に、混合物を100℃から200℃の温度に
しそして上述したせん断率をかけながら本発明に従う補
強用添加剤と共に充填材を加える。しかしながら、この
添加はまた、後で、例えば硫黄および加硫促進剤と一緒
により低い温度である40から100℃の温度で行うこ
とも可能である。
っている間に、混合物を100℃から200℃の温度に
しそして上述したせん断率をかけながら本発明に従う補
強用添加剤と共に充填材を加える。しかしながら、この
添加はまた、後で、例えば硫黄および加硫促進剤と一緒
により低い温度である40から100℃の温度で行うこ
とも可能である。
【0033】通常様式で本発明に従うゴム混合物の加硫
を行うことができる(例えば、G.Alliger、
I.J.Sjothun「Vulcanization
o of Elastomers」、Reinhold
Publishing Corporation、N
ew York、1964参照)。本明細書では、任意
に10から200バールの圧力下、約100から200
℃、好適には130から180℃の温度で加硫を実施す
る。
を行うことができる(例えば、G.Alliger、
I.J.Sjothun「Vulcanization
o of Elastomers」、Reinhold
Publishing Corporation、N
ew York、1964参照)。本明細書では、任意
に10から200バールの圧力下、約100から200
℃、好適には130から180℃の温度で加硫を実施す
る。
【0034】本発明に従う加硫ゴムは、特に複合体の製
造、例えばケーブル被覆剤、管材料、トランスミッショ
ンベルト、コンベヤベルト、ロール、靴底、シーリング
環および制動装置などの製造、好適にはタイヤの製造で
用いるに適切である。
造、例えばケーブル被覆剤、管材料、トランスミッショ
ンベルト、コンベヤベルト、ロール、靴底、シーリング
環および制動装置などの製造、好適にはタイヤの製造で
用いるに適切である。
【0035】
【実施例】実施例1 (EtO)3Si-CH2CH2CH2-S4-CH2CH2-S4-CH2CH2CH2-Si(OE
t)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた47.6g
(0.2モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと9.4g(0.1モル)の1,2−ジメルカプ
トエタンに、5−10℃で、27.0g(0.2モル)
の二塩化二硫黄を加えた。この溶液を室温で20時間撹
拌した後、真空下でその溶媒とその溶解している塩化水
素ガスを除去した。若干粘性を示す黄色油状物が69.
1g(99.6%)得られた。
t)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた47.6g
(0.2モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと9.4g(0.1モル)の1,2−ジメルカプ
トエタンに、5−10℃で、27.0g(0.2モル)
の二塩化二硫黄を加えた。この溶液を室温で20時間撹
拌した後、真空下でその溶媒とその溶解している塩化水
素ガスを除去した。若干粘性を示す黄色油状物が69.
1g(99.6%)得られた。
【0036】1H−NMR(CDCl3):0.7−0.
8ppm(多重線、4プロトン)、1.2−1.3pp
m(三重線、18プロトン)、1.8−2.0ppm
(4プロトン)、2.8−3.1ppm(多重線、4プ
ロトン)、3.3−3.5ppm(多重線、4プロト
ン)、3.7−3.9ppm(四重線、12プロト
ン)。
8ppm(多重線、4プロトン)、1.2−1.3pp
m(三重線、18プロトン)、1.8−2.0ppm
(4プロトン)、2.8−3.1ppm(多重線、4プ
ロトン)、3.3−3.5ppm(多重線、4プロト
ン)、3.7−3.9ppm(四重線、12プロト
ン)。
【0037】 元素分析: C H S Si 計算値 34.6 6.6 36.9 8.1 % 測定値 34.6 6.8 37.2 7.5 %実施例2 (EtO)3Si-CH2CH2CH2-S4-(-CH2CH2-S4-)2-CH2CH2CH2-Si
(OEt)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた47.6g
(0.2モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと18.8g(0.2モル)の1,2−ジメルカ
プトエタンに、5−10℃で、40.5g(0.3モ
ル)の二塩化二硫黄を加えた。この溶液を室温で20時
間撹拌した後、真空下でその溶媒とその溶解している塩
化水素ガスを除去し、温度を最終的に90℃に上昇させ
た。若干粘性を示す黄色油状物が81g(98.2%)
得られた。
(OEt)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた47.6g
(0.2モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと18.8g(0.2モル)の1,2−ジメルカ
プトエタンに、5−10℃で、40.5g(0.3モ
ル)の二塩化二硫黄を加えた。この溶液を室温で20時
間撹拌した後、真空下でその溶媒とその溶解している塩
化水素ガスを除去し、温度を最終的に90℃に上昇させ
た。若干粘性を示す黄色油状物が81g(98.2%)
得られた。
【0038】 元素分析: C H S Si 計算値 31.1 5.9 45.2 6.6 % 測定値 31.1 6.1 45.0 6.8 %実施例3 (EtO)3Si-CH2CH2CH2-S4-(-CH2CH2-S4)5-CH2CH2CH2-Si(O
Et)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた23.8g
(0.1モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと23.5g(0.25モル)の1,2−ジメル
カプトエタンに、5−10℃で、40.5g(0.3モ
ル)の二塩化二硫黄を加えた。この溶液を室温で20時
間撹拌したが、これを行っている間に、淡黄色固体が析
出して来た。次に、真空下でその溶媒とその溶解してい
る塩化水素ガスを除去し、最終的に温度を90℃にまで
上昇させた。
Et)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた23.8g
(0.1モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと23.5g(0.25モル)の1,2−ジメル
カプトエタンに、5−10℃で、40.5g(0.3モ
ル)の二塩化二硫黄を加えた。この溶液を室温で20時
間撹拌したが、これを行っている間に、淡黄色固体が析
出して来た。次に、真空下でその溶媒とその溶解してい
る塩化水素ガスを除去し、最終的に温度を90℃にまで
上昇させた。
【0039】実施例4 (EtO)3Si-CH2CH2CH2-S4-CH2CH2CH2CH2-S4-CH2CH2CH2-Si
(OEt)3: ナトリウムエチラートが20重量%入っているエタノー
ル溶液の17g(0.5モル)に室温で硫化水素を8.
5g(0.25モル)導入した。次に、硫黄を24g
(0.75モル)加えた後、この反応混合物を1時間か
けて70℃にまで加熱した。次に、60.1g(0.2
5モル)の3−クロロプロピルトリオキシシランを70
℃で滴下した後、同じ温度で撹拌を1時間実施し、そし
て1,4−ジクロロブタンを15.9g(0.125モ
ル)加えた。還流温度で5時間撹拌した後、この反応混
合物を濾過し、そしてその濾液を真空下で蒸発させるこ
とによって濃縮を行った。黄色がかった褐色油状物が8
5g(93%)得られた。
(OEt)3: ナトリウムエチラートが20重量%入っているエタノー
ル溶液の17g(0.5モル)に室温で硫化水素を8.
5g(0.25モル)導入した。次に、硫黄を24g
(0.75モル)加えた後、この反応混合物を1時間か
けて70℃にまで加熱した。次に、60.1g(0.2
5モル)の3−クロロプロピルトリオキシシランを70
℃で滴下した後、同じ温度で撹拌を1時間実施し、そし
て1,4−ジクロロブタンを15.9g(0.125モ
ル)加えた。還流温度で5時間撹拌した後、この反応混
合物を濾過し、そしてその濾液を真空下で蒸発させるこ
とによって濃縮を行った。黄色がかった褐色油状物が8
5g(93%)得られた。
【0040】1H−NMR(CDCl3):0.7−0.
8ppm(多重線、4 Si−CH2プロトン)、1.
2−1.3ppm(三重線、18 CH3プロトン)、
1.7−2.0ppm(多重線、8 C−CH2−Cプ
ロトン)、2.7−3.1ppm(多重線、8 S−C
H2−Cプロトン)、3.8−3.9ppm(四重線、
12 O−CH2−Cプロトン)。
8ppm(多重線、4 Si−CH2プロトン)、1.
2−1.3ppm(三重線、18 CH3プロトン)、
1.7−2.0ppm(多重線、8 C−CH2−Cプ
ロトン)、2.7−3.1ppm(多重線、8 S−C
H2−Cプロトン)、3.8−3.9ppm(四重線、
12 O−CH2−Cプロトン)。
【0041】実施例5 (EtO)3Si-CH2CH2CH2-S4-CH2CH2CH2CH2CH2CH2-S4-CH2CH2
CH2-Si(OEt)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた47.6g
(0.2モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと15g(0.1モル)の1,6−ジメルカプト
ヘキサンに、5−10℃で、HClを遊離させながら2
7.0g(0.2モル)の二塩化二硫黄を加えた。次
に、この反応混合物を室温で20時間撹拌した後、真空
下でその溶媒とその溶解している塩酸を除去した。低い
粘性を示す黄色油状物が73.9g(98.5%)得ら
れた。
CH2-Si(OEt)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた47.6g
(0.2モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと15g(0.1モル)の1,6−ジメルカプト
ヘキサンに、5−10℃で、HClを遊離させながら2
7.0g(0.2モル)の二塩化二硫黄を加えた。次
に、この反応混合物を室温で20時間撹拌した後、真空
下でその溶媒とその溶解している塩酸を除去した。低い
粘性を示す黄色油状物が73.9g(98.5%)得ら
れた。
【0042】1H−NMR(CDCl3):0.7−0.
8ppm(多重線、Si−CH2プロトン)、1.2−
1.3ppm(三重線、CH3プロトン)、1.4−
1.5ppm(多重線、CH2プロトン)、1.7−
2.0ppm(多重線、C−CH2−Cプロトン)、
2.6−3.1ppm(多重線、S−CH2−Cプロト
ン)、3.7−3.9ppm(四重線、O−CH2−C
プロトン)。
8ppm(多重線、Si−CH2プロトン)、1.2−
1.3ppm(三重線、CH3プロトン)、1.4−
1.5ppm(多重線、CH2プロトン)、1.7−
2.0ppm(多重線、C−CH2−Cプロトン)、
2.6−3.1ppm(多重線、S−CH2−Cプロト
ン)、3.7−3.9ppm(四重線、O−CH2−C
プロトン)。
【0043】実施例6 (EtO)3Si-CH2CH2CH2-S4-(CH2CH2CH2CH2CH2CH2-S4)2-CH2
CH2CH2-Si(OEt)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた47.6g
(0.2モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと30g(0.2モル)の1,6−ジメルカプト
ヘキサンに、5−10℃で、40.5g(0.3モル)
の二塩化二硫黄を加えた。次に、この反応混合物を室温
で20時間撹拌した後、真空下でその溶媒とその溶解し
ている塩酸を除去した。若干粘性を示す黄色油状物が9
5.2g(97%)得られた。
CH2CH2-Si(OEt)3: 50mLの無水エタノールの中に溶解させた47.6g
(0.2モル)の3−メルカプトプロピルトリエトキシ
シランと30g(0.2モル)の1,6−ジメルカプト
ヘキサンに、5−10℃で、40.5g(0.3モル)
の二塩化二硫黄を加えた。次に、この反応混合物を室温
で20時間撹拌した後、真空下でその溶媒とその溶解し
ている塩酸を除去した。若干粘性を示す黄色油状物が9
5.2g(97%)得られた。
【0044】1H−NMR(CDCl3):0.7−0.
8ppm(多重線、Si−CH2プロトン)、1.2−
1.7ppm(三重線、CH3プロトン)、1.4−
1.5ppm(多重線、CH2プロトン)、1.7−
2.0ppm(多重線、C−CH2−Cプロトン)、
3.7−3.9ppm(四重線、O−CH2−Cプロト
ン)。
8ppm(多重線、Si−CH2プロトン)、1.2−
1.7ppm(三重線、CH3プロトン)、1.4−
1.5ppm(多重線、CH2プロトン)、1.7−
2.0ppm(多重線、C−CH2−Cプロトン)、
3.7−3.9ppm(四重線、O−CH2−Cプロト
ン)。
【0045】実施例7 (EtO)3Si-CH2CHCH2-S-(CH2CHOHCH2-S4)2-CH2CH2CH2-Si
(OEt)3: 270mLのエタノールの中に51.0g(0.75モ
ル)のナトリウムエチラートが入っている溶液に硫化水
素を12.75g(0.375モル)導入した。次に、
硫黄を36g(1.125モル)加えた後、この反応混
合物を70℃で1時間半撹拌した。次に、60.1gの
3−クロロプロピルトリエトキシシランを滴下した後、
撹拌を1時間継続した。次に、1,3−ジクロロプロパ
ノールを32.3g(0.25モル)加えた。還流下で
8時間撹拌した後、この反応混合物を濾過し、そしてそ
の溶媒を真空下で除去した。黄色がかった褐色油状物が
108g得られた。
(OEt)3: 270mLのエタノールの中に51.0g(0.75モ
ル)のナトリウムエチラートが入っている溶液に硫化水
素を12.75g(0.375モル)導入した。次に、
硫黄を36g(1.125モル)加えた後、この反応混
合物を70℃で1時間半撹拌した。次に、60.1gの
3−クロロプロピルトリエトキシシランを滴下した後、
撹拌を1時間継続した。次に、1,3−ジクロロプロパ
ノールを32.3g(0.25モル)加えた。還流下で
8時間撹拌した後、この反応混合物を濾過し、そしてそ
の溶媒を真空下で除去した。黄色がかった褐色油状物が
108g得られた。
【0046】SiO2を充填したSBR加硫ゴム内でこ
の新規な補強剤が示す活性の試験 内部温度が150℃のニーダー内で下記の混合物を調製
した。次に、50℃のロール上で硫黄と促進剤を混合し
た。加熱可能なプレスの中でこの混合物を25分間かけ
て160℃に加熱することにより、加硫を実施した。
の新規な補強剤が示す活性の試験 内部温度が150℃のニーダー内で下記の混合物を調製
した。次に、50℃のロール上で硫黄と促進剤を混合し
た。加熱可能なプレスの中でこの混合物を25分間かけ
て160℃に加熱することにより、加硫を実施した。
【0047】 組成 比較1 比較2 A B C SBRゴム(Buna EM 1500) 70 70 70 70 70 SBRゴム(Buna EM 1778) 41 41 41 41 41 シリカ(Vulkasil S) 50 50 50 50 50 酸化亜鉛 3 3 3 3 3 ステアリン酸 2 2 2 2 2 ジエチレングリコール 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 クマロン樹脂(B2/75) 5 5 5 5 5 オクチル化ジフェニルアミン 1 1 1 1 1 (Vulkanox OCD) ビス−トリエトキシシリル - 3.5 - - - プロピルテトラスルフィド (ドイツ特許出願公開 第2 255 577号に従う) 実施例5に従う化合物 - - 3.5 - - 実施例6に従う化合物 - - - 3.5 - 実施例4に従う化合物 - - - - 3.5 ロール上/50℃で混入 テトラメチルチウラム 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 ジスルフィド 硫黄 2 2 2 2 2 シクロヘキシルメルカプト 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 ベンゾチアゾール スルフェンアミド 加硫ゴムの機械特性 モジュラス300(MPa) 1.37 7.49 7.69 7.93 7.4 強度(MPa) 12.3 17.1 12.7 14.1 17.4 伸び(%) 911 548 460 488 551 硬度(ショアA) 56 64 65 65 65 弾性(70℃) 44 60 60 60 60 摩耗(DIN 53516) 279 - 139 137 128 tanデルタ(60℃) 0.169 0.104 0.100 0.093 - 上記試験により、本発明に従う化合物は非常に有効な補
強用添加剤であることが確認された。このことは、モジ
ュラスが明らかに改良されていること、硬度が高くなっ
ていること、そして耐摩耗性が改良されていることから
明らかである。60℃のtanデルタとして測定した動
的エネルギー損失は、補強用添加剤を入れなかった加硫
ゴムのそれよりも明らかに低く、実際、ドイツ特許出願
公開第2255 577号に従う比較コンパンドよりも
低かった。
強用添加剤であることが確認された。このことは、モジ
ュラスが明らかに改良されていること、硬度が高くなっ
ていること、そして耐摩耗性が改良されていることから
明らかである。60℃のtanデルタとして測定した動
的エネルギー損失は、補強用添加剤を入れなかった加硫
ゴムのそれよりも明らかに低く、実際、ドイツ特許出願
公開第2255 577号に従う比較コンパンドよりも
低かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン−ヨゼフ・バイデンハウプト ドイツ52388ネルフエニツヒ・プフアルラ ー−フオルスト−シユトラーセ3 (72)発明者 ウルリヒ・アイゼレ ドイツ51375レーフエルクーゼン・アルフ レート−クビン−シユトラーセ13
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴム混合物において、少なくとも1種の
加硫剤、充填材、任意に他のゴム用添加剤、および式 R1R2R3Si-X1-(-Sx-Y-)m-(-Sx-X2-SiR1R2R3)n (I) [式中、R1、R2およびR3は、同一もしくは異なり、
C1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、フェニルまた
はフェノキシを表すが、但しこれらの基R1からR3の少
なくとも1つがアルコキシまたはフェノキシ基であるこ
とを条件とし、X1およびX2は、同一もしくは異なり、
任意に不飽和の、線状もしくは分枝している二価のC1
−C12アルキル基を表し、Yは、酸素、硫黄もしくは窒
素原子または芳香族C6−C12アリール基が割り込んで
いてもよい、C6−C12アリール、C1−C8アルコキシ
またはヒドロキシ基で任意に置換されていてもよい、任
意に不飽和の、線状、分枝もしくは環状の二価、三価ま
たは四価のC1−C8アルキル基を表し、そしてまたC6
−C12アリール基またはヘテロアリール基を表し、m
は、1から20の整数を表し、nは、1から6の数を表
し、そしてxは、1から6の数を表す]で表される少な
くとも1種の補強用添加剤を含んでおり、ここで、この
補強用添加剤を各場合とも使用するゴム量を基準にして
0.1から15重量%の量で用いるゴム混合物。 - 【請求項2】 加硫ゴムを製造するための請求項1記載
ゴム混合物の使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4406947.2 | 1994-03-03 | ||
DE4406947A DE4406947A1 (de) | 1994-03-03 | 1994-03-03 | Schwefel-/Silizium-haltige Verstärkungsadditive enthaltende Kautschukmischungen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258474A true JPH07258474A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=6511692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7060091A Pending JPH07258474A (ja) | 1994-03-03 | 1995-02-24 | 硫黄とケイ素を含んでいる補強用添加剤を含有しているゴム混合物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5663226A (ja) |
EP (1) | EP0670347B1 (ja) |
JP (1) | JPH07258474A (ja) |
CA (1) | CA2143568A1 (ja) |
DE (2) | DE4406947A1 (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004000930A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Bridgestone Corporation | ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ |
US7368584B2 (en) | 2006-08-14 | 2008-05-06 | Momentive Performance Materials Inc. | Mercapto-functional silane |
JP2008150546A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ゴム用配合剤 |
JP2008150564A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Bridgestone Corp | 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2008150565A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Bridgestone Corp | 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2008150345A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 有機珪素化合物及びその製造方法、並びにゴム用配合剤 |
US7504456B2 (en) | 2006-02-21 | 2009-03-17 | Momentive Performance Materials Inc. | Rubber composition containing organofunctional silane |
US7510670B2 (en) | 2006-02-21 | 2009-03-31 | Momentive Performance Materials Inc. | Free flowing filler composition based on organofunctional silane |
US7531588B2 (en) | 2004-07-30 | 2009-05-12 | Momentive Performance Materials Inc. | Silane compositions, processes for their preparation and rubber compositions containing same |
US7550540B2 (en) | 2006-08-14 | 2009-06-23 | Momentive Performance Materials Inc. | Rubber composition and articles therefrom both comprising mercapto-functional silane |
JP2010514897A (ja) * | 2006-12-28 | 2010-05-06 | モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド | 自由流動性充填剤組成物およびそれを含有するラバー組成物 |
JP2010514896A (ja) * | 2006-12-28 | 2010-05-06 | モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド | 自由流動性充填剤組成物およびそれを含有するラバー組成物 |
US7718819B2 (en) | 2006-02-21 | 2010-05-18 | Momentive Performance Materials Inc. | Process for making organofunctional silanes and mixtures thereof |
US7816435B2 (en) | 2007-10-31 | 2010-10-19 | Momentive Performance Materials Inc. | Halo-functional silane, process for its preparation, rubber composition containing same and articles manufactured therefrom |
US7919650B2 (en) | 2006-02-21 | 2011-04-05 | Momentive Performance Materials Inc. | Organofunctional silanes and their mixtures |
US8008519B2 (en) | 2006-08-14 | 2011-08-30 | Momentive Performance Materials Inc. | Process for making mercapto-functional silane |
US8097744B2 (en) | 2006-08-14 | 2012-01-17 | Momentive Performance Materials Inc. | Free flowing filler composition comprising mercapto-functional silane |
Families Citing this family (59)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5827912A (en) * | 1995-06-16 | 1998-10-27 | Bayer Ag | Rubber compounds containing oligomeric silanes |
US5780531A (en) * | 1995-06-28 | 1998-07-14 | Bayer Ag | Surface-modified, oxidic or siliceous fillers and their use |
DE19650633A1 (de) * | 1996-12-06 | 1998-06-10 | Bayer Ag | Reversionsarme Vernetzer |
DE19709873A1 (de) * | 1997-03-11 | 1998-09-17 | Bayer Ag | Polysulfidische Polyethersilane enthaltende Kautschukmischungen |
CA2216062A1 (en) | 1997-09-19 | 1999-03-19 | Bayer Inc. | Silica-containing rubber composition |
DE19814655A1 (de) | 1998-04-01 | 1999-10-07 | Bayer Ag | Trimethylolpropan-Destillationsrückstände enthaltende Kautschukmischungen |
DE19814839A1 (de) | 1998-04-02 | 1999-10-07 | Bayer Ag | Hydrophobierte oxidische oder silikatische Füllstoffe enthaltende Emulsionskautschukmischungen sowie deren Verwendung zur Herstellung von Reifen |
DE19818552A1 (de) * | 1998-04-24 | 1999-10-28 | Bayer Ag | Mischungen aus Kautschuken und aktivierten und hydrophobierten exidischen und silikatischen Füllstoffen und ein Verfahren zur Herstellung |
JP2000044734A (ja) | 1998-07-18 | 2000-02-15 | Bayer Ag | ヒドロキシル基含有溶液ゴム |
DE19914848A1 (de) | 1999-04-01 | 2000-10-05 | Bayer Ag | Hydroxylgruppenhaltige Lösungskautschuke |
DE10009909A1 (de) | 2000-03-01 | 2001-09-27 | Bayer Ag | Kautschuke mit Polyether-Seitengruppen |
DE10012407A1 (de) | 2000-03-15 | 2001-09-20 | Bayer Ag | Polyether enthaltende Kautschukmischungen |
NO20013436L (no) * | 2000-07-14 | 2002-01-15 | Sumitomo Rubber Ind | Gummisammensetning for dekkbane |
DE10037076A1 (de) | 2000-07-27 | 2002-02-07 | Bayer Ag | Polybutadiene mit verringertem Verhältnis Lösungsviskosität/ Mooney-Viskosität |
DE10044989A1 (de) | 2000-09-11 | 2002-03-21 | Bayer Ag | Flüssige schwefelhaltige Oligosiloxane und ihre Verwendung in Kautschukmischungen |
CA2339056A1 (en) * | 2001-03-02 | 2002-09-02 | Bayer Inc. | Filled elastomeric compositions |
JP4035690B2 (ja) | 2001-04-06 | 2008-01-23 | 信越化学工業株式会社 | 有機珪素化合物の製造方法 |
DE10135014A1 (de) | 2001-07-18 | 2003-01-30 | Bayer Ag | 1,4-Butendiol(polyether) enthaltende Kautschukmischungen |
US20030113366A1 (en) * | 2001-12-14 | 2003-06-19 | Macgregor Alexander | Reverse-micellar delivery system for controlled transportation and enhanced absorption of agents |
JP4450149B2 (ja) * | 2002-06-20 | 2010-04-14 | 信越化学工業株式会社 | 有機珪素化合物、その製造方法、及びゴム用配合剤 |
US7928258B2 (en) * | 2004-08-20 | 2011-04-19 | Momentive Performance Materials Inc. | Cyclic diol-derived blocked mercaptofunctional silane compositions |
DE102005044456A1 (de) | 2005-09-17 | 2007-03-22 | Continental Aktiengesellschaft | Kautschukmischung und Reifen |
CA2564446A1 (en) * | 2005-11-04 | 2007-05-04 | Lanxess Inc. | Method to produce reinforced halobutyl elastomer compounds |
US7968636B2 (en) * | 2006-12-28 | 2011-06-28 | Continental Ag | Tire compositions and components containing silated cyclic core polysulfides |
US7696269B2 (en) * | 2006-12-28 | 2010-04-13 | Momentive Performance Materials Inc. | Silated core polysulfides, their preparation and use in filled elastomer compositions |
US7781606B2 (en) * | 2006-12-28 | 2010-08-24 | Momentive Performance Materials Inc. | Blocked mercaptosilane coupling agents, process for making and uses in rubber |
US8592506B2 (en) | 2006-12-28 | 2013-11-26 | Continental Ag | Tire compositions and components containing blocked mercaptosilane coupling agent |
US7687558B2 (en) * | 2006-12-28 | 2010-03-30 | Momentive Performance Materials Inc. | Silated cyclic core polysulfides, their preparation and use in filled elastomer compositions |
US7968633B2 (en) | 2006-12-28 | 2011-06-28 | Continental Ag | Tire compositions and components containing free-flowing filler compositions |
US7968634B2 (en) | 2006-12-28 | 2011-06-28 | Continental Ag | Tire compositions and components containing silated core polysulfides |
US7968635B2 (en) * | 2006-12-28 | 2011-06-28 | Continental Ag | Tire compositions and components containing free-flowing filler compositions |
RU2584949C2 (ru) | 2007-10-19 | 2016-05-20 | Лэнксесс Инк. | Формовочная композиция и способ ее получения |
EP2311889A1 (de) | 2009-10-16 | 2011-04-20 | LANXESS Deutschland GmbH | Neodym-katalysierte Polybutadiene |
EP2363303A1 (de) | 2010-02-19 | 2011-09-07 | LANXESS Deutschland GmbH | Bimodales NdBR |
US9447262B2 (en) | 2011-03-02 | 2016-09-20 | Momentive Performance Materials Inc. | Rubber composition containing blocked mercaptosilanes and articles made therefrom |
WO2012123476A1 (en) * | 2011-03-14 | 2012-09-20 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Sulphur cement pre-composition and sulphur cement product |
EP2517899A1 (de) | 2011-04-29 | 2012-10-31 | Lanxess Deutschland GmbH | Verfahren zur Herstellung von Kautschukmischungen |
EP2517898A1 (de) | 2011-04-29 | 2012-10-31 | Lanxess Deutschland GmbH | Kieselsäurehaltige Kautschukmischungen mit schwefelhaltigen Additiven |
EP2557083A1 (de) | 2011-08-12 | 2013-02-13 | LANXESS Deutschland GmbH | Vernetzte Organosilizium-polysulfide |
EP2557116A1 (de) | 2011-08-12 | 2013-02-13 | LANXESS Deutschland GmbH | Additive für kieselsäurehaltige Kautschukmischungen |
DE202011110368U1 (de) | 2011-12-16 | 2013-08-29 | Lanxess Deutschland Gmbh | Kautschukzubereitungen |
EP2604651A1 (de) | 2011-12-16 | 2013-06-19 | Lanxess Deutschland GmbH | Kautschukzubereitungen |
EP2671727A1 (de) | 2012-06-06 | 2013-12-11 | LANXESS Deutschland GmbH | Kieselsäurehaltige Kautschukmischungen mit schwefelhaltigen Additiven |
EP2671726A1 (de) | 2012-06-06 | 2013-12-11 | LANXESS Deutschland GmbH | Kieselsäurehaltige Kautschukmischungen mit schwefelhaltigen Additiven |
EP2676968A1 (de) | 2012-06-18 | 2013-12-25 | LANXESS Deutschland GmbH | Hoch Mooney NdBR mit Mooneysprung |
EP2684912A1 (de) | 2012-07-09 | 2014-01-15 | LANXESS Deutschland GmbH | Kieselsäurehaltige Kautschukmischungen enthaltend w-Mercaptocarbonsäureester von mehrwertigen Alkoholen |
EP2724870A1 (de) | 2012-10-25 | 2014-04-30 | LANXESS Deutschland GmbH | Polysulfidmischungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verwendung der Polysulfidmischungen in Kautschukmischungen |
DE202012013472U1 (de) | 2012-10-25 | 2017-02-02 | Lanxess Deutschland Gmbh | Polysulfidmischungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verwendung der Polysulfidmischungen in Kautschukmischungen |
RU2662541C2 (ru) | 2013-10-16 | 2018-07-26 | Арланксео Дойчланд Гмбх | Функционализированные полимерные композиции |
RU2018110688A (ru) | 2015-08-28 | 2019-09-30 | Арланксео Дойчланд Гмбх | Реагенты десульфуризации с увеличенной эффективностью |
EP3135712A1 (en) | 2015-08-28 | 2017-03-01 | ARLANXEO Deutschland GmbH | Increased efficiency of desulfurization reagents |
JP2019522088A (ja) | 2016-06-29 | 2019-08-08 | ハンセン アンド ローゼンタール コマンディトゲゼルシャフト | エステルを含む組成物 |
DE102017221277A1 (de) | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Evonik Degussa Gmbh | Silanmischungen und Verfahren zu deren Herstellung |
DE102017221259A1 (de) | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Evonik Degussa Gmbh | Silanmischungen und Verfahren zu deren Herstellung |
DE102017221272A1 (de) | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Evonik Degussa Gmbh | Silanmischungen und Verfahren zu deren Herstellung |
DE102017221282A1 (de) | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Evonik Degussa Gmbh | Silanmischungen und Verfahren zu deren Herstellung |
DE102017221231A1 (de) * | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Schwefelvernetzbare Kautschukmischung, Vulkanisat der Kautschukmischung und Fahrzeugreifen |
DE102017221269A1 (de) | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Evonik Degussa Gmbh | Silanmischungen und Verfahren zu deren Herstellung |
JP2024502558A (ja) * | 2021-01-12 | 2024-01-22 | ロリア・ファーマスーティカル・エルエルシー | 注射用充填剤及びコラーゲン成長の土台として有用な多粘度水中油型組成物 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6267092A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-26 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ポリスルフィド基含有オルガノシリコーン化合物 |
JPH0496945A (ja) * | 1990-08-10 | 1992-03-30 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴムロール用組成物 |
-
1994
- 1994-03-03 DE DE4406947A patent/DE4406947A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-02-20 DE DE59503818T patent/DE59503818D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-20 EP EP95102330A patent/EP0670347B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-02-21 US US08/391,508 patent/US5663226A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-24 JP JP7060091A patent/JPH07258474A/ja active Pending
- 1995-02-28 CA CA002143568A patent/CA2143568A1/en not_active Abandoned
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8193265B2 (en) * | 2002-06-20 | 2012-06-05 | Bridgestone Corporation | Rubber composition and tires made by using the same |
WO2004000930A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Bridgestone Corporation | ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ |
US7531588B2 (en) | 2004-07-30 | 2009-05-12 | Momentive Performance Materials Inc. | Silane compositions, processes for their preparation and rubber compositions containing same |
US7718819B2 (en) | 2006-02-21 | 2010-05-18 | Momentive Performance Materials Inc. | Process for making organofunctional silanes and mixtures thereof |
US7504456B2 (en) | 2006-02-21 | 2009-03-17 | Momentive Performance Materials Inc. | Rubber composition containing organofunctional silane |
US7510670B2 (en) | 2006-02-21 | 2009-03-31 | Momentive Performance Materials Inc. | Free flowing filler composition based on organofunctional silane |
US7919650B2 (en) | 2006-02-21 | 2011-04-05 | Momentive Performance Materials Inc. | Organofunctional silanes and their mixtures |
US8008519B2 (en) | 2006-08-14 | 2011-08-30 | Momentive Performance Materials Inc. | Process for making mercapto-functional silane |
US7550540B2 (en) | 2006-08-14 | 2009-06-23 | Momentive Performance Materials Inc. | Rubber composition and articles therefrom both comprising mercapto-functional silane |
US7368584B2 (en) | 2006-08-14 | 2008-05-06 | Momentive Performance Materials Inc. | Mercapto-functional silane |
US8097744B2 (en) | 2006-08-14 | 2012-01-17 | Momentive Performance Materials Inc. | Free flowing filler composition comprising mercapto-functional silane |
JP2008150345A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 有機珪素化合物及びその製造方法、並びにゴム用配合剤 |
JP2008150564A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Bridgestone Corp | 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2008150565A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Bridgestone Corp | 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2008150546A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ゴム用配合剤 |
JP2010514897A (ja) * | 2006-12-28 | 2010-05-06 | モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド | 自由流動性充填剤組成物およびそれを含有するラバー組成物 |
JP2010514896A (ja) * | 2006-12-28 | 2010-05-06 | モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド | 自由流動性充填剤組成物およびそれを含有するラバー組成物 |
US7816435B2 (en) | 2007-10-31 | 2010-10-19 | Momentive Performance Materials Inc. | Halo-functional silane, process for its preparation, rubber composition containing same and articles manufactured therefrom |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0670347B1 (de) | 1998-10-07 |
DE4406947A1 (de) | 1995-09-07 |
CA2143568A1 (en) | 1995-09-04 |
US5663226A (en) | 1997-09-02 |
DE59503818D1 (de) | 1998-11-12 |
EP0670347A1 (de) | 1995-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07258474A (ja) | 硫黄とケイ素を含んでいる補強用添加剤を含有しているゴム混合物 | |
JP3541984B2 (ja) | 含硫黄有機珪素化合物を混入したゴム混合物 | |
JP5564183B2 (ja) | 有機官能性シランおよびその混合物 | |
JP5466855B2 (ja) | 有機官能性シラン系の自由に流動する充填剤組成物 | |
JP5559970B2 (ja) | 有機官能性シランおよびそれの混合物を作製するプロセス | |
JP5618484B2 (ja) | 有機官能性シランを含むゴム組成物 | |
TW583224B (en) | Sulfur-functional polyorganosiloxanes | |
JP5450093B2 (ja) | シリル化コアポリスルフィドを含有するタイヤ組成物および部品 | |
US5977225A (en) | Rubber mixtures containing polysulphide polyether silanes | |
KR101510227B1 (ko) | 메르캅토-관능성 실란 | |
US7968636B2 (en) | Tire compositions and components containing silated cyclic core polysulfides | |
JP4755411B2 (ja) | ゴム混合物、その製造方法及びその使用 | |
US5827912A (en) | Rubber compounds containing oligomeric silanes | |
JP5511376B2 (ja) | ゴム組成物 | |
CN101641226B (zh) | 橡胶组合物、其制备方法和由其制备的制品 | |
BRPI0720722A2 (pt) | Agentes de ligação de mercaptossilano bloqueado, processo para produção e uso em composições de borracha | |
KR20090076909A (ko) | 메르캅토 기능성 실란 및 그 제조 방법 | |
KR20030094371A (ko) | 충진된 엘라스토머 조성물용 하이브리드 규소-함유 커플링제 | |
CN101622307B (zh) | 含有巯基官能硅烷的弹性体组合物及其制备方法 | |
TW201241080A (en) | Rubber composition containing blocked mercaptosilanes and articles made therefrom | |
US7786200B2 (en) | Sulfur-containing silane, filled elastomeric compositions containing same and articles made therefrom |