JPH0725794Y2 - 速写撮影装置 - Google Patents

速写撮影装置

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JPH0725794Y2
JPH0725794Y2 JP3693689U JP3693689U JPH0725794Y2 JP H0725794 Y2 JPH0725794 Y2 JP H0725794Y2 JP 3693689 U JP3693689 U JP 3693689U JP 3693689 U JP3693689 U JP 3693689U JP H0725794 Y2 JPH0725794 Y2 JP H0725794Y2
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film
carriage
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cam
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JP3693689U
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JPH02128146U (ja
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肇 武本
英克 高尾
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は、X線透視撮影装置などに使用される透視撮
影台に用いられる速写撮影装置に関し、詳しくは、枠体
内に、フィルム授受位置と連続分割撮影待機位置と撮影
位置とにわたって往復変位可能にキャリッジを設け、そ
のキャリッジ内に、増感紙間に位置させるとともに圧着
板と付勢機構とによって圧着する状態でフィルムを収納
可能に構成し、前記フィルム授受位置および連続分割撮
影待機位置それぞれでフィルムに対する圧着を解除する
圧着解除機構を設け、圧着解除状態でフィルムをキャリ
ッジに対して移送可能に構成した速写撮影装置に関す
る。
B.従来技術 この種の速写撮影装置としては、従来、実公昭56−4380
2号公報に示されるものが知られている。
第6図は上記従来例の要部の一部切欠正面図、第7図は
第6図の要部の拡大正面図であり、枠体8内に、フィル
ム授受位置と連続分割撮影待機位置と撮影位置とにわた
って往復変位可能にキャリッジ9が設けられている。
キャリッジ9は、第1のキャリッジ部材9aに第2のキャ
リッジ部材9bをキャリッジ9の変位方向一端側の軸芯P1
周りで揺動変位可能に設けて構成され、第1のキャリッ
ジ部材9aには前増感紙10が取り付けられ、一方、第2の
キャリッジ部材9bには、後増感紙11を取り付けた圧着板
12が取り付けられている。
キャリッジ9において、その揺動軸芯P1とは反対側にお
いて、第1のキャリッジ部材9aと第2のキャリッジ部材
9bとにわたって付勢機構としての引っ張りスプリング13
が連結され、第2のキャリッジ部材9bを第1のキャリッ
ジ部材9a側に変位するように付勢されている。
前記引っ張りスプリング13に近い箇所には圧着解除機構
014が設けられ、前後の増感紙10,11間に位置して収納さ
れたフィルム15を圧着する状態と、フィルム授受位置お
よび連続分割撮影待機位置それぞれでフィルム15に対す
る圧着を解除してフィルム15を移送可能にする状態とに
切換えられるように構成されている。
図中、16は、フィルム15を収納可能なマガジンを示して
いる。
圧着解除機構014は、キャリッジ9に、第2のキャリッ
ジ部材9bに当接する回転カム01と電動モータ02とを設
け、回転カム01と電動モータ02とをギア式伝動機構03を
介して連動連結して構成され、フィルム授受位置および
連続分割撮影待機位置それぞれにおいて電動モータ02を
駆動することにより、引っ張りスプリング13の付勢力に
抗して第2のキャリッジ部材9bを押圧変位させ、フィル
ム15に対する圧着を解除するように構成されている。
C.考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の速写撮影装置によれば、キャリッ
ジ9に電動モータ02が取り付けられているために、キャ
リッジ9全体の重量が大になり、キャリッジ9を変位し
て停止したときにオーバーランしやすく、その慣性が大
きくて所定の位置に停止しづらく、キャリッジ9の動作
精度が低下してしまい、例えば、撮影位置で位置ずれを
生じて撮影不良を招くとか、フィルム授受位置で位置ず
れを生じてフィルム15の授受が不良になる欠点があっ
た。
また、電動モータ02がキャリッジ9と一体的に枠体8内
を移動するため、電動モータ02に電力を供給する電線ケ
ーブルを枠体8側とキャリッジ9とにわたって配線しな
ければならないが、キャリッジ9の移動に際して断線を
生じないようにするために構成が複雑化して高価になる
欠点があった。
この考案は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、キャリッジを軽量に構成できるとともに、電線ケ
ーブルを要すること無く、フィルム授受位置および連続
分割撮影待機位置それぞれでのフィルムに対する圧着解
除を行うことができるようにすることを目的とする。
D.課題を解決するための手段 この考案は、上述のような目的を達成するために、枠体
内に、フィルム授受位置と連続分割撮影待機位置と撮影
位置とにわたって往復変位可能にキャリッジを設け、前
記キャリッジ内に、増感紙間に位置させるとともに圧着
板と付勢機構とによって圧着する状態でフィルムを収納
可能に構成し、前記フィルム授受位置および連続分割撮
影待機位置それぞれで前記フィルムに対する圧着を解除
する圧着解除機構を設け、圧着解除状態で前記フィルム
を前記キャリッジに対して移送可能に構成した速写撮影
装置において、前記圧着解除機構を、前記キャリッジに
設けられて前記フィルムを圧着する位置と前記付勢機構
の付勢力に抗して前記フィルムの圧着を解除する位置と
にわたって前記圧着板を変位する従動カムと、前記枠体
に設けられてフィルム授受位置および連続分割撮影待機
位置それぞれで前記従動カムに当接して前記圧着板を圧
着解除位置に強制変位する固定カムとから構成したこと
を特徴としている。
E.作用 この考案の構成によれば、従動カムと固定カムとの当接
による機械的な連係構成により、フィルム授受位置およ
び連続分割撮影待機位置それぞれにおいて圧着板を圧着
解除位置に強制変位し、フィルムに対する圧着を解除し
て、フィルムの移送ならびに授受を行うことができる。
F.実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この考案に係る速写撮影装置を備えた透視撮
影台の全体正面図であり、床面上に設置された固定部材
としての基台1に、水平方向の軸芯周りで回転可能に本
体フレーム2が設けられ、その本体フレーム2に、回転
軸芯に沿う方向に駆動移動可能に被検者搭載用の天板3
が設けられ、そして、本体フレーム2の上方側に支柱4
を介してX線管5が設けられるとともに、天板2の下方
に位置させてイメージインテンシファイヤ6が設けら
れ、透視撮影台が構成されている。
前記天板3とイメージインテンシファイヤ6との間に
は、透視撮影された画像を撮影記録する速写撮影位置7
が設けられている。
第2図は、速写撮影装置の要部の一部切欠正面図、第3
図は、第2図の要部の拡大断面図、第4図は第3図の一
部切欠側面図であり、8は枠体、9は第1のキャリッジ
部材9aと第2のキャリッジ部材9bとによって構成される
キャリッジ、10は前増感紙、11は後増感紙、12は圧着
板、13は付勢機構としての引っ張りスプリング、15はフ
ィルム、そして、16はマガジンをそれぞれ示している。
第1のキャリッジ部材9aの両横側面それぞれには、回転
自在にガイドローラ17…が取り付けられ、そのガイドロ
ーラ17…が枠体8に付設されたガイドレール18,18それ
ぞれ内に入れ込まれ、図示しない駆動機構によって、枠
体8内において、キャリッジ9が、撮影位置、連続分割
撮影待機位置およびフィルム授受位置にわたって往復移
動できるように構成されている。
第1のキャリッジ部材9aを貫通してスプライン軸19が設
けられるとともに、第1のキャリッジ部材9aの下方にお
いて、スプライン軸19に送りローラ20が位置決め状態で
一体回転可能に取り付けられている。スプライン軸19の
長手方向一端側には、図示していないが、本体フレーム
2に設けられた正逆転駆動可能な電動モータが連動連結
されている。
図示しないが、送りローラ20に近い箇所に、スプライン
軸19に伝動用ローラが位置決め状態で一体回転可能に取
り付けられ、その伝動用ローラと、第1のキャリッジ部
材9aの回転軸芯P1側に回転自在に取り付けられた遊転ロ
ーラ21…とにわたって伝動ベルト22が巻回されるととも
に、その伝動ベルト22に張力を付与するテンションロー
ラ23が第1のキャリッジ部材9aに回転自在に取り付けら
れ、フィルム15の幅方向の一端縁側を遊転ローラ21…に
よって案内しながら、天板3の幅方向にフィルム15を移
送できるように構成されている。
第1のキャリッジ部材9aの引っ張りスプリング13取付側
に、フィルム授受位置および連続分割撮影待機位置それ
ぞれでフィルム15に対する圧着を解除する圧着解除機構
14が設けられている。
圧着解除機構14は、アングル状アーム24の両端に第1お
よび第2のローラカム25a、25bを取り付けた従動カム26
と、枠体8の所定箇所に付設された第1および第2の固
定カム27a,27bとから構成され、前記アングル状アーム2
4の中間箇所が第1のキャリッジ部材9aに揺動可能に取
り付けられ、キャリッジ9が撮影位置からフィルム授受
位置に移動するに伴い、連続分割撮影待機位置におい
て、第1のローラカム25aが第1の固定カム27aに当接す
るとともに、第2のローラカム25bが第2のキャリッジ
部材9bに当接し、引っ張りスプリング13の付勢力に抗し
て押し下げ、フィルム15に対する圧着を解除するよう
に、また、フィルム授受位置において、第1のローラカ
ム25aが第2の固定カム27bに当接するとともに、第2の
ローラカム25bが第2のキャリッジ部材9bに当接し、前
述の場合と同様にしてフィルム15に対する圧着を解除す
るようになっている。
第1の固定カム27aには、第5図の要部の斜視図に示す
ように、回転ソレノイド28が付設され、その励磁によっ
て、第1のローラカム25aが当接する作用位置と当接し
ない非作用位置とに変位するように構成され、連続分割
撮影を行わないときには、第1の固定カム27aを非作用
位置に変位し、連続分割撮影待機位置におけるフィルム
15に対する圧着が解除されないようになっている。
上記実施例の圧着解除機構14では、第1および第2のロ
ーラカム25a,25bを設けたアングル状アーム24を揺動さ
せることによってフィルム15に対する圧着を解除するよ
うに構成されているが、例えば、アームの途中箇所に第
2のローラカム25bを取り付けるとともに、先端側に第
1のローラカム25aを取り付け、アームを上下方向に摺
動可能に設け、一方、第1および第2の固定カムのカム
面を、下方側に突出する円弧面に形成し、そのカム作用
によりアームを摺動させて押し下げ、それに伴って第2
のローラカム25bにより第2のキャリッジ部材9aを押し
下げ、フィルム15に対する圧着を解除するように圧着解
除機構14を構成するようにしても良い。
G.考案の効果 以上の説明から明らかなように、この考案に係る速写撮
影装置は、従動カムと固定カムとの当接による機械的な
連係構成によって、フィルム授受位置および連続分割撮
影待機位置それぞれにおけるフィルムに対する圧着解除
を行うから、従来のような電動モータを不用にでき、キ
ャリッジを軽量に構成できるとともに電線ケーブルが不
用であり、キャリッジの慣性による停止位置のズレを抑
えることができ、キャリッジを所定位置に精度良く停止
できて、フィルムに対する撮影ならびにフィルムの授受
を良好に行うことができるようになった。
また、電線ケーブルを配線せずに済むから、全体構成を
簡略化でき、速写撮影装置を安価にして提供できるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、この考案に係る速写撮影装置の
実施例を示し、第1図は、この考案に係る速写撮影装置
を備えた透視撮影台の全体正面図、第2図は、速写撮影
装置の要部の一部切欠正面図、第3図は、第2図の要部
の拡大断面図、第4図は第3図の一部切欠側面図、第5
図は、圧着解除機構の詳細を示す斜視図である。 第6図および第7図は従来例の速写撮影装置を示し、第
6図は従来例の要部の一部切欠正面図、第7図は、第6
図の要部の拡大正面図である。 8……枠体 9……キャリッジ 10……前増感紙 11……後増感紙 12……圧着板 13……付勢機構としての引っ張りスプリング 14……圧着解除機構 15……フィルム 26……従動カム 27a……第1の固定カム 27b……第2の固定カム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体内に、フィルム授受位置と連続分割撮
    影待機位置と撮影位置とにわたって往復変位可能にキャ
    リッジを設け、前記キャリッジ内に、増感紙間に位置さ
    せるとともに圧着板と付勢機構とによって圧着する状態
    でフィルムを収納可能に構成し、前記フィルム授受位置
    および連続分割撮影待機位置それぞれで前記フィルムに
    対する圧着を解除する圧着解除機構を設け、圧着解除状
    態で前記フィルムを前記キャリッジに対して移送可能に
    構成した速写撮影装置において、前記圧着解除機構を、
    前記キャリッジに設けられて前記フィルムを圧着する位
    置と前記付勢機構の付勢力に抗して前記フィルムの圧着
    を解除する位置とにわたって前記圧着板を変位する従動
    カムと、前記枠体に設けられて前記フィルム授受位置お
    よび連続分割撮影待機位置それぞれで前記従動カムに当
    接して前記圧着板を圧着解除位置に強制変位する固定カ
    ムとから構成したことを特徴とする速写撮影装置。
JP3693689U 1989-03-29 1989-03-29 速写撮影装置 Expired - Lifetime JPH0725794Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3693689U JPH0725794Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 速写撮影装置

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JP3693689U JPH0725794Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 速写撮影装置

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JPH02128146U JPH02128146U (ja) 1990-10-23
JPH0725794Y2 true JPH0725794Y2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=31543606

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JP3693689U Expired - Lifetime JPH0725794Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 速写撮影装置

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JP (1) JPH0725794Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067770A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Shimadzu Corp X線撮影装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067770A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Shimadzu Corp X線撮影装置

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JPH02128146U (ja) 1990-10-23

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