JPH0725742Y2 - 木枠時計 - Google Patents

木枠時計

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JPH0725742Y2
JPH0725742Y2 JP6124190U JP6124190U JPH0725742Y2 JP H0725742 Y2 JPH0725742 Y2 JP H0725742Y2 JP 6124190 U JP6124190 U JP 6124190U JP 6124190 U JP6124190 U JP 6124190U JP H0725742 Y2 JPH0725742 Y2 JP H0725742Y2
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JP
Japan
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frame
front frame
grooves
groove
wooden frame
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JP6124190U
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Inventor
弘行 鬼沢
Original Assignee
株式会社精工舎
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、木製の前枠を備えたいわゆる木枠時計に関す
るものである。
[従来の技術] 前枠は、時計のデザイン上大きな比重を占めるものであ
るため、多種多様な前枠が採用されている。なかでも時
計の前枠として、木材を用いることにより木目を生か
し、木材の質感により高級なイメージと落着いた感じと
を出すことができることから、木材の前枠を採用した木
枠時計が多く作られている。
最近の木枠時計の前枠では、上記の木材の特質にプラス
してめくら孔や通し孔を彫ることにより、種々の装飾手
段が施された部材を木組みして形成されたものが採用さ
れている。
[解決しようとする課題] 上記したように、木枠時計の装飾手段として前枠にめく
ら孔を彫るものでは、デザイン上での効果に物足りなさ
があり、かつ深く彫り込んだ場合や複雑な形状のデザイ
ンの場合などには、これらの孔の内面の研磨が困難とな
り、加工に手間がかかる欠点がある。
また通し孔を彫るものにあっては、前枠の全周にわたっ
てループ状の溝などを彫ろうとすると、内側部分が抜け
てしまうため彫ることができず、木枠時計のデザインの
自由度が制約されている。このためいかに木組に工夫を
凝らしても固定化したイメージを払拭できず、デザイン
上での変化を持たせることが困難になっている。
そこで本考案の目的は、上記のように固定化したイメー
ジを払拭し、木材の質感を生かした高級なイメージと落
着いた感じの中に、透かし孔による新たな変化を加えた
木枠時計を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本考案の木枠時計は、前枠
の前面側に所定の深さで彫ってある複数の前面溝と、前
枠の背面側に所定の深さで、かつ上記前面溝と互いに交
差するように彫ってある複数の背面溝とが設けてあり、
これら両溝の交差する部分は透かし孔にしてある。
また、上記前面溝は、前枠の全周にわたりループ状に形
成される。
また、前枠の背面側には、任意の色の着色板を貼付して
透かし孔から見えるようにしてもよい。
[作用] 前面溝と背面溝とが互いに交差する部分が、前後方向に
連通して透かし孔を構成し、前方から見た場合に、透か
し孔から背後の空間や壁面などが見える。また前枠の背
面側に任意の着色を施した着色板が貼付してあるもので
は透かし孔の部分からその色彩が見える。
[実施例] 以下本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1,2図に示すように、後述する後枠4の前面に固定し
てある矩形の文字板1の中心に指針軸2が突出してお
り、指針軸2に時針2a,分針2bおよび秒針2cが取付けて
ある。文字板1の周囲には、所定幅の前枠3が設けてあ
る。
前枠3は木材を正面形状が台形に切削加工してある部材
を4本組とし、台形の短辺を内周とし長辺を外周として
斜辺部同志を対接させて矩形の枠体に結合してある。前
枠3の各部材の前面は第2図に示すように、中央部の平
坦になっている部分に2条の溝を平行に彫ってなる前面
溝3aが設けてある。前面溝3aの深さは、前枠の厚さのほ
ぼ4分の1程度である。そしてその幅は前枠3の正面の
幅のほぼ7分の1程度であり、この幅で平行に長手方向
の全長にわたって形成してある。これらの溝は4本の部
材を木組みした場合に矩形の2輪のループ状の前面溝3
a,3aとなる。
第3図に示すように、前枠3の背面部には各部材ごとに
9個の背面溝3b…が前面溝3a,3aと交差するように彫っ
てある。背面溝3bの深さは、第2図に示すように前枠の
厚さのほぼ4分の3程度にしてあり、前面溝3aと背面溝
3bとが交差する部分は、前面側と背面側とが連通した透
かし孔3cになっている。
第4図は上記の前枠3に時計を組込んでなる木枠時計の
背面を示す。前枠3の背面側周囲には後枠4を取付け易
くするための段差3e(第2図示)が形成してあり、この
段差に位置決めされた後枠4が嵌込んである。後枠4に
は前枠3の背面溝3bに嵌合可能な突起部4a…が設けてあ
る。前枠3と後枠4とは、突起部4aを背面溝3bに嵌合し
た後で、ビス5,5によって固定してある。
第4図に示すように、後枠4の背面側では突起部4aの背
面に長溝状の凹部4b…が並んでおり、後枠4の中央部は
後方に膨んで、その中心部に時計機械体6が取付けてあ
る。第2図に示すように、後枠4の前面には文字板1と
所定間隔をおいて前面ガラス7が固定してある。
この木枠時計では、透かし孔3cは突起部4aの前面によっ
て塞がれており、前方から見た場合透かし孔からは後枠
4の色彩が認識できるものになっている。なお突起部4
a、長溝4bを設けないで、背面溝3bに対向する部分を透
孔にしておけば、透かし孔3cは前後に連通したものとな
って背後の空間が認識できる。
次に他の実施例について説明する。
第5,6図に示すように、前枠13の前面側は、上記した実
施例と同じく前面溝13a,13aが全周に亘ってループ状に
彫ってあり、背面側には、前面溝13a,13aと互いに交差
する多数の背面溝13b…が彫ってある。前枠13の外周部
のすぐ内側は、背面側から前枠の厚さのほぼ半分位前方
へ切削して段差13eが形成してあり、透かし孔13cを形成
する部分の板厚は上記した例よりも薄くなっている。前
枠3の内周部には、さらにもう一つの段差13fが設けて
あり、この段差13fの内側に後枠14の外周部が嵌合して
いる。また、この段差13fと後枠14の外周部とによって
前面ガラス17が固定されている。
前枠13の背面溝13bが形成してある同じ面には、任意の
色の着色板20を介装してある。着色板20はアクリル材な
どの合成樹脂に任意の色を着色したもので、段差13eに
全周に亘って対接する形状である。後枠14の上辺と下辺
にはそれぞれ2個所ずつ取付片14bが形成してあり、こ
の取付片の孔を介してビス15,15で前枠13に固定してあ
る。着色板20は、前枠13と後枠14との間に挟持してある
ので、両者を分離する際に着脱可能であり、着色板20の
交換によって色彩の変更が容易にできる。
なお、着色板の代わりに着色シートを段差11eに貼付し
てもよい。着色シートは安価である上に貼付が容易であ
るので組立工数を少なくでき、コストの引下げに役立
つ。また、後枠4の突起部4aの前面や着色板20または着
色シートの表面に、模様やキャラクター等を印刷するこ
とにより、木材の特質である重厚さに、これらのモダン
なイメージを付加したものにすることも容易にできる。
なお、実施例では掛時計について適用した場合について
説明しているが、本考案は掛時計に限られるものではな
く、置時計その他の時計についても適用可能である。
[効果] 以上説明したように、本考案は前枠の前面側と背面側と
の双方から互いに交差する溝を彫って、交差する部分を
透かし孔とするものであるため、木材の特質を生かした
デザインの中に前面溝とその中に彫られた透かし孔によ
る立体感を持たせた木枠時計にすることができる。ま
た、前面溝をループ状にしても、その内部が抜け落ちる
ことがなく、デザインの自由度が高まる。また、背面側
に着色板を設けたものにあっては、木材の重厚さにカラ
ーによるイメージを付加したり、場合によってはキャラ
クター等を描いたものにより、伝統的なものの中にモダ
ンさを表現することができ、時計のデザインの幅を広く
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は正面図、第2図は第1図A−A線拡大断面図、第
3図は前枠の背面図、第4図は組立てた状態を示す背面
図である。第5図は本考案の他の実施例を示す背面図、
第6図は第5図B−B線拡大断面図である。 3,13……前枠、3a,13a……前面溝、3b,13b……背面溝、
3c,13c……透かし孔、20……着色板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前枠の前面側に所定の深さで彫ってある複
    数の前面溝と、上記前枠の背面側に所定の深さで、かつ
    上記前面溝と互いに交差するように彫ってある複数の背
    面溝とが設けてあり、上記両溝の交差する部分は透かし
    孔になっている ことを特徴とする木枠時計。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記前面溝は上記前枠
    の全周にわたりループ状に設けてあることを特徴とする
    木枠時計。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、上記前
    枠の背面側に任意の色の着色板が設けてあることを特徴
    とする木枠時計。
JP6124190U 1990-06-09 1990-06-09 木枠時計 Expired - Fee Related JPH0725742Y2 (ja)

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JPH0421892U JPH0421892U (ja) 1992-02-24
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