JPS588313Y2 - 積木玩具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、表裏両面に文字・図柄等を表現した面状の表
示部を持った積木玩具に関するものであり、さらに詳し
く述べると前記表示部は板紙或は合成樹脂板に印刷を施
こすなどして美麗に表現したものを用いて、この表示部
を額縁状に形成した片枠材で挟持させて一体的に固着す
る構成としたことを特徴とするものである。

従来、この種の積木玩具は合成樹脂、木材等からなる基
材の表面に直接印刷するなどして文字・図柄等を表示し
ているために該表示が鮮明性の点で難点を持ち、特に繊
細な図柄が表現し難く、従って表現する図柄等が比較的
に簡単なものに限られる制約がある等種々の問題があっ
た。

本考案は、所要の間隔を隔てて内周縁と外周縁とを周設
した四側辺よりなる方形額縁状体を、前記内周縁は段部
を設けて外周縁よりも低く形成すると共に該内周縁の外
側に外周縁と同高のストッパー片を設け、さらに外周縁
の内面に各側辺の一側に偏在位置させて保合片を突設し
てなる片枠材の二枚を対向させて、前記段部間に所望の
文字・図柄等を表現した表示板の周側部を挟着させ一体
的に固着して構成することによって従来品の難点を解消
し、さらに前記片枠材は同形に形成したものが使用でき
るために成形型が一種で済ませることができ、しかも額
縁状とすることで使用材料が少なくて経済性よく製造し
得るようにしたものである。

以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。

第１図乃至第３図において１は所要の間隔を隔てて内周
縁２と外周縁３とを持った四側辺４・・・・・・よりな
る方形額縁状をなす片枠材であり、内周縁２は段部５を
設けて外周縁３より低くシ、内周縁２の外側に各側辺４
の夫々中央に位置するように外周縁３と同高にストッパ
ー片６・・・・・・を設け、さらに外周縁３の内面に各
側辺４の一側に偏在位置させて係合片７・・・・・・を
突設して合成樹脂材の射出成形によって形成される。

８は一辺を前記片枠材１に設けたストッパー片６の対向
する間隔と等長とした方形の板紙或は合成樹脂板等より
なる表示板であり、表面に所望の図柄９を、また裏面に
該図柄９に関連のある文字１０が印刷等によって鮮明に
、そして適宜多色を用いるなどして表現しである。

該表示板８を片枠材１に乗せてその周側部を低く形成し
た段部５を支持させ、側端面を各ストッパー片６・・・
・・・に当接させて位置固定した状態でもう一枚の片枠
材１を対向重合させウェルディング等して一体に固着し
て積木玩具Ａを構成する。

このように構成される積木玩具Ａは一対の片枠材１，１
と該片枠材１，１に挟着させる表示板８を構成材とし、
各片枠材１は係合片７・・・・・・を夫々各側辺４の一
側に偏在位置させて突設したものであるから、同一形状
に形成したものが一対として使用できるために、該片枠
材１の成形用金型は一種のみでよく、また、額縁状に形
成することで使用材料が節減できるために経済的に製造
することができる。

そして表示板８は片枠材１，１と、は別体に形成された
ものに直接印刷等して文字・図柄等を表現するようにし
たものであるから、繊細な図柄等も何ら制約を受けるこ
となく、美麗なものとすることができる。

第４，５図に示したものは片枠材１，１の外側面に相互
に嵌合する突部を設けて着脱自在に連結できる構成とし
たものであり、四側辺４・・・・・・のうちの対向する
三側辺のうちの一側辺外面に二個の突部１１．１１を設
け、対向する他側辺の外面に該突部１１゜１１と嵌合す
る突部１２・・・・・・を設ける。

これらの突部１．１．．１１及び１２・・・・・・は夫
々外周縁３と一体的に設け、係合片７は突部１１，１１
のうちの一方と１２・・・・・・のうちの−個所の内面
に突設する。

これらの突部１１，１１及び１２・・・・・・は図示例
のように対向する三側辺のみに限ることなく、四側辺す
べてに対向側辺どうしで対となるように設けてもよい。

このように側辺４の外面に設けた突部１１，１１と１２
・・・・・・とを相互に嵌合させることで自由に連結で
きるから所望の積木玩具どうしを順に組合わせていけば
ある意味を持ったことばの前説や関連性のある図柄を構
成できて、遊戯の興趣を増進することができる。

以上に述べたように本考案の積木玩具は方形額縁状とし
た片枠材対に該片枠材と別体で方形状とした表示板の周
側部を挟着させて、片枠材対と一体的に固着する構成と
したから、イ東用材料が少なくなり、さらに片枠材は係
合片を各側辺に偏在位置させて設けたから同一形状のも
のが対として使えるといった経済性に優れる特徴を持ち
、また、片枠材と別体に形成した表示板には自由な手段
で文字・図柄等を表現できて鮮明性を持って表現するこ
とができるといったように多くの利点を有している。

【図面の簡単な説明】

図は本考案に係わるもので第１図は積木玩具の外観斜視
図、第２図は片枠材の斜視図、第３図は表示板の斜視図
、第４図は片枠材側辺の外面に突部を設けたものの斜視
図、第５図は第４図に示す片枠材を使用して構成した積
木玩具の外観斜視図である。 １．１・・・・・・片枠材、２・・・・・・内周縁、３
・・・・・・外周縁、４・・・・・・側辺、５・・・・
・・段部、６・・・・・・ストッパー片、７・・・・・
・係合片、８・・・・・・表示板、１１．１２・・・・
・・突部、Ａ・・・・・・積木玩具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．所望の間隔を隔てて内周縁と外周縁とを周設した四
   側辺よりなる方形額縁状体を前記内周縁は段部を設けて
   外周縁よりも低くすると共に該内周縁の外側に外周縁と
   同高のストッパー片を設け、さらに外周縁の内面に各側
   辺の一側に偏在位置させて係合片を突設してなる片枠材
   の二枚を対向させて、前記段部間に方形状をなす表示板
   の周側部を挟着させ一体的に固着して戒る積木玩具。 ２、片枠材の対向する側辺の外面に相互に嵌合する突部
   を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
   項記載の積木玩具。