JP2518677Y2 - 時計用バンド - Google Patents

時計用バンド

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JP2518677Y2
JP2518677Y2 JP7651091U JP7651091U JP2518677Y2 JP 2518677 Y2 JP2518677 Y2 JP 2518677Y2 JP 7651091 U JP7651091 U JP 7651091U JP 7651091 U JP7651091 U JP 7651091U JP 2518677 Y2 JP2518677 Y2 JP 2518677Y2
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connector
watch band
ceramic
hole
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進 高橋
憲一郎 秋野
静男 永島
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Kyocera Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は時計用バンドに関し、特
にセラミック部材を用いた時計用バンドに関する。
【0002】
【考案の背景】近時、時計用バンドの装飾効果を高めた
り高品質化を図るため、時計用バンドの駒をセラミック
部材で形成したり時計用バンドの連結具にセラミック部
材を貼着することなどが提案されている。
【0003】時計用バンドの装飾効果を高めたり高品質
化を図るためには、時計用バンドの表面部のみならず側
面部や裏面部もセラミック部材で被覆することが望まれ
る。そこで、本出願人等は、実願平1−74044号に
おいて、図7(a)(b)に示すような時計用バンドの
駒を提案した。なお、図7(b)は同図(a)のX−X
線断面図である。
【0004】図7において、11は平板状セラミック部
材、12は連結具である。平板状セラミック部材11に
は、前面から後面部に向かって貫通する孔11aが形成
されている。また、連結具12は、一端部に一つの連結
ヒンジ部12aを有し、対向する端部に二つのヒンジ部
12b、12cを有する。この連結具12をセラミック
部材11の孔11a中に一端部側から挿着して、板バネ
13で固定して一つの駒が形成される。このような駒を
複数個用意してヒンジ部12b、12cと12aを噛合
させて連結ピン(不図示)をヒンジ部12b、12c、
12aに挿着して連結することにより時計用バンドを形
成するものである。
【0005】ところが、この従来の時計用バンドでは、
バンドを形成したときに、連結具12のヒンジ部12
a、12b、12cがセラミック部材の間から露見し、
セラミック部材で時計用バンドを構成しようとする所期
の目的が達成されないという問題があった。すなわち、
連結具12の表面は勿論、側面部や裏面部もセラミック
部材で構成して装飾効果を高めようとするものである
が、セラミック部材の間に連結具が露見するとそのよう
な効果が得られない。
【0006】本考案はこのような背景のもとに案出され
たものであり、セラミック部材の間から連結具が露見す
るのを極力防止して装飾効果の高い時計用バンドを提供
することを目的とするものである。
【0007】
【考案の構成】第1の考案によれば、平板状セラミック
部材の前面から後面に貫通する孔を形成するとともに、
セラミック部材の前面に前記孔に連続した凹部を形成
し、この凹部に連結具のヒンジ部が位置するように前記
孔に連結具を挿着し、連結具で複数のセラミック部材を
連設して成る時計用バンドが提供され、そのことにより
上記目的が達成される。
【0008】第2の考案によれば、平板状セラミック部
材を、前面から後面に貫通する孔を各々設けた大セラミ
ック部材と小セラミック部材の組合せによって形成し、
大セラミック部材の孔に連結具を挿入してこの連結具の
ヒンジ部に小セラミック部材を挿着し、連結具で複数の
セラミック部材を連設して成る時計用バンドが提供さ
れ、そのことにより上記目的が達成される。
【0009】
【作用】第1の考案によれば、連結具のヒンジ部がセラ
ミック部材の凹部に収納されることから、セラミック部
材の間から連結具が露見することが極力防止される。ま
た、第2の考案によれば、連結具のヒンジ部は小セラミ
ック部材内に収納されることから、セラミック部材の間
から連結具が露見することが極力防止される。
【0010】
【実施例】以下、本考案を添付図面に基づき詳細に説明
する。図1(a)は、第1の考案に係る時計用バンドに
用いられる駒を構成するセラミック部材の第1の例を示
す平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線断面図、
同図(c)は同図(a)のY−Y線断面図である。
【0011】このセラミック部材1には、前面部から後
面部に向かって貫通する二つの孔2、3が、中央壁1a
に隔てられて形成されている。この二つの孔2、3は、
それぞれ幅広部2a、3aと幅狭部2b、3bとで構成
されている。また、セラミック部材1の前面部には、略
半円筒状の凹部4が形成されている。
【0012】このようなセラミック部材1は、例えばカ
ーボン(C)や酸化クロム(CrO2 )などから成る所
望の着色材と、酸化イットリウム(Y2 3 )、酸化カ
ルシウム(CaO2 )、あるいは酸化マグネシウム(M
gO)などの部分安定化材を少量添加した酸化ジルコニ
ウム(ZrO2 )などを主原料とするセラミック原料を
用いて加圧成型、切削加工、焼成、鏡面研磨加工などの
工程を経て形成される。
【0013】図2(a)は、連結具の平面図、同図
(b)は同図(a)のX−X線断面図、同図(c)は側
面図である。
【0014】連結具5は、一端部に連結ピン(不図示)
が挿着されるヒンジ部6a、6b、6cが間隔を隔てて
3個形成されており、他の端部には同じく連結ピンが挿
着されるヒンジ部7a、7bが間隔を隔てて2個形成さ
れている。また、連結具5の中央部には、切欠部8があ
る。この切欠部8は、セラミック部材1の中央壁1a部
分に位置する。この連結具5の中央部の表裏面には厚み
部材9a〜9dが例えばスポット溶接によって張り付け
られている。
【0015】このような、連結具5を上述のセラミック
部材1に挿着するには、セラミック部材1の略半円筒状
凹部4側から連結具5の二つのヒンジ部7a、7bを挿
着して、セラミック部材1の他の側面側に二つのヒンジ
部7a、7bが突き出るまで挿着する。このような状態
になると、連結具5の他の端部側に形成された三つのヒ
ンジ部6a、6b、6cは、セラミック部材の前面側に
形成された略半円筒状凹部4に完全に収納された状態に
なる。
【0016】このようなセラミック部材1内に、連結具
5を挿着した駒を複数用意して連結具のヒンジ部6a〜
6b、7a、7bに連結ピン(不図示)を挿着して連結
することにより、時計用バンドが形成される。図3に示
すように、時計用バンドを環状にしても、連結具5のヒ
ンジ部6a〜6c、7a、7bは全てセラミック部材1
内に隠蔽されることから、セラミック部材1の間から連
結具5が大きく露出することはない。
【0017】次に、第2の考案に係る時計用バンドに用
いられる駒を構成するセラミック部材を図4乃至図6に
示す。セラミック部材は、図4に示した大セラミック部
材21と図5に示した小セラミック部材31の組合せに
よって形成されている。
【0018】なお、大セラミック部材21と小セラミッ
ク部材32の図1に示した第1の例のセラミック部材1
と同一部分については同一符号を付すことによって説明
に代える。
【0019】図4のように大セラミック部材21は、図
1に示したセラミック部材1における孔2、3を設けた
部分と略等しい大きさ及び形状を有し、前面部から後面
部に貫通する二つの孔2、3が中央壁1aに隔てられて
形成されている。
【0020】小セラミック部材31は図5に示すよう
に、図1のセラミック部材1の凹部4を設けた部分と略
等しい大きさ及び形状を有し、上記凹部4に該当する部
分が前面部から後面部に貫通する孔32になっている。
【0021】これらの大セラミック部材21と小セラミ
ック部材31は、第1の例で示したセラミック部材1と
同様の材料を用いて同様の工程で形成され、図2に示し
た連結具5を用いて連結することにより時計用バンドが
形成される。
【0022】時計用バンドを形成するには、大セラミッ
ク部材21の孔2、3内に一方の面から連結具5の二つ
のヒンジ部7a、7bを挿着して、大セラミック部材2
1の他の面に二つのヒンジ部7a、7bが突き出るまで
挿着する。
【0023】このような状態になると、連結具5の他の
端部側に形成された三つのヒンジ部6a、6b、6c
は、大セラミック部材21の他方の面から突出した状態
となり、この突出したヒンジ部6a、6b、6cに小セ
ラミック部材31を外嵌挿すればヒンジ部6a、6b、
6cを完全に覆うことができる。
【0024】このように、大小セラミック部材21、3
1内に連結具5を挿着した駒を複数個用意して連結具5
のヒンジ部6a〜6c、7a、7bに連結ピン(不図
示)を挿着して連結することにより、時計用バンドが形
成される。
【0025】図6のように、時計用バンドを環状にして
も連結具5のヒンジ6a〜6c、7a、7bは全て小セ
ラミック部材31内に隠蔽され、連結具5が大小セラミ
ック部材21、31の間から大きく露出することはな
い。
【0026】この第2の考案のように、駒を大セラミッ
ク部材21と小セラミック部材31に分離して組み合わ
せ形成すると、時計用バンドを環状にしたとき、大セラ
ミック部材21と小セラミック部材31の間に生じる間
隙の開口幅を第1の考案よりも小さくでき、内部の連結
具5をより確実に隠蔽することが可能になる。
【0027】また、大セラミック部材21と小セラミッ
ク部材31で駒を形成することにより、両者の色彩を変
え、コンビネーションカラーバージョンを作ることがで
きる。
【0028】
【考案の効果】以上のように、第1の考案に係る時計用
バンドによれば、平板状セラミック部材の前面から後面
に貫通する孔を形成するとともに、セラミック部材の前
面に前記孔に連続した凹部を形成し、この凹部に連結具
のヒンジ部が位置するように前記孔に連結具を挿着して
複数のセラミック部材を連設して成ることから、連結具
のヒンジ部は、セラミック部材に覆われ、セラミック部
材の間から連結具が露見することが極力防止され、装飾
効果が著しく高い時計用バンドの提供が可能となる。
【0029】また、第2の考案に係る時計用バンドによ
れば、セラミック部材を第セラミック部材と小セラミッ
ク部材の組合せによって形成したので、時計用バンドを
環状にしてもセラミック部材の間に生じる隙間の開口幅
を小さくでき、セラミック部材の間からの連結具の露見
を一段と小さくすることができ、しかも両セラミック部
材の色彩の組合せによって装飾性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の考案に係る時計用バンドに用い
られる駒を構成するセラミック部材を示す平面図、
(b)は(a)のX−X線断面図、(c)は(a)のY
−Y線断面図である。
【図2】(a)は連結具の平面図、(b)は(a)のX
−X線断面図、(c)は側面図である。
【図3】第1の考案に係る時計用バンドに用いられる駒
を連結した状態を示す図である。
【図4】(a)は第2の考案に係る時計用バンドに用い
られる駒を構成する大セラミック部材を示す平面図、
(b)は(a)のX−X線断面図、(c)は(a)のY
−Y線断面図である。
【図5】(a)は第2の考案に係る時計用バンドに用い
られる駒を構成する小セラミック部材を示す平面図、
(b)は(a)のX−X線断面図、(c)は(a)のY
−Y線断面図である。
【図6】第2の考案に係る時計用バンドの大セラミック
部材と小セラミック部材を用いた駒を連結した状態を示
す図である。
【図7】(a)は従来の時計用バンドに用いられる駒を
示す図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1・・・セラミック部材、2、3・・・孔、4・・・凹
部、5・・・連結具、6、7・・・ヒンジ部、21・・
・大セラミック部材、31・・・小セラミック部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 井上 茂夫 (56)参考文献 実開 平3−27612(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状セラミック部材の前面から後面に
    貫通する孔を形成するとともに、セラミック部材の前面
    に前記孔に連続した凹部を形成し、この凹部に連結具の
    ヒンジ部が位置するように前記孔に連結具を挿着し、連
    結具で複数のセラミック部材を連設して成る時計用バン
    ド。
  2. 【請求項2】 平板状セラミック部材を、前面から後面
    に貫通する孔を各々設けた大セラミック部材と小セラミ
    ック部材の組合せによって形成し、大セラミック部材の
    孔に連結具を挿入してこの連結具のヒンジ部に小セラミ
    ック部材を挿着し、連結具で複数のセラミック部材を連
    設して成る時計用バンド。
JP7651091U 1990-10-02 1991-09-24 時計用バンド Expired - Lifetime JP2518677Y2 (ja)

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JP2-104183 1990-04-19
JP10418390 1990-10-02
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JPH0555910U JPH0555910U (ja) 1993-07-27
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