JPH07257189A - 車両のリヤゲ−ト構造 - Google Patents

車両のリヤゲ−ト構造

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JPH07257189A
JPH07257189A JP7265294A JP7265294A JPH07257189A JP H07257189 A JPH07257189 A JP H07257189A JP 7265294 A JP7265294 A JP 7265294A JP 7265294 A JP7265294 A JP 7265294A JP H07257189 A JPH07257189 A JP H07257189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall surface
rear gate
window frame
vertical wall
longitudinal wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP7265294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Shimada
鉄也 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP7265294A priority Critical patent/JPH07257189A/ja
Publication of JPH07257189A publication Critical patent/JPH07257189A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アウタパネル2とインナパネル3とからなり
窓開口部1aを形成する窓枠部をもったリヤゲート本体
1と、窓枠部上に接合固着されるリヤゲートガラス4と
からなる車両のリヤゲートにおいて、アウタパネル2と
インナパネル3の窓開口部側周縁部に下向き縦壁面21
と上向き縦壁面31を全周にわたり折曲形成し、一方の
縦壁面21に縦方向のビード部21aを所定間隔をおい
て凹設し、他方の縦壁面31にノッチ部31aを全周に
わたり連続して設け、一方の縦壁面21の端縁をノッチ
部31aに当接係合させて両縦壁面を接合しレーザ溶接
にて固着して窓枠フランジ部のない窓枠部を構成した。 【効果】 窓枠フランジ部を廃止したことにより、セラ
ミック層4aの幅を小とし外観性の向上とドライバの後
方視界の向上とをはかり、ビード部とノッチ部とで所定
の断面形状の窓枠部を容易且つ正確に構成することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のリヤゲート構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のリヤゲートは、図4(A)に示す
ように、アウタパネル2とインナパネル3とで構成され
たリヤゲート本体1と、該リヤゲート本体1に形成した
窓枠部に装着されたリヤゲートガラス4とからなるのが
一般的である。2aと3aはアウタパネル2,インナパ
ネル3の外周フランジ部であり、該外周フランジ部2a
と3aとを接合固着することによりリヤゲート本体1が
構成される。
【0003】そしてリヤゲート本体1の窓枠部は、図4
(B)に示すように、アウタパネル2とインナパネル3
に形成した窓開口部周縁に全周にわたり窓枠フランジ部
2bと3bとを出し、該窓枠フランジ部2bと3bとを
接合固着して構成され、該窓枠部のアウタ側の上にリヤ
ゲートガラス4の周辺部分を接合し接着剤5にて固着す
る構成を採っているのが普通である(例えば実開平2−
144815号公報参照)。尚、図4において、4aは
リヤゲートガラス4の周辺部分にプリントされたセラミ
ック層で、該セラミック層4aにてリヤゲートガラス4
周辺部の裏側の窓枠部やリヤゲートトリム6端縁等が外
部から透けて見えないようにするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は、
窓枠部の内側に窓枠フランジ部2b,3bが突出してい
るので、窓枠部及びリヤゲートトリム端縁等を覆い隠す
セラミック層4aの幅が大きくなり、外観上あまり好ま
しくないばかりかドライバの後方視界が悪くなるという
課題を有している。
【0005】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のように
アウタパネルとインナパネルとからなり窓開口部を形成
する窓枠部を有するリヤゲート本体と、該リヤゲート本
体の窓枠部上面に周辺部分を接合固着されるリヤゲート
ガラスとからなる車両のリヤゲートにおいて、アウタパ
ネルとインナパネルの窓開口部周縁部に下向き縦壁面と
上向き縦壁面をそれぞれ折曲形成し、該下向き縦壁面と
上向き縦壁面のうちの何れか一方の縦壁面に縦方向のビ
ード部を全周にわたり所定間隔をおいて形成し、他方の
縦壁面に上記一方の縦壁面の端縁が当接するノッチ部又
は段部を全周にわたり連続して形成し、該ノッチ部又は
段部に一方の縦壁面の端縁を当接させて両縦壁面を接合
しレーザ溶接にて固着することにより、窓枠フランジ部
のない窓枠部を構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように窓枠フランジ部を廃止したことに
より、ねじり剛性確保のための閉断面積を保持した上
で、リヤゲートガラスの周辺部分にプリントされるセラ
ミック層の幅を従来にものに比し小とし、外観性の向上
及びドライバの後方視界の向上をはかることができると
共に、一方の縦壁面にビード部を設け他方の縦壁面にノ
ッチ部を設けたことにより、レーザ溶接に当り両縦壁面
を接合状態にクランプしたとき、縦壁面が座屈変形した
り接合深さが変わったりすることなく、所定の閉断面形
状をもった窓枠部が容易且つ正確に構成することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1,2を参照して
説明する。
【0009】図1において、1はアウタパネル2とイン
ナパネル3とをその外周フランジ部2aと3aとを接合
固着することにより構成されたリヤゲート本体であり、
該リヤゲート本体1には窓開口部1aが形成され、該窓
開口部1aを囲む窓枠部のアウタ側の上面にリヤゲート
ガラス4の周辺部分を重ね接着剤5にて接合固着してリ
ヤゲートを構成するものであり、以上の構造は図4に示
す従来構造と同じである。4aはリヤゲートガラス4の
周辺部分にプリントされ窓枠部やリヤゲートトリム6等
が外部から見えないように覆い隠すセラミック層であ
る。
【0010】本発明では、従来の窓枠フランジ部2b,
3bを廃止し、アウタパネル2とインナパネル3の窓開
口部の周縁に全周にわたり下向き縦壁面21と上向き縦
壁面31を折曲形成し、該両縦壁面21と31とを重ね
合わせてレーザ溶接にて固着することにより窓枠部を構
成し、それによって従来の窓枠フランジ部2b,3bの
内側突出量分だけリヤゲートガラス4周辺部分にプリン
トされるセラミック層4aの幅を小とし、ドライバの後
方視界の向上をはかったものである。
【0011】更に詳しく説明すると、図2に示すよう
に、アウタパネル2側の下向き縦壁面21の付け根部に
は縦方向のビード21aが全周にわたり所定間隔をおい
て凹設され、又インナパネル3側の上向き縦壁面31に
は上記アウタパネル2側の縦壁面21の端縁が全周にわ
たり当接係合するノッチ部(又は段部でも良い)31a
が全周にわたり連続して形成され、レーザ溶接に際し窓
枠部をクランプ7で固定したとき、ビード部21aによ
って下向き縦壁面21が内側に座屈することがないよう
補強されると共に、下向き縦壁面21の端縁が全周にわ
たりノッチ部(又は段部)31aに当接係合することに
より両縦壁面21と31との重ね合わせ深さが一定に保
持され、レーザ溶接が容易且つ確実に行なわれ、これに
より所定の断面形状をなし所定のねじり剛性をもった窓
枠部が構成される。尚上記とは逆にインナパネル3側の
上向き縦壁面31にビード部を設け、アウタパネル2側
の下向き縦壁面21に縦壁面31の端縁が全周にわたり
当接係合するノッチ部(又は段部)を形成しても良い。
【0012】上記のようなビード部とノッチ部を設けな
いで、単に縦壁面21と31とを重ね合わせてレーザ溶
接しようとすると、クランプで固定したとき図3(A)
に示すように縦壁面21,31が内側に座屈変形して溶
接が的確に行なわれなくなったり、図3(B)のように
縦壁面21と31との重ね合わせ深さが深くなって所定
の断面形状をもった窓枠部が形成されなくなる、といっ
た虞れが生じるが、上記のように縦壁面21,31の何
れか一方にビード部を設け他方にノッチ部(又は段部)
を形成することにより、正確な断面形状をもった窓枠部
が容易に構成されるものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、生産性の
低下なしにリヤゲート本体の窓開口部の内側に突出する
窓枠フランジ部のない窓枠部を構成することができ、ね
じり剛性を低下させることなくリヤゲートガラス周辺部
分にプリントされるセラミック層の幅を縮小させ外観性
の向上とドライバの後方視界の向上をはかり、且つリヤ
ゲートの重量軽減をもはかることができるもので、更に
又従来の窓枠フランジ部のスポット溶接構造に比し本発
明の縦壁面同士の重ね合わせレーザ溶接構造は溶接部位
があまり目立たないのでトリムレスとすることも可能と
なるもので、実用上多大の効果をもたらし得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、(A)はリヤゲ
ート本体とリヤゲートガラスの分解斜視図、(B)は
(A)のX−X断面図でリヤゲートガラスを固着した状
態を示している。
【図2】図1に示すリヤゲート本体の窓枠部の一部を示
すもので、(A)はアウタパネルとインナパネルの分解
斜視図、(B)はアウタパネルとインナパネルとを組合
せクランプにて固定した状態の縦断面図である。
【図3】(A),(B)は図2のビード部とノッチ部と
をもたないアウタパネルとインナパネルを組合せクラン
プで固定したときの状態例をそれぞれ示す縦断面図であ
る。
【図4】従来のリヤゲートの一例を示す図で、(A)は
リヤゲート本体とリヤゲートガラスの分解斜視図、
(B)は(A)のY−Y断面図でリヤゲートガラスを固
着した状態を示している。
【符号の説明】
1 リヤゲート本体 1a 窓開口部 2 アウタパネル 3 インナパネル 4 リヤゲートガラス 4a セラミック層 5 接着剤 6 リヤゲートトリム 7 クランプ 21 下向き縦壁面 21a ビード部 31 上向き縦壁面 31a ノッチ部(又は段部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネルとインナパネルとからなり
    窓開口部を形成する窓枠部を有するリヤゲート本体と、
    該リヤゲート本体の窓枠部の上面に周辺部が接合固着さ
    れて窓開口部を閉塞するリヤゲートガラスとからなる車
    両のリヤゲートにおいて、アウタパネルの窓枠部内側縁
    に下向きに折曲形成された下向き縦壁面を設けると共
    に、インナパネルの窓枠部内側縁に上向きに折曲形成さ
    れた上向き縦壁面を設け、上記下向き縦壁面と上向き縦
    壁面のうちの何れか一方の縦壁面に縦方向のビード部を
    全周にわたり所定間隔をおいて形成し、他方の縦壁面に
    上記一方の縦壁面の端縁が当接するノッチ部又は段部を
    全周にわたり連続して形成し、該ノッチ部又は段部に一
    方の縦壁面の端縁を当接させて両縦壁面を接合しレーザ
    溶接にて固着したことを特徴とする車両のリヤゲート構
    造。
JP7265294A 1994-03-17 1994-03-17 車両のリヤゲ−ト構造 Pending JPH07257189A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014131896A (ja) * 2013-01-07 2014-07-17 Toyota Motor Corp 車両用樹脂バックドア構造
CN105691166A (zh) * 2014-12-15 2016-06-22 丰田自动车株式会社 车辆用树脂后尾门

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