JPH07256887A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH07256887A JPH07256887A JP5044094A JP5044094A JPH07256887A JP H07256887 A JPH07256887 A JP H07256887A JP 5044094 A JP5044094 A JP 5044094A JP 5044094 A JP5044094 A JP 5044094A JP H07256887 A JPH07256887 A JP H07256887A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- wiping
- ink
- recording head
- carriage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ユーザーに複数回のワイピング動作命令をさせ
ることなく、異物の除去を確実に行う。 【構成】インク滴を吐出させ記録紙に印字を行う記録ヘ
ッド5aと、前記記録ヘッドの吐出口面と当接すること
により前記吐出口面を清掃するワイピング部材19を有
するインクジェット記録装置において、ワイピング方向
により、ワイピング部材19と記録ヘッド5aの吐出口
面5cの当接力が、印字動作等に関連して自動的に行わ
れるワイピング動作時より、外部からの指示により行わ
れる強制清掃モードにおけるワイピング動作時のほうを
強く設定することにより、記録ヘッドの清掃能力を高め
る。
ることなく、異物の除去を確実に行う。 【構成】インク滴を吐出させ記録紙に印字を行う記録ヘ
ッド5aと、前記記録ヘッドの吐出口面と当接すること
により前記吐出口面を清掃するワイピング部材19を有
するインクジェット記録装置において、ワイピング方向
により、ワイピング部材19と記録ヘッド5aの吐出口
面5cの当接力が、印字動作等に関連して自動的に行わ
れるワイピング動作時より、外部からの指示により行わ
れる強制清掃モードにおけるワイピング動作時のほうを
強く設定することにより、記録ヘッドの清掃能力を高め
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク滴を記録ヘッド
の吐出口から飛翔させ記録紙に印字するインクジェット
記録装置において、記録ヘッドの吐出口面の清掃を行う
手段を有するインクジェット記録装置に関する。
の吐出口から飛翔させ記録紙に印字するインクジェット
記録装置において、記録ヘッドの吐出口面の清掃を行う
手段を有するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、記
録ヘッドの吐出口およびその周囲に不要インクやゴミ等
の異物が付着するため、これらを除去するためにゴム状
の弾性体からなる清掃ブレードを設け、この清掃ブレー
ドにより不要インクやゴミ等の異物を拭き払うことによ
り記録ヘッドの吐出口およびその周囲を清掃するように
している。
録ヘッドの吐出口およびその周囲に不要インクやゴミ等
の異物が付着するため、これらを除去するためにゴム状
の弾性体からなる清掃ブレードを設け、この清掃ブレー
ドにより不要インクやゴミ等の異物を拭き払うことによ
り記録ヘッドの吐出口およびその周囲を清掃するように
している。
【0003】通常、清掃ブレードのワイピング動作は印
字命令、電源のオン、オフ、記録ヘッドの交換等に伴っ
て、一連の動作の一部として自動的に行われる。(以
下、通常ワイピング動作という)。しかし、この通常の
ワイピング動作では除去しきれない異物が吐出口および
その周囲に付着する場合がある。その場合、インクが吐
出されなかったり、方向が曲がったりするので、画質上
はすじとなって現れる。その際、ユーザーが装置に対し
て指示を行い、通常ワイピング動作とは異なるワイピン
グ動作を行うことが必要になる(以下、強制ワイピング
動作という)。
字命令、電源のオン、オフ、記録ヘッドの交換等に伴っ
て、一連の動作の一部として自動的に行われる。(以
下、通常ワイピング動作という)。しかし、この通常の
ワイピング動作では除去しきれない異物が吐出口および
その周囲に付着する場合がある。その場合、インクが吐
出されなかったり、方向が曲がったりするので、画質上
はすじとなって現れる。その際、ユーザーが装置に対し
て指示を行い、通常ワイピング動作とは異なるワイピン
グ動作を行うことが必要になる(以下、強制ワイピング
動作という)。
【0004】また、清掃ブレードと記録ヘッドの吐出口
およびその周囲が当接する時の当接力は適切に設定され
なければならない。すなわち、当接力が弱すぎると不要
インクやゴミ等の異物を除去しきれない場合があり、ま
た、逆に強すぎると異物の除去は完全になるものの、清
掃ブレードの磨耗が激しく、経時的に清掃性が悪化して
いくばかりでなく、磨耗粉が吐出口に付着し、画質欠陥
の原因となる場合もある。同様に、ワイピング速度、ワ
イピング回数に関しても、それぞれ早い方、多い方が清
掃性は向上するものの、清掃ブレードの対磨耗性の問題
から適切に設定されなければならない。
およびその周囲が当接する時の当接力は適切に設定され
なければならない。すなわち、当接力が弱すぎると不要
インクやゴミ等の異物を除去しきれない場合があり、ま
た、逆に強すぎると異物の除去は完全になるものの、清
掃ブレードの磨耗が激しく、経時的に清掃性が悪化して
いくばかりでなく、磨耗粉が吐出口に付着し、画質欠陥
の原因となる場合もある。同様に、ワイピング速度、ワ
イピング回数に関しても、それぞれ早い方、多い方が清
掃性は向上するものの、清掃ブレードの対磨耗性の問題
から適切に設定されなければならない。
【0005】従来、特開平3−222754号公報で
は、通常ワイピング動作とは別に、回復装置の回復動作
に連動してワイピング動作を行うモードを設けている。
さらに一定期間内に連続してワイピング動作が行われる
場合には、ワイパー部材の剛性を順次高めるようにして
おり、不要インクやゴミ等の異物の除去性を高めてい
る。また、ワイパー部材の剛性を変化させる方法とし
て、ブレードの自由長を変える方式が明示されている。
は、通常ワイピング動作とは別に、回復装置の回復動作
に連動してワイピング動作を行うモードを設けている。
さらに一定期間内に連続してワイピング動作が行われる
場合には、ワイパー部材の剛性を順次高めるようにして
おり、不要インクやゴミ等の異物の除去性を高めてい
る。また、ワイパー部材の剛性を変化させる方法とし
て、ブレードの自由長を変える方式が明示されている。
【0006】また、従来のインクジェット記録装置にお
いては、記録ヘッドの吐出口がインクの乾燥により目づ
まりを起こした場合や、吐出口に気泡が混入した場合、
それらの吐出口からは正常な吐出が行われず、画質欠陥
となって現れる。これらの問題は通常の印字動作では回
復しない場合が多く、目づまりを起こした乾燥部や気泡
を強制的に外部に排出する必要がある。そのためインク
ジェット記録装置には吸引機構や加圧機構が設けられて
いるものがある。この場合、ブレードによる清掃後に
は、ブレードに付着したインクが飛び散ってしまう問題
が生じる。そこで、特開平3−281254号公報で
は、記録ヘッドが搭載可能なキャリッジの移動走査によ
ってブレードが吐出口面で摺接することにより、吐出口
面を清掃するようにし、キャリッジの移動速度を、印字
中より吐出口面を清掃する時の方を遅くすることにより
不必要なインクの飛び散りを抑制している。また、特開
平3−236965号公報では、不必要なインクの飛び
散りを抑制するとともに、ブレードに付着したインクを
除去するために記録ヘッドの周囲にインク吸収体を設け
ている。
いては、記録ヘッドの吐出口がインクの乾燥により目づ
まりを起こした場合や、吐出口に気泡が混入した場合、
それらの吐出口からは正常な吐出が行われず、画質欠陥
となって現れる。これらの問題は通常の印字動作では回
復しない場合が多く、目づまりを起こした乾燥部や気泡
を強制的に外部に排出する必要がある。そのためインク
ジェット記録装置には吸引機構や加圧機構が設けられて
いるものがある。この場合、ブレードによる清掃後に
は、ブレードに付着したインクが飛び散ってしまう問題
が生じる。そこで、特開平3−281254号公報で
は、記録ヘッドが搭載可能なキャリッジの移動走査によ
ってブレードが吐出口面で摺接することにより、吐出口
面を清掃するようにし、キャリッジの移動速度を、印字
中より吐出口面を清掃する時の方を遅くすることにより
不必要なインクの飛び散りを抑制している。また、特開
平3−236965号公報では、不必要なインクの飛び
散りを抑制するとともに、ブレードに付着したインクを
除去するために記録ヘッドの周囲にインク吸収体を設け
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】通常ワイピング動作で
は、除去しきれない異物が吐出口およびその周囲に付着
した場合、インクが吐出されなかったり、方向が曲がっ
たりするので、画質上はすじとなって現れる。その際、
ユーザーが装置に対して指示を行い、強制ワイピング動
作を行うことになるのだが、強制ワイピング動作では、
確実に清掃が行われる必要がある。すなわち、ユーザー
が強制ワイピング動作を行ったにもかかわらず、清掃が
不十分であれば画質欠陥が以前回復しないことになって
しまい、装置に対する信頼性を著しく損なうことになる
場合がある。しかしながら、上記特開平3−22275
4号公報で提唱されている方式では、ユーザーに複数回
の動作を余儀なくさせるばかりでなく、ブレードの自由
長を変えるための追加部品が必要となり、コストアップ
につながるという問題点があった。
は、除去しきれない異物が吐出口およびその周囲に付着
した場合、インクが吐出されなかったり、方向が曲がっ
たりするので、画質上はすじとなって現れる。その際、
ユーザーが装置に対して指示を行い、強制ワイピング動
作を行うことになるのだが、強制ワイピング動作では、
確実に清掃が行われる必要がある。すなわち、ユーザー
が強制ワイピング動作を行ったにもかかわらず、清掃が
不十分であれば画質欠陥が以前回復しないことになって
しまい、装置に対する信頼性を著しく損なうことになる
場合がある。しかしながら、上記特開平3−22275
4号公報で提唱されている方式では、ユーザーに複数回
の動作を余儀なくさせるばかりでなく、ブレードの自由
長を変えるための追加部品が必要となり、コストアップ
につながるという問題点があった。
【0008】また、吸引や加圧動作を行った後の吐出口
面には、吐出口から溢れたインクが付着するが、これは
通常の印字動作時に紙面からのはね返り等により付着す
るインク量よりはるかに多いものである。したがって、
吸引や加圧動作を行った後の吐出口面の清掃を通常の印
字動作後と同様のワイパー速度で行うと、通常の印字動
作後では問題が発生しなくても、インクの飛散が発生
し、装着内部や紙面を汚してしまうという問題点があっ
た。
面には、吐出口から溢れたインクが付着するが、これは
通常の印字動作時に紙面からのはね返り等により付着す
るインク量よりはるかに多いものである。したがって、
吸引や加圧動作を行った後の吐出口面の清掃を通常の印
字動作後と同様のワイパー速度で行うと、通常の印字動
作後では問題が発生しなくても、インクの飛散が発生
し、装着内部や紙面を汚してしまうという問題点があっ
た。
【0009】さらに、ヘッドの清掃を行った後のブレー
ドに付着するインクを除去するために、ヘッドの近傍に
吸収体が設けている場合には、ブレードに付着するイン
ク量が多くなる吸引や加圧動作後ではインクが十分にブ
レードから吸収体に移行しないという問題点があった。
ドに付着するインクを除去するために、ヘッドの近傍に
吸収体が設けている場合には、ブレードに付着するイン
ク量が多くなる吸引や加圧動作後ではインクが十分にブ
レードから吸収体に移行しないという問題点があった。
【0010】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、その第1の目的は、ユーザーに複数回のワイピング
動作命令をさせることなく、かつコストアップもなく、
異物の除去を確実に行うことである。また、本発明の第
2の目的は、ヘッドの清掃性を低下させることなく、イ
ンクの飛散を抑制し、清掃ブレードの清掃を効率よく行
うことである。さらに本発明の第3の目的は、特別な装
置を一切必要とせず、コストアップ、信頼性低下の懸念
もないインクジェット記録装置を提供することである。
て、その第1の目的は、ユーザーに複数回のワイピング
動作命令をさせることなく、かつコストアップもなく、
異物の除去を確実に行うことである。また、本発明の第
2の目的は、ヘッドの清掃性を低下させることなく、イ
ンクの飛散を抑制し、清掃ブレードの清掃を効率よく行
うことである。さらに本発明の第3の目的は、特別な装
置を一切必要とせず、コストアップ、信頼性低下の懸念
もないインクジェット記録装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明のイン
クジェット記録装置は、インク滴を吐出させ記録紙に印
字を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの吐出口面と当
接することにより前記吐出口面を清掃するワイピング部
材を有するインクジェット記録装置において、ワイピン
グ方向により、ワイピング部材と記録ヘッドの吐出口面
の当接力が、印字動作等に関連して自動的に行われるワ
イピング動作時より、外部からの指示により行われる強
制清掃モードにおけるワイピング動作時のほうを強く設
定することにより、記録ヘッドの清掃能力を高めること
を特徴とする。具体的にはワイピング方向により前記ワ
イピング部材の自由長が異なるようにワイピング部材の
保持部材を設定したり、前記ワイピング部材の一方の面
に切れ目を入れる方法がある。また、ワイピング速度、
ワイピング回数を、印字動作等に関連して自動的に行わ
れるワイピング動作時より、外部からの特別な指示によ
り行われる強制清掃モードにおけるワイピング動作時の
ほうをそれぞれ、速く、多く設定する。
クジェット記録装置は、インク滴を吐出させ記録紙に印
字を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの吐出口面と当
接することにより前記吐出口面を清掃するワイピング部
材を有するインクジェット記録装置において、ワイピン
グ方向により、ワイピング部材と記録ヘッドの吐出口面
の当接力が、印字動作等に関連して自動的に行われるワ
イピング動作時より、外部からの指示により行われる強
制清掃モードにおけるワイピング動作時のほうを強く設
定することにより、記録ヘッドの清掃能力を高めること
を特徴とする。具体的にはワイピング方向により前記ワ
イピング部材の自由長が異なるようにワイピング部材の
保持部材を設定したり、前記ワイピング部材の一方の面
に切れ目を入れる方法がある。また、ワイピング速度、
ワイピング回数を、印字動作等に関連して自動的に行わ
れるワイピング動作時より、外部からの特別な指示によ
り行われる強制清掃モードにおけるワイピング動作時の
ほうをそれぞれ、速く、多く設定する。
【0012】また、キャリッジに搭載され、インク滴を
吐出させ記録紙に印字を行う記録ヘッドと、印字動作以
外に吐出口より強制的にインクを排出する手段を有し、
前記記録ヘッドの吐出口面を清掃するためのワイピング
部材が前記記録ヘッドの移動経路中に配置されたインク
ジェット記録装置においては、印字動作中のキャリッジ
の移動速度をV1 、インク強制排出動作後のヘッド清掃
時のキャリッジの移動速度をV2 、インク強制排出動作
後以外のヘッド清掃時のキャリッジの移動速度をV3 と
したとき、V1 >V3 >V2 の関係を満足させることを
特徴とする。
吐出させ記録紙に印字を行う記録ヘッドと、印字動作以
外に吐出口より強制的にインクを排出する手段を有し、
前記記録ヘッドの吐出口面を清掃するためのワイピング
部材が前記記録ヘッドの移動経路中に配置されたインク
ジェット記録装置においては、印字動作中のキャリッジ
の移動速度をV1 、インク強制排出動作後のヘッド清掃
時のキャリッジの移動速度をV2 、インク強制排出動作
後以外のヘッド清掃時のキャリッジの移動速度をV3 と
したとき、V1 >V3 >V2 の関係を満足させることを
特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、印字動作等に関連して自動
的に行われるワイピング動作時より、外部からの指示に
より行われる強制清掃モードにおけるワイピング動作時
のほうを、記録ヘッドの清掃能力を高めるよう設定して
いる。
的に行われるワイピング動作時より、外部からの指示に
より行われる強制清掃モードにおけるワイピング動作時
のほうを、記録ヘッドの清掃能力を高めるよう設定して
いる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1および図2は本発明が適用されるインクジェ
ット記録装置の例を示し、図1は全体構成を示す斜視
図、図2は図1のメンテナンスユニットの概略図であ
る。
する。図1および図2は本発明が適用されるインクジェ
ット記録装置の例を示し、図1は全体構成を示す斜視
図、図2は図1のメンテナンスユニットの概略図であ
る。
【0015】図1において、二本のガイドレール1間に
はキャリッジ2が摺動自在に装着され、キャリッジ2
は、タイミングベルト3を介してキャリッジ駆動用モー
タ4に連結されている。キャリッジ2には、シアン、マ
ゼンタ、イエローおよびブラックの4つのインクジェッ
トカートリッジ5が装着されている。これらインクカー
トリッジは、ロックレバー6によりキャリッジ2に着脱
可能に装着される。各インクジェットカートリッジ5の
下面には、多数のインク吐出ノズルを有する記録ヘッド
(図2の5a)が設けられるとともに、この記録ヘッド
にインクを供給するインクタンク7が内蔵され、記録ヘ
ッドには給電・信号ケーブル8により駆動信号が伝達さ
れる。
はキャリッジ2が摺動自在に装着され、キャリッジ2
は、タイミングベルト3を介してキャリッジ駆動用モー
タ4に連結されている。キャリッジ2には、シアン、マ
ゼンタ、イエローおよびブラックの4つのインクジェッ
トカートリッジ5が装着されている。これらインクカー
トリッジは、ロックレバー6によりキャリッジ2に着脱
可能に装着される。各インクジェットカートリッジ5の
下面には、多数のインク吐出ノズルを有する記録ヘッド
(図2の5a)が設けられるとともに、この記録ヘッド
にインクを供給するインクタンク7が内蔵され、記録ヘ
ッドには給電・信号ケーブル8により駆動信号が伝達さ
れる。
【0016】2本のガイドレール1間には、これと平行
にフィードロール9およびイグジットロール10が配設
されており、フィードロール9およびイグジットロール
10は、歯車11、12、ベルト13を介して紙送り用
モータ14に連結されている。記録紙15上への記録
は、キャリッジ2を記録紙15の左から右へ移動させな
がら記録ヘッドを駆動させヘッド幅分の記録を行い、次
の印字に備えヘッド幅分だけ記録紙15を図で矢印方向
に移動するようにしている。ガイドレール1の端部に対
向する位置には、前記記録ヘッドのノズル面をクリーニ
ングするとともにノズル面の乾燥を防止するためのメン
テナンスユニット16が配設されている。
にフィードロール9およびイグジットロール10が配設
されており、フィードロール9およびイグジットロール
10は、歯車11、12、ベルト13を介して紙送り用
モータ14に連結されている。記録紙15上への記録
は、キャリッジ2を記録紙15の左から右へ移動させな
がら記録ヘッドを駆動させヘッド幅分の記録を行い、次
の印字に備えヘッド幅分だけ記録紙15を図で矢印方向
に移動するようにしている。ガイドレール1の端部に対
向する位置には、前記記録ヘッドのノズル面をクリーニ
ングするとともにノズル面の乾燥を防止するためのメン
テナンスユニット16が配設されている。
【0017】図2は図1のメンテナンスユニットの概略
図である。なお、インクジェットカートリッジ5は2つ
のみを示し、他は省略している。メンテナンスユニット
16は、図でY方向に移動可能に設けられるキャップス
テージ17を有し、キャップステージ17上にはキャッ
プ18が配設されるとともに、ワイパーブレード19が
ブレードホルダー20により固定されている。ワイパー
ブレード19は、キャップステージ17が記録ヘッド5
a方向に移動しキャリッジ2が図でX方向に移動すると
き、記録ヘッド5aのインク吐出口5b面に付着した不
要インクやゴミ等の異物を拭き払うことを可能にしてい
る。キャップ18はバキュームポンプ21に接続され、
キャップステージ17が移動し、キャップ18が記録ヘ
ッド5aに当接したとき、キャップ18内を負圧に維持
し、記録ヘッド5aのノズルを閉塞しようとするインク
を強制的に吸引することを可能にしている。
図である。なお、インクジェットカートリッジ5は2つ
のみを示し、他は省略している。メンテナンスユニット
16は、図でY方向に移動可能に設けられるキャップス
テージ17を有し、キャップステージ17上にはキャッ
プ18が配設されるとともに、ワイパーブレード19が
ブレードホルダー20により固定されている。ワイパー
ブレード19は、キャップステージ17が記録ヘッド5
a方向に移動しキャリッジ2が図でX方向に移動すると
き、記録ヘッド5aのインク吐出口5b面に付着した不
要インクやゴミ等の異物を拭き払うことを可能にしてい
る。キャップ18はバキュームポンプ21に接続され、
キャップステージ17が移動し、キャップ18が記録ヘ
ッド5aに当接したとき、キャップ18内を負圧に維持
し、記録ヘッド5aのノズルを閉塞しようとするインク
を強制的に吸引することを可能にしている。
【0018】図3は本発明の1実施例を示す図である。
ブレードホルダー20には、長さの異なる長片20aと
短片20bが形成されており、この長片20aと短片2
0bとの間にワイパーブレード19が固定されている。
図3(A)は、通常清掃モード時のワイピング状態を示
し、記録ヘッド5aが図中の矢印の方向に移動する際に
ワイピングされ、インク吐出口面5cに付着した異物G
が除去される。この際、ワイパーブレード19の自由長
はブレードホルダー20の短片20bに規制されるた
め、自由長が長く設定されるので当接力は弱く設定され
る。従って、ワイパーブレード19の磨耗を防止し、磨
耗粉がインク吐出口面5cに付着することにより生じる
画質欠陥を防止することができる。
ブレードホルダー20には、長さの異なる長片20aと
短片20bが形成されており、この長片20aと短片2
0bとの間にワイパーブレード19が固定されている。
図3(A)は、通常清掃モード時のワイピング状態を示
し、記録ヘッド5aが図中の矢印の方向に移動する際に
ワイピングされ、インク吐出口面5cに付着した異物G
が除去される。この際、ワイパーブレード19の自由長
はブレードホルダー20の短片20bに規制されるた
め、自由長が長く設定されるので当接力は弱く設定され
る。従って、ワイパーブレード19の磨耗を防止し、磨
耗粉がインク吐出口面5cに付着することにより生じる
画質欠陥を防止することができる。
【0019】一方、図3(B)は強制清掃モード時にお
けるワイピング状態を表す図である。図3(A)の場合
とは逆方向に記録ヘッド5aが移動する時にワイピング
が行われ、インク吐出口面5cに付着した異物Gが除去
される。この際、ワイパーブレード19の自由長はブレ
ードホルダー20の長片20aに規制されるため、短く
設定されるので当接力は強く設定される。従って、ユー
ザーに複数回のワイピング動作命令をさせることなく、
1回の動作でインク吐出口面5cに付着した異物Gの除
去を確実に行うことが可能となる。
けるワイピング状態を表す図である。図3(A)の場合
とは逆方向に記録ヘッド5aが移動する時にワイピング
が行われ、インク吐出口面5cに付着した異物Gが除去
される。この際、ワイパーブレード19の自由長はブレ
ードホルダー20の長片20aに規制されるため、短く
設定されるので当接力は強く設定される。従って、ユー
ザーに複数回のワイピング動作命令をさせることなく、
1回の動作でインク吐出口面5cに付着した異物Gの除
去を確実に行うことが可能となる。
【0020】図4は本発明の他の実施例を示す図であ
る。本実施例においては、ワイパーブレード19に切れ
目19aを形成している。図4(A)は通常清掃モード
時のワイピング状態を表す図であり、切れ目19aの存
在によりワイパーブレード19の当接力が弱くなるよう
に設定される。図4(B)は強制清掃モード時における
ワイピング状態を表す図であり、切れ目19aが作用し
なくなるため、ワイパーブレード19の当接力が強くな
るように設定される。
る。本実施例においては、ワイパーブレード19に切れ
目19aを形成している。図4(A)は通常清掃モード
時のワイピング状態を表す図であり、切れ目19aの存
在によりワイパーブレード19の当接力が弱くなるよう
に設定される。図4(B)は強制清掃モード時における
ワイピング状態を表す図であり、切れ目19aが作用し
なくなるため、ワイパーブレード19の当接力が強くな
るように設定される。
【0021】なお、前記各実施例において、強制清掃モ
ード時におけるワイピング速度、回数を通常清掃モード
時よりもそれぞれ、速く、多く設定することにより、よ
り確実な清掃を行うようにしてもよい。
ード時におけるワイピング速度、回数を通常清掃モード
時よりもそれぞれ、速く、多く設定することにより、よ
り確実な清掃を行うようにしてもよい。
【0022】次に、図5および図6により、本発明の他
の実施例について説明する。図5はメンテナンスユニッ
トの動作状態を示す図、図6は清掃状態を示す図であ
る。
の実施例について説明する。図5はメンテナンスユニッ
トの動作状態を示す図、図6は清掃状態を示す図であ
る。
【0023】図5(A)は印字状態を示し、記録ヘッド
5aとキャップステージ17が最も遠い位置にあり、キ
ャップ18、ワイパーブレード19は記録ヘッド5aと
は干渉せず、記録ヘッド5aは自由に移動走査が可能で
ある。図5(B)はキャッピング状態を示し、記録ヘッ
ド5aとキャップステージ17が最も近い位置にあり、
記録ヘッド5aとキャップ18は当接し、記録ヘッド5
aは移動走査ができず、この状態でバキュームポンプ2
1を作動させると、キャップ18を介して吐出口よりイ
ンクが強制的に排出される。図5(C)は清掃可能状態
を示し、記録ヘッド5aが移動しワイパーブレード19
に当接可能となり、記録ヘッド5aはワイパーブレード
19に拭き払われることにより清掃される。
5aとキャップステージ17が最も遠い位置にあり、キ
ャップ18、ワイパーブレード19は記録ヘッド5aと
は干渉せず、記録ヘッド5aは自由に移動走査が可能で
ある。図5(B)はキャッピング状態を示し、記録ヘッ
ド5aとキャップステージ17が最も近い位置にあり、
記録ヘッド5aとキャップ18は当接し、記録ヘッド5
aは移動走査ができず、この状態でバキュームポンプ2
1を作動させると、キャップ18を介して吐出口よりイ
ンクが強制的に排出される。図5(C)は清掃可能状態
を示し、記録ヘッド5aが移動しワイパーブレード19
に当接可能となり、記録ヘッド5aはワイパーブレード
19に拭き払われることにより清掃される。
【0024】図6(A)は、通常印字動作後の記録ヘッ
ド5aへのインク付着の状態を示し、通常印字動作では
主に紙面からのはね返りによりインクが付着するので付
着インクIは微量であり、ワイピングを行ってもインク
飛散は発生しにくいので、記録ヘッド5aからのインク
除去を主目的に、ワイピング速度すなわちキャリッジ移
動速度を設定する。図6(B)は、バキューム動作後の
記録ヘッド5aへのインク付着の状態を示し、バキャー
ム動作後では、インクの強制排出に伴い吐出口近傍に多
量の付着インクIが残留する。この場合、図6(A)と
同じワイピング速度でワイピングを行うとインク飛散が
激しく発生してしまう。そこで、ワイピング速度を図6
(A)の場合より遅くすることにより、ワイパーブレー
ド19の戻りを緩和し、インク飛散を抑制する。
ド5aへのインク付着の状態を示し、通常印字動作では
主に紙面からのはね返りによりインクが付着するので付
着インクIは微量であり、ワイピングを行ってもインク
飛散は発生しにくいので、記録ヘッド5aからのインク
除去を主目的に、ワイピング速度すなわちキャリッジ移
動速度を設定する。図6(B)は、バキューム動作後の
記録ヘッド5aへのインク付着の状態を示し、バキャー
ム動作後では、インクの強制排出に伴い吐出口近傍に多
量の付着インクIが残留する。この場合、図6(A)と
同じワイピング速度でワイピングを行うとインク飛散が
激しく発生してしまう。そこで、ワイピング速度を図6
(A)の場合より遅くすることにより、ワイパーブレー
ド19の戻りを緩和し、インク飛散を抑制する。
【0025】上記動作をまとめると、印字動作中のキャ
リッジの移動速度をV1 、インク強制排出動作後のヘッ
ド清掃時のキャリッジの移動速度をV2 、インク強制排
出動作後以外のヘッド清掃時のキャリッジの移動速度を
V3 としたとき、V1 >V3 >V2 の関係を満足するよ
うにしたことである。
リッジの移動速度をV1 、インク強制排出動作後のヘッ
ド清掃時のキャリッジの移動速度をV2 、インク強制排
出動作後以外のヘッド清掃時のキャリッジの移動速度を
V3 としたとき、V1 >V3 >V2 の関係を満足するよ
うにしたことである。
【0026】次に、図7および図8により、本発明の他
の実施例について説明する。図7はメンテナンスユニッ
トを示す図、図8は清掃状態を示す図である。なお、図
2と同一の構成については同一番号を付けて説明を省略
する。本実施例においては、図7に示すように、記録ヘ
ッド5aの側方にワイパーブレード19と接触し、付着
インクを吸収するためのインク吸収体22を設け、イン
ク吸収体22のインク吸収面を記録ヘッド5aの吐出口
面とほぼ同一面になるように構成している。
の実施例について説明する。図7はメンテナンスユニッ
トを示す図、図8は清掃状態を示す図である。なお、図
2と同一の構成については同一番号を付けて説明を省略
する。本実施例においては、図7に示すように、記録ヘ
ッド5aの側方にワイパーブレード19と接触し、付着
インクを吸収するためのインク吸収体22を設け、イン
ク吸収体22のインク吸収面を記録ヘッド5aの吐出口
面とほぼ同一面になるように構成している。
【0027】図8(A)は通常印字動作後の記録ヘッド
5aへのインク付着の状態とワイパーブレード19、記
録ヘッド5aの清掃状態を示し、図8(B)はバキュー
ム動作後の記録ヘッド5aへのインク付着の状態とワイ
パーブレード19、記録ヘッド5aの清掃状態を示して
いる。通常印字動作では付着インク量が少ないのでブレ
ード19に付着するインク量も少なく、速いワワイピン
グ速度であっても十分ブレード19の付着インクはイン
ク吸収体22に移行する。一方、バキューム動作後では
付着インク量が多いためブレード19に付着するインク
量も多くなり、通常印字動作後と同じワイピング速度で
はブレードに付着したインクが完全には吸収されなくな
ってしまう。そこで図8(B)の場合にはワイピング速
度を図8(A)の場合より遅くすることにより、ブレー
ド19に付着したインクが十分吸収体に吸収されるよう
になる。
5aへのインク付着の状態とワイパーブレード19、記
録ヘッド5aの清掃状態を示し、図8(B)はバキュー
ム動作後の記録ヘッド5aへのインク付着の状態とワイ
パーブレード19、記録ヘッド5aの清掃状態を示して
いる。通常印字動作では付着インク量が少ないのでブレ
ード19に付着するインク量も少なく、速いワワイピン
グ速度であっても十分ブレード19の付着インクはイン
ク吸収体22に移行する。一方、バキューム動作後では
付着インク量が多いためブレード19に付着するインク
量も多くなり、通常印字動作後と同じワイピング速度で
はブレードに付着したインクが完全には吸収されなくな
ってしまう。そこで図8(B)の場合にはワイピング速
度を図8(A)の場合より遅くすることにより、ブレー
ド19に付着したインクが十分吸収体に吸収されるよう
になる。
【0028】なお、図6および図8の実施例共、バキュ
ーム動作後のワイピング速度を通常印字動作後のワイピ
ング速度より遅く設定しているが、これはインク飛散や
ブレードの清掃に主眼をおいたものであるため、場合に
よってはワイピングの本来の目的である記録ヘッドの清
掃が不十分になる場合がある。その場合には、遅いワイ
ピング速度でワイピングした後、さらに、記録ヘッドの
清掃に最も適したワイピング速度でワイピングを行うこ
とにより、インク飛散やブレードの清掃の清掃と記録ヘ
ッドの清掃の両者を効率良く行うことが可能となる。
ーム動作後のワイピング速度を通常印字動作後のワイピ
ング速度より遅く設定しているが、これはインク飛散や
ブレードの清掃に主眼をおいたものであるため、場合に
よってはワイピングの本来の目的である記録ヘッドの清
掃が不十分になる場合がある。その場合には、遅いワイ
ピング速度でワイピングした後、さらに、記録ヘッドの
清掃に最も適したワイピング速度でワイピングを行うこ
とにより、インク飛散やブレードの清掃の清掃と記録ヘ
ッドの清掃の両者を効率良く行うことが可能となる。
【0029】すなわち、複数回連続して記録ヘッドの吐
出口面を清掃を行う場合、例えば、1回目の清掃を行う
ためのキャリッジの移動速度をV4 、2回目以降の清掃
を行うためのキャリッジの移動速度をV5 としたとき、
V4 <V5 になるようにすればよい。このとき、1回目
の清掃を行うためのキャリッジの移動速度V4 と、前記
インク強制排出動作後のヘッド清掃時のキャリッジの移
動速度V2 の関係がV4 =V2 となるようにしてもよい
し、前記2回目以降の清掃を行うためのキャリッジの移
動速度V5 と、前記インク強制排出動作後以外のヘッド
清掃時のキャリッジの移動速度V3 の関係がV5 =V3
となりようにしてもよい。
出口面を清掃を行う場合、例えば、1回目の清掃を行う
ためのキャリッジの移動速度をV4 、2回目以降の清掃
を行うためのキャリッジの移動速度をV5 としたとき、
V4 <V5 になるようにすればよい。このとき、1回目
の清掃を行うためのキャリッジの移動速度V4 と、前記
インク強制排出動作後のヘッド清掃時のキャリッジの移
動速度V2 の関係がV4 =V2 となるようにしてもよい
し、前記2回目以降の清掃を行うためのキャリッジの移
動速度V5 と、前記インク強制排出動作後以外のヘッド
清掃時のキャリッジの移動速度V3 の関係がV5 =V3
となりようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ユーザーに複数回のワイピング動作命令をさせ
ることなく、異物の除去を確実に行うことが可能とな
り、また、ヘッドの清掃性を低下させることなく、イン
クの飛散を抑制し、清掃ブレードの清掃を効率よく行う
ことが可能となる。さらに特別な装置を一切必要としな
いのでコストアップ、信頼性低下の懸念もないという効
果を有する。
よれば、ユーザーに複数回のワイピング動作命令をさせ
ることなく、異物の除去を確実に行うことが可能とな
り、また、ヘッドの清掃性を低下させることなく、イン
クの飛散を抑制し、清掃ブレードの清掃を効率よく行う
ことが可能となる。さらに特別な装置を一切必要としな
いのでコストアップ、信頼性低下の懸念もないという効
果を有する。
【図1】本発明が適用されるインクジェット記録装置の
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図2】図1のメンテナンスユニットの概略図である。
【図3】本発明の1実施例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例を説明するためのメンテナ
ンスユニットの動作状態を示す図である。
ンスユニットの動作状態を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例における清掃状態を示す図
である。
である。
【図7】本発明の他の実施例であるメンテナンスユニッ
トを示す図である。
トを示す図である。
【図8】図7における清掃状態を示す図である。
2…キャリッジ、5…インクジェットカートリッジ、5
a…記録ヘッド 5b…吐出口、5c…吐出口面、16…メンテナンスユ
ニット 17…キャップステージ、18…キャップ、19…ワイ
パーブレード 19a…切れ目、20…ブレードホルダー、20a…長
片、20b…短片 22…インク吸収体
a…記録ヘッド 5b…吐出口、5c…吐出口面、16…メンテナンスユ
ニット 17…キャップステージ、18…キャップ、19…ワイ
パーブレード 19a…切れ目、20…ブレードホルダー、20a…長
片、20b…短片 22…インク吸収体
Claims (10)
- 【請求項1】インク滴を吐出させ記録紙に印字を行う記
録ヘッドと、前記記録ヘッドの吐出口面と当接すること
により前記吐出口面を清掃するワイピング部材を有する
インクジェット記録装置において、ワイピング方向によ
り、ワイピング部材と記録ヘッドの吐出口面の当接力
が、印字動作等に関連して自動的に行われるワイピング
動作時より、外部からの指示により行われる強制清掃モ
ードにおけるワイピング動作時のほうを強く設定するこ
とにより、記録ヘッドの清掃能力を高めることを特徴と
するインクジェット記録装置。 - 【請求項2】ワイピング方向により前記ワイピング部材
の自由長が異なるようにワイピング部材の保持部材を設
定することを特徴とする請求項1記載のインクジェット
記録装置。 - 【請求項3】前記ワイピング部材の一方の面には切れ目
が入っていることを特徴とする請求項1記載のインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項4】ワイピング部材で記録ヘッドを清掃する際
のワイピング部材と記録ヘッドの相対速度が、印字動作
等に関連して自動的に行われるワイピング動作時より、
外部からの指示により行われる強制清掃モードにおける
ワイピング動作時のほうを速く設定することにより記録
ヘッドの清掃能力を高めることを特徴とする請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項5】ワイピング部材による記録ヘッドの清掃回
数が、印字動作等に関連して自動的に行われるワイピン
グ動作時より、外部からの指示により行われる強制清掃
モードにおけるワイピング動作時のほうを多く設定する
ことにより記録ヘッドの清掃能力を高めることを特徴と
する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項6】キャリッジに搭載され、インク滴を吐出さ
せ記録紙に印字を行う記録ヘッドと、印字動作以外に吐
出口より強制的にインクを排出する手段を有し、前記記
録ヘッドの吐出口面を清掃するためのワイピング部材が
前記記録ヘッドの移動経路中に配置されたインクジェッ
ト記録装置において、印字動作中のキャリッジの移動速
度をV1 、インク強制排出動作後のヘッド清掃時のキャ
リッジの移動速度をV2 、インク強制排出動作後以外の
ヘッド清掃時のキャリッジの移動速度をV3 としたと
き、V1 >V3 >V2 の関係を満足させることを特徴と
するインクジェット記録装置。 - 【請求項7】前記ワイピング部材の清掃を行うインク吸
収体を前記記録ヘッドの側方に、前記インク吸収体のイ
ンク吸収面を前記吐出口面とほぼ同一面に設け、前記キ
ャリッジの移動により、前記ワイピング部材の清掃を行
うことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項8】複数回連続して記録ヘッドの吐出口面を清
掃を行う場合、1回目の清掃を行うためのキャリッジの
移動速度をV4 、2回目以降の清掃を行うためのキャリ
ッジの移動速度をV5 としたとき、V4 <V5 の関係を
満足させることを特徴とする請求項6または請求項7に
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項9】前記1回目の清掃を行うためのキャリッジ
の移動速度V4 と、前記インク強制排出動作後のヘッド
清掃時のキャリッジの移動速度V2 の関係がV4 =V2
であることを特徴とする請求項8に記載のインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項10】前記2回目以降の清掃を行うためのキャ
リッジの移動速度V5 と、前記インク強制排出動作後以
外のヘッド清掃時のキャリッジの移動速度V3 の関係が
V5 =V3 であることを特徴とする請求項8に記載のイ
ンクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5044094A JP3305099B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5044094A JP3305099B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07256887A true JPH07256887A (ja) | 1995-10-09 |
JP3305099B2 JP3305099B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=12858927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5044094A Expired - Fee Related JP3305099B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3305099B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000343718A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-12-12 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置の差動型ワイピング装置 |
US7077498B2 (en) | 2002-09-20 | 2006-07-18 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus |
JP2007111860A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-05-10 | Seiko Precision Inc | インクジェットプリンタ |
JP2012166374A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP5044094A patent/JP3305099B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000343718A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-12-12 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置の差動型ワイピング装置 |
US7077498B2 (en) | 2002-09-20 | 2006-07-18 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus |
JP2007111860A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-05-10 | Seiko Precision Inc | インクジェットプリンタ |
JP4707529B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2011-06-22 | セイコープレシジョン株式会社 | インクジェットプリンタ |
JP2012166374A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3305099B2 (ja) | 2002-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2872431B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
KR100526492B1 (ko) | 정비 장치, 정비 방법 및 그것을 이용한 잉크젯 프린터 | |
US20050264601A1 (en) | Inkjet printer | |
EP0730965B1 (en) | Translational wiping technique for an inkjet printhead | |
US20060114286A1 (en) | Inkjet printer | |
KR100717046B1 (ko) | 잉크젯 화상형성장치 | |
JPH08224889A (ja) | インクジェット装置 | |
JP2009126147A (ja) | インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 | |
US5963229A (en) | Ink jet recording apparatus having ink absorbing member for absorbing ink from an ink wiping member | |
JP5347324B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2022129724A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP3234087B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH07256887A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP3794206B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP3165722B2 (ja) | インクジェット装置 | |
JP2002283581A (ja) | インクジェットプリンタのヘッドワイピング装置 | |
JP2003127403A (ja) | インクジェットプリンタのワイピング機構 | |
JPH10305587A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP3724449B2 (ja) | メンテナンス装置、メンテナンス方法及びそれを用いたインクジェットプリンタ | |
JPH033419Y2 (ja) | ||
JP3166518B2 (ja) | インクジェット装置及びワイピング部材 | |
JP2002355991A (ja) | 液滴吐出印字装置及び印字ヘッドリフレッシュ方法 | |
JPH07285226A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH06126947A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH06115083A (ja) | インクジェットヘッドのメンテナンス装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |