JPH072562U - バックホーのスイング角度制限構造 - Google Patents

バックホーのスイング角度制限構造

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JPH072562U
JPH072562U JP007507U JP750794U JPH072562U JP H072562 U JPH072562 U JP H072562U JP 007507 U JP007507 U JP 007507U JP 750794 U JP750794 U JP 750794U JP H072562 U JPH072562 U JP H072562U
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frame
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勝博 黒田
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セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 掘削作業部の水平スイング角度を制限するこ
とにより、掘削作業部が旋回フレーム上の前部に配設し
た運転部と干渉するのを防止する。 【構成】 旋回フレーム4 の前端に突設したターニング
フレーム9 に、掘削作業部10の基端のブーム支持体11を
枢支し、同ブーム支持体と、スイングシリンダー12とを
ブラケット19を介して連結して、掘削作業部を水平スイ
ング自在に構成したバックホーにおいて、ブームブラケ
ットのスイングシリンダー配置側面に、ストッパー部を
形成して、同ストッパー部により掘削作業部の水平スイ
ング角度を制限すべく構成し、しかも、スイングストッ
パー18は、ターニングフレームに着脱自在に連結可能な
連結板22と、ストッパー体23とから形成し、さらに、ブ
ームブラケットの近傍に、アタッチメントとしてのブレ
ーカー等を作動するための給油パイプ連結部16を配設し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バックホーのスイング角度制限構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バックホーのバケット等を連結した掘削作業部は、旋回フレームに突設 したターニングフレームに、掘削作業部の基端のブーム支持体を左右回動自在に 取り付け、油圧機構により掘削作業部を作動させて掘削作業を行うものである。
【0003】 更に、ブーム支持体の側面にブームブラケットを介して旋回フレームに内蔵し たスイングシリンダーを連結し、同スイングシリンダーにより掘削作業部を旋回 フレームに対して左右幅方向に90度近くスイング自在に構成されており、同バ ックホーが進入できない袋小路の掘削作業を行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、かかる構造のバックホーは、掘削作業部を水平スイング作動させた 際に、同掘削作業部のブームが広角度にスイング作動する為に、掘削作業部また は、油圧機構の送油ホースが運転部と干渉して円滑な掘削作業を行えない欠点が あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、旋回フレームの前端に突設したターニングフレームに、 掘削作業部の基端のブーム支持体を枢支し、同ブーム支持体と、旋回フレームに 基端を連結したスイングシリンダーとをブーム支持体の側面に突設したブームブ ラケットを介して連結して、上記掘削作業部を水平スイング自在に構成したバッ クホーにおいて、ブームブラケットのスイングシリンダー配置側面に、同スイン グシリンダーの上方位置において当接するストッパー部を形成して、同ストッパ ー部により掘削作業部の水平スイング角度を制限すべく構成し、しかも、スイン グストッパーは、ターニングフレームに着脱自在に連結可能な連結板と、同連結 板に突設して先端に上記受面に当接する当接面を有するストッパー体とから形成 し、さらに、ブームブラケットの近傍に、アタッチメントとしてのブレーカー等 を作動するための給油パイプ連結部を配設したことを特徴とするバックホーのス イング角度制限構造を提供せんとするものである。
【0006】
【作用】
本考案では、スイングシリンダーを伸縮作動させることにより、掘削作業部を 左右にスイング作動させることができる。
【0007】 この際、スイングストッパーとブームブラケットの受面とが当接して、掘削作 業部の水平スイング角度を制限することができるために、掘削作業部が旋回フレ ーム上の前部に配設した運転部と干渉するのを防止することができる。
【0008】 しかも、スイングストッパーと受面とは、スイングシリンダーの上方位置にお いてストッパー機能を果すようにしているために、スイングシリンダーがガード 部材として機能して、スイングストッパーと受面との間に物が挾み込まれるのを 防止することができる。
【0009】 さらには、掘削作業部をスイング作動させた際の捩り力は、当接したスイング ストッパーと受面とにより受けることになるが、これらが捩り力を受ける位置が スイングシリンダーの上方位置であるために、これらが有効に捩り力を受けて、 ブーム支持体の枢支軸に作用する捩り力を大幅に軽減させることができ、従って 、ブーム支持体による掘削作業部の枢支機能を良好に確保することができる。
【0010】 また、スイングストッパーは、ストッパー体の長さの異なるものを複数種類用 意しておき、給油パイプ連結部に連結して使用するブレーカー等のアタッチメン トに応じてスイングストッパーを選択して付替えることにより、掘削作業部の水 平スイング制限角度を変更することができて、アタッチメントを良好に作動させ ることができる。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図に示すバックホーの全体 側面図において、Aはバックホーを示しており、クローラー1を装備した走行フ レーム2の略中央に旋回基台3を立設し、同基台3上に旋回フレーム4を左右旋 回自在に連設し、同フレーム4の後部に原動機部5、その中央部に運転部6をそ れぞれ配設している。
【0012】 また、同運転部6は、操作スタンド7及び各種の操作レバー8を立設している 。
【0013】 なお、バックホーAは、キャビン使用も可能としており、Sは旋回フレーム4 上に設けたキャビンの前面の仮想線を示す。
【0014】 また、旋回フレーム4の前端には、ターニングフレーム9が突設されており、 同フレーム9は、掘削作業部10の基端のブーム支持体11を左右回動自在に枢支連 結している。
【0015】 なお、12は、旋回フレーム4に基端を連結したスイングシリンダーであり、同 シリンダー12は、掘削作業部10のブーム支持体11と連結してブーム支持体11を左 右に90°回動させるものである。
【0016】 かかる掘削作業部10は、同支持体11に後方よりブーム13、アーム及びバケット をそれぞれ上下回動自在に連結して各油圧機構によって掘削作業を行うものであ る。
【0017】 更に、この掘削作業部10先端のバケットは、例えば岩石を破砕するブレーカー 等と換装自在に構成されており、同ブレーカーは、バケットの油圧機構に連通す る位置に着脱自在としたPTOバルブ15を介設し、同PTOバルブ15によりバケ ットとの油圧を切換えて作動するものである。
【0018】 なお、これらの作業部からの戻り油は作動油タンクに還流されるものである。
【0019】 かかるPTOバルブ15は、旋回フレーム4前方内部に収納されており、しかも 、旋回フレーム4の前面4aには、同バルブ15に基端を連通連結した給油パイプ連 結部16を突設している。
【0020】 更に、かかる給油パイプ連結部16は、先端にカプラー17を設けており、同カプ ラー17にブレーカー等のアタッチメントの給油パイプを連結自在に構成している 。
【0021】 しかも、かる構造のバックホーAは、スイング角度制限を行うべく構成されて おり、掘削作業部10を90°スイング作動させた際に、同作業部10と旋回フレー ム4の前端に突設したブレーカー作動用の連結パイプ16とが、または、キャビン 使用の場合における掘削作業部10とキャビン前面Sのガラスとが干渉しないよう にしている。そこでスイング角度制限構造を詳説すれば、次のとおりである。
【0022】 すなわち、掘削作業部10のスイング角度制限は、ブーム支持体11を枢支したタ ーニングブーム9側面9-1 に矩形状としたスイングストッパー18を取り付け、同 ストッパー18とブーム支持体11とを干渉させて水平回動角度を制限するものであ る。
【0023】 しかも、ブーム支持体11には、同支持体11の側面11-2に突設したブームブラケ ット19を介して、スイングシリンダー12の先端ロッド20を連結すると共に、上記 ターニングフレーム9と、ブームブラケット19と、同ブームブラケット19に連結 するスイングシリンダー12とで、空間Qを形成している。
【0024】 かかる構造により、スイングシリンダー12でもってブーム支持体11を回動させ た際に、同ブーム支持体11のブームブラケット19の一側面が上記空間Q内で、タ ーニングフレーム9側面に突設したスイングストッパー18に当接し、ブーム支持 体11の水平回動角度を制限するものである。
【0025】 かかるブームブラケット19は、平面視幅広状に形成され、同ブラケット19の後 端部に立上り状の受面21を設けて、ブーム支持体11を回動した際に、同ブラケッ ト19の受面21がターニングフレーム9のスイングストッパー18の先端に形成した 当接面18-1に当接するものである。
【0026】 また、かかる構造のスイングストッパー18は、略三角形状の連結板22の略中央 にストッパー体23を突設し、同ストッパー体23の先端に上記当接面18-1を形成し ている。
【0027】 さらに、連結板22は、周縁に複数の連結孔25を穿設し、同連結孔25を介してス イングストッパー18をターニングフレーム9の側面にボルトにより着脱自在に固 定するものである。
【0028】 また、スイングストッパー18は、連結板22に突設したストッパー体23の長さが 異なった数種類のものを用意して、アタッチメントに応じて掘削作業部10のスイ ング角度に合わせて選択的に付替えることができるように構成している。
【0029】 かかる構造により、掘削作業部10のスイング作動は、穿設フレーム4中のスイ ングシリンダー12の伸縮作動によって行われるものである。
【0030】 その際に、同シリンダー12と連結したブーム支持体11の側面のブームブラケッ ト19の後端に設けた受面21は、前述した空間Q内において、ターニングフレーム 9の側面9-1 に取り付けたスイングストッパー18の先端の当接面18-1に当接し、 掘削作業部10のスイング角度を制限するものである。
【0031】 そして、かかる掘削作業部10は、適宜選択して付替えられたスイングストッパ ー18により、旋回フレーム4の前端に突出した給油パイプ連結部16との干渉を回 避して、同給油パイプ連結部16の損傷による油漏れを防止することができる。
【0032】 従って、油漏れを防止した給油パイプ連結部16は、換装するブレーカー等のア タッチメントの作動時に、油圧ポンプからの油圧をブレーカー等に円滑に給油す ることができる。
【0033】 また、キャビン使用とした場合、かかるスイングストッパー18によって掘削作 業部10とキャビンの前面Sのガラスとの干渉を回避し、同バケットの作動を円滑 に行うことができる。また、ターニングフレーム廻りのレイアウトをシンプル、 かつ、合理的なものとすることができると共に、ストッパーと受面を、上記した ような閉じられた空間内に設けているので、人が手を挾んだりする事故を防止す ることができ、極めて安全な構造とすることができる。
【0034】
【考案の効果】
従って、本考案によれば、ターニングフレームと、ブームブラケットと、同ブ ームブラケットに連結したスイングシリンダーとで形成する空間内にスイングス トッパーを配設したことにより、掘削作業部を一定のスイング角度で固定でき、 かかる状態において、安定した掘削作業を行うことができると共に、掘削作業部 のスイング角度が制限されることになり、運転部との干渉を回避して、掘削作業 部を円滑に作動させることができる。特に、キャノピー仕様の運転部の場合、運 転部に着座して操作しているオペレーターの足元が開放されているが、この場合 の足元の安全性を良好に確保することができる。
【0035】 また、従来デッドスペースとなっていた空間を有効利用することができ、しか も、ブームブラケットに一体的にスイングストッパーの受面を設けたので、スイ ングシリンダーの取付部材としての機能とスイングストッパーとの当接部として の機能を兼用することができて、ターニングフレーム廻りのレイアウトをシンプ ル、かつ、合理的なものとすることができる。
【0036】 さらに、スイングストッパーと受面を、上記したような閉じられた空間内に設 けているので、人が手を挾んだりする事故を防止することができ、極めて安全な 構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバックホーの全体側面図。
【図2】掘削作業部の枢支部の平面図。
【図3】掘削作業部の枢支部の拡大側面図。
【図4】スイングストッパーの全体側面図。
【符号の説明】
4 旋回フレーム 9 ターニングフレーム 10 掘削作業部 11 ブーム支持体 12 スイングシリンダー 18 スイングストッパー 19 ブームブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回フレーム(4) の前端に突設したター
    ニングフレーム(9)に、掘削作業部(10)の基端のブーム
    支持体(11)を枢支し、同ブーム支持体(11)と、旋回フレ
    ーム(4) に基端を連結したスイングシリンダー(12)とを
    ブーム支持体(11)の側面に突設したブームブラケット(1
    9)を介して連結して、上記掘削作業部(10)を水平スイン
    グ自在に構成したバックホーにおいて、 ブームブラケット(19)のスイングシリンダー配置側面
    に、同スイングシリンダー(12)の上方位置において当接
    するストッパー部を形成して、同ストッパー部により掘
    削作業部(10)の水平スイング角度を制限すべく構成し、 しかも、スイングストッパー(18)は、ターニングフレー
    ム(9) に着脱自在に連結可能な連結板(22)と、同連結板
    (22)に突設して先端に上記受面(21)に当接する当接面を
    有するストッパー体(23)とから形成し、 さらに、ブームブラケット(19)の近傍に、アタッチメン
    トとしてのブレーカー等を作動するための給油パイプ連
    結部(16)を配設したことを特徴とするバックホーのスイ
    ング角度制限構造。
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