JPH0725575A - エスカレータの櫛歯破損検出装置 - Google Patents
エスカレータの櫛歯破損検出装置Info
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- JPH0725575A JPH0725575A JP17424493A JP17424493A JPH0725575A JP H0725575 A JPH0725575 A JP H0725575A JP 17424493 A JP17424493 A JP 17424493A JP 17424493 A JP17424493 A JP 17424493A JP H0725575 A JPH0725575 A JP H0725575A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、特に、櫛歯の損傷を巡回や目視
に頼ることなく確実に検出するようにしたエスカレータ
の櫛歯破損検出装置を得ることを目的とする。 【構成】 この発明によるエスカレータの櫛歯破損検出
装置は、櫛歯（２ａ）内に設けられ互いに直列状態で配
設された複数の導電線（７）と、この各導電線（７）の
断線を検出する断線検出装置（１３）とを備え、櫛歯が
中折れした場合でも利用者の安全を十分に確保すること
ができ、櫛歯の損傷を巡回や目視に頼ることなく確実に
検出することができる構成である。
に頼ることなく確実に検出するようにしたエスカレータ
の櫛歯破損検出装置を得ることを目的とする。 【構成】 この発明によるエスカレータの櫛歯破損検出
装置は、櫛歯（２ａ）内に設けられ互いに直列状態で配
設された複数の導電線（７）と、この各導電線（７）の
断線を検出する断線検出装置（１３）とを備え、櫛歯が
中折れした場合でも利用者の安全を十分に確保すること
ができ、櫛歯の損傷を巡回や目視に頼ることなく確実に
検出することができる構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エスカレータの櫛歯
破損検出装置に関し、特に、櫛歯自体の破損を確実に検
出することに関するものである。
破損検出装置に関し、特に、櫛歯自体の破損を確実に検
出することに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は一般的なエスカレータのコムを示
す斜視図である。図５において、１は図示しないフロア
から延びる乗降板、２は乗降板１の先端に配置されると
共に乗降板１に沿って並設させたプラスチック材からな
るコム、２ａはコム２の先端に一体的に形成した複数の
櫛歯、３は櫛歯２ａが摺動する複数のクリート３ａをそ
の上面に形成した踏段、４はコム２に形成した穿孔５を
貫通させると共に乗降板１に螺合させて、コム２を乗降
板１に固定する締結ボルトである。
す斜視図である。図５において、１は図示しないフロア
から延びる乗降板、２は乗降板１の先端に配置されると
共に乗降板１に沿って並設させたプラスチック材からな
るコム、２ａはコム２の先端に一体的に形成した複数の
櫛歯、３は櫛歯２ａが摺動する複数のクリート３ａをそ
の上面に形成した踏段、４はコム２に形成した穿孔５を
貫通させると共に乗降板１に螺合させて、コム２を乗降
板１に固定する締結ボルトである。
【０００３】ここで、前述のように構成したエスカレー
タにおいて、踏段３のクリート３ａとコム２の櫛歯２ａ
との間に異物が挟まり、この異物が櫛歯２ａの先端に強
く当たると、櫛歯２ａの先端が符号２ｂでように破損す
なわち中折れする場合がある。この破損の多くは、運転
中に不意に発生するものであるから、試運転や日常の定
期点検、或は異常な音に気付いて現場を直接に目視点検
する作業員によって発見される。ところが、定期点検等
で見つからず、しかも点検直後に櫛歯２ａの破損が発生
した場合には、次回の点検まで櫛歯２ａを破損させたま
ま運転されてしまう。その結果、櫛歯２ａ間が広がっ
て、この部分に履物等が引っ掛かったり、足の指が挟ま
れたりする虞れがあり、非常に危険である。また、櫛歯
２ａが折れずにひび割れの状態になっていることもあ
り、この状態も非常に危険である。
タにおいて、踏段３のクリート３ａとコム２の櫛歯２ａ
との間に異物が挟まり、この異物が櫛歯２ａの先端に強
く当たると、櫛歯２ａの先端が符号２ｂでように破損す
なわち中折れする場合がある。この破損の多くは、運転
中に不意に発生するものであるから、試運転や日常の定
期点検、或は異常な音に気付いて現場を直接に目視点検
する作業員によって発見される。ところが、定期点検等
で見つからず、しかも点検直後に櫛歯２ａの破損が発生
した場合には、次回の点検まで櫛歯２ａを破損させたま
ま運転されてしまう。その結果、櫛歯２ａ間が広がっ
て、この部分に履物等が引っ掛かったり、足の指が挟ま
れたりする虞れがあり、非常に危険である。また、櫛歯
２ａが折れずにひび割れの状態になっていることもあ
り、この状態も非常に危険である。
【０００４】そこで、このような事態を未然に防止する
安全装置としては、実開昭６３−１７３１７６号公報、
実開昭５９−１０５２７１号公報及び特開昭６３−３０
００９２号に開示されている。これら装置は、コムに収
容された導電体が非導通状態になった時に櫛歯の破損を
検出して、エスカレータの安全性を担保しようとする構
成である。
安全装置としては、実開昭６３−１７３１７６号公報、
実開昭５９−１０５２７１号公報及び特開昭６３−３０
００９２号に開示されている。これら装置は、コムに収
容された導電体が非導通状態になった時に櫛歯の破損を
検出して、エスカレータの安全性を担保しようとする構
成である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来のエスカ
レータの安全装置は、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、これら
安全装置の損傷を検出する構成となっているため、櫛歯
自体が中折れしてコム内の導電体まで、その破損が達し
ない場合、安全装置は働かない結果となる。従って、従
来のエスカレータの安全装置では櫛歯のみの破損を検出
することができず、利用者の安全を十分に確保すること
ができないといった課題があった。
レータの安全装置は、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、これら
安全装置の損傷を検出する構成となっているため、櫛歯
自体が中折れしてコム内の導電体まで、その破損が達し
ない場合、安全装置は働かない結果となる。従って、従
来のエスカレータの安全装置では櫛歯のみの破損を検出
することができず、利用者の安全を十分に確保すること
ができないといった課題があった。
【０００６】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたもので、特に、櫛歯自体の損傷を巡回や
目視に頼ることなく確実に検出するようにしたエスカレ
ータの櫛歯破損検出装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、特に、櫛歯自体の損傷を巡回や
目視に頼ることなく確実に検出するようにしたエスカレ
ータの櫛歯破損検出装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項１
におけるエスカレータの櫛歯破損検出装置は、踏段の上
面に形成した複数のクリートと、乗降板から延在すると
共に乗降板に沿って並設した複数のコムと、前記各コム
の先端に設けて前記クリート内を摺動する櫛歯とを備え
たエスカレータにおいて、前記各櫛歯内に設けられ互い
に直列状態で配設された複数の導電線と、この各導電線
の断線を検出する断線検出装置とを備えたものである。
におけるエスカレータの櫛歯破損検出装置は、踏段の上
面に形成した複数のクリートと、乗降板から延在すると
共に乗降板に沿って並設した複数のコムと、前記各コム
の先端に設けて前記クリート内を摺動する櫛歯とを備え
たエスカレータにおいて、前記各櫛歯内に設けられ互い
に直列状態で配設された複数の導電線と、この各導電線
の断線を検出する断線検出装置とを備えたものである。
【０００８】この発明に係る請求項２におけるエスカレ
ータの櫛歯破損検出装置は、前記各コム内の前記各導電
線の両端子をそれぞれ直列に接続させるコネクタを、前
記各コムにそれぞれ設けたものである。
ータの櫛歯破損検出装置は、前記各コム内の前記各導電
線の両端子をそれぞれ直列に接続させるコネクタを、前
記各コムにそれぞれ設けたものである。
【０００９】
【作用】この発明に係る請求項１におけるエスカレータ
の櫛歯破損検出装置においては、踏段の上面に形成した
複数のクリート内を複数のコムの櫛歯が摺動するにあた
って、異物により櫛歯が破損した場合、通常状態で導通
していた導電線も同時に断線し、その結果、この非導通
状態を断線検出装置により検出することで、エスカレー
タを停止させたり、警報ランプを点灯させたりして、櫛
歯の破損による事故を未然に防ぐことができる。
の櫛歯破損検出装置においては、踏段の上面に形成した
複数のクリート内を複数のコムの櫛歯が摺動するにあた
って、異物により櫛歯が破損した場合、通常状態で導通
していた導電線も同時に断線し、その結果、この非導通
状態を断線検出装置により検出することで、エスカレー
タを停止させたり、警報ランプを点灯させたりして、櫛
歯の破損による事故を未然に防ぐことができる。
【００１０】この発明に係る請求項２におけるエスカレ
ータの櫛歯破損検出装置においては、コムに設けた連結
部を介在させることにより、各コム内の各導電線を互い
に直列関係を維持しつつ、コムを乗降板に沿って確実に
並設させることができる。
ータの櫛歯破損検出装置においては、コムに設けた連結
部を介在させることにより、各コム内の各導電線を互い
に直列関係を維持しつつ、コムを乗降板に沿って確実に
並設させることができる。
【００１１】
【実施例】以下、この発明によるエスカレータの櫛歯破
損検出装置の実施例を図について説明する。なお、従来
例と同一又は同等部分については、同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
損検出装置の実施例を図について説明する。なお、従来
例と同一又は同等部分については、同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
【００１２】実施例１．図１はこの発明の第１の実施例
によるエスカレータの櫛歯破損検出装置の要部を示す斜
視図、図２は図１の実施例における結線状態を示す概略
回路図である。図１において、１は図示しないフロアか
ら延びる乗降板、１ｂは昇降板１から延びる支持板、２
は支持板１ｂ上に配置されると共に乗降板１に沿って互
いに並設させたプラスチック材からなるコム、２ａはコ
ム２の先端に一体的に形成すると共に踏段（図示せず）
の上面に形成した複数のクリート（図示せず）内を摺動
する複数の櫛歯、５はコム２に形成した穿孔、６は支持
板１ｂ上にコム２を載置した時に各穿孔５に対峙すると
共に締結ボルト４を螺合させるための雌ねじ部である。
によるエスカレータの櫛歯破損検出装置の要部を示す斜
視図、図２は図１の実施例における結線状態を示す概略
回路図である。図１において、１は図示しないフロアか
ら延びる乗降板、１ｂは昇降板１から延びる支持板、２
は支持板１ｂ上に配置されると共に乗降板１に沿って互
いに並設させたプラスチック材からなるコム、２ａはコ
ム２の先端に一体的に形成すると共に踏段（図示せず）
の上面に形成した複数のクリート（図示せず）内を摺動
する複数の櫛歯、５はコム２に形成した穿孔、６は支持
板１ｂ上にコム２を載置した時に各穿孔５に対峙すると
共に締結ボルト４を螺合させるための雌ねじ部である。
【００１３】更に、前記各コム２におけ各櫛歯２ａ一本
一本には、図１，２に示すように、直列状態で導電線７
が封入され、この導電線７の両端子７ａ，７ｂは、コム
２の後端（櫛歯２ａに対峙する端部）に形成した突片２
ｂの略中央から外方に向けて突出する一対の第１コネク
タ８ａ，８ｂに接続されている。そして、乗降板１の支
持板１ｂ上には長手方向に延在する接続体９が固設さ
れ、この接続体９内には平行に延在する第１及び第２母
線１０ａ，１０ｂが封入されている。前記接続体９に
は、突片２ｂを嵌合させる凹所９ａが設けられていると
共に、第１コネクタ８ａ，８ｂに接続される一対の凹型
の第２コネクタ１１ａ，１１ｂが配設されている。
一本には、図１，２に示すように、直列状態で導電線７
が封入され、この導電線７の両端子７ａ，７ｂは、コム
２の後端（櫛歯２ａに対峙する端部）に形成した突片２
ｂの略中央から外方に向けて突出する一対の第１コネク
タ８ａ，８ｂに接続されている。そして、乗降板１の支
持板１ｂ上には長手方向に延在する接続体９が固設さ
れ、この接続体９内には平行に延在する第１及び第２母
線１０ａ，１０ｂが封入されている。前記接続体９に
は、突片２ｂを嵌合させる凹所９ａが設けられていると
共に、第１コネクタ８ａ，８ｂに接続される一対の凹型
の第２コネクタ１１ａ，１１ｂが配設されている。
【００１４】この第２コネクタ１１ａ，１１ｂには、コ
ム２の数に合わせて寸断された第１母線１０ａの各端子
１０ａＡ，１０ａＢがそれぞれ接続されている。従っ
て、コム２の組立てにあたって、コム２の突片２ｂと接
続体９の凹所９ａとを嵌合させると共に、各コム２に設
けた第１コネクタ８ａ，８ｂと第２コネクタ１１ａ，１
１ｂとを接続することによって、、第１母線１０ａ及び
第２母線１０ｂを介して、各コム２内の各導電線７が互
いに直列状態で接続されることになる。
ム２の数に合わせて寸断された第１母線１０ａの各端子
１０ａＡ，１０ａＢがそれぞれ接続されている。従っ
て、コム２の組立てにあたって、コム２の突片２ｂと接
続体９の凹所９ａとを嵌合させると共に、各コム２に設
けた第１コネクタ８ａ，８ｂと第２コネクタ１１ａ，１
１ｂとを接続することによって、、第１母線１０ａ及び
第２母線１０ｂを介して、各コム２内の各導電線７が互
いに直列状態で接続されることになる。
【００１５】更に、第１及び第２母線１０ａ，１０ｂの
各末端子１２ａ，１２ｂには、断線検出装置１３が接続
され、この断線検出装置１３は、エスカレータの運転時
に第１及び第２母線１０ａ，１０ｂに弱電流を供給する
ために、必要に応じてＯＮ／ＯＦＦを行い得るスイッチ
１３ａと、電流源１３ｂと、導電線７の断線によって点
滅する警報ランプからなる警報手段１３ｃとが主として
設けられている。なお、警報手段１３ｃは、警報音を発
するスピーカであっても、エスカレータを直接停止させ
る運転制御部であってもよい。
各末端子１２ａ，１２ｂには、断線検出装置１３が接続
され、この断線検出装置１３は、エスカレータの運転時
に第１及び第２母線１０ａ，１０ｂに弱電流を供給する
ために、必要に応じてＯＮ／ＯＦＦを行い得るスイッチ
１３ａと、電流源１３ｂと、導電線７の断線によって点
滅する警報ランプからなる警報手段１３ｃとが主として
設けられている。なお、警報手段１３ｃは、警報音を発
するスピーカであっても、エスカレータを直接停止させ
る運転制御部であってもよい。
【００１６】以下、この発明によるエスカレータの櫛歯
破損検出装置の動作について説明する。先ず、エスカレ
ータの運転にあたって、断線検出装置１３のスイッチ１
３ａをＯＮにして、第１及び第２母線１０ａ，１０ｂを
介して櫛歯２ａ内の各導電線７に弱電流を供給し続け
る。そして、何等かの原因で踏段３のクリート３ａとコ
ム２の櫛歯２ａとの間に異物が挟まり、この異物が櫛歯
２ａの先端に強く当たると、櫛歯２ａの先端が破損すな
わち中折れすると同時に、導電線７も断線する。その結
果、第１及び第２母線１０ａ，１０ｂと各導電線７から
なる直列回路が遮断され、電源オフ状態になり、断線検
出装置１３が直列回路の非導通状態を検出することで、
断線検出装置１３内の警報手段としての警報ランプ１３
ｃを点滅させて、利用者や作業者に対して櫛歯２ａの破
損を知らせることができる。
破損検出装置の動作について説明する。先ず、エスカレ
ータの運転にあたって、断線検出装置１３のスイッチ１
３ａをＯＮにして、第１及び第２母線１０ａ，１０ｂを
介して櫛歯２ａ内の各導電線７に弱電流を供給し続け
る。そして、何等かの原因で踏段３のクリート３ａとコ
ム２の櫛歯２ａとの間に異物が挟まり、この異物が櫛歯
２ａの先端に強く当たると、櫛歯２ａの先端が破損すな
わち中折れすると同時に、導電線７も断線する。その結
果、第１及び第２母線１０ａ，１０ｂと各導電線７から
なる直列回路が遮断され、電源オフ状態になり、断線検
出装置１３が直列回路の非導通状態を検出することで、
断線検出装置１３内の警報手段としての警報ランプ１３
ｃを点滅させて、利用者や作業者に対して櫛歯２ａの破
損を知らせることができる。
【００１７】実施例２．次に、図３はこの発明の第２の
実施例によるエスカレータの櫛歯破損検出装置の要部を
示す斜視図、図４は図３の実施例における結線状態を示
す概略回路図である。なお、図１に示した実施例と同一
又は同等部分には同一の符号を付し、相違する構成につ
いてのみ以下で説明する。
実施例によるエスカレータの櫛歯破損検出装置の要部を
示す斜視図、図４は図３の実施例における結線状態を示
す概略回路図である。なお、図１に示した実施例と同一
又は同等部分には同一の符号を付し、相違する構成につ
いてのみ以下で説明する。
【００１８】前記コム２の両側面には、一対の第３及び
第４コネクタ１４，１５が設けられ、第３及び第４コネ
クタ１４，１５には導電線７の両端子７ａ，７ｂがそれ
ぞれ接続されている。なお、一方の第３コネクタ１４は
コム２の一側面から断面Ｌ字状に突設されており、他方
の第４コネクタ１５は、コム２の対向側面に凹状に形成
されていると共に、隣接するコム２の第３コネクタ１４
に嵌合できる形状をなしている。従って、第３コネクタ
１４と第４コネクタ１５とを結合させることにより、隣
接するコム２同士を直接的に位置決めすることができる
と共に、各コム２内の各導電線７を、図２に示すように
直列に接続させることができる。
第４コネクタ１４，１５が設けられ、第３及び第４コネ
クタ１４，１５には導電線７の両端子７ａ，７ｂがそれ
ぞれ接続されている。なお、一方の第３コネクタ１４は
コム２の一側面から断面Ｌ字状に突設されており、他方
の第４コネクタ１５は、コム２の対向側面に凹状に形成
されていると共に、隣接するコム２の第３コネクタ１４
に嵌合できる形状をなしている。従って、第３コネクタ
１４と第４コネクタ１５とを結合させることにより、隣
接するコム２同士を直接的に位置決めすることができる
と共に、各コム２内の各導電線７を、図２に示すように
直列に接続させることができる。
【００１９】なお、乗降板１に沿ってコム２同士を並設
して得られたコムユニット２Ａの両端には、コム２の連
結に利用されない第３及び第４コネクタ１４Ａ，１５Ａ
が配設されるが、これら第３コネクタ１４Ａ及び第４コ
ネクタ１５Ａは、配線１６，１７を介して断線検出装置
１３に接続されている。また、この実施例の動作は、前
述した第１実施例の動作説明と同一であるから、その説
明は省略する。
して得られたコムユニット２Ａの両端には、コム２の連
結に利用されない第３及び第４コネクタ１４Ａ，１５Ａ
が配設されるが、これら第３コネクタ１４Ａ及び第４コ
ネクタ１５Ａは、配線１６，１７を介して断線検出装置
１３に接続されている。また、この実施例の動作は、前
述した第１実施例の動作説明と同一であるから、その説
明は省略する。
【００２０】この発明は、前述した実施例に限定される
ものではなく、図２及び図４に示した断線検出装置１３
内の回路構成は、あくまで例示であり、櫛歯２ａ内の導
電線７に電流を供給できると共に、導電線７の断線を検
出することができるものであれば、どのような回路構成
であってもよい。
ものではなく、図２及び図４に示した断線検出装置１３
内の回路構成は、あくまで例示であり、櫛歯２ａ内の導
電線７に電流を供給できると共に、導電線７の断線を検
出することができるものであれば、どのような回路構成
であってもよい。
【００２１】
【発明の効果】この発明による請求項１のエスカレータ
の櫛歯破損検出装置は、各櫛歯内に直列状態で配設され
た導電線と、この導電線の断線を検出する断線検出装置
とを備えているため、櫛歯が中折れした場合でも利用者
の安全を十分に確保することができ、櫛歯の損傷を巡回
や目視に頼ることなく確実に検出することができるとい
った優れた効果がある。
の櫛歯破損検出装置は、各櫛歯内に直列状態で配設され
た導電線と、この導電線の断線を検出する断線検出装置
とを備えているため、櫛歯が中折れした場合でも利用者
の安全を十分に確保することができ、櫛歯の損傷を巡回
や目視に頼ることなく確実に検出することができるとい
った優れた効果がある。
【００２２】この発明による請求項２のエスカレータの
櫛歯破損検出装置は、各コム内の前記各導電線の両端子
をそれぞれ直列に接続させるコネクタを、前記各コムに
それぞれ設けているため、コム相互間の確実な直列接続
を簡単かつ確実に行うことができるといった優れた効果
がある。
櫛歯破損検出装置は、各コム内の前記各導電線の両端子
をそれぞれ直列に接続させるコネクタを、前記各コムに
それぞれ設けているため、コム相互間の確実な直列接続
を簡単かつ確実に行うことができるといった優れた効果
がある。
【図１】この発明の第１の実施例によるエスカレータの
櫛歯破損検出装置の要部を示す斜視図である。
櫛歯破損検出装置の要部を示す斜視図である。
【図２】図１の実施例における結線状態を示す概略回路
図である。
図である。
【図３】この発明の第２の実施例によるエスカレータの
櫛歯破損検出装置の要部を示す斜視図である。
櫛歯破損検出装置の要部を示す斜視図である。
【図４】図２の実施例における結線状態を示す概略回路
図である。
図である。
【図５】一般的なエスカレータのコムを示す斜視図であ
る。
る。
１ 乗降板 ２ コム ２ａ 櫛歯 ３ 踏段 ３ａ クリート ７ 導電線 １３ 断線検出装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年９月２９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】ここで、前述のように構成したエスカレー
タにおいて、踏段３のクリート３ａとコム２の櫛歯２ａ
との間に異物が挟まり、この異物が櫛歯２ａの先端に強
く当たると、櫛歯２ａの先端が符号２ｂのように破損す
なわち中折れする場合がある。この破損の多くは、運転
中に不意に発生するものであるから、試運転や日常の定
期点検、或は異常な音に気付いて現場を直接に目視点検
する作業員によって発見される。ところが、定期点検等
で見つからず、しかも点検直後に櫛歯２ａの破損が発生
した場合には、次回の点検まで櫛歯２ａを破損させたま
ま運転されてしまう。その結果、櫛歯２ａ間が広がっ
て、この部分に履物等が引っ掛かったり、足の指が挟ま
れたりする虞れがあり、非常に危険である。また、櫛歯
２ａが折れずにひび割れの状態になっていることもあ
り、この状態も非常に危険である。
タにおいて、踏段３のクリート３ａとコム２の櫛歯２ａ
との間に異物が挟まり、この異物が櫛歯２ａの先端に強
く当たると、櫛歯２ａの先端が符号２ｂのように破損す
なわち中折れする場合がある。この破損の多くは、運転
中に不意に発生するものであるから、試運転や日常の定
期点検、或は異常な音に気付いて現場を直接に目視点検
する作業員によって発見される。ところが、定期点検等
で見つからず、しかも点検直後に櫛歯２ａの破損が発生
した場合には、次回の点検まで櫛歯２ａを破損させたま
ま運転されてしまう。その結果、櫛歯２ａ間が広がっ
て、この部分に履物等が引っ掛かったり、足の指が挟ま
れたりする虞れがあり、非常に危険である。また、櫛歯
２ａが折れずにひび割れの状態になっていることもあ
り、この状態も非常に危険である。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】実施例１．図１はこの発明の第１の実施例
によるエスカレータの櫛歯破損検出装置の要部を示す斜
視図、図２は図１の実施例における結線状態を示す概略
回路図である。図１において、１は図示しないフロアか
ら延びる乗降板、１ｂは乗降板１から延びる支持板、２
は支持板１ｂ上に配置されると共に乗降板１に沿って互
いに並設させたプラスチック材からなるコム、２ａはコ
ム２の先端に一体的に形成すると共に踏段（図示せず）
の上面に形成した複数のクリート（図示せず）内を摺動
する複数の櫛歯、５はコム２に形成した穿孔、６は支持
板１ｂ上にコム２を載置した時に各穿孔５に対峙すると
共に締結ボルト４を螺合させるための雌ねじ部である。
によるエスカレータの櫛歯破損検出装置の要部を示す斜
視図、図２は図１の実施例における結線状態を示す概略
回路図である。図１において、１は図示しないフロアか
ら延びる乗降板、１ｂは乗降板１から延びる支持板、２
は支持板１ｂ上に配置されると共に乗降板１に沿って互
いに並設させたプラスチック材からなるコム、２ａはコ
ム２の先端に一体的に形成すると共に踏段（図示せず）
の上面に形成した複数のクリート（図示せず）内を摺動
する複数の櫛歯、５はコム２に形成した穿孔、６は支持
板１ｂ上にコム２を載置した時に各穿孔５に対峙すると
共に締結ボルト４を螺合させるための雌ねじ部である。
Claims (2)
- 【請求項１】 踏段の上面に形成した複数のクリート
と、乗降板から延在すると共に乗降板に沿って並設した
複数のコムと、前記各コムの先端に設けて前記クリート
内を摺動する櫛歯とを備えたエスカレータにおいて、 前記各櫛歯内に設けられ互いに直列状態で配設された複
数の導電線と、この各導電線の断線を検出する断線検出
装置とを備えたことを特徴とするエスカレータの櫛歯破
損検出装置。 - 【請求項２】 前記各コム内の前記各導電線の両端子を
それぞれ直列に接続させるコネクタを、前記各コムにそ
れぞれ設けたことを特徴とする請求項１記載のエスカレ
ータの櫛歯破損検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17424493A JPH0725575A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | エスカレータの櫛歯破損検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17424493A JPH0725575A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | エスカレータの櫛歯破損検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0725575A true JPH0725575A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15975242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17424493A Pending JPH0725575A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | エスカレータの櫛歯破損検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725575A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000053521A1 (de) * | 1999-03-06 | 2000-09-14 | Kone Corporation | Kammprofil für kammträger von rolltreppen und rollsteigen |
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| US10071884B2 (en) | 2016-07-29 | 2018-09-11 | Otis Elevator Company | Detection of state of engagement between step and comb plate of passenger conveyor |
| JPWO2019142308A1 (ja) * | 2018-01-19 | 2020-11-26 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア及び櫛板破損検知装置 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP17424493A patent/JPH0725575A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPWO2019142308A1 (ja) * | 2018-01-19 | 2020-11-26 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア及び櫛板破損検知装置 |
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