JPH07255537A - 棚板支持用ブラケット及び棚板支持構造 - Google Patents

棚板支持用ブラケット及び棚板支持構造

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JPH07255537A
JPH07255537A JP7528594A JP7528594A JPH07255537A JP H07255537 A JPH07255537 A JP H07255537A JP 7528594 A JP7528594 A JP 7528594A JP 7528594 A JP7528594 A JP 7528594A JP H07255537 A JPH07255537 A JP H07255537A
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Yukinobu Tsuji
志信 辻
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 棚板の手前側両端を支持用のブラケットでカ
バーすること。 【構成】 一対の側板10間に棚板13がブラケット1
2によって支持されている。ブラケット12と棚板13
の奥行長さは側板10よりも長く設定されている。ブラ
ケット12は、側板10に係合された状態で側板10に
面接触する第1の片21を備えており、この第1の片2
1は側板10の手前側端面10Aより反奥行方向に所定
量突出する。この突出した部分は、棚板13の手前側両
端をカバー可能とされている。前記第1の片21には、
当該第1の片21に沿って延びる第2の片22が連設さ
れており、この第2の片22にガイドされつつ棚板13
がスライド装着可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は棚板支持用ブラケット及
び棚板支持構造に係り、特に、側板の手前側端面から反
奥行方向に突出する大きさを備えた棚板を支持するに好
適なブラケット及びこれを用いた棚板支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種の日用品、雑貨あるいは書物等を載
置可能な棚板を有する什器は、一般に、側板に対してブ
ラケットが高さ位置調整可能に設けられており、このブ
ラケットに所定の平面形状を備えた棚板が支持される構
成となっている。
【0003】図10及び図11には従来の棚板支持用ブ
ラケット及び棚板支持構造の要部概略構成が示されてい
る。これらの図において、背面プレート51の左右両端
部には、一対の側板50が相互に平行に立設されてい
る。これらの側板50の相対向面にはブラケット52が
それぞれ係合構造を介して装着され、このブラケット5
2を介して棚板53が着脱可能に支持されるようになっ
ている。
【0004】ブラケット52は、図11に示されるよう
に、側板50の奥行方向に沿って水平に延びる細長い板
状の第1の片55と、この第1の片55の短寸巾方向に
おける一側縁から図中上方に起立された第2の片56
と、第1の片の長手方向に沿って相互に所定間隔を隔て
て固定された一対のフック57とを備えて構成されてい
る。これらのフック57は、前記各側板50の相対向面
に穿設された穴60にそれぞれ挿入可能とされ、これに
より各ブラケット50が側板50の所定高さ位置に装着
できるようになっている。
【0005】前記棚板53は平面形状が略長方形をなし
ており、その短寸巾方向における長さ、すなわち奥行長
さが前記側板50よりも長く設けられ、ブラケット50
に支持された状態で棚板53の手前側領域が側板50の
手前側端面50Aより反奥行方向に所定量突出する大き
さに設けられている。この棚板53の長手方向両端縁に
は、垂下片61がそれぞれ設けられており、これらの垂
下片61がブラケット52における第2の片56を跨い
で第1の片55上に載置され、これにより棚板53がブ
ラケット52で支持されるようになっている。なお、棚
板53は、その手前側が滑らかな弧を描くように折り返
されて奥行方向に若干延びる折り返し片62を備えた形
状に設けられている。
【0006】このような構成によれば、前記棚板53
は、その奥行方向における長さが側板50よりも長く設
けられているため、載置される対象物の載置有効面積の
拡大が図れ、特に比較的大きな書籍等を安定して載置で
きるという利点を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
棚板53は、その手前側領域が側板50の手前側端面5
0Aより突出するものであるため、当該突出した領域の
左右両端における棚板53の上面と前記折り返し片62
との間に位置する垂下片61が表出するとともに、段押
しや釣り穴等が表出し、外観上の体裁を大きく損なうと
いう不都合があった。
【0008】このような不都合を改善するためには、棚
板53の上面と折り返し片62との空間に対応した形状
を有するキャップを別途に形成し、当該キャップを嵌め
込むことも行われるが、この場合には部品点数を増加さ
せて製造コストの低廉化に反するばかりでなく作業工数
の増加も招来し、さらに、棚板53上面への載置対象物
の搬入、搬出作業等の際に、作業者又は載置対象物がキ
ャップに不用意に接触してキャップが外れる虞も回避し
得ないという不都合もあった。
【0009】さらに、従来の構造は、棚板53をブラケ
ット52に支持させる場合に、棚板53を略水平若しく
は若干傾斜させて棚板53間に入れ、上方より降下させ
て棚板53の両端部分を各ブラケット52上に載置係合
させるものである。従って、棚板53で側板50の相対
向面等を傷付けないように慎重な作業が要求され、作業
の迅速化が図れず、場合によっては、側板50を傷付け
て商品価値を大きく損なうという不都合もあった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、このような不都合を改善する
ために案出されたものであり、その目的は、側板の奥行
長さよりも長い奥行を有する棚板を支持するにあたり、
側板の手前側端面より突出する棚板の両端を既存の部品
利用でカバーすることができ、部品点数を増加させるこ
となく棚板の外観上の体裁を良好に確保し、かつ、棚板
を傷付ける虞を回避しつつ組立作業の簡易、迅速化を図
ることができる棚板支持用ブラケット及び棚板支持構造
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、所定間隔を隔てて配置される側板間に棚
板を支持するためのブラケットにおいて、前記側板に面
接触可能に設けられるとともに当該側板に係合可能なフ
ックを有する第1の片と、この第1の片に連設されると
ともに、前記棚板を略水平方向にガイドして当該棚板を
載置可能な第2の片とを備え、前記第1の片は前記側板
の手前側端面より反奥行方向に突出する部分を有し、当
該部分は前記棚板の両端部をカバー可能な長さに設けら
れる、という構成を採っている。
【0012】また、本発明に係る他の棚板支持用ブラケ
ットは、所定間隔を隔てて配置される側板間に棚板を支
持するためのブラケットにおいて、前記側板に面接触可
能に設けられるとともに当該側板に係合可能なフックを
有する第1の片と、この第1の片に連設されるととも
に、前記棚板を略水平方向にガイドして当該棚板を載置
可能な第2の片とを備え、前記第1の片は前記側板の手
前側端面より反奥行方向に突出する部分を有するととも
に、当該部分は前記棚板の両端部をカバー可能な長さに
設けられ、かつ、前記第2の片には棚板の一部と係合可
能に設けられた浮上規制片が奥行方向に沿って連設され
る、という構成を採っている。
【0013】さらに、本発明に係る棚板支持構造は、所
定間隔を隔てて配置される側板と、これら側板の相対向
面に装着されるとともに、当該側板の奥行方向に沿って
設けられるブラケットと、前記側板よりも長い奥行きを
有し、かつ、前記ブラケットに係合された状態で、前記
側板の手前側端面より反奥行方向に所定距離突出する棚
板とを備え、前記ブラケットは、前記側板の手前側端面
より反奥行方向に所定距離突出する部分を有し、当該部
分が前記棚板の両端部をカバー可能に設けられる、とい
う構成を採っている。
【0014】また、本発明に係る他の棚板支持構造は、
所定間隔を隔てて配置される側板と、これら側板の相対
向面に装着されるとともに、当該側板の奥行方向に沿っ
て設けられるブラケットと、前記側板よりも長い奥行き
を有し、かつ、前記ブラケットに係合された状態で、前
記側板の手前側端面より反奥行方向に所定距離突出する
棚板とを備え、前記ブラケットは、前記側板に面接触可
能に設けられるとともに当該側板に係合可能なフックを
有する第1の片と、この第1の片に連設されるととも
に、前記棚板を略水平方向にガイドして載置可能な第2
の片とを備え、前記第1の片は前記側板の手前側端面よ
り反奥行方向に突出する部分を有し、当該部分が前記棚
板の両端部をカバー可能に設けられ、かつ、前記第2の
片には棚板の一部と係合可能に設けられた浮上規制片が
奥行方向に沿って連設される、という構成を採ってい
る。
【0015】
【作用】本発明においては、ブラケットのフックを側板
に係合させた際に、第1の片の一側面が側板の面に面接
触した状態となる、この第1の片は、側板に装着された
状態で反奥行方向側が棚板の手前側端面より突出するこ
ととなる。ブラケットに対する棚板の支持は、前記第1
の片に連設された第2の片に沿わせて棚板をブラケット
の奥行方向にスライドさせることによって行われ、所定
位置に棚板が支持された状態で当該棚板の手前側両端が
第1の片によってカバーされる。
【0016】前記第2の片に連設された浮上規制片は、
棚板の長手方向両端部分に係合可能な位置に設けられ、
棚板が上方へ移動しようとする力が加えられても、その
移動を規制して棚板全体の脱落原因を回避する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0018】図1には本実施例の外観を示す概略構成が
示され、図2には、その要部分解斜視図が示されてい
る。これらの図において、書籍、各種の日用品あるいは
雑貨等を陳列するための什器は、所定間隔を隔てて相互
に平行に立設された一対の側板10と、これら側板10
を相互に連結する背面プレート11と、前記側板10の
相対向面10Aに高さ位置調整可能に装着される一対の
棚板支持用ブラケット12と、これらのブラケット12
に支持される棚板13と、図示省略したベースとにより
構成されている。これらの各構成部材は、本実施例では
スチール材等の金属材料を適宜板金加工して形成される
が、用いられる材料は本発明を何等限定するものではな
い。
【0019】前記側板10は、上下方向に向かって比較
的細長く延びており、各側板10の相対向面10Aに
は、側板10の奥行方向、すなわち短寸幅方向2箇所位
置に、ブラケット12を係合構造によって装着するため
の穴10Bが上下方向に沿って複数列設けられている。
【0020】ブラケット12は、図3ないし図5にも示
されるように、側板10の前記相対向面10Aに面接触
する面を備えた細長い形状を備えた第1の片21と、こ
の第1の片21に設けられるとともに、前記側板10の
穴10Aに係合可能なフック20と、第1の片21と直
行する方向に連設されるとともに、第1の片21よりも
僅かに全長が短くされた第2の片22と、この第2の片
22に連設された略L字状の浮上規制片25とにより構
成され、その縦断面形状が閉ループに近い鍵形に形成さ
れている(図5参照)。
【0021】フック20は第1の片21の一部を切り起
こして形成することができ、このフック20は、基端側
から先端側に向かって僅かに幅狭くなった形状を有し、
斜め下方に向けられて側板10に形成された穴10Aへ
の挿入が容易に行われるように設けられている。
【0022】前記第1の片21は、その長手方向全長が
側板10の奥行長さ、すなわち図示例では側板10の短
寸幅方向長さよりも長く設けられており、フック20が
側板10の穴10Bに係合した状態では一部が側板10
の手前側端面10Cよりも反奥行方向に所定量突出する
長さに設けられている。この突出した部分の先端は、略
半円弧形状に形成されており、後述する棚板13の手前
側両端との形態的整合が図られるようになっている。
【0023】第1の片21に連設された第2の片22
は、棚板13を手前側よりスライドさせながら押し込み
ができるようになっている。すなわち、前記フック20
が側板10の穴10Bに係合した状態で略水平方向に位
置する形状を有し、その手前側は第1の片21よりも若
干短くなる位置が端縁とされている。この第2の片22
の奥行方向における後端部と前記第1の片21との連設
部領域には、図3に示されるように、棚板13の抜け止
め作用をなすスリット28が形成されている。
【0024】前記浮上規制片25は、図5に示されるよ
うに、第2の片22の端縁から上方に起立されるととも
に、奥行方向に沿って延びる細長い連結部25Aと、こ
の連結部25Aの上端から第1の片21側に向けられる
とともに、前記第2の片22と略平行な相対位置関係で
奥行方向に延びる水平部25Bとにより構成され、これ
により、前述した閉ループに近い縦断面形状を有する鍵
形のブラケット12が形成される。
【0025】前記棚板13は、図1に示されるように、
奥行方向長さが側板10よりも長く設けられた大きさを
備えており、支持された状態で手前側一定領域が側板1
0の手前側端面10Cよりも反奥行方向に突出するよう
に設けられ、比較的大きな書籍等を載置できるようにな
っている。この棚板13は、図6及び7にも示されるよ
うに、載置面部30と、この載置面部30の手前側端面
を形成する半円弧状部31と、この半円弧状部31に連
なる折り返し部32と、載置面部30の後端に垂下され
るとともに、長手方向両端部分が切り欠かれた後壁部3
3と、載置面部30の長手方向両端に連結された側端部
35と、載置面部30の裏面長手方向に沿って設けられ
た二本の補強棧36とにより構成されている。
【0026】前記側端部35の奥行方向側における端部
には、側端部35の下縁よりも更に下方に延長した抜け
止め防止片35Aが形成されており、この抜け止め防止
片35Aは、ブラケット12に形成されたスリット28
内に入り込んで棚板13の手前側に向かう自由な移動を
防止するようになっている。この側端部35の下縁から
は、内側水平方向に折り曲げられたスライド片38が連
設されているとともに、このスライド片38には、その
端縁から上方に向けられた起立片39が設けられてい
る。この起立片39の上端は、図9に示されるように、
ブラケット12に支持された状態で浮上規制片25によ
って、上方への浮上が規制されるようになっている。な
お、図9においては起立片39の上端と浮上片25との
間の隙間が大きく示されているが、実際には僅かな隙間
寸法に設定される。
【0027】次に、本実施例の組み立て方法と作用につ
いて説明する。
【0028】初期作業において、図示省略したベースに
対し、各側板10を相対配置させるとともに、これらの
側板10間を背面プレート11で相互に連結する。次い
で、各側板10の相対向面10Aに形成された穴10B
の所定高さ位置に、ブラケット12のフック20を係合
させて当該ブラケット12を装着する。この際、フック
20は、その先端が斜め下方に向けられているため、フ
ック20の先端を穴10Bに挿入しつつ下方に引き下げ
ることによって難なくブラケット12の装着を行うこと
ができる。
【0029】このようにしてブラケット12の装着が完
了した後、棚板13を略水平に保持しつつ、棚板13の
側端部35に連設されたスライド片38の後端をブラケ
ット12における第2の片22の手前側端部上に載せ、
その状態で棚板13を奥行方向に押し込む。この時、第
2の片22は細長い片状に形成されている一方、スライ
ド片38も細長い片状であるため、両者の相対的なスラ
イド移動はスムースに行われる。棚板13の押し込みが
完了する位置においては、側端部35に設けられた抜け
止め防止片35Aがブラケット12のスリット28内に
落ち込み、これによって、不用意に棚板13が手前側に
移動することがないようになっている。この際、棚板1
3の手前側両端を形成する前記載置面部30と折り返し
部32との間の隙間は第1の片21の突出した部分でカ
バーされることとなる。
【0030】従って、このような実施例によれば、次の
ような効果を得ることができる。
【0031】すなわち、ブラケット12は、フック20
を備えた第1の片21が側板10に対して面接触するよ
うに構成されているとともに、この第1の片21は側板
10の奥行長さよりも長く設けられ、その手前側部分が
側板10の手前側端面10Cから突出する構成としたか
ら、ブラケット12に支持される棚板13の手前側両端
をカバー可能となり、外観上表出する部分の体裁を良好
に確保することが可能となる。これによれば、棚板13
は、折り返し部32と載置面部30との間に空間が存在
するもの等を対象とでき、従って、当該領域の加工を極
めてシンプルな作業要領にて行うことが可能となる。
【0032】さらに、ブラケット12の装着時には、第
1の片21が側板10の相対向面10Aに面接触するも
のであるため、ブラケット12自体も極めて安定した状
態で装着でき、がたつきを生じることもない。
【0033】また、前記第2の片22は第1の片21に
沿って延びる形状、すなわち奥行方向に沿って延びる形
状としたから、棚板13の側端部35に連設されたスラ
イド片38のガイド面としての作用を奏するため、第2
の片22における手前側にスライド片38の奥行方向端
側を載置させて押し込むことが可能となり、簡易迅速な
る組み立てを行うことができるという効果がある。しか
も、スライド操作での組み立ては、棚板13の側端部3
5などが直接的に側板10の相対向面10Aに触れる虞
がないため、かかる作業の際に側板10に傷を付け易い
という従来の不都合も有効に回避可能となり、商品価値
を低下させることもない。
【0034】さらに、前述の浮上規制片25は奥行方向
に延びる形状に設けるとともに、これに対応する棚板1
3側の起立片39も奥行方向に延びる形状としたから、
何等かの原因で棚板13に上方への不用意な移動力が加
えられることが生じても、浮上規制片25に対して起立
片39の上端縁が直線的に当接するため、衝撃を等しく
分散することができ、鍵状のフックなどを用いて浮上防
止を図る既存構造に比べて棚板13を変形から有効に保
護することが期待できる。
【0035】また、棚板13の側端部35に抜け止め防
止片35Aを設け、この抜け止め防止片35Aはブラケ
ット12のスリット28に落ち込んで当該スリット28
と相互に係合するから、棚板13の装着完了位置が容易
かつ確実に把握できて装着ミスがない。さらに、一般的
に考えた場合、棚板13に対する上方への不用意な力
と、手前側への不用意な力が同時に作用することはない
ため、前述の浮上規制片25による棚板13の浮き上が
り防止作用と相まって確実なる脱落防止を実現すること
が可能となる。
【0036】なお、前記実施例における棚板13の各構
成部材は、図示構成例に限られるものではなく、前記ブ
ラケット12の形状と干渉することなくスライドさせな
がら押し込みできる両端部形状を採用する限り、種々の
形状的変更がなされた棚板も採用することが可能であ
る。すなわち、側板10の手前側端面10Cより反奥行
方向に突出するタイプのもの一般に、本発明を適用する
ことが可能である。例えば、棚板13の側端部35に形
成された抜け止め防止片35Aは、側端部35の中間部
分等に形成し、これと位置的に整合するスリットをブラ
ケット12の第2の片22に形成すること等も考えられ
る。但し、前記実施例で示した位置に抜け止め防止片3
5Aを設けた場合には、対応するスリット28が第2の
片22の端部からの切り欠きで形成でき、打ち抜き加工
を行う必要がなく、加工をより容易に行うことができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
側板の奥行長さよりも長い奥行を有する棚板を支持する
にあたり、側板の手前側端面より突出する棚板の両端を
既存の部品利用でカバーすることができ、部品点数を増
加させることなく棚板の外観上の体裁を良好に確保し、
かつ、棚板を傷付ける虞を回避しつつ組立作業の簡易、
迅速化を図ることができる、という従来にない優れた効
果を奏する棚板支持用ブラケット及び棚板支持構造を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部外観斜視図であ
る。
【図2】前記実施例の要部分解斜視図である。
【図3】ブラケットの側面図である。
【図4】ブラケットの平面図である。
【図5】図3のV−V線矢視断面図である。
【図6】棚板の側面図である。
【図7】一部省略した棚板の裏面図である。
【図8】棚板の背面図である。
【図9】ブラケットと棚板との係合状態を示す要部拡大
断面図である。
【図10】従来の棚板支持構造を説明するための概略斜
視図である。
【図11】図10の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
10 側板 10C 手前側端面 12 ブラケット 13 棚板 21 第1の片 22 第2の片 25 浮上規制片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を隔てて配置される側板間に棚
    板を支持するためのブラケットにおいて、前記側板に面
    接触可能に設けられるとともに当該側板に係合可能なフ
    ックを有する第1の片と、この第1の片に連設されると
    ともに、前記棚板を略水平方向にガイドして当該棚板を
    載置可能な第2の片とを備え、前記第1の片は前記側板
    の手前側端面より反奥行方向に突出する部分を有し、当
    該部分は前記棚板の両端部をカバー可能な長さに設けら
    れていることを特徴とする棚板支持用ブラケット。
  2. 【請求項2】 所定間隔を隔てて配置される側板間に棚
    板を支持するためのブラケットにおいて、前記側板に面
    接触可能に設けられるとともに当該側板に係合可能なフ
    ックを有する第1の片と、この第1の片に連設されると
    ともに、前記棚板を略水平方向にガイドして当該棚板を
    載置可能な第2の片とを備え、前記第1の片は前記側板
    の手前側端面より反奥行方向に突出する部分を有すると
    ともに、当該部分は前記棚板の両端部をカバー可能な長
    さに設けられ、かつ、前記第2の片には棚板の一部と係
    合可能に設けられた浮上規制片が奥行方向に沿って連設
    されていることを特徴とする棚板支持用ブラケット。
  3. 【請求項3】 所定間隔を隔てて配置される側板と、こ
    れら側板の相対向面に装着されるとともに、当該側板の
    奥行方向に沿って設けられるブラケットと、前記側板よ
    りも長い奥行きを有し、かつ、前記ブラケットに係合さ
    れた状態で、前記側板の手前側端面より反奥行方向に所
    定距離突出する棚板とを備え、前記ブラケットは、前記
    側板の手前側端面より反奥行方向に所定距離突出する部
    分を有し、当該部分が前記棚板の手前側両端部分をカバ
    ー可能に設けられていることを特徴とする棚板支持構
    造。
  4. 【請求項4】 所定間隔を隔てて配置される側板と、こ
    れら側板の相対向面に装着されるとともに、当該側板の
    奥行方向に沿って設けられるブラケットと、前記側板よ
    りも長い奥行きを有し、かつ、前記ブラケットに係合さ
    れた状態で、前記側板の手前側端面より反奥行方向に所
    定距離突出する棚板とを備え、前記ブラケットは、前記
    側板に面接触可能に設けられるとともに当該側板に係合
    可能なフックを有する第1の片と、この第1の片に連設
    されるとともに、前記棚板を略水平方向にガイドして載
    置可能な第2の片とを備え、前記第1の片は前記側板の
    手前側端面より反奥行方向に突出する部分を有し、当該
    部分が前記棚板の両端部をカバー可能に設けられ、か
    つ、前記第2の片には棚板の一部と係合可能に設けられ
    た浮上規制片が奥行方向に沿って連設されていることを
    特徴とする棚板支持構造。
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