JP2024015560A - 収納棚および棚受金具 - Google Patents

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朋宏 小河原
Tomohiro Ogawara
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Abstract

【課題】主に、棚板の着脱を容易に行い得るようにする。【解決手段】平面視矩形状をした棚板2と、棚板2の各コーナー部11の近傍に設置された4本の棚柱12と、棚板2の各コーナー部11にそれぞれ一体に取付けられた棚受金具13とを備えた収納棚1に関する。棚柱12は、棚板2の幅方向Yの端面2dと対向する棚板取付面12aに係止穴17を有している。棚受金具13は、幅方向Yへ延びて係止穴17に挿入係止可能なフック部18を有している。棚柱12の棚板取付面12aと棚板2の端面2dとの間に間隙Sが形成されており、棚受金具13は、フック部18が、間隙Sよりも長く延びている。【選択図】図12

Description

この発明は、収納棚および棚受金具に関する。
棚板の高さを変更可能な収納棚が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の収納棚は、壁面に取付けた棚柱に対し、棚板の奥側の側面に取付けた棚受金具を係止させることで、棚板を片持状態で壁面に保持させるようにしている。
特開2022-83695号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された収納棚には、棚柱に対する棚受金具による棚板の着脱を、棚板の奥側の側面の位置で行っている。そのため、上記した収納棚は、棚柱と棚板との着脱箇所が目視し難くかった。また、上記した収納棚は、着脱箇所とは反対側となる棚板の手前側の部分を持って棚板を前後方向に操作しなければならないので、棚板の着脱が容易ではないという問題などがあった。
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。
上記課題に対して、本発明は、
平面視矩形状をした棚板と、
前記棚板の各コーナー部の近傍に設置された4本の棚柱と、
前記棚板の前記各コーナー部にそれぞれ一体に取付けられた棚受金具と、を備えた収納棚であって、
前記棚柱は、前記棚板の幅方向の端面と対向する棚板取付面に係止穴を有し、
前記棚受金具は、前記幅方向へ延びて前記係止穴に挿入係止可能なフック部を有し、
前記棚柱の前記棚板取付面と前記棚板の前記端面との間に間隙が形成され、前記棚受金具は、前記フック部が、前記間隙よりも長く延びていることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、棚板の着脱を容易に行うことなどができる。
実施例1にかかる収納棚の全体図である。このうち、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は棚柱の周辺を側方から見た縦断面図である。 収納スペースの両側壁に棚柱を取付ける状態を示す斜視図である。 棚柱を取付けた側壁を図2の矢視方向から見た側面図である。 収納棚の部分拡大斜視図である。 (a)は棚受金具を取付けた棚板の底面図、(b)は(a)の側面図である。 棚柱の棚板取付面を示す拡大図である。 棚柱の部品図である。このうち、(a)は幅方向から見た図、(b)は奥行方向から見た図、(c)は端面図である。 棚板に取付けた棚受金具を下方から見た斜視図である。 棚受金具の部品図である。このうち、(a)は底面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 図9の棚受金具と対を成す左右反対勝手の棚受金具の部品図である。このうち、(a)は底面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 棚板に棚受金具を取付ける状態を示す分解側面図である。 収納棚の幅方向の端部の部分拡大図である。このうち、(a)は棚柱に対する棚受金具の取付部分の縦断面図、(b)は(a)の平面図である。 (a)~(d)は、棚柱に棚板を取付ける工程を順に示す工程図である。 図13(a)における棚板の両端面の状態を示す斜視図である。このうち、(a)は先に取付穴にフック部を挿入した一側、(b)は後から取付穴にフック部を挿入する他側の状態である。 実施例2にかかる収納棚の全体図である。このうち、(a)は正面図、(b)は平面図である。 図15Aの収納棚の縦断面図である。このうち、(a)は幅方向の端部における、第一の棚柱の周辺を側方から見た縦断面図、(b)は幅方向の中央部における中間棚柱の周辺を側方から見た縦断面図である。 (a)は実施例2にかかる収納棚の部分的な斜視図、(b)は中間棚柱に対する棚板の取付状態を示す、側方から見た部分拡大図である。 中間棚柱の部品図である。このうち、(a)は奥行方向から見た図、(b)は幅方向から見た図、(c)は上側の横材の縦断面図、(d)は一対の中間棚柱を備えた中間枠の下部の横断面図、(e)は下側の横材の縦断面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1~図17は、この実施の形態を説明するためのものである。このうち、図1~図14は実施例1、図15A~図17は実施例2である。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
図1に示すような収納棚1を、住宅などの建物の内部に設置する。収納棚1は、物を収納する収納装置であり、棚板2を備えている。
ここで、建物は、木造、コンクリート造、鉄骨造など、どのような構造でも良い。この実施例では、建物は、複数の箱型の建物ユニットで構成されたユニット建物とされている。
棚板2は、収納棚1の構成部品の一つであり、物を載せる面を有する水平な横面材である。棚板2は、単数、または、異なる高さで複数枚設けられる。
方向について説明すると、収納棚1は、向かって手前側と奥側とを結ぶ水平な方向が奥行方向X(または前後方向)となる。また、奥行方向Xに向かって棚板2が横へ延びる水平な方向が収納棚1の幅方向Yとなる。複数枚の棚板2を設置する上下の方向が収納棚1の高さ方向Z(または上下方向)となる。奥行方向X、幅方向Y、高さ方向Zは、互いに直交する。棚板2の高さは、棚板2が設置される高さ方向Zの位置となる。
そして、収納棚1は、図2(~図4)に示すように、建物の壁を利用して設置される。
壁は、建物の内部に設けられて、建物内の空間を仕切る縦の面である。収納棚1を設置する壁は、向かって奥側となる奥壁3と、幅方向Yの両側に位置する一対の平行な側壁4との3面を有して、クローゼットなどの収納スペースを構成するものが好ましい。両側壁4は、奥壁3の両側に位置して、離間した状態で互いに対向される。
各壁(奥壁3、側壁4)は、パネル枠5と面材6とを有するパネル状のものとしても良い(図1)。パネル枠5は、一対の縦枠5aと一対の横枠5bとから成る矩形状をしている。パネル枠5は、内部(の縦枠5a間)に、高さ方向Zに間隔を有して複数本の横桟5c有している。面材6は、パネル枠5とほぼ同じ矩形状およびほぼ同じ大きさとされて、パネル枠5の片面または両面に取付けられる。面材6は、少なくとも、パネル枠5における、収納スペースの内側となる面に取付けられる。収納スペースには、床7や天井なども設けられる。
上記のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えても良い。
(1a)収納棚1は、
図5に示すような、平面視矩形状をした棚板2と、
図6(図7)に示すような、棚板2の各コーナー部11の近傍に設置された4本の棚柱12と、
図8(~図11)に示すような、棚板2の各コーナー部11にそれぞれ一体に取付けられた棚受金具13と、を備えている。
ここで、収納棚1は、棚板2と棚柱12と棚受金具13とを有して、棚板2の高さを容易に変更できるようにした可変式の収納装置である。棚板2と棚柱12は、上記した収納スペースに収まる大きさに形成される。なお、収納棚1は、棚板2を大きくして、棚柱12を小さくすることで、収納力が高くなる。
棚板2(図5)は、必要な強度や外観品質などが得られれば、どのような材質のものでも良い。平面視矩形状の棚板2は、上面2aおよび下面2bと、奥行方向Xの手前側および奥側の側面2cと、幅方向Yの両側の端面2dとを有する矩形状とされる。上面2aおよび下面2bは、平坦な横向きの面とされる。側面2cは、幅方向Yに直線状に延びる細長い平坦な縦向きの面とされる。端面2dは、奥行方向Xに直線状に延びる細長い平坦な縦向きの面とされる。
棚板2は、収納スペースの幅方向Yの両側に設置した一対の棚柱12の間に入る大きさとされる。この実施例では、収納スペースは、棚板2を一枚のみ設置可能な幅になっている。即ち、棚板2は、幅方向Yに離間して設置された一対の棚柱12の間に、横に一枚のみ設置される。
コーナー部11は、平面視矩形状をした棚板2の4つの角部分である。コーナー部11は、棚柱12の側面2cと端面2dとの交差部分にほぼ直角に形成される。
棚柱12(図6)は、収納棚1の本体部分を構成する縦部材であり、棚板2を所要の高さに支持する。棚柱12は、必要な強度や外観品質などが得られるものとされる。棚板2は、一般的な収納棚1に使用されるものと同程度またはそれ以下の断面の大きさを有するものが使用される。棚柱12は、収納スペースを構成する壁における、幅方向Yの両側に位置する両側壁4に対して、奥行方向Xの手前側と奥側の位置に取付けられる(図2)。
まず、4本の棚柱12は、平面的に見て、矩形状を形成する位置に設置されることで、奥行方向Xに間隔を有して隣接し、幅方向Yに間隔を有して対向した状態で離間し、互いに平行となる。
4本の棚柱12は、奥行方向Xに対しては、各側壁4に、棚板2の奥行方向Xの寸法とほぼ同じかそれよりも若干広い間隔を有して固定される。
この際、奥側となる棚柱12は、奥壁3から僅かに手前側に離して設置しても良い。これにより、棚板2(の奥側の側面2c)と、奥壁3との間に、指を入れる隙間(指入隙間f、図3)を形成しても良い。指入隙間fは、例えば、15mm~25mmの範囲内で適宜設定すれば良い。この実施例では、指入隙間fは、例えば、20mm程度に設定している。
4本の棚柱12は、幅方向Yに対しては、対向する側壁4に、棚柱12の対向部間が棚板2の幅方向Yの寸法よりも若干広くなるように対向して設置される。これは、棚板2を幅方向Yに対して1枚のみ設置する場合の構成となる。
棚柱12は、下端部が床7に達する長さに形成しても良いが、下端部が床7に達しない長さにしても良い。下端部を床7に達しない長さにする場合、棚柱12は、床7よりも上側に、下端部を床7から離して取付けられる。棚柱12の下端部の位置は、例えば、最も低い棚板2の高さまたはそれよりも若干低い位置に設定される(下端高さh、図3)。これにより、棚柱12の全長が短く抑えられる。
そして、棚柱12(図6、図7)は、棚板2を取付ける棚板取付面12aと、棚板取付面12aの両側縁部から面外方向の同じ側へ同じ長さで平行に延びる一対の側面部12bとを有するC字断面の長尺部材とされる。側面部12bは、取付ける側壁4の側へ延ばされる。
棚柱12は、均一の断面を有する金属製の部材で形成され、棚板取付面12aおよび側面部12bは、全長に亘って同じとなるほぼ一定の肉厚t(図7(c))を有している。そして、棚柱12は、内部(一対の側面部12b間の部分)が中空状態になっている。
棚柱12には、棚板取付面12aに、取付穴12c(丸穴)が貫通形成され、棚板取付面12aは、側壁4に対し取付穴12cを通してネジ14(図2)などによってほぼ面直に取付けられる。
取付穴12cは、少なくとも棚柱12の上端部近傍と下端部近傍における、側壁4のパネル枠5など(縦枠5aや横枠5bや横桟5c)が有る位置に設けられる。これにより、棚柱12は、パネル枠5にネジ14で固定される。
棚柱12の上端部近傍と下端部近傍の取付穴12cは、棚柱12の端部からの距離を異ならせて設けても良い。このように取付穴12cの端部からの距離に違いを持たせることで、棚柱12は、上下の向きに区別を有するものとなる。
また、取付穴12cは、棚柱12の中間部に適宜設けても良い。中間部の取付穴12cは、側壁4のパネル枠5など(例えば、横桟5c)の位置に設けられる。取付穴12cは、係止穴17と重ならない位置に設けられる。
なお、棚柱12の上下端部には、端部キャップ15(図6)が取付けられる。
棚柱12は、側壁4に対し、棚板取付面12aを幅方向Yと垂直な方向へ向けて設置され、棚板取付面12aをネジ14(図2)でほぼ幅方向Yに側壁4に固定される。このとき、棚柱12の側面部12bは、奥行方向Xと垂直な方向へ向けられる。側面部12bが側壁4に当接され、棚板取付面12aが収納スペースの内側に向けられて側壁4から離間される。
これにより、幅方向Yに対する中空の棚柱12の内部空間の大きさは、棚板取付面12aの肉厚tを除いた側面部12bの長さ(柱幅w、図7)となる。また、上記した棚柱12の対向部間は、対向する棚柱12における、対向する棚板取付面12aの表面間となる。
棚受金具13(図8)は、棚板2に取付けて、棚板2を棚柱12に支持させる金具である。棚受金具13は、必要な強度や外観品質などが得られるものとされる。棚受金具13は、棚板2にネジ16で一体に取付けられる。棚受金具13は、棚板2に対し、相対移動しないように固定される。この実施例の棚受金具13は、棚板2から取外さずに棚板2の高さを変更できる構造を有している。棚受金具13は、図9、図10にそれぞれ示すような、左右反対勝手のものが、2種類用意され、棚板2の対角位置のものが同じとなるように2個ずつ使用される。
(1b)図12に示すように、収納棚1では、
棚柱12は、棚板2の幅方向Yの端面2dと対向する棚板取付面12aに係止穴17を有している。
棚受金具13は、幅方向Yへ延びて係止穴17に挿入係止可能なフック部18を有している。
そして、棚柱12の棚板取付面12aと棚板2の端面2dとの間に間隙Sが形成され、棚受金具13は、フック部18が、間隙Sよりも長く延びている。
ここで、棚柱12の棚板取付面12aは、棚柱12における、棚板2の側となる幅方向Yと垂直な縦向きの面である。棚板取付面12aは、棚板2の同じ側の端面2dと間隙Sを有して部分的に対向する。棚板取付面12aは、少なくとも係止穴17の片側のほぼ半部が、棚板2の端面2dの一部と対向する。棚板2の端面2dは、奥行方向Xの手前側と奥側の部分が、棚板取付面12aの一部と対向する。
係止穴17は、棚柱12の棚板取付面12aに貫通形成された、フック部18を受け入れるための穴である。フック部18の先端を係止穴17へ挿入することにより、係止穴17は、フック部18を係止状態で保持する。
係止穴17は、フック部18の挿脱が可能な大きさ(高さ)で縦に延びる角穴(縦穴)とされる。係止穴17は、奥行方向Xの寸法(穴幅)が、フック部18の板厚とほぼ同じかそれよりも若干広くなっている。
係止穴17は、高さ方向Zに対し、間隔を有して複数形成される。上下の係止穴17は、棚板2を設置する高さの調整に必要な適宜の間隔を有して形成される。係止穴17は、複数本の棚柱12の間では、互いに同じ高さに揃えて形成される。
フック部18は、棚受金具13における、幅方向Yの外方(側壁4の側)へ向けて突出する突出部分である。フック部18は、係止穴17へ挿入されて、係止穴17に係止保持される。フック部18は、棚板2の支持に必要な強度(耐荷重)や係止状態が得られる形状や大きさとされる。フック部18については後述する。
間隙Sは、棚柱12と棚板2との間に形成される幅方向Yの離間スペースである。間隙Sは、棚柱12の棚板取付面12aと、棚板2の端面2dとの対向部分間に形成される。間隙Sによって、棚板2は、棚柱12と直接接触しないように棚柱12に離して取付けられる。間隙Sは、棚板2の幅方向Yの寸法を短くすることによって形成される。なお、棚板2の端面2dの中間部分と側壁4との間にも、(間隙Sと繋がる間隙Sよりも)大きな隙間スペースが形成されるが、この隙間スペースは、上記した間隙Sとは異なるものである。
間隙Sは、棚板2の幅方向Yに対しては、片側または両側に形成される。棚板2の幅方向Yの両側に間隙Sを有する場合、両側の間隙Sは、互いに異なる大きさにしたり、互いに同じ大きさにしたりできる。この実施例では、両側の間隙Sは、互いに同じ大きさに設定している。この場合、収納棚1は左右対称形状になる。
棚板2の端面2dは、上記したように、棚板2の幅方向Yの両側の面であり、棚柱12の棚板取付面12aおよび側壁4と対向する。
(2)以下、上記収納棚1における、平面視矩形状をした棚板2のコーナー部11に一体に取付けられる棚受金具13(図8~図11)について説明する。
棚受金具13は、
棚板2の下面2bに固定される下面取付部21と、
棚板2の手前側または奥側の側面2cに当接される側面当接部22と、を有するL型の金具本体23を備えている。
金具本体23は、側面当接部22から棚板2の幅方向Yの外方へ延びるフック部18を有している。
ここで、棚板2の下面2bは、矩形板状の棚板2を水平に設置したときに、高さ方向Zの下側に向けられる、棚板2の横向きの面である。棚板2の下面2bは、平らな面になっており、棚受金具13の取付面となる。棚受金具13は、下面2bを上に向けた状態で棚板2に取付けられる。
下面取付部21は、棚板2の下面2bに当接状態で固定されるようにした、棚受金具13の横向きの面(当接固定面)である。棚受金具13の下面取付部21は、平らな面になっている。
下面取付部21には、ネジ16の挿通穴21aが設けられる。挿通穴21aは、丸穴としても良いが、幅方向Yへ延びる長孔としても良い。
棚板2の側面2cは、矩形板状の棚板2を水平に設置したときに、奥行方向Xの手前側または奥側へ向けられる、棚板2の縦向きの面である。棚板2の側面2cは、棚板2の厚みとなる一定の高さを有する平らな面になっている。
側面当接部22は、棚板2の側面2cにほぼ当接状態で係止されるようにした、棚受金具13の縦向きの面(当接係止面)である。棚受金具13の側面当接部22は、棚板2の厚みとほぼ同じかそれよりも若干低いまたは高いほぼ一定の高さを有する平らな面になっている。
この実施例では、側面当接部22は、下面取付部21からほぼ棚板2の側面2cの厚み部だけ上に立上がることで、棚板2の上面2aと側面当接部22の上縁部とがほぼ同一位置に揃えられる。
金具本体23は、棚受金具13の棚板2に対する取付部分であり、下面取付部21と側面当接部22とを一体に有することで、幅方向Yから見てほぼL型とされる。金具本体23は、下面取付部21と側面当接部22とをほぼ直角に曲げ加工して形成しても良い。金具本体23は、下面取付部21と側面当接部22とを棚板2の下面2bと側面2cとに沿わせて設置することで、高さ方向Zに対し、棚板2の上面2aと下面2bとの間にほぼ納まるように取付けられる。金具本体23は、必要に応じて、各部にアール加工などを施しても良い。
フック部18は、棚受金具13の棚柱12に対する係止部分であり、金具本体23に一体に形成される。フック部18は、側面当接部22の棚柱12の側、または、幅方向Yの外側の縁部(外端縁部分)から、棚柱12の棚板取付面12aへ向けて幅方向Yの外方へ、棚板取付面12aを越える長さに延びる。これにより、フック部18の幅方向Yの全長(フック長L)は、棚柱12と棚板2との間隙Sよりも長くなる(間隙S<フック長L)。フック長Lは、側壁4に到達する長さよりも短いものとされる。また、フック部18は、側面当接部22と面一な縦向きの面とされる。フック部18は、高さ方向Zに対し、棚板2の上面2aと下面2bとの間にほぼ納まるように形成される。
(3)上記した棚受金具13では、
側面当接部22は、フック部18の基部が、棚板2の端面2dに対する、幅方向Yの位置決め部22aになっていても良い。
ここで、フック部18の基部は、側面当接部22から延びるフック部18の起点となる位置である。即ち、側面当接部22は、幅方向Yの外側の縁部(外端縁部分)が、フック部18の基部となる。
棚板2の端面2dは、矩形板状の棚板2を水平に設置したときに、幅方向Yの両側へ向けられる、棚板2の縦向きの面である。棚板2の端面2dは、棚板2の厚みとなる一定の高さを有する平らな面になっている。棚板2の端面2dは、棚柱12の棚板取付面12aと、間隙Sを有して(部分的に)対向する。
位置決め部22aは、棚板2に棚受金具13を取付ける際に、棚板2に対する棚受金具13の幅方向Yの取付位置を正確に決めるために設けられる部分である。位置決め部22aを棚板2の端面2dに位置を合わせた状態にして、棚板2に棚受金具13を取付けることで、棚受金具13は棚板2に対して幅方向Yに正確に位置決めされた状態で固定される。
位置決め部22aは、フック部18の基部と、側面当接部22との境界部分に形成される。即ち、側面当接部22の外側の縁部(外端縁部分)が位置決め部22aとなる。
この実施例では、棚受金具13は、側面当接部22を、下面取付部21よりも幅方向Yの外方へ長く延ばして、幅拡大部22bを形成することで、幅拡大部22bの外側の縁部に、位置決め部22aを形成している。幅拡大部22bにより、金具本体23の外側の縁部は、側面当接部22と下面取付部21との間が段違形状になる。
側面当接部22は、外端縁部分の上側に、フック部18が形成され、下側に位置決め部22aが形成されている。位置決め部22aは、高さ方向Zへ延ばされる。
(4)上記した棚受金具13では、
フック部18は、棚板2の端面2dに対し間隙Sを有して設置された棚柱12へ向けて間隙Sと同じかそれよりも長く延びる延設部31と、
延設部31の先端に形成されて、棚柱12における棚板2の端面2dと対向する棚板取付面12aに形成された係止穴17へ挿入係止可能な爪部32とを有しても良い。
ここで、延設部31は、図9に示すように、フック部18の基部を先端の爪部32へ向けてほぼ幅方向Yに延ばした細長い部分であり、棚受金具13の側面当接部22と爪部32との間に形成される。延設部31は、棚柱12に対する棚板2の着脱時に、棚板2を幅方向Yへ移動させるための移動代L1として機能する。棚板2の幅方向Yへの移動は、棚柱12と棚板2との間に、間隙Sが有ることによって可能になる。棚板2の移動量は、幅方向Yに対する間隙Sの大きさと、幅方向Yに対する棚柱12の側面部12bの長さ(柱幅w)とによって規定される。
なお、延設部31は、棚板2の幅方向Yの片側に設置された棚受金具13のフック部18に設けるだけでも機能する。この場合には、間隙Sは、延設部31を設ける棚受金具13の側に形成する。そして、延設部31を設けない側のフック部18は、基部を、幅方向Yに対して、棚板取付面12aの肉厚tに若干の余裕代を持たせた程度の長さになる。
爪部32は、延設部31の先端から下へ向けて延びる鈎爪状の突出部分である。この実施例では、爪部32は、幅方向Yに対しほぼ均一の幅(爪幅L2)で、高さ方向Z(ほぼ垂直下方)に延びている。爪部32は、どのような長さ(全高H)としても良いが、棚板2の上面2aと下面2bとの間に納まるように、棚板2の下面2bの位置に達しない長さに形成しても良い。
そして、爪部32における、延設部31の下縁部31aの位置よりも下側となる部分が、係止穴17の下縁部17a(図6)に対して引っ掛かる爪掛かり代となる。爪部32の爪掛かり代は、係止穴17に対して確実に係止される長さH1とされる。
なお、フック部18は、延設部31および爪部32の上縁部が、側面当接部22の上縁部と滑らかに連続するように形成される。側面当接部22の上縁部は、ほぼ水平な直線状とされる。
フック部18の上縁部は、例えば、側面当接部22の上縁部と繋げて、同じ高さでほぼ水平に延ばしても良い。また、フック部18の上縁部は、側面当接部22の上縁部から曲げて、先端へ向け下り勾配となるように傾斜させても良い。
上記のどちらの場合でも、フック部18は、上縁部の先端側に、傾斜部やアール部などの角取部18aを設けても良い。角取部18aは爪部32の上側から延設部31の先端側の一部に亘る比較的広い範囲に大きく形成される。角取部18aによってフック部18の係止穴17への出入りが容易になる。この実施例では、角取部18aは、アール部としている。
以下、寸法関係について説明する。
爪部32の爪幅L2は、棚板2の支持に必要な強度(耐荷重)や係止状態が得られる最低限の寸法以上に設定される。爪幅L2最低限の寸法は、強度計算によって得ることができる。
棚柱12の柱幅wは、爪幅L2の2倍よりも大きく設定する(2・(爪幅L2)≦柱幅w)。柱幅wは、爪幅L2や、一般的に使用されている棚柱12の規格寸法などから得ることができる。
棚板2と棚柱12との間隙Sは、爪幅L2よりも大きく設定する(爪幅L2≦間隙S)。間隙Sは、爪幅L2や、一般的に使用されている棚板2の規格寸法などから得ることができる。
なお、柱幅wおよび間隙Sは、大きくし過ぎると、その分だけ棚板2が小さくなってしまい、収納力が低下するので、最小限の大きさに設定するのが良い。
そして、延設部31の幅方向Yの長さ(移動代L1)は、例えば、間隙Sと、棚柱12の肉厚tとの和に、若干の余裕代を持たせた大きさ、または、それよりも大きくする。そして、延設部31は、係止穴17から爪部32を外すときに、爪部32が側壁4に到達する長さまで延長できる(間隙S+肉厚t<移動代L1<間隙S+肉厚t+柱幅w-2・(爪幅L2))。
また、係止穴17の高さ方向Zの寸法(穴高さ)は、上下の係止穴17と繋がらない範囲内の大きさにする。そして、係止穴17の穴高さは、爪部32の全高Hと、爪部32の爪掛かり代の下方への長さH1との和に、若干の余裕代を持たせた大きさ、または、それよりも大きくなるように設定する(全高H+長さH1<穴高さ)。
(5)上記した棚受金具13では、
フック部18は、延設部31の先端側の下縁部31aにストッパ部41を有し、ストッパ部41は上に凸の円弧状をしても良い。
ここで、延設部31の下縁部31aは、延設部31の下側の縁部である。棚柱12に棚板2を取付けた状態では、係止穴17にフック部18が挿入されて、延設部31の下縁部31aが、係止穴17の下縁部17a(図6)の上に、ほぼ点接触状態で載置される。そして、棚板2を幅方向Yへ移動すると、係止穴17の下縁部17aに対する、延設部31の下縁部31aの接触位置が幅方向Yに変位される。即ち、延設部31は、下縁部31aが係止穴17の下縁部17aに対して擦れながら移動される。延設部31は、下縁部31aのストッパ部41以外の部分が、ほぼ水平な直線状とされる。
ストッパ部41は、フック部18に形成されて、棚柱12に対する棚板2の幅方向Yへの移動時に、棚板2の移動を停止させるものである。ストッパ部41は、係止穴17と合致することで、棚板2の移動を停止させるものとしても良い。
ストッパ部41は、どのような形状や構造のものとしても良い。また、ストッパ部41は、フック部18のどの部分に設けても良いが、この実施例では、延設部31に設けている。ストッパ部41は、フック部18における、延設部31の上縁部または下縁部31aのどちらに形成しても良い。この実施例では、ストッパ部41は、延設部31の下縁部31aに設けている。ストッパ部41を延設部31の下縁部31aに形成することにより、ストッパ部41は、外部から目立たなくなる。また、下縁部31aのストッパ部41は、係止穴17の下縁部17aに対する、延設部31の下縁部31aの接触位置の移動を直接停止させて、フック部18の幅方向Yへの移動を規制し、棚板2を停止させ得るものとなる。
更に、ストッパ部41は、延設部31の下縁部31aにおける、爪部32に近い位置に形成される。そして、ストッパ部41は、凸部や凹部など、どのような形状としても良いが、この実施例ではストッパ部41は、上に凸の円弧状をした切欠部分としている。
ストッパ部41を上に凸の切欠部分とすることにより、係止穴17の下縁部17aの位置にストッパ部41が達したときに、係止穴17の下縁部17aとストッパ部41とが、嵌まるようになる。または、係止穴17の下縁部17aの位置にストッパ部41が達したときに、フック部18が落ち込むことになる。
そして、ストッパ部41が係止穴17の下縁部17aに嵌まることで、フック部18は幅方向Yへの移動が停止される。フック部18は、ストッパ部41のほぼ頂部の位置で停止される。このとき、爪部32は係止穴17の内面に対して幅方向Yにほぼ係止された状態となる。また、ストッパ部41を上に凸の円弧状にすることで、ストッパ部41は、係止穴17から最も容易かつスムーズに外し得るものとなる。
なお、ストッパ部41は、棚板2の幅方向Yの両側に設けられている棚受金具13に対し、片側の延設部31のみに設けるだけでも機能する。
以下、ストッパ部41の寸法関係について説明する。
ストッパ部41は、係止穴17に嵌まり易く、また、係止穴17から抜け出し易いものとするのが好ましい。
そのために、ストッパ部41の幅方向Yの寸法(ストッパ幅L3)は、棚柱12の肉厚t以上にする。余裕を持たせると、ストッパ幅L3は、少なくとも棚柱12の肉厚tの2倍~3倍以上にしても良い。また、ストッパ幅L3は、延設部31の幅方向Yの長さ(移動代L1)の半分以下にする(2・(肉厚t)<ストッパ幅L3<1/2(移動代L1))。この際、移動代L1は、例えば、ストッパ幅L3を除いた部分の長さを、爪幅L2と間隙Sとの中間の大きさにしても良い。
また、ストッパ部41の深さ(ストッパ深さH2)は、相手方となる係止穴17の下縁部17aに対して深過ぎず浅過ぎないように、棚柱12の肉厚tの半分から2倍程度の範囲内に設定すれば良い。
そして、ストッパ部41は、上記ストッパ幅L3とストッパ深さH2の範囲内で、より大きな曲率半径に設定する。これにより、延設部31の下縁部31aにおける、ストッパ部41とストッパ部41以外の部分との境界部分での、係止穴17の下縁部17aの引っ掛かりを小さくする。
<作用>
最初に、棚柱12に棚板2を取付ける場合について説明する。
まず、図13(a)に示すように、棚板2を幅方向Yの一側(図では左側)の端面2dが低くなり、他側の端面2dが高くなるように傾けた状態にして、棚板2を幅方向Yの両側の棚柱12の間に、奥行方向Xの手前側から入れる。
そして、棚板2の低くした側(一側)の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13は、フック部18を、同じ側の棚柱12の係止穴17にほぼ基部まで挿入する(図14(a))。このとき、傾いた状態の棚板2は、高くした側(他側)の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13のフック部18が、同じ側の棚柱12の係止穴17の外側で上側に位置される(図14(b))。
次に、図13(b)に示すように、棚板2は、他側の端面2dを徐々に低くして行き、同じ側の棚柱12の係止穴17とほぼ同じ高さにする。
次に、図13(c)に示すように、棚板2を、一側から他側へ向けほぼ幅方向Yに移動して、他側の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13のフック部18を、同じ側の棚柱12の係止穴17へ挿入する。
このとき、一側の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13のフック部18は、延設部31の、同じ側の棚柱12の係止穴17との接触位置が先端側へ移動し、係止穴17の下縁部17aと、延設部31のストッパ部41とが嵌まる。ほぼ同時に、一側の爪部32が係止穴17の内面にほぼ係止される。これにより、一側のフック部18の幅方向Yへの移動が停止され、爪部32が係止穴17に安定して係止保持される。
最後に、図13(d)に示すように、他側のフック部18が同じ側の棚柱12の係止穴17に挿入された状態で、一側のフック部18のストッパ部41の位置を中心として棚板2を下へ回動し、棚板2の他側の端面2dを徐々に低くして棚板2を水平にする。これにより、他側のフック部18を同じ側の棚柱12の係止穴17に係止保持させる。
このとき、他側の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13のフック部18は、係止穴17の下縁部17aが、延設部31のストッパ部41に直接嵌まる。また、他側の爪部32が係止穴17の内面にほぼ係止される。これにより、他側のフック部18のストッパ部41により、フック部18の幅方向Yへの移動が規制され、爪部32が係止穴17に安定して係止保持される。
以上により、棚柱12に棚板2が取付けられる。そして、棚板2は、ストッパ部41によって安定性が高い状態で幅方向Yに停止される。
次に、棚柱12から棚板2を取外す場合について説明する。この場合には、ほぼ上記と反対の操作を行う。
即ち、まず、図13(d)に示すように、棚板2が水平で、幅方向Yの両側のフック部18が係止穴17に挿入されている。このとき、各係止穴17では、フック部18は、延設部31のストッパ部41が係止穴17の下縁部17aと嵌まり合い、爪部32が係止穴17の内面にほぼ係止されて、棚板2は、安定した状態になっている。
この安定状態から、図13(c)に示すように、棚板2を僅かに上に持ち上げる。棚板2は、バランス上、特に意識して行わない限り完全に水平な状態で持ち上げることの方が難しいため、無意識に持ち上げると、自然に片方が先に持ち上がって傾きぎみの状態になる。このように、棚板2が傾いた状態に持ち上がることで、却って棚板2の動きや動かし方が分かるので、棚板2の外し方が感覚的に理解できるようになる。
そこで、例えば、図のように、棚板2を先に他側が高くなるように持ち上げて、棚柱12から外すものとする。
この際、他側のフック部18が同じ側の棚柱12の係止穴17に挿入されている状態で、一側のフック部18のストッパ部41の位置を中心として棚板2を上に回動し、棚板2の他側の端面2dを徐々に高くして棚板2を傾ける。棚柱12は、最大で、他側のフック部18が同じ側の棚柱12の係止穴17の上縁部17b(図6)に当たる高さまで持ち上がる。これにより、他側のフック部18の、同じ側の棚柱12の係止穴17に対する係止保持状態が解除される。
このとき、他側の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13のフック部18は、係止穴17の下縁部17aから上に離れて、延設部31のストッパ部41が係止穴17から浮く。そして、爪部32の下端が、係止穴17の下縁部17aよりも高くなる。これにより、他側のフック部18のストッパ部41による幅方向Yへの移動規制が解除される。
次に、図13(b)に示すように、棚板2を、傾いた状態のまま、他側から一側へ向けほぼ幅方向Yに(押し込むように)移動して、他側の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13のフック部18を、同じ側の棚柱12の係止穴17の外に出す。
このとき、一側の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13のフック部18は、係止穴17の下縁部17aが、延設部31のストッパ部41に嵌まった状態からストッパ部41が外れるように幅方向Yへ移動される。このとき、延設部31の下縁部31aと、同じ側の棚柱12の係止穴17の下縁部17aとの接触位置は、フック部18の基部の側へと移動する。
これにより、一側のフック部18の幅方向Yへの移動が行われ、爪部32が係止穴17の奥深くまで挿入される。なお、棚板2は、一側のフック部18が同じ側の棚柱12の奥(の側壁4)に突き当たるか、棚板2の一側の端面2dが同じ側の棚柱12の棚板取付面12aに突き当たるまで移動可能である。
この際、例えば、ストッパ部41を延設部31の下縁部31aから下方へ延びる突起部にしたとする。この場合には、フック部18の横移動だけでは、係止穴17をストッパ部41から簡単に外すことはできない。また、例えば、ストッパ部41を延設部31の下縁部31aに形成した上に凸となる角型の切欠部としたとする。この場合には、切欠部と下縁部31aの残りの部分との境界部分に比較的大きな角ができるため、係止穴17の下縁部17aとの間に引掛かりなどが生じてフック部18の横移動で係止穴17をストッパ部41から外すのが面倒になる。
この実施例では、ストッパ部41を、引掛かりが少なくなるように、上に凸の円弧状にしている。そのため、フック部18の横移動だけで係止穴17をストッパ部41から容易かつスムーズに外すことができる。
なお、上記した棚板2の持上げと横移動は、同時に行っても良い。
そして、図13(a)に示すように、棚板2は、他側を持ち上げて、係止穴17から出たフック部18を、係止穴17よりも高くする。
最後に、棚板2は、他側を更に持ち上げて、棚板2の傾きを徐々に大きくする。これにより、他側のフック部18の先端と、同じ側の棚柱12の棚板取付面12aとの間に、フック部18の全長(フック長L)以上の隙間を形成する。その後、または、それと同時に、棚板2を他側へ移動して、棚板2の一側の端面2dのコーナー部11に取付けた棚受金具13のフック部18を、同じ側の棚柱12の係止穴17から外へ出す。この際、棚板2の持ち上げによって棚柱12との間にできた隙間分だけ棚板2を少しずつ他側へ移動させる細かい操作を連続的にまたは不連続に行っても良い。
そして、棚板2の幅方向Yの一側の端面2dが低く、他側の端面2dが高くなるように傾いて、両側のフック部18が係止穴17から外へ出た状態で、棚板2を幅方向Yの両側の棚柱12の間から奥行方向Xの手前側へ引き出す。以上により、棚柱12から棚板2が取外される。
棚板2の取付作業および取外作業は、棚板2から棚受金具13を取外すことなくスムーズに行うことができる。そして、上記した取付作業と取外作業を適宜行うことで、棚板2の高さを容易に変更することができる。
なお、上記したいずれの場合も、棚板2と奥壁3との間に、指を入れる隙間(指入隙間f)を形成しておくことで、棚板2の取付作業および取外作業が容易になる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果が得られる。
(効果 1)収納棚1は、棚板2と棚柱12と棚受金具13とを有するものとしても良い。これにより、収納棚1は構成をシンプル化できる。
そして、棚板2の各コーナー部11に対し、合計4個の棚受金具13を取付けて、4本の棚柱12で棚板2の各コーナー部11の棚受金具13を保持する。これにより、棚板2は全てのコーナー部11が棚柱12によって支えられる。そのため、収納棚1は大きな荷重に耐えられようになる(または、棚板2の耐荷重を大きくできる)。
この際、棚柱12の棚板取付面12aに形成された係止穴17に対し、棚板2の端面2dに一体に取付けられた棚受金具13のフック部18を挿入係止させることで、棚板2は、棚柱12に設置される。そして、フック部18を、高さの異なる係止穴17へ挿入係止させることで、棚板2は、高さを変えることができる。
収納棚1は、棚柱12の棚板取付面12aと棚板2の端面2dとの間に(幅方向Yの)間隙Sを有することで、間隙Sを利用して棚柱12に対し棚板2を間隙Sの分だけ幅方向Yへ移動することができる。そして、棚板2の移動を利用して、棚受金具13のフック部18と棚柱12の係止穴17との係止状態を解除させ得るようにすれば、棚受金具13を棚板2から外さずに、棚板2を棚柱12に対して直接着脱することが可能になる。よって、高さ変更などのための棚板2の着脱が、工具を用いずに容易にできる。また、棚受金具13を棚板2から外さずに済むので、棚受金具13の紛失なども防止できる。
収納棚1は、棚柱12の棚板取付面12aと棚板2の端面2dとの間に(幅方向Yの)間隙Sを有することで、間隙Sを通して、上から幅方向Yへ延びるフック部18と係止穴17との掛かり部分を直接目視できる。これにより、目視しながらの作業が可能となるため、棚板2の着脱時の作業性を向上できる。なお、間隙Sは大きくなくても良いので、意識して注視しなければ特に目立たない程度に小さくできる。また、棚受金具13は、フック部18が、幅方向Yに対して、間隙Sよりも大きい適度な長さを有するので、着脱時に棚板2を操作し易くなる。よって、収納棚1は、着脱性を良くできる。
なお、棚柱12は、壁(側壁4)に取付けても良く、これにより、棚柱12を最小限の形状や大きさにできる。また、奥側の棚柱12を壁(奥壁3)から僅かに手前側に設置して、棚板2の奥側の側面2cと壁との間に、指を入れる隙間(指入隙間f)を形成しても良い。このように、指入隙間fを形成しておけば、棚板2の着脱時に、棚板2の奥側の側面2cと壁との間隙Sに指を差し込んで棚板2を直接指で把持できるようになる。よって、着脱時における、棚板2の操作が容易になる(または、棚板2の着脱性を向上できる)。棚板2の着脱は、主に棚板2の幅方向Yへの動きとなるため、棚板2の奥側の側面2cと手前側の側面2cとの両方を持てることで、奥側の側面2cが持てない場合と比べて、棚板2の着脱がより容易になる。
(効果 2)棚受金具13は、下面取付部21と側面当接部22とを有するL型の金具本体23を備えても良い。これにより、側面当接部22が棚板2の手前側または奥側の側面2cに当たって廻り止めになるので、下面取付部21を1本のネジ16で棚板2の下面2bに固定することができる。なお、下面取付部21に設けるネジ16の挿通穴21aは、幅方向Yへ延びる長孔にしておけば、棚受金具13の棚板2に対する幅方向Yの取付位置の微調整が可能になる。
L型の金具本体23は、下面取付部21が横面となり、側面当接部22が下面取付部21から上に屈曲されて縦面となる。そして、金具本体23は、下面取付部21が棚板2の下面2bに沿い、側面当接部22が棚板2の側面2cに沿うように設置される。これにより、金具本体23は、棚板2の外形に対する板厚分以上の面外方向へのハミ出しがほぼない状態で棚板2に取付けられる。また、金具本体23は、側面当接部22を棚板2の高さ範囲内に納まるように形成することが可能になる。
そして、フック部18を側面当接部22から幅方向Yの外方へ延ばすことで、フック部18は、縦面となり、棚板2の高さ範囲内に納まるように設置することが可能になる。
よって、棚受金具13は、外見的にも棚板2とほぼ一体化され、全体の高さも抑制される。そのため、棚受金具13は、棚板2に対して、見栄え良く、また、目立たないように取付けることができる。その他については、(効果 1)と同様である。
(効果 3)棚受金具13では、側面当接部22は、フック部18の基部を、位置決め部22aにしても良い。そのため、フック部18の基部を棚板2の端面2dに合わせるだけで、フック部18の基部が位置決めの目印(位置決め部22a)となって、棚受金具13が正確に位置決めされるので、棚受金具13は、位置決めのための、採寸、墨出し、下穴などを不要にできる。よって、棚受金具13は、棚板2に対して容易に位置決め固定できるものとなる。
この際、側面当接部22は、外端縁部分の上側にフック部18を形成して、下側を位置決め部22aにしても良い。これにより、例えば、棚板2を裏返しにして棚受金具13を取付ける際に、位置決め部22aが上側となるので、位置決め部22aが分かり易くなって、棚受金具13を取付け易くなる。そして、棚板2は、棚柱12に取付けたときに、フック部18が上側になって、フック部18を上から目視し易くなる。そのため、フック部18を目視しながら作業でき、棚板2の着脱時の作業性を向上できる。
そして、側面当接部22の外端縁部分に位置決め部22aを設けて、フック部18を位置決め部22aの位置から延ばすことで、フック部18は棚板2の着脱時に機能する部分の長さが明確になる。そのため、フック部18は、棚柱12と棚板2の端面2dとの間隙Sに合った最適な長さに設定するのが容易になる。または、棚柱12と棚板2の端面2dとの間に間隙Sを有する構成とした場合に、位置決め部22aと、位置決め部22aから延びるフック部18とを明確に分けることで、間隙Sの設定が容易となる。よって、収納棚1の設計も容易になる。
(効果 4)棚受金具13では、フック部18は、延設部31と爪部32とを有しても良い。これにより、フック部18を係止穴17へ挿入すると、延設部31の先端の爪部32と、延設部31の先端側の一部とが係止穴17へ入る。このとき、延設部31は、ほぼ点接触状態で係止穴17の下縁部17aの上に載る。そして、フック部18を係止穴17の内部で移動すると、延設部31の下縁部31aが横へズレて、点接触する位置が幅方向Yに変位される。
そして、延設部31は、間隙Sと同じかそれよりも長く延びることで、棚板2の着脱時に、棚板2を幅方向Yへ移動させるための移動代L1にすることができる。また、延設部31を間隙Sよりも長く延ばすことで、間隙Sの大きさ以上の移動代L1が得られるため、棚板2に対する棚受金具13の幅方向Yの取付位置の調整も余裕を持って行うことができる。
また、爪部32は、係止穴17へ入って棚柱12の内側から係止穴17に引っ掛かることで抜け止めになる。そのため、フック部18を確実に棚柱12の係止穴17などへ挿入係止させることができる。
(効果 5)棚受金具13では、フック部18は、延設部31の爪部32側の下縁部31aに、ストッパ部41を有しても良い。これにより、フック部18を係止穴17に対して幅方向Yへ移動させたときに、ストッパ部41が係止穴17の下縁部17aの位置に来ることで、係止穴17の下縁部17aとストッパ部41とでフック部18の移動を停止させる。そのため、ストッパ部41は、棚板2の幅方向Yへの移動を規制し、棚板2は、ストッパ部41の位置で確実に停止されて安定するので、ストッパ部41によって、棚板2の設置時の定位置が確保される。また、ストッパ部41によって強制的に止められることで節度感が生じ、棚板2が定位置で安定されたことが直感的に分かるようになる。よって、棚柱12に棚板2を正しく設置できる。
この際、ストッパ部41を、上に凸の円弧状にした。これにより、係止穴17の下縁部17aとストッパ部41とが嵌まることでフック部18の移動を停止できる。そして、ストッパ部41による棚板2の停止状態は、安定性が高いものになる。
また、上に凸の円弧状をしたストッパ部41は、円弧の曲率や深さや幅寸法などを最適に設定することで、係止穴17の下縁部17aが必要以上に強く引っ掛からないようになる。そのため、上に凸の円弧状をしたストッパ部41は、棚板2を定位置で安定した状態から幅方向Yへ移動するときに、比較的容易に離脱させ得るようになる。よって、上に凸の円弧状をしたストッパ部41は、棚板2の着脱時に、棚板2の幅方向Yへの移動を無用に妨げないようにできる。
そして、棚板2を幅方向Yへ移動させたときに、係止穴17に対する延設部31の接触位置が、延設部31の下縁部31aにおける、上に凸の円弧状のストッパ部41から他の部分へと移行する。このとき、フック部18は、位置が僅かに高くなり、棚板2は、傾き具合が僅かに変化する。そのため、棚板2の傾き具合いの変化などによって、フック部18の状況や棚板2の動かし方などが自然に把握できるようになるので、収納棚1は、棚板2の直感的な着脱操作が可能になる。
また、フック部18がストッパ部41を有することで、ストッパ部41を利用して棚受金具13の取付位置をより正確に調整することができる。即ち、棚板2に対する棚受金具13の取付時に、棚板2の定位置となるべき位置でストッパ部41と係止穴17の下縁部17aとが合致するようにする。これにより、棚板2に棚受金具13が正しく取付けられる。棚板2に対する棚受金具13の取付位置の調整は、下面取付部21の挿通穴21a(長孔)を使って容易に行うことができる。
図15A~図17は、実施例2を説明するためのものである。
この実施例では、収納スペースは、棚板2を幅方向Yに対し複数枚横並びに設置可能な幅となっている。即ち、棚板2は、幅方向Yの両側の側壁4に取付けられた棚柱12の間に、横に複数枚並べて設置可能でとなっている。この場合、幅方向Yに隣接配置される棚板2は、同じ高さに揃えて面一状態に設置しても良いし、異なる高さに段違いに設置しても良い。棚板2および棚受金具13については、実施例1と同様のものが使用される。
棚板2を幅方向Yに対して2枚以上並べて設置する場合、上記した4本の棚柱12は、奥行方向Xに対しては、棚板2の奥行き寸法とほぼ同じかそれよりも若干広い間隔で設置される。また、幅方向Yに対しては、4本の棚柱12は、複数枚の棚板2を合わせた幅寸法よりも広い間隔で側壁4に平行に設置される。
更に、幅方向Yに隣接配置される棚板2の間には、例えば、2本の棚柱12、または、2本の棚柱12と同等の機能を1本にまとめた中空の中間棚柱51(図17)が設置される。2本の棚柱12または中間棚柱51は、奥行方向Xに対しては、棚柱12とほぼ同じ間隔を有して一対設置される。
例えば、2本の棚柱12を用いる場合には、棚板取付面12aどうしが、互いに幅方向Yの反対側を向くように、背中合わせにして設置する。棚柱12は、下端部が床7に達する長さのものを用いる。この場合、収納棚1は、幅方向Yに対し複数に分離されてそれぞれが独立のものになる。
一方、この実施例のように、中間棚柱51を用いる場合、中間棚柱51は、必要な強度や外観品質などが得られるものを使用する。中間棚柱51を用いることで、収納棚1は、全体が幅方向Yに対し一体化されて一つのものとなる。中間棚柱51は、第二の棚柱として上記した2本の棚柱12とほぼ同様に機能する。
中間棚柱51は、幅方向Yの両面が棚板取付面12aとなっており、両方の棚板取付面12aに棚板2を取付けるための係止穴17をそれぞれ有している。中間棚柱51の係止穴17は、側壁4の棚柱12(以下、第一の棚柱12という)の係止穴17と同じ位置に同じ大きさで形成される。
中間棚柱51は、例えば、リップ付きのC字断面の部材で構成しても良い。中間棚柱51は、奥行方向Xの手前側の面が、第一の棚柱12の側面部12bと対応する側面部12dになっている。中間棚柱51の側面部12dの幅方向Yの寸法(中間柱幅w1)は、第一の棚柱12の側面部12bとほぼ同じとしても良い。この場合には、棚板2の着脱のためのフック部18の幅方向Yへの移動は、主に、幅方向Yの反対側の棚柱12にて行わせるようにする。中間棚柱51では、同じ高さに棚板2がない場合にのみ、フック部18の幅方向Yへの移動を行わせるようにする。
同じ高さに棚板2があっても、中間棚柱51にて、フック部18の幅方向Yへの移動を行い得るようにするには、中間柱幅w1は、第一の棚柱12の柱幅wに、爪部32の爪幅L2を加えた以上の大きさにすれば良い。中間柱幅w1は、例えば、第一の棚柱12の柱幅wの1.5倍~2倍程度などにしても良い。なお、中間柱幅w1は、柱幅wの2倍より大きくすることも可能である。しかし、中間柱幅w1を2倍よりも大きくすると、中間棚柱51の幅が広く成り過ぎてしまい、見栄えが悪くなると共にコストも上昇するため、1本にまとめて集約する意味が薄れるので、2倍程度までとするのが良い。
なお、中間棚柱51は、奥行方向Xの奥側の面が、リップ部を有する開口面となっている。開口面を奥側に向けることで、開口面を外部から目立ち難くできる。
また、中間棚柱51は、壁(側壁4)のない位置に設置されるため、壁(側壁4)に取付けるための取付穴12cが不要になると共に、床7に支持させる必要が生じる。中間棚柱51は、個別のものとしても良いが、この実施例では、中間棚柱51は、奥行方向Xの手前側と奥側の一対の中間棚柱51の上下端部間を、上下の横材52,53で一体に連結して枠状にしている(中間枠)。中間枠の状態にすることで、一対の中間棚柱51は、取扱い易く、床7の上に設置し易いものとなる。
中間枠は、中間棚柱51と同様に、リップ付きのC字断面の部材で構成しても良い。上側の横材52は、上面がリップ部を有する開放面となっている。下側の横材53は、下面がリップ部を有する開放面となっている。これにより、開口面を外部から目立ち難くできる。
中間棚柱51は、上端部が第一の棚柱12の上端部と同じ高さに形成される。上側の横材52の上には、天板54が取付けられる。天板54は、奥行方向Xに対しては、例えば、棚板2とほぼ同じかそれよりも大きい寸法を有する。天板54は、幅方向Yに延びて両端部分が第一の棚柱12の上端の位置に達し、第一の棚柱12の上端部に直接、または、上端部の上側の壁(側壁4)に、L型のコーナー金具(天板受金具55)などを介してネジで取付けられる。
中間棚柱51は、下端部が床7に達する長さに形成される。そして、下側の横材53は、床7の上に載置され、ネジなどによって上側から床7に固定される。下側の横材53の上面には、ネジを通すネジ穴53aが貫通形成されている。
上記をまとめると、この実施例の収納棚1では、棚板2は、幅方向Yに複数枚並べて設置可能とされる。幅方向Yに隣接する棚板2の間には、中間棚柱51が設置される。この中間棚柱51は、幅方向Yの両側に、それぞれ係止穴17を有する棚板取付面12aを備えている。
そして、この実施例の収納棚1によれば、実施例1の収納棚1を幅方向Yに複数個並べて設置し、それぞれの収納棚1に棚板2を設置する場合と比べて、構造を集約して1つの収納棚1にまとめることができる。そして、この実施例の収納棚1は、シンプルな構造で見栄え良く収納性が高い、広い収納スペースに適したものになる。
そして、この実施例の収納棚1は、隣接する棚板2の間に設けられる2本の棚柱12を集約して中間棚柱51にしたことによる省スペース化、組立工数の削減などによるコスト削減を得ることができる。また、構造の集約により、収納棚1の外観品質を向上することができる。
上記以外については、上記実施例と同様の構成を有しており、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
1 収納棚
2 棚板
2b 下面
2c 側面
2d 端面
11 コーナー部
12 棚柱
12a 棚板取付面
13 棚受金具
17 係止穴
18 フック部
21 下面取付部
22 側面当接部
22a 位置決め部
23 金具本体
31 延設部
31a 下縁部
32 爪部
41 ストッパ部
51 中間棚柱
S 間隙
X 幅方向
Y 幅方向
Z 高さ方向

Claims (5)

  1. 平面視矩形状をした棚板と、
    前記棚板の各コーナー部の近傍に設置された4本の棚柱と、
    前記棚板の前記各コーナー部にそれぞれ一体に取付けられた棚受金具と、を備えた収納棚であって、
    前記棚柱は、前記棚板の幅方向の端面と対向する棚板取付面に係止穴を有し、
    前記棚受金具は、前記幅方向へ延びて前記係止穴に挿入係止可能なフック部を有し、
    前記棚柱の前記棚板取付面と前記棚板の前記端面との間に間隙が形成され、前記棚受金具は、前記フック部が、前記間隙よりも長く延びていることを特徴とする収納棚。
  2. 平面視矩形状をした棚板のコーナー部に一体に取付けられる棚受金具であって、
    前記棚板の下面に固定される下面取付部と、
    前記棚板の手前側または奥側の側面に当接される側面当接部と、を有するL型の金具本体を備え、
    前記金具本体は、前記側面当接部から前記棚板の幅方向の外方へ延びるフック部を有していることを特徴とする棚受金具。
  3. 請求項2に記載の棚受金具であって、
    前記側面当接部は、前記フック部の基部が、前記棚板の端面に対する、前記幅方向の位置決め部になっていることを特徴とする棚受金具。
  4. 請求項2または請求項3に記載の棚受金具であって、
    前記フック部は、前記棚板の端面に対し間隙を有して設置された棚柱へ向けて前記間隙と同じかそれよりも長く延びる延設部と、
    前記延設部の先端に形成されて、前記棚柱における前記棚板の前記端面と対向する棚板取付面に形成された係止穴へ挿入係止可能な爪部とを有していることを特徴とする棚受金具。
  5. 請求項4に記載の棚受金具であって、
    前記フック部は、前記延設部の先端側の下縁部にストッパ部を有し、前記ストッパ部は上に凸の円弧状をしていることを特徴とする棚受金具。
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