JPH0725518B2 - 昇降装置の過負荷防止機構 - Google Patents

昇降装置の過負荷防止機構

Info

Publication number
JPH0725518B2
JPH0725518B2 JP7777889A JP7777889A JPH0725518B2 JP H0725518 B2 JPH0725518 B2 JP H0725518B2 JP 7777889 A JP7777889 A JP 7777889A JP 7777889 A JP7777889 A JP 7777889A JP H0725518 B2 JPH0725518 B2 JP H0725518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide plate
vertical frame
motor
driven
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7777889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02255500A (ja
Inventor
薫 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7777889A priority Critical patent/JPH0725518B2/ja
Publication of JPH02255500A publication Critical patent/JPH02255500A/ja
Publication of JPH0725518B2 publication Critical patent/JPH0725518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drives For Endless Conveyors (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 昇降装置の過負荷防止機構に係り、特にベルトの一点に
固定された重量物の昇降運動をベルトの伝動作用を利用
して行う昇降装置の過負荷防止機構に関し、 ベルトの破損を引き起こすようなトラブルに対しての限
界負荷力の設定が容易で、且つそれを超えた場合に即時
検知による駆動モータの停止が可能な昇降装置の過負荷
防止機構の提供を目的とし、 垂直フレームの上部にモータに駆動される駆動側プーリ
を備え、前記垂直フレームの下部に従動側プーリを備
え、前記両プーリ間に張設されたエンドレスベルトを有
し、該エンドレスベルトの一方の懸垂区間内に挿設した
重量負荷を受ける懸吊金具の昇降位置決め制御を前記モ
ータの駆動により行う昇降装置の過負荷防止機構におい
て、前記従動側プーリにベァリングを介して支軸を設
け、前記垂直フレームに固定されたガイドレールに対し
て上下方向に摺動案内されるスライドプレートに前記支
軸を垂設し、前記スライドプレートを前記ガイドレール
の摺動面に押圧し、所要の摩擦力を付与する締付けネジ
機構と、前記重量負荷の変動により前記摩擦力に抗して
前記スライドプレートが所定長以上に移動した際に、そ
の移動を検知するセンサとを設け、該センサの出力によ
って前記モータの位置決め制御を停止するように構成す
る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、昇降装置の過負荷防止機構に係り、特にベル
トの一点に固定された重量物の昇降運動をベルトの伝動
作用を利用して行う昇降装置の過負荷防止機構に関す
る。
〔従来の技術〕
第3図は従来の昇降装置の模式図を示す。図において、
鋼材等を利用した垂直フレーム1aと1bとは所要の間隔を
隔ててベースフレーム1cに垂設され、垂直フレーム1aの
上部には図示しないモータにより駆動される駆動側プー
リ3aを備え、垂直フレーム1の下部には従動側プーリ4a
を備え、両プーリ間にはエンドレスベルト5aが張設され
ている。
6aは張設されたエンドレスベルト5aの一方の懸垂区間内
に挿設した重量負荷を受ける懸吊金具を示す。このエン
ドレスベルト5aは懸吊金具6aにかかる重量負荷に対応し
てロープ、ケーブル、チェーン等を含む部材が利用され
る。また、これらを張設するプーリ側もエンドレスチェ
ーンに対してはスプロケット等が用いられる。
垂直フレーム1bには垂直フレーム1aに装着された各部品
と同等規格の駆動側プーリ3b,従動側プーリ4b,エンドレ
スベルト5b,懸吊金具6bが対称位置に向かい合って装着
されている。13は搬送フレームであってその端縁はそれ
ぞれ懸吊金具6a,6bと連結固定され、重さWの重量物の
載置あるいは懸吊される構造になっている。垂直フレー
ムは2本にて説明したが、重さWに対応して4本以上を
用いることもある。このような昇降装置は例えば電子部
品の製造過程において、水平移動機構と共に重量物の搬
送用として一般的に用いられる装置構成である。
ところで、上記の重量物の重さW(例えば数百kg)が変
動する場合には懸吊金具6a,6bを介してそれぞれエンド
レスベルト5a,5bに過負荷がかかり、破断する危険があ
るため、これを防止するための過負荷防止機構が必要と
なる。
従来は駆動モータとその回転力を伝達する伝達機構との
間にトルクリミッタ(過負荷により摩擦力が減退し、空
転して回転力をカットする)あるいはシャーピン(過負
荷により剪断力がピンに作用し、そのピンによって伝達
していた回転力をカットする)等が用いられていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記トルクリミッタあるいはシャーピンの方式では、最
大負荷の設定は実験的に定めるため負荷変動の大きい個
所での使用に際しては、実際の動作負荷の値にムラが多
く最大負荷の設定が困難であり、常に適切な過負荷防止
を行えるとは限らない欠点があった。
本発明は上記従来の欠点に鑑みてなされたもので、ベル
トの破損を引き起こすようなトラブルに対しての限界負
荷力の設定が容易で、且つそれを超えた場合に即時検知
による駆動モータの停止が可能な搬送装置の過負荷防止
機構の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の構成を示す組立図である。垂直フレ
ーム1の上部にモータ2に駆動される駆動側プーリ3を
備え、前記垂直フレーム1の下部に従動側プーリ4を備
え、前記両プーリ間に張設されたエンドレスベルト5を
有し、該エンドレスベルト5の一方の懸垂区間内に挿設
した重量負荷を受ける懸吊金具6の昇降位置決め制御を
前記モータ2の駆動により行う搬送装置の過負荷防止機
構において、前記従動側プーリ4にベァリング11を介し
て支軸12を設け、前記垂直フレーム1に固定されたガイ
ドレール8に対し上下方向に摺動案内されるスライドプ
レート7に前記支軸12を垂設し、前記スライドプレート
7を前記ガイドレール8の摺動面に押圧し、所要の摩擦
力を付与する締付けネジ機構9と、前記重量負荷の変動
により前記摩擦力に抗して前記スライドプレート7が所
定長以上に移動した際に、その移動を検知するセンサ10
とを設け、該センサ10の出力によって前記モータ2の位
置決め制御を停止するように構成する。
〔作用〕
締付けネジ機構9は複数の締付ネジ(この例では6個)
がスライドプレート7を前記ガイドプレート8の摺動面
に押圧するように作用し、その摩擦力はトルクゲージ付
のドライバー工具等を利用して締付けネジ一本当たりの
摩擦力を均等に設定できるからベルトの破損を引き起こ
すような限界負荷力に対抗しきれない摩擦力の設定は、
トルクゲージの設定値と締付けネジの本数を選ぶことに
より容易に調整可能である。また、過負荷の発生により
懸吊金具6に下向きの力が作用すると支軸12には逆に上
向きの力が作用し、支軸12に固定されたスライドプレー
ト7は前記摩擦力に対抗しきれず上向きに移動し、セン
サ10に当接する。したがってセンサ10にタッチセンサ等
を利用することによりその移動を直ちに検出可能であ
り、その検出信号によりモータ2の駆動を停止すればエ
ンドレスベルト5の破損は防止される。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面によって詳述する。なお、構
成、動作の説明を理解し易くするために全図を通じて同
一部分には同一符号を付してその重複説明を省略する。
第1図は本発明の構成を示す組立図であって、第1図
(a)は正面図、第1図(b)は側面図を示す。両図に
おいて、1は垂直フレームを示し、図示しない搬送装置
のベースフレーム等に垂設されている。垂直フレーム1
の上部にはモータ2に駆動される駆動側プーリ3を備
え、垂直フレーム1の下部に従動側プーリ4を備え、両
プーリ間にはエンドレスベルト5が張設されている。こ
のエンドレスベルト5の代わりにエンドレスチェンを利
用するときは、これに対応してプーリ側もスプロケット
が利用される。
エンドレスベルト5の一方の懸垂区間内には重量負荷を
受ける懸吊金具6が挿設され、その懸吊金具6には図示
しない搬送フレーム13(第3図参照)が連結固定され、
その搬送フレーム13を介して図示しない重量物が載置あ
るいは懸吊される構造になっており、且つその懸吊金具
6の昇降位置決め制御を前記モータ2の駆動により行う
昇降装置の一部分を構成している。
第2図は第1図の要部(過負荷防止機構)拡大図であっ
て、第2図(a)は平面図と要部(第2図(b)に示す
A−A′)断面図とを示し、第2図(b)は正面図、第
2図(c)は側面図を示す。以下第2図を参照しながら
第1図の説明を行う。
11はベァリング(例えばボールベァリング)であって従
動側プーリ4の軸芯に合わせて回転自在に嵌着され、そ
のベァリング11には支軸12が嵌着されている。
8は垂直フレーム1の下部に固定されたガイドレールで
あって、その内部には上下方向に摺動案内されるスライ
ドプレート7が挿入されており、そのスライドプレート
7の下部には支軸12が一体的に垂設されている。
9は締付けネジ機構であって、この例の場合はガイドレ
ール8の両端部に設けたネジ孔に螺合する6本の丸頭ネ
ジで構成しているが、丸頭ネジに限るものではなく締付
強度に対応して六角頭ネジ等も利用できる。各ネジのネ
ジ先はスライドプレート7を前記ガイドレール8の摺動
面に押圧し、その締付け時にはトルクゲージ付きのドラ
イバー工具を用いて均等の締付けを行い、所要の摩擦力
を付与する機能を有する。また、各ネジ先の形を丸先と
し摩擦力の均等を図ることが好ましい。この締付けネジ
機構9により締付けネジ一本当たりの摩擦力を均等に設
定できるからベルトの破損を引き起こすような限界負荷
力に抵抗しきれない摩擦力の設定は、トルクゲージの設
定値と締付けネジの本数を選ぶことにより容易に調整可
能である。
締付けネジ機構9にて所要の摩擦力を付与されたスライ
ドプレート7は、ベルトの破損を引き起こすような過負
荷が懸吊金具6に作用すると、懸吊金具6は下向きの引
張力が働くと共に、支軸12には上向きの引張力が作用
し、支軸12と一体的に固定されたスライドプレート7は
設定された摩擦力に対抗しきれない場合は上向きに移動
する。
10はセンサ(例えばタッチセンサ)であって、その接触
先端はネジ機構によりスライドプレート7の上端縁と所
要のギャップを隔てて位置決めされている。したがっ
て、スライドプレート7が過負荷によって上向きに移動
するとセンサ10の接触先端に当接することになり、これ
によりセンサ10は過負荷の検知信号を出力する。この検
知信号によりモータ2の駆動を停止するのでエンドレス
ベルト5の破損を防止することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明によれば、過負荷
発生時の駆動部の保護が確実となり、且つ負荷限界の設
定が容易となり、信頼性の高い駆動機構として寄与する
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す要部組立図、 第2図は第1図の要部拡大図、 第3図は従来の昇降装置の模式図を示す。 第1図において、1は垂直フレーム、2はモータ、3は
駆動側プーリ、4は従動側プーリ、5はエンドレスベル
ト、6は懸吊金具、7はスライドプレート、8はガイド
レール、9は締付けネジ機構、10はセンサ、11はベァリ
ング、12は支軸をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直フレーム(1)の上部にモータ(2)
    に駆動される駆動側プーリ(3)を備え、前記垂直フレ
    ーム(1)の下部に従動側プーリ(4)を備え、前記両
    プーリ間に張設されたエンドレスベルト(5)を有し、
    該エンドレスベルト(5)の一方の懸垂区間内に挿設し
    た重量負荷を受ける懸吊金具(6)の昇降位置決め制御
    を前記モータ(2)の駆動により行う昇降装置の過負荷
    防止機構において、 前記従動側プーリ(4)にベァリング(11)を介して支
    軸(12)を設け、 前記垂直フレーム(1)に固定されたガイドレール
    (8)に対し上下方向に摺動案内されるスライドプレー
    ト(7)に前記支軸(12)を垂設し、 前記スライドプレート(7)を前記ガイドレール(8)
    の摺動面に押圧し、所要の摩擦力を付与する締付けネジ
    機構(9)と、前記重量負荷の変動により前記摩擦力に
    抗して前記スライドプレート(7)が所定長以上に移動
    した際に、その移動を検知するセンサ(10)とを設け、 該センサ(10)の出力によって前記モータ(2)の位置
    決め制御を停止するようにしたことを特徴とする昇降装
    置の過負荷防止機構。
JP7777889A 1989-03-28 1989-03-28 昇降装置の過負荷防止機構 Expired - Lifetime JPH0725518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7777889A JPH0725518B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 昇降装置の過負荷防止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7777889A JPH0725518B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 昇降装置の過負荷防止機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02255500A JPH02255500A (ja) 1990-10-16
JPH0725518B2 true JPH0725518B2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=13643424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7777889A Expired - Lifetime JPH0725518B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 昇降装置の過負荷防止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725518B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2959311B2 (ja) * 1993-01-26 1999-10-06 株式会社ダイフク 出し入れ装置
JP2959330B2 (ja) * 1993-05-31 1999-10-06 株式会社ダイフク 出し入れ装置
JPH10329909A (ja) * 1997-04-01 1998-12-15 Murata Mach Ltd 自動倉庫
HUE055863T2 (hu) 2016-03-29 2021-12-28 Hirata Spinning Függõleges mozgató eljárás, függõleges mozgató berendezés és függõleges mozgató rendszer
CN112723092B (zh) * 2020-12-25 2022-05-13 滁州博杰科技有限公司 一种具有自诊断功能的电梯安全保护装置
CN112723082B (zh) * 2020-12-25 2022-05-17 滁州博杰科技有限公司 一种兼具防坠效果的电梯保护装置
CN112693988B (zh) * 2020-12-25 2022-05-17 滁州博杰科技有限公司 一种电梯故障诊断保护系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02255500A (ja) 1990-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5568857A (en) Liftable roller conveyer
US4325474A (en) Slip friction roller drive
CA1282025C (en) Roller conveyer system
US4221288A (en) Conveyor roller
JPH0725518B2 (ja) 昇降装置の過負荷防止機構
JP2003513871A (ja) エレベータロープ用リニアトラッキング機構
JPH07143725A (ja) 円筒形リニアモーターのエアギャップ調整装置
CN215363466U (zh) 带式输送机用断带抓捕装置
JP3942961B2 (ja) 複連助走コンベア
JP3317016B2 (ja) ローラーコンベアにおける芯出し装置
KR19990013570U (ko) 가역벨트컨베이어의 사행자동조절장치
US6575212B2 (en) Adjustable height workstation
CN210162987U (zh) 电梯
CN115303751B (zh) 一种具有智能判断防护装置的传送带
KR20030039633A (ko) 크레인 마그네트 빔 자동 수평 보상장치
JPH01181617A (ja) 昇降機との移載装置
CN111380643A (zh) 一种用于安全钳的静态制动力检测装置
CN217375854U (zh) 提升机
CN215886190U (zh) 一种同步带提升机
CN216623026U (zh) 一种联网流水线厂房运转情况检测装置
JP2948733B2 (ja) コンベア
CN213386506U (zh) 一种环料提升机剔料机构
CN216271485U (zh) 一种弹簧式自张紧机构
CN219991043U (zh) 一种凸轮式升降装置
CN118683921A (zh) 一种板材输送装置