JPH07253945A - インターフェース装置 - Google Patents

インターフェース装置

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JPH07253945A
JPH07253945A JP4285894A JP4285894A JPH07253945A JP H07253945 A JPH07253945 A JP H07253945A JP 4285894 A JP4285894 A JP 4285894A JP 4285894 A JP4285894 A JP 4285894A JP H07253945 A JPH07253945 A JP H07253945A
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JP
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time
transmission
processing time
cycle
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JP4285894A
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English (en)
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Senzaburou Nakamura
泉三郎 中村
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブロック同期方式でデータを高速伝送するもの
において、データ送信処理の各ステップ間に挿入すべき
適切な遅延時間を迅速に求めてデータ送信時に挿入し伝
送の誤りを防止しする。 【構成】信号を伝送する複数本の制御ラインと所定ビッ
ト幅のデータをパラレル伝送するデータラインを有する
パラレルインターフェース間をブロック同期方式でデー
タ伝送するものにおいて、テストモードにより試験デー
タ送信を複数回実行してその実行時間をカウントし、そ
のカウント時間からデータ送信の1サイクル当たりの処
理時間を求め、その求めた処理時間をROMに予め設定
された1サイクルの最短処理時間と比較し、求めた処理
時間が最短処理時間よりも長くなるようにデータ送信時
に挿入する遅延時間を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号を伝送する複数本
の制御ラインと所定ビット幅のデータをパラレル伝送す
るデータラインを有するインターフェース装置及びこの
インターフェース装置を使用したプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばホストコンピュータで作成される
データをプリンタ等の周辺装置にパラレル送信する場合
のインターフェースとしては、セントロニクス仕様のパ
ラレルインターフェースが一般に使用されている。
【0003】パラレルインターフェースを使用してホス
トコンピュータから周辺装置にデータを送信する場合
は、ホストコンピュータは、自己のインターフェースの
データラインに図25の(a) に示すようにデータを1バ
イト単位にセットし、データをセットすると図25の
(b) に示すようにインターフェースのStrobe(ス
トローブ)信号をハイレベルからローレベルへ変化させ
る。周辺装置側のインターフェースは、Strobe信
号がハイレベルからローレベルへ変化するのを検出する
と、図25の(c) に示すようにハイレベルなBusy
(ビジィー)信号をホストコンピュータへ送信してデー
タを取込む。そしてデータ受信が終了すると、図25の
(d) に示すように一定時間nAck(アック)信号をロ
ーレベルにする。
【0004】ホストコンピュータはBusy信号とnA
ck信号の変化を検出して1バイトの送信が完了したこ
とを確認し、次の1バイトの送信に移行する。このよう
に1バイト単位で送信の同期を取っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、レーザ
プリンタ、カラーレーザプリンタ等、ホストコンピュー
タから多量のデータを受信して印刷するプリンタが普及
している。また印刷内容も文字主体のものからグラフィ
クスや画像データが混在した印刷が要求され、データ量
はますます増加する傾向にある。
【0006】一方、レーザプリンタはドットプリンタの
ようなプリンタとは異なり、印刷機構が一旦印刷を開始
すると途中で一時停止する制御ができないため、ホスト
コンピュータとプリンタとのデータ送信に低速のインタ
ーフェースを使用する場合は、プリンタ側にページメモ
リと呼ばれる1頁分の容量をもつメモリを設けてホスト
コンピュータからのデータを受信して予めこのページメ
モリに格納し、その後印刷する構成になっていた。この
ようなものに使用されるページメモリとしては、例えば
300dpiでA4サイズを印刷するためには約1メガ
バイトの容量が必要となる。
【0007】従来のセントロニクス仕様のパラレルイン
ターフェースは低速でデータ送信に時間がかかるため、
プリンタ側に大容量のページメモリを設ける必要があ
り、経済性が悪いと言う問題があった。
【0008】また、ラインヘッド方式等による高速に印
刷が可能なインクジェットプリンタ、サーマルプリンタ
においてもデータ送信に時間がかかるため、プリンタが
持つ印刷スピードの性能で印刷できないという問題があ
った。
【0009】このようなことから本出願人は先にパラレ
ルインターフェースを使用してデータを高速伝送する技
術を開発し出願した。(特願平5−279813号)こ
のものは、例えば送信側がホストコンピュータで受信側
がプリンタの場合において、送信側は1バイト単位にデ
ータラインにデータをセットし、Strobe信号を変
化させる。そして、受信側が制御ラインを変化させるか
否かには無関係に、送信側は直ちに次の1バイトの送信
に移行する。一定数のバイトを1ブロックとしてブロッ
ク単位で送信側は制御ラインを調べ、Busy信号がハ
イレベルであればそれがローレベルになるのを待ち、ま
たPError信号などにエラー発生が出ていればエラ
ー処理を行う。
【0010】一方、受信側は、例えば受信バッファの空
き容量が受信バイト数以下の状態になっている場合のよ
うに、1ブロックのバイト数を受信できない状態になれ
ばBusy信号をハイレベルにする。受信できる状態に
なればBusy信号をローレベルにする。また、エラー
発生時はPError信号などでエラー発生を示す。
【0011】このようなデータ送信制御を行うことによ
り通常のセントロニクス仕様の送信に比べ、送信側でB
usy状態及びエラー状態を調べる回数が減少するため
に、より高速なデータ伝送を可能にしている。
【0012】なお、送信側から受信側へのデータ送信
は、送信側が1バイト単位でStrobe信号をハイレ
ベルからローレベルに変化させて再びハイレベルに戻
し、受信側はStrobe信号がハイレベルからローレ
ベルに変化する時点でデータを読取る方式と、送信側が
1バイト単位でStrobe信号をハイレベルからロー
レベル及びローレベルからハイレベルに反転させ、受信
側はStrobe信号が反転する時点でデータを読取る
方式があり、前者の方式は片エッジ方式と呼ばれ、後者
の方式は両エッジ方式と呼ばれる。
【0013】ところでこのようにブロック単位で同期を
取りつつデータ伝送するものでは、送信側装置の電気的
特性や動作周波数によって伝送誤りが発生する場合があ
る。
【0014】図26及び図27は片エッジ方式のときの
誤りの例を示している。
【0015】すなわち、図26に示すようにStrob
e信号が変化した時点でデータラインの信号値が安定し
ていない場合は誤りが発生する。すなわち、Strob
e信号の変化が速すぎるために信号の立下がり時点では
データラインの信号が安定していないため、データを誤
る可能性がある。
【0016】また、図27に示すようにStrobe信
号が変化した時点からデータラインの値が保持される時
間tdhが短すぎると、受信側でデータラインの値を読取
ることができず誤りが発生する。すなわち、受信側がデ
ータを読取るのはStrobe信号の立下がり時点から
所定時間経過した後であるので、時間tdhが短すぎる
と、受信側のインターフェースはデータを正確に読取る
ことができなくなる。
【0017】図28は両エッジ方式のときのデータ読取
りのタイミングを示し、データ値はStrobe信号が
反転するt1 ,t2 ,t3 ,…t8 ,…のタイミングで
読取られる。
【0018】図29及び図30は両エッジ方式のときの
誤りの例を示している。すなわち、図29はStrob
e信号の波形を示すが、Strobe信号がハイレベル
からローレベルに変化する場合はレベルVHLの時点を取
り、Strobe信号がローレベルからハイレベルに変
化する場合はレベルVLHの時点を取る。そして雑音によ
る誤りを防止するためにVLH>VHLに設定される。
【0019】図29の(a) の場合はStrobe信号の
立上がりと立下がりの両エッジでデータ値を正しく読取
ることができるが、図29の(b) の場合は動作周波数が
速すぎるか、また線路の電気的特性によりローレベルか
らハイレベルへ変化する時点を捕らえることができず、
両エッジでのデータの読取りができなくなり、誤りが発
生する。
【0020】図30の場合はStrobe信号が受信側
でローレベルからハイレベルへ変化する時点ではすでに
データラインの値が次のバイトの値に変化しているの
で、誤りが発生する。すなわち、本当はデータ(2) の値
を読取るべきところデータ(3)の値を読取ってしまうこ
とになる。
【0021】これらの伝送誤りは、送信の各ステップ、
すなわちデータのセット、Strobe信号の立上がり
(ハイレベルセット)、Strobe信号の立下がり
(ローレベルセット)間に遅延を挿入すれば防止でき
る。
【0022】ところで送信側装置はパラレルインターフ
ェース駆動装置、バスライン、CPU(中央処理装
置)、ROM(リード・オンリー・メモリ)、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)、その他各種入出力装
置などから構成されるが、これら装置の電気的特性や動
作周波数(クロック数)は様々であり、また各構成要素
が交換される場合もあり、送信側装置全体、あるいは伝
送線路も含めての送信側装置全体の電気的特性や動作周
波数は予測することができない。
【0023】このようなことから、適切な遅延時間を固
定的に設定することは困難であった。
【0024】そこで本発明は、データ送信処理の各ステ
ップ間に挿入すべき適切な遅延時間を迅速に求めてデー
タ送信時に挿入でき、これにより伝送の誤りを防止で
き、しかも高速伝送ができるインターフェース装置を提
供する。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
信号を伝送する複数本の制御ラインと所定ビット幅のデ
ータをパラレル伝送するデータラインを有するインター
フェース装置において、各制御ラインの1つを伝送する
データ送信信号がハイレベルからローレベル及びローレ
ベルからハイレベルに変化するタイミングの一方又は両
方でデータラインを介してデータを複数データのブロッ
ク単位で送受信の同期を取りつつパラレル伝送する高速
伝送手段と、データ送信に先立って試験データ送信を高
速伝送手段により複数回実行するテストモードと、この
テストモードの実行開始を受信側に知らせる手段と、テ
ストモードによる試験データ送信の複数回実行時間をカ
ウントするタイマ手段と、このタイマ手段のカウント時
間によりデータ送信の1サイクルの処理時間を求める手
段と、この手段にて求めたデータ送信の1サイクルの処
理時間を予め設定した1サイクルの最短処理時間と比較
し、1サイクルの処理時間が最短処理時間よりも長くな
るように遅延時間を挿入する手段を設けたものである。
【0026】請求項2対応の発明は、信号を伝送する複
数本の制御ラインと所定ビット幅のデータをパラレル伝
送するデータラインを有するインターフェース装置にお
いて、各制御ラインの1つを伝送するデータ送信信号が
ハイレベルからローレベル及びローレベルからハイレベ
ルに変化するタイミングの一方又は両方でデータライン
を介してデータを複数データのブロック単位で送受信の
同期を取りつつパラレル伝送する高速伝送手段と、デー
タ送信に先立ってデータラインのみの試験送信処理と制
御ラインのみの試験送信処理を個々に複数回実行すると
ともにその後に試験データ送信を高速伝送手段により複
数回実行するテストモードと、このテストモードの実行
開始を受信側に知らせる手段と、テストモードによる各
試験送信処理の複数回実行時間をそれぞれカウントする
とともに試験データ送信の複数回実行時間をカウントす
るタイマ手段と、このタイマ手段による各試験送信処理
のカウント時間により各送信処理の1サイクルの処理時
間を求める手段と、この手段にて求めた各送信処理の1
サイクルの処理時間を予め設定したそれぞれの1サイク
ルの最短処理時間と比較し、各送信処理の1サイクルの
処理時間がそれぞれの最短処理時間よりも長くなるよう
に遅延時間を挿入する手段と、この手段による遅延時間
の挿入後において、タイマ手段による試験データ送信の
カウント時間によりデータ送信の1サイクルの処理時間
を求める手段と、この手段にて求めたデータ送信の1サ
イクルの処理時間を予め設定した1サイクルの最短処理
時間と比較し、1サイクルの処理時間が最短処理時間よ
りも長くなるように遅延時間を挿入する手段を設けたも
のである。
【0027】
【作用】請求項1対応の発明においては、送信側から受
信側へテストモードの実行開始を知らせ、送信側はテス
トモードにより試験データ送信を複数回実行し、その実
行時間をタイマ手段によりカウントする。そしてこのカ
ウント時間からデータ送信の1サイクルの処理時間を求
め、その求めた処理時間が予め設定した1サイクルの最
短処理時間よりも長くなるように遅延時間を挿入する。
そして遅延時間の挿入が決定すると、本来のデータ送信
を開始する。
【0028】請求項2対応の発明においては、送信側は
テストモードによりデータラインのみの試験送信処理を
複数回実行し、その実行時間をタイマ手段によりカウン
トする。そしてこのカウント時間からデータラインのみ
の送信処理の1サイクルの処理時間を求め、その求めた
処理時間が予め設定した1サイクルの最短処理時間より
も長くなるように遅延時間を挿入する。また、テストモ
ードにより制御ラインのみの試験送信処理を複数回実行
し、その実行時間をタイマ手段によりカウントする。そ
してこのカウント時間から制御ラインのみの送信処理の
1サイクルの処理時間を求め、その求めた処理時間が予
め設定した1サイクルの最短処理時間よりも長くなるよ
うに遅延時間を挿入する。
【0029】その後、さらにテストモードにより試験デ
ータ送信を複数回実行し、その実行時間をタイマ手段に
よりカウントする。そしてこのカウント時間からデータ
送信の1サイクルの処理時間を求め、その求めた処理時
間が予め設定した1サイクルの最短処理時間よりも長く
なるように遅延時間を挿入する。そして遅延時間の挿入
が決定すると、本来のデータ送信を開始する。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、この実施例は本発明をホストコンピュー
タ(送信側)からパラレルインターフェースを介してレ
ーザプリンタ(受信側)にデータ伝送を行うものに適用
したものについて述べる。
【0031】図1において、1は外部入力あるいは作成
した印刷データを出力するホストコンピュータ、2はレ
ーザプリンタである。
【0032】前記ホストコンピュータ1は、制御部本体
を構成するCPU(中央処理装置)11、このCPU1
1が各部を制御するためのプログラムデータを格納した
ROM(リード・オンリー・メモリ)12、送信する印
刷データ等を格納するRAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)13、CRTディスプレイ等の表示装置14、キ
ーボード入力装置15、パラレルインターフェース16
及びタイマ装置17を設けている。
【0033】前記CPU11とROM12、RAM1
3、表示装置14、キーボード入力装置15、パラレル
インターフェース16及びタイマ装置17とはバスライ
ン18により電気的に接続されている。
【0034】前記レーザプリンタ2は、制御部本体を構
成するCPU(中央処理装置)21、このCPU21が
各部を制御するためのプログラムデータを格納したRO
M22、受信した印刷データ等を格納するRAM23、
感光ドラム、露光装置、帯電器、現像器等を備えた電子
写真方式の印刷機構24及びパラレルインターフェース
25を設けている。
【0035】前記CPU21とROM22、RAM2
3、印刷機構24及びパラレルインターフェース25と
はバスライン26により電気的に接続されている。
【0036】前記各パラレルインターフェース16,2
5はインターフェース装置を構成し、各CPU11,2
1からの指令により通信処理を行うようになっている。
【0037】前記両インターフェース16,25間には
信号を伝送する8本の制御ラインと所定ビット幅,例え
ば8ビットのデータをパラレル伝送するデータラインが
設けられている。
【0038】前記制御ラインは、ホストコンピュータ側
のインターフェース16からプリンタ側のインターフェ
ース25に信号AutoFeed、SelectIn、
データ送信信号であるStrobeを送信する制御ライ
ンと、プリンタ側のインターフェース25からホストコ
ンピュータ側のインターフェース16に信号Busy、
PError、nFault、Select、nAck
を送信する制御ラインからなる。
【0039】前記ホストコンピュータ1のCPU11
は、例えばキーボード入力装置15からのデータ入力に
よりRAM13に作成された印刷データやコマンドを前
記インターフェース16を使用して出力する。そして前
記インターフェース16はその印刷データ及びコマンド
をプリンタ2のインターフェース25に伝送する。
【0040】前記プリンタ2のCPU21は、インター
フェース25が印刷データを受信したときにはその印刷
データをRAM23に格納した後、前記印刷機構24を
使用して物理的に印刷出力させる。
【0041】このとき前記印刷機構24は1ブロック単
位に印刷データ要求割込みINをCPU21に対して発
生するようになっている。
【0042】また、前記プリンタ2のCPU21は、イ
ンターフェース25を介してコマンドを受信したときに
は所定の処理を行い、また応答をインターフェース2
5,16を介してホストコンピュータ1に返すようにな
っている。
【0043】次にブロック同期方式について述べる。
【0044】図2はデータ送信信号であるStrobe
信号の立下がりのみを使用する片エッジ方式を使用した
ブロック同期方式の1ブロック送信の基本タイミングを
を示す図である。
【0045】図2における期間Aはブロック同期方式の
データ伝送を開始する動作を示している。すなわち、イ
ンターフェース16において図2の(b) 及び(c) に示す
ように信号AutoFeedをハイレベルに設定すると
共にSelectInをローレベルに設定する。その後
インタフェース25において図2の(g) ,(h) 及び(i)
に示すように信号PErrorをハイレベル、信号nF
ault及びSelectをローレベルに設定する。
【0046】図2における期間Bはブロック同期方式の
データ伝送の動作を示している。すなわち、高速伝送手
段の動作を示している。すなわち、インターフェース1
6において図2の(a) に示すようにデータラインにデー
タをセットし、図2の(d) に示すように信号Strob
eをハイレベルからローレベルへ、またローレベルから
ハイレベルへと変化させる。
【0047】なお、ブロック同期方式のデータ伝送中に
はnAckの値は不定であり、使用されていない。
【0048】図2における期間Cはブロック同期方式の
データ伝送を終了する動作を示している。すなわち、イ
ンターフェース16において図2の(b) 及び(c) に示す
ように信号AutoFeedをローレベルに設定すると
共にSelectInをハイレベルに設定する。その後
インタフェース25において図2の(g) ,(h) 及び(i)
に示すように信号PErrorをローレベル、信号nF
ault及びSelectをハイレベルに設定する。
【0049】図3はデータ送信信号であるStrobe
信号の立下がりと立上がりの両方を使用する両エッジ方
式を使用したブロック同期方式の1ブロック送信の基本
タイミングをを示す図である。
【0050】図3における期間Aは図2と同様、ブロッ
ク同期方式のデータ伝送を開始する動作を示している。
【0051】図3における期間Bはブロック同期方式の
データ伝送の動作を示している。すなわち、インターフ
ェース16において図3の(a) に示すようにデータライ
ンにデータをセットし、図3の(d) に示すように信号S
trobeをハイレベルからローレベル又はローレベル
からハイレベルへ1度だけ反転させる。この動作におい
てはブロックは偶数回の送信で構成される。
【0052】図3における期間Cは図2と同様、ブロッ
ク同期方式のデータ伝送を終了する動作を示している。
【0053】図4はブロック同期方式の同期を取る動作
を説明するタイミング図であり、複数ブロックの伝送を
示している。
【0054】図4における期間Aはブロック同期方式の
データ伝送を開始する動作を示している。また、図4に
おける期間Cはブロック同期方式のデータ伝送を終了す
る動作を示している。
【0055】図4における期間B1 〜Bn はそれぞれブ
ロックの伝送動作を示している。
【0056】図4における期間Dは各ブロックの伝送の
間で同期制御を行う動作を示している。すなわち、プリ
ンタ2において次のブロックが受信できない状態になれ
ば図4の(f) に示すようにBusy信号をハイレベルに
し、プリンタ2が次のブロックを受信できる状態になれ
ばBusy信号をローレベルにする。
【0057】ホストコンピュータ1は、各ブロックの送
信の間又は各ブロックの送信の前にBusy信号を調
べ、ハイレベルであれば次のブロックの送信を開始せず
にローレベルになるまで待つ。また、プリンタ2が受信
不可能となるエラー状態になったときはプリンタ2は図
4の(g) に示すPErrorによりそのことを知らせ
る。ホストコンピュータ1は、各ブロックの送信の間又
は各ブロックの送信の前にPError信号を調べ、ロ
ーレベルであればその時点で以降のブロック伝送を中止
しブロック同期方式のデータ伝送を終了する。
【0058】図5は正確な受信に要求されるデータライ
ンとデータ送信信号、すなわちStrobe信号のアナ
ログ波形の概略を示す図である。
【0059】図中VT はデータがハイレベルであるかロ
ーレベルであるかを判定するレベル値である。VHLはS
trobe信号がハイレベルからローレベルに変化した
ことを判定するレベル値、VLHはStrobe信号がロ
ーレベルからハイレベルに変化したことを判定するレベ
ル値である。雑音による誤りを防止するために、VLH>
VHLに設定してある。
【0060】また、Strobe信号はハイレベルの状
態においては送信側の電源に負荷がかかる際に一時的な
レベルの降下を呈することがある。このためVHLは十分
低く設定する必要がある。Strobe信号のハイレベ
ルをVH、ローレベルをVLとすると、VH−VLH>V
HL−VLに設定するのが望ましい。
【0061】図において、t1 ,t2 ,t3 は送信側が
データラインにデータをセットした時刻であり、u1 ,
u2 ,u3 はデータラインの値が安定する時刻である。
【0062】また、t4 ,t5 ,t6 は送信側がStr
obe信号を反転させた時刻であり、u4 ,u5 ,u6
は受信側がStrobe信号の反転を知ることができる
時刻である。
【0063】Strobe信号は、立上がりの時定数が
立下がりの時定数よりも大きい。しかしVLH、VHLが設
定されているので、u4 −t4 とu5 −t5 との差は小
さくなる。
【0064】データラインはデータセットの際には、レ
ベルが変化しないラインもレベルが上昇するラインもレ
ベルが下降するラインもある。一般にデータラインの値
が安定するまでの時間u1 −t1 は上昇するラインのレ
ベル変化により定まる。
【0065】以上に述べた3種類の時間、すなわち、u
4 −t4 、u5 −t5 、u1 −t1を伝送遅延と称す
る。
【0066】送信側のインターフェース16でデータラ
インをセットする回路とStrobe信号を変化させる
回路は異なり、さらに伝送線路も異なる。
【0067】従って、u4 −t4 とu1 −t1 との差、
またu5 −t5 とu1 −t1 との差は決定できない。し
かしこれらはすべて類似の回路であるので、これらの伝
送遅延は小さい方の2倍程度の水準であり、差はu1 −
t1 のオーダである。
【0068】なお、図5は両エッジ方式の波形について
述べたが、片エッジ方式についても同様のことが言え
る。
【0069】次に片エッジ方式の場合の各処理の間に挿
入すべき遅延について述べる。
【0070】図6は片エッジ方式のタイミング図であ
る。図中g1 はデータラインが安定してからStrob
e信号が変化したことを知ることができるまでの時間で
ある。g2 はStrobe信号が変化したことを知るこ
とができる時刻からデータラインのレベルが保持される
時間である。g3 はStrobe信号がローレベルで保
持される時間である。g4 はStrobe信号がハイレ
ベルで保持される時間である。
【0071】また、w1 はデータラインにデータをセッ
トしてからStrobe信号を立ち下げるまでの時間で
ある。w2 はStrobe信号を立ち下げた後、立ち上
げるまでの時間である。w3 はStrobe信号を立ち
上げた後、次のデータをセットするまでの時間である。
【0072】受信側が正確に受信を行うためには、g1
,g2 ,g3 ,g4 がそれぞれ一定値以上でなければ
ならない。g1 を大きくするためにはw1 を大きくすれ
ばよい。同様に、g3 はw2 により、g2 はw2 +w3
により、g4 はw3 +w1 により制御される。
【0073】使用する送信側装置、受信側装置及び伝送
線路として標準的なものを用いて図5で考察した伝送遅
延を測定できる。データのセットの伝送遅延の標準値L
d 、Strobe信号の立上がり時の伝送遅延の標準値
をLh 、Strobe信号の立下がり時の伝送遅延の標
準値をLl とすると、g1 =w1 −Ld +Ll 、g2=
w2 +w3 −Ll 、g3 =w2 −Ll 、g4 =w3 +w
1 −Lh となる。
【0074】一方、受信側装置の制約により、g1 ,g
2 ,g3 及びg4 の許容される最小値g1n,g2n,g3n
及びg4nが定まる。w1 ,w2 ,w3 の許容される最小
値w1n,w2n,w3nは、w1n≧g1n+Ld −Ll 、w2n
≧g3n+Ll 、w3n≧g4n−g1n−Ld +Ll +Lh 、
w2n+w3n≧g2n+Ll 、を満たす必要がある。
【0075】さらに、実際の使用におけるLd 、Ll 、
Lh のばらつきを考慮して、上記各式の右辺各値に一定
値を加算してw1n,w2n,w3nを定める。
【0076】3種類の伝送遅延は環境の変化により略同
じようにばらつくので、加算する一定値は伝送遅延のば
らつきの最大値を取ればよい。
【0077】以上のようにしてw1n,w2n,w3nを決定
できる。
【0078】各処理の間に挿入する遅延は、データをセ
ットするのに要する最小時間をnd、データのセット後
Strobe信号を立下げるまでに挿入する遅延をd1
とすると、w1 =nd +d1 となる。また、Strob
e信号を立下げるのに要する最小時間をnl 、Stro
be信号を立下げてから立上げるまでに挿入する遅延を
d2 とすると、w2 =nl +d2 となる。また、Str
obe信号を立上げるのに要する最小時間をnh 、St
robe信号を立上げてから次のデータをセットするま
でに挿入する遅延をd3 とすると、w3 =nh +d3 と
なる。
【0079】従って、必要となるそれぞれの遅延時間の
最小値は、d1 ≧w1n−nd 、d2≧w2n−nl 、d3
≧w3n−nh となる。なお、nl とnh は同じ回路操作
であるので略同じになる。
【0080】こうして求めた遅延時間d1 ,d2 ,d3
をデータ送信時に1サイクル毎に挿入することになる
が、その処理を示すと図8に示すようになる。
【0081】すなわち、データラインにデータをセット
すると、遅延処理d1 を行い、Strobe信号を立下
げると遅延処理d2 を行い、さらにStrobe信号を
立上げると遅延処理d3 を行う。
【0082】次に処理時間の計測について述べる。
【0083】前述したようにw1n,w2n,w3nを予め決
定することができるが、CPU11などの処理で生成す
る遅延時間d1 ,d2 ,d3 は動作中に個々に測定する
には特別の装置が必要となる。また、nd 、nl 、nh
についても同様である。
【0084】これらの時間は非常に短いので、測定装置
は高価となり、インターフェース装置にこのような特別
の装置を付加することは経済的に困難である。
【0085】そこで本実施例では、送信処理を試験的に
複数回反復実行し、その合計時間から個々の処理時間
(データのセット時間、Strobe信号の立下がり時
間、Strobe信号の立上がり時間)を推定してい
る。その際、個々の処理時間の比は得られないが、それ
らの比のばらつきはある範囲に収まるためばらつきを考
慮して遅延を長めに取ればよい。
【0086】いま、1サイクルの処理時間S1 が得られ
たものとする。なお、1サイクルは、データのセットか
らStrobe信号の立下がり及び立上がりを経て再び
データのセットにかかるまでの時間である。処理時間S
1 は、 S1 ≧w1n+w2n+w3n+A …(11) が成立すれば問題ない。但し、Aはnd ,nl ,nh の
ばらつきの2倍にする。
【0087】式(11)が成立しなければ遅延時間d1 ,d
2 ,d3 を一様に大きくする。そして再度1サイクルの
処理時間を計測する。これを反復して式(11)が成立する
まで遅延時間d1 ,d2 ,d3 を大きくする。
【0088】また、式(11)の右辺の値をSn 、遅延なし
の1サイクルの処理時間をSs 、単位遅延を挿入したと
きの1サイクルの処理時間をSu とすると、必要な単位
遅延の数mは、m≧(Sn −Ss )/(Su −Ss )で
求めることができる。
【0089】上記における遅延を逐次増大させながら遅
延を決定する処理は図11に示すようになる。
【0090】この処理は、先ずすべての遅延を0にし、
テストモードの実行により1サイクル当りの処理時間S
1 を得る。
【0091】そして処理時間S1 がROM12に予め設
定されている最短処理時間Sn よりも短いか否かをチェ
ックし、もし短ければすべての遅延を一様に1単位だけ
大きくしてから再度テストモードを実行して1サイクル
当りの処理時間S1 を得る。そしてこの処理を処理時間
S1 が最短処理時間以上になるまで繰り返し、処理時間
S1 が最短処理時間以上になるとそのときの遅延をRA
M13に記憶する。
【0092】また、単位遅延数の算出処理は図12又は
図13に基づいて行う。
【0093】図12の算出処理は、先ずすべての遅延を
0にし、テストモードの実行により1サイクル当りの処
理時間Ss を得る。そしてすべての遅延を単位遅延にす
る。
【0094】続いてテストモードの実行により1サイク
ル当りの処理時間Su を得る。そしてROM12に記憶
している最短処理時間Sn 及び処理時間Ss 、Su から
必要な単位遅延の数mを、m≧(Sn −Ss )/(Su
−Ss )の関係から求める。
【0095】また、図13の算出処理は、最短処理時間
Sn 及び処理時間Ss 、Su から必要な単位遅延の数m
を、m≧(Sn −Ss )/(Su −Ss )の関係から求
めるまでは図12の場合と同様である。
【0096】単位遅延の数mを求めると、続いてテスト
モードヘの実行により1サイクル当りの処理時間を確認
する。
【0097】そしてもし、処理時間が短すぎると、遅延
を逐次増大させながらの遅延決定を行う。
【0098】次にデータラインのセット所要時間とSt
robe信号のセット所要時間の違いを検出して遅延を
定める方法について述べる。
【0099】データラインのみの送信処理の場合の1サ
イクルの処理時間Sd1が得られたものとすると、この1
サイクルはデータのセットから次のデータのセットまで
である。また、Strobe信号のみの送信処理の場合
の1サイクルの処理時間Sb1が得られたものとすると、
この1サイクルはStrobe信号の立下がりから立上
がりを経て次のStrobe信号の立下がりまでであ
る。
【0100】Strobe信号の立上がりと立下がりは
同じ時間でできていると見てよいので、Strobe信
号の変化に必要な時間とデータのセットに必要な時間の
差Ssdは、Ssd=(Sb1/2)−Sd1となる。この値S
sdを利用して、 d2 =d3 =d1 −Ssd …(12) を満たすようにして、 S1 ≧w1n+w2n+w3n …(13) が成立するまで遅延d1 ,d2 ,d3 を大きくすればよ
い。
【0101】Sd1とSb1を使用すれば、S1 を小さくす
ることができるので、より高速な通信が可能となる。
【0102】Strobe信号のみの片エッジ方式の1
サイクルの送信処理は、図9に基づいて行われる。すな
わち、先ずStrobe信号を立下げて遅延処理d2 を
行う。続いてStrobe信号を立上げて遅延処理d3
を行う。
【0103】また、データラインのみの片エッジ方式の
1サイクルの送信処理は、図10に基づいて行われる。
すなわち、データラインにデータをセットし、遅延処理
d1を行う。
【0104】データラインのみ、Strobe信号のみ
の処理時間を使用した遅延を逐次増大させながらの遅延
決定は、図14に基づいて行われる。すなわち、すべて
の遅延を0にする。続いてデータラインのみのテストモ
ードを実行し、続いてStrobe信号のみのテストモ
ードを実行する。
【0105】そしてテストモードの実行により1サイク
ル当りの処理時間S1 を得る。続いて処理時間S1 がR
OM12に記憶した最短処理時間よりも短いか否かをチ
ェックし、もし短ければ条件である(12)式を満たしつ
つ、各遅延を1単位だけ大きくする条件式を満たすこと
が優先する。そしてテストモードの実行により1サイク
ル当りの処理時間S1 を得る処理に戻り繰り返す。
【0106】処理時間S1 が最短処理時間以上であれば
今の遅延をRAM13に記憶させる。
【0107】データラインのみ、Strobe信号のみ
の処理時間を使用し単位遅延の数mを算出する処理は図
15に基づいて行われる。すなわち、条件である(12)式
を満たす最小の遅延(1つの値は0)に各遅延を設定す
る。
【0108】そしてテストモードの実行により1サイク
ル当りの処理時間Su を得る。続いて処理時間S1 がR
OM12に記憶した最短処理時間Sn 、及び処理時間S
s ,Su から必要な単位遅延数の数mを求める。
【0109】そして条件である(12)式を満たす最小の遅
延に単位遅延m個を加えた値が適切な遅延となる。
【0110】次に両エッジ方式の場合の各処理の間に挿
入すべき遅延について述べる。
【0111】図7は両エッジ方式のタイミング図であ
る。図中g11はデータラインが安定してからStrob
e信号が立下がり変化したことを知ることができるまで
の時間である。g12はStrobe信号が立下がり変化
したことを知ることができる時刻からデータラインのレ
ベルが保持される時間である。g13はデータラインが安
定してからStrobe信号が立上がり変化したことを
知ることができるまでの時間である。g14はStrob
e信号が立上がり変化したことを知ることができる時刻
からデータラインのレベルが保持される時間である。g
15はStrobe信号がローレベルで保持される時間で
ある。g16はStrobe信号がハイレベルで保持され
る時間である。
【0112】また、w11はデータラインにデータをセッ
トしてからStrobe信号を立ち下げるまでの時間で
ある。w12はStrobe信号を立下げた後、次のデー
タをセットするまでの時間である。w13はデータライン
にデータをセットしてからStrobe信号を立上げる
までの時間である。w14はStrobe信号を立上げて
から次のデータをセットするまでの時間である。
【0113】受信側が正確に受信を行うためには、g1
1,g12,g13,g14,g15,g16がそれぞれ一定値以
上でなければならない。
【0114】使用する送信側装置、受信側装置及び伝送
線路として標準的なものを用いて図5で考察した伝送遅
延を測定できる。データのセットの伝送遅延の標準値L
d 、Strobe信号の立上がり時の伝送遅延の標準値
をLh 、Strobe信号の立下がり時の伝送遅延の標
準値をLl とすると、g11=w11−Ld +Ll 、g12=
w12−Ll 、g13=w13+Lh 、g14=w14−Lh 、g
15=w12+w13−Ll、g16=w14+w11−Lh とな
る。
【0115】一方、受信側装置の制約により、g11,g
12,g13,g14,g15,g16の許容される最小値g11n
,g12n ,g13n ,g14n ,g15n ,g16n が定ま
る。w11,w12,w13及びw14の許容される最小値w11
n ,w12n ,w13n ,w14n は、w11n ≧g11n +Ld
−Ll 、w12n ≧g12n +Ll 、w13n ≧g13n −Lh
、w14n ≧g14n +Lh 、w12n +w13n ≧g15n +
Ll 、w14n +w11n ≧g16n +Lh 、を満たす必要が
ある。
【0116】さらに、実際の使用におけるLd 、Ll 、
Lh のばらつきを考慮して、上記各式の右辺各値に一定
値を加算してw11n ,w12n ,w13n ,w14n を定め
る。
【0117】3種類の伝送遅延は環境の変化により略同
じようにばらつくので、加算する一定値は伝送遅延のば
らつきの最大値を取ればよい。
【0118】以上のようにしてw11n ,w12n ,w13n
,w14n を決定できる。
【0119】各処理の間に挿入する遅延は、データをセ
ットするのに要する最小時間をnd、データのセット後
Strobe信号を立下げるまでに挿入する遅延をd11
とすると、w11=nd +d11となる。また、Strob
e信号を立下げるのに要する最小時間をnl 、Stro
be信号を立下げてから次のデータをセットするまでに
挿入する遅延をd13とすると、w12=nl +d12とな
る。また、データのセット後Strobe信号を立上げ
るまでに挿入する遅延をd13とすると、w13=nd +d
13となる。また、Strobe信号を立上げるのに要す
る最小時間をnh、Strobe信号を立上げてから次
のデータをセットするまでに挿入する遅延をd14とする
と、w14=nh +d14となる。
【0120】従って、必要となるそれぞれの遅延時間の
最小値は、d11≧w11n −nd 、d12≧w12n −nl 、
d13≧w13n −nd 、d14≧w14n −nh となる。な
お、nl とnh は同じ回路操作であるので略同じにな
る。
【0121】こうして求めた遅延時間d11,d12,d1
3,d14をデータ送信時に1サイクル毎に挿入すること
になるが、その処理を示すと図16に示すようになる。
【0122】すなわち、データラインにデータをセット
すると遅延処理d11を行い、Strobe信号を立下げ
ると遅延処理d12を行い、データラインにデータをセッ
トすると遅延処理d13を行い、さらにStrobe信号
を立上げると遅延処理d14を行う。
【0123】次に処理時間の計測について述べる。
【0124】前述したようにw11n ,w12n ,w13n ,
w14n を予め決定することができるが、CPU11など
の処理で生成する遅延時間d11,d12,d13,d14は動
作中に個々に測定するには特別の装置が必要となる。ま
た、nd 、nl 、nh についても同様である。
【0125】これらの時間は非常に短いので、測定装置
は高価となり、インターフェース装置にこのような特別
の装置を付加することは経済的に困難である。
【0126】そこで本実施例では、送信処理を試験的に
複数回反復実行し、その合計時間から個々の処理時間
(データのセット時間、Strobe信号の立下がり時
間、Strobe信号の立上がり時間)を推定してい
る。その際、個々の処理時間の比は得られないが、それ
らの比のばらつきはある範囲に収まるためばらつきを考
慮して遅延を長めに取ればよい。
【0127】いま、1サイクルの処理時間S2 が得られ
たものとする。なお、1サイクルは、データのセット、
Strobe信号の立下がり、データのセット、Str
obe信号の立上がりを経て再びデータのセットにかか
るまでの時間である。処理時間S2 は、 S2 ≧w11n +w12n +w13n +w14n +A …(21) が成立すれば問題ない。但し、Aはnd ,nl ,nh の
ばらつきの2倍にする。
【0128】式(21)が成立しなければ遅延時間d11,d
12,d13,d14を一様に大きくする。そして再度1サイ
クルの処理時間を計測する。これを反復して式(21)が成
立するまで遅延時間d11,d12,d13,d14を大きくす
る。
【0129】また、式(21)の右辺の値をS2n、遅延なし
の1サイクルの処理時間をS2s、単位遅延を挿入したと
きの1サイクルの処理時間をS2uとすると、必要な単位
遅延の数mは、m≧(S2n−S2s)/(S2u−S2s)で
求めることができる。
【0130】上記における遅延を逐次増大させながら遅
延を決定する処理は片エッジ方式の場合と同様図11に
基づいて行われる。
【0131】また、単位遅延数の算出処理も片エッジ方
式の場合と同様図12又は図13に基づいて行われる。
【0132】次にデータラインのセット所要時間とSt
robe信号のセット所要時間の違いを検出して遅延を
定める方法について述べる。
【0133】データラインのみの送信処理の場合の1サ
イクルの処理時間Sd2が得られたものとすると、この1
サイクルはデータのセットから次のデータのセットを経
てその次のデータのセットまでである。また、Stro
be信号のみの送信処理の場合の1サイクルの処理時間
Sb2が得られたものとすると、この1サイクルはStr
obe信号の立下がりから立上がりを経て次のStro
be信号の立下がりまでである。
【0134】Strobe信号の立上がりと立下がりは
同じ時間でできていると見てよいので、Strobe信
号の変化に必要な時間とデータのセットに必要な時間の
差Ssd2 は、Ssd2 =(Sb2/2)−(Sd2/2)とな
る。この値Ssd2 を利用して、 d13=d11 …(22) d12=d14=d11−Ssd2 …(23) を満たすようにして、 S2 ≧w11n +w12n +w13n +w14n …(24) が成立するまで遅延d11,d12,d13,d14を大きくす
ればよい。
【0135】Sd2とSb2を使用すれば、S2 を小さくす
ることができるので、より高速な通信が可能となる。
【0136】Strobe信号のみの両エッジ方式の1
サイクルの送信処理は、図17に基づいて行われる。す
なわち、先ずStrobe信号を立下げて遅延処理d12
を行う。続いてStrobe信号を立上げて遅延処理d
14を行う。
【0137】また、データラインのみの片エッジ方式の
1サイクルの送信処理は、図18に基づいて行われる。
すなわち、データラインにデータをセットして遅延処理
d11を行い、データラインに次のデータをセットして遅
延処理d13を行う。
【0138】データラインのみ、Strobe信号のみ
の処理時間を使用した遅延を逐次増大させながらの遅延
決定は、片エッジ方式の場合と同様図14に基づいて行
われる。但し、条件は(23)式に代わる。
【0139】データラインのみ、Strobe信号のみ
の処理時間を使用し単位遅延の数mを算出する処理は、
片エッジ方式の場合と同様図15に基づいて行われる。
但し、条件は(23)式に代わる。
【0140】次にテストモードによる送信処理時間の測
定について述べる。
【0141】すなわち、データ伝送に先立って試験的な
送信、すなわちテストモードによる送信を行い、送信処
理時間を検出して遅延を適切な値にする。
【0142】テストモードにおいては、ホストコンピュ
ータ1は通常のデータ送信と異なることを受信側である
プリンタ2に知らせる。
【0143】通常のデータ送信におけるタイミングは片
エッジ方式のときには図2に示すタイミングで行われ、
両エッジ方式の場合は図3に示すタイミングで行われ
る。
【0144】プリンタ2にテストモードであるこを知ら
せるには2種類の方法がある。1つは信号線の状態を通
常の伝送とは異なる状態にする方法であり、もう1つは
データ送信に先立ってコマンドを送り、次の伝送がテス
トモードであることを知らせる方法である。
【0145】図19は両エッジ方式の場合において信号
線の状態を通常の伝送とは異なる状態にする方法の例で
ある。すなわち、図19の(b) に示すようにAuto
Feed信号をローレベルにすることによりテストモー
ドをプリンタ2へ知らせる。通常の送信時にはこのAu
to Feed信号はハイレベルになる。
【0146】プリンタ2はAuto Feed信号がロ
ーレベルになっていることでテストモードであることを
知る。そしてプリンタ2はテストモードであることを認
識すると、次の伝送データを無視し、Busy信号やエ
ラーについても処理を行わない。
【0147】図20は両エッジ方式の場合においてデー
タ送信に先立ってコマンドを送る方法の例である。すな
わち、データラインを使用してコマンドCを送り、St
robe信号の立下がりでデータラインの有効を示し、
プリンタ2はnAck信号とBusy信号で応答してい
る。
【0148】テストモードを使用して1サイクル当りの
処理時間Sを求める方法について述べる。
【0149】予めテストモードで送信するサイクル数n
を設定しておく。処理時間Sはホストコンピュータ1の
タイマ装置17で求めるので、タイマ装置17の分解能
よりも十分に長い時間かけてテスト送信するようにサイ
クル数nを定める。例えば、タイマ装置17の分解能が
50msecであれば、テストモードの送信を5秒以上
にすれば測定した時間は2桁の有効数字を持つことにな
る。例えば1サイクル当りの処理時間の範囲が1μse
cから20μsecであれば、5,000,000サイ
クル以上実行する必要がある。
【0150】処理時間Sを信号線の状態を通常の伝送と
は異なる状態にして知らせてから求める場合は図21に
示す流れ図に基づいて処理を行う。
【0151】すなわち、信号線をテストモードの状態に
設定し、タイマ装置17を初期化して現在時刻t0 をセ
ットする。そして送信処理をnサイクル実行する。
【0152】nサイクルの送信処理の実行が終了する
と、タイマ装置17を参照して現在時刻t1 を読み出
す。そして全処理時間Tを、T=t1 −t0 により求め
る。
【0153】続いて信号線の状態を通常の状態に復旧
し、1サイクル当りの処理時間Sを、S=T/nにより
求める。
【0154】また。処理時間Sをコマンドの送信により
知らせてから求める場合は図22に示す流れ図に基づい
て処理を行う。
【0155】すなわち、テストモードを示すコマンドC
をプリンタ2へ送信する。続いて信号線をテストモード
の状態に設定する。なお、これは行わなくてもよい。
【0156】続いてタイマ装置17を初期化して現在時
刻t0 をセットする。そして送信処理をnサイクル実行
する。
【0157】nサイクルの送信処理の実行が終了する
と、タイマ装置17を参照して現在時刻t1 を読み出
す。そして全処理時間Tを、T=t1 −t0 により求め
る。
【0158】続いて信号線の状態を通常の状態に復旧す
る。これは信号線をテストモードの状態に設定する処理
が無ければ省略される。そして1サイクル当りの処理時
間Sを、S=T/nにより求める。
【0159】テストモードをコマンドCで知らせた後、
Strobe信号のみを送信してStrobe信号の処
理時間を得る場合は図23に示すタイミングとなる。
【0160】また、テストモードをコマンドCで知らせ
た後、データラインのみでデータを送信してデータライ
ンの処理時間を得る場合は図24に示すタイミングとな
る。
【0161】なお、図23及び図24においてコマンド
Cに代えて信号線の状態を通常の状態とは異なる状態に
してテストモードをプリンタ2へ知らせる方法を採用し
てもよい。
【0162】このように本実施例においては、ブロック
同期方式でホストコンピュータ1からプリンタ2へデー
タを高速伝送できるものにおいて、テストモードを使用
して送信1サイクル当りの処理時間Sを得て遅延を設定
し、以後の通常のデータ送信に使用することにより、S
trobe信号とデータとのタイミングを確実に取るこ
とができ、従ってプリンタ2はホストコンピュータ1か
らのデータを確実に受信することができる。すなわち、
伝送の誤りを防止することができる。
【0163】しかも、テストモードにおいて送信処理を
複数回反復実行し、その合計時間から1サイクルの処理
時間を求め、その処理時間が予め設定した最短処理時間
よりも長くなるように遅延時間を求めているので、遅延
時間を迅速に求めることができる。
【0164】また、テストモードを使用してデータライ
ン、Strobe信号それぞれ単独で1サイクル当りの
処理時間を得、それぞれの処理時間の差に基づいて送信
1サイクルにおける遅延を設定し、以後の通常のデータ
送信に使用することにより、Strobe信号とデータ
とのタイミングを確実に取ることができ、従ってプリン
タ2はホストコンピュータ1からのデータを確実に受信
することができる。すなわち、伝送の誤りを防止するこ
とができる。
【0165】なお、遅延を設定する場合に、1サイクル
当りの誤りなしの最短処理時間を実験的に求め(様々な
遅延で伝送を行い成功する最短処理時間を求める。)、
これに余裕値を加えて最短処理時間とし、そして1サイ
クル当りの処理時間がその最短処理時間よりも長くなる
ように遅延を調整すれば、遅延設定が容易にできる。
【0166】この遅延設定はデータラインのみの処理や
Strobe信号のみの処理ににおいても同様にでき、
遅延設定が容易にできる。
【0167】なお、テストモードを使用して遅延を設定
する処理は、装置の電源の投入時に自動的に行っても、
また入力装置からの指令により実行してもよい。
【0168】また、テストモードを使用して遅延を設定
する処理は、最初の送信処理の前に自動的に実行し、実
行した事実を記憶して以降においては実行しないように
してもよい。
【0169】また、ホストコンピュータ1にプリンタ2
が接続した際にホストコンピュータ1側でそのことを信
号線から検出し、そのときに遅延を設定する処理を実行
してもよい。
【0170】さらに装置の動作周波数などに影響されな
いので、異なる動作周波数を持つ装置に対しても同じ構
造でよい。従って生産性を向上でき経済的である。
【0171】さらにまた、1回目の試験送信で必要な遅
延時間を決定できる。また、単位遅延を挿入した2回目
の試験送信で必要な遅延の単位数を求めることができ
る。従って遅延時間の設定を効率的に行うことができ
る。
【0172】
【発明の効果】以上、本発明によれば、テストモードに
よりデータ送信に先立って試験データ送信を複数回実行
し、その実行時間をタイマ手段でカウントしてデータ送
信の1サイクルの処理時間を求め、その1サイクルの処
理時間が予め設定した1サイクルの最短処理時間よりも
長くなるように遅延時間を挿入し、その後にデータ送信
を行うようにしているので、データ送信処理の各ステッ
プ間に挿入すべき適切な遅延時間を迅速に求めてデータ
送信時に挿入でき、これにより伝送の誤りを防止でき、
しかも高速伝送ができるインターフェース装置を提供で
きる。
【0173】また、本発明によれば、テストモードによ
りデータ送信に先立ってデータラインのみの試験送信処
理と制御ラインのみの試験送信処理をそれぞれ複数回実
行し、その各実行時間をタイマ手段でカウントしてデー
タラインのみの1サイクルの処理時間と制御ラインのみ
の1サイクルの処理時間を求め、その各1サイクルの処
理時間が予め設定したそれぞれの1サイクルの最短処理
時間よりも長くなるように遅延時間を挿入し、さらにこ
の遅延時間の挿入後において、試験データ送信を複数回
実行し、その実行時間をタイマ手段でカウントしてデー
タ送信の1サイクルの処理時間を求め、その1サイクル
の処理時間が予め設定した1サイクルの最短処理時間よ
りも長くなるように遅延時間を挿入し、その後にデータ
送信を行うようにしているので、データ送信処理の各ス
テップ間に挿入すべき適切な遅延時間を迅速に求めてデ
ータ送信時に挿入でき、これにより伝送の誤りを防止で
き、しかも高速伝送ができるインターフェース装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】同実施例で使用するデータ送信信号の立下がり
のみを使用するブロック同期方式のタイミング図。
【図3】同実施例で使用するデータ送信信号の立下がり
と立上がりの両方を使用するブロック同期方式のタイミ
ング図。
【図4】同実施例で使用するブロック同期方式の同期動
作を示すタイミング図。
【図5】正確な受信に要求されるタイミングとレベル値
を説明するためのアナログ波形図。
【図6】同実施例で使用するデータ送信信号の立下がり
のみを使用するブロック同期方式において遅延の必要性
とその効果を説明するための波形図。
【図7】同実施例で使用するデータ送信信号の立下がり
と立上がりの両方を使用するブロック同期方式において
遅延の必要性とその効果を説明するための波形図。
【図8】同実施例で使用するデータ送信信号の立下がり
のみを使用するブロック同期方式における1サイクルの
送信処理を示す流れ図。
【図9】同実施例で使用するデータ送信信号の立下がり
のみを使用するブロック同期方式におけるStrobe
信号のみの1サイクルの送信処理を示す流れ図。
【図10】同実施例で使用するデータ送信信号の立下が
りのみを使用するブロック同期方式におけるデータライ
ンのみの1サイクルの送信処理を示す流れ図。
【図11】同実施例の遅延を逐次増大させつつ遅延を決
定する処理を示す流れ図。
【図12】同実施例の単位遅延数の算出処理の一例を示
す流れ図。
【図13】同実施例の単位遅延数の算出処理の他の例を
示す流れ図。
【図14】同実施例においてデータラインのみ、Str
obe信号のみの処理時間を使用して遅延を逐次増大さ
せつつ遅延を決定する処理を示す流れ図。
【図15】同実施例においてデータラインのみ、Str
obe信号のみの処理時間を使用しての単位遅延数の算
出処理を示す流れ図。
【図16】同実施例で使用するデータ送信信号の立下が
りと立上がりの両方を使用するブロック同期方式におけ
る1サイクルの送信処理を示す流れ図。
【図17】同実施例で使用するデータ送信信号の立下が
りと立上がりの両方を使用するブロック同期方式におけ
るStrobe信号のみの1サイクルの送信処理を示す
流れ図。
【図18】同実施例で使用するデータ送信信号の立下が
りと立上がりの両方を使用するブロック同期方式におけ
るデータラインのみの1サイクルの送信処理を示す流れ
図。
【図19】同実施例において信号線の状態によりテスト
モードをプリンタ側に知らせるときのタイミング図。
【図20】同実施例においてコマンドによりテストモー
ドをプリンタ側に知らせるときのタイミング図。
【図21】同実施例のテストモード処理の一例を示す流
れ図。
【図22】同実施例のテストモード処理の他の例を示す
流れ図。
【図23】同実施例においてデータ送信信号のみを使用
するテストモードのタイミング図。
【図24】同実施例においてデータラインのみを使用す
るテストモードのタイミング図。
【図25】従来のインターフェース装置の基本動作を示
すデータライン及び制御ラインのタイミング図。
【図26】データ送信信号の立下がりを使用するブロッ
ク同期方式の誤り発生を説明するための波形図。
【図27】データ送信信号の立下がりを使用するブロッ
ク同期方式の別の誤り発生を説明するための波形図。
【図28】データ送信信号の立下がりと立上がりの両方
を使用するブロック同期方式の正常時のデータ読取りタ
イミングを示す波形図。
【図29】データ送信信号の波形状態と変化時点との関
係を示し、かつ誤り発生を説明する図。
【図30】データ送信信号の立下がりと立上がりの両方
を使用するブロック同期方式の誤り発生を説明するため
の波形図。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ 2…プリンタ 11,21…CPU(中央処理装置) 16,25…パラレルインターフェース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を伝送する複数本の制御ラインと所
    定ビット幅のデータをパラレル伝送するデータラインを
    有するインターフェース装置において、前記各制御ライ
    ンの1つを伝送するデータ送信信号がハイレベルからロ
    ーレベル及びローレベルからハイレベルに変化するタイ
    ミングの一方又は両方で前記データラインを介してデー
    タを複数データのブロック単位で送受信の同期を取りつ
    つパラレル伝送する高速伝送手段と、データ送信に先立
    って試験データ送信を前記高速伝送手段により複数回実
    行するテストモードと、このテストモードの実行開始を
    受信側に知らせる手段と、前記テストモードによる試験
    データ送信の複数回実行時間をカウントするタイマ手段
    と、このタイマ手段のカウント時間によりデータ送信の
    1サイクルの処理時間を求める手段と、この手段にて求
    めたデータ送信の1サイクルの処理時間を予め設定した
    1サイクルの最短処理時間と比較し、1サイクルの処理
    時間が最短処理時間よりも長くなるように遅延時間を挿
    入する手段を設けたことを特徴とするインターフェース
    装置。
  2. 【請求項2】 信号を伝送する複数本の制御ラインと所
    定ビット幅のデータをパラレル伝送するデータラインを
    有するインターフェース装置において、前記各制御ライ
    ンの1つを伝送するデータ送信信号がハイレベルからロ
    ーレベル及びローレベルからハイレベルに変化するタイ
    ミングの一方又は両方で前記データラインを介してデー
    タを複数データのブロック単位で送受信の同期を取りつ
    つパラレル伝送する高速伝送手段と、データ送信に先立
    ってデータラインのみの試験送信処理と制御ラインのみ
    の試験送信処理を個々に複数回実行するとともにその後
    に試験データ送信を前記高速伝送手段により複数回実行
    するテストモードと、このテストモードの実行開始を受
    信側に知らせる手段と、前記テストモードによる各試験
    送信処理の複数回実行時間をそれぞれカウントするとと
    もに試験データ送信の複数回実行時間をカウントするタ
    イマ手段と、このタイマ手段による各試験送信処理のカ
    ウント時間により各送信処理の1サイクルの処理時間を
    求める手段と、この手段にて求めた各送信処理の1サイ
    クルの処理時間を予め設定したそれぞれの1サイクルの
    最短処理時間と比較し、各送信処理の1サイクルの処理
    時間がそれぞれの最短処理時間よりも長くなるように遅
    延時間を挿入する手段と、この手段による遅延時間の挿
    入後において、前記タイマ手段による試験データ送信の
    カウント時間によりデータ送信の1サイクルの処理時間
    を求める手段と、この手段にて求めたデータ送信の1サ
    イクルの処理時間を予め設定した1サイクルの最短処理
    時間と比較し、1サイクルの処理時間が最短処理時間よ
    りも長くなるように遅延時間を挿入する手段を設けたこ
    とを特徴とするインターフェース装置。
JP4285894A 1994-03-14 1994-03-14 インターフェース装置 Pending JPH07253945A (ja)

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JP4285894A Pending JPH07253945A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 インターフェース装置

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