JP3262041B2 - 印刷システム及び方法 - Google Patents

印刷システム及び方法

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JP3262041B2
JP3262041B2 JP25859997A JP25859997A JP3262041B2 JP 3262041 B2 JP3262041 B2 JP 3262041B2 JP 25859997 A JP25859997 A JP 25859997A JP 25859997 A JP25859997 A JP 25859997A JP 3262041 B2 JP3262041 B2 JP 3262041B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷システム及び
方法に関し、特に、印刷データが経由する通信回線にお
けるデータ転送速度に基づいて作成する印刷データの種
類を変更し、印刷時間がデータ転送速度に左右されにく
い印刷システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷システムは、サーマ
ルプリンタ等において、データ転送速度に合わせて、サ
ーマルヘッドの1ラインの印刷周期を決定するためにデ
ータ転送速度を検出し、データ転送速度に合わせて印刷
周期を決定している。
【0003】従来の印刷システムの一例が、特開平8−
11342号公報に記載されている。この公報に記載さ
れた印刷システムは、ホストコンピュータから画像デー
タをライン単位で受信し、この受信した印刷データに基
づいて印刷動作を行うプリンタにおいて、受信する画像
データの1ラインの転送速度を検出するホスト性能検出
手段と、この検出手段が検出した転送速度に基づいて1
ラインのラインの印刷周期を決定する印刷周期決定手段
を有している。
【0004】この従来の印刷システムは、データの1ラ
インの転送速度に基づいて1ラインの印刷周期を決定す
る事により、数ライン分の印刷データを格納するバッフ
ァメモリを持つことなく、或いは、コンピュータとプリ
ンタ間のデータ転送速度に制限をつけることの無い汎用
性の高いプリンタを提供していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の印刷システムにおいては、データ転送速度が遅くな
ると遅くなった分だけプリンタの印刷完了までの時間が
遅くなる。
【0006】その理由は、受信する印刷データは、受信
する印刷データそのものがラインを表す画像データであ
り、転送速度が遅くなった場合印刷周期を変更する以外
正しい印刷結果を得る手段が無いからである。
【0007】本発明は、コンピュータとプリンタとの間
のデータ転送速度が変化しても、常にコンピュータとプ
リンタの負荷バランスを最適にし、印刷完了までの時間
を高速化する印刷システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために本発明の印刷システムは、印刷データを作成して
出力するホストコンピュータ(図1の1)と、印刷デー
タに基づいて印刷された画像を排出するプリンタ(図1
の13)と、ホストコンピュータ(図1の1)とプリン
タ(図1の13)とを接続する通信回線とを有する印刷
システムにおいて、プリンタ(図1の13)は、通信回
線のデータ転送速度を測定するインタフェース部(図1
の5)を有し、ホストコンピュータ(図1の1)は、同
じ画像を表す印刷データであって通信回線での転送時間
及び前記プリンタでの処理時間が互いに異なり前記転送
時間が早いものほど前記処理時間が長くなるようプリン
タ(図1の13)のもつ低い描画機能を利用する印刷デ
ータを作成する複数の印刷データ作成部(図1の301
〜30n)と、データ転送速度に基づいて、データ転送
速度が遅くなるほど、プリンタ(図1の13)のもつ高
い描画機能を利用しプリンタの処理時間がより多くかか
るが転送するデータ量はより少ない印刷データを作成す
る印刷データ作成部を選択する印刷データ選択部(図1
の2)とを有している。
【0009】本発明の印刷システムは、ホストコンピュ
ータから送信される印刷データの転送速度を印刷に先だ
って検出し、プリンタへ転送する描画コマンドの種類を
転送速度に合わせて変更する事によりプリンタへ転送す
るデータ量を増減させる事で、ホストコンピュータとの
接続形態に影響を受けない高速印刷を可能としている。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施の形態の印刷
システムのブロック図である。
【0012】図1を参照すると、本発明の印刷システム
の第1の実施の形態は、印刷データを作成してプリンタ
13に送信するコンピュータ1と、コンピュータ1から
送出された印刷データを受信して印刷データに基づいて
印刷された画像を出力するプリンタ13とから構成さ
れ、プリンタ13は、コンピュータ1との間で印刷デー
タの送受信を行うインタフェース部5と、インタフェー
ス部5で受信した印刷データの解析処理を行い、描画コ
マンドからなる描画データを出力する解析処理部8と、
解析処理部8が出力した描画データを格納する中間言語
バッファ9と、中間言語バッファ9に格納された描画デ
ータをビットマップイメージとして描画する描画処理部
10と、描画されたビットマップイメージを格納する印
刷イメージ格納部11と、印刷イメージ格納部11に格
納されたビットマップイメージに基づいて印刷された画
像を出力する印刷機構部12により構成されている。さ
らにインタフェース部5には、受信した印刷データのデ
ータ量をカウントする受信データカウント部6と、時間
計測部7を有している。
【0013】一方、プリンタ13へ印刷データを送信す
るコンピュータ1には、複数の異なった機能をもった印
刷データ作成部A〜N301〜30nと、後述するよう
にこれら複数の印刷データ作成部のうち最適な印刷デー
タ作成部を選択する印刷データ選択部2と、プリンタ1
3との間でデータの送受信を行うインタフェース部4
と、時間測定用データ生成部14とを有している。
【0014】図2は、複数の印刷データ作成部A〜N3
01〜30nがそれぞれどの様な印刷データを作成する
かを一覧にした表である。
【0015】印刷データ作成部A301は、複雑な図形
印刷をプリンタの描画機能(高機能)を利用して印刷を
行う印刷データを作成する。例えば、文字、図形、圧縮
ビットマップから構成された印刷データを出力する。な
お、図形のデータは、円、楕円、ベジェ曲線等を示す印
刷データを出力できる。
【0016】印刷データ作成部B302は、同じく文
字、図形、圧縮ビットマップから構成された印刷データ
を出力するが、図形データは、直線、矩形の印刷データ
で構成された印刷データを出力するものである。したが
って、円、楕円等の印刷データは、直線、あるいは点を
示す複数の印刷データで構成される。すなわち、印刷デ
ータ作成部A301より、高い機能で印刷データを作成
することになる。一方、プリンタ13では、印刷データ
作成部Aで作成された円、楕円等の印刷データを解析し
て描画するより、印刷データ作成部Bで作成された直線
等の印刷データを解析して描画するのに低い描画機能で
解析、描画できる。
【0017】また、印刷データ作成部N−1は、圧縮ビ
ットマップですべての印刷データを出力する。したがっ
て、文字、図形等の印刷データを解析して描画まで行う
必要がある。また、さらに得られたビットマップデータ
を圧縮する必要がある。一方、プリンタ13では、圧縮
された印刷データを伸張するだけでビットマップ形式の
データが得られ、文字や図形の印刷データを解析し描画
する必要がない。
【0018】そして、例えば、印刷データ作成部Nは、
ビットマップですべての印刷データを出力するものとす
る。したがって、印刷データの量は多くなるが、プリン
タ13では、文字、図形の印刷データを解析し、描画す
る必要もなく、さらに、印刷データを伸張する必要もな
い。
【0019】以上説明したように、印刷データ作成部
は、同一の印刷結果を得るための印刷データを作成する
場合でもそれぞれ出力する印刷データの量及びその出力
データの処理に要する時間すなわちデータの作成、解析
及び描画に要する時間が異なったものとなっている。具
体的には、印刷データの量が多いものはその出力した印
刷データは処理に要する時間が短くて済むような印刷デ
ータとなっており、印刷データの量が少ないものは、そ
の印刷データ作成部が出力した印刷データは処理に要す
る時間が長いものとなっている。
【0020】図3は、同一の印刷結果を得る印刷データ
について各印刷データ作成部の描画機能と各印刷データ
作成部で作成される印刷データのデータ量を模擬的に示
す図である。図3の縦軸の描画機能レベルは、上のもの
ほどプリンタにおける処理の所要時間が短いことを表
す。
【0021】図3に示すように、印刷データ作成部A〜
Nは、それぞれ印刷データ量及び描画機能レベルの異な
ったレベルの印刷データを作成するものとなっている。
【0022】すなわち、印刷データ作成部A301によ
り作成された印刷データはプリンタ13において解析す
るのに時間がかかるが、送信するデータ量は、少ないデ
ータ量で済む。
【0023】一方、印刷データ作成部N30nは、プリ
ンタ13へ送信する印刷データをすべてビットマップへ
展開した後(コンピュータ内で描画した後)送信するの
で、殆どプリンタ13側での描画機能を利用しないで印
刷する事が出来、短時間でプリンタ13において解析す
ることができる。ただし、送信するデータ量は、多くな
る。
【0024】なお、印刷データ作成部A〜N301〜3
0nで作成された印刷データは、解析処理部8および描
画部10において、それぞれの印刷データに対応して解
析され描画されてビットマップイメージが作成され、プ
リンタ13により、同一印刷結果を得ることができるも
のとなっている。
【0025】そして、印刷データ選択部2は、ホストコ
ンピュータとプリンタ間のデータ転送速度及び、ホスト
コンピュータのデータ生成能力に対応して転送する印刷
データの描画機能レベルを変更するものである。
【0026】すなわち、データ転送速度に基づいて、デ
ータ転送速度が遅くなるほど、プリンタの処理時間はよ
り多くかかるが転送するデータ量はより少ない印刷デー
タを作成する印刷データ作成手段を選択し、データ転送
速度が早くなるほど、転送するデータ量がより多くプリ
ンタの処理時間のより少ない印刷データを作成する印刷
データ作成手段を選択する。
【0027】次に、データ転送速度を計測し印刷データ
作成部を選択し印刷を行う動作を説明する。
【0028】図4は、データ転送速度を計測し印刷デー
タ作成部を選択し印刷を行う動作を示すフローチャート
である。
【0029】まず、コンピュータ1の時間測定用データ
生成部14は、印刷データの送信に先だって、予め設定
されたコンピュータ1とプリンタ13との間のデータ転
送時間測定用のデータを、コンピュータ1のインタフェ
ース部4を介してプリンタ13のインタフェース部5に
送信する(ステップS1)。この時間測定用データの送
信は、例えば、プリンタ起動時に、プリンタの定着器を
ウォームアップさせるなど印刷データの送信に先だって
送信するプリンタ起動命令に含めて行う。また、この時
送信されるデータは、データ送信に要する時間を計測す
るためのデータであり、プリンタ13の印刷機構部12
から印刷結果を得る事を期待するデータではなく、印刷
機構部12からは印刷結果を排出しないデータとしてコ
ンピュータ1とプリンタ13の間で規定されたデータで
ある。
【0030】次にプリンタ13のインタフェース部5内
の受信データカウント部6は、受信した印刷データが時
間測定用データであるか判断し(ステップS2)、時間
測定用データであることを検出すると、受信データ量の
カウントを開始する(ステップS3)。それと同時に、
時間計測部7が時間計測を開始する(ステップS4)。
そして、受信データカウント部6は、時間測定用データ
の受信を完了したか判断し(ステップS5)、受信を完
了したら受信データ量のカウントを終了する(ステップ
S6)。それと同時に、時間計測部7が時間計測を終了
する(ステップS7)。
【0031】この時得られた受信データ量と検出開始か
ら終了までの時間とから、インタフェース部5は、コン
ピュータ1とプリンタ13の間のデータ転送速度を算出
し(ステップS8)、得られたデータ転送速度を、イン
タフェース部5からコンピュータ1へ転送する(ステッ
プS9)。
【0032】この時コンピュータ1の印刷データ選択部
2は、取得したデータ転送速度を基に印刷データ作成部
の選択を行う。
【0033】以下に、印刷データ作成部A〜Nの選択に
より、印刷データ作成開始から印刷された用紙の排出完
了までの時間である印刷完了時間がどのように変化する
かについて述べる。
【0034】図5に本発明に係る印刷完了時間を説明す
るためのタイムチャートを示す。
【0035】図5の(a)、(b)、(c)は、同じ印
刷結果を得るために、印刷実行を行った場合のタイムチ
ャートであり、図5(a)は、コンピュータ1とプリン
タ13の基準となる転送速度に合わせて印刷完了時間1
9が最短で得られる様な印刷データ作成部が印刷データ
作成部A〜Nの中のいづれかから選ばれた時のタイムチ
ャートである。なお基準となる転送速度は、コンピュー
タ1により外部から任意に設定できるものとする。
【0036】一方、図5(a)と同一の印刷データ作成
部が選択されている場合において、インタフェース部4
とインタフェース部5の間の接続方式が図5(a)の状
態より転送速度が遅い接続方式である場合、或いは、ネ
ットワーク接続されている場合において、使用する時間
帯によってネットワークのトラフィックの負荷が増え、
コンピュータ1とプリンタ13の間の通信速度が図5
(a)の状態より転送速度が遅くなった時のタイムチャ
ートが図5(b)である。この時、データ転送時間が遅
くなった事と、データ受信完了が遅れたことによるプリ
ンタコントローラの処理時間が遅くなる事により印刷完
了時間24は遅くなる。
【0037】この様にデータ転送速度が遅くなる場合に
は、印刷完了時間24の増加をより小さくするために図
5(a)、(b)で選択されている印刷データ作成部よ
り印刷データ量が少なくなる印刷データ作成部を選択す
る事で印刷完了時間の増加を小さくする事ができる。こ
の場合のタイムチャートを図5(c)に示す。
【0038】図5(c)では、まず作成データ量が図5
(a)及び図5(b)より小さくなった事によるデータ
作成時間減少分29とデータ転送量が減った事によるデ
ータ転送時間減少分30の時間だけ印刷完了時間32が
短くなる。一方、データ量が小さくなった事によりプリ
ンタ13の解析処理部8、描画処理部10は、処理負荷
が高くなりコントローラ時間増加分31だけ印刷完了時
間32が伸びる。しかしながら図5(c)に示すよう
に、結果的に、データ作成時間減少分29+データ転送
時間減少分30の和が、コントローラ時間増加31を上
回る事ができれば、図5(c)の状態での印刷完了時間
32は、図5(b)の状態での印刷完了時間24より小
さくなる。
【0039】逆に、印刷データの転送速度が基準環境よ
りも速くなった場合について、図5(d)、図5(e)
を用いて示す。
【0040】a)と同一の印刷データ作成部を選んだ場
合において、インタフェース部4とインタフェース部5
の間の接続方式、或いは、ネットワーク接続されネット
ワークのトラフィックの負荷の変化により、コンピュー
タ1とプリンタ13の間の通信速度がa)の状態より転
送速度が速い場合のタイムチャートがd)である。この
場合印刷データ転送時間が速いので、印刷完了までの時
間のうちプリンタコントローラ時間の占める比率が高く
なる。従って、コントローラ時間の占める比率を下げる
事が印刷完了時間を短くするために効果的な要素であ
り、印刷データ作成部13の選択をプリンタ13の描画
処理が軽くなるように選択した場合のタイムチャートが
e)である。この時データ作成時間及び、データ転送時
間が増加しているがプリンタコントローラ時間が減少し
た事で、印刷速度d)の場合よりも速くする事が出来る
事を示している。
【0041】従って、データ転送速度をプリンタ13か
ら得る事が出来れば、その転送速度が基準速度に対して
どの程度速いか、或いは遅いかを比較して、基準速度の
場合の印刷データ作成部からどの程度印刷データの量を
増減させるかを判断して、印刷データ作成部A〜Nを選
択することで、印刷完了時間を最短化することが可能に
なる。
【0042】以下にデータ転送速度が基準速度に対して
どの程度速いか、或いは遅いかを比較して、基準速度の
場合の印刷データ作成部からどの程度印刷データを増減
させるかを判断して、印刷データ選択部2が印刷データ
作成部A〜Nを選択する動作を説明する。
【0043】図6は、入力されたデータ転送速度と基準
速度とを比較し、印刷データ選択部2が、印刷データ作
成部A〜Nを選択する動作を示すフローチャートであ
る。
【0044】まず、入力されたデータ転送速度を用い
て、データ転送速度が予め定められた基準速度である場
合に選択される基準印刷データ作成部を選択して印刷を
行う場合の印刷完了時間を算出する(ステップS1
1)。
【0045】次に、入力されたデータ転送速度が基準速
度より速いか判断する(ステップS12)。速い場合に
は、現在選択している印刷データ作成部より1段階デー
タ量の増加する印刷データ作成部を選択して印刷データ
を作成して印刷を行う場合の印刷完了時間を算出する
(ステップS13)。そして、ステップS13で算出し
た印刷完了時間が、現在選択している印刷データ作成部
より1段階前に選択した印刷データ作成部を使用して印
刷データを作成して印刷を行う場合について算出した印
刷完了時間より短いか判断する(ステップS14)。短
い場合は、ステップS13にもどる。長い場合は、ステ
ップS14で比較したもののうち印刷完了時間が短くな
る方の印刷データ作成部を選択し、印刷データ作成部の
選択は完了する(ステップS15)。同様に、入力され
たデータ転送速度が基準速度より遅い場合には、現在選
択している印刷データ作成部より1段階データ量の減少
する印刷データ作成部を選択して印刷データを作成して
印刷を行う場合の印刷完了時間を算出する(ステップS
16)。そして、ステップS16で算出した印刷完了時
間が現在選択している印刷データ作成部より1段階前に
選択した印刷データ作成部を使用して印刷データを作成
して印刷を行う場合で算出した印刷完了時間より短いか
判断する(ステップS17)。短い場合は、ステップS
16にもどる。長い場合は、ステップS16で比較した
もののうち印刷完了時間が短くなる方の印刷データ作成
部を選択し、印刷データ作成部の選択は完了する(ステ
ップS18)。
【0046】尚、コンピュータ1とプリンタ13間のデ
ータ転送時間を測定するタイミングは、必ずしも印刷直
前に行う必要は無く、印刷を行っていない時に、ある一
定間隔の時間が経過すると転送速度の確認を行うものと
してもよい。
【0047】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。
【0048】図7は、本発明の第2の実施の形態の印刷
システムのブロック図である。
【0049】図7を参照すると、第2の実施の形態は、
第1の実施の形態に加えてコンピュータ43に、印刷デ
ータ生成部のデータ生成能力を測定するデータ生成時間
計測部44を備えている。
【0050】次に本発明の第2の実施の形態の動作を説
明する。
【0051】第2の実施例の形態では、データ生成時間
計測部44によりデータ作成時間を計測する事ができ
る。従って、他のアプリケーションソフトと印刷処理と
の並列処理を行うことによって印刷データを生成する能
力が変化するコンピュータ43において、時間測定用デ
ータ生成部14がデータ生成完成するまでの時間計測可
能となり、図5に示したデータ作成時間についても予測
可能となり、印刷データ作成部の描画機能レベルを変更
した時のデータ生成時間の予測が可能となり印刷完了時
間のコントロールをより正確にする事が可能となる。
【0052】尚、コンピュータ43のデータ生成時間を
予測するために、予め設定された基準状態において全て
の印刷データ作成部における単位データ量当たりのデー
タ生成時間すなわちデータ生成能力を測定し記憶してお
き、さらに、印刷データ選択部にデータ生成時間予測の
為の生成時間測定用データ作成部45を設け、印刷起動
時に、印刷データの生成に先立って予め設定されている
1つの印刷データ作成部にその生成時間測定用データ作
成部45から出力されたデータから印刷データを作成さ
せ、その作成時間をデータ生成時間計測部44にて測定
して基準状態との能力比を算出し、その能力比をもとに
各印刷データ作成部のデータ生成能力を算出する。
【0053】このようにして得られた印刷データ生成能
力にもとづいて、第1の実施の形態と同様に図6に示し
たフローチャートによって印刷データ生成部を選択する
ことにより、他のアプリケーションソフトと印刷処理と
の並列処理を行うことによって印刷データを生成する能
力が変化するコンピュータ43においても、データ転送
時間に対応して印刷完了時間を最短化することが可能に
なる。
【0054】なお、印刷データ生成に先立って全ての印
刷データ作成部のデータ生成能力を算出できるものであ
れば、他の方法であってもかまわない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印刷シス
テムは、コンピュータとプリンタ間のデータ転送速度を
監視する事により、印刷データ量とプリンタコントロー
ラの処理分担を常に最適化する事ができ、プリンタとホ
ストコンピュータの接続形態や、ネットワークのトラフ
ィックの負荷状態が変化し、データ転送時間が変化して
も印刷完了までの時間をできるだけ速くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の印刷システムのブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る印刷データ作成部A〜N301〜
30nがそれぞれどの様な印刷データを作成するかを一
覧にした表である。
【図3】同一の印刷結果を得る印刷データについて各印
刷データ作成部の描画機能と各印刷データ作成部で作成
される印刷データのデータ量を模擬的に示す図である。
【図4】データ転送速度を計測し印刷データ作成部を選
択し印刷を行う動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る印刷完了時間を説明するためのタ
イムチャートであって、a)は、基準となる転送速度に
合わせて印刷完了時間が最短となる印刷データ作成部が
選択された場合のタイムチャートである。b)は、a)
と同一の印刷データ作成部が選択されている場合におい
て、転送速度がa)の状態より転送速度が遅い場合のタ
イムチャートである。c)は、b)と同一の転送速度に
おいて、b)で選択されている印刷データ作成部より印
刷データ量が少なくなる印刷データ作成部を選択した場
合のタイムチャートである。d)は、a)と同一の印刷
データ作成部が選択されている場合において、転送速度
がa)の状態より転送速度が速い場合のタイムチャート
である。e)は、d)と同一の転送速度において、d)
で選択されている印刷データ作成部より印刷データ量が
少なくなる印刷データ作成部を選択した場合のタイムチ
ャートである。
【図6】入力されたデータ転送速度と基準速度とを比較
し、印刷データ作成部A〜Nを選択する動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態の印刷システムのブ
ロック図である。
【符号の説明】
1,43 コンピュータ 2 印刷データ選択部 301〜30n 印刷データ作成部 4 インタフェース部 5 インタフェース部 6 受信データカウント部 7 時間計測部 8 解析処理部 9 中間言語バッファ 10 描画部 11 印刷イメージ格納部 12 印刷機構部 13 プリンタ 14 時間測定データ生成部 15,20,25,33,38 データ転送開始 16,21,26,34,39 データ受信完了 17,22,27,35,40 印刷起動 18,23,28,36,41 用紙排出完了 19,24,32,37,42 印刷完了時間 29 データ作成時間減少分 30 データ転送時間減少分 31 コントローラ時間増加分 44 時間計測部 45 生成時間測定用データ作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを作成して出力するホストコ
    ンピュータと、前記印刷データに基づいて印刷された画
    像を排出するプリンタと、前記ホストコンピュータと前
    記プリンタとを接続する通信回線とを有する印刷システ
    ムにおいて、 前記プリンタは、前記通信回線のデータ転送速度を測定
    するデータ転送速度測定手段を有し、 前記ホストコンピュータは、同じ画像を表す印刷データ
    であって前記通信回線での転送時間及び前記プリンタで
    の処理時間が互いに異なり前記転送時間が早いものほど
    前記処理時間が長くなるよう前記プリンタのもつ低い描
    画機能を利用する印刷データを作成する複数の印刷デー
    タ作成手段と、 前記データ転送速度に基づいて、データ転送速度が遅く
    なるほど、前記プリンタのもつ高い描画機能を利用しプ
    リンタの処理時間はより多くかかるが転送するデータ量
    はより少ない印刷データを作成する印刷データ作成手段
    を選択する印刷データ選択手段とを有し、 前記ホストコンピュータは、時間測定用データを生成し
    前記プリンタに出力する時間測定用データ生成手段を有
    し、 前記データ転送速度測定手段は、前記通信回線を介して
    前記プリンタが受信した前記時間測定用データのデータ
    量と、前記時間測定用データを受信するのに要した時間
    とからデータ転送速度を測定し、 前記プリンタの起動時に、前記時間測定用データ生成手
    段は前記時間測定用データを生成し、前記データ転送速
    度測定手段はデータ転送速度を測定することを特徴とす
    る印刷システム。
  2. 【請求項2】 印刷データを作成して出力するホストコ
    ンピュータと、前記印刷データに基づいて印刷された画
    像を排出するプリンタと、前記ホストコンピュータと前
    記プリンタとを接続する通信回線とを有する印刷システ
    ムにおいて、 前記プリンタは、前記通信回線のデータ転送速度を測定
    するデータ転送速度測定手段を有し、 前記ホストコンピュータは、同じ画像を表す印刷データ
    であって前記通信回線での転送時間及び前記プリンタで
    の処理時間が互いに異なり前記転送時間が早いものほど
    前記処理時間が長くなるよう前記プリンタのもつ低い描
    画機能を利用する印刷データを作成する複数の印刷デー
    タ作成手段と、 前記データ転送速度に基づいて、データ転送速度が遅く
    なるほど、前記プリンタのもつ高い描画機能を利用しプ
    リンタの処理時間はより多くかかるが転送するデータ量
    はより少ない印刷データを作成する印刷データ作成手段
    を選択する印刷データ選択手段とを有し、 前記印刷データ選択手段は、まず予め定められた基準印
    刷データ生成手段を選択して印刷データ作成開始から印
    刷画像排出までの印刷完了時間を算出し、前記データ転
    送速度が予め定められた基準速度より速い又は遅い場
    合、現在選択している印刷データ作成手段より1段階デ
    ータ量の増加する又は減少する印刷データ作成手段に対
    応する印刷完了時間を算出し、印刷完了時間が短くなっ
    ている場合は、さらに1段階データ量の増加する又は減
    少する印刷データ作成手段に対応する印刷完了時間を順
    次算出していき、長くなっている場合は、最後に印刷完
    了時間を算出した1段階前の印刷データ作成手段を選択
    することにより、前記印刷完了時間が最も短くなる印刷
    データ作成手段を選択することを特徴とする印刷システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ホストコンピュータは、印刷データ
    の生成に先立って前記印刷データ作成部のデータ生成速
    度を測定するデータ生成速度測定手段を有し、 前記データ転送速度及び前記データ生成速度にもとづい
    て、前記印刷完了時間が最も短くなる前記印刷データ作
    成手段を選択することを特徴とする前記請求項2に記載
    の印刷システム。
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