JPH091873A - 画像展開装置 - Google Patents

画像展開装置

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JPH091873A
JPH091873A JP7153085A JP15308595A JPH091873A JP H091873 A JPH091873 A JP H091873A JP 7153085 A JP7153085 A JP 7153085A JP 15308595 A JP15308595 A JP 15308595A JP H091873 A JPH091873 A JP H091873A
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data
band
area
memory
image
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JP7153085A
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Atsushi Obinata
淳 小日向
Tatsuhisa Suzuki
達久 鈴木
Hiroshi Sugita
浩 杉田
Satoshi Tanaka
智 田中
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の展開のための2つのバンドメモリと僅
かな補助的なメモリを使用するだけでレーザプリンタ等
の出力装置に画像データを連続的に供給する。 【構成】 画像展開装置61はコードデータ63を受信
する受信データバッファメモリ65と、これを交互に展
開しプリントエンジン部67に画像データの転送を行う
所定幅の第1または第2のバンドメモリ71、72を備
えている。画像が複雑で展開時間がかかるものについて
は、サブバンドメモリ73に部分的に展開し、読み出し
は第1または第2のバンドメモリ71、72と併せて行
うようにしている。これにより、画像の展開のための1
ページ分のメモリが不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外部装置から画像に関す
るコードデータを受信してこれを基にしてイメージの展
開を行う画像展開装置に係わり、詳細には2つのバンド
メモリを備え、これらを用いてイメージの展開をバンド
ごとに行うようにした画像展開装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタのように画像をラスタ形
式で走査して印字または表示を行うようにした出力装置
に画像を供給するには、展開中の画像データを処理する
メモリが必要である。このために画像データを展開する
ためのバンドメモリを2つ交互に使用する技術が存在し
ている。ここでバンドメモリとは、副走査方向に所定幅
を有するメモリである。
【0003】図13は2つのバンドメモリを使用して画
像の展開を行う従来の回路部分を表わしたものである。
図示しないホストコンピュータ等の外部装置から送られ
てきたコードデータ11は、受信データバッファメモリ
12で受信され、副走査方向に所定幅を有する画像のビ
ットマップデータ(以下画像データと略称する)がまず
第1のバンドメモリ13上に展開される。これが終了す
ると、前記した所定幅を有する次の画像の画像データが
第2のバンドメモリ14上に展開される。この展開作業
のとき第1のバンドメモリ13にすでに書き込まれた画
像データがページメモリ15に転送される。これが終了
すると、前記したように第1のバンドメモリに更に次の
画像データが展開され、このとき第2のバンドメモリ1
4から画像データがページメモリ15に読み出されるこ
とになる。
【0004】図14は、このような2つのバンドメモリ
を使用した場合の画像データのバンドごとの処理の様子
を表わしたものである。ここには、原稿1ページ分の画
像21が示されている。この図で示した四角や三角、
丸、バツ等の図形22は、1ページに表わされた各種イ
メージであり、図13で説明した外部装置からコードデ
ータ11として送られてきたものを展開したものであ
る。この図では、1ページの画像21を9つのバンドB
1 〜B9 に等分割している。すなわち、それぞれのバン
ドB1 〜B9 のバンド幅BL1 〜BL9 はすべて等しく
“n”である。ここで、各バンドB1 〜B9 のメモリ容
量は、第1または第2のバンドメモリ13、14のそれ
ぞれのメモリ容量に等しいかこれ以下になっている。各
バンドB1 〜B9 のイメージが交互にこれらのバンドメ
モリ13、14に格納されるからである。
【0005】さて、このように単純に各バンドB1 〜B
9 を設定したとすると、例えば第3のバンドB3 や第4
のバンドB4 では図形22が多いので、それだけ描画に
時間がかかってしまう。したがって、例えば第1のバン
ドB1 のように描画の時間が短くてよいものと比べる
と、一旦展開した画像データを図示しないプリンタに転
送する時間は共に同一でかつ短時間で済むが、描画に要
する時間の最大値がプリンタへのデータ転送速度の上限
を規制してしまうことになる。すなわち、第1および第
2のバンドメモリ13、14を交互に使用して画像デー
タの転送を行う画像展開装置では、画像データを書き込
む時間と読み出す時間の長い方の時間(最大時間)がプ
リンタへのバンド当たりのデータ転送時間を決定してし
まうからである。もちろん、バンド幅BLを短くすれ
ば、それに伴って描画時間は短縮するが、一度に転送で
きる画像データの量もこれに比例して減少するので、解
決策とはならない。
【0006】図15を基にしてこれを更に具体的に説明
する。同図(a)は第1のバンドメモリ13での画像デ
ータの展開処理と展開した画像データの転送処理のタイ
ミングを表わしている。また、同図(b)は第2のバン
ドメモリ14での画像データの展開処理と展開した画像
データの転送処理のタイミングを表わしている。ここ
で、“D”とは展開処理を示し、“T”とは転送処理を
示す。他の図面でも同様である。
【0007】まず時刻t0 から第1のバンドメモリ13
へ第1のバンドB1 の画像データの展開が行われる。こ
の展開が終了した時刻t1 にプリンタが起動され、これ
に対する画像データの転送が開始される。このとき、次
の第2のバンドB2 の画像データが第2のバンドメモリ
14に対して展開を開始される。以下同様にして各バン
ドB3 、B4 、……の画像データの展開と転送が交互に
行われる。
【0008】ところが、図14に示した例では第3のバ
ンドB3 では展開する図形が多いまたは複雑なので、展
開に時間がかかる。したがって、第2のバンドメモリ1
4が画像データの転送を終了させてから時間T1 の空き
時間が発生してしまう。同様に時刻t4 から第2のバン
ドメモリ14にデータの展開を行おうとすると、この展
開に時間を要するので、第1のバンドメモリ13ですで
に展開した画像データの転送が終了したとき次に画像デ
ータの展開を行うまでに時間T2 の空き時間が発生す
る。同様に第9のバンドB9 の展開に時間を要するの
で、この画像データの転送までに時間T3 の空き時間が
発生する。
【0009】このように各バンドB1 〜B9 の処理時間
がまちまちとなると、第1および第2のバンドメモリ1
3、14から画像データの転送を受けるプリンタではこ
れらの画像データをリアルタイムで受信して印字作業を
行うことができない。このような技術的な背景から、従
来の画像展開装置では画像の書き込み用に1ページ分の
メモリを用意し、更にプリンタで画像データの読み出し
を行うために別の1ページ分のメモリを用意していた。
ところが、印字のための画像のサイズが大型化してお
り、解像度の向上も要求されている。したがって、1ペ
ージ分のメモリの容量はますます大規模なものが必要と
されるに至っている。このような背景の下で、必要なメ
モリの容量を減少させ、画像の展開装置のコストダウン
を図る工夫が行われている。
【0010】図16は、特開平4−40159号公報で
提案された画像展開装置の構成を表わしたものである。
この画像展開装置は、印字すべきデータ31を蓄えるベ
クタ用メモリ32と、この印字すべきデータをラスタ化
したデータ(以下画像データという)を蓄える2つのバ
ンドメモリ33、34と、これらのバンドメモリ33、
34から出力されるラスタデータを蓄えるFIFO(先
入れ先出し)メモリ35を有する画像展開装置を提案し
ている。
【0011】この画像展開装置で、図示しないデータ処
理部はベクタ用メモリ32の画像データをバンド単位に
読み出し、ラスタ化処理を行って例えば第1のバンドメ
モリ33に書き込む。2つのバンドメモリ33、34は
常に一方が画像データの書き込みに使用され、他方がF
IFOメモリ35への読み出しに使用されるようになっ
ている。したがって、このとき他方のバンドメモリ34
がFIFOメモリ35に接続されており、書き込まれた
画像データがFIFOメモリ35に入力される。これが
終了すると、ベクタ用メモリ32の画像データがバンド
メモリ34に書き込まれ、バンドメモリ33のすでに書
き込まれた画像データがFIFOメモリ35に入力され
ることになる。以上の処理を繰り返すことにより、FI
FOメモリ35には1ページ分の画像データが蓄えら
れ、出力側の要求によってこれを所望の速度で読み出す
ことができる。すなわち、この提案によれば、1ページ
分のFIFOメモリ35とわずかな量のバンドメモリ3
3、34で画像展開装置を構成することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように特開平4−
40159号公報で提案された画像展開装置では、2ペ
ージに満たない容量のメモリを使用することで、プリン
タ等の出力装置に画像データを出力することができる。
しかしながら、この提案では比較的高価なFIFOメモ
リを1ページ分必要とするので、コストダウンを図るこ
とが困難であるといった問題があった。
【0013】そこで本発明の目的は、画像の展開のため
の2つのバンドメモリとわずかな補助的なメモリを使用
するだけでレーザプリンタ等の出力装置に画像データを
連続的に供給することのできる画像展開装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)1ページ分の画像を表わしたコードデータを
受信するコードデータ受信手段と、(ロ)この1ページ
分の画像を副走査方向に一定の幅を持った複数の領域に
分割するときコードデータをそれぞれの領域のビットマ
ップデータに展開する時間が所定の許容時間を越えるか
どうかを判別する判別手段と、(ハ)この判別手段が許
容時間を越えると判別したすべての領域における少なく
とも超過時間分に相当する領域の画像データをそれぞれ
前もって展開する第1の展開手段と、(ニ)この第1の
展開手段によって展開されたビットマップデータを該当
する領域ごとに格納するサブバンドメモリと、(ホ)第
1の展開手段による展開が終了した後、サブバンドメモ
リに展開された部分を除いて複数の領域のコードデータ
を領域別に順に展開する第2の展開手段と、(ヘ)この
第2の展開手段によって展開された各領域のビットマッ
プデータを2つのバンドメモリに交互に格納する第1お
よび第2のバンドメモリと、(ト)これら第1および第
2のバンドメモリのうち一方がビットマップデータの格
納を行っている間、他方がこれに格納された直前の領域
のビットマップデータを読み出すと共に、サブバンドメ
モリにその領域のビットマップデータが格納されている
ときにはこれも一連のビットマップデータとして読み出
すビットマップデータ入出力制御手段とを画像展開装置
に具備させる。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、原稿を
複数のバンドに等分割してそれぞれついてのビットマッ
プデータ(画像データ)を第1と第2のバンドメモリに
交互に展開し、順次交互に読み出すようにしている。コ
ードデータから画像データに変換する際に、展開に必要
とする時間が所定の許容時間を越える場合が生ずる。そ
こで本発明では、このような場合には超過時間分に相当
する領域の画像データをサブバンドメモリに事前に書き
込んでおき、該当するバンドメモリから画像データの読
み出しが行われるときには、この画像データと連続する
形でサブバンドメモリから残りの画像データの読み出し
を行うようにしている。これにより、比較的少ないバン
ドメモリのメモリ容量で、第1および第2のバンドメモ
リの切り換え制御によって、画像データが順次連続して
読み出されることになり、ページメモリのような大容量
のメモリが不要になる。
【0016】請求項2記載の発明では、(イ)1ページ
分の画像を表わしたコードデータを受信するコードデー
タ受信手段と、(ロ)この受信したコードデータを解析
し1ページ分の画像をその展開時間がそれぞれ所定の値
となるように副走査方向に複数の領域に分割する領域分
割手段と、(ハ)この領域分割手段によって分割された
それぞれの領域のコードデータをビットマップデータに
変換した後の画像データを交互に格納する第1および第
2のバンドメモリと、(ニ)領域分割手段の分割によっ
てこれらのバンドメモリのメモリ容量を越える領域が分
割されたとき、その越えた分の画像データを格納するサ
ブバンドメモリと、(ホ)第1および第2のバンドメモ
リのうち一方がビットマップデータの格納を行っている
間、他方がこれに格納された直前の領域のビットマップ
データを読み出すと共に、サブバンドメモリにその領域
のビットマップデータが格納されているときにはこれも
一連のビットマップデータとして読み出すビットマップ
データ入出力制御手段とを画像展開装置に具備させる。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、コード
データからビットマップデータ(画像データ)への展開
時間がそれぞれ所定の値となるように副走査方向に原稿
を複数の領域に分割する。したがって、例えば展開に時
間を要する図形が少ないような画像部分では、大きな領
域として分割されることになる。ところが、ビットマッ
プデータの格納量は、展開時間と必ずしも比例せず、画
像のサイズに比例する。したがって、用意したバンドメ
モリの容量を越える画像データが1つの領域として指定
される場合が発生する。このような場合には、超過した
画像データの部分をサブバンドメモリに格納することに
よって、第1および第2のバンドメモリの容量を比較的
小さなものとすることができる。
【0018】請求項3記載の発明では、(イ)1ページ
分の画像を表わしたコードデータを受信するコードデー
タ受信手段と、(ロ)この受信したコードデータを解析
し1ページ分の画像をその展開時間がそれぞれ所定の値
となるように副走査方向に複数の領域に分割する領域分
割手段と、(ハ)この領域分割手段によって分割された
それぞれの領域のコードデータをビットマップデータに
変換した後の画像データを交互に格納する第1および第
2のバンドメモリと、(ニ)領域分割手段の分割によっ
てこれらのバンドメモリのメモリ容量を越える領域が分
割されたとき、その越えた分の画像データを格納するサ
ブバンドメモリと、(ホ)第1および第2のバンドメモ
リのうち一方がビットマップデータの格納を行っている
間、他方がこれに格納された直前の領域のビットマップ
データを読み出すと共に、サブバンドメモリにその領域
のビットマップデータが格納されているときにはこれも
一連のビットマップデータとして読み出すビットマップ
データ入出力制御手段と、(ヘ)サブバンドメモリのう
ち該当する領域のビットマップデータの読み出しが終了
した部分を検知しこの部分に他の領域のビットマップデ
ータの書き込みを行うサブバンドメモリ書込領域制御手
段とを画像展開装置に具備させる。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、コード
データからビットマップデータ(画像データ)への展開
時間がそれぞれ所定の値となるように副走査方向に原稿
を複数の領域に分割する。したがって、例えば展開に時
間を要する図形が少ないような画像部分では、大きな領
域として分割されることになる。ところが、ビットマッ
プデータの格納量は、展開時間と必ずしも比例せず、画
像のサイズに比例する。したがって、用意したバンドメ
モリの容量を越える画像データが1つの領域として指定
される場合が発生する。このような場合には、超過した
画像データの部分をサブバンドメモリに格納する。サブ
バンドメモリに次々と各領域の画像データを書き込んで
いくと、そのためのメモリ領域を大きくとる必要がある
が、本発明では該当する領域のビットマップデータの読
み出しが終了した部分を検知しこの部分に他の領域のビ
ットマップデータの書き込みを行うようにしているの
で、サブバンドメモリの効率的な活用が可能になり、こ
の分だけ必要なメモリ容量を減少することができる。
【0020】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例における画像展
開装置が外部装置と接続された状態を表わしたものであ
る。本実施例の画像展開装置61は、ホストコンピュー
タ等の外部装置62と接続されており、画像を表わした
コードデータ63の供給を受けるようになっている。画
像展開装置61は、コードデータ63を受信する受信デ
ータバッファメモリ65と、この受信データバッファメ
モリ65から読み出されるコードデータ66の供給を受
け、最終的にレーザプリンタ等のプリントエンジン部
(プリント機構部)67に画像データ68を供給するデ
ータ制御部69と、このデータ制御部69に接続された
第1および第2のバンドメモリ71、72ならびにサブ
バンドメモリ73から構成されている。本実施例で第1
および第2のバンドメモリ71、72は互いに等しいメ
モリ容量を有している。また、サブバンドメモリ73は
1/2ページ分のメモリ容量のものが使用されている。
【0022】図2は、本実施例の画像展開装置の回路構
成を表わしたものである。画像展開装置61は各種制御
の中枢的な機能を有するCPU(中央処理装置)81を
備えている。CPU81はデータバス等のバス82を介
して装置内の各部と接続されている。このうちROM8
3は各種プログラムを格納したリード・オンリ・メモリ
である。作業用メモリ84は図1に示した受信データバ
ッファメモリ65を含んだもので、各種制御に必要なデ
ータを一時的に格納するランダム・アクセス・メモリで
構成されている。第1および第2のバンドメモリ71、
72ならびにサブバンドメモリ73はこの作業用メモリ
84として構成することもできるが、本実施例ではそれ
ぞれ独立した領域のランダム・アクセス・メモリとして
構成している。入力回路85は装置の操作を行うための
データを入力するための回路であり、本実施例では操作
パネル86が接続されている。キーボードやポインティ
ング・デバイスとしてのマウスが接続されるものであっ
てもよい。
【0023】表示制御回路87は必要なデータを視覚的
に表示するための制御回路であり、本実施例ではこれに
液晶ディスプレイ88が接続されている。プリンタ制御
回路89はレーザプリンタ等のプリント機構91を接続
している。これらプリンタ制御回路89とプリント機構
91の合体したものが図1で示したプリントエンジン部
67に相当する。プリント機構91は、ラスタ走査によ
って画像の記録を行うものであれば、インクジェットプ
リンタ、感熱プリンタ等のようなものも可能であり、レ
ーザプリンタに限るものではない。通信制御部92は通
信手段93を介して図1に示した外部装置62と画像デ
ータや制御データの通信を行うようになっている。通信
手段93は装置間を1対1で接続する通信ケーブルであ
ってもよいし、LAN(ローカルエリアネットワーク)
を構成する通信ケーブルであってもよい。
【0024】図3は、サブバンドメモリを使用した本実
施例による画像の処理を原理的に示したものである。た
だし、この図では原稿101が第1〜第10の10個の
バンドB1 〜B10に分割されている。図で副走査方向1
03の方向の読取領域の長さをhとすると、1つのバン
ドの副走査方向103の長さはh/10となる。今、図
1に示したプリントエンジン部67が各バンドB1 〜B
10から印字の処理の進行と完全に並行して画像データの
供給を受けるものとすると、これらのバンドB 1 〜B10
の画像データの読み出しが共にある一定時間Cで行われ
る必要がある。この前提では、各バンドB1 〜B10にお
ける画像データの展開も時間C以下で行われる必要が生
じる。
【0025】ところが、図14および図15で説明した
ように、各バンドB1 〜B10に展開する図形等の画像デ
ータの種類によって展開に要する時間に長短が発生す
る。例えば時間Cを各バンドB1 〜B10における展開時
間の一般的な平均値に近い所定の値に設定したとする
と、例えば第5のバンドB5 では展開する図形105が
少ないので、画像データの展開を時間C以下で行うこと
ができる。ところが、図3に示した例で他のバンドB1
〜B3 、B4 、B6 〜B10では展開する図形105が平
均的なものよりも多いとすると、これらについては時間
Cよりも展開時間が余計にかかることになる。本実施例
では、このように時間Cよりも展開時間が余計にかかる
バンドB1 〜B3 、B4 、B6 〜B10について、時間C
で展開できる第1の領域部分106とこれ以外の領域部
分としての第2の領域部分107に区分けする。そし
て、第1の領域部分106については従来と同様に第1
または第2のバンドメモリ71、72で画像データの展
開処理を行い、第2の領域部分107については事前に
サブバンドメモリ73に展開しておく。
【0026】すなわち本実施例の画像展開装置では、デ
ータ制御部69がコードデータ66からそれぞれのバン
ドB1 〜B10用の中間コードを作成するとき、各バンド
1〜B10の画像データについての展開時間が時間C以
内であるかどうかを判別し、これ以内であればそのバン
ドに応じた図形等を作成する中間コードを作成するよう
にしている。また、時間Cを越える展開時間となるもの
については、第1の領域部分106に相当する中間コー
ドと第2の領域部分107に相当する中間コードを作成
する。そして、該当するバンドB1 〜B3 、B4 、B6
〜B10における第2の領域部分107に相当する中間コ
ードに基づいてそれぞれの画像データをサブバンドメモ
リ73に事前に展開しておき、画像データを読み出して
プリントエンジン部67に供給する際には、該当するバ
ンドBの画像データの送出終了時からサブバンドメモリ
73に展開されたこれに続く画像データの送出を行うよ
うにしている。
【0027】図4は、一例として図3に示した原稿の中
で第4のバンドB4 の第1の領域部分とその中間コード
を示したものである。図の左側から円(CIRCLE)
の一部、2つの直線(LINE)のそれぞれ一部、同一
の円の2つの部分、四角(LINE BOX)の3つの
部分、三角(LINE TRI)の3つの部分が存在す
るので、それぞれの対応する中間コード111が順に作
成されている。第2の領域部分107についても、この
図には示していないが同様に中間コードが作成されるこ
とになる。
【0028】図5は、本実施例の画像展開装置における
コードデータの受信から中間コードの生成までの作業の
流れを表わしたものである。図1に示した画像展開装置
61が外部装置62からコードデータ63の受信を開始
すると(ステップS101;Y)、受信データバッファ
メモリ65はこれを受信する(ステップS102、S1
03)。受信が終了すると(ステップS103;Y)、
データ制御部69はコードデータ66を読み出して、図
3に示した第1〜第10のバンドB1 〜B10用にそれぞ
れの中間コードを作成する(ステップS104)。この
後、所定のパラメータnが“1”に初期化され(ステッ
プS105)、第nのバンドBn の中間コード(この場
合には第1のバンドB1 の中間コード)をメモリに展開
するのに要する時間En を算出する(ステップS10
6)。そして、これが前記した時間Cを越えるかどうか
のチェックが行われる(ステップS107)。
【0029】時間En が時間Cを越えなければ、該当す
るバンドメモリBn に許容時間内で画像データの展開が
可能である(Y)。そこでこの場合にはパラメータnを
“1”だけカウントアップして(ステップS108)、
この値nがバンドBの総数“10”を越えていなければ
(ステップS109;N)、次のバンドBについての同
様の作業を行うためにステップS106に戻ることにな
る。また、ステップS107で時間En が時間Cを越え
ていれば(Y)、該当するバンドメモリBn に画像デー
タを全部展開すると時間Cを超過することになる。そこ
でこの場合には、図3で説明した第1の領域部分106
の中間コードと第2の領域部分107の中間コード10
7を生成する(ステップS110)。この場合にはすで
にこのバンドBn について作成した中間コードは廃棄さ
れることになる。この後、ステップS108に進む。こ
のようにして第1〜第10のバンドB1 〜B10について
の各中間コードが生成されたら(ステップS109;
Y)、中間コード生成までの作業が終了する(エン
ド)。
【0030】図6は、第2の領域部分の中間コードが本
実施例で用意されたサブバンドメモリで全部展開可能で
あるかどうかのチェックを行う作業を示したものであ
る。まず、実際の第2領域のイメージデータの総面積が
算出される(ステップS201)。次にこれがサブバン
ド(1画面の1/2)より小さいか否かの判断が行われ
る(ステップS202)。小さければサブバンドメモリ
73に対する画像の展開スペースに問題がないので、そ
のまま作業は終了する(エンド)。
【0031】サブバンドメモリ73に展開する中間コー
ドの量がそのメモリ容量を越えている場合には(N)、
プリントエンジン部67のプロセススピードをその分だ
け低下させるために、これに供給するクロックのみの周
波数を低下させる。これによって画像の展開処理のスピ
ードが相対的に向上するので、時間Cが相対的に変化す
ることになる。そこでこの時間Cの相対値も変更する
(ステップS203)。この場合には、該当する各バン
ドBについての第1の領域部分106と第2の領域部分
の境界も変更されるので、図5の制御が再度行われるこ
とになる。ただし、このようなケースが通常発生しない
ようにサブバンドメモリ73のサイズが設定されている
ので、これによる処理時間の遅延は事実上問題を生じさ
せることはなく、これよりもメモリ全体の容量の節約が
図られるメリットの方が大きいと思われる。
【0032】なお、プリントエンジン部67によっては
プロセススピードを変更できないものも存在するが、こ
の場合には印字が不可能なことを示すエラー表示を行う
ようにしてもよい。また、サブバンドメモリ73の容量
不足が比較的少ない場合には、作業用メモリ84の余裕
領域をサブバンドメモリ73に臨時に割り当てることも
可能である。
【0033】図7は、サブバンドメモリに画像データを
事前に展開する処理の流れを表わしたものである。この
処理は、図5のステップS110で第2の領域部分の最
初の中間コードが生成された時点で作業を開始すること
ができる。まず、パラメータmが“1”に初期化され
(ステップS301)、第mのバンドBm (この場合に
は第1のバンドB1 )に第2の領域部分107が存在す
るかどうかのチェックが行われる(ステップS30
2)。存在しなければ(N)、そのバンドBm では中間
コードの画像データへの展開が該当するバンドメモリ7
1または72で十分可能なことになる。そこでこの場合
にはパラメータmの値が“1”だけカウントアップされ
て(ステップS303)、その後の値mがバンドBの総
数“10”を越えない限り(ステップS304;N)、
次のバンドBm について同様のチェックが行われる(ス
テップS302)。
【0034】ステップS302で該当のバンドBm につ
いて第2の領域部分107が存在するとされた場合には
(Y)、そのバンドBm の識別符号と共に該当する画像
データがサブバンドメモリ73に展開される(ステップ
S305)。このようにして、第10のバンドB10まで
の処理が終了したら(ステップS304;Y)、サブバ
ンドメモリ73に対する画像データの展開処理が終了す
る(エンド)。
【0035】図8は、この画像展開装置による印字処理
の様子を表わしたものである。図7でサブバンドメモリ
73に対する展開処理が終了したり、もともと展開しな
いでよいことが判別された段階で印字開始の指示が行わ
れる(ステップS401;Y)。これを基にしてまずパ
ラメータpが“1”に初期化され(ステップS40
2)、第pのバンドBp (この場合には第1のバンドB
1 )の画像データが第1のバンドメモリ71に展開され
ると共に、第(p−1)のバンドBp-1 のバンドの画像
データが第2のバンドメモリ72からプリントエンジン
部67に送出される(ステップS403)。ただし、こ
の最初の段階では第2のバンドメモリ72に画像データ
が展開されていないので、画像データの送出は行われな
い。
【0036】各バンドB1 〜B10に割り当てられた画像
データの送出のための時間Cが経過すると(ステップS
403;Y)、パラメータpが“1”だけカウントアッ
プされ(ステップS404)、その後の値pがバンドB
の総数“10”を越えているかどうかのチェックが行わ
れる(ステップS405)。越えていなければ(N)、
第pのバンドBp (この場合には第2のバンドB2 )の
画像データが第2のバンドメモリ72に展開されると共
に、第(p−1)のバンドBp-1 のバンドの画像データ
が第1のバンドメモリ71からプリントエンジン部67
に送出される(ステップS406)。時間Cが経過する
と(ステップS407;Y)、パラメータpが“1”だ
けカウントアップされ(ステップS408)、その後の
値pがバンドBの総数“10”を越えているかどうかの
チェックが行われる(ステップS409)。越えていな
ければ(N)、ステップS403に戻って同様の処理が
繰り返される。この結果、バンドBの総数との関係であ
る時点でステップS405あるいはステップS409の
判断が総数“10”を越えたとされる(Y)。これによ
り、1ページ分の画像データをプリントエンジン部67
に送出する作業が終了することになる(エンド)。
【0037】図9は、図8のステップS403あるいは
ステップS406で画像データを送出する作業の詳細を
表わしたものである。まず、該当する第1または第2の
バンドメモリ71、72から画像データの送出が行われ
る(ステップS501)。この送出が終了すると(ステ
ップS502;Y)、サブバンドメモリ73にそのバン
ドBについての後続すべき画像データが格納されている
かどうかのチェックが行われる(ステップS503)。
存在しなければ(N)、該当する第1または第2のバン
ドメモリ71、72への画像データの展開時間が十分短
かったことになるので、そのままそのバンドBについて
の画像データの送出作業を終了する(エンド)。
【0038】これに対してステップS503でサブバン
ドメモリ73に後続する画像データが存在することが判
別された場合には(Y)、サブバンドメモリ73から前
記した識別符号で判別した同一バンドBの画像データを
読み出し、これをプリントエンジン部67に後続した画
像データとして送出する(ステップS504)。この送
出が終了した段階で(ステップS505;Y)、そのバ
ンドBの画像データの送出作業が終了する(エンド)。
サブバンドメモリ73から後続する画像データの送出が
行われた場合にも、1つのバンドB全体の画像データの
送出時間は時間Cの範囲内となる。
【0039】図10は、本実施例における画像データの
作成および転送のタイミングを表わしたものである。こ
の図で(a)は第1のバンドメモリ71による画像デー
タの展開と送出のタイミングを示し、同図(b)は第2
のバンドメモリ72による画像データの展開と送出のタ
イミングを示している。また、同図(c)はサブバンド
メモリ73による画像データの展開と送出のタイミング
を示している。
【0040】まず、同図(c)に示すように時刻t10
ら各第2の領域部分107に対応する画像データの展開
が行われる。その終了時刻t11に第1のバンドメモリ7
1に第1のバンドB1 に対する第1の領域部分106の
画像データの展開が開始する。この画像データの展開が
終了した時刻t12にプリントエンジン部67が起動さ
れ、第1のバンドメモリB1 に格納された画像データが
転送を開始される。第1のバンドメモリB1 にはフルに
画像データが書き込まれていないので、その転送は時間
Cよりも短い時間で終了する。この終了からサブバンド
メモリ73による第1のバンドメモリB1 に後続する画
像データ(B1 ′)の転送が行われる。これらの転送作
業が行われているとき、第2のバンドメモリ72には画
像データの展開作業が行われる。
【0041】時刻t12から時間Cだけ経過した時刻t13
に、第2のバンドメモリ72から画像データの送出が開
始し、これに続いてサブバンドメモリ73から該当する
画像データの後続分が送出される。このとき第1のバン
ドメモリ71には第3のバンドB3 についての画像デー
タの展開が行われる。以下同様にして第10のバンドB
10までの画像データの展開と送出が繰り返される。この
とき、第1および第2のバンドメモリ71、72の画像
データの読み出し時に空白時間が発生することはある
が、プリントエンジン部67に送出される画像データは
各バンドB1 〜B 10についてそれぞれ時間C内に全部送
出され、遅延が生じることはない。すなわち、プリント
エンジン部67はわずかのバッファメモリを用意してい
るだけで画像データを順次安定して受け取り、印字作業
を行うことができる。
【0042】変形例
【0043】図11は、本発明の変形例の画像展開装置
によるバンドの分割方法を示したものである。ここでは
図14に示したと同様の図形が画像21を構成するもの
として説明する。この変形例ではバンド幅BL1 〜BL
10を原則としては“n”としているが、各バンドBの図
形に応じてこれを可変にしている。この変形例では、展
開した画像のバンド単位の転送時間を前記した時間Cの
範囲内になるように調整しているからである。すなわ
ち、この変形例では第1および第2のバンド幅B
L′1 、BL′2 を“n”とし、第3のバンド幅BL′
3 は、図形が複雑となるので、“0.6n”に減少させ
ている。第4のバンド幅BL′4 は、同様の理由で
“0.4n”となるが、その後の第5のバンド幅BL′
5 の部分は事前にサブバンドメモリ73に展開させてお
く。したがって、第4および第5のバンド幅BL′4
BL′5 の部分をあたかも1つのバンドとして送信する
ことも可能である。
【0044】また、第8のバンド幅BL′8 の部分で
は、画像の展開に時間を要しないので、サブバンドメモ
リ73に“n”を超過する“0.5n”の部分を展開し
ておき、これらを一まとめにして転送することにしてい
る。第9のバンド幅BL′9 の部分では、これと同じ原
理でバンド幅BL′の拡大を図っているが、第8のバン
ド幅BL′8 の部分では、サブバンドメモリ73の格納
領域を先頭部分に配置したが、第9のバンド幅BL′9
の部分ではこれとは逆に後尾の部分に配置している。こ
の変形例で示したように、サブバンドメモリ73は1つ
の固定されたサイズの領域の一部の図形等を先行して描
くことに利用される以外に、領域を通常のサイズよりも
拡大するときに使用されるものであってもよい。
【0045】図12は、サブバンドメモリのすでに使用
した領域の再利用の例を表わしたものである。サブバン
ドメモリ73は実施例で原稿の最大サイズのイメージを
格納する領域の1/2に設定し、画像データの転送前に
これに事前に全部の画像データを展開することにした。
しかしながら、各バンドの展開処理時に余った時間を利
用して後のほうのバンドの画像データを時分割的に展開
することが可能である。例えば領域1215 が第5のバ
ンドの一部の画像データを展開した部分であるとする
と、第5のバンドの処理が終了した後はこの画像データ
の消去が可能である。そこで、本来では例えば第8のバ
ンドに用意された領域1218 の代わりに、領域121
5 の一部または全部を使用することができる。このよう
に領域を融通しあうことで、サブバンドメモリ73に必
要なメモリ容量を低減することが可能になる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、原稿を複数のバンドに等分割してそれぞれつ
いてのビットマップデータ(画像データ)を第1と第2
のバンドメモリに交互に展開し、順次交互に読み出すよ
うにしたときのバンドメモリの容量を超過するような事
態の発生に対しては、超過する部分の画像データをサブ
バンドメモリに事前に書き込んでおき、これを該当する
領域で読み出すことで解決している。したがって、第1
および第2のバンドメモリの容量を比較的少なくするこ
とができ、メモリ容量の低減によって画像展開装置を安
価に製造することができる。
【0047】また、請求項2記載の発明ではコードデー
タからビットマップデータ(画像データ)への展開時間
がそれぞれ所定の値となるように副走査方向に原稿を複
数の領域に分割している。これにより、用意したバンド
メモリの容量を越える画像データが1つの領域として指
定される場合が発生するが、超過した画像データの部分
をサブバンドメモリに格納するようにしているので、第
1および第2のバンドメモリの容量を比較的小さなもの
とすることができ、装置全体のメモリ容量の削減によっ
て、装置のコストダウンを図ることができる。
【0048】更に、請求項3記載の発明ではコードデー
タからビットマップデータ(画像データ)への展開時間
がそれぞれ所定の値となるように副走査方向に原稿を複
数の領域に分割しているので、請求項2記載の発明と同
様に用意したバンドメモリの容量を越える画像データが
1つの領域として指定される場合が発生する。そこで本
発明では、超過した画像データの部分をサブバンドメモ
リに格納すると共に、該当する領域のビットマップデー
タの読み出しが終了したときにはその部分を検知し他の
領域のビットマップデータの書き込みを可能にしてい
る。これにより、サブバンドメモリの効率的な活用が可
能になり、この分だけ必要なメモリ容量を減少させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における画像展開装置が外
部装置と接続された状態を表わした原理図である。
【図2】 本実施例の画像展開装置の回路構成を表わし
たブロック図である。
【図3】 本実施例の画像展開装置を理解するためにサ
ブバンドメモリを使用しないと仮定した場合の画像の処
理を示した説明図である。
【図4】 図3に示した原稿の中で第4のバンドB4
第1の領域部分とその中間コードを示した説明図であ
る。
【図5】 本実施例の画像展開装置におけるコードデー
タの受信から中間コードの生成までの作業の流れを表わ
した流れ図である。
【図6】 本実施例で第2の領域部分の中間コードが本
実施例で用意されたサブバンドメモリで全部展開可能で
あるかどうかのチェックを行う作業を表わした流れ図で
ある。
【図7】 サブバンドメモリに画像データを事前に展開
する処理の流れを表わした流れ図である。
【図8】 本実施例の画像展開装置による印字処理の様
子を表わした流れ図である。
【図9】 図8のステップS403あるいはステップS
406で画像データを送出する作業の詳細を表わした流
れ図である。
【図10】 本実施例における画像データの作成および
転送のタイミングを表わしたタイミング図である。
【図11】 本発明の変形例の画像展開装置によるバン
ドの分割方法を示した平面図である。
【図12】 本発明の変形例でサブバンドメモリのすで
に使用した領域の再利用の例を表わした説明図である。
【図13】 2つのバンドメモリを使用して画像の展開
を行う従来の回路部分を表わしたブロック図である。
【図14】 従来におけるつのバンドメモリを使用した
場合の画像データのバンドごとの処理の様子を表わした
平面図である。
【図15】 従来における画像データの作成および転送
のタイミングを表わしたタイミング図である。
【図16】 従来提案された他の画像展開装置の構成を
表わしたブロック図である。
【符号の説明】
21…(1ページ分の)画像、61…画像展開装置、6
2…外部装置、63、66…コードデータ、65…受信
データバッファメモリ、67…プリントエンジン部、6
9…データ制御部、71…第1のバンドメモリ、72…
第2のバンドメモリ、73…サブバンドメモリ、81…
CPU、83…ROM、84…作業用メモリ、86…操
作パネル、91…プリント機構、101…原稿、106
…第1の領域部分、107…第2の領域部分、111…
中間コード、121…領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 智 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ページ分の画像を表わしたコードデー
    タを受信するコードデータ受信手段と、 この1ページ分の画像を副走査方向に一定の幅を持った
    複数の領域に分割するとき前記コードデータをそれぞれ
    の領域のビットマップデータに展開する時間が所定の許
    容時間を越えるかどうかを判別する判別手段と、 この判別手段が許容時間を越えると判別したすべての領
    域における少なくとも超過時間分に相当する領域の画像
    データをそれぞれ前もって展開する第1の展開手段と、 この第1の展開手段によって展開されたビットマップデ
    ータを該当する前記領域ごとに格納するサブバンドメモ
    リと、 前記第1の展開手段による展開が終了した後、前記サブ
    バンドメモリに展開された部分を除いて前記複数の領域
    のコードデータを前記領域別に順に展開する第2の展開
    手段と、 この第2の展開手段によって展開された各領域のビット
    マップデータを前記2つのバンドメモリに交互に格納す
    る第1および第2のバンドメモリと、 これら第1および第2のバンドメモリのうち一方がビッ
    トマップデータの格納を行っている間、他方がこれに格
    納された直前の領域のビットマップデータを読み出すと
    共に、前記サブバンドメモリにその領域のビットマップ
    データが格納されているときにはこれも一連のビットマ
    ップデータとして読み出すビットマップデータ入出力制
    御手段とを具備することを特徴とする画像展開装置。
  2. 【請求項2】 1ページ分の画像を表わしたコードデー
    タを受信するコードデータ受信手段と、 この受信したコードデータを解析し前記1ページ分の画
    像をその展開時間がそれぞれ所定の値となるように副走
    査方向に複数の領域に分割する領域分割手段と、 この領域分割手段によって分割されたそれぞれの領域の
    前記コードデータをビットマップデータに変換した後の
    画像データを交互に格納する第1および第2のバンドメ
    モリと、 前記領域分割手段の分割によってこれらのバンドメモリ
    のメモリ容量を越える領域が分割されたとき、その越え
    た分の画像データを格納するサブバンドメモリと、 前記第1および第2のバンドメモリのうち一方がビット
    マップデータの格納を行っている間、他方がこれに格納
    された直前の領域のビットマップデータを読み出すと共
    に、前記サブバンドメモリにその領域のビットマップデ
    ータが格納されているときにはこれも一連のビットマッ
    プデータとして読み出すビットマップデータ入出力制御
    手段とを具備することを特徴とする画像展開装置。
  3. 【請求項3】 1ページ分の画像を表わしたコードデー
    タを受信するコードデータ受信手段と、 この受信したコードデータを解析し前記1ページ分の画
    像をその展開時間がそれぞれ所定の値となるように副走
    査方向に複数の領域に分割する領域分割手段と、 この領域分割手段によって分割されたそれぞれの領域の
    前記コードデータをビットマップデータに変換した後の
    画像データを交互に格納する第1および第2のバンドメ
    モリと、 前記領域分割手段の分割によってこれらのバンドメモリ
    のメモリ容量を越える領域が分割されたとき、その越え
    た分の画像データを格納するサブバンドメモリと、 前記第1および第2のバンドメモリのうち一方がビット
    マップデータの格納を行っている間、他方がこれに格納
    された直前の領域のビットマップデータを読み出すと共
    に、前記サブバンドメモリにその領域のビットマップデ
    ータが格納されているときにはこれも一連のビットマッ
    プデータとして読み出すビットマップデータ入出力制御
    手段と、 前記サブバンドメモリのうち該当する領域のビットマッ
    プデータの読み出しが終了した部分を検知しこの部分に
    他の領域のビットマップデータの書き込みを行うサブバ
    ンドメモリ書込領域制御手段とを具備することを特徴と
    する画像展開装置。
JP7153085A 1995-06-20 1995-06-20 画像展開装置 Pending JPH091873A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002086817A (ja) * 2000-07-07 2002-03-26 Scitex Digital Printing Inc 印刷装置
US6665081B1 (en) 1996-07-19 2003-12-16 Seiko Epson Corporation Print system printer driver and printer
US8054478B2 (en) 2006-07-24 2011-11-08 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus, and method for changing number of lines in band buffer based on memory size to be required
JP2015205396A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像データの転送方法

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