JPH07253648A - シート状記録媒体処理装置及びマガジン収納装置 - Google Patents

シート状記録媒体処理装置及びマガジン収納装置

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JPH07253648A
JPH07253648A JP6901394A JP6901394A JPH07253648A JP H07253648 A JPH07253648 A JP H07253648A JP 6901394 A JP6901394 A JP 6901394A JP 6901394 A JP6901394 A JP 6901394A JP H07253648 A JPH07253648 A JP H07253648A
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JP
Japan
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cover
magazine
sheet
opening
sheet film
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JP6901394A
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English (en)
Inventor
Kenichi Suzuki
健一 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジンの挿脱と装置内へのアクセスを共に
容易にする。 【構成】 画像記録装置41を光密に覆うカバー42に
は、前カバー43が固定軸44を中心に回動することで
開閉可能に取り付けられ、前カバー43には装填口43
a、43bを開閉するカバー45、46が取り付けられ
ている。カバー45、46を開けてマガジンの挿脱が行
われ、フィルムのジャム等のトラブルの際には前カバー
43を開けて装置内にアクセスすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートフィルムに画像
を記録する画像記録装置、シートフィルムの画像を読み
取る画像読取装置、シートフィルムにX線撮影を行うX
線撮影装置、1枚撮影用カセッテにフィルムを挿脱する
フィルム装填機等に代表されるシート状記録媒体処理装
置及びこの装置に使用できるマガジン収納装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図27は第1の従来例の画像記録装置の
外観図、図28は断面図であり、画像記録装置1に形成
された装填口1a、1bには、複数枚のシートフィルム
Sを収納するサプライマガジン2及びレシーブマガジン
3が、図29に示すように画像記録装置1の内部に傾斜
して形成されたマガジンガイド4、5に沿って、それぞ
れ挿入されるようになっている。マガジン2、3には、
装填口1a、1bよりも若干大きくされたフランジ部2
a、3aがそれぞれ設けられ、これらのマガジン2、マ
ガジン3を装填した際に光が画像記録装置1内に侵入す
ることを防止している。
【0003】また、マガジン2、3には、持ち運びを容
易にする把手2b、3bが取り付けられると共に、これ
らのマガジン2、3の下部には、シートフィルムSを出
し入れするための開口2c、3cが形成され、更にこれ
らの開口2c、3cを開閉する蓋部2d、3dがそれぞ
れ設けられている。なお、蓋部2d、3dを閉じた際に
は、マガジン2、3の内部は暗部として保たれるように
され、蓋部2d、3dはマガジン2、3を装填する際に
自動的に開けられるか、或いはマガジン2、3を装填し
た後に、図示しない駆動機構により開けられるようにさ
れている。
【0004】マガジンガイド4、5に形成された凹部4
a、5aには、軸6、7を中心として回動可能とされた
シャッタ8、9がそれぞれ設けられており、サプライマ
ガジン2又はレシーブマガジン3が非装填の状態では、
シャッタ8、9は図示しない付勢手段により遮光位置a
まで移動され、外光が画像記録装置1の内部に侵入する
ことがないようにされている。そして、マガジン2、3
を装填する際には、シャッタ8、9はマガジン2、3の
先端部により位置bまでそれぞれ押されるようになって
いる。なお、マガジンガイド4、5におけるシャッタ
8、9が回動する領域には凹部4b、5bがそれぞれ形
成され、シャッタ8、9の回動を妨げることがないよう
にされている。また、マガジンガイド4、5におけるマ
ガジン2、3の開口2c、3cと対向する部位には、開
口4c、5cがそれぞれ形成されている。
【0005】更に、画像記録装置1の下部には、図示し
ない駆動機構により回転するドラム10と、シートフィ
ルムSに記録を行うために扇状に走査されるレーザービ
ームLを、ドラム10に対して垂直に照射する光学ユニ
ット11とが設けられている。
【0006】サプライマガジン2、レシーブマガジン3
が装填され、その蓋2d、3dが開けられた後に指示手
段から記録を行う命令が指示されると、図示しない機構
によりサプライマガジン2内のシートフィルムSの最上
層の1枚が取り出され、シート搬送手段によりドラム1
0に搬送され、シートフィルムSはドラム10に巻き付
けられる。ここで、光学ユニット11が記録する信号に
従って変調したレーザービームLの照射を開始し、同時
にドラム10が一定の速度で回転してシートフィルムS
の副走査を行うことにより、シートフィルムS上には二
次元の画像が記録される。
【0007】記録が終了すると、光学ユニット11はレ
ーザービームLの照射を停止し、シートフィルムSは図
示しないシート搬送機構により、ドラム10からレシー
ブマガジン3内に搬送される。更に、次のシートフィル
ムSに画像を記録する場合には、同様の動作を繰り返
す。所定の記録が終了すると、レシーブマガジン3は画
像記録装置1から取り出され、別の現像機で現像処理が
なされる。
【0008】図30は第2の従来例の外観図、図31は
断面図、図32は図31のA−A方向から見た断面図、
図33はB−B方向から見た断面図であり、画像記録装
置16の前面には大きく開かれた装填口16a、16b
が形成されている。これらの装填口16a、16bを覆
うように、把手17a、18aを取り付けたカバー1
7、18が蝶番19、20によりそれぞれ回動自在に蝶
着され、これらのカバー17、18により装填口16
a、16bを共に閉じた際に、画像記録装置16の内部
が暗部に保たれるようになっている。
【0009】また、カバー17、18の裏面にはマガジ
ンガイド21、22がそれぞれ取り付けられ、装填口1
6a、16bの後方にはサプライマガジン23、レシー
ブマガジン24を支持するマガジンガイド25、26が
設けられている。更に、これらのマガジン23、24に
は挿脱する際の手掛かりとなる把手23a、24aがそ
れぞれ取り付けられると共に、図31におけるマガジン
23、24の左側上面には開口23b、24bが形成さ
れ、これらの開口23b、24bを開閉する蓋部23
c、24cがそれぞれ設けられている。
【0010】なお、カバー17、18には図示しないロ
ック機構が備えられており、マガジン23、24の蓋部
23c、24cが共に閉じられている場合にのみこのロ
ック機構が外れ、カバー17、18を開けることができ
るようにされている。また、これらの蓋部23c、24
cは、カバー17、18が閉じられロック機構が作動し
ている場合にのみ開閉し得るようにされている。
【0011】サプライマガジン23、レシーブマガジン
24の開口23b、24bの左側上方には搬送路27が
形成され、例えば米国特許第5210616号公報に開
示されるような搬送機構により、サプライマガジン23
内のシートフィルムSを副走査位置の右側に設けられた
ローラ28、29まで搬送し、更に画像の記録を終了し
たシートフィルムSをレシーブマガジン24内まで搬送
することができるようになっている。ローラ28、29
の上方には、シートフィルムSへの記録のために扇状に
走査されるレーザービームLを、副走査位置にシートフ
ィルムS面と垂直に出射する光学ユニット30が設けら
れている。
【0012】サプライマガジン23、レシーブマガジン
24が手で図34に示すように装填され、カバー17、
18が閉じられた後に指示手段により記録を行う命令が
指示されると、先ず駆動機構によりマガジン23、24
の蓋部23c、24cが開けられる。次に、サプライマ
ガジン23からシートフィルムSの最上層の1枚が取り
出され、シート搬送機構によりローラ28、29の間に
搬送される。更に、光学ユニット30が記録する信号に
従って変調したレーザービームLを走査照射し、同時に
ローラ28、29が一定の速度で回転して副走査を行う
ことにより、シートフィルムS上には二次元の画像が記
録される。
【0013】記録が終了すると、シート搬送機構により
シートフィルムSはレシーブマガジン24に搬送され
る。次のシートフィルムSに記録する場合には、同様の
動作を繰り返せばよい。所定の記録が終了すると、操作
者は図示しない指示手段によりマガジン23、24の蓋
部23c、24cを閉じる命令を指示する。これにより
蓋部23c、24cが閉じ、ロック機構が外れてカバー
17、18は手動で開けられる状態となる。そして、操
作者はカバー17、18を開けてレシーブマガジン24
を取り出し、内部のシートフィルムSを他の現像機等に
より現像処理を行う。
【0014】このように第2の従来例では、画像記録装
置16の装填口16a、16bが大きく開かれているた
め、画像記録装置16の前面がカバー17、18の把手
17a、18aを握っている手の邪魔になることはな
い。
【0015】なお、この第2の従来例ではこのカバー1
7、18を別個に設けたが、図35に示すように画像記
録装置16の前面にパネル全体の大きさのカバー31を
設け、把手31aによりカバー31を横方向に開いた
り、或いは図36に示すように縦方向に開くようにした
装置も使用されている。
【0016】また、図37に示すように2個の観音開き
とされたカバー32、33を設け、それぞれのカバー3
2、33に取り付けられた把手32a、33aによりカ
バー32、33を開くようにしてもよい。更に、図38
に示すように2個のカバー34、35を蝶番36、37
によりそれぞれ蝶着し、カバー34、35に取り付けら
れた把手34a、35aを上方に持ち上げるような構成
にしてもよい。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上述
の第1の従来例においては、(イ) 〜(ホ) に述べるような
問題点がある。
【0018】(イ) サプライマガジン2、レシーブマガジ
ン3と画像記録装置1の装填口1a、1bとの間隙から
の光の侵入を防止するために、マガジン2、3にフラン
ジ部2a、3a等を形成しなければならず、外観上望ま
しくないばかりでなく、マガジン2、3の取り扱いに際
して不便である。
【0019】(ロ) また、マガジン2、3の何れかを外し
た場合でも、画像記録装置1内を暗部に保つためにシャ
ッタ8、9が必要であるが、これらのシャッタ8、9は
機構が複雑であるだけでなく破損し易く、更には故意に
手で押すと光が侵入するという問題点がある。
【0020】(ハ) サプライマガジン2、レシーブマガジ
ン3が外れている場合に、マガジンガイド4、5内に塵
埃が溜まり、サプライマガジン2、3を装填する際にこ
の塵埃が画像記録装置1の内部に侵入することがある。
更に、この塵埃が光学ユニット11の内部に侵入する
と、記録むらを起こす原因となる。
【0021】(ニ) また、マガジン2、3を挿入する画像
記録装置1の装填口1a、1bが狭いため、操作者はマ
ガジン2、3を慎重に挿入しなければならず、作業性が
悪くなっている。
【0022】(ホ) 更に、フィルム搬送時のトラブルによ
りフィルムにジャム等が発生し、画像記録装置1の内部
にアクセスする必要がある場合に、装填口1a、1bが
狭いため、ジャムフィルムを取り除くことは困難であ
る。
【0023】また第2の従来例においては、第1の従来
例の(イ) 〜(ニ) の問題点は解消されており、特に画像記
録装置16の装填口16a、16bが広く形成され、更
にマガジンガイド21、22が設けられているために、
サプライマガジン23、レシーブマガジン24の装填は
第1の従来例よりも容易である。しかしながら、(ホ)の
問題点については、第1の従来例よりも改善されてはい
るが、カバー17、18の周縁に遮光部材を設ける必要
があるため作業性が悪い。
【0024】また、図35〜図37の例では、カバー3
1〜33を大きく開くことができるため、トラブル時の
作業性は良好となるが、日常的に頻繁に行われるマガジ
ン挿脱の際に、カバー31〜33を大きく開ける必要が
あるため、作業性が悪く安全性にも問題がある。更に、
図38の例でも第2の従来例と同様の問題が発生する。
【0025】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
マガジンを容易に装填でき、かつフィルムにジャムが発
生した際に容易に装置内へのアクセスを行えるようにし
たシート状記録媒体処理装置及びマガジン収納装置を提
供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの第1発明に係るシート状記録媒体処理装置は、シー
ト状記録媒体を収納するシート収納部材を装填口を介し
て挿脱するようにしたシート状記録媒体処理装置におい
て、装置本体に対し開閉可能な第1のカバーと、該第1
のカバーに設け前記シート収納部材を前記装置本体内に
挿脱する装填口と、該装填口を開閉する第2のカバーと
を備えたことを特徴とする。
【0027】また、第2発明に係るシート状記録媒体処
理装置は、シート状記録媒体を収納するシート収納部材
を装填口を介して挿脱するようにしたシート状記録媒体
処理装置において、装置本体に対し開閉可能な第1のカ
バーと、前記シート収納部材を前記装置本体内に挿脱す
る装填口と、該装填口を開閉する第2のカバーとを備
え、前記第1のカバーは少なくとも前記第2のカバーの
周囲を取り囲んで配置したことを特徴とする。
【0028】第3発明に係るマガジン収納装置は、本体
に対し開閉可能な第1のカバーと、マガジンを前記本体
内に挿脱する装填口と、該装填口を開閉する第2のカバ
ーとを備え、前記第2のカバーは前記第1のカバー上又
は前記第1のカバーに囲まれた部所に設けたことを特徴
とする。
【0029】
【作用】上述の構成を有する第1発明に係るシート状記
録媒体処理装置は、シート収納部材を挿脱する際には、
第1のカバーに設けられた第2のカバーを開閉すること
で行い、装置の内部にアクセスする場合には第1のカバ
ーを開閉して行う。
【0030】また、第2発明に係るシート状記録媒体処
理装置は、シート収納部材を挿脱する際には、第2のカ
バーを開閉することで行い、装置の内部にアクセスする
場合には第1のカバーを開閉して行う。
【0031】第3発明に係るマガジン収納装置は、マガ
ジンを挿脱する際には、第2のカバーを開閉することで
行い、装置の内部にアクセスする場合には第1のカバー
を開閉して行う。
【0032】
【実施例】図1は第1の実施例の外観図であり、画像記
録装置41の内部を暗部とするカバー42の前面には、
前カバー43が固定軸44を中心として回動することで
開閉可能に取り付けられており、前カバー43には装填
口43a、43bが上下2段に形成されている。装填口
43a、43bは前カバー43の前面に近い側が広口
で、奥部がこの広口よりも狭くなる構造とされており、
装填口43a、43bにはこれらを開閉するカバー4
5、46がそれぞれ取り付けられ、カバー45、46に
は開閉する際の手掛かりとなる把手45a、46aが取
り付けられている。画像記録装置41の側部には、前カ
バー43を開ける際に前カバー43に手を掛けることが
できるようにするための凹部41aが形成されている。
なお、前カバー43の前面には、押し釦スイッチ47が
設けられている。
【0033】図2は図1において前カバー43を開けた
状態の外観図であり、装置内部の機構部分は内部カバー
48により更に覆われており、この内部カバー48の前
面には、サプライマガジン49、レシーブマガジン50
を支持するマガジンガイド51、52が、装填口43
a、43bに対応するようにそれぞれ設けられている。
また、内部カバー48におけるマガジンガイド51、5
2の上部の内部カバーには切欠部48a、48bが形成
され、フィルムにジャムが発生した際にこのジャムフィ
ルムを容易に取り出すことができるようにされている。
【0034】サプライマガジン49、レシーブマガジン
50の前面には把手49a、50aがそれぞれ取り付け
られると共に、サプライマガジン49、50の上面にお
ける左側には開口49b、50bが形成され、更にこれ
らの開口49b、50bを開閉する蓋49c、50cが
それぞれ設けられている。更に、前カバー43の裏側に
は、前カバー43を閉じた際に外光が画像記録装置41
の内部に進入することを防止する突出部43cが形成さ
れている。
【0035】図3は前カバー43をロックするロック機
構の構成図であり、画像記録装置41に固定された固定
軸56には、一端が鍵状とされたレバー57が回動可能
に設けられており、レバー57の他端には軸57aが取
り付けられている。この軸57aには、一端がカバー4
2に固定されたばね58の他端が固定されることで、軸
57aは上方向に付勢されている。また、軸57aには
レバー59を介してカバー42に固定されたソレノイド
60が連結されている。なお、レバー57の上部にはレ
バー57の移動を規制するストッパ61が設けられてい
る。
【0036】一方、前カバー43の内側には、中央部に
孔62aが形成された突起62が取り付けられ、この孔
62aにはレバー57の鍵状部が係合し得るようにされ
ている。また、この突起62の下部には鉄片等の磁性材
料で製作された板片63が固定され、更に画像記録装置
41にはマグネット64がこの板片63と対応するよう
に設けられることで、前カバー43を閉じた際にマグネ
ット64が板片63に吸着して前カバー43を保持する
ことができるようになっている。
【0037】このような構成において、ソレノイド60
がオフ状態の場合には、ばね58の作用によりレバー5
7はストッパ61に衝突する位置まで付勢され、ソレノ
イド60がオン状態の場合には、ソレノイド60がレバ
ー59を介して軸57aを下方に引き込むようにされて
いる。
【0038】図4は装填口43aの断面図、図5はその
斜視図、図6はカバー45の断面図であり、カバー45
は前カバー43に固定された軸65に軸支されている。
装填口43aの下部及び両側部には溝43cが形成さ
れ、カバー45を閉じた際にカバー45の先端がこの溝
43cに係合され、外光が進入することを防止するよう
にされている。なお、図7に示すように軸65は装填口
43aの側面43dに形成された孔43eを嵌通して、
カバー45の固定中心に形成された孔45bに嵌入され
ている。前カバー43の側面43dには小突起43fが
形成され、カバー45におけるこの小突起43fと対応
する位置には、溝状の凹部45cと穴45dが同一円周
上に形成されている。ここで、カバー45を閉じた状態
では小突起43fは凹部45c内に含まれ、カバー45
を図4における一点鎖線の位置まで開けた際に、小突起
43fは凹部45cから外れて穴45dに嵌合され、穴
45dと小突起43fとの係合により、カバー45全体
を開いた状態で保持することができるようになってい
る。
【0039】図8はカバー45のロック機構の構成図で
あり、カバー45の両側の内面には突起45eが取り付
けられている。また、前カバー43に固定された軸66
には、先端部67aが鍵状とされたレバー67が回動可
能に軸支され、このレバー67が図8における実線位置
まで移動した際に、レバー67の先端部67aがカバー
45の突起45eの移動を規制し、カバー45を閉じた
状態でロックし得るようになっている。また、レバー6
7の他端にはレバー68を介してソレノイド69が連結
されている。一方、前カバー43にはレバー67の移動
を規制する突起43gが形成されると共に、レバー67
の一部には一端が前カバー43に固定されたばね70の
他端が固定されることで、レバー67は矢印に示す方向
に付勢されている。
【0040】このような構成において、ソレノイド69
がオフ状態の場合には、ばね70の作用によりレバー6
7が実線位置まで付勢され、ソレノイド69がオン状態
の場合には、ソレノイド69がレバー68を引き込んで
レバー67を一点鎖線の位置まで移動させるようになっ
ている。
【0041】なお、上述の説明では装填口43aに取り
付けられたカバー45の構成を述べたが、カバー46に
もカバー45と同様の開閉機構とロック機構が備えられ
ており、カバー45、46を共に閉じた際に画像記録装
置41内が暗部となるようにされている。
【0042】図9は画像記録装置41の正面方向から見
た断面図であり、装填口43a、43bを介して、内部
にはサプライマガジン49、レシーブマガジン50が上
下2段に配置された状態でそれぞれ装填されている。な
お、マガジン49、50の蓋部49c、50cを閉じた
際に、これらのマガジン49、50の内部は暗部に保た
れるようにされており、マガジン49、50は内部が暗
部の状態で、装填口43a、43bを介して画像記録装
置41に挿脱することができるようになっている。
【0043】また、マガジン49、50の蓋49c、5
0cが開いている場合には、カバー45、46のロック
機構が作動し、不用意にカバー45、46が開けられシ
ートフィルムSが感光することを防止している。サプラ
イマガジン49内には、下面に銀塩乳剤層が形成された
未記録のシートフィルムSが積層されており、シートフ
ィルムSの銀塩乳剤層にレーザービームを照射すること
により、シートフィルムSには潜像が形成され、この潜
像を他の現像手段で現像することにより、画像を形成し
記録を行うことができるようになっている。
【0044】サプライマガジン49の開口49bの上方
には吸盤71が設けられており、この吸盤71は図示し
ない駆動機構により基準位置aから下降位置bまでの下
降と、左方位置cまでの移動と、退避位置dへの退避と
が可能とされている。なお、吸盤71はシートフィルム
Sの進行方向に対して直交する方向に例えば2個等の複
数個設けられている。吸盤71の左方位置cの更に左方
には、図示しない駆動手段により回転する搬送ローラ7
2、73が上下に設けられ、特に搬送ローラ72は段付
きとされており、シートフィルムSと接触する膨出部
が、シートフィルムSの進行方向に対して直交方向に例
えば2個所等の複数個所に形成されると共に、搬送ロー
ラ72は点線で示す位置まで退避し得るようにされてい
る。
【0045】搬送ローラ72、73の左方には、ガイド
板74、75から成る搬送路、副走査ローラ76、77
から成る副走査ローラ対、副走査ローラ78、79から
成る副走査ローラ対、フィルムガイド80、81から成
る搬送路が順次に配置されている。なお、フィルムガイ
ド74は副走査ローラ76の近傍からサプライマガジン
49の開口49bの上部を滑らかな曲線で連続的に覆う
ような形状とされており、このフィルムガイド74には
吸盤71と搬送ローラ72の膨出部に対応する切欠部が
形成され、これらの移動を妨げることがないようにされ
ている。
【0046】また、フィルムガイド81はフィルムガイ
ド80の略左半分に対応して設けられ、フィルムガイド
81の右方には可動ガイド82を介して、ガイド板83
がフィルムガイド80の略右半分に対応して設けられて
いる。ここで、可動ガイド82は図示しない駆動手段に
より点線位置まで移動可能とされ、フィルムガイド80
における可動ガイド82の点線位置に対応する部位に
は、図示しない切欠部が形成されており、可動ガイド8
2の移動を妨げることがないようにされている。
【0047】更に、フィルムガイド80、83の右方に
は、搬送ローラ84、85を介してフィルムガイド86
が配置されている。このとき、可動ガイド82の右方に
は、フィルムガイド80、86により少なくともシート
フィルムSと同じ長さの搬送路が形成されている。ま
た、可動ガイド82の左側上方には、フィルムガイド8
7、88から成る搬送路を介して、シートフィルムSを
レシーブマガジン50内に収納する搬送ローラ89、9
0が設けられている。なお、搬送ローラ89は点線位置
への移動が可能とされており、搬送ローラ89が点線位
置に移動した際に、シートフィルムSを搬送ローラ90
との間に挟み込むことがないようにされている。
【0048】サプライマガジン49とレシーブマガジン
50の間には、光学ユニット91を内蔵するカバー92
が設けられ、光学ユニット91はこのカバー92の左側
に形成された開口92aからレーザービームLを副走査
ローラ77、79の間に照射することができるようにな
っている。図10は図9のC−C線に沿った平面図であ
り、記録する画像データに応じて変調されたレーザービ
ームLを出射するレーザー光源93の出射方向には、レ
ーザービームLを所定の特性に変換するレンズ94、9
5、モータ96により回転可能とされた回転多面鏡97
が順次に配列されている。更に、回転多面鏡97を反射
したレーザービームLはレンズ98、99を通った後
に、副走査ローラ77、79の間に扇状に走査され、シ
ートフィルムSに照射されるようになっている。
【0049】シートフィルムSに画像を記録する場合に
は、操作者は図示しない指示手段によりソレノイド69
をオン状態にしてカバー45のロック機構を解除した後
に、把手45a、46aを引いてカバー45、46を開
く。カバー45が完全に開けられると、穴45dが小突
起43fに対応する位置まで移動し、カバー45は開い
た状態で保持される。また、同様の機構によりカバー4
6も開いた状態で保持される。次に、操作者が未記録の
シートフィルムSを積層したサプライマガジン49を装
填口43bから装填し、レシーブマガジン50を装填口
43aから装填し、カバー45、46を閉じた後に指示
手段により記録を行う命令を指示すると、サプライマガ
ジン49、レシーブマガジン50の蓋部49c、50c
が開けられ、ソレノイド69がオフ状態とされてカバー
45、46がロックされる。
【0050】次に、吸盤71がサプライマガジン49内
の下降位置bに進入し、シートフィルムSの最上層の1
枚を吸着した後に再び基準位置aに戻り、更に左方位置
cに移動してシートフィルムSを搬送ローラ72、73
の間に挟み込む。このとき、搬送ローラ72は実線位置
に移動しており、シートフィルムSが搬送ローラ72、
73の間に挟み込まれると、吸盤71はシートフィルム
Sの吸着を解除し、退避位置dに移動する。次に、搬送
ローラ72、73は回転して、シートフィルムSをガイ
ド板74、75から成る搬送路に沿って左下方向に搬送
し、シートフィルムSは副走査ローラ76、77に挟持
される。このとき、シートフィルムSは或る程度の腰の
強さを有しているため、搬送ローラ72、73を回転す
ることにより、シートフィルムSの先端はガイド板74
に沿って摺動されながら移動する。
【0051】シートフィルムSが副走査ローラ76、7
7の間に挟み込まれると、搬送ローラ72が点線位置ま
で移動し、副走査ローラ76、77は回転してシートフ
ィルムSの先端を副走査ローラ78、79の間に挟み込
む。更に、副走査ローラ76〜79は共に回転して副走
査を行い、同時にレーザー光源93はレーザービームL
を出射する。このとき、回転多面鏡97はモータ96に
より回転しており、レーザー光源93からのレーザービ
ームLを扇状に走査して主走査を行い、シートフィルム
Sに対して垂直に照射する。このようにして、シートフ
ィルムSには二次元の画像が記録され、記録を終了した
シートフィルムSは、副走査ローラ78、79の回転に
伴ってフィルムガイド80に沿うように下方に搬送され
る。なお、このとき可動ガイド82は実線位置に移動し
ている。
【0052】レーザービームLの照射が完了し記録がな
されたシートフィルムSは、搬送ローラ84、85に挟
持されるまで右方に搬送され、シートフィルムSの先端
が搬送ローラ84、85の間に挟み込まれると、搬送ロ
ーラ84、85は回転し、シートフィルムSの後端が可
動ガイド82よりも右側に至るまでその回転を続ける。
シートフィルムSの後端が可動ガイド82の右側に到達
したことは、図示しない検出手段により検出され、この
検出がなされると可動ガイド82は点線位置に移動し、
搬送ローラ84、85は逆方向に回転し、シートフィル
ムSを左方に搬送する。
【0053】このとき、シートフィルムSは可動ガイド
82の作用により進行方向を変えられ、フィルムガイド
87、88から成る搬送路に送り込まれる。また、搬送
ローラ89は実線位置に移動しており、シートフィルム
Sが搬送ローラ89、90の間に挟み込まれると、搬送
ローラ89、90は回転してシートフィルムSを更に右
方に搬送する。これにより、シートフィルムSは先端か
らレシーブマガジン50内に収納され、シートフィルム
Sの後端が搬送ローラ89、90から離れると、シート
フィルムSは自重により落下し、完全にレシーブマガジ
ン50内に収納される。
【0054】このとき、摩擦抵抗が強いためにシートフ
ィルムSの後端が搬送ローラ89、90に掛かり、レシ
ーブマガジン50内に落下しないことがある。このよう
な場合でも、シートフィルムSを確実にレシーブマガジ
ン50内に落下させるために、搬送ローラ89は点線位
置に移動し搬送ローラ90との間隔を開け、レシーブマ
ガジン50を落下させた後に再び実線位置に戻る。
【0055】連続して記録を行う場合には、全ての動作
が終了した後に上述の動作を繰り返せばよい。或いは、
シートフィルムSの記録中にシートフィルムSの後端が
搬送ローラ72、73を離れた後に、次のシートフィル
ムSの分離動作を開始してもよい。
【0056】所定の記録が終了し、指示手段によりレシ
ーブマガジン50の取り出しを指示すると、蓋50cが
閉じソレノイド69がオン状態とされてカバー45のロ
ック機構が解除され、図示しない表示手段にロック機構
が解除されている状態であることを表示する。そして、
操作者は装填時と同様に手でカバー45を開けてレシー
ブマガジン50を取り出し、記録されたシートフィルム
Sを他の自動現像機により現像処理を行う。また、サプ
ライマガジン49の取り出しについてもほぼ同様であ
る。
【0057】搬送時にフィルムにジャムが発生した場合
には、先ず操作者が押し釦スイッチ47を押して前カバ
ー43のロック機構を解除する命令を指示すると、図3
に示すソレノイド60がオン状態にされてレバー59が
下方に引かれ、レバー57が回動してその先端と突起6
2の孔62aとの係合が外れ、前カバー43のロック機
構が解除される。この状態で、操作者が画像記録装置4
1の凹部41aから前カバー43を手で引き、その力が
マグネット64の板片63に対する力よりも大きくなる
と、前カバー43は開けられる。次に、内部カバー48
の切欠部48a、48bからジャムフィルムを取り出し
た後に、再び前カバー43を閉じ前カバー43のロック
機構を作動させることで、次のシートフィルム40に対
する記録を行う準備が終了する。
【0058】なお、本実施例では前カバー43の小突起
43fは固定して形成したが、後方に移動し得るように
設け、更に後方から図示しない付勢手段により付勢して
もよく、このように構成することにより、更に円滑にカ
バー45を保持及び開閉することができる。また、小突
起43f、カバー45の凹部45c、穴45dを形成せ
ずに、前カバー43の側面43dとカバー45の側面と
の間に皿ばねを介在し、適度の摩擦を持たせることによ
り、カバー45が任意の位置で停止するようにしてもよ
い。
【0059】図11は第2の実施例の構成図であり、カ
バー45のロック機構部のみを示しており、前カバー4
3には折返部43hにより溝43iが形成されている。
カバー45にはこの溝43iに嵌合される先端部45f
が形成されると共に、この先端部45fと平行して突出
板45gが形成され、更にこの突出板45gには穴45
hが形成されている。前カバー43に固定された軸10
1には、先端部102aが鍵状とされたレバー102が
回転可能に軸支され、この先端部102aは穴45hに
係合し得るようにされている。
【0060】レバー102の他端には、レバー103を
介してソレノイド104に連結されており、このソレノ
イド104をオン状態にすることにより、レバー103
を引き込んでレバー102を一点鎖線位置まで移動させ
ることができるようになっている。またレバー102の
一部には、一端が前カバー43に固定されたばね105
の他端が取り付けられ、レバー102を常に矢印に示す
方向に付勢している。更に、前カバー43にはレバー1
02の移動を規制するストッパ43jが設けられてい
る。
【0061】ソレノイド104をオフ状態に切換え、ば
ね105の作用によりレバー102を実線位置に移動さ
せ、レバー102の先端部102aを突出板45gの穴
45hに係合させることにより、カバー45をロックす
ることができ、逆にソレノイド104をオン状態に切換
え、レバー103をソレノイド104内に引き込んで、
レバー102の先端部102aと穴45hとの係合を外
すことにより、ロック機構を解除することができる。
【0062】本実施例では、ロック機構がカバー45の
把手45aの近傍に配されているため、把手45aを無
理に引く力に対して第1の実施例よりも有効にロック機
構を作動させることができると共に、1個のマガジンに
対して1個のソレノイド104によりロックを行うこと
ができるため、使用するソレノイドの個数を減少するこ
とができる。
【0063】なお、第1、第2の実施例においては、カ
バー45、46を手動で開閉する装置を示したが、図1
2に示すように軸65の外周部に歯車65aを形成し、
この歯車65aをモータ108に連結された歯車109
に噛合させ、図示しない指示手段によりカバー45、4
6の開閉を指示することにより、電動によりカバー4
5、46を開閉するようにしてもよい。また、この場合
にはカバー45、46の把手45a、46aと、カバー
45、46を開いた状態で保持する機構は不要である。
【0064】図13は第3の実施例の構成図であり、前
カバー43にはカバー46のみが設けられ、カバー45
は省略されている。また、前カバー43の上部には、種
々の指示を行うためのコントロールパネル111が設け
られている。
【0065】この第3の実施例では、第1実施例のカバ
ー45がなく、サプライマガジン49の挿脱は前カバー
43を開けて行い、レシーブマガジン50の挿脱だけカ
バー46から行われる構成になっている。急いで現像を
行う場合には、レシーブマガジン50を頻繁に挿脱する
必要があるが、例えば100枚のシートフィルムSを収
納可能なサプライマガジン49を使用すれば、操作者は
100枚ごとにサプライマガジン49を挿脱すればよ
い。このため、本実施例のように構成することにより、
操作性に殆ど影響なく装置を簡略化することができる。
また、カバー45の位置にコントロールパネル111等
の指示手段を配置することができ、前カバー43の前面
を有効に使用することができる。
【0066】図14は第4の実施例の外観図、図15は
断面図であり、画像記録装置41は載置台121上に載
置されている。画像記録装置41の右側には自動現像機
122が設けられ、自動現像機122の左側には、凹部
41aと対応する切欠部122aが形成されている。前
カバー43にはカバー45のみが設けられ、カバー46
は省略されている。また、前カバー43の下部には種々
の指示を行うためのコントロールパネル123が設けら
れている。図15において、フィルムガイド86の右方
には開口41bが形成され、この開口41bには実線位
置及び一点鎖線位置に移動可能とされたシャッタ124
が設けられ、自動現像機122からのガスの進入を防止
するようにされている。
【0067】記録を行う際には、操作者はコントロール
パネル123により予め記録を終了したシートフィルム
Sをレシーブマガジン50に収納するか、或いは直接自
動現像機122内に搬送するかを指示する。記録済のシ
ートフィルムSをレシーブマガジン50に収納する場合
には、第1の実施例と同様に行われる。また、シートフ
ィルムSを直接に自動現像機122に搬送して現像を行
う場合には、第1の実施例と同様に記録がなされたシー
トフィルムSは、先ず図9に示すフィルムガイド86上
に載置され、更に搬送ローラ84、85が回転し、同時
にシャッタ124が一点鎖線位置に移動し、開口41b
を介してシートフィルムSを自動現像機122内に送り
込む。そして、シートフィルムSは自動現像機122内
で現像処理され排出される。更に、次のシートフィルム
Sの記録を行う場合には、前のシートフィルムSの後端
と次のシートフィルムSの先端が衝突することがないよ
うに、次のシートフィルムSの搬送動作を始める。
【0068】なお、レシーブマガジン50の挿脱は前カ
バー43を開けて行われる。本実施例では、通常は記録
を終了したシートフィルムSは自動現像機122内に搬
送されるため、レシーブマガジン50が使用されること
はない。ただし、自動現像機122が故障等の理由によ
り使用することができない場合のみ、第1の実施例と同
様にレシーブマガジン50を使用することもできるの
で、カバー46を省略しても通常の作業には影響はな
い。
【0069】従来は、このように画像記録装置に自動現
像機が接続されている場合に、フィルムのジャムやサー
ビスの必要上、画像記録装置の内部にアクセスする際に
は画像記録装置を移動する必要があるが、これはなかな
か困難である。しかし、本実施例では前カバー43を開
けることにより、画像記録装置41を動かさずに画像記
録装置41の内部にアクセスすることができる。
【0070】図16は第5の実施例の外観図であり、前
カバー43の前面には、例えば下辺等の一端辺を蝶着さ
れたカバー126が取り付けられている。このカバー1
26には、開閉する際の手掛かりとなる把手126aが
取り付けられている。更に、カバー126の後方には図
2に示すようにサプライマガジン49、レシーブマガジ
ン50をそれぞれ支持するマガジンガイド51、52が
配置されている。
【0071】サプライマガジン49、レシーブマガジン
50を挿脱する際には、カバー126を開けることによ
り行い、フィルムのジャム等を処理するために画像記録
装置41の内部にアクセスする場合には、前カバー43
を開けることにより行う。この第5の実施例では、カバ
ー126はカバー45、46よりも大きくされている
が、1個のカバー126でサプライマガジン49、レシ
ーブマガジン50を挿脱することができるため、構造が
簡略化される。
【0072】図17は第6の実施例の外観図、図18は
図17のD−D線及びD’−D’線に沿った断面図であ
り、前カバー43の内側にはフレーム131が前カバー
43と独立に設けられ、このフレーム131にはカバー
132、133がヒンジ134、135を介して蝶着さ
れている。また、カバー132、133には開閉する際
の手掛かりとなる把手132a、133aが取り付けら
れ、カバー132、133の後方には、サプライマガジ
ン49、レシーブマガジン50をそれぞれ支持するマガ
ジンガイド51、52が配置されている。なお、カバー
132、133の周縁内側には凹部が形成され、フレー
ム131にはこの凹部に対応する突起が形成されること
で、カバー132、133を閉じた際に画像記録装置4
1の内部が暗部とされるようになっている。
【0073】マガジン49、50を挿脱する際には、カ
バー132、133をそれぞれ開閉することにより行わ
れ、画像記録装置41の内部にアクセスする場合には前
カバー43を開閉することにより行われる。本実施例で
は、ヒンジ134、135が前カバー43ではなくフレ
ーム131に設けられることで、カバー132、133
の強度を大きくすることができる。
【0074】図19は第7の実施例の要部構成図、図2
0は図19のE−E線に沿った平面図であり、画像読取
装置に適用した例を示しており、図9、図10と同一の
符号は同一の部材を示している。本実施例では図9に示
す光学ユニット91の代りに、副走査ローラ76、78
の左側には、ハロゲンランプ、蛍光灯等の棒状の照明手
段141と、この照明手段141から出射される光束を
効率良くシートフィルムS上に集光する反射ミラー14
2とが設けられ、副走査ローラ77、79の右方には光
学ユニット143が設けられている。光学ユニット14
3の左面には開口143aが形成され、光学ユニット1
43内には、複数個のレンズにより構成された光学系1
44と、例えば2000〜5000個の素子を密に等間
隔に並設したライン状のCCD145とが順次に設けら
れている。なお、光学系144は図20におけるP−
P’線をQ−Q’線上に結像するような機能を有してい
る。
【0075】シートフィルムSは第1の実施例と同様
に、副走査ローラ76、77まで搬送された後に、副走
査ローラ76〜79は回転してシートフィルムSを副走
査する。シートフィルムSの副走査が開始されると、照
明手段141は均一な照度でシートフィルムS上を線状
に照射し、透過光が光学系144を介してCCD145
に入射する。これにより、P−P’線上の各微小スポッ
トの濃度に対応する電気信号が、1ライン当り2000
〜5000個のピッチで得られ、副走査を行いながら一
定の時間間隔でCCD145からの電気信号を読み取る
ことにより、シートフィルムS上に記録された二次元の
画像をデジタル信号として読み取ることができる。読み
取りが終了すると、シートフィルムSは第1の実施例と
同様にレシーブマガジン50内に収納される。
【0076】図21は第8の実施例の外観図、図22は
断面図、図23は図21のF−F線から見た平面図であ
り、X線撮影装置に適用される例を示している。X線撮
影装置151の前面内側に設けられたフレーム152に
は、前カバー153がヒンジ154により蝶着されてい
る。更に、前カバー153の前面には、カバー45、4
6と同一の開閉機構とロック機構を有するカバー155
が設けられ、カバー155には開閉する際の手掛かりと
なる把手155aが取り付けられている。なお、前カバ
ー153の周縁内側には突起が形成され、フレーム15
2にはこの突起に対応して凹部が形成されていること
で、前カバー153を閉じた際にX線撮影装置151の
内部が暗部となるようにされている。
【0077】X線撮影装置151の内部には、サプライ
マガジン156、レシーブマガジン157を支持するマ
ガジン収納スペースがそれぞれ傾斜して平行に設けら
れ、特にレシーブマガジン157を支持するマガジン収
納スペースはカバー155の後方に配置されている。図
22において、これらのサプライマガジン156、レシ
ーブマガジン157の左面には開口156b、157b
が形成されると共に、これらの開口156b、157b
を開閉する蓋部156c、157cがそれぞれ設けられ
ている。サプライマガジン156の左方には、図示しな
い機構によりシートフィルムSを挟み込んで互いに密着
することが可能とされた1対の増感紙158が設けられ
ている。
【0078】指示手段によりX線撮影が指示されると、
搬送機構によりサプライマガジン156内のシートフィ
ルムSの最上層の1枚が取り出され、増感紙158の間
に挿入され、増感紙158が互いに密着した後にX線撮
影が行われる。このとき、増感紙158は密着状態で左
方から照射されたX線を可視光に変換し、シートフィル
ムSを露光させる機能を有している。X線撮影が終了す
ると、シートフィルムSは搬送手段によりレシーブマガ
ジン157内に収納される。
【0079】図24は第9の実施例の外観図、図25は
断面図、図26は図24のG−G線から見た断面図であ
り、1枚撮影用X線カセッテに自動的にシートフィルム
Sを搬送し、自動的に取り出して自動現像機に搬送する
カセッテ装填機に適用された例を示している。カセッテ
装填機161の前面には、前カバー162が固定軸16
3を中心として回動することで開閉可能に取り付けられ
ており、この前カバー162の上部には、装填口162
a及び開口162bが形成されている。装填口162a
は前カバー162の前面に近い側が広く奥部において狭
くなる形状とされ、この狭くされた部位を通ってレシー
ブマガジンが挿脱されるようになっている。装填口16
2a、開口162bの側方には、押し釦スイッチ16
4、165がそれぞれ設けられている。
【0080】装填口162aには、図4におけるカバー
45、46と同様の構成とされたカバー166が取り付
けられている。前カバー162における開口162bの
周辺には溝状部162c、袋状部162dが形成され、
この袋状部162dには、図示しない機構により開口1
62bを開閉するシャッタ167が設けられており、シ
ャッタ167が溝状部162cまで下降した際に、カセ
ッテ装填機161の内部が暗部として保たれるようにさ
れている。
【0081】図25に示すように、装填口162aの後
方にはレシーブマガジン168を支持するマガジンガイ
ド169が設けられ、レシーブマガジン168には把手
168aが取り付けられると共に、シートフィルムSを
収納するための開口168bが形成され、この開口16
8bを開閉する蓋部168cが取り付けられている。開
口162bの後方には、1枚撮影用カセッテ170が挿
脱し得るように配置されており、この1枚撮影用カセッ
テ170は装填された際に、図示しない機構により図2
5の実線位置まで引き込むことと、逆に実線位置から1
枚撮影用カセッテ170の一部が、カセッテ装填機16
1の外部に至るまで排出することが可能とされている。
また、シャッタ167は押し釦スイッチ165を押した
際に開き、1枚撮影用カセッテ170が装填されるか、
或いは1枚撮影用カセッテ170が取り出されてから一
定の時間が経過した後に、自動的に閉じられるようにさ
れることで、カセッテ装填機161内に塵埃が侵入する
ことを防止している。更に、この1枚撮影用カセッテ1
70が図25の実線位置まで装填された際に、1枚撮影
用カセッテ170の上部に形成された蓋部170aを、
図25の一点鎖線位置まで移動することができるように
されている。
【0082】また、1枚撮影用カセッテ170の下方に
は、サプライマガジン171〜174を支持するマガジ
ンガイド175〜178が並列されている。サプライマ
ガジン171〜174には把手171a〜174aが取
り付けられると共に、シートフィルムSを取り出すため
の開口171b〜174bがそれぞれ形成され、これら
の開口171b〜174bを開閉する蓋部171c〜1
74cがそれぞれ取り付けられている。一方、カセッテ
装填機161の後方には自動現像機179が接続されて
いる。
【0083】1枚撮影用カセッテ170内のシートフィ
ルムSを取り出して現像し、未使用のシートフィルムS
を1枚撮影用カセッテ170内に収納する場合には、操
作者は予めサプライマガジン171〜174内に所定の
種類のシートフィルムSを積層した後に、前カバー16
2を開いてサプライマガジン171〜174を対応する
マガジンガイド175〜178に装填し、前カバー16
2を閉じる。前カバー162が閉じられカセッテ装填機
161内が暗部とされると、蓋部168c、170a、
171c〜174cが開けられ、図示しない搬送機構に
より1枚撮影用カセッテ170内のシートフィルムSは
自動現像機179内に搬送され、ここで現像処理が行わ
れる。
【0084】同時に、操作者が図示しない指示手段によ
り1枚撮影用カセッテ170内に収納するシートフィル
ムSの種類を選択すると、対応するサプライマガジン1
71〜174からシートフィルムSの最上層の1枚が取
り出され、図示しない搬送機構により1枚撮影用カセッ
テ170内に収納される。最後に、レシーブマガジン1
68の蓋部168c、サプライマガジン171〜174
の蓋部171c〜174c、1枚撮影用カセッテ170
の蓋部170aが全て閉じられ、シャッタ167が開け
られた後に1枚撮影用カセッテ170が排出される。
【0085】また、他の装置で記録又は撮影されたシー
トフィルムSを現像する場合には、先ず押し釦スイッチ
164を押すと、上述の場合と同様に蓋部168c、1
70a、171c〜174cが全て閉じられ、カバー1
66が開けられる。次に、操作者は現像するシートフィ
ルムSが積層されたレシーブマガジン168をカバー1
66内に装填した後に、再び押し釦スイッチ164を押
してカバー166を閉じると、蓋部168cが開けられ
る。次に、図示しない機構によりレシーブマガジン16
8内のシートフィルムSの最上層の1枚が取り出され、
このシートフィルムSは自動現像機179内に搬送さ
れ、現像処理が行われる。1枚目のシートフィルムSが
完全に自動現像機179内に搬送されると、続いて次の
シートフィルムSが自動現像機179内に搬送され、レ
シーブマガジン168内のシートフィルムSがなくなる
まで同一の動作が繰り返される。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように第1発明に係るシー
ト状記録媒体処理装置は、マガジンを挿脱する操作と装
置内にアクセスする操作とを、それぞれカバーとこれら
カバーが設けられた異なるカバーを開閉して行うことに
より、マガジンの挿脱と装置内へのアクセスを共に良好
に行うことができ、安全性、スペース効率の点でも良好
である。
【0087】また第2発明に係るシート状記録媒体処理
装置は、マガジンを挿脱する操作と装置内にアクセスす
る操作を、それぞれカバーとそれを取り囲む別のカバー
を開閉して行うことにより、マガジンの挿脱と装置内へ
のアクセスを共に良好に行うことができ、安全性、スペ
ース効率の点でも良好である。
【0088】更に、第3発明に係るマガジン収納装置に
よれば、マガジン挿脱と本体内へのアクセスをそれに適
したカバーを開閉することで良好に行うことができ、安
全性とスペース効率の点でも良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の外観図である。
【図2】前カバーを開けた際の外観図である。
【図3】前カバーのロック機構の構成図である。
【図4】開口の断面図である。
【図5】開口の斜視図である。
【図6】カバーの断面図である。
【図7】カバー軸支機構の構成図である。
【図8】ロック機構の構成図である。
【図9】画像記録装置の断面図である。
【図10】図7のC−C線に沿った平面図である。
【図11】第2の実施例のロック機構の構成図である。
【図12】カバーを自動的に開閉する手段の斜視図であ
る。
【図13】第3の実施例の外観図である。
【図14】第4の実施例の外観図である。
【図15】第4の実施例の断面図である。
【図16】第5の実施例の外観図である。
【図17】第6の実施例の外観図である。
【図18】図17のD−D線、D’−D’線に沿った断
面図である。
【図19】第7の実施例の要部構成図である。
【図20】図19のE−E線に沿った平面図である。
【図21】第8の実施例の外観図である。
【図22】断面図である。
【図23】図21のF−F線に沿った断面図である。
【図24】第9の実施例の外観図である。
【図25】第9の実施例の断面図である。
【図26】図24のG−G線に沿った断面図である。
【図27】第1の従来例の外観図である。
【図28】断面図である。
【図29】マガジンの拡大断面図である。
【図30】第2の従来例の外観図である。
【図31】断面図である。
【図32】図21のA−A線に沿った断面図である。
【図33】図21のB−B線に沿った断面図である。
【図34】マガジンを挿脱する際の説明図である。
【図35】従来例のカバー開閉機構の斜視図である。
【図36】従来例のカバー開閉機構の斜視図である。
【図37】従来例のカバー開閉機構の斜視図である。
【図38】従来例のカバー開閉機構の斜視図である。
【符号の説明】
41 画像記録装置 42、45、46、92、126、132、133、1
55、166 カバー 43、153、162 前カバー 43a、43b、162a 装填口 47、164、165 押し釦スイッチ 49、156、171〜174 サプライマガジン 50、157、168 レシーブマガジン 51、52、169、175〜178 マガジンガイド 60、69、104 ソレノイド 91、143 光学ユニット 108 モータ 122、179 自動現像機 141 照明手段 151 X線撮影装置 161 カセッテ装填機 170 1枚撮影用カセッテ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状記録媒体を収納するシート収納
    部材を装填口を介して挿脱するようにしたシート状記録
    媒体処理装置において、装置本体に対し開閉可能な第1
    のカバーと、該第1のカバーに設け前記シート収納部材
    を前記装置本体内に挿脱する装填口と、該装填口を開閉
    する第2のカバーとを備えたことを特徴とするシート記
    録媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 シート状記録媒体を収納するシート収納
    部材を装填口を介して挿脱するようにしたシート状記録
    媒体処理装置において、装置本体に対し開閉可能な第1
    のカバーと、前記シート収納部材を前記装置本体内に挿
    脱する装填口と、該装填口を開閉する第2のカバーとを
    備え、前記第1のカバーは少なくとも前記第2のカバー
    の周囲を取り囲んで配置したことを特徴とするシート記
    録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 前記シート収納部材を複数個設け、該複
    数個のシート収納部材の少なくとも1個に対して前記第
    2のカバーを設け、かつ少なくとも1個に対しては前記
    第2のカバーを設けないようにした請求項1又は請求項
    2に記載のシート状記録媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 前記シート収納部材は感光性のシート状
    記録媒体を収納し、前記第2のカバーを閉じた際に前記
    第2のカバーにより前記装填口を遮光するようにした請
    求項1又は請求項2に記載のシート状記録媒体処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のカバーには、前記第
    1及び第2のカバーを閉じた状態にロックするロック手
    段と、該ロック手段を解除するロック解除手段とを備え
    た請求項2に記載のシート状記録媒体処理装置。
  6. 【請求項6】 本体に対し開閉可能な第1のカバーと、
    マガジンを前記本体内に挿脱する装填口と、該装填口を
    開閉する第2のカバーとを備え、前記第2のカバーは前
    記第1のカバー上又は前記第1のカバーに囲まれた部所
    に設けたことを特徴とするマガジン収納装置。
JP6901394A 1994-03-14 1994-03-14 シート状記録媒体処理装置及びマガジン収納装置 Pending JPH07253648A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014085878A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Yazaki Energy System Corp 開閉機構
WO2023013338A1 (ja) * 2021-08-02 2023-02-09 富士フイルム株式会社 筐体構造、及び画像形成装置

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