JPH07253644A - ハロゲン化銀感光材料用粉体処理剤 - Google Patents
ハロゲン化銀感光材料用粉体処理剤Info
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- JPH07253644A JPH07253644A JP4539494A JP4539494A JPH07253644A JP H07253644 A JPH07253644 A JP H07253644A JP 4539494 A JP4539494 A JP 4539494A JP 4539494 A JP4539494 A JP 4539494A JP H07253644 A JPH07253644 A JP H07253644A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ハロゲン化銀感光材料用の粉体処理剤に於て、
溶解時に粉の飛散の少なく作業環境の改善されるものを
提供する。又、打錠成形や顆粒化が容易で、成形後も輸
送等によって破損することの無い粉体処理剤を提供す
る。 【構成】ハロゲン化銀感光材料に使用される粉体化され
た処理剤に於て酸の状態では潮解性が無いがアルカリ金
属塩では潮解性を持つ化合物とアルカリ金属を持つ化合
物を用いることを特徴とする粉体処理剤。
溶解時に粉の飛散の少なく作業環境の改善されるものを
提供する。又、打錠成形や顆粒化が容易で、成形後も輸
送等によって破損することの無い粉体処理剤を提供す
る。 【構成】ハロゲン化銀感光材料に使用される粉体化され
た処理剤に於て酸の状態では潮解性が無いがアルカリ金
属塩では潮解性を持つ化合物とアルカリ金属を持つ化合
物を用いることを特徴とする粉体処理剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀感光材料
用粉体処理剤に関するものである。
用粉体処理剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】黒白感光材料は、露光後現像、定着、水
洗等の工程で処理される。この現像、定着工程に於いて
は、現像液、定着液がそれぞれ使用される。各処理液は
通常20℃から50℃に温度調節され、感光材料は、こ
れらの処理液中に浸漬され処理される。
洗等の工程で処理される。この現像、定着工程に於いて
は、現像液、定着液がそれぞれ使用される。各処理液は
通常20℃から50℃に温度調節され、感光材料は、こ
れらの処理液中に浸漬され処理される。
【0003】同様にカラー感光材料は、露光後発色現
像、脱銀、水洗、安定化等の工程で処理される。これら
の各々の工程に於いては、発色現像液、漂白液、漂白定
着液、定着液がそれぞれ使用される。各処理液は通常2
0℃から50℃に温度調節され、感光材料は、これらの
処理液中に浸漬され処理される。
像、脱銀、水洗、安定化等の工程で処理される。これら
の各々の工程に於いては、発色現像液、漂白液、漂白定
着液、定着液がそれぞれ使用される。各処理液は通常2
0℃から50℃に温度調節され、感光材料は、これらの
処理液中に浸漬され処理される。
【0004】又、ハロゲン化銀感光材料のひとつである
銀錯塩拡散転写法によって得られる銀画像を、オフセッ
ト印刷原版として用いることが出来るようにした印刷版
は既に特許公報昭46−43132号あるいは特許公報
昭48−30562号に記載されており、更にポジタイ
プの印刷原版については公開特許公報昭49−5540
2号に、ネガタイプの印刷原版については公開特許公報
昭52−106902号、公開特許公報昭52−112
402号等に詳細に記載されている。
銀錯塩拡散転写法によって得られる銀画像を、オフセッ
ト印刷原版として用いることが出来るようにした印刷版
は既に特許公報昭46−43132号あるいは特許公報
昭48−30562号に記載されており、更にポジタイ
プの印刷原版については公開特許公報昭49−5540
2号に、ネガタイプの印刷原版については公開特許公報
昭52−106902号、公開特許公報昭52−112
402号等に詳細に記載されている。
【0005】この印刷版は、露光した後、現像、安定、
水洗等の工程によって処理される。現像には現像液、安
定には安定液が用いられ、この印刷版はこれらの処理液
中に浸漬され処理される。
水洗等の工程によって処理される。現像には現像液、安
定には安定液が用いられ、この印刷版はこれらの処理液
中に浸漬され処理される。
【0006】これらの処理剤は通常濃縮液として供給さ
れることが多いが、包装材料の環境への影響を少なくす
るために、粉体として供給することが多くなってきた。
れることが多いが、包装材料の環境への影響を少なくす
るために、粉体として供給することが多くなってきた。
【0007】これらの粉体処理剤はユーザーにより、水
道水もしくはイオン交換水によって溶解された後に使用
される。その際に出る包材は液剤として供給される物よ
りコンパクトであり、廃棄物を削減させる事が出来るた
めに、より環境に優しい製品を供給することが出来る。
道水もしくはイオン交換水によって溶解された後に使用
される。その際に出る包材は液剤として供給される物よ
りコンパクトであり、廃棄物を削減させる事が出来るた
めに、より環境に優しい製品を供給することが出来る。
【0008】しかしながら、粉体処理剤は包材をより少
なくできる代わりに、溶解時に微細な粉末が飛散すると
いう欠点を持つ。特に現像剤はアルカリを多量に含むこ
とが多く、溶解時に飛散した粉末が作業環境上重要な問
題となり、改善が求められている。
なくできる代わりに、溶解時に微細な粉末が飛散すると
いう欠点を持つ。特に現像剤はアルカリを多量に含むこ
とが多く、溶解時に飛散した粉末が作業環境上重要な問
題となり、改善が求められている。
【0009】これを防ぐために例えば打錠成形を行った
り、顆粒に成形するという方法があるが、処理剤の粉末
の処方のままでは例えば錠剤成形の場合、成形後の強度
が弱すぎたり、又、顆粒にする場合ならば水等の溶媒を
用いて練り合わせて押しだし造粒で顆粒化を行う場合に
は水のコントロールが微妙で顆粒化が困難だったりす
る。さらにこれらの成形体は例えば輸送等によって破壊
されたりすると微細な粉末が発生するためにその効果を
十分に発揮することが出来ず、十分ではない。
り、顆粒に成形するという方法があるが、処理剤の粉末
の処方のままでは例えば錠剤成形の場合、成形後の強度
が弱すぎたり、又、顆粒にする場合ならば水等の溶媒を
用いて練り合わせて押しだし造粒で顆粒化を行う場合に
は水のコントロールが微妙で顆粒化が困難だったりす
る。さらにこれらの成形体は例えば輸送等によって破壊
されたりすると微細な粉末が発生するためにその効果を
十分に発揮することが出来ず、十分ではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はハロゲ
ン化銀感光材料用の粉体処理剤に於て、溶解時に粉の飛
散の少なく作業環境の改善されるものを提供することで
ある。又、打錠成形や顆粒化が容易で、成形後も輸送等
によって破損することの無い粉体処理剤を提供すること
である。
ン化銀感光材料用の粉体処理剤に於て、溶解時に粉の飛
散の少なく作業環境の改善されるものを提供することで
ある。又、打錠成形や顆粒化が容易で、成形後も輸送等
によって破損することの無い粉体処理剤を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は処理剤に以下
の方法を施すことにより、達成された。即ちハロゲン化
銀感光材料に使用される粉体化された処理剤に於て酸の
状態では潮解性が無いがアルカリ金属塩では潮解性を持
つ酸化合物とアルカリ金属を持つ化合物を用いることを
特徴とする粉体処理剤。
の方法を施すことにより、達成された。即ちハロゲン化
銀感光材料に使用される粉体化された処理剤に於て酸の
状態では潮解性が無いがアルカリ金属塩では潮解性を持
つ酸化合物とアルカリ金属を持つ化合物を用いることを
特徴とする粉体処理剤。
【0012】本発明によれば、包剤から粉材を開封する
ときに、外気に含まれる水と上記酸及びアルカリ金属塩
との反応により上記酸が潮解性を持つアルカリ金属塩と
なり、水を取り込むために粉体処理剤の溶解時に微細な
粉末が発生することがない。又、打錠成形や、押しだし
造粒を行う場合にも容易に成形することができ、更に、
成形後の形状が容易に崩れることが無い。
ときに、外気に含まれる水と上記酸及びアルカリ金属塩
との反応により上記酸が潮解性を持つアルカリ金属塩と
なり、水を取り込むために粉体処理剤の溶解時に微細な
粉末が発生することがない。又、打錠成形や、押しだし
造粒を行う場合にも容易に成形することができ、更に、
成形後の形状が容易に崩れることが無い。
【0013】本発明で用いられる処理剤は粉末のままで
も良いし、顆粒や錠剤にしてもよい。更に取扱易くする
ためにこれらの粉剤を水溶性フィルムで包んだり、カプ
セルに入れることもできる。
も良いし、顆粒や錠剤にしてもよい。更に取扱易くする
ためにこれらの粉剤を水溶性フィルムで包んだり、カプ
セルに入れることもできる。
【0014】本発明に因って適用される銀塩感光材料は
黒白およびカラー写真感光材料、および銀塩拡散転写法
(DTR)によって得られる写真材料および、銀画像を
利用したオフセット印刷版などである。
黒白およびカラー写真感光材料、および銀塩拡散転写法
(DTR)によって得られる写真材料および、銀画像を
利用したオフセット印刷版などである。
【0015】本発明に用いられる酸の状態では潮解性が
無いがアルカリ金属塩では潮解性を持つ酸化合物は、ト
リエチレンテトラミン六酢酸、ヒドロキシエチルイミノ
二酢酸等が挙げられる。又、アルカリ金属を持つ化合物
は構造式中にリチウム、ナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属が入っているものなら何でもよく、たとえば水
酸化リチウムや苛性ソーダ、苛性カリ、あるいは亜硫酸
塩や燐酸塩や炭酸塩等の無機塩あるいはクエン酸やリン
ゴ酸、マロン酸、安息香酸、ヒドロキノンスルホン酸、
スルホサリチル酸等の有機酸のリチウム、ナトリウム、
カリウム塩などが挙げられる。また、本発明に用いられ
る酸の状態では潮解性が無いがアルカリ金属塩では潮解
性を持つ酸化合物の添加量は粉剤の全重量に対して0.
1〜20%であり好ましくは5〜15%であり、アルカ
リ金属を持つ化合物の含有量は粉剤の全重量に対して4
0%以上で好ましくは0.5〜10%である。
無いがアルカリ金属塩では潮解性を持つ酸化合物は、ト
リエチレンテトラミン六酢酸、ヒドロキシエチルイミノ
二酢酸等が挙げられる。又、アルカリ金属を持つ化合物
は構造式中にリチウム、ナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属が入っているものなら何でもよく、たとえば水
酸化リチウムや苛性ソーダ、苛性カリ、あるいは亜硫酸
塩や燐酸塩や炭酸塩等の無機塩あるいはクエン酸やリン
ゴ酸、マロン酸、安息香酸、ヒドロキノンスルホン酸、
スルホサリチル酸等の有機酸のリチウム、ナトリウム、
カリウム塩などが挙げられる。また、本発明に用いられ
る酸の状態では潮解性が無いがアルカリ金属塩では潮解
性を持つ酸化合物の添加量は粉剤の全重量に対して0.
1〜20%であり好ましくは5〜15%であり、アルカ
リ金属を持つ化合物の含有量は粉剤の全重量に対して4
0%以上で好ましくは0.5〜10%である。
【0016】銀塩感光材料用処理液のうち、現像剤とし
ては、アルカリ性物質(水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、第三燐酸ナトリウムなど)、保恒剤としての亜硫
酸塩(亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウムなど)が必須
であるが、それ以外の化合物、例えば硫酸塩(硫酸ナト
リウム、硫酸アンモニウムなど)、カブリ防止剤(臭化
カリウムなど)、現像主薬(ハイドロキノン、1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン、メトールなど)、現像変性剤
(ポリオキシアルキレン化合物、オニウム化合物など)
を含むことが出来る。
ては、アルカリ性物質(水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、第三燐酸ナトリウムなど)、保恒剤としての亜硫
酸塩(亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウムなど)が必須
であるが、それ以外の化合物、例えば硫酸塩(硫酸ナト
リウム、硫酸アンモニウムなど)、カブリ防止剤(臭化
カリウムなど)、現像主薬(ハイドロキノン、1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン、メトールなど)、現像変性剤
(ポリオキシアルキレン化合物、オニウム化合物など)
を含むことが出来る。
【0017】更に、界面活性剤(アルギン酸プロピレン
グリコールエステルなど)、アミノポリカルボン酸塩
(エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなど)等を一種ま
たは二種以上含有させることも出来る。
グリコールエステルなど)、アミノポリカルボン酸塩
(エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなど)等を一種ま
たは二種以上含有させることも出来る。
【0018】また、安定剤は不感脂化促進剤、緩衝剤、
保存剤、湿潤剤のような従来から知られている物質から
構成される。例えば、アラビアゴム、カルボキシメチル
セルロース、アルギン酸ナトリウム、ビニルピロリド
ン、ビニルイミダゾール、メチルビニルエーテルと無水
マレイン酸の共重合物、カルボキシメチルスターチ、ア
ルギン酸アンモニウム、アルギン酸オキシダイドセルロ
ース、硫酸塩(硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウムな
ど)、タンニン酸、ヒドロキシル基を2個以上有するポ
リオール化合物(ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ペンタエリトリオール、グリセロール、ジ
エチレングリコール、ヘキシレングリコールなど)、有
機の弱酸(クエン酸、コハク酸、酒石酸、アジピン酸、
アスコルビン酸、プロピオン酸など)、無機の微粒子
(コロイダルシリカ、コロイダルアルミナなど)、ポリ
アクリル酸、重クロム酸アンモニウム、クロムミョウバ
ン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キレー
ト剤(エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニ
トリロ三酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸など)界
面活性剤などの1種または2種以上を加えることによ
り、本発明の目的をより完全に満たした印刷版用処理安
定液とすることができる。この他にもメタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジオキサンなどの水混和性有機溶剤
や液の識別性、外観を特に考慮してフタロシアニン系染
料、マラカイトグリーン、ウルトラマリンなどの着色剤
を微量加えることも出来る。
保存剤、湿潤剤のような従来から知られている物質から
構成される。例えば、アラビアゴム、カルボキシメチル
セルロース、アルギン酸ナトリウム、ビニルピロリド
ン、ビニルイミダゾール、メチルビニルエーテルと無水
マレイン酸の共重合物、カルボキシメチルスターチ、ア
ルギン酸アンモニウム、アルギン酸オキシダイドセルロ
ース、硫酸塩(硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウムな
ど)、タンニン酸、ヒドロキシル基を2個以上有するポ
リオール化合物(ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ペンタエリトリオール、グリセロール、ジ
エチレングリコール、ヘキシレングリコールなど)、有
機の弱酸(クエン酸、コハク酸、酒石酸、アジピン酸、
アスコルビン酸、プロピオン酸など)、無機の微粒子
(コロイダルシリカ、コロイダルアルミナなど)、ポリ
アクリル酸、重クロム酸アンモニウム、クロムミョウバ
ン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キレー
ト剤(エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニ
トリロ三酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸など)界
面活性剤などの1種または2種以上を加えることによ
り、本発明の目的をより完全に満たした印刷版用処理安
定液とすることができる。この他にもメタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジオキサンなどの水混和性有機溶剤
や液の識別性、外観を特に考慮してフタロシアニン系染
料、マラカイトグリーン、ウルトラマリンなどの着色剤
を微量加えることも出来る。
【0019】また本発明の実施に用いられる銀塩感光材
料のハロゲン化銀乳剤は塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩
沃化銀、塩臭沃化銀が使用でき、好ましくは塩化銀が5
0モル%以上のハロゲン化銀である。これらのハロゲン
化銀乳剤は分光増感剤(光源・用途に応じた分光増感色
素、例えばカメラタイプ、レーザー光タイプ、色分解用
パンクロタイプ等)、ゼラチン硬化剤、塗布助剤、カブ
リ防止剤、可塑剤、現像主薬、マット剤などを含むこと
が出来る。
料のハロゲン化銀乳剤は塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩
沃化銀、塩臭沃化銀が使用でき、好ましくは塩化銀が5
0モル%以上のハロゲン化銀である。これらのハロゲン
化銀乳剤は分光増感剤(光源・用途に応じた分光増感色
素、例えばカメラタイプ、レーザー光タイプ、色分解用
パンクロタイプ等)、ゼラチン硬化剤、塗布助剤、カブ
リ防止剤、可塑剤、現像主薬、マット剤などを含むこと
が出来る。
【0020】
【実施例】以下に実施例を掲げ本発明を更に詳細に説明
するが、無論、これだけに限定されるわけではない。実
施例1以下に用いる銀錯塩拡散転写法による平版印刷版
の安定剤の構成成分を示す。これは使用液1リットル分
である。
するが、無論、これだけに限定されるわけではない。実
施例1以下に用いる銀錯塩拡散転写法による平版印刷版
の安定剤の構成成分を示す。これは使用液1リットル分
である。
【0021】 安定剤A 燐酸1ナトリウム 15g 無水亜硫酸ナトリウム 5g ベンジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド 0.1g
【0022】安定剤Aを乳鉢で粉砕しながら混合し、ポ
リエチレン−アルミ−ポリエチレンの三層構造を持つフ
ィルムで作られた袋にいれ、ヒートシールを行った。こ
れを比較例Aとする。
リエチレン−アルミ−ポリエチレンの三層構造を持つフ
ィルムで作られた袋にいれ、ヒートシールを行った。こ
れを比較例Aとする。
【0023】安定剤Aにトリエチレンテトラミン六酢酸
(粉末)を3g添加して乳鉢で混合し比較例Aで用いた
袋に入れヒートシールを行った。これを本発明1Aとす
る。さらにトリエチレンテトラミン六酢酸のかわりにヒ
ドロキシエチルイミノ二酢酸を安定剤Aに3g添加し、
乳鉢で混合して比較例1Aで用いた袋に入れヒートシー
ルを行った。これを本発明2Aとする。
(粉末)を3g添加して乳鉢で混合し比較例Aで用いた
袋に入れヒートシールを行った。これを本発明1Aとす
る。さらにトリエチレンテトラミン六酢酸のかわりにヒ
ドロキシエチルイミノ二酢酸を安定剤Aに3g添加し、
乳鉢で混合して比較例1Aで用いた袋に入れヒートシー
ルを行った。これを本発明2Aとする。
【0024】 安定剤B クエン酸二ナトリウム 15g 無水亜硫酸ナトリウム 5g ベンジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド 0.1g
【0025】安定剤Bを乳鉢で粉砕しながら混合し、ポ
リエチレン−アルミ−ポリエチレンの三層構造を持つフ
ィルムで作られた袋にいれ、ヒートシールを行った。こ
れを比較例Bとする。
リエチレン−アルミ−ポリエチレンの三層構造を持つフ
ィルムで作られた袋にいれ、ヒートシールを行った。こ
れを比較例Bとする。
【0026】安定剤Bにトリエチレンテトラミン六酢酸
(粉末)を3g添加して乳鉢で混合し比較例1Bで用い
た袋に入れヒートシールを行った。これを本発明1Bと
する。さらにトリエチレンテトラミン六酢酸のかわりに
ヒドロキシエチルイミノ二酢酸を安定剤Bに3g添加
し、乳鉢で混合して比較例1Bで用いた袋に入れヒート
シールを行った。これを本発明2Bとする。
(粉末)を3g添加して乳鉢で混合し比較例1Bで用い
た袋に入れヒートシールを行った。これを本発明1Bと
する。さらにトリエチレンテトラミン六酢酸のかわりに
ヒドロキシエチルイミノ二酢酸を安定剤Bに3g添加
し、乳鉢で混合して比較例1Bで用いた袋に入れヒート
シールを行った。これを本発明2Bとする。
【0027】比較例A、比較例Bおよび本発明1A、本
発明2A、本発明1B、本発明2Bの袋をはさみで切
り、内容物を1リットルの水が入ったビーカーに水面か
ら15cmの高さから入れ、そのときの粉の飛散状況を以
下の基準で評価した。 A 粉の飛散が認められない B 僅かに粉の飛散が認められる C 粉がかなり飛散する 結果は表1のようになった。
発明2A、本発明1B、本発明2Bの袋をはさみで切
り、内容物を1リットルの水が入ったビーカーに水面か
ら15cmの高さから入れ、そのときの粉の飛散状況を以
下の基準で評価した。 A 粉の飛散が認められない B 僅かに粉の飛散が認められる C 粉がかなり飛散する 結果は表1のようになった。
【0028】
【表1】
【0029】このように、比較例では開封時に粉の飛散
が認められたのに対して、本発明では開封時の微細な粉
の飛散を防止することが出来た。
が認められたのに対して、本発明では開封時の微細な粉
の飛散を防止することが出来た。
【0030】実施例2 実施例1の比較例Aで用いられた粉剤を乳鉢にいれ十分
に粉砕、混合した後に、直径10mmの丸型で真平形の錠
剤ができる金型に2gいれ、ハンドプレスで3000Kg
f/cm2の圧力をかけ、打錠成形を行った。これを比較例
Cとする。
に粉砕、混合した後に、直径10mmの丸型で真平形の錠
剤ができる金型に2gいれ、ハンドプレスで3000Kg
f/cm2の圧力をかけ、打錠成形を行った。これを比較例
Cとする。
【0031】実施例1の本発明1Aおよび本発明2Aで
用いられた粉剤をそれぞれ乳鉢にいれ十分に粉砕、混合
した後直径10mmの丸型で真平形の錠剤ができる金型に
2gいれ、ハンドプレスで3000Kgf/cm2の圧力をか
け 、打錠成形を行った。これをそれぞれ本発明1C、
本発明2Cとする。
用いられた粉剤をそれぞれ乳鉢にいれ十分に粉砕、混合
した後直径10mmの丸型で真平形の錠剤ができる金型に
2gいれ、ハンドプレスで3000Kgf/cm2の圧力をか
け 、打錠成形を行った。これをそれぞれ本発明1C、
本発明2Cとする。
【0032】実施例1の比較例Bで用いられた粉剤を乳
鉢にいれ十分に粉砕、混合した後に、直径10mmの丸型
で真平形の錠剤ができる金型に2gいれ、ハンドプレス
で3000Kgf/cm2の圧力をかけ、打錠成形を行った。
これを比較例Dとする。
鉢にいれ十分に粉砕、混合した後に、直径10mmの丸型
で真平形の錠剤ができる金型に2gいれ、ハンドプレス
で3000Kgf/cm2の圧力をかけ、打錠成形を行った。
これを比較例Dとする。
【0033】実施例1の本発明1Bおよび本発明2Bで
用いられた粉剤をそれぞれ乳鉢にいれ十分に粉砕、混合
した後直径10mmの丸型で真平形の錠剤ができる金型に
2gいれ、ハンドプレスで3000Kgf/cm2の圧力をか
け 、打錠成形を行った。これをそれぞれ本発明1D、
本発明2Dとする。
用いられた粉剤をそれぞれ乳鉢にいれ十分に粉砕、混合
した後直径10mmの丸型で真平形の錠剤ができる金型に
2gいれ、ハンドプレスで3000Kgf/cm2の圧力をか
け 、打錠成形を行った。これをそれぞれ本発明1D、
本発明2Dとする。
【0034】比較例C、比較例D及び本発明1C、本発
明2C、本発明1D、本発明2Dの錠剤を高さ50cmの
所からコンクリートの床に自然落下させ、錠剤の破損状
況を評価した。結果は表2のようになった。
明2C、本発明1D、本発明2Dの錠剤を高さ50cmの
所からコンクリートの床に自然落下させ、錠剤の破損状
況を評価した。結果は表2のようになった。
【0035】
【表2】
【0036】このように比較例の錠剤は粉々に粉砕され
たのに対し、本発明の錠剤は破損しにくい事が確かめら
れた。
たのに対し、本発明の錠剤は破損しにくい事が確かめら
れた。
【0037】実施例3 実施例1の比較例Aの粉剤を乳鉢で十分粉砕したのち粉
剤の重量に対して3%の水を添加し、更に乳鉢で十分に
混合を行った。この粉剤を、1mmの目の荒さを持つふる
いで裏ごしし、天日で1時間乾燥させて顆粒とした。こ
れを比較例Eとする。
剤の重量に対して3%の水を添加し、更に乳鉢で十分に
混合を行った。この粉剤を、1mmの目の荒さを持つふる
いで裏ごしし、天日で1時間乾燥させて顆粒とした。こ
れを比較例Eとする。
【0038】実施例1の本発明1A、本発明2Aで用い
られた粉剤を乳鉢で十分粉砕した後粉剤の重量に対して
3%の水を添加し、更に乳鉢で十分に混合を行った。こ
の粉剤を、1mmの目の荒さを持つふるいで裏ごしし、天
日で1時間乾燥させて顆粒とした。これを本発明1E、
本発明2Eとする。
られた粉剤を乳鉢で十分粉砕した後粉剤の重量に対して
3%の水を添加し、更に乳鉢で十分に混合を行った。こ
の粉剤を、1mmの目の荒さを持つふるいで裏ごしし、天
日で1時間乾燥させて顆粒とした。これを本発明1E、
本発明2Eとする。
【0039】実施例1の比較例Bの粉剤を乳鉢で十分粉
砕したのち粉剤の重量に対して3%の水を添加し、更に
乳鉢で十分に混合を行った。この粉剤を、1mmの目の荒
さを持つふるいで裏ごしし、天日で1時間乾燥させて顆
粒とした。これを比較例Fとする。
砕したのち粉剤の重量に対して3%の水を添加し、更に
乳鉢で十分に混合を行った。この粉剤を、1mmの目の荒
さを持つふるいで裏ごしし、天日で1時間乾燥させて顆
粒とした。これを比較例Fとする。
【0040】実施例1の本発明1B、本発明2Bで用い
られた粉剤を乳鉢で十分粉砕した後粉剤の重量に対して
3%の水を添加し、更に乳鉢で十分に混合を行った。こ
の粉剤を、1mmの目の荒さを持つふるいで裏ごしし、天
日で1時間乾燥させて顆粒とした。これを本発明1F、
本発明2Fとする。
られた粉剤を乳鉢で十分粉砕した後粉剤の重量に対して
3%の水を添加し、更に乳鉢で十分に混合を行った。こ
の粉剤を、1mmの目の荒さを持つふるいで裏ごしし、天
日で1時間乾燥させて顆粒とした。これを本発明1F、
本発明2Fとする。
【0041】比較例E、比較例F及び本発明1E、本発
明2E、本発明1F、本発明2Fの顆粒を実施例1で用
いた袋にいれ、ヒートシールした後これを50回強く振
った。これをはさみで開封し、内容物を1リットルの水
が入ったビーカーに水面から15cmの高さから入れ、そ
のときの粉の飛散状況を以下の基準で評価した。 A 粉の飛散が認められない B 僅かに粉の飛散が認められる C 粉がかなり飛散する 結果は表3のようになった。
明2E、本発明1F、本発明2Fの顆粒を実施例1で用
いた袋にいれ、ヒートシールした後これを50回強く振
った。これをはさみで開封し、内容物を1リットルの水
が入ったビーカーに水面から15cmの高さから入れ、そ
のときの粉の飛散状況を以下の基準で評価した。 A 粉の飛散が認められない B 僅かに粉の飛散が認められる C 粉がかなり飛散する 結果は表3のようになった。
【0042】
【表3】
【0043】このように比較例の顆粒は粉々に粉砕され
たのに対し、本発明の顆粒は破損しにくい事が確かめら
れた。
たのに対し、本発明の顆粒は破損しにくい事が確かめら
れた。
【0044】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀感光剤用粉体処理
剤は、開封時に粉の飛散を防止することができ、又、錠
剤や顆粒に成形した場合、破損し難くなった。
剤は、開封時に粉の飛散を防止することができ、又、錠
剤や顆粒に成形した場合、破損し難くなった。
Claims (1)
- 【請求項1】 ハロゲン化銀感光材料に使用される粉体
化された処理剤に於て酸の状態では潮解性が無いがアル
カリ金属塩では潮解性を持つ酸化合物とアルカリ金属を
持つ化合物を用いることを特徴とする粉体処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4539494A JPH07253644A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ハロゲン化銀感光材料用粉体処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4539494A JPH07253644A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ハロゲン化銀感光材料用粉体処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07253644A true JPH07253644A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12718054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4539494A Pending JPH07253644A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ハロゲン化銀感光材料用粉体処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07253644A (ja) |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP4539494A patent/JPH07253644A/ja active Pending
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