JPH07251791A - 舷梯装置 - Google Patents
舷梯装置Info
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- JPH07251791A JPH07251791A JP6912694A JP6912694A JPH07251791A JP H07251791 A JPH07251791 A JP H07251791A JP 6912694 A JP6912694 A JP 6912694A JP 6912694 A JP6912694 A JP 6912694A JP H07251791 A JPH07251791 A JP H07251791A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deck
- moving stage
- guide rail
- landing
- auxiliary
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 人の乗降が容易な移動ステージを舷梯となる
ガイドレールに沿って走行させることで、船舶のデッキ
と埠頭との間を複数の乗降客が負担を感じることなく容
易かつ迅速に往来可能にする。 【構成】 船舶のデッキ１上に支持させた補助デッキ２
上面との均等面内で回転可能な回転踊場３と、この回転
踊場３に上端部が回転可能に支持され、下端部が車輪５
を介して地上に載置可能な一対のガイドレール４とを設
けて、ガイドレール４上に移動ステージ６を走行可能に
取り付け、この移動ステージ６の一部にワイヤロープ３
１を固定して、ワイヤ駆動手段によってこの移動ステー
ジ６を上記ガイドレール４に沿って昇降可能にし、さら
に、角度調整レバー８により、移動ステージ６のガイド
レール４に対する角度を調整可能にし、かつ吊下げロー
プ９により、ガイドレール４を、補助デッキ２および回
転踊場３とともにデッキ１上に格納可能にする。
ガイドレールに沿って走行させることで、船舶のデッキ
と埠頭との間を複数の乗降客が負担を感じることなく容
易かつ迅速に往来可能にする。 【構成】 船舶のデッキ１上に支持させた補助デッキ２
上面との均等面内で回転可能な回転踊場３と、この回転
踊場３に上端部が回転可能に支持され、下端部が車輪５
を介して地上に載置可能な一対のガイドレール４とを設
けて、ガイドレール４上に移動ステージ６を走行可能に
取り付け、この移動ステージ６の一部にワイヤロープ３
１を固定して、ワイヤ駆動手段によってこの移動ステー
ジ６を上記ガイドレール４に沿って昇降可能にし、さら
に、角度調整レバー８により、移動ステージ６のガイド
レール４に対する角度を調整可能にし、かつ吊下げロー
プ９により、ガイドレール４を、補助デッキ２および回
転踊場３とともにデッキ１上に格納可能にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、船舶のデッキに設置
され、寄港時に埠頭に吊り降ろされて、人の乗り降りや
荷物の運搬に利用される舷梯装置に関するものである。
され、寄港時に埠頭に吊り降ろされて、人の乗り降りや
荷物の運搬に利用される舷梯装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】船舶から埠頭に吊り降ろされて、あるい
は海上で、小型船舶への、人の乗降に利用される舷梯装
置としては、例えば図４の概念図に示すようなものが従
来から提供されている。これについて説明すると、５１
は船舶のデッキ（甲板）であり、この船舶の船体側方の
デッキ５１上には、船体上の所定位置に格納可能な補助
デッキ５２および懸架台５３が設けられている。
は海上で、小型船舶への、人の乗降に利用される舷梯装
置としては、例えば図４の概念図に示すようなものが従
来から提供されている。これについて説明すると、５１
は船舶のデッキ（甲板）であり、この船舶の船体側方の
デッキ５１上には、船体上の所定位置に格納可能な補助
デッキ５２および懸架台５３が設けられている。
【０００３】すなわち、これらの補助デッキ５２および
懸架台５３はデッキ５１面に水平な軸（図示しない）を
中心に起倒自在に、そのデッキ５１上に取り付けられて
おり、倒された場合には、デッキ５１の外側へ水平に突
出し、起立された場合には、図示しないロック手段によ
り保持されて、デッキ５１上に格納されることとなる。
懸架台５３はデッキ５１面に水平な軸（図示しない）を
中心に起倒自在に、そのデッキ５１上に取り付けられて
おり、倒された場合には、デッキ５１の外側へ水平に突
出し、起立された場合には、図示しないロック手段によ
り保持されて、デッキ５１上に格納されることとなる。
【０００４】また、５４は上記補助デッキ５２上に設け
られて、これと同一平面内で水平回転する回転踊場であ
り、図示しない垂直軸を中心に回転自在となっている。
そして、この回転踊場５４の一部に取り付けられた水平
支持部５５には、舷梯５６の上端が回転可能に支持され
ている。また、この舷梯５６の下端には、これを埠頭上
（地上）に任意の傾きにて円滑に支持するための回転ロ
ーラ（図示しない）が設けられている。
られて、これと同一平面内で水平回転する回転踊場であ
り、図示しない垂直軸を中心に回転自在となっている。
そして、この回転踊場５４の一部に取り付けられた水平
支持部５５には、舷梯５６の上端が回転可能に支持され
ている。また、この舷梯５６の下端には、これを埠頭上
（地上）に任意の傾きにて円滑に支持するための回転ロ
ーラ（図示しない）が設けられている。
【０００５】上記舷梯５６は一対の長い支杆５７間に複
数の踏板５８を上下方向に複数段に亘って架設固定した
ものからなり、最下段には人の乗り降りを安全に行える
ような、面積の大き目の乗降用ステップ５９が取り付け
られている。
数の踏板５８を上下方向に複数段に亘って架設固定した
ものからなり、最下段には人の乗り降りを安全に行える
ような、面積の大き目の乗降用ステップ５９が取り付け
られている。
【０００６】また、６０、６１は上記補助デッキ５２お
よび懸架台５３のそれぞれに取り付けられたワイヤ固定
部材であり、このうちワイヤ固定部材６０に一端が締結
されたワイヤ６２は、デッキ５１側のガイドプーリ６
３、６４にガイドされて、巻き取りプーリ６５に巻き取
り可能となっており、他方のワイヤ固定部材６１に一端
が締結されたワイヤ６６は、デッキ５１側のガイドプー
リ６７にガイドされて、巻き取りプーリ６８に巻き取り
可能となっている。
よび懸架台５３のそれぞれに取り付けられたワイヤ固定
部材であり、このうちワイヤ固定部材６０に一端が締結
されたワイヤ６２は、デッキ５１側のガイドプーリ６
３、６４にガイドされて、巻き取りプーリ６５に巻き取
り可能となっており、他方のワイヤ固定部材６１に一端
が締結されたワイヤ６６は、デッキ５１側のガイドプー
リ６７にガイドされて、巻き取りプーリ６８に巻き取り
可能となっている。
【０００７】さらに、６９、７０は懸架台５３に設けら
れた各一のワイヤ保持部であり、これらにはそれぞれワ
イヤ７１、７２の各一端が保持されている。
れた各一のワイヤ保持部であり、これらにはそれぞれワ
イヤ７１、７２の各一端が保持されている。
【０００８】また、これらのワイヤ７１、７２は舷梯５
６の各支杆５７に設けられたガイドプーリ７３、７４お
よび懸架台５３上のガイドプーリ７５、７６を介して、
デッキ１側の各一の巻き取りプーリ７７、７８に巻き取
り可能とされている。
６の各支杆５７に設けられたガイドプーリ７３、７４お
よび懸架台５３上のガイドプーリ７５、７６を介して、
デッキ１側の各一の巻き取りプーリ７７、７８に巻き取
り可能とされている。
【０００９】次に動作について説明する。図４は舷梯５
６が埠頭に吊り降ろされている状態を示し、この状態に
おいて、出港時などに舷梯５６をデッキ５１上へ格納す
る場合には、まず、デッキ５１上の図示しないウインチ
などを駆動して巻き取りプーリ７７、７８を駆動する。
６が埠頭に吊り降ろされている状態を示し、この状態に
おいて、出港時などに舷梯５６をデッキ５１上へ格納す
る場合には、まず、デッキ５１上の図示しないウインチ
などを駆動して巻き取りプーリ７７、７８を駆動する。
【００１０】この巻き取りプーリ７７、７８の駆動によ
り、各一端をワイヤ保持部６９、７０に保持させたワイ
ヤ７１、７２を、ガイドプーリ７３、７４およびガイド
プーリ７５、７６を介してその巻き取りプーリ７７、７
８に巻き取る。このため、この巻き取り動作によって舷
梯５６は水平支持部５５を中心に上方に回動しながら、
懸架台５３側に吊り上げられて、遂にはこの懸架台５３
に接近または接合し、この状態が保持される。
り、各一端をワイヤ保持部６９、７０に保持させたワイ
ヤ７１、７２を、ガイドプーリ７３、７４およびガイド
プーリ７５、７６を介してその巻き取りプーリ７７、７
８に巻き取る。このため、この巻き取り動作によって舷
梯５６は水平支持部５５を中心に上方に回動しながら、
懸架台５３側に吊り上げられて、遂にはこの懸架台５３
に接近または接合し、この状態が保持される。
【００１１】続いて、もう一方の巻き取りプーリ６５、
６８を図示しないウインチにより駆動する。これによ
り、各一端を補助デッキ５２および懸架台５３の各ワイ
ヤ固定部材６０、６１に締結したワイヤ６２、６６がガ
イドプーリ６３、６４および６７を介してそれぞれ上記
の各巻き取りプーリ６５、６８に巻き取られる。
６８を図示しないウインチにより駆動する。これによ
り、各一端を補助デッキ５２および懸架台５３の各ワイ
ヤ固定部材６０、６１に締結したワイヤ６２、６６がガ
イドプーリ６３、６４および６７を介してそれぞれ上記
の各巻き取りプーリ６５、６８に巻き取られる。
【００１２】このため、その補助デッキ５２および懸架
台５３はそれぞれ上記図示しないデッキ５１面に平行な
水平軸を中心に回動するように吊り上げられ、遂にはデ
ッキ５１上に、例えば起立した状態にて保持（格納）さ
れる。
台５３はそれぞれ上記図示しないデッキ５１面に平行な
水平軸を中心に回動するように吊り上げられ、遂にはデ
ッキ５１上に、例えば起立した状態にて保持（格納）さ
れる。
【００１３】一方、上記船舶が寄港し埠頭に人や荷物を
降ろす場合などには、上記と逆の動作にて舷梯５６が図
４に示すように吊り降ろされる。すなわち、初めに、巻
き取りプーリ６５、６８からワイヤ６２、６６がゆっく
りと巻き戻され、補助デッキ５２および懸架台５３がデ
ッキ５１に対し水平状態の位置に降ろされ、続いて、巻
き取りプーリ７７、７８からワイヤ７１、７２が巻き戻
されて、舷梯５６が水平支持部５５を中心に回動するよ
うに吊り降ろされて、図示の状態とされる。
降ろす場合などには、上記と逆の動作にて舷梯５６が図
４に示すように吊り降ろされる。すなわち、初めに、巻
き取りプーリ６５、６８からワイヤ６２、６６がゆっく
りと巻き戻され、補助デッキ５２および懸架台５３がデ
ッキ５１に対し水平状態の位置に降ろされ、続いて、巻
き取りプーリ７７、７８からワイヤ７１、７２が巻き戻
されて、舷梯５６が水平支持部５５を中心に回動するよ
うに吊り降ろされて、図示の状態とされる。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の舷梯装置にあっては、デッキ５１上への乗降が、
舷梯５６のステップ５９および多段の踏板５８上を歩行
することによってなされるため、子供や老人にとって極
めて負担が大きい場合があり、一般の成人といえども、
波間で揺れる船への乗船する場合にも大きな労力を要
し、著しい疲労をこうむるなどの問題点があった。ま
た、殊に、多少なりとも荷物をもって昇降するには、危
険もあった。
従来の舷梯装置にあっては、デッキ５１上への乗降が、
舷梯５６のステップ５９および多段の踏板５８上を歩行
することによってなされるため、子供や老人にとって極
めて負担が大きい場合があり、一般の成人といえども、
波間で揺れる船への乗船する場合にも大きな労力を要
し、著しい疲労をこうむるなどの問題点があった。ま
た、殊に、多少なりとも荷物をもって昇降するには、危
険もあった。
【００１５】そして、かかる問題点は大型船舶などのよ
うに特にデッキが高く、舷梯５６の傾きが大きい場合に
は顕著であるという不都合があり、また、踏板５８の途
中で一人が休むと、後続の乗客の乗船の流れがストップ
し、これらの後続の乗客に迷惑をかけるなどの問題点が
あった。
うに特にデッキが高く、舷梯５６の傾きが大きい場合に
は顕著であるという不都合があり、また、踏板５８の途
中で一人が休むと、後続の乗客の乗船の流れがストップ
し、これらの後続の乗客に迷惑をかけるなどの問題点が
あった。
【００１６】この発明は上記のような従来の問題点に着
目してなされたものであり、人の乗降が容易な移動ステ
ージを舷梯となるガイドレールに沿って走行させること
で、船舶のデッキと埠頭との間を複数の乗降客が負担を
感じることなく容易かつ迅速に往来できるようにする舷
梯装置を得ることを目的とする。
目してなされたものであり、人の乗降が容易な移動ステ
ージを舷梯となるガイドレールに沿って走行させること
で、船舶のデッキと埠頭との間を複数の乗降客が負担を
感じることなく容易かつ迅速に往来できるようにする舷
梯装置を得ることを目的とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる舷梯装
置は、船舶のデッキ上に支持させた補助デッキに連設さ
れて、該補助デッキ上面との均等面内で回転可能な回転
踊場と、該回転踊場に対し上端部が回転可能に支持さ
れ、下端部が車輪を介して地上または側舷の船舶等に載
置可能な一対のガイドレールと、該ガイドレール上に走
行可能に取り付けられた移動ステージと、該移動ステー
ジに一部が固定され、ワイヤ駆動手段によって索引され
て上記移動ステージを上記ガイドレールに沿って昇降さ
せるワイヤロープとを有し、角度調整レバーにより、上
記移動ステージの上記ガイドレールに対する角度を調整
可能にし、かつ吊下げロープにより、上記ガイドレール
を、上記補助デッキおよび回転踊場とともにデッキ上に
格納可能にしたものである。
置は、船舶のデッキ上に支持させた補助デッキに連設さ
れて、該補助デッキ上面との均等面内で回転可能な回転
踊場と、該回転踊場に対し上端部が回転可能に支持さ
れ、下端部が車輪を介して地上または側舷の船舶等に載
置可能な一対のガイドレールと、該ガイドレール上に走
行可能に取り付けられた移動ステージと、該移動ステー
ジに一部が固定され、ワイヤ駆動手段によって索引され
て上記移動ステージを上記ガイドレールに沿って昇降さ
せるワイヤロープとを有し、角度調整レバーにより、上
記移動ステージの上記ガイドレールに対する角度を調整
可能にし、かつ吊下げロープにより、上記ガイドレール
を、上記補助デッキおよび回転踊場とともにデッキ上に
格納可能にしたものである。
【００１８】
【作用】この発明における舷梯装置は、舷梯として利用
され、かつデッキと埠頭との間に任意に架設される一対
のガイドレール上に、移動ステージを走行可能に設置
し、この移動ステージに取り付けたワイヤを正逆両方向
に索引することで、上記走行方向を任意に選択可能にし
て、上記移動ステージ上の人や荷物を昇降させ、一方、
出港時には上記移動ステージをデッキ上に持ち上げて、
これの上端部を支持する回転踊場や補助デッキととも
に、デッキ上の所定位置に格納可能にする。
され、かつデッキと埠頭との間に任意に架設される一対
のガイドレール上に、移動ステージを走行可能に設置
し、この移動ステージに取り付けたワイヤを正逆両方向
に索引することで、上記走行方向を任意に選択可能にし
て、上記移動ステージ上の人や荷物を昇降させ、一方、
出港時には上記移動ステージをデッキ上に持ち上げて、
これの上端部を支持する回転踊場や補助デッキととも
に、デッキ上の所定位置に格納可能にする。
【００１９】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図について説
明する。図１は舷梯装置の全体を示す斜視図であり、図
において、１は船舶のデッキ、２はこの船舶のデッキ１
上に、このデッキ１の外へ突出可能に支持された補助デ
ッキである。
明する。図１は舷梯装置の全体を示す斜視図であり、図
において、１は船舶のデッキ、２はこの船舶のデッキ１
上に、このデッキ１の外へ突出可能に支持された補助デ
ッキである。
【００２０】また、３は補助デッキ２に連設されて、こ
の補助デッキ２の上面との均等面内で回転可能な回転踊
場、４は該回転踊場３に対し上端部が回転可能に支持さ
れ、下端部が車輪５を介して地上に載置可能な一対のガ
イドレール、６はこのガイドレール４上に走行可能に取
り付けられたステップ７を有する移動ステージである。
の補助デッキ２の上面との均等面内で回転可能な回転踊
場、４は該回転踊場３に対し上端部が回転可能に支持さ
れ、下端部が車輪５を介して地上に載置可能な一対のガ
イドレール、６はこのガイドレール４上に走行可能に取
り付けられたステップ７を有する移動ステージである。
【００２１】さらに、８は上記移動ステージ６の上記ガ
イドレール４に対する角度を調整するための角度調整レ
バー、９は上記ガイドレール４を、上記補助デッキ２お
よび回転踊場３とともにデッキ１上に格納可能に吊持す
る吊下げロープである。
イドレール４に対する角度を調整するための角度調整レ
バー、９は上記ガイドレール４を、上記補助デッキ２お
よび回転踊場３とともにデッキ１上に格納可能に吊持す
る吊下げロープである。
【００２２】そして、上記補助デッキ２の一端はデッキ
１上のブラケット１０に水平軸１１を介して起倒可能に
支持され、デッキ１外へ上記のように突出させたとき、
このデッキ１と略均等面を構成するようになっている。
また、この補助デッキ２の縁部上面には手摺１２が立上
がるように取り付けられている。
１上のブラケット１０に水平軸１１を介して起倒可能に
支持され、デッキ１外へ上記のように突出させたとき、
このデッキ１と略均等面を構成するようになっている。
また、この補助デッキ２の縁部上面には手摺１２が立上
がるように取り付けられている。
【００２３】また、上記回転踊場３は上記補助デッキ２
と均等の面内にあり、これの縁部上面にも上記手摺１２
の一部が一体または別体にて設けられている。そして、
この回転踊場３端に取り付けられた水平軸１３に上記ガ
イドレール４の上端部が上記のように回転可能に支持さ
れている。
と均等の面内にあり、これの縁部上面にも上記手摺１２
の一部が一体または別体にて設けられている。そして、
この回転踊場３端に取り付けられた水平軸１３に上記ガ
イドレール４の上端部が上記のように回転可能に支持さ
れている。
【００２４】これらのガイドレール４は互いに対向する
面側が開口するように、それぞれ略コ字状断面に形成さ
れており、図２に示すように、この略コ字状断面内に、
移動ステージ６の下部に上記角度調整レバー８を介して
取り付けられた車輪１４が、抜け落ちないようにガイド
されている。
面側が開口するように、それぞれ略コ字状断面に形成さ
れており、図２に示すように、この略コ字状断面内に、
移動ステージ６の下部に上記角度調整レバー８を介して
取り付けられた車輪１４が、抜け落ちないようにガイド
されている。
【００２５】上記移動ステージ６は３側の縁部上面に折
り畳み可能に安全手摺１５が立ち上がるように固定され
ており、残る１側の開口部には人の乗降を許容するよう
に掛け外し可能な可動手摺１６が架設されている。そし
て、その開口部側の移動ステージ６下部には、その移動
ステージ６に対する昇降を容易化するための上記ステッ
プ７が取り付けられている。
り畳み可能に安全手摺１５が立ち上がるように固定され
ており、残る１側の開口部には人の乗降を許容するよう
に掛け外し可能な可動手摺１６が架設されている。そし
て、その開口部側の移動ステージ６下部には、その移動
ステージ６に対する昇降を容易化するための上記ステッ
プ７が取り付けられている。
【００２６】なお、上記移動ステージ６下部の車輪１４
のうち上方にあるものは移動ステージ６の底に近い位置
に設けられ、下方にあるものは、角度調整レバー８の下
端に取り付けられている。
のうち上方にあるものは移動ステージ６の底に近い位置
に設けられ、下方にあるものは、角度調整レバー８の下
端に取り付けられている。
【００２７】そして、この角度調整レバー８の上部には
複数の係止孔１７が設けられ、これらのいずれかを移動
ステージ６の側面に突設された係止ピン１８に選択的に
係合することで、移動ステージ６をガイドレール４の傾
きのいかんに拘らず、歩行を容易にするように、略水平
に調整できるようになっている。
複数の係止孔１７が設けられ、これらのいずれかを移動
ステージ６の側面に突設された係止ピン１８に選択的に
係合することで、移動ステージ６をガイドレール４の傾
きのいかんに拘らず、歩行を容易にするように、略水平
に調整できるようになっている。
【００２８】１９はガイドレール４の下端部に取り付け
られた固定ステージであり、これの両側縁部には手摺２
０が取り付けられており、ガイドレール４に対する角度
を任意に調整可能になっており、このため、上記と同様
の角度調整レバー１９ａなどが設けられている。
られた固定ステージであり、これの両側縁部には手摺２
０が取り付けられており、ガイドレール４に対する角度
を任意に調整可能になっており、このため、上記と同様
の角度調整レバー１９ａなどが設けられている。
【００２９】また、上記各ガイドレール４の側面にはガ
イドプーリ２１が取り付けられて、これらが各一の上記
吊下げロープ９に吊持されている。
イドプーリ２１が取り付けられて、これらが各一の上記
吊下げロープ９に吊持されている。
【００３０】図３は上記移動ステージ６の駆動系統およ
びガイドレール４の吊下げ系統を示す概念図であり、図
において、３１は両端が移動ステージ６の前後端部にそ
れぞれ締結されたワイヤロープである。
びガイドレール４の吊下げ系統を示す概念図であり、図
において、３１は両端が移動ステージ６の前後端部にそ
れぞれ締結されたワイヤロープである。
【００３１】このワイヤロープ３１はガイドレール４下
部のガイドプーリ３２、上部のガイドプーリ３３、方向
転換用の複数のガイドプーリ３４、デッキ１上からデッ
キ１外へ突出された懸架台３５上のガイドプーリ３６、
ウインチなどにより駆動されるクラッチ切り換え可能な
ワイヤ駆動手段としての駆動プーリ３７、デッキ１上の
方向転換用のガイドプーリ３８〜４１にそれぞれガイド
されている。
部のガイドプーリ３２、上部のガイドプーリ３３、方向
転換用の複数のガイドプーリ３４、デッキ１上からデッ
キ１外へ突出された懸架台３５上のガイドプーリ３６、
ウインチなどにより駆動されるクラッチ切り換え可能な
ワイヤ駆動手段としての駆動プーリ３７、デッキ１上の
方向転換用のガイドプーリ３８〜４１にそれぞれガイド
されている。
【００３２】したがって、上記駆動プーリ３７の正逆方
向の回転によって、ワイヤロープ３１端に取り付けた移
動ステージ６をガイドレール４に沿って上昇、下降させ
ることが可能になり、人や荷物の積み降ろしを迅速に行
えるようにしている。なお、上記駆動プーリ３７の近傍
には、モータドライブなどによるウインチによって上記
吊下げロープ９を上げ下げするための巻き取りプーリ４
２が設けられている。
向の回転によって、ワイヤロープ３１端に取り付けた移
動ステージ６をガイドレール４に沿って上昇、下降させ
ることが可能になり、人や荷物の積み降ろしを迅速に行
えるようにしている。なお、上記駆動プーリ３７の近傍
には、モータドライブなどによるウインチによって上記
吊下げロープ９を上げ下げするための巻き取りプーリ４
２が設けられている。
【００３３】次に動作について説明する。図１はガイド
レール４が埠頭に吊り降ろされた状態を示し、この状態
においては、図３に示す駆動プーリ３７を正方向または
逆方向に駆動することにより、各ガイドプーリ３２〜４
１にガイドされたワイヤ３１が引き込まれ、または送り
出されることで、移動ステージ６は最下位置の固定ステ
ージ１９付近から回転踊場３までの領域を往復移動す
る。
レール４が埠頭に吊り降ろされた状態を示し、この状態
においては、図３に示す駆動プーリ３７を正方向または
逆方向に駆動することにより、各ガイドプーリ３２〜４
１にガイドされたワイヤ３１が引き込まれ、または送り
出されることで、移動ステージ６は最下位置の固定ステ
ージ１９付近から回転踊場３までの領域を往復移動す
る。
【００３４】このため、固定ステージ１９上の人や荷物
をデッキ１と均等な面にある回転踊場３上へ案内でき、
また、その逆方向への案内、搬送が可能になる。
をデッキ１と均等な面にある回転踊場３上へ案内でき、
また、その逆方向への案内、搬送が可能になる。
【００３５】一方、人や荷物の案内、搬送を終了し、出
港する場合などには、ウインチなどにより上記巻き取り
プーリ４２が駆動されて、吊下げロープ９が巻き上げら
れるため、そのロープ９によりプーリ２１を介して支持
されたガイドレール４は次第に上方に持ち上げられる。
続いて、従来と同様の補助デッキ２および懸架台３５の
デッキ１上への起立によって、上記ガイドレール４はデ
ッキ１上の所定位置に格納されることとなる。なお、上
記移動ステージの発停および昇降は、移動ステージ上に
設置した遠隔制御スイッチからの操作指令に従ってワイ
ヤ駆動手段を制御することで、任意が選択的に実施可能
とすることができる。
港する場合などには、ウインチなどにより上記巻き取り
プーリ４２が駆動されて、吊下げロープ９が巻き上げら
れるため、そのロープ９によりプーリ２１を介して支持
されたガイドレール４は次第に上方に持ち上げられる。
続いて、従来と同様の補助デッキ２および懸架台３５の
デッキ１上への起立によって、上記ガイドレール４はデ
ッキ１上の所定位置に格納されることとなる。なお、上
記移動ステージの発停および昇降は、移動ステージ上に
設置した遠隔制御スイッチからの操作指令に従ってワイ
ヤ駆動手段を制御することで、任意が選択的に実施可能
とすることができる。
【００３６】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば 船舶
のデッキ上に支持させた補助デッキに連設されて、該補
助デッキ上面との均等面内で回転可能な回転踊場と、該
回転踊場に対し上端部が回転可能に支持され、下端部が
車輪を介して地上に載置可能な一対のガイドレールと、
該ガイドレール上に走行可能に取り付けられた移動ステ
ージと、該移動ステージに一部が固定され、ワイヤ駆動
手段によって索引されて上記移動ステージを上記ガイド
レールに沿って昇降させるワイヤロープとを設けて、角
度調整レバーにより、上記移動ステージの上記ガイドレ
ールに対する角度を調整可能にし、かつ吊下げロープに
より、上記ガイドレールを、上記補助デッキおよび回転
踊場とともにデッキ上に格納するように構成したので、
人の乗降が容易な移動ステージを舷梯となるガイドレー
ルに沿って走行させることで、船舶のデッキと埠頭との
間を、複数の乗降客が大きな負担を感じることなく容易
かつ迅速に往来でき、安全を確保しながら人の乗降能率
と荷物などの搬送効率を高められるものが得られる効果
がある。
のデッキ上に支持させた補助デッキに連設されて、該補
助デッキ上面との均等面内で回転可能な回転踊場と、該
回転踊場に対し上端部が回転可能に支持され、下端部が
車輪を介して地上に載置可能な一対のガイドレールと、
該ガイドレール上に走行可能に取り付けられた移動ステ
ージと、該移動ステージに一部が固定され、ワイヤ駆動
手段によって索引されて上記移動ステージを上記ガイド
レールに沿って昇降させるワイヤロープとを設けて、角
度調整レバーにより、上記移動ステージの上記ガイドレ
ールに対する角度を調整可能にし、かつ吊下げロープに
より、上記ガイドレールを、上記補助デッキおよび回転
踊場とともにデッキ上に格納するように構成したので、
人の乗降が容易な移動ステージを舷梯となるガイドレー
ルに沿って走行させることで、船舶のデッキと埠頭との
間を、複数の乗降客が大きな負担を感じることなく容易
かつ迅速に往来でき、安全を確保しながら人の乗降能率
と荷物などの搬送効率を高められるものが得られる効果
がある。
【図１】この発明の一実施例による舷梯装置を示す斜視
図である。
図である。
【図２】図１における移動ステージの概略を示す正面図
である。
である。
【図３】図１における移動ステージ用のワイヤおよびガ
イドレールの吊下げロープの駆動系を示す概念図であ
る。
イドレールの吊下げロープの駆動系を示す概念図であ
る。
【図４】従来の舷梯装置を示す概念図である。
１ デッキ ２ 補助デッキ ３ 回転踊場 ４ ガイドレール ５ 車輪 ６ 移動ステージ ７ ステップ ８ 角度調整レバー ９ 吊下げロープ ３１ ワイヤロープ
Claims (2)
- 【請求項１】 船舶のデッキ上に、該デッキの外へ突出
可能に支持された補助デッキと、該補助デッキに連設さ
れて、該補助デッキ上面との均等面内で回転可能な回転
踊場と、該回転踊場に対し上端部が回転可能に支持さ
れ、下端部が車輪を介して地上または側舷船舶等に載置
可能な一対のガイドレールと、該ガイドレール上に走行
可能に取り付けられた移動ステージと、該移動ステージ
に一部が固定され、ワイヤ駆動手段によって索引されて
上記移動ステージを上記ガイドレールに沿って昇降させ
るワイヤロープと、上記移動ステージの上記ガイドレー
ルに対する角度を調整するための角度調整レバーと、上
記ガイドレールを、上記補助デッキおよび回転踊場とと
もにデッキ上に格納可能に吊持する吊下げロープとを備
えた舷梯装置。 - 【請求項２】 移動ステージ上に、ワイヤ駆動手段によ
る該移動ステージの発停および昇降を制御する遠隔制御
スイッチを設けた請求項１に記載の舷梯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6912694A JPH07251791A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 舷梯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6912694A JPH07251791A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 舷梯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07251791A true JPH07251791A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13393642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6912694A Pending JPH07251791A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 舷梯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07251791A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004005126A1 (en) * | 2002-07-08 | 2004-01-15 | Tts Ships Equipment As | Gangway structure and use thereof |
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| CN110172900A (zh) * | 2019-06-19 | 2019-08-27 | 中能电力科技开发有限公司 | 一种海上风电工程风机维护用跨护栏式便桥结构 |
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| US11046395B2 (en) * | 2017-04-06 | 2021-06-29 | Z Bridge B.V | Vessel with transfer installation for transferring persons and cargo from the vessel towards an offshore construction |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP6912694A patent/JPH07251791A/ja active Pending
Cited By (15)
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