JPS6347600Y2 - - Google Patents

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JPS6347600Y2
JPS6347600Y2 JP15131384U JP15131384U JPS6347600Y2 JP S6347600 Y2 JPS6347600 Y2 JP S6347600Y2 JP 15131384 U JP15131384 U JP 15131384U JP 15131384 U JP15131384 U JP 15131384U JP S6347600 Y2 JPS6347600 Y2 JP S6347600Y2
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Japan
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pilot
ladder
rudder
reel
ship
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JP15131384U
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JPS6167097U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、船舶にパイロツトが乗船するのに用
いるパイロツトラダー装置に関するものである。
(従来技術) 通常、小形船以外の船舶が障害物の多い湾内や
海峡を航行する際にはその航行海域の地理に詳し
いパイロツトの案内で操船されるのであるが、上
記パイロツトが乗降する際に使用するパイロツト
ラダー装置が設けられる。
従来、舷側部の上甲板が狭いため専用のラダー
巻取り装置を装備し得ないコンテナ船などの船舶
にあつては、通常甲板下の舷側部に小区画のパイ
ロツトスペースを設け、パイロツトスペースの船
側外板に水密扉で開閉するパイロツトポートを設
け、上記パイロツトスペースには一端を船体側に
固定した縄梯式パイロツトラダーを装備しておい
て、パイロツトの乗船時にはパイロツトポートか
ら重いパイロツトロープラダーを2〜3人の船員
の人力で繰出し、パイロツト乗船後にはこのパイ
ロツトロープラダーを再び人力で引き上げて格納
し、またパイロツトの下船時にも上記と同様の方
法でパイロツトロープラダーを繰出したり、引き
上げたりしていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記パイロツトロープラダーは大きな木製踏板
を約30cm間隔で2本のロープに取付け、更に適当
間隔おきに長い捩れ防止用横木を備えた構造で相
当の全長を有するものであるため、全重量が約50
〜60Kg以上のものである。従来のパイロツトラダ
ー装置では、上記ラダーを人力で繰出したり引き
上げたりするので、乗組員によつて多大の労力と
時間とを要していた。
この問題を解消すべくパイロツトスペースの甲
板上に専用のラダー巻取り装置を設けることも当
然検討されて来たが、パイロツトスペース自体が
極めて狭いうえに、パイロツトポートの水密扉が
船体内側へ両開きする構造なので、パイロツトポ
ートに対向する位置にラダー巻取り装置を配設す
ることは出来ない。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るパイロツトラダー装置は、船体の
上甲板よりも下方の舷側部にパイロツトポートを
有するパイロツトスペースを設け、上記パイロツ
トスペースの上部にパイロツトラダーリールを配
設してその軸心を船体縦方向に向け、上記パイロ
ツトラダーリールにパイロツトロープラダーを巻
装し、上記パイロツトラダーリールを正逆回転駆
動する駆動装置を設け、上記パイロツトラダーリ
ールの下方に上端が船体にヒンジ結合されたラダ
ーガイドを配設するとともに、このラダーガイド
をパイロツトラダーリールから繰出されたパイロ
ツトロープラダーを案内してパイロツトポートか
ら船体外へ導く傾斜状の案内位置と略鉛直な格納
位置とに位置切換自在にしたものである。
(作用) 本考案のパイロツトラダー装置においては、以
上のようにパイロツトスペースの上部にパイロツ
トラダーリールを配設するので、パイロツトポー
トの水密扉と干渉しない位置にパイロツトポート
と対応するようにパイロツトラダーリールを配設
することが出来る。
そして、パイロツトポートの扉を開扉後、ラダ
ーガイドを案内位置に保持した状態で駆動装置に
よりパイロツトラダーリールを駆動してパイロツ
トロープラダーを繰出すとパイロツトロープラダ
ーはラダーガイドに案内され船体外へ繰出される
ことになる。
また、パイロツトロープラダーを巻き上げる際
にもパイロツトロープラダーは案内位置に保持さ
れたラダーガイドに案内されてパイロツトラダー
リールに円滑に巻取られていくことになる。
更に、ラダーガイドを格納位置にすれば、パイ
ロツトポートの扉と干渉することがない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はコンテナ船Sの部分縦断正面図であ
り、コンテナ船Sの船体左右の舷側部の上甲板1
の真下にはアンデーデツキパツセージ2が船体長
さ方向に沿つて形成され、船体の長さ方向(縦方
向)中央部の適当個所の左右両船側部においてア
ンダーデツキパツセージ2の下側にパイロツトポ
ート4を有するパイロツトスペース3が区画さ
れ、アンデーデツキパツセージ2からパイロツト
スペース3へ昇降するラダー(図示略)が設けら
れている。
上記パイロツトポート4はパイロツトポート5
で接舷したパイロツトの乗船・下船のために設け
られるもので、パイロツトの乗降の際パイロツト
ポート4を開きパイロツトラダー装置6のパイロ
ツトロープラダー7を繰出し、パイロツトロープ
ラダー7によりパイロツトが乗降することにな
る。
第2図〜第5図に示すように、パイロツトスペ
ース3の船側外板8の下半部にはパイロツトポー
ト4が大きく開口され、このパイロツトポート4
はパイロツトスペース3側へ両開きする1対の水
密扉9(第4図参照)で開閉されるようになつて
いる。
上記パイロツトスペース3の上部には、パイロ
ツトラダーリール10がその支軸11を船体縦方
向に向けて配設され、支軸11の両端を支持する
枢支ブラケツト12が第2甲板13の下面に固定
される。上記パイロツトラダーリール10の支軸
11の一端には駆動装置14が連結され、この駆
動装置14でパイロツトラダーリール10を正
転・逆転駆動することによりパイロツトラダーリ
ール10に巻装されたパイロツトロープラダー7
を繰出したり巻き上げたりすることができるよう
になつている。
上記パイロツトロープラダー7は、2本のロー
プ7aに約300mm間隔で木製の踏板7bを取付け
るとともに、適当間隔おきに約2mのラダー捩れ
防止用の横木7cを取付けた構造である。
上記パイロツトラダーリール10からロープラ
ダー7を繰出したり巻き上げたりする際に、ロー
プラダー7を案内するためのラダーガイド15が
次のように設けられる。
即ち、パイロツトラダーリール10の中央部に
巻装されるロープラダー7の踏板7bに対応する
位置において、ラダーガイド15の上端部がパイ
ロツトラダーリール10に対して僅かに下方かつ
僅かに船体幅方向内側位置で船体側の支持部材に
ヒンジ結合され、ラダーガイド15は船体縦方向
に向いたヒンジ軸回りに揺動自在になつていて、
使用されない格納時には略鉛直に垂下させた格納
位置15Hにされ、使用時にはその下端部をパイ
ロツトポートの下部に臨ませて約45゜に傾斜させ
た案内位置15Gに切換えられ、支持脚16でそ
の位置を保持するように支持される(第2図,第
5図参照)。
上記ラダーガイド15は1対の条材の上面に薄
鋼板を溶接してなる約600mm幅のものであるが、
複数条の条材のみで構成してもよい。
上記支持脚16は、第2図及び第5図に示すよ
うにラダーガイド15の下端近傍の背面側のブラ
ケツト17に上端部がヒンジ結合され、ヒンジ軸
18の近傍にピン孔19が開けられ、ピン孔19
の部分で約135゜折曲され、ラダーガイド15の格
納位置15Hにするときには支持脚16をヒンジ
軸18回りに回動して折り畳んでラダーガイド1
5の背面側へ沿わせ、ラダーガイド15を案内位
置15Gにしたときには支持脚16をヒンジ軸1
8回りに揺動させてその下端の嵌合部20を受台
21の嵌合孔に嵌合させてから、ブラケツト17
のピン孔と支持脚16のピン孔19とにピン22
を挿嵌することによりラダーガイド15に固着さ
れるとともに、受台21から容易には浮上しない
ように保持される。
上記パイロツトラダー装置6によりパイロツト
を乗船させる場合には、先ず水密扉9を開いてか
ら上記ラダーガイド15を格納位置15Hから案
内位置15Gにセツテトして支持脚16で支持
し、駆動装置14によりパイロツトラダーリール
10を正転させることによりロープラダー7を繰
出すと、ロープラダー7がラダーガイド15で案
内されてパイロツトポート4から船外へ導出され
次々と繰出されていく。
上記繰出し完了後ラダーガイド15を格納位置
15Hへ移しロープラダー7をパイロツトスペー
ス3内の甲板23上に設けられた固縛金物にロー
プで固縛するとともにパイロツトがパイロツトス
ペース3へ入る際に握るための1対のスタンシヨ
ン24を受台21の挿嵌孔25に挿嵌することに
よりセツトする。
以上の状態において、パイロツトは安全に乗船
したり下船したりすることが出来る。
上記ロープラダー7の使用後には、スタンシヨ
ン24を外しロープラダー7の固縛を解いてから
ラダーガイド15を案内位置15Gにセツトし、
駆動装置14でパイロツトラダーリール10を逆
転させることによりロープラダー7を巻き上げて
いくと、ロープラダー7はラダーガイド15に案
内されてパイロツトリール10に巻き取られてい
くことになる。
尚、上記実施例においては、パイロツトスペー
ス3をアンデーデツキパツセージ2の下側に設け
たけれども、アンデーデツキパツセージ2をパイ
ロツトスペース3に兼用する場合には上記パイロ
ツトラダー装置6はアンデーデツキパツセージ2
に設けられることになる。
また、ラダーガイド15はエアシリンダなどの
駆動手段で揺動位置切換するように構成し得るこ
とは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案においては、パイロ
ツトポートの水密扉と干渉しないようにパイロツ
トスペースの上部に駆動装置で駆動されるパイロ
ツトラダーリールを配設し、このラダーリールの
下方に格納位置と案内位置とに揺動位置切換自在
のラダーガイドを設けたので、ラダーリールから
繰出されるロープラダーを案内して船体外へ導
き、或いはラダーリールへ巻き取られるロープラ
ダーを案内して円滑に巻き取つていくことが出来
る。
このように、本考案によれば、パイロツトロー
プラダーの繰出し,巻き上げの重筋作業を駆動装
置の機械力で行うことが出来るから、それだけ省
力化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
コンテナ船の部分縦断正面図、第2図はパイロツ
トスペースの縦断正面図、第3図は第2図−
線断面図、第4図はパイロツトスペースの横断平
面図、第5図はラダーガイドの拡大正面図であ
る。 1……上甲板、3……パイロツトスペース、4
……パイロツトポート、7……パイロツトロープ
ラダー、10……パイロツトラダーリール、11
……支軸、14……駆動装置、15……ラダーガ
イド、16……支持脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船体の上甲板よりも下方の舷側部にパイロツト
    ポートを有するパイロツトスペースを設け、上記
    パイロツトスペースの上部にパイロツトラダーリ
    ールを配設してその軸心を船体縦方向に向け、上
    記パイロツトラダーリールにパイロツトロープラ
    ダーを巻装し、上記パイロツトラダーリールを正
    逆回転駆動する駆動装置を設け、上記パイロツト
    ラダーリールの下方に上端が船体にヒンジ結合さ
    れたラダーガイドを配設するとともに、このラダ
    ーガイドをパイロツトラダーリールから繰出され
    たパイロツトロープラダーを案内してパイロツト
    ポートから船体外へ導く傾斜状の案内位置と略鉛
    直な格納位置とに位置切換自在にしたことを特徴
    とするパイロツトラダー装置。
JP15131384U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPS6347600Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15131384U JPS6347600Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15131384U JPS6347600Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6167097U JPS6167097U (ja) 1986-05-08
JPS6347600Y2 true JPS6347600Y2 (ja) 1988-12-08

Family

ID=30709432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15131384U Expired JPS6347600Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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Families Citing this family (1)

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KR101086386B1 (ko) * 2009-02-03 2011-11-23 삼성중공업 주식회사 승선용 사다리장치 및 이를 구비한 선박

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Publication number Publication date
JPS6167097U (ja) 1986-05-08

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