JPH0512155Y2 - - Google Patents

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JPH0512155Y2
JPH0512155Y2 JP1985108878U JP10887885U JPH0512155Y2 JP H0512155 Y2 JPH0512155 Y2 JP H0512155Y2 JP 1985108878 U JP1985108878 U JP 1985108878U JP 10887885 U JP10887885 U JP 10887885U JP H0512155 Y2 JPH0512155 Y2 JP H0512155Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンテナ船等の船舶において、ハツチ
口間の通行を安全に行わしめるための手摺装置に
関する。
〔従来の技術〕
コンテナ船等の船舶では、ハツチカバー(主と
してポンツーン型ハツチカバー)を開けた際、開
放されたハツチ口間を安全に通行できるようにす
るため、その通行路両側に手摺を必要とする。し
かし、一般にハツチ口間の間隔は狭い(通常600
〜800mm程度)ため、ハツチカバー開閉の邪魔と
なる固定式の手摺を設けておくことができず、こ
のためハツチカバーを開けた後に、作業者がポー
タブル式の手摺部材を船体側に設けられたソケツ
トに差し込むなどして手摺を仮設するのが通常で
ある。
しかし、上述したようにハツチ口間の間隔が狭
いため、この仮設作業は非常に危険であり、作業
者はホールド内への転落の危険に曝されながら作
業を行つているのが現状である。
ところで、特公昭44−31857号において、以上
のような問題を解決できる、第4図に示すような
技術が提案されている。これは、複数本の手摺柱
4Cを起倒可能に一列に配設せしめ、前記手摺柱
4Cのうち起立方向側端部のそれに牽引索6Cを
連結するとともに、その手摺柱4C間を手摺索5
Cで連結せしめ、前記手摺柱4Cの起立方向側に
ガイドシーブ11Cを介して牽引索6Cを巻取る
ウインチ(図示せず)を設ける構成で、牽引索6
Cの巻取りまたは巻戻し作業により手摺柱4Cを
一斉に起倒せしめて、手摺の仮設作業を簡素化さ
せるものである。したがつて、これを、ハツチ口
間通路部に配置すれば、遠隔操作で手摺の仮設作
業が行えるので、従来のような危険は回避できる
ことになる。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、特開昭44−31857号をハツチ口
間の手摺として用いた場合でも、次のような問題
が依然として残る。
ハツチ口間通路部の手摺はその安全性より通
路部の両側に配設する必要があるので、特公昭
44−31857号もその両側にそれぞれ配設するこ
とになるが、手摺柱4Cを起倒させる際は、両
側のウインチをそれぞれ巻回させる必要があ
り、その作業が煩雑なものとなる。
ウインチが手摺柱4Cの起立方向側だけしか
配設されていないので、牽引索6Cを緩めて手
摺柱4Cを転倒させるべく、該手摺柱4Cはそ
の起立状態の際に、その転倒方向側に傾斜させ
る必要があり、このため手摺全体が不安定とな
つてしまい、ハツチ口間通路部の手摺としては
安全上問題となる。
特公昭44−31857号では、手摺柱4Cが、同
一直線上に転倒するものとなつているが、ハツ
チ口間通路部では、通常ハツチ口にオーバーハ
ング型のハツチカバーがかけられるため、転倒
状態の際にハツチカバーをかけた状態では、手
摺柱4Cおよび手摺索5Cがハツチカバーと接
触したり、またその接触によりハツチカバーの
開閉の際にそれらが邪魔になるおそれがある。
本考案はこのような従来技術の問題に鑑みなさ
れたもので、ハツチ口間通路の手摺として極めて
簡易に仮設作業が行え、且つ安全上何の問題もな
い手摺装置を提供せんとするものである。
〔問題を解決するための手段〕
このため本考案は、ハツチ口間通路部の長手方
向両側の間隔をおいた位置に、通路部長手方向に
対して通路部内側に向いた斜め方向に転倒すべく
起倒可能で、かつ通路の一方側と、他方側とが互
いに反対方向に倒れるように配設された複数本の
手摺柱と、通路部長手方向の手摺柱間で連結され
る手摺索と、通路部長手方向の一端側に配置され
た通路部両側の1対の手摺柱の連結される1対の
牽引索と、同軸上に1対の巻取ドラム部を有し、
前記1対の牽引索が前記各巻取ドラム部に対し反
対回りに巻き回された巻取ウインチと、通路部長
手方向の他端側に配置された通路部両側の1対の
手摺柱間で連結される連結索と、該連結索をガイ
ドするガイドシーブとからなることをその基本的
特徴とする。
〔作用〕
このような装置では、手摺を必要としないハツ
チカバー閉鎖時には、手摺柱は通路部上に倒され
ており、ハツチカバー開放時に手摺柱が起立させ
られ、通路部両側に手摺が構成される。
手摺柱が倒された状態から、巻取ウインチを一
方向に回すと、1対の牽引索のうち一方の牽引索
が一方の巻取ドラム部に巻取られ、もう一方の牽
引索がもう1つの巻取ドラム部から繰り出され
る。前記一方の索引索の巻取りによりこれに連結
された手摺柱が起され、さらに手摺柱間で連結さ
れた手摺索に引かれることによつて、通路部長手
方向片側の残りの手摺柱が起される。通路部長手
方向片側の最後の手摺柱の起立により、これと連
結索で連結された通路部長手方向他側の手摺柱が
起され、さらに手摺索を介して当該他側の残りの
手摺柱も起され、このように1の巻取ウインチの
巻回により通路部両側の手摺が同時に形成され
る。
このような状態から巻取ウインチを反対方向に
回すと、上記とは反対側の牽引索が巻取ドラム部
に巻取られ、起立した状態にある両側各複数の手
摺柱が、牽引索−手摺索−連結索−手摺索に引か
れることにより順次倒される。なお、各手摺柱
は、ハツチカバーの開閉の邪魔にならないよう通
路部長手方向に対して通路部内側に向いた斜め方
向に倒される。
〔実施例〕
図面は本考案の一実施例を示すもので、1A
Bはハツチ口、2はハツチコーミング、3は両
ハツチ口間の通路部(両ハツチ口の間隔部)であ
る。
本考案の装置は、通路部3の長手方向両側に間
隔をおいて起倒可能に配設された複数本の手摺柱
A,4B、通路部長手方向の手摺柱間で連結され
る手摺索5A.5B、通路部長手方向一端側に配設
された通路部両側の1対の手摺柱に連結された1
対の牽引索6A,6B、該1対の牽引索を巻取るた
めの巻取ウインチ7、通路部長手方向の他端側に
配設された通路部両側の1対の手摺柱間で連結さ
れる連結索8、及び該連結索ガイド用のガイドシ
ーブ9から構成されている。
前記手摺柱4A,4Bは通路部長手方向の両側に
間隔をおいて各複数配設されている。各手摺柱4
は、通路部3上に枢着されるとともに、ハツチカ
バー開閉等の邪魔にならないよう、通路部長手方
向に対して通路部内側に向いた斜め方向に倒れる
よう構成され、且つ通路部両側の手摺柱4A,4B
は互いに反対方向に倒れるように構成されてい
る。なお、倒された手摺柱が通路部長手方向に対
してなす傾斜角θは、当該箇所の艤装等に応じて
決められるが、通常15〜30°程度とされる。
前記手摺索4A,4Bはロープやチエン等で構成
され、通路部長手方向の各手摺柱4A,4B間で連
結される。
前記巻取ウインチ7は同軸上に1対の巻取ドラ
ム部10A,10Bを有し、通路部長手方向一端側
のハツチコーミングサイドに設けられている。本
実施例では、この巻取ウインチ7は手巻ウインチ
により構成されている。そして、通路部長手方向
一端側の両手摺柱4A1,4B1に各連結された牽引
索6A,6Bは、ガイドシーブ11A,11Bにガイ
ドされつつ前記巻取ウインチ7に導かれ、1対の
巻取ドラム部10A,10Bに対して反対回りに巻
き回されている。
連結索ガイド用の前記ガイドシーブ9は、通路
部長手方向他端側のハツチコーミングサイドに1
対設けられ、該他端側の両手摺柱4A2,4B2間で
連結された連結索8を180°折り返すようガイドし
ている。またガイドシーブ9,9各上方のハツチ
コーミングトツプ近傍にも、各ガイドシーブ9,
9と手摺柱4A2,4B2間の連結索部分をガイドす
るためのガイドシーブ12A,12Bが設けられて
いる。
以上のような手摺装置では、手摺を必要としな
いハツチカバー閉鎖時には、第3図に示すよう
に、各手摺柱4A,4Bは通路部3に倒された状態
にある。この状態から、巻取ウインチ7を一方向
(第3図中矢印方向)に回すと、一対の牽引索の
うち、牽引索6Aが巻取ドラム部10Aに巻き取
られ、一方牽引索6Bが巻取ドラム10Bから繰り
出される。牽引索6Aの巻取りにより、これに連
結された手摺柱4A1が起され、さらにこの手摺柱
A1の起立により、手摺索5Aで連結された残り
の手摺索4A2も起される。本実施例では片側で2
本の手摺柱4A1,4A2が示されているだけである
が、その中間に1または2以上の手摺柱が設けら
れている場合には、手摺索5Aに引かれることに
より複数の手摺柱4Aが順次起されることになる。
そして、通路部長手方向片側の最後の手摺柱4
A2の起立により、これと連結索8で連結された通
路長手方向他側の手摺柱4B2が起され、さらに上
記と同様手摺索5Bを介して当該他側の残りの手
摺柱4B1も起され、これによつて通路部の両側に
は手摺が形成される。
このような状態から巻取ウインチ7を反対方向
に回すと、上記とは逆に牽引索6Bが巻取ドラム
部10Bに巻取られるとともに、巻取ドラム部1
Aに巻取られていた牽引索6Aが繰り出され、こ
れにより起立した状態にある両側各複数の手摺柱
B,4Aが牽引索6B−手摺索5B−連結索8−手
摺索5Aに引かれることにより順次倒される。
以上のように、本実施例では、1つの巻取ウイ
ンチ7を巻回させれば、通路両側の手摺が同時に
形成されるため、その仮設作業がより簡易に行え
るものとなつている。
また、巻取ウインチ7をいずれかに回せば、そ
の牽引索の引張および開放作用のみにより、常に
手摺柱4A,4Bは起倒することになるので、従
来技術のように手摺柱4A,4Bが起立状態の際
でも傾斜させる必要がなく、安定したものとなつ
ている。
さらに、各手摺柱4A,4Bは通路部内側に向
いた斜め方向に倒される構成となつているため、
ハツチカバーがオーバーハングのような場合でも
その開閉の際等何の邪魔にもならないものとなつ
ている。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、ハツチ口間通路の
手摺として安全上何の問題もなく、かつ極めて簡
単な操作によつて手摺を仮設することができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は手摺柱を起立させた状態の斜視図、第2図は同
じく部分平面図、第3図は手摺柱は倒した状態の
斜視図、第4図は特公昭44−31857号の手摺を示
し、aはその正面図、bはその側面図である。 図において、3は通路部、4A1,4A2,4B1
B2は手摺柱、5A,5Bは手摺索、6A,6Bは牽
引索、7は巻取ウインチ、8は連結索、9はガイ
ドシーブ、10A,10Bは巻取ドラム部を各示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハツチ口間通路部の長手方向両側の間隔をおい
    た位置に、通路部長手方向に対して通路部内側に
    向いた斜め方向に転倒すべく起倒可能で、かつ通
    路の一方側と、他方側とが互いに反対方向に倒れ
    るように配設された複数本の手摺柱と、通路部長
    手方向の手摺柱間で連結される手摺索と、通路部
    長手方向の一端側に配置された通路部両側の1対
    の手摺柱に連結される1対の牽引索と、同軸上に
    1対の巻取ドラム部を有し、前記1対の牽引索が
    前記各巻取ドラム部に対し反対回りに巻き回され
    た巻取ウインチと、通路部長手方向の他端側に配
    置された通路部両側の1対の手摺柱間で連結され
    る連結索と、該連結索をガイドするガイドシーブ
    とからなる船舶におけるハツチ口間の手摺装置。
JP1985108878U 1985-07-18 1985-07-18 Expired - Lifetime JPH0512155Y2 (ja)

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JP2011094386A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Asahi Gakuen Group:Kk 工事用足場における二段手摺先行構造

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