JPH07251766A - 弾性クローラ - Google Patents
弾性クローラInfo
- Publication number
- JPH07251766A JPH07251766A JP5609495A JP5609495A JPH07251766A JP H07251766 A JPH07251766 A JP H07251766A JP 5609495 A JP5609495 A JP 5609495A JP 5609495 A JP5609495 A JP 5609495A JP H07251766 A JPH07251766 A JP H07251766A
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- JP
- Japan
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- bag
- embedded
- elastic
- elastic crawler
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯状本体に埋入した抗張体のジョイント部で
の抜けを防止しつつその剛性を抑えた弾性クローラを提
供する。 【構成】 弾性材料よりなる帯状本体２１の帯長手方向
に間隔を有して横置補強体２３を埋設して備え、帯状本
体２１の帯長手方向に沿って抗張体２４を埋設して備え
ている弾性クローラ２０である。前記抗張体２４の端部
を袋状部２６に形成して該袋状部２６を横置補強体２３
に被着している。
の抜けを防止しつつその剛性を抑えた弾性クローラを提
供する。 【構成】 弾性材料よりなる帯状本体２１の帯長手方向
に間隔を有して横置補強体２３を埋設して備え、帯状本
体２１の帯長手方向に沿って抗張体２４を埋設して備え
ている弾性クローラ２０である。前記抗張体２４の端部
を袋状部２６に形成して該袋状部２６を横置補強体２３
に被着している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性クローラに係り、
その構成部材である抗張体の抜けを防止したものに関す
る。
その構成部材である抗張体の抜けを防止したものに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】弾性材料よりなる帯状本体の帯長手方向
に間隔を有して横置補強体を埋設して備え、帯状本体の
帯長手方向に沿って抗張体を埋設して備えている弾性ク
ローラは、実開昭５８−９０８８７号公報等で開示され
ている。すなわち、この弾性クローラ１は、図６に示す
如く、駆動輪２と従動輪３とに巻掛けられたエンドレス
状の帯状本体の伸びを拘束するための抗張体４は、その
端部を上下重合状として帯長手方向にオーバラップさせ
てジョイント５していた。
に間隔を有して横置補強体を埋設して備え、帯状本体の
帯長手方向に沿って抗張体を埋設して備えている弾性ク
ローラは、実開昭５８−９０８８７号公報等で開示され
ている。すなわち、この弾性クローラ１は、図６に示す
如く、駆動輪２と従動輪３とに巻掛けられたエンドレス
状の帯状本体の伸びを拘束するための抗張体４は、その
端部を上下重合状として帯長手方向にオーバラップさせ
てジョイント５していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、抗張体の抜け
（ジョイント部での剥離等によるスチールコードの相対
ズレ）を防止するには、一定以上のラップ長さ（面積）
が必要であり、このため、ジョイント部は他の部分に比
較して屈曲剛性が高く輪体巻掛部においてのなじみ性が
悪く、これに基因して応力集中による剥離、セパレート
を誘発し、ジョイント部の早期発錆によって耐久性が低
下しているという課題があった。そこで本発明は、弾性
クローラには、横置補強体（芯金）が埋設されている点
に着目し、抗張体の端部を袋状に形成し、この袋状部を
補強体に被着することにより、抜けを確実に阻止しつつ
屈曲剛性を全体に亘ってほぼ同一にしたことを目的とす
る。
（ジョイント部での剥離等によるスチールコードの相対
ズレ）を防止するには、一定以上のラップ長さ（面積）
が必要であり、このため、ジョイント部は他の部分に比
較して屈曲剛性が高く輪体巻掛部においてのなじみ性が
悪く、これに基因して応力集中による剥離、セパレート
を誘発し、ジョイント部の早期発錆によって耐久性が低
下しているという課題があった。そこで本発明は、弾性
クローラには、横置補強体（芯金）が埋設されている点
に着目し、抗張体の端部を袋状に形成し、この袋状部を
補強体に被着することにより、抜けを確実に阻止しつつ
屈曲剛性を全体に亘ってほぼ同一にしたことを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾性材料より
なる帯状本体（２１）の帯長手方向に間隔を有して横置
補強体（２３）を埋設して備え、帯状本体（２１）の帯
長手方向に沿って抗張体（２４）を埋設して備えている
弾性クローラ（２０）であって、前述の目的を達成する
ために、次の技術的手段を講じている。
なる帯状本体（２１）の帯長手方向に間隔を有して横置
補強体（２３）を埋設して備え、帯状本体（２１）の帯
長手方向に沿って抗張体（２４）を埋設して備えている
弾性クローラ（２０）であって、前述の目的を達成する
ために、次の技術的手段を講じている。
【０００５】すなわち、本発明は、前記抗張体（２４）
の端部を、横置補強体（２３）を取囲む袋状部（２６）
に形成して被着していることを特徴とするものである。
また、前記袋状部（２６）内に、緩衝弾性体（２８）を
埋入することができ、更に、該袋状部（２６）と横置補
強体（２３）との間に両者（２３）（２６）の接触をさ
けるキャンバス（２７）を設けることができる。
の端部を、横置補強体（２３）を取囲む袋状部（２６）
に形成して被着していることを特徴とするものである。
また、前記袋状部（２６）内に、緩衝弾性体（２８）を
埋入することができ、更に、該袋状部（２６）と横置補
強体（２３）との間に両者（２３）（２６）の接触をさ
けるキャンバス（２７）を設けることができる。
【０００６】
【作用】駆動輪２と従動輪３とに巻掛けられて循環回走
するとき、帯状本体２１に作用する伸びは、抗張体２４
によって阻止する。抗張体２４の端部は袋状部２６に形
成されていて横置補強体２３に被着していることから、
物理的な係着力は大となり、抜けを防止する。
するとき、帯状本体２１に作用する伸びは、抗張体２４
によって阻止する。抗張体２４の端部は袋状部２６に形
成されていて横置補強体２３に被着していることから、
物理的な係着力は大となり、抜けを防止する。
【０００７】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例のいくつ
かを説明する。なお、弾性クローラ２０は、図６で示し
た駆動輪と従動輪とに巻掛けられて循環回走される限り
において、帯状本体２１をエンドレス一体形に形成した
ものでも、帯状本体２１を分割個片としてこれを連結し
てエンドレスにした分割式クローラであってもよく、更
に、循環回走力は、係合爪、係合突起によるものでも、
ドラムに巻掛けた摩擦伝動であってもよい。
かを説明する。なお、弾性クローラ２０は、図６で示し
た駆動輪と従動輪とに巻掛けられて循環回走される限り
において、帯状本体２１をエンドレス一体形に形成した
ものでも、帯状本体２１を分割個片としてこれを連結し
てエンドレスにした分割式クローラであってもよく、更
に、循環回走力は、係合爪、係合突起によるものでも、
ドラムに巻掛けた摩擦伝動であってもよい。
【０００８】図１において、弾性クローラ２０を構成す
る帯状本体２１は、ゴムその他のエラストマー材料（弾
性材料）よりなり、その接地側（外周）には接地ラグ２
２が一体形成されていて、該本体２１の帯長手方向には
間隔をおいて横置補強体２３が埋設されている。横置補
強体（芯金）２３は、鋳鉄製、板金製、硬質樹脂製等そ
の材質は任意であり、また、その形状も左右突起２３Ａ
を有するか否かパイプ材、中実棒材、板材等任意であ
る。
る帯状本体２１は、ゴムその他のエラストマー材料（弾
性材料）よりなり、その接地側（外周）には接地ラグ２
２が一体形成されていて、該本体２１の帯長手方向には
間隔をおいて横置補強体２３が埋設されている。横置補
強体（芯金）２３は、鋳鉄製、板金製、硬質樹脂製等そ
の材質は任意であり、また、その形状も左右突起２３Ａ
を有するか否かパイプ材、中実棒材、板材等任意であ
る。
【０００９】帯状本体２１の帯長手方向に沿ってスチー
ルコード等よりなる抗張体２４が芯金２３の外周側にて
本体２１の翼部２１Ａに埋設されており、芯金２３間に
は係合孔２５が形成されている。図１に示す第１実施例
では、抗張体２４の端部が袋状部２６に形成されていて
抗張体２４が帯長手方向に対して互いに離反する方向
Ａ，Ｂとして芯金２３の両翼部に前記袋状部２６を被着
している。
ルコード等よりなる抗張体２４が芯金２３の外周側にて
本体２１の翼部２１Ａに埋設されており、芯金２３間に
は係合孔２５が形成されている。図１に示す第１実施例
では、抗張体２４の端部が袋状部２６に形成されていて
抗張体２４が帯長手方向に対して互いに離反する方向
Ａ，Ｂとして芯金２３の両翼部に前記袋状部２６を被着
している。
【００１０】更に、芯金２３と袋状部２６との接触をさ
けるためのキャンバス２７が設けられているとともに、
抗張体２４同志の接触をさけてセパレーションを防止す
るために袋状部２６には断面クサビ状の弾性緩衝体２８
が埋入されている。図２は本発明の第２実施例であり、
芯金２３をパイプ材としたものであり、このパイプ材の
ときは、分割クローラとしたときの接続金具として有用
である。
けるためのキャンバス２７が設けられているとともに、
抗張体２４同志の接触をさけてセパレーションを防止す
るために袋状部２６には断面クサビ状の弾性緩衝体２８
が埋入されている。図２は本発明の第２実施例であり、
芯金２３をパイプ材としたものであり、このパイプ材の
ときは、分割クローラとしたときの接続金具として有用
である。
【００１１】図３は本発明の第３実施例であり、芯金２
３を中実棒材（ボルト）にしたものであり、このときも
分割クローラの接続金具として有用である。図４は本発
明の第４実施例であり、キャンバス２７をＵ形にしたも
のであり、図５は芯金２３に２又部２３Ｂを形成し、こ
の２又部２３Ａに袋状部２６を被着したものである。
３を中実棒材（ボルト）にしたものであり、このときも
分割クローラの接続金具として有用である。図４は本発
明の第４実施例であり、キャンバス２７をＵ形にしたも
のであり、図５は芯金２３に２又部２３Ｂを形成し、こ
の２又部２３Ａに袋状部２６を被着したものである。
【００１２】なお、図５において、芯金２３の突起２３
Ａは帯長手方向に位相がずらされていることにより、振
動低減に寄与する。
Ａは帯長手方向に位相がずらされていることにより、振
動低減に寄与する。
【００１３】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、抗張体の
端部に形成した袋状部を横置補強体に被着しているの
で、抗張体の所謂スッポ抜け張力を大幅に上げることが
できる。また、抗張体のジョイント部の剛性は抑制でき
て全体的に剛性は同程度となるので、巻掛部においての
屈曲繰返しを受けても亀裂等の要因は少なく、耐久性を
向上できる。
端部に形成した袋状部を横置補強体に被着しているの
で、抗張体の所謂スッポ抜け張力を大幅に上げることが
できる。また、抗張体のジョイント部の剛性は抑制でき
て全体的に剛性は同程度となるので、巻掛部においての
屈曲繰返しを受けても亀裂等の要因は少なく、耐久性を
向上できる。
【００１４】更に、抗張体の互いの接触を防止するとと
もに、抗張体と芯金との接触をさけて早期切断を確実に
防止できる。
もに、抗張体と芯金との接触をさけて早期切断を確実に
防止できる。
【図１】本発明の第１実施例を示し、（Ａ）は平面図、
（Ｂ）は断面図である。
（Ｂ）は断面図である。
【図２】本発明の第２実施例を示した要部の断面図であ
る。
る。
【図３】本発明の第３実施例を示した要部の断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の第４実施例を示した要部の断面図であ
る。
る。
【図５】本発明に用いる芯金の斜視図である。
【図６】従来例のクローラを示す概念図である。
２０ 弾性クローラ ２１ 帯状本体 ２３ 横置補強体（芯金） ２４ 抗張体 ２６ 袋状部 ２７ キャンバス ２８ 弾性緩衝体
Claims (4)
- 【請求項１】 弾性材料よりなる帯状本体（２１）の帯
長手方向に間隔を有して横置補強体（２３）を埋設して
備え、帯状本体（２１）の帯長手方向に沿って抗張体
（２４）を埋設して備えている弾性クローラ（２０）で
あって、 前記抗張体（２４）の端部を、袋状部（２６）に形成し
て前記横置補強体（２３）に被着していることを特徴と
する弾性クローラ。 - 【請求項２】 前記袋状部（２６）内に緩衝弾性体（２
８）を埋入していることを特徴とする請求項１記載の弾
性クローラ。 - 【請求項３】 前記袋状部（２６）と横置補強体（２
３）との間に両者（２６）（２３）の接触をさけるキャ
ンバス（２７）を設けていることを特徴とする請求項１
記載の弾性クローラ。 - 【請求項４】 前記袋状部（２６）内に緩衝弾性体（２
８）を埋入するとともに、該袋状部（２６）と横置補強
体（２３）との間に両者（２６）（２３）の接触をさけ
るキャンバス（２７）を設けていることを特徴とする請
求項１記載の弾性クローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5609495A JPH07251766A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 弾性クローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5609495A JPH07251766A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 弾性クローラ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5057298A Division JP2509435B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 弾性クロ―ラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07251766A true JPH07251766A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13017525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5609495A Pending JPH07251766A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 弾性クローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07251766A (ja) |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP5609495A patent/JPH07251766A/ja active Pending
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