JPH0725088U - サイホン管装置 - Google Patents

サイホン管装置

Info

Publication number
JPH0725088U
JPH0725088U JP6064093U JP6064093U JPH0725088U JP H0725088 U JPH0725088 U JP H0725088U JP 6064093 U JP6064093 U JP 6064093U JP 6064093 U JP6064093 U JP 6064093U JP H0725088 U JPH0725088 U JP H0725088U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
water
siphon
air
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6064093U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0754390Y2 (ja
Inventor
長次郎 伊藤
Original Assignee
長次郎 伊藤
伊藤鉄工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 長次郎 伊藤, 伊藤鉄工株式会社 filed Critical 長次郎 伊藤
Priority to JP6064093U priority Critical patent/JPH0754390Y2/ja
Publication of JPH0725088U publication Critical patent/JPH0725088U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0754390Y2 publication Critical patent/JPH0754390Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分離すべき成分を含む排水をサイホン管を通
じて排出するに当り、サイホン管を流れる水量が過剰に
なったときに水流の連続を途中で断絶させ、前記成分の
流出を防ぐ。 【構成】 水槽内の水位をほぼ一定に保つため逆U字状
に配置するサイホン管本体10の上部に空気導入管13
を接続し、水槽外へ通じた空気取り入れ口11aからU
字管部11bを経て空気をサイホン管内に導入する。中
空な弁筐20内に水を供給し、その水位の上下動により
U字管部11bへの連通管24を開閉するフロート弁2
1を設け、サイホン管から上がろうとする臭気をU字管
部11bで水封する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水槽内の水を外部へ排出する通路を構成し、水位をほぼ一定に保つ ために逆U字状に配置するサイホン管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
厨房から出る排水には多量の油脂成分が含まれており、これを補集する必要上 、水槽内にグリーストラップ機構を設置することが行なわれている。この目的の 装置は実公昭62−15354号の考案に見られるように従来公知であり、排水 は溝底近くに開口を有する流出管を経て槽外へ排出される。ところが大量の排水 が水槽内に投入されると、流出管からサイホン作用により過剰な量の排水が流出 することがあり、その際の水勢によって、分離、補集すべき油脂成分迄巻き込み 、排出してしまう問題がある。
【0003】 上記の考案にはこの問題を防ぐため、水流の動圧により浮上するフロートが設 けてあり、その浮動により開く孔から空気を流出管内に導入する対策が施されて いる。しかしそのフロートは排水流の動圧によって浮動する構造のため踊りやす く、かつフロートを支えた軸孔から空気を導入していることと、流出管内外が共 に低圧で差がないことなどが原因となって所期の目的を十分達成できないという 問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題とするところはサイホ ン管を流れる水量が過剰になった場合に、管内に積極的に空気を導入し水流の連 続を途中で断絶させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、水槽外へ通じた空気取り入れ管11からサ イホン管内の上部に通じた空気導入口12へ到る空気導入管13をサイホン管本 体10の上部に配置し、中空な弁筐20内に水を常時供給可能であり、かつその 水面に浮かせたフロート弁21の上昇により閉塞される水補給口22を有する水 補給管23を装備し、サイホン管を流れる水の過剰な流出により水槽内の気圧が 低下したときに弁筐20内の水が前記空気導入口12から排出されるように弁筐 20の下部と空気導入管13の下部とを連通管24によって連通するとともに、 弁筐内の水位の低下時に、フロート弁21を着座させて連通管24を閉塞可能に 構成するという手段を講じたものである。
【0006】
【実施例】
図面は厨房排水から油脂成分Gを捕集する装置に本考案を実施した場合の例で あり、上記捕集のための水槽Sの構造等は公知のもの、例えば前記実公昭62− 15354号と同等のもので良い。
【0007】 サイホン管本体10は、水槽内の水を外部へ排出するための通路を構成するも のである。該本体10は水槽Sの底部に向いた流入口14aを有する上下方向の 管14と、水槽外へ開口した流出口15aを下端に有する同方向の管15とをそ れらの閉じた上端部近くで左右方向の接続管16により接続した逆U字状の構造 を有する(図1)。17、18は着脱式のキャップであり、両管14、15の上 端を閉塞する。故に水槽内の水位WLは接続管16の高さ位置に設定される。
【0008】 上記サイホン管10の上部へ空気を導入するため空気導入管13がサイホン管 本体10の上部に設置される。例示の空気導入管13は、水槽外に配置される空 気取り入れ口11aを有する空気取り入れ管11と、その下端のU字管部11b を経て、サイホン管の一方のキャップ18に設けた空気導入口12へ到る、数個 の部材から成っており(図2参照)、さらに後述するフロート弁との連通管24 を一体に備えている。なお空気導入口12の位置は後述する弁筐20内の最高水 位HLよりも低く設定する。故にU字管部11bは連通管24からの水で一定の 水位HLに保たれており、サイホン管側から来る臭気を水封する。
【0009】 前記弁筐20は中空有底の容器状部材であり、その中へ少量の水を供給するた めの水補給管23を装備しており、水補給管23は図外の供給装置から常時、水 の供給を受けることができる。水補給管23の水流出口部分は、弁筐20内に浮 かせたフロート弁21の上昇により閉塞されるラッパ状の水補給口22となって いる。弁筐20の底部は、連通管24により前記空気導入管13と通水可能に接 続されており、そのための接続管26が弁筐20の底に設けてある。該接続管2 6は弁筐内の端部にフロート弁21を着座させる弁座25を有し、それにより連 通管24を閉塞する。図中Lは水槽Sの蓋を示しており、そこに空気取り入れ管 11の末端と水補給管23が設けてある。
【0010】 このような構成を有するサイホン管装置において、適量の排水が水槽S内に投 入されたときは、水位WLが上昇しても、サイホン管本体10を通じて投入量に 応じた量の水が槽外へ排出されるだけである。排出投入量が適量であれば問題は ないが、大量の場合サイホン管内を流出する連続した流れが形成されると、投入 量を上回る水量が流出し、それに軽い油脂成分が巻き込まれて排出されるように なる。そのとき水槽内上端空所の気圧が低下し、空気導入管13内の空気及び水 が水槽内に流入する。
【0011】 即ち、通常時弁筐20内の水位は高水位HLにある(図3)。しかし、水槽内 の低圧により空気導入管13内の水及び空気が水槽内に流入すると、弁筐内の水 位は低水位LLまで下がり(図4)、フロート弁21が弁座25に着座して連通 管24を閉じ、空気が導入管13より勢い良く吸引されサイホン管内へ流入する 。空気導入管13の取り入れ口11aは槽外に開口しており、水槽内外に大きな 差圧も生じているのでサイホン管本体内へは瞬時に多量の空気が導入され、サイ ホン管内の水流を途中で断絶させるように作用し、従ってそれ以上水は排出され なくなる。なお、弁座25は完全に閉じなくても水流入量が少なく、吸引空気量 が多いので問題はない。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、サイホン管を通じ て大量の排水が排出され水槽内が低圧化するのを利用して多量の空気を速やかに サイホン管内に空気導入管13より導入することができ、それによってサイホン 管内を連続して流れる水流を断ち切るので、水に油脂成分等分離すべき物質が混 在している場合にもそれを流出させることがなく、しかもサイホン管を水が流れ ても流れなくても臭気は上がらないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサイホン管装置の1実施例を示す
正面図。
【図2】同上の右方から見た側面図。
【図3】同上要部の作動状態を示す破断説明図。
【図4】同じく作動状態を示す破断説明図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内の水を外部へ排出する通路を構成
    し、水位をほぼ一定に保つために逆U字状に配置するサ
    イホン管装置であって、水槽外へ通じた空気取り入れ管
    11からサイホン管内の上部に通じた空気導入口12へ
    到る空気導入管13をサイホン管本体10の上部に配置
    し、中空な弁筐20内に水を供給可能であり、かつその
    水面に浮かせたフロート弁21の上昇により閉塞される
    水補給口22を有する水補給管23を装備し、サイホン
    管を流れる水の過剰な流出により水槽内の気圧が低下し
    たときに弁筐20内の水が前記空気導入口12から排出
    されるように弁筐20の下部と空気導入管13の下部と
    を連通管24によって連通するとともに、弁筐内の水位
    の低下時に、フロート弁21を着座させて連通管24を
    閉塞可能にしたことを特徴とするサイホン管装置。
  2. 【請求項2】 空気導入管13は、水槽を密閉した蓋に
    設けた空気取り入れ口11aで水槽外と通じており、U
    字形の管部11bを途中に有していて、そこに溜まる水
    により臭気止めをなすように構成された請求項第1項記
    載のサイホン管装置。
  3. 【請求項3】 フロート弁21は球形に形成され、弁筐
    内の水位の低下時に球形フロート弁21が着座可能に凹
    んだ弁座25を有する接続管26が弁筐20の底部に取
    り付けてあり、その接続管26と空気導入管13とが連
    通管24によって接続されている請求項第1項記載のサ
    イホン管装置。
  4. 【請求項4】 空気導入管13の末端部は、サイホン管
    本体10を構成する上下方向の管15の上端に着脱可能
    に取り付けたキャップ18に接続されている請求項第1
    項記載のサイホン管装置。
JP6064093U 1993-10-15 1993-10-15 サイホン管装置 Expired - Fee Related JPH0754390Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6064093U JPH0754390Y2 (ja) 1993-10-15 1993-10-15 サイホン管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6064093U JPH0754390Y2 (ja) 1993-10-15 1993-10-15 サイホン管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0725088U true JPH0725088U (ja) 1995-05-12
JPH0754390Y2 JPH0754390Y2 (ja) 1995-12-18

Family

ID=13148128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6064093U Expired - Fee Related JPH0754390Y2 (ja) 1993-10-15 1993-10-15 サイホン管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0754390Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200475713Y1 (ko) * 2013-02-26 2014-12-24 현대중공업 주식회사 빗물 제거 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200475713Y1 (ko) * 2013-02-26 2014-12-24 현대중공업 주식회사 빗물 제거 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0754390Y2 (ja) 1995-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101274762B1 (ko) 위생 설비용 물 트랩
JPH04219457A (ja) 内燃機関の水分離器の容器内に集められた水を排出するための装置
KR840006519A (ko) 플로우트 밸브
EP1167848B1 (en) Double funnel float valve
JPH0725088U (ja) サイホン管装置
JP2008240402A (ja) 洋風水洗式便器
JP4450959B2 (ja) 汚水用ポンプ装置
JP2593317B2 (ja) 下水用空気弁
JPH07509292A (ja) 水洗システム
JPS5822448Y2 (ja) 空気揚水循環式空気弁
JPH05617Y2 (ja)
JPS5822449Y2 (ja) 吸引揚水循環式空気弁
JPH1182885A (ja) フロ―ト式ドレントラップ
JP4439689B2 (ja) 排気弁
JP3878271B2 (ja) フロ―ト式ドレントラップ
JP3895392B2 (ja) 油水分離器
JP2005169339A (ja) 油水分離器
KR100412538B1 (ko) 하수 배출기
JPS6321296Y2 (ja)
JPS6131089Y2 (ja)
JPS6323503Y2 (ja)
JPS6121440Y2 (ja)
JP2002116289A (ja) 床ドレンファンネル用汚染防止金具
JP2005169338A (ja) 油水分離器
JPS62177377A (ja) ドレンフアンネル

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees