JPH07249879A - 板金の突出舌片の変形防止構造 - Google Patents
板金の突出舌片の変形防止構造Info
- Publication number
- JPH07249879A JPH07249879A JP6663694A JP6663694A JPH07249879A JP H07249879 A JPH07249879 A JP H07249879A JP 6663694 A JP6663694 A JP 6663694A JP 6663694 A JP6663694 A JP 6663694A JP H07249879 A JPH07249879 A JP H07249879A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tongue piece
- tongue
- board
- standing
- protruding
- Prior art date
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- Pending
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】音響機器の立ち基板等を固定する舌片の塑性変
形を防止する。 【構成】シャシ2と天板1で作られた筐体内にマザー基
板3が取り付けられ、マザー基板3には立ち基板4がコ
ネクタ5を介して取り付けられている。立ち基板4が振
動して抜けたりすることのないように、その先端が天板
1から作られた舌片1cで押えられている。図1(b)
に舌片1cの部分を詳細に示す。天板1は絞りにより突
出平面1aが形成されている。突出平面1aには切込み
1b,1bで挟まれた舌片1cが設けられている。
形を防止する。 【構成】シャシ2と天板1で作られた筐体内にマザー基
板3が取り付けられ、マザー基板3には立ち基板4がコ
ネクタ5を介して取り付けられている。立ち基板4が振
動して抜けたりすることのないように、その先端が天板
1から作られた舌片1cで押えられている。図1(b)
に舌片1cの部分を詳細に示す。天板1は絞りにより突
出平面1aが形成されている。突出平面1aには切込み
1b,1bで挟まれた舌片1cが設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は基板等の部品を圧接し
て固定するための天板等に設ける突出舌片に係わり、特
に、その変形防止構造に関する。
て固定するための天板等に設ける突出舌片に係わり、特
に、その変形防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音響機器等の立ち基板を固定する
場合には、図4に示すような舌片を天板から突出させ
て、図3に示すように立ち基板の先端を舌片で圧接して
いた。このような突出舌片では、部品納入に至る部品同
士の接触あるいは組立ライン時の立ち基板の傾きのバラ
ツキ等のため全体にストレスが加わり、特に図3の矢印
部では弾性限度を越えた荷重が加わると舌片が塑性変形
してしまい、立ち基板を固定できずに、異音、抜け等の
発生の原因となっていた。
場合には、図4に示すような舌片を天板から突出させ
て、図3に示すように立ち基板の先端を舌片で圧接して
いた。このような突出舌片では、部品納入に至る部品同
士の接触あるいは組立ライン時の立ち基板の傾きのバラ
ツキ等のため全体にストレスが加わり、特に図3の矢印
部では弾性限度を越えた荷重が加わると舌片が塑性変形
してしまい、立ち基板を固定できずに、異音、抜け等の
発生の原因となっていた。
【0003】上記の欠点を改善するために、図5に示す
ように、天板にスポンジ等のクッションを貼付けて、ク
ッションで立ち基板を押えることも行われた。この場合
クッションの貼付作業が必要となり製造コストが高くな
るという問題があった。また、クッションを貼り忘れる
ことがあるという問題があり、貼り忘れ防止のための目
視確認が必要であった。
ように、天板にスポンジ等のクッションを貼付けて、ク
ッションで立ち基板を押えることも行われた。この場合
クッションの貼付作業が必要となり製造コストが高くな
るという問題があった。また、クッションを貼り忘れる
ことがあるという問題があり、貼り忘れ防止のための目
視確認が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記した点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、音響機器の立ち基板等をコストの安い方法で固定す
ることができ、しかも、塑性変形が発生する恐れが少な
い板金の突出舌片の変形防止構造を提供することにあ
る。
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、音響機器の立ち基板等をコストの安い方法で固定す
ることができ、しかも、塑性変形が発生する恐れが少な
い板金の突出舌片の変形防止構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の板金の突出舌
片の変形防止構造は、板金の絞りにより突出平面を形成
し、前記突出平面に両側を切込みで挟まれた舌片を設け
たものである。
片の変形防止構造は、板金の絞りにより突出平面を形成
し、前記突出平面に両側を切込みで挟まれた舌片を設け
たものである。
【0006】また、両側を切込みで挟まれた舌片を折り
曲げて板金の平面より突出させ、前記舌片の両側に舌片
の高さより低くないハーフピアスを設けたものである。
曲げて板金の平面より突出させ、前記舌片の両側に舌片
の高さより低くないハーフピアスを設けたものである。
【0007】
【作用】この発明の板金の突出舌片の変形防止構造によ
れば、舌片の根元の部分には切込みを挟んで同一の高さ
の平面あるいはハーフピアスによる突起があるので、舌
片の根元を部品で押されて塑性変形する恐れが少なくな
る。また、板金の加工だけで突出舌片が作られるので製
造コストが安い。
れば、舌片の根元の部分には切込みを挟んで同一の高さ
の平面あるいはハーフピアスによる突起があるので、舌
片の根元を部品で押されて塑性変形する恐れが少なくな
る。また、板金の加工だけで突出舌片が作られるので製
造コストが安い。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1(a)はこの発明の実施例を示す側面図であ
る。図に示すように、シャシ2と天板1で作られた筐体
内にマザー基板3が取り付けられ、マザー基板3には立
ち基板4がコネクタ5を介して取り付けられている。立
ち基板4が振動して抜けたりすることのないように、そ
の先端が天板1から作られた舌片1cで押えられてい
る。
る。図1(a)はこの発明の実施例を示す側面図であ
る。図に示すように、シャシ2と天板1で作られた筐体
内にマザー基板3が取り付けられ、マザー基板3には立
ち基板4がコネクタ5を介して取り付けられている。立
ち基板4が振動して抜けたりすることのないように、そ
の先端が天板1から作られた舌片1cで押えられてい
る。
【0009】図1(b)に舌片1cの部分を詳細に示
す。天板1は絞りにより突出平面1aが形成されてい
る。突出平面1aには切込み1b,1bで挟まれた舌片
1cが設けられている。
す。天板1は絞りにより突出平面1aが形成されてい
る。突出平面1aには切込み1b,1bで挟まれた舌片
1cが設けられている。
【0010】この舌片の寸法を図2(a)に示すよう
に、長さ:l[mm],幅:b[mm]厚み:t[m
m],荷重:F[kgf],弾性係数:E[kgf/m
m2 ]とすると、図2(b)に示す撓みδは、δ=4l
3 F/bt3 Eとなる。
に、長さ:l[mm],幅:b[mm]厚み:t[m
m],荷重:F[kgf],弾性係数:E[kgf/m
m2 ]とすると、図2(b)に示す撓みδは、δ=4l
3 F/bt3 Eとなる。
【0011】図1(a)の舌片の寸法Lを越える部分で
の撓みδを弾性限度内となるようにしておけば、立ち基
板4が舌片1cを一時的に押して上側に変形させても、
立ち基板4が元の位置に戻ると、舌片は常に上式のFの
荷重を立ち基板に加え立ち基板4を固定する。立ち基板
4が舌片1cの根元側に動いても、その部分には絞られ
た突出平面があるため、立ち基板4により舌片1cが塑
性変形されることはない。
の撓みδを弾性限度内となるようにしておけば、立ち基
板4が舌片1cを一時的に押して上側に変形させても、
立ち基板4が元の位置に戻ると、舌片は常に上式のFの
荷重を立ち基板に加え立ち基板4を固定する。立ち基板
4が舌片1cの根元側に動いても、その部分には絞られ
た突出平面があるため、立ち基板4により舌片1cが塑
性変形されることはない。
【0012】図1(c)は他の実施例を示す。この例で
は舌片1cの両側にハーフピアス1dが形成されてい
る。このハーフピアス1dの高さは図1(d)に示すよ
うに舌片1cの高さより高く形成されており、舌片の基
端部に物が当たってもハーフピアス1dにも当たるので
突出舌片に塑性変形を生じさせるような力が加わらな
い。
は舌片1cの両側にハーフピアス1dが形成されてい
る。このハーフピアス1dの高さは図1(d)に示すよ
うに舌片1cの高さより高く形成されており、舌片の基
端部に物が当たってもハーフピアス1dにも当たるので
突出舌片に塑性変形を生じさせるような力が加わらな
い。
【0013】
【発明の効果】この発明の板金の突出舌片の変形防止構
造によれば、音響機器の立ち基板等をコストの安い方法
で固定することができ、しかも、舌片が塑性変形する恐
れがなく立ち基板等を確実に固定することができる。
造によれば、音響機器の立ち基板等をコストの安い方法
で固定することができ、しかも、舌片が塑性変形する恐
れがなく立ち基板等を確実に固定することができる。
【0014】また、立ち基板等を固定するためのクッシ
ョンの貼り忘れのために、立ち基板が抜ける等の事故が
なくなるという効果を得ることができる。
ョンの貼り忘れのために、立ち基板が抜ける等の事故が
なくなるという効果を得ることができる。
【図1】図1(a)はこの発明の実施例を示す側面図、
図1(b)は同実施例の要部を示す斜視図、図1(c)
は他の実施例を示す斜視図、図1(d)は図1(c)に
おけるA−A断面図である。
図1(b)は同実施例の要部を示す斜視図、図1(c)
は他の実施例を示す斜視図、図1(d)は図1(c)に
おけるA−A断面図である。
【図2】図2(a)は同実施例の突出舌片の作用を説明
するための斜視図、図2(b)は同実施例の突出舌片の
作用を説明するための側面図である。
するための斜視図、図2(b)は同実施例の突出舌片の
作用を説明するための側面図である。
【図3】従来の例を示す側面図である。
【図4】図4は図3に示す例の詳細を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】従来の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】 1 天板、1a 突出平面、1b 切込み、1c 舌片 2 シャシ 3 マザー基板 4 立ち基板 5 コネクタ
Claims (2)
- 【請求項1】 板金の絞りにより突出平面を形成し、前
記突出平面に両側を切込みで挟まれた舌片を設けたこと
を特徴とする板金の突出舌片の変形防止構造。 - 【請求項2】 両側を切込みで挟まれた舌片を折り曲げ
て板金の平面より突出させ、前記舌片の両側に舌片の高
さより低くないハーフピアスを設けたことを特徴とする
板金の突出舌片の変形防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6663694A JPH07249879A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 板金の突出舌片の変形防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6663694A JPH07249879A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 板金の突出舌片の変形防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07249879A true JPH07249879A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=13321590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6663694A Pending JPH07249879A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 板金の突出舌片の変形防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07249879A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014022384A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Fuji Electric Co Ltd | 電子機器の基板取付け構造 |
JP2022055257A (ja) * | 2020-09-28 | 2022-04-07 | 横河電機株式会社 | 基板収容構造 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP6663694A patent/JPH07249879A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014022384A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Fuji Electric Co Ltd | 電子機器の基板取付け構造 |
JP2022055257A (ja) * | 2020-09-28 | 2022-04-07 | 横河電機株式会社 | 基板収容構造 |
US11652271B2 (en) | 2020-09-28 | 2023-05-16 | Yokogawa Electric Corporation | Substrate storage structure |
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