JPH04318999A - 部品取着構造と固定工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器の構成に
広く使用される部品取着構造と固定工具に関する。

【０００２】最近、各種電算機等の電子機器は性能の多
様化に伴い多くの電子部品等の被取着部品がフレーム固
着されるようになって、これらの被取着部品に対しそれ
ぞれ複数個の固着部材が必要となるから部品点数が増大
し、その購入，在庫管理，受入検査等に多く費用を要し
ている。そのため、部品点数の低減を行うとともに被取
着部品の固着が容易となることができる新しい部品取着
構造と固定工具が必要とされている。

【０００３】

【従来の技術】従来広く使用されているシエルへの部品
取着構造は、図３に示すように被取着部品１の装着エリ
ア外側に複数個の締着孔を対向するように穿設したフレ
ーム２に当該被取着部品１を載置し、例えばこの被取着
部品１を固着できる高さに金属薄板を側面視Ｚ字形に曲
折して一端縁に締着孔を穿設した固着部材３、または被
取着部品を固着できる高さの側面視逆Ｌ字形に成形した
図示していない固着部材をそれぞれ複数本の小ねじ４で
フレーム２に締結することにより、被取着部品１の例え
ば対向する両端縁が押圧されてフレーム２に固定できる
よう構成されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のプ
リント板ガイド構造で問題となるのは、それぞれ被取着
部品１に対応する形状に成形した複数個の固着部材３に
よりフレーム２には各種被取着部品１が数多く装着され
るため、この固着部材３および締結用の小ねじ４等が多
数個必要となって部品点数が多くなり、その購入手続き
，在庫管理，受入検査工数等が増大するという問題が生
じている。

【０００５】本発明は上記のような問題点に鑑み、部品
点数の低減を行うとともに部品取着作業の容易化をはか
ることができる新しい部品取着構造と固定工具の提供を
目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、図１に示すよ
うに被取着部品１の上面を圧接する押圧面１２ｂを設け
た側面視逆Ｌ字状の固着突起１２ａを、当該被取着部品
１の実装エリアと隣接する位置に切り起して該押圧面１
２ｂの先端が開く方向に湾曲させ、その外側に矩形状の
支点孔１２ｃをそれぞれ配設したフレーム１２に当該被
取着部品１を前記実装エリアに載置し、上記支点孔１２
ｃを支点として該固着突起１２ａの立ち上がり面を押圧
して内側に塑性変形させることにより、上記フレーム１
２の取着面と上記固着突起１２ａの該押圧面１２ｂで上
記被取着部品１を挟持できるように構成する。

【０００７】

【作用】本発明では、図２に示すようにフレーム１２の
被取着部品１を実装するエリアに隣接して、押圧面１２
ｂを設けた側面視逆Ｌ字状で先端が開く方向に湾曲した
固着突起１２ａを被取着部品１と隣接する位置に切り起
して支点孔１２ｃをその外側に配設しているから、当該
被取着部品１を前記実装エリアに載置することは容易に
なるとともに、上記支点孔１２ｃを支点として該固着突
起１２ａの立ち上がり面を押圧して前記湾曲を修正変形
させることでフレーム１２の取着面に被取着部品１が固
着されるので、固着用の部材が不要となって部品点数の
低減が図れるとともに被取着部品１の取着作業を容易に
することが可能となる。

【０００８】

【実施例】以下図１および図２について本発明の実施例
を詳細に説明する。図１は本実施例による部品取着構造
を示す斜視図、図２は本実施例の部品取着方法と固定工
具の断面図を示し、図中において、図３と同一部材には
同一記号が付してあるが、その他の１２は主面に被取着
部品を装着するフレーム、１３はフレームに被取着部品
を固着する固定工具である。

【０００９】フレーム１２は、図１に示すように装着さ
れる被取着部品１の実装エリアに隣接した外側に、当該
被取着部品１の上面に圧接させて固着する押圧面１２ｂ
を設けた側面視逆Ｌ字状の固着突起１２ａを主面，即ち
装着面側に被取着部品１の高さと略等しい高さに切り起
し、その外側に当該固着突起１２ａの幅と略等しい長さ
で矩形状の支点孔１２ｃをそれぞれ配設している。

【００１０】そして、この固着突起１２ａの立ち上がり
部分を図２の鎖線で示すように被取着部品１の側面から
離れる，即ち支点孔１２ｃの方向へ湾曲させて、それぞ
れ押圧面１２ｂの先端が上記被取着部品１の実装エリア
より外側へ位置するように成形し、必要により全表面に
防錆用のめっきを施したものである。

【００１１】固定工具１３は、図２に示すように一端側
に上記フレーム１２の支点孔１２ｃに係合させる支点１
３ａを設けるとともに他端側に把手部１３ｃを設け、前
記支点１３ａと隣接した位置の一面に上記固着突起１２
ａの立ち上がり部を直立させる瘤状の成形部１３ｂを設
けた形状に剛性を有する金属から形成している。

【００１２】上記部材を使用した部品取着構造は、図１
に示すようにフレーム１２の被取着部品実装位置に上方
あるいは横から当該被取着部品１を例えば対向する固着
突起１２ａの間に載置して、図２に示すように固定工具
１３の支点１３ａをフレーム１２の支点孔１２ｃに係合
させ把手部１３ｃを引き起こし方向，即ち矢印Ａ方向に
回転すると、成形部１３ｂでフレーム１２の固着突起１
２ａ外面を押圧することにより矢印Ｂ方向に塑性変形さ
せることにより、フレーム１２の取着面と固着突起１２
ａの押圧面１２ｂで被取着部品１を固着するように構成
している。

【００１３】その結果、フレーム１２への部品取着作業
が容易となるとともに固着部材および小ねじが不要とな
って部品点数の低減をはかることができる。

【００１４】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば極めて簡単な構成で、部品取着作業が容易となる
とともに部品点数の低減を図れる等の利点があり、著し
い経済的及び、信頼性向上の効果が期待できる部品取着
構造と固定工具を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の一実施例による部品取着構造を示
す斜視図である。

【図２】　　本実施例の部品取着方法と固定工具を示す
断面図である。

【図３】　　従来の部品取着構造を示す斜視図である。

【符号の説明】

１は被取着部品、 １２はフレーム、 １２ａは固着突起、　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　１２ｂは押圧面、１２ｃは支点孔、 １３は固定工具、 １３ａは支点、　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　１３ｂは成形部、１３ｃは把手部、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　　　被取着部品（１）　の上面を圧接
   する押圧面（１２ｂ）を設けた側面視逆Ｌ字状の固着突
   起（１２ａ）　を当該被取着部品（１）　の実装エリア
   と隣接する位置に垂設して上記押圧面（１２ｂ）　の先
   端が開く方向に湾曲させ、該固着突起（１２ａ）の外側
   に支点孔（１２ｃ）　をそれぞれ配設したフレーム（１
   ２）に該被取着部品（１）　を前記実装エリアに載置し
   て、上記支点孔（１２ｃ）　を支点として該固着突起（
   １２ａ）　の立ち上がり面を押圧して変形させることに
   より、上記フレーム（１２）の取着面と上記固着突起（
   １２ａ）　の該押圧面（１２ｂ）　で上記被取着部品（
   １）　を挟持するよう構成したことを特徴とする部品取
   着構造。
2. 【請求項２】　　　　上記フレーム（１２）の該支点孔
   （１２ｃ）　と係合する支点（１３ａ）を一端側に設け
   るとともに他端側に把手部（１３ｃ）を設け、当該支点
   （１３ａ）　と隣接した位置に瘤状の成形部（１３ｂ）
   　を設けたことを特徴とする請求項１記載の部品取着用
   の固定工具。