JPH0724907B2 - 鍛造金型 - Google Patents

鍛造金型

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JPH0724907B2
JPH0724907B2 JP60287471A JP28747185A JPH0724907B2 JP H0724907 B2 JPH0724907 B2 JP H0724907B2 JP 60287471 A JP60287471 A JP 60287471A JP 28747185 A JP28747185 A JP 28747185A JP H0724907 B2 JPH0724907 B2 JP H0724907B2
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輝幸 福垣内
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱間鍛造に使用される鍛造金型に関するもの
である。
(従来技術) 従来公知の鍛造金型においては、上下の金型をそれぞれ
固定状態でプレスボルスター等のホルダーに取付け、両
金型を相嵌合せしめることによって、金属素材を鍛造成
形するようにしている(例えば、実開昭58−107243号公
報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) 上記公知技術のように、固定状態にある上下金型を相嵌
合せしめる場合、両金型の位置ズレあるいは金型相互の
カジリの発生により、鍛造品へのタテバリ発生が著しく
なり、製品の品質に悪影響を及ぼすという問題点を内包
していた。
本発明は、上記の問題点を解消せんとしたもので、金型
を相対水平移動させることにより、両金型の位置ズレあ
るいは金型相互のカジリの発生を極力抑制し得るように
することを目的としている。
(問題点を解決するあための手段) 本発明では、上記問題点を解決するための手段として、
ホルダー1,2にそれぞれ支持された上下金型3,4のいずれ
か一方と当該金型4あるいは3を支持しているホルダー
2あるいは1との間に、当該金型4あるいは3が平面内
において水平方向に移動自在となるような隙間S1を介在
させるとともに、前記両金型3,4の間に、一方の金型3
あるいは4側に設けられ且つ該金型3あるいは4に対し
て水平直進移動可能状態で支持された凸条10と、前記両
金型3,4の嵌合後において前記凸条10を前記金型3ある
いは4に対する移動方向と直交する方向のみに水平直進
移動可能に係合すべく他方の金型4あるいは3側に設け
られた凹条11とで構成されたガイド機構5を介設してい
る。
(作 用) 本発明では、上記手段によって次のような作用が得られ
る。
即ち、両金型3,4の嵌合初期においては、ホルダー2あ
るいは1に対して平面内において水平方向に移動自在と
されている金型4あるいは3が平面移動して両金型3,4
の心合せを正確に行うことができる。また、両金型3,4
が嵌合した後には、ホルダー2あるいは1に対して平面
内において水平方向に移動自在とされた金型4あるいは
3は、該金型3あるいは4に対して水平直進移動可能状
態で支持された凸条10と、該凸条10を前記金型3あるい
は4に対する移動方向と直交する方向のみに水平直進移
動可能に係合すべく他方の金型4あるいは3側に設けら
れた凹条11とで構成されたガイド機構5により水平直進
移動以外の動作を規制され、移動自在とされた金型4あ
るいは3の回動が防止されることとなり、回動ズレによ
る製品の品質悪化が防止される。さらに、ガイド機構5
を構成する凸条10と凹条11との間で相対直進移動が許容
されているため、両者の位置合わせが極めて容易に得ら
れる。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施例を
説明する。
本実施例の鍛造金型は、プレス方式による熱間鍛造に用
いられるものであり、例えば、自動車のフロントホイー
ルハブを製造するためのものである。
前記鍛造金型は、上下ホルダー1,2にそれぞれ支持され
た上金型3および下金型4とを備えており、両金型3,4
内面には、所望の鍛造品(本実施例では、自動車のフロ
ントホィールハブ)6を成形するための彫り型が形成さ
れている。
この鍛造金型においては、両金型3,4をプレス機械(図
示省略)を用いて相嵌合させることによって、両者間に
介在せしめた金属素材を所望の形状に鍛造成形する。
本実施例では、前記上金型3は、上部ホルダー1に固定
状態で取付けられる一方、前記下金型4下面に突設した
円形突部8を下部ホルダー2に形成した円形凹部9に隙
間S1を介して遊嵌せしめることによって、下金型4はホ
ルダー2に対して平面内において水平方向に移動自在と
されている。前記隙間S1は、両金型3,4の嵌合時におい
て金型3,4の位置合わせを行うに必要な下金型4の水平
方向への移動を許容するために形成されるものである。
前記下金型4には、鍛造品6を離型するためのエジェク
トピン7が貫通せしめられているが、該エジェクトピン
7は、下金型4とともに水平移動し得るように下部ホル
ダー2との間に前記隙間S1より少し大き目の隙間S2を有
している。符号12は下金型4の抜け止めを行うための位
置決め用ボルトである。
そして、前記両金型3,4間には、両者の相対的水平直進
移動のみを許容するガイド機構5,5が介設されている。
該ガイド機構5は、前記上部ホルダー1側に設けられた
凸条10と、前記両金型3,4の嵌合後において該凸条10を
水平直進移動可能に係合すべく下金型4側に形成された
凹条11とによって構成されている。該凹条11は、下金型
4においてその外縁から中心に向って形成されており、
金型中心に向かう線に直交する方向の巾は、前記凸条10
の当該方向への移動を規制し得るように凸条10の巾と同
等とされている。しかも、前記凹条11は前記凸条10との
係合状態において下金型4が遠心方向にのみ水平直進移
動するのを許容し得るように凸条10と凹条11内端との間
に隙間S3が形成されている。該隙間S3は、両金型3,4の
嵌合時において凸条10と凹条11とが係合する際の半径方
向位置ずれを吸収するために形成されるものである。
一方、前記凸条10は、前記上部ホルダー1において前記
凹条11と直交する方向に長軸が向くように形成された長
穴13に嵌挿されたボルト14下端に固着されている。な
お、該長穴13の短径は、ボルト14の短径方向への移動を
規制し得るようにボルト14の直径と同径とされている。
つまり、凸条10は、長穴13の長軸方向(換言すれば、前
記凹条11と直交する方向)にのみ水平直進移動可能とさ
れているのである。かくすることによって、凸条10と凹
条11とが相係合する際に、両者の位置合せを容易ならし
めているのである。
上記の如く構成されたガイド機構5は、凸条10と凹条11
との係合により下金型4の回動を規制する如く作用す
る。
図示の鍛造金型は、次のように作用する。
第4図図示の状態にある上金型3に粗打ちされた鍛造品
6を設置したのち、プレス機械(図示省略)を用いて上
金型3を降下せしめることによって両金型3,4を相嵌合
せしめるのであるが、両金型3,4の嵌合初期において
は、ガイド機構5を構成する凸条10と凹条11とは非係合
状態とされ、下金型4が平面内において水平移動し得る
ようにされているため、両者間に多少の位置ずれがあっ
ても、両金型3,4の接触力によって下金型4が水平移動
して容易に位置合せされ得る。ところで、両金型とも水
平移動できない従来の固定金型タイプのものの場合、金
型嵌合時に両金型間に位置ズレがあると、両者の接触力
が強い圧接力を受けた状態で摺接することとなって型摩
耗が生じるが、本実施例の場合、上記したように、下金
型4の水平移動により両金型3,4の位置合わせが容易に
行えるため、金型嵌合時に強い圧接力を受けることがな
くなる。従って、両金型3,4の位置精度を高くしなくと
も金型嵌合時における型摩耗が可及的に抑制できるので
ある。その後、両金型3,4が相嵌合したのちには、ガイ
ド機構5,5の作用(即ち、凸条10と凹条11との係合)に
より下金型4の回動が規制され、鍛造品6に対する回動
ズレが防止される。
また、両金型3,4の嵌合時において、ガイド機構5にお
ける凸条10と凹条11とは、凸条10と凹条11との隙間S3
より許容される矢印A方向への移動許容と、長穴13の長
軸方向(矢印B方向)における移動許容とにより容易に
位置合せされる(第3図参照)。
なお、上記実施例においては、下金型4をホルダー2に
対して平面内において水平移動自在としているが、上金
型3をホルダー1に対して平面内において水平移動自在
とするようにしてもよいことは勿論であり、その時に
は、下金型4は固定状態とされる。
また、ガイド機構5において、上記実施例では凸条10を
上金型3側に、凹条11を下金型4側に設けているが、こ
れと逆に上金型3側に凹条11を、下金型4側に凸条10を
設けるようにしてもよいことは勿論である。
さらに、ガイド機構5については、図示の実施例の構成
に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて他の構成をとってもよい。
(発明の効果) 叙上の如く、本発明によれば、金型嵌合初期において
は、ホルダー1,2にそれぞれ支持された金型3,4のいずれ
か一方と当該金型4あるいは3を支持しているホルダー
2あるいは1との間に、当該金型4あるいは3が平面内
において水平方向に移動自在となるような隙間S1を介在
させるようにしたので、ホルダー2あるいは1に対して
平面内において水平方向に移動自在とされている金型4
あるいは3が平面移動して両金型3,4の位置合せを正確
且つ容易に行うことができ、鍛造品の形状を無理に修正
するような力が作用することがなくなる。従って、金型
3,4の形状面が強い圧接力を受けることがなくなり、両
金型3,4の位置精度を高くしなくとも金型嵌合時におけ
る型摩耗を大幅に抑制することができ、製品の品質向上
に寄与すること大であるという優れた効果がある。
また、前記両金型3,4の間に、一方の金型3あるいは4
側に設けられ且つ該金型3あるいは4に対して水平直進
移動可能状態で支持された凸条10と、前記両金型3,4の
嵌合後において前記凸条10を前記金型3あるいは4に対
する移動方向と直交する方向のみに水平直進移動可能に
係合すべく他方の金型4あるいは3側に設けられた凹条
11とで構成されたガイド機構5を介設したので、両金型
3,4が嵌合した後に、ホルダー1あるいは2に対して平
面内において水平方向に移動自在とされた金型4あるい
は3は、ガイド機構5により水平直進移動以外の動作を
規制され、移動自在とされた金型4あるいは3の回動が
防止されることとなり、回動ズレによる製品の品質悪化
を防止することができるという効果もある。
さらに、ガイド機構5を構成する凸条10と凹条11との間
で相対直進移動が許容されているため、両者の位置合わ
せが極めて容易に得られるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例にかかる鍛造金型の縦断面
図、第2図は、第1図のII−II断面図、第3図は、第1
図のIII−III断面図、第4図は、第1図の鍛造金型の型
締め前の状態を示す縦断面図である。 1,2……ホルダー 3,4……金型 5……ガイド機構 10……凸条 11……凹条 S1……隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダー(1),(2)にそれぞれ支持さ
    れた上下金型(3),(4)のいずれか一方と当該金型
    (4)あるいは(3)を支持しているホルダー(2)あ
    るいは(1)との間には、当該金型(4)あるいは
    (3)が平面内において水平方向に移動自在となるよう
    な隙間(S1)が介在されており、前記両金型(3),
    (4)の間には、一方の金型(3)あるいは(4)側に
    設けられ且つ該金型(3)あるいは(4)に対して水平
    直進移動可能状態で支持された凸条(10)と、前記両金
    型(3),(4)の嵌合後において前記凸条(10)を前
    記金型(3)あるいは(4)に対する移動方向と直交す
    る方向のみに水平直進移動可能に係合すべく他方の金型
    (4)あるいは(3)側に設けられた凹条(11)とで構
    成されたガイド機構(5)が介設されていることを特徴
    とする鍛造金型。
JP60287471A 1985-12-17 1985-12-17 鍛造金型 Expired - Lifetime JPH0724907B2 (ja)

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