JPH0724890Y2 - 電線カバー作業用工具 - Google Patents

電線カバー作業用工具

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JPH0724890Y2
JPH0724890Y2 JP1989041069U JP4106989U JPH0724890Y2 JP H0724890 Y2 JPH0724890 Y2 JP H0724890Y2 JP 1989041069 U JP1989041069 U JP 1989041069U JP 4106989 U JP4106989 U JP 4106989U JP H0724890 Y2 JPH0724890 Y2 JP H0724890Y2
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JP
Japan
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electric wire
wire cover
cylindrical portion
protrusion
tube
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JP1989041069U
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JPH02133120U (ja
Inventor
正道 原田
良一 小西
Original Assignee
中部エクストロン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は、各種機器に配線された複数の電線を電線カバ
ー用チューブで容易に被覆出来る様にした電線カバー作
業用工具に関するものである。
従来の技術 従来、電線カバー用チューブとしては第7図に図示する
様なフレキシブルチューブ(実開昭62−201430号公報に
所載)及び第8図に図示する様なジャバラチューブ(コ
ルゲートチューブ)等が知られ、これらはフレキシブル
であると共に軸方向に切断されており、上記フレキシブ
ルチューブにおいては端部を円周方向にオーバーラップ
しており、各種機器に配線され固定状態の複数の電線
に、上記2種類の電線カバー用チューブを被覆する時に
は、切断部を手で開閉していた為に非常に手間を要する
欠点を有していた。
即ち、コルゲートチューブ等の電線カバー用チューブを
使用する主要個所としては、自動車、家電製品、配電
盤、工作機械、オートメーション機械等の各種機器に多
数配設された電線に対して、複数本の電線を同時に電線
カバー用チューブで保護被覆しており、各種機器に配設
された電線の端部には、プラグ、ソケット、コンセント
等が固着されたり、部品に接続されており、且つ電線は
各種機器の壁面に沿って、或いは近接して配線される事
が多く、電線の端部は自由端でないために、電線カバー
用チューブにその軸方向から複数の電線を挿入すること
は不可能であった。
尚、実開昭56−152015号公報には、くの字状に屈曲した
電線挿入管と、コルゲートチューブの案内管と、コルゲ
ートチューブの割溝を拡開するひれを設けた電線ハーネ
ス作業用具が掲載されているが、かかる電線ハーネス作
業用具は電線の自由端を電線挿入管の軸方向に挿通する
ものであり、各種機器に配線された電線には適用不可能
であった。
考案が解決しようとする課題 本考案は、分岐した円筒部及び拡開突起の夫々に電線及
び電線カバー用チューブを挿通及び外嵌して合流させ、
配線固定された複数の電線に電線カバー用チューブを容
易に被覆出来る様にした電線カバー作業用工具を提供せ
んとするものである。
〔考案の構成〕
課題を解決するための手段 本考案はかかる点に鑑み、電線を挿通する直管状円筒部
の中間部より傾斜状且つ基端方向に分岐して、軸方向に
切断部を有した電線カバー用チューブを衝合、外嵌、拡
開する拡開突起を突出形成し、円筒部は開閉自在と成す
と共に、円筒部の基端に把手を突出形成したもの、及び
拡開突起及び円筒部を縦断方向に分割して一対の側体で
形成すると共に、拡開突起の反対側において、円筒部が
断面半円弧状に夫々分割された一対の側体の縁部をヒン
ジ部で連結し、円筒部の先端における断面半円弧状の一
方の側体を先端方向に延出して突出部を形成すると共
に、突出部における拡開突起の反対側に膨出部を形成し
た電線カバー作業用工具を提供して上記欠点を解消せん
としたものである。
作用 本考案は、開放した円筒部に電線を挿通し、拡開突起に
電線カバー用チューブを衝合し、電線カバー用チューブ
をスライドさせ、拡開突起に電線カバー用チューブを外
嵌し、拡開突起及び分岐部で電線カバー用チューブの切
断部を拡開し、円筒部の先端で電線と電線カバー用チュ
ーブを合流させ、工具を移動させることにより、電線カ
バー用チューブを電線に自動的に被覆する。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は各種機器に配線された複数の電線Mに電線カバー用
チューブ2、3を被覆するための工具であり、該工具は
耐摩耗性の樹脂、ポリウレタンゴム、金属製等より成
り、電線カバー用チューブ2、3としてはフレキシブル
であると共に軸方向に切断部Sを有する円筒状のものが
使用され、電線カバー用チューブ2は第7図に図示する
様なフレキシブルチューブ(実開昭62−201430号公報に
所載)であり、切断部Sの端縁を円周方向にオーバーラ
ップしており、電線カバー用チューブ3は第8図に図示
する様なジャバラチューブ(コルゲートチューブ)であ
り、円周方向に凸部を形成したもの等を使用する。
4は電線Mを挿通する直管状の円筒部であり、該円筒部
4の中間部より傾斜状且つ基端方向に分岐して電線カバ
ー用チューブ2、3の切断部Sを拡開する拡開突起5を
突出形成し、該拡開突起5は円筒部4より若干大径とす
ると共に先端部6を鋭利に形成し、該先端部6に電線カ
バー用チューブ2、3の先端が外嵌する様に衝合し、電
線カバー用チューブ2、3を分岐部7に向かって進行さ
せて拡開突起5に電線カバー用チューブ2、3を外嵌
し、拡開突起5で電線カバー用チューブ2、3の切断部
Sを拡開する様に成し、又円筒部4と拡開突起5の分岐
部7にはくびれを有する円滑部を形成し、電線カバー用
チューブ2、3の切断部Sを分岐部7で最終的に拡開す
る様に成している。
又、工具1は円筒部4及び拡開突起5を基端から先端ま
での全部分で縦断方向に分割して略ト字状に一対の側体
11、11aで形成して成り、円筒部4における拡開突起5
突出側の180度反対側において、円筒部4が断面半円弧
状に夫々分割された一対の側体11、11aの縁部を肉厚の
薄いヒンジ部10で連結して、拡開突起5の突出側で工具
1の円筒部4を開閉自在と成しており、且つ側体11、11
aの適宜箇所に嵌合凸部12及び嵌合凹部13を形成してい
る。
又、円筒部4の先端における断面半円弧状の一方の側体
11aを先端方向に延出して突出部8を形成すると共に、
該突出部8における拡開突起5の反対側、ヒンジ部10に
よる一対の側体11、11aの連結側において膨出部9を形
成し、更に円筒部4の基端には把手14を突出形成してい
る。
次に本考案に係る電線カバー作業用工具の作用について
説明すると、 工具1(円筒部4)を開放して円筒部4内で縦貫状態
に、各種機器に固定状態で配線された電線Mを、挿通状
態と成して閉鎖し、電線カバー用チューブ2、3の切断
部Sを分岐部7に対向させた状態で、被覆所望長さの電
線カバー用チューブ2、3の基端を拡開突起5の先端部
6に衝合し、工具1を位置保持すると共に、電線カバー
用チューブ2、3を拡開突起5で外嵌する様に支持した
状態で、電線カバー用チューブ2、3を円筒部4と拡開
突起5の分岐部7方向にスライドさせる。
かかる電線カバー用チューブ2、3のスライドにより、
分岐部7に押付けられた電線カバー用チューブ2、3の
切断部Sが開放し、該切断部Sが円筒部4を被冠する様
に拡開され、続いて電線カバー用チューブ2、3を徐々
に先端方向へスライドさせ、工具1の先端方部Tで円筒
部4の内側に電線Mを、外側に電線カバー用チューブ
2、3を夫々位置させて合流させ、電線カバー用チュー
ブ2、3内に電線Mを挿入した状態で、且つ分岐部7で
開放された電線カバー用チューブ2、3の切断部Sが自
己の弾力による復元力で閉鎖して、複数の電線Mを電線
カバー用チューブ2、3で被覆状態と成す。
そして、工具1の把手14を利用して、工具1を電線Mと
電線カバー用チューブ2、3の合流点である先端方部T
の逆方向、即ち被覆したい方向で電線カバー用チューブ
2、3の自由端側Uにスライドさせると共に、電線Mと
の合流個所の電線カバー用チューブ2、3を把持してお
れば、電線カバー用チューブ2、3の切断部Sは順次、
開放、閉鎖し、電線Mは電線カバー用チューブ2、3で
被覆され、工具1のスライド続行により、電線Mにおけ
る被覆所望個所に被覆する。
又、円周方向にオーバーラップした電線カバー用チュー
ブ2の場合には、円筒部4先端の断面半円弧状の突出部
8では電線カバー用チューブ2が開いた状態となると共
に、突出部8の反対側では円筒部4が存在しないために
内側に収縮し、突出部8の先端で常時同一端部(突出部
8の方)が上になり、電線カバー用チューブ2の円周方
向におけるオーバーラップ状態が安定する。
〔考案の効果〕
要するに本考案は、電線Mを挿通する直管状円筒部4の
中間部より傾斜状且つ基端方向に分岐して、軸方向に切
断部Sを有した電線カバー用チューブ2、3を衝合、外
嵌、拡開する拡開突起5を突出形成したので、電線カバ
ー用チューブ2、3を先端側にスライドさせた後、工具
1をスライドさせるだけで、電線カバー用チューブ2、
3で電線Mを極めて容易に被覆することが出来、又円筒
部4は開閉自在と成したので、各種機器に配線され固定
状態の電線Mを円筒部4内に極めて容易に挿入配置する
ことが出来、又円筒部4は直管状と成したので、配線状
態が直線であったり、空間が少なくても電線Mを円筒部
4内に容易に挿入することが出来、又円筒部4の基端に
把手14を突出形成したので、工具1を容易にスライドさ
せることが出来る。
又、拡開突起5及び円筒部4を縦断方向に分割して一対
の側体11、11aで形成すると共に、拡開突起5の反対側
において、円筒部4が断面半円弧状に夫々分割された一
対の側体11、11aの縁部をヒンジ部10で連結し、円筒部
4の先端における断面半円弧状の一方の側体11aを先端
方向に延出して突出部8を形成すると共に、該突出部8
における拡開突起5の反対側に膨出部9を形成したの
で、円周方向にオーバーラップした電線カバー用チュー
ブ2において、工具1を使用して電線Mを被覆した時
に、電線カバー用チューブ2の同一端部が常時上になり
安定したオーバーラップ状態を得ることが出来る等その
実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第1図は電線カバー作業用工具の斜視図、第2図は同上
展開図、第3図は同上A−A断面図、第4図は使用状態
を示す斜視図、第5図は同上下端背面図、第6図は同上
B−B断面端面図、第7図はオーバーラップした電線カ
バー用チューブの斜視図、第8図はジャバラチューブの
斜視図である。 1工具、2、3電線カバー用チューブ、4円筒部、5拡
開突起、8突出部、9膨出部、10ヒンジ部、11、11a側
体、14把手、M電線、S切断部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線を挿通する直管状円筒部の中間部より
    傾斜状且つ基端方向に分岐して、軸方向に切断部を有し
    た電線カバー用チューブを衝合、外嵌、拡開する拡開突
    起を突出形成し、円筒部は開閉自在と成すと共に、円筒
    部の基端に把手を突出形成したことを特徴とする電線カ
    バー作業用工具。
  2. 【請求項2】拡開突起及び円筒部を縦断方向に分割して
    一対の側体で形成すると共に、拡開突起の反対側におい
    て、円筒部が断面半円弧状に夫々分割された一対の側体
    の縁部をヒンジ部で連結し、円筒部の先端における断面
    半円弧状の一方の側体を先端方向に延出して突出部を形
    成すると共に、突出部における拡開突起の反対側に膨出
    部を形成したことを特徴とする請求項1記載の電線カバ
    ー作業用工具。
JP1989041069U 1989-04-07 1989-04-07 電線カバー作業用工具 Expired - Lifetime JPH0724890Y2 (ja)

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JPH02133120U JPH02133120U (ja) 1990-11-05
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