JPH04106585U - 電線固定具 - Google Patents

電線固定具

Info

Publication number
JPH04106585U
JPH04106585U JP977491U JP977491U JPH04106585U JP H04106585 U JPH04106585 U JP H04106585U JP 977491 U JP977491 U JP 977491U JP 977491 U JP977491 U JP 977491U JP H04106585 U JPH04106585 U JP H04106585U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
wire fixing
panel
support member
electric wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP977491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0753021Y2 (ja
Inventor
一臣 古田
知明 地田
Original Assignee
矢崎総業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 矢崎総業株式会社 filed Critical 矢崎総業株式会社
Priority to JP1991009774U priority Critical patent/JPH0753021Y2/ja
Publication of JPH04106585U publication Critical patent/JPH04106585U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0753021Y2 publication Critical patent/JPH0753021Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 組電線を集束して車両のパネル等に固定する
電線固定具において、電線の組み付けが容易で種々の電
線配索部の形状に対応することが出来るようにする。 [構成] 組電線が収容され電線固定部33と、この電
線固定部33が長手方向の任意の位置に固定されると共
にパネル35上に配設される可撓性の支持部材37と、
電線固定部33に形成されて電線固定部33と共にパネ
ル35に可撓性の支持部材37を固定するクリップ53
とを設けたこと特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、組電線を集束して車両のパネル等に固定するための電線固定具に関 する。
【0002】
【従来の技術】
図6乃至図8には電線固定具としての従来のプロテクタが示されている。実開 昭64−6719号公報で開示されたプロテクタ1は、プロテクタ本体3と複数 のヒンジ4で連結された蓋体2とで構成されており、プロテクタ本体3は組電線 が配索される電線配索部例えば車両のパネルの形状に合わせて立体的に屈曲形成 されている。(図6) このプロテクタ1に組電線を組付ける場合には、一本一本配索した組電線を予 め治具台上に配置されたプロテクタ本体3内に収容し、全ての電線の配索が終了 した後に蓋体2をヒンジ4を介してプロテクタ本体3を閉止して集束する。これ により組電線がプロテクタに組み付けられる。
【0003】 ところが、上記プロテクタ1は立体的に屈曲して複雑に形成されているため平 面状の治具台上に載置することが容易ではなく、且つ不安定な状態で保持させざ るを得なかった。又、3次元的なプロテクタ本体3に電線を組み付ける作業も容 易ではなかった。
【0004】 また、実開昭63−131516号公報において平板状で治具台上に固定し易 く作業性の良いプロテクタ5が開示されている。図7に示されるようにプロテク タ5は、桶状のプロテクタ本体部7、7と、これらのプロテクタ本体部7、7を 閉止する蓋体6と、プロテクタ本体部7、7間に形成された複数本のスリットが 形成された屈曲部9とが一体形成されて構成されている。治具台上で電線を組み 付けるときにはこのプロテクタ5はほぼ平なので治具台上に固定し易い。そして 組電線を車両のパネル等に配索する場合には、車両のパネルの形状に沿って屈曲 部9で屈曲させてパネルに固定している。このとき屈曲部9にはスリットが形成 されているので、屈曲しやすい。
【0005】 ところが、上記プロテクタ5は、プロテクタ本体7と屈曲部9が一体成型され ているので、例えば複数箇所が屈曲されているパネルにプロテクタ5を固定しよ うとする場合、固定することが出来ない。
【0006】 また、実開昭53−154398号公報で複数箇所を屈曲することが出来る電 線固定部材11が提案されている。この電線固定部材11は、図8に示されるよ うに長尺状の可撓性ベース21と、この可撓性ベース21に固定され車両のパネ ル13に形成された貫通穴13a内に係止される固定クリップ15と、可撓性ベ ース21に形成された長穴17内を移動可能に支持された移動クリップ19とで 構成されている。
【0007】 上記電線固定部材11に電線を組み付ける場合には、電線固定部材11はほぼ 平な形状なので、治具台上に固定しやすく治具台上でテープ等により可撓性ベー ス21に組電線を固定する。そしてパネル13に固定する場合には、パネル13 の貫通穴13a内に固定クリップ15を係止する。そして貫通穴13aの位置に クリップ19を長孔内で移動して位置調整した後に貫通穴13aに移動クリップ 19を係止する。
【0008】 ところが、上記電線固定部材11は、電線を全て配置した後に可撓性ベース2 1にテープで組電線23を巻き付けるので電線の組み付け作業が面倒である。
【0009】 また移動クリップ19の移動幅は製造上の寸法誤差を吸収するためのものであ り、移動クリップ19の移動幅が短いので、パネル13に形成する貫通穴13a の位置を予め設定しておく必要がある。このため種々のパネル形状に対応するこ とが出来ない。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、電線の組み付けが容易で種々のパネルの形状に対応すること が出来る電線固定具を提供することが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案では、電線固定具は、組電線が収容される電線 固定部と、電線固定部が長手方向の任意の位置に保持される可撓性の支持部材と から成り、電線固定部に、車両のパネル等に固定する固定手段とを設けたことを 特徴としている。
【0012】
【作用】
上記構成の本考案によれば、電線を組み付ける場合には、可撓性の支持部材を 治具台上に固定し一本一本配索された組電線を電線固定部に収容する。このとき 可撓性の支持部材は治具台上に平らに配置することが出来るので、電線を容易に 電線固定具に組み付けることが出来る。
【0013】 このようにして組み付けられた状態の組電線及び電線固定具を車両のパネル等 に配設する。このとき、可撓性の支持部材は車両のパネル形状に合わせて容易に 屈曲することが出来、さらに固定手段が電線固定部と共に支持部材の長手方向に 移動可能なので、電線配索部への固定部分に合わせて固定手段を移動すれば、種 々の電線配索部の形状に対応することが出来る。
【0014】
【実施例】
次に本考案に係る電線固定具の実施例について図1乃至図5を用いて説明する 。 図1には電線固定具31が示されている。同図において、電線固定具31は 、図示しない組電線が保持される複数個(ただし図1には3個の電線固定部33 を図示)の電線固定部33と、この電線固定部33が長手方向の任意の位置に固 定されると共にパネル35上に配設される長尺状の可撓性の支持部材37と、電 線固定部33に形成されて電線固定部33と共にパネル35上に可撓性の支持部 材37を固定するクリップ(固定手段)53とで構成されている。
【0015】 上記電線固定部33は、略コ字型の電線保持体42と、この電線収容体42の 一端にヒンジ41を介して連結された蓋体43とで構成されており、蓋体43の 自由端には係止突起45が形成され、又、電線保持体42の他端には係止突起4 5が係止される係止穴47が形成されている。
【0016】 電線収容体42の下面側には、可撓性の支持部材37を挿通させる筒状の把持 部49が形成されている。この把持部49の内壁には、図3に示されるように凹 凸状の位置決め部57が形成されている。さらに把持部49の下部にクリップ5 3が突設されている。このクリップ53は、図4に示されるように電線配索部で あるパネル35に形成された係止穴35aに係止され、電線固定部33と共に可 撓性の支持部材37をパネル35に固定するようになっている。
【0017】 上記可撓性の支持部材37は、一面側に凹凸状の位置決め部51が形成されて おり、図3に示されるように把持部49の凹凸状の位置決め部57と噛み合うこ とにより可撓性の支持部材37の長手方向への電線固定部33の移動が規制され るようになっている。ただし電線固定部33は可撓性の材料で形成されているの で、電線固定部33を可撓性の支持部材37の長手方向に力を付与することによ り強制的に移動させることが出来るようになっている。
【0018】 次に電線固定具31に電線55を組み付ける手順について説明する。図1に示 されるように蓋体43を開放した状態で電線固定具31を図示しない治具台に載 置する。そして一本一本電線を配索して電線固定部33内に挿入し、係止突起4 5を係止穴47内に係止して閉止する。これにより電線55を電線固定具31に 組み付けることが出来、この状態で車両のパネル35に固定し配索される。
【0019】 図5に示されるように、パネル35の形状に合わせて可撓性の支持部材37と 共に組電線55を屈曲する。そしてパネル35に予め形成しておいた係止穴35 aにクリップ53が対応するように電線固定部33を可撓性の支持部材37の長 手方向に移動させる。このとき電線固定部33と共にクリップ53が移動する。 このようにして係止穴35aとクリップ53に位置を対応させた後に、クリップ 53を係止穴35a内に挿入する。これにより組電線55がパネル35の形状に 沿って配索され固定される。
【0020】 このように、本実施例によれば、電線固定具31は治具台上に載置する際には 平板状となるので電線を配索しやすく電線の電線固定部33への組み付け作業が 容易になる。
【0021】 また係止突起45を係止穴47内に挿入するだけで組電線を電線固定部33に 組み付けることが出来るので、図8に示される従来の如くにテープを可撓性ベー スに巻き付ける必要もなく組み付け作業が容易になる。
【0022】 また電線固定部33と共に可撓性の支持部材37の長手方向に移動するクリッ プ53の移動範囲は長いので、パネル35に形成された係止穴35aと確実に対 応させることが出来る。従って種々のパネル35の形状に対応することが出来る 。
【0023】 なお本実施例では電線固定部材33を狭幅として主に電線の固定作用を目的と した例を示したが該固定部材を電線の軸方向に広幅とすることにより電線の保護 作用をも行うプロテクタとすることも出来る。また固定手段として係止孔35a とクリップ53を用いた例を示したが、これに限らず他の固定手段でも良く、し かも電線固定部33を可撓性の支持部材37の任意の位置に保持する手段は上記 実施例以外のものでも良い。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る電線固定具によれば、治具台上では可撓性の 支持部材はほぼ平になり治具台上に固定し易いので、電線の組み付け作業が容易 になり、固定手段を可撓性の支持部材の長手方向に移動可能としたので種々のパ ネルの形状に対応することが出来るという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電線固定具の実施例を示す斜視図
である。
【図2】電線収容体を蓋体で閉止した状態を示す斜視図
である。
【図3】図1のA−A線に沿って切断した断面図であ
る。
【図4】図1のB−B線に沿って切断した断面図であ
る。
【図5】電線固定具をパネルに配索して固定した状態を
示す側面図である。
【図6】従来の電線固定具を示す斜視図である。
【図7】従来の電線固定具の他の例を示す斜視図であ
る。
【図8】従来の電線固定具の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
31 電線固定具 33 電線固定部 35 パネル 35a 係止穴 37 可撓性の支持部材 49 把持部 51、57 位置決め部 53 クリップ(固定手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組電線を集束して固定する電線固定具に
    おいて、該電線固定具は、前記組電線が収容される電線
    固定部と、前記電線固定部が長手方向の任意の位置に保
    持される可撓性の支持部材とから成り、前記電線固定部
    に、車両のパネル等に固定する固定手段とを設けたこと
    を特徴とする電線固定具。
JP1991009774U 1991-02-27 1991-02-27 電線固定具 Expired - Lifetime JPH0753021Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991009774U JPH0753021Y2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 電線固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991009774U JPH0753021Y2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 電線固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04106585U true JPH04106585U (ja) 1992-09-14
JPH0753021Y2 JPH0753021Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31899994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991009774U Expired - Lifetime JPH0753021Y2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 電線固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0753021Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545372U (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 住友電装株式会社 クリツプ連結構造
JP2008104304A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車載用の電気接続箱
JP2012110100A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス
JP2021170874A (ja) * 2020-04-15 2021-10-28 矢崎総業株式会社 平型導体用のクランプ、ワイヤハーネス、及び、組立体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154384U (ja) * 1988-04-18 1989-10-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154384U (ja) * 1988-04-18 1989-10-24

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545372U (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 住友電装株式会社 クリツプ連結構造
JP2008104304A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車載用の電気接続箱
JP4591434B2 (ja) * 2006-10-19 2010-12-01 住友電装株式会社 ワイヤハーネスの配索方向規制材
JP2012110100A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス
JP2021170874A (ja) * 2020-04-15 2021-10-28 矢崎総業株式会社 平型導体用のクランプ、ワイヤハーネス、及び、組立体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0753021Y2 (ja) 1995-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3976619B2 (ja) 長尺部材の取付具
JP4358640B2 (ja) 導線ホルダ
JPH04106585U (ja) 電線固定具
JPH09121422A (ja) プロテクタ
JPH0724890Y2 (ja) 電線カバー作業用工具
JP2558414Y2 (ja) クリップ
JP3484929B2 (ja) ワイヤハーネスへの樹脂棒取付用治具
JPH0419941Y2 (ja)
JP4000730B2 (ja) コルゲート管保持クリップの取付け治具
JPH11101388A (ja) 長尺体固定具
JPH0623142Y2 (ja) 配線具
JPS6128492Y2 (ja)
JPH09116278A (ja) 屈曲矯正具
JP2607529Y2 (ja) 電線束保持具
JP2549312Y2 (ja) 照明器具用枠支持装置
JPH0537453Y2 (ja)
JPH033780U (ja)
JPH0716891Y2 (ja) クランプ構造
JP2526391Y2 (ja) ワイヤハーネス等の保持具
JPH0955130A (ja) クランプ保持具およびこれを用いたクランプ取付具
JPH0545216U (ja) クランプの誤組付防止構造
JPH066862U (ja) 保持具
JPH0515611U (ja) コルゲートチユーブ取付用治具
JPH1196U (ja) 電線束保持具
JPH0341499Y2 (ja)