JPH0724849Y2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH0724849Y2
JPH0724849Y2 JP1988046870U JP4687088U JPH0724849Y2 JP H0724849 Y2 JPH0724849 Y2 JP H0724849Y2 JP 1988046870 U JP1988046870 U JP 1988046870U JP 4687088 U JP4687088 U JP 4687088U JP H0724849 Y2 JPH0724849 Y2 JP H0724849Y2
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、ファクシミリ、電子写真複写機、プリンタ等
の電子写真装置に用いられ、原稿の画像を読取る原稿読
取装置に関する。特に、透明な原稿台と、原稿を原稿台
上を通過するように搬送する原稿搬送ローラ対と、原稿
台に対向して配設されていて原稿台上を通過する原稿を
原稿台に押し付けながら回転するバックアップローラと
を有し、原稿が原稿台を通過する時に該原稿の画像を読
取る原稿読取装置に関する。
従来技術 上記原稿読取装置においては、原稿搬送ローラ対及びバ
ックアップローラが共に原稿搬送方向に回転する。従来
の装置では、それらのローラをそれぞれ独自の駆動源に
よって個別に回転駆動していたので、コストが高くつ
き、大きなスペースを必要としていた。又、バックアッ
プローラは、原稿の厚さに応じて原稿搬送路から退避す
る方向に変位しなければならないが、バックアップロー
ラを独自に回転駆動する上記の従来装置においては、バ
ックアップローラをそのように変位させるための構造が
大がかりにならざるを得ないという欠点があった。
目的 本考案は、原稿搬送方向に回転するバックアップローラ
を原稿搬送路から退避可能に配設する原稿読取装置にお
いて、バックアップローラを支持及び回転駆動するため
の手段の構造を簡単且つ低コストにし、更に狭い場所に
も該原稿搬送装置を設置できるようにすることを目的と
する。
構成 上記目的を達成するために、本考案は透明な原稿台と、
原稿を原稿台上を通過するように搬送する原稿搬送ロー
ラ対と、原稿台に対向して配設されていて原稿台上を通
過する原稿を原稿台に押し付けながら回転するバックア
ップローラとを有し、画像面を原稿台側に向けた原稿が
原稿台を通過するとき、原稿搬送路を境にして原稿台側
に設けられた画像読取手段により原稿の画像を読取る原
稿読取装置において、上記原稿搬送ローラ対が、原稿搬
送路を境にして原稿台側に設けられる駆動ローラと、該
駆動ローラに対して接離可能であり原稿搬送路を境にし
てバックアップローラ側に設けられる従動ローラと、該
従動ローラに対して回動自在であり上記バックアップロ
ーラを回転自在に支持するバックアップローラ支持部材
と、上記従動ローラの回転を上記バックアップローラに
伝達する動力伝達手段とを有し、該動力伝達手段が上記
バックアップローラの回転軸に取付けられる1方向クラ
ッチを有しており、該1方向クラッチが上記バックアッ
プローラの原稿搬送方向への自由回転を許容し、逆方向
への自由回転を拘束することを特徴としている。
さらに、上記目的を達成するために本考案は上記従動ロ
ーラが長穴によって支持されていて該長穴の範囲内で移
動することにより、上記駆動ローラに対して接離可能で
あることを特徴としている。
以下、実施例に基づいて本考案を説明する。
第1図において、原稿1を載せる原稿テーブル2の上方
に上ユニットケース3が支軸(原稿読取装置の本体構造
側板に固定されている)4により上下揺動自在に支持さ
れている。原稿テーブル2の先方(図の左方)には透明
な原稿台11が配設されており、この原稿台11の下方にラ
ンプ13、レンズ15及びCCD等の受光部材16が配置されて
いる。原稿台11の上方には、上ユニットケース3に支持
されていて図の正時計方向に回転するバックアップロー
ラ14が配設されている。原稿台11の右側には、2つの原
稿搬送ローラ対5,6が配設され、一方、原稿台11の左方
に1つの原稿搬送ローラ対7が配設されている。
原稿テーブル2上の原稿1は、搬送ローラ対5,6,7によ
って図の左方向へ搬送されながら原稿台11の上を通過
し、この時、照明位置Lにおいてランプ13によって照明
される。照明された原稿からの反射光は、レンズ15によ
って受光部材16上に集光され、該受光部材16によって原
稿の画像が読み取られる。
この場合、原稿1が原稿テーブル2上に挿入され、上ユ
ニットケース3に設けた第1センサ17がこれを検知した
時、原稿搬送ローラ対5,6,7及びバックアップローラ14
が回転を始め、そしてランプ13が点灯する。搬送される
原稿の先端が第2センサ18によって検知されると、原稿
の搬送速度が予め選択された変倍率に応じた搬送速度に
変わる。その後、原稿の先端がレジスターセンサ19によ
り検知されると露光位置Lにおけるバックアップローラ
14からの反射光が受光部材16によって読み取られる。バ
ックアップローラ12の表面は予め白色塗装されており、
よってバックアップローラ14の反射濃度は0.03〜0.08
(反射率93〜83%)程度である。読取られたバックアッ
プローラ14の反射光データはA/D変換され、シェーディ
ング補正データとしてシェーディングRAMに記憶され
る。
その後、原稿1が原稿台11上を搬送され、原稿台11とバ
ックアップローラ14との間の間隙を移送され、その間、
照明位置Lにおいてランプ13により照明され、その時の
反射光がレンズ15により受光部材16に集光され、これに
より原稿の画像が受光部材16に縮小結像されて読取られ
る。読取走査を終えた原稿1は、原稿搬送ローラ対7に
よって排紙トレイ20へ排出される。
読取られた原稿の画像データは、ランプ13の光量ムラ、
レンズ15のcos4θ則による光量低下、受光部材(CCD)1
6の各画素の感度ムラ等を補償するために、上記シェー
ディング補正データに基づいて補正される。
上ユニットケース3は支軸4を中心として所定の角度だ
け、原稿テーブル2及び原稿台11の面を開放するよう
に、上方へ揺動される。この開放により、各原稿搬送ロ
ーラ対5,6,7、原稿テーブル2、センサ17〜19、そして
原稿台11等の清掃、搬送トラブル原稿の処理、ランプ13
等の交換等といったメンテナンス作業を容易に行なうこ
とができる。
照明ランプ13、レンズ15及び受光部材16を外部から防塵
するためにカバー21が設けられる。
レンズ15の光軸を通る面における断面図である第2図に
示すように、レンズ15を含む光学系は原稿の主走査方向
に沿って2組配置してある。原稿1(第1図)の画像情
報は、2つの受光部材16によって個別に読取られる。第
2図においては2つの光軸22,22に沿ってそれぞれレン
ズ15と受光部材16が配置される。
原稿1は原稿台11とバックアップローラ14との間を移送
される。後述するように、バックアップローラ14は回転
駆動されるため、これが原稿台11に接触すると原稿台11
を傷付けることになる。これを回避するため、第2図に
示すように、バックアップローラ14の軸の両端部にガイ
ドコロ23,23が回転自在に支持されている。ガイドコロ2
3の直径は、バックアップローラ14の直径よりもわずか
に大きく設定されており、よってバックアップローラ14
と原稿台11との間にわずかの間隙が形成される。この間
隙は、例えば通常のシート状原稿の厚さが50〜100μ程
度であることに鑑み、0.1〜0.2mm程度の微小間隔に設定
される。
仮に、原稿台11を通過する原稿1にカールあるいは折り
目があっても、その原稿はバックアップローラ14によっ
て原稿台11に押し付けられて平坦になるので、原稿の画
像面とレンズ15との間に常に一定に保持される。このよ
うに、原稿は原稿台11から浮いたりしないので原稿の照
明位置における隣り合う光学系の境界点Pは常に一定位
置に保持され、よって隣り合う光学系の画像の継ぎ目の
ビット・ズレや画像欠落が防止される。
何等かの理由で原稿台11がバックアップローラ14あるい
は原稿1によって傷付けられた場合、読取画質が低下し
ないように光軸22すなわち照明位置Lに対してバックア
ップローラ14の軸心位置を原稿送り方向、例えば第1図
の左右方向にわずかにずらして配置することもできる。
この場合、ずらし量はバックアップローラ表面からの反
射光から得られるシェーディング補正データに不都合を
生じない程度の量に設定する。
第3図、第4図及び第5図は、原稿搬送ローラ対6,7及
びバックアップローラ14の支持手段並びにバックアップ
ローラ14の回転駆動手段を示している。第3図におい
て、原稿搬送ローラ対6,7はそれぞれ、下駆動ローラ6a,
7aと、上従動ローラ6b,7bとによって構成されている。
下駆動ローラ6a,7aは、原稿読取装置の本体構造側板に
支持されていて、図示しない駆動源によって原稿搬送方
向(図の反時計方向)に回転駆動される。上従動ローラ
6b,7bは、側板40(底面が原稿1のためのガイド板42を
形成している)に上下方向、すなわち下駆動ローラ6a,7
aに向う方向に亘って形成されている長穴31,31に受軸3
2,32を介して取り付けられている。これら上従動ローラ
6b,7bは、硬質樹脂、硬質ゴム、スポンジ等によって構
成される。側板40は、上ユニットケース3(第1図)に
対して上下方向(矢印AA′方向)に移動可能に支持され
ており、通常は、上ユニット側板45,45、下端が該上ユ
ニット側板45に当接している調整ネジ44,44及び上ユニ
ットケース側板40と一体なナット43,43によって一定の
位置に保持されている。調整ネジ44を正・逆適宜の方向
に回せば、上ユニットケース側板40を上ユニットケース
3(第1図)に対してAA′方向に移動させることができ
る。第3図は上ユニットケース側板40を上方(A方向)
へ移動させた状態を示しており、下駆動ローラ6a,7aと
上従動ローラ6b,7bとの間が大きい間隔dに広げられて
いる。この状態において、比較的厚い原稿1′が原稿台
11上を通過する。第4図には特に側板40、調整ネジ44等
が図示されてはいないが、ここに示す状態は、側板40が
最下位位置まで降ろされていて、上従動ローラ6b,7bが
下駆動ローラ6a,7aに接触している状態である。この状
態において、比較的薄い原稿1が原稿台11上を通過す
る。原稿1あるいは1′が原稿搬送ローラ対6に送り込
まれていない場合、上従動ローラ6bはその軸受32が長穴
31の下端によって受け止められた状態で側板40に支持さ
れている。原稿1,1′がローラ対6に送り込まれると、
長穴31の長さの範囲内で原稿の厚さ分だけ上従動ローラ
6bが持ち上げられ、該ローラ6bが自重により原稿を押し
付ける。
第3図〜第5図において、バックアップローラ14の軸に
一方向クラッチ26を介して支持されるプーリ25は、タイ
ミングベルト27により、バックアップローラ14の上流側
に配置された上従動ローラ6bの軸30に固定された駆動プ
ーリ29と駆動連結される。上従動ローラ6bは、第4図の
場合には下駆動ローラ6aに圧接されることにより該下駆
動ローラ6aによって直接、摩擦駆動され、他方、第3図
の場合には挟持された原稿1′を介して下駆動ローラ6a
によって摩擦駆動される。上従動ローラ6bの回転は、タ
イミングベルト27、プーリ25、そして一方向クラッチ26
を介してバックアップローラ14に伝えられ、これにより
バックアップローラ14が図の正時計方向、すなわち原稿
搬送方向に回転する。バックアップローラ14の回転速度
は、その周速が原稿1,1′の搬送速度とほぼ同じになる
ように設定される。バックアップローラ14を駆動するベ
ルト27は張力調整プーリ35により適当する張力に張られ
ている。
上従動ローラ6bの軸30には、アーム33が軸受により回動
自在に支持されており、このアーム33にバックアップロ
ーラ14の軸14aが軸受34を介して回転自在に支持されて
いる。原稿1,1′の厚さが、ガイドコロ23によって形成
されるバックアップローラ14と原稿台11との間に間隙よ
り厚い場合、アーム33はその原稿によって上方へ持ち上
げられ、軸30を中心にして回動する。これにより、原稿
がバックアップローラ14によって無理に原稿台11に圧接
される事態が回避される。バックアップローラ14は、自
重により1,1′を原稿台11に押し付け、原稿の浮き上が
りを防いでいる。
第3図に示すように、厚手の原稿1′を読取る場合に
は、側板40を上方へ移動させて上従動ローラ6b,7bと下
駆動ローラ6a,7aとの間の間隔を広げるのであるが、ア
ーム33は単に上従動ローラ6bの軸30に回動自在に支持さ
れているだけなので、側板40を上記のように持ち上げた
場合にも、バックアップローラ14の原稿台11に対する位
置は薄い原稿の場合(第4図の状態)と同じであり、よ
っていずれの場合にも等しい条件の下でシェーディング
データを得ることができる。この結果、読取画像の濃淡
レベルは原稿の厚さに左右されず不変である。
バックアップローラ14は原稿1,1′の搬送速度にほぼ同
期した速度で回転駆動されるので、厚い原稿の場合には
バックアップローラ14が原稿に圧接され、原稿に対する
搬送手段としての機能を有する。
既述の通り、第3図〜第5図において、バックアップロ
ーラ14は一方向クラッチ26を介してベルト27によって駆
動される。この場合、一方向クラッチ27は、ベルト27が
バックアップローラ14を原稿搬送方向(図の正時計方
向)に回転させる方向に周動している場合はその周動を
バックアップローラ14に伝え、ベルト27が逆方向に周動
する時には空回りして回転を伝えないように設定してあ
る。ベルト27が逆方向に周動する時にバックアップロー
ラ14が空回りできるということは、バックアップローラ
14は、ベルト27に拘束されることなく原稿搬送方向(図
の正時計方向)に自由に回転できるということである。
第6図は、原稿台11とバックアップローラ14との間の隙
間以上の厚さの原稿1の後端が、上流側原稿搬送ローラ
対6を通過した直後の状態を示している。この時、上従
動ローラ6bは原稿1の厚さの分だけ下駆動ローラ6aから
離間しており、この結果、上従動ローラ6bへ回転駆動力
が伝達されない状態にある。このため、上従動ローラ6b
からバックアップローラ14へは、タイミングベルト27を
介しての回転駆動力は伝達されない。この場合、仮にプ
ーリ25が一方向クラッチ26を介することなく、バックア
ップローラ14の回転軸に直接固定されているものとする
ならば、停止しようとする上従動ローラ6bの慣性がタイ
ミングベルト27を介して原稿1の搬送に対する抵抗とし
て作用する。その結果、瞬間的に原稿1の搬送速度ムラ
が生じ、これが読取画像上のジターとなって現われる。
上従動ローラ6bは、短時間の後に、自重によって下駆動
ローラ6aに当接する位置まで落下する。これにより、上
従動ローラ6bが再び摩擦接触により回転を始め、バック
アップローラ14への回転駆動力が復帰する。
ここで、本実施例のようにバックアップローラ14の回転
軸に一方向クラッチ26を配設しておけば、上従動ローラ
6bの搬送抵抗負荷トルクはタイミングベルト27を介して
プーリ25まで伝達されるが、それ以降の伝達は一方向ク
ラッチ26によって遮断され、バックアップローラ14には
伝わらない。このため、原稿1が下流側原稿搬送ローラ
対7によって搬送される時、バックアップローラ14は原
稿1との摩擦接触によって空転するのみで、搬送抵抗は
最小限となり、よって上述したジターの発生を防止でき
る。
第7図は、第3図に示すように側板40が上方へ持ち上げ
られて原稿搬送ローラ対6,7の各ローラ間隙が広げられ
ている場合において、厚い原稿1′の後端が、上流側原
稿搬送ローラ対6を通過した直後の状態を示している。
この場合には、上従動ローラ6bと下駆動ローラ6aとが直
接接触することがないので、上従動ローラ6bが原稿の搬
送抵抗となる時間が長く、よって原稿搬送ムラの度合も
大きくなる。よって、このような場合にバックアップロ
ーラ14の回転軸14aに一方向クラッチ26を設けておけ
ば、より一層顕著なジター防止効果を得ることができ
る。
上記の実施例では、第4図等に示すように上流側原稿搬
送ローラ対6の上従動ローラ6bの回転軸30上に設けたプ
ーリ29と、バックアップローラ14の回転軸14a上に設け
たプーリ25と、これらのプーリ間に掛け渡されたタイミ
ングベルト27とによって、従動ローラの回転をバックア
ップローラに伝達するための動力伝達手段を構成し、更
にバックアップローラ支持部材としてのアーム33をその
上流側上従動ローラ6bに対して回動自在に構成したが、
これに限らず第8図に示すように、下流側原稿搬送ロー
ラ対7の上従動ローラ7bにプーリ29を取り付けて、この
上従動ローラ7bから駆動力を得ると共に、アーム33をこ
の上従動ローラ7bに対して回動自在に構成することもで
きる。
但し、第8図のように構成すると、ベルト27によってバ
ックアップローラ14が回転駆動される時、アーム33が原
稿台11方向へ回動するように付勢されるので、原稿台11
とバックアップローラ14との間に送り込まれた原稿がロ
ック、すなわちかみ込まれ易い。原稿がかみ込まれてロ
ックが生じると、バックアップローラ14及びコンタクト
ガラス11に傷がついて画質を低下させる。これに対し、
第4図のように構成すると、ベルト27によってバックア
ップローラ14が回転駆動される時、アーム33は原稿台11
から離れる方向へ回動するよう付勢されるので、原稿が
ロックされる心配がない。
以上の説明では、バックアップローラ14が上従動ローラ
6bあるいは7bを中心として回動自在であるとしたが、バ
ックアップローラ14はそれらの従動ローラに対して回動
自在であれば良く、必ずしも回動中心がそれらの従動ロ
ーラである必要はない。
上従動ローラ6bあるいは7bの回転をバックアップローラ
14に伝えるための動力伝達手段は、プーリ25,29及びタ
イミングベルト27の組合せから成るものに限らず、歯車
列その他の動力伝達機構とすることができる。
効果 請求項1及び2の考案によれば、原稿搬送路を境にして
原稿台と反対側に設けたバックアップローラを、独自の
駆動源を設けずとも原稿搬送ローラ対の従動ローラの回
転を利用して回転さることができるので、原稿搬送路を
境にして原稿台と反対側に駆動源がないので、原稿読取
装置の構造が簡単で低コストで、省スペースが実現でき
るものである。さらに、従動ローラが停止しようとした
とき、その慣性がバックアップローラを介して原稿の搬
送抵抗になる問題に対しても、動力伝達手段がバックア
ップローラの回転軸に、該ローラの原稿搬送方向への自
由回転を許容し、逆方向への自由回転を拘束する1方向
クラッチを有しているので、バックアップローラが停止
しようとせず、それに起因するジター等の読取異常を確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の全体側断面図、第2図は第1図のII
-II線に従う断面図、第3図及び第4図は第1図の実施
例の要部断面図、第5図は第4図を上方から見た場合の
平面図、第6図は第4図と同じ構成の装置の異なる動作
タイミング時の状態を示す図、第7図は第3図と同じ構
成の装置の異なる動作タイミング時の状態を示す図、第
8図は別の実施例の要部側断面図である。 11……原稿台 1,1′……原稿 6,7……原稿搬送ローラ対 14……バックアップローラ 6b,7b……従動ローラ 6a,7a……駆動ローラ 33……アーム(バックアップローラ支持部材) 25,27,29……動力伝達手段 26……一方向クラッチ 31……長穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な原稿台と、原稿を原稿台上を通過す
    るように搬送する原稿搬送ローラ対と、原稿台に対向し
    て配設されていて原稿台上を通過する原稿を原稿台に押
    し付けながら回転するバックアップローラとを有し、画
    像面を原稿台側に向けた原稿が原稿台を通過するとき、
    原稿搬送路を境にして原稿台側に設けられた画像読取手
    段により原稿の画像を読取る原稿読取装置において、 上記原稿搬送ローラ対が、原稿搬送路を境にして原稿台
    側に設けられる駆動ローラと、 該駆動ローラに対して接離可能であり原稿搬送路を境に
    してバックアップローラ側に設けられる従動ローラと、 該従動ローラに対して回動自在であり上記バックアップ
    ローラを回転自在に支持するバックアップローラ支持部
    材と、 上記従動ローラの回転を上記バックアップローラに伝達
    する動力伝達手段とを有し、 該動力伝達手段が上記バックアップローラの回転軸に取
    付けられる1方向クラッチを有しており、該1方向クラ
    ッチが上記バックアップローラの原稿搬送方向への自由
    回転を許容し、逆方向への自由回転を拘束することを特
    徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】上記従動ローラが長穴によって支持されて
    いて該長穴の範囲内で移動することにより、上記駆動ロ
    ーラに対して接離可能であることを特徴とする請求項1
    に記載の原稿読取装置。
JP1988046870U 1988-04-08 1988-04-08 原稿読取装置 Expired - Lifetime JPH0724849Y2 (ja)

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JPH01151666U JPH01151666U (ja) 1989-10-19
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