JPH07247682A - 移動式スラブ型枠ユニット - Google Patents

移動式スラブ型枠ユニット

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JPH07247682A
JPH07247682A JP6214313A JP21431394A JPH07247682A JP H07247682 A JPH07247682 A JP H07247682A JP 6214313 A JP6214313 A JP 6214313A JP 21431394 A JP21431394 A JP 21431394A JP H07247682 A JPH07247682 A JP H07247682A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 作業効率が著しく高く、必要な精度が容易に
得られると共に施工費用を節減できるようにすること。 【構成】 移動可能な基台4と、スラブ型枠8と、スラ
ブ型枠を昇降動自在に基台上に接続する昇降動装置6
と、昇降動装置を所定状態に安定させるための安定装置
12とを備えている。昇降動装置は、下端が基台に旋回
自在に連結された第1のリンク60と、下端が基台に沿
って移動自在に連結された第2のリンク62と、第1の
リンク及び第2のリンクを相互に旋回自在に連結する連
結ピン90とを含んでいる。安定手段は長さ調整自在な
支えロッド92を含み、その一端は第2のリンクに旋回
自在に連結され、他端は基台に設けられた係合部に解除
自在に係合させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動式スラブ型枠ユ
ニット、更に詳しくはコンクリート製建築物におけるコ
ンクリートスラブを形成するのに適用される移動式スラ
ブ型枠ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばコンクリート製建築物の
スラブは、コンクリート土間上の所定の位置にスラブ型
枠が組み立て形成された後、このスラブ型枠に従ってコ
ンクリートが打ち込まれることにより形成される。この
スラブ型枠の一典型例は、複数のパイプサポートを振れ
止めパイプを介して所定の位置に配し、その上端部に大
引きである角パイプ(端太角)を設け、この角パイプの
上に根太である丸パイプをそれに直交して組み付け、こ
の丸パイプの上にベニヤを配置することにより組み立て
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上、概略的に説明し
た上記従来のスラブ型枠は、多数かつ多種類の部材、す
なわち角パイプ及び丸パイプ、緊結具、パイプサポー
ト、ベニヤ等を、施工毎にいちいちゼロから組み立てる
ことにより行われる。また施工後には、組み立てられた
スラブ型枠をバラバラに分解しなければならない。すな
わち上記従来のスラブ型枠は、組立工数がきわめて多く
かつ組立作業が複雑で作業性が悪い上、更に分解工程を
も必要とする。その結果、スラブ型枠の組立・分解に要
する作業時間がきわめて長くなり、多くの人手を要し、
施工期間も長くなる。施工期間を短くするためには更に
多くの人手を要することとなる。一方、スラブ型枠とし
て必要な精度を得るためには、その組立作業に高い熟練
度(スキル)が要求される。また消耗品であるベニヤが
使用されているが、ベニヤはコンクリートの水分を吸収
するため、その繰り返し使用回数が少なく(3回ないし
5回)、資源の浪費・無駄を生じている。ベニヤを使用
した場合、その表面が粗いために打ち込まれたコンクリ
ートの表面は必ずしも滑らかな仕上がりとはならない。
更にベニヤはコンクリートからの離れが悪く、離れを良
くするために剥離剤を使用しているので、作業性が悪い
上、作業工程が多くなる。以上の説明から明らかなよう
に、従来のスラブ型枠においては、全体として作業効率
がきわめて悪く、したがって施工期間も長くなり、スキ
ルを要するため必要な精度を確保することは容易ではな
い。更に、人件費あるいは部品の消耗費等のアップによ
り、施工費用が高くなる。
【0004】本発明の主目的は、作業効率が著しく高
く、必要な精度が容易に得られると共に施工費用を節減
できる、移動式スラブ型枠ユニットを提供することであ
る。本発明のその他の目的及び特徴については、以下の
説明により明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、載置面に沿って移動自在な基台と、スラブ型枠手段
と、該スラブ型枠手段を昇降動自在に該基台に接続する
昇降動手段と、該昇降動手段を所定状態に安定させるた
めの安定手段とを備え、該昇降動手段は、下端が該基台
に旋回自在に連結された第1のリンクと、下端が該基台
に沿って移動自在に連結された第2のリンクと、該第1
のリンクの中間部と該第2のリンクの中間部とを相互に
旋回自在に連結する連結ピンとを含み、該安定手段は長
さ調整自在な支えロッド手段を含み、該支えロッド手段
の一端は該第2のリンクに旋回自在に連結され、該支え
ロッド手段の他端は該基台に設けられた係合部に解除自
在に係合させることができ、該支えロッド手段の該他端
を該基台の該係合部に係合させることによって、該スラ
ブ型枠手段を降下させる方向に該昇降動手段の該第2の
リンクの該下端が該基台に沿って移動することが阻止さ
れる、ことを特徴とする移動式スラブ型枠ユニット、が
提供される。
【0006】本発明の他の局面によれば、載置面に沿っ
て移動自在な基台と、スラブ型枠手段と、該スラブ型枠
手段を昇降動自在に該基台に接続する昇降動手段と、該
昇降動手段を所定状態に安定させるための安定手段とを
備え、該昇降動手段は、上端が該スラブ型枠手段に旋回
自在に連結された第1のリンクと、上端が該スラブ型枠
手段に沿って移動自在に連結された第2のリンクと、該
第1のリンクの中間部と該第2のリンクの中間部とを相
互に旋回自在に連結する連結ピンとを含み、該安定手段
は長さ調整自在な支えロッド手段を含み、該支えロッド
手段の一端は該第2のリンクに旋回自在に連結され、該
支えロッド手段の他端は該スラブ型枠手段に設けられた
係合部に解除自在に係合させることができ、該支えロッ
ド手段の該他端を該スラブ型枠手段の該係合部に係合さ
せることによって、該スラブ型枠手段を降下させる方向
に該昇降動手段の該第2のリンクの該上端が該スラブ型
枠手段に沿って移動することが阻止される、ことを特徴
とする移動式スラブ型枠ユニット、が提供される。
【0007】本発明の更に他の局面によれば、載置面に
沿って移動自在な基台と、スラブ型枠手段と、該スラブ
型枠手段を昇降動自在に該基台に接続する昇降動手段と
を備え、該スラブ型枠手段は、実質上矩形をなしかつ上
面が実質上平坦な主フレーム体と、該主フレーム体の一
側部に隣接して配置されかつ実質上矩形をなすと共に上
面が実質上平坦な補助フレーム体とを含み、該補助フレ
ーム体の一側部は、該補助フレーム体が、その該上面が
該主フレーム体の該上面と実質上同一面上に位置付けら
れる使用状態と、該主フレーム体の該一側部から垂下す
る非使用状態とに選択的にせしめられるよう、ヒンジ手
段を介して該主フレーム体の該一側部に旋回自在に連結
され、該補助フレーム体の他側部の両端部にはそれぞれ
長さ調整自在の支持棒手段の一端が旋回自在に支持さ
れ、該主フレーム体の該一側部であって該支持棒手段に
対応する両端部にはそれぞれ下方に延びる支持体が設け
られ、該支持体の各々の下端部には対応する該支持棒手
段の他端を解除自在に係合しうる係合部が設けられ、該
補助フレーム体の該使用状態は、該支持棒手段の各々の
該他端が対応する該支持体の該係合部に係合されること
により規定される、ことを特徴とする移動式スラブ型枠
ユニット、が提供される。
【0008】
【作用】基台は載置面に沿って移動自在であるため、ユ
ニットは所定の位置に容易に移動でき、位置付けること
ができる。スラブ型枠手段は昇降動手段によって昇降動
自在であるから、スラブ型枠手段を所定の高さに容易に
位置付けることができる。ユニットは、昇降動手段を所
定状態に安定させるための安定手段を備えている。本発
明の一局面によれば、昇降動手段は、下端が基台に旋回
自在に連結された第1のリンクと、下端が基台に沿って
移動自在に連結された第2のリンクと、第1のリンクの
中間部と第2のリンクの中間部とを相互に旋回自在に連
結する連結ピンとを含んでいる。安定手段は長さ調整自
在な支えロッド手段を含んでいる。支えロッド手段の一
端は第2のリンクに旋回自在に連結され、支えロッド手
段の他端は基台に設けられた係合部に解除自在に係合さ
せることができ、支えロッド手段の他端を基台の係合部
に係合させることによって、スラブ型枠手段を降下させ
る方向に昇降動手段の第2のリンクの下端が基台に沿っ
て移動することが阻止される。この支えロッド手段の存
在は、コンクリート打ち込み時にスラブ型枠手段を介し
て昇降動手段に作用する変動荷重にも係わらず、昇降動
手段の変位を防いでその上昇時における所定の姿勢を確
保するのに大いに役立つ。すなわち下端が基台に沿って
移動自在に連結されて荷重の支持に対して不安定である
第2のリンクの移動は、支えロッド手段によってしっか
りとその移動が阻止される。その結果、前記変動荷重に
よる昇降動手段のブレ、すなわちスラブ型枠手段のブレ
は確実に防止されるので、型枠として必要な高い精度が
容易に保証される。
【0009】本発明の他の局面によれば、昇降動手段
は、上端がスラブ型枠手段に旋回自在に連結された第1
のリンクと、上端がスラブ型枠手段に沿って移動自在に
連結された第2のリンクと、第1のリンクの中間部と第
2のリンクの中間部とを相互に旋回自在に連結する連結
ピンとを含んでいる。安定手段は長さ調整自在な支えロ
ッド手段を含んでいる。支えロッド手段の一端は第2の
リンクに旋回自在に連結され、支えロッド手段の他端は
スラブ型枠手段に設けられた係合部に解除自在に係合さ
せることができ、支えロッド手段の他端をスラブ型枠手
段の係合部に係合させることによって、スラブ型枠手段
を降下させる方向に昇降動手段の第2のリンクの上端が
スラブ型枠手段に沿って移動することが阻止される。こ
の支えロッド手段の存在は、コンクリート打ち込み時に
スラブ型枠手段を介して昇降動手段に作用する変動荷重
にも係わらず、昇降動手段の変位を防いでその上昇時に
おける所定の姿勢を確保するのに大いに役立つ。すなわ
ち上端がスラブ型枠手段に沿って移動自在に連結されて
荷重の支持に対して不安定である第2のリンクの移動
は、支えロッド手段によってしっかりとその移動が阻止
される。その結果、前記変動荷重による昇降動手段のブ
レ、すなわちスラブ型枠手段のブレは確実に防止される
ので、型枠として必要な高い精度が容易に保証される。
【0010】本発明の更に他の局面によれば、スラブ型
枠手段は、実質上矩形をなしかつ上面が実質上平坦な主
フレーム体と、主フレーム体の一側部に隣接して配置さ
れかつ実質上矩形をなすと共に上面が実質上平坦な補助
フレーム体とを含んでいる。補助フレーム体の一側部
は、補助フレーム体が、その上面が主フレーム体の上面
と実質上同一面上に位置付けられる使用状態と、主フレ
ーム体の一側部から垂下する非使用状態とに選択的にせ
しめられるよう、ヒンジ手段を介して主フレーム体の一
側部に旋回自在に連結されている。補助フレーム体の他
側部の両端部にはそれぞれ長さ調整自在の支持棒手段の
一端が旋回自在に支持されている。主フレーム体の一側
部であって支持棒手段に対応する両端部にはそれぞれ下
方に延びる支持体が設けられている。支持体の各々の下
端部には対応する支持棒手段の他端を解除自在に係合し
うる係合部が設けられている。補助フレーム体の使用状
態は、支持棒手段の各々の他端が対応する支持体の係合
部に係合されることにより規定される。したがって、補
助フレーム体は、支持棒手段の各々によって、容易に前
記使用状態に保持することができ、また、補助フレーム
体に作用する荷重は支持棒手段の各々によってしっかり
と支持される。更に、支持棒手段は長さ調整自在である
から、その長さを調整することにより、きわめて容易
に、補助フレーム体の上面を主フレーム体の上面に対し
て同一面上に位置付けることができる。これにより作業
効率は著しく向上される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、この発明に
従って構成された移動式スラブ型枠ユニットを、実施例
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2を参照して、
全体を番号2で示す移動式スラブ型枠ユニットは、基台
4と、基台4上に装着された上下方向に昇降動可能な昇
降動手段6と、昇降動手段6の上端に装着されたスラブ
型枠手段8と、昇降動手段6を昇降動させるための昇降
動作動機構10と、昇降動手段6のための安定手段12
とを備えている。基台4は、基台4を移動させるための
4個の自在キャスタ14(走行手段を構成する)と、載
置面Gに対する上下方向位置が調整自在である下端部を
有する4個のジャッキ16(ジャッキ手段を構成する)
とを含んでいる。先ず基台4について説明する。
【0012】図3〜図5を参照して、基台4は全体とし
て実質上矩形をなすと共に二つの側部フレーム18及び
20と、側部フレーム18及び20の各端部を連結する
端部フレーム22及び24と、側部フレーム18及び2
0の中間部を連結する中間フレーム26とを含んでい
る。ジャッキ16は、基台4の4つの角部にそれぞれ設
けられている。各ジャッキ16は実質上同一の構成を有
しているので、その一つについて説明する。主として図
6を参照して、ジャッキ16は、下端部を規定するベー
ス部材28と、ベース部材28に直立して装着されかつ
雄ねじ部30と回転操作部32とが形成された支持ロッ
ド部材34とを含んでいる。ベース部材28は円板から
構成され、その中心部に貫通孔36が形成されている。
支持ロッド部材34の下端部はスラストベアリング38
を介してベース部材28に回転自在に支持されている。
スラストベアリング38はホルダ40によりベース部材
28の中心位置に保持されている。更に具体的に説明す
ると、スラストベアリング38の下側のレースの外径部
がホルダ40に形成された円形の凹部の内径部に圧入さ
れ、ホルダ40はベース部材28に例えば溶接その他の
固定手段により固定される。スラストベアリング38の
下側のレースの下面の周辺部はベース部材28の貫通孔
36の周辺における上面に当接される。支持ロッド部材
34の下端部には小径部が形成され、この小径部の外径
面はスラストベアリング38の上側のレースの内径部に
圧入され、支持ロッド部材34の小径部と大径部との間
の肩部はスラストベアリング38の上側のレースの上面
の周辺部に当接される。回転操作部32は、支持ロッド
部材34の頂部に形成された角形部、この実施例では4
角部から構成されている。基台4の各角部には実質上鉛
直軸線を有する雌ねじ部42(図8参照)が形成されて
いる。
【0013】各ジャッキ16は、支持ロッド部材34の
雄ねじ部30が基台4の対応する雌ねじ部42に係合さ
れることにより基台4に装着される。ジャッキ16が基
台4に装着された状態において、支持ロッド部材34の
回転操作部32は基台4の上方に突出するよう位置付け
られる。回転操作部32をレンチ等の工具により回転さ
せることにより、支持ロッド部材34が回転し、ベース
部材28が上下方向に移動させられる。したがってベー
ス部材28は基台4の下方において載置面Gに対する上
下方向位置、換言すれば基台4から載置面Gに対する突
出位置が調整される。なお回転操作部32は、支持ロッ
ド部材34の雄ねじ部30が形成されていない部分に一
体的に設けたハンドル操作部(図示せず)から構成して
もよい。ジャッキ16における支持ロッド部材34の下
端部はスラストベアリング38を介してベース部材28
に回転自在に支持されているので、重荷重が作用してい
る場合においても、支持ロッド部材34の回転操作を比
較的容易に行なうことができる。
【0014】図5及び図7を参照して、4つの自在キャ
スタ14は、側部フレーム18及び20の一端部及び他
端部位置において下方に突出するよう設けられている。
各自在キャスタ14は、車輪44を含む周知の形態のも
のでよく、それぞれ実質上同一の構成を有している。各
ジャッキ16のベース部材28の基台4からの突出位置
が各自在キャスタ14の車輪44の突出位置より高い場
合には、各ベース部材28は載置面Gに接触しないの
で、基台4は各車輪44によって載置面Gに移動自在に
支持される。各ベース部材28の基台4からの突出位置
が各車輪44の突出位置より低い場合には、各ベース部
材28が載置面Gに接触し、各車輪44は載置面Gの上
方に浮き上がる。したがって、基台4は各ジャッキ16
により載置面Gに移動できないように支持される。この
状態で各ジャッキ16を操作することにより、基台4の
水平レベルを容易に調整することができる。
【0015】図5、図7及び図8を参照して、各側部フ
レーム18及び20の一端側の上面にはガイドレール部
材46(ガイドレール手段を構成する)がそれらに沿っ
て直線状に延在するよう設けられている。各ガイドレー
ル部材46は実質上同一の構成を有しているので、その
一つについて説明する。ガイドレール部材46は実質上
チャンネル形状をなし、その上部の両端には互いに向き
合う方向の折曲部が形成され、中央部が上方に解放され
ている。ガイドレール部材46の一端は壁部材48によ
り閉じられている。壁部材48の内側には後述するター
ンバックル92の他端(球状部100)を係合する係合
部50(図8参照)が形成されている。係合部50は実
質上球状の凹部をなしている。各側部フレーム18及び
20の他端側の上面には、それぞれ実質上同一の構成を
有する支持部52が設けられている。各支持部52は、
間隔を置いて固定された一対の支持プレート部材から構
成され、一対の支持プレート部材には共通の軸線を有す
る支持孔が形成されている。各支持部52には、後述す
る第1のリンク60の下端が旋回自在に支持される。
【0016】図1〜図4及び図9を参照して、昇降動手
段6は、下端が基台4に旋回自在に支持された第1のリ
ンク60と、第1のリンク60に対し交差して旋回自在
に連結されかつ下端が基台4に移動自在に支持された第
2のリンク62と、下端が第2のリンク62の上端に軸
手段64を介して旋回自在に連結され上端がスラブ型枠
手段8に移動自在に連結された第3のリンク66と、第
3のリンク66に対し交差して旋回自在に連結されかつ
下端が第1のリンク60の上端に軸手段68を介して旋
回自在に連結され上端がスラブ型枠手段10に旋回自在
に連結された第4のリンク70とを含んでいる。
【0017】第1のリンク60は、間隔を置いて平行に
延びる二つのリンク72と、各リンク72を連結する2
本の横フレーム74とを含んでいる。各リンク72は角
パイプ部材により構成されている。各リンク72の下端
部にはプレート状の被支持部76が設けられている。各
被支持部76は第1のリンク60の下端を規定する。各
被支持部76には共通の軸線を有する被支持孔が形成さ
れている。各被支持部76は、基台4に設けられた対応
する支持部52に回転自在に支持される。すなわち各被
支持部76は、対応する支持部52における一対の支持
プレート部材間に配置される。相互に整合された各被支
持部76の被支持孔と一対の支持プレート部材の支持孔
とに図示しない支持ピン部材が挿入される。各リンク7
2の上端部にはプレート状の連結部73が設けられてい
る。各連結部73は第1のリンク60の上端を規定す
る。各横フレーム74はパイプ部材により形成され、各
パイプ部材の両端は対応するリンク72の内側面に固定
される。各パイプ部材の両端部の外周面と対応するリン
ク72の内側面との間には、2枚の実質上直角三角形の
補強プレート78が固定されている。2枚の補強プレー
ト78の各々において、直角を形成する二辺のうちの一
辺は、パイプ部材の外周面の180°反対位置に位置付
けられ、他の一辺はリンク72の内側面の長手方向に沿
って直線状に位置付けられている。各補強プレート78
は実質上同一の構成を有すると共に、昇降動手段6の安
定手段12の一部を構成する。
【0018】第2のリンク62は、間隔を置いて平行に
延びる二つのリンク80と、各リンク80を連結する2
本の横フレーム82とを含んでいる。各リンク80は角
パイプ部材により構成されている。各リンク80の下端
にはプレート状の被支持部84が設けられている。各被
支持部84は実質上同一の構成を有すると共に第2のリ
ンク62の下端を規定する。各被支持部84の端部両側
には、共通の軸線を有するガイドローラ86(ガイドロ
ーラ手段を構成する)が回転自在に支持されている。各
被支持部84の各ガイドローラ86は、基台4に設けら
れた対応するガイドレール部材46に移動自在に係合さ
れる。各リンク80の上端にはプレート状の連結部81
が設けられている。各連結部81は第2のリンク62の
上端を規定する。各横フレーム82はパイプ部材により
形成され、各パイプ部材の両端は対応するリンク80の
内側面に固定される。各パイプ部材の両端部の外周面と
対応するリンク80の内側面との間には、2枚の実質上
直角三角形の補強プレート88が固定されている。2枚
の補強プレート88の各々において、直角を形成する二
辺のうちの一辺は、パイプ部材の外周面の180°反対
位置に位置付けられ、他の一辺はリンク80の内側面の
長手方向に沿って直線状に位置付けられている。各補強
プレート88は実質上同一の構成を有すると共に、昇降
動手段6の安定手段12の一部を構成する。
【0019】第2のリンク62の各リンク80の横方向
の最大寸法(第2のリンク62の横幅)は、第1のリン
ク60の各リンク72の内側の間隔より小さく形成され
ている。したがって、第2のリンク62は、第1のリン
ク60の各リンク72の内側に位置付けられた形態で、
第1のリンク60に対しX形に交差して旋回自在に連結
されている。更に具体的に説明すると、第2のリンク6
2の各リンク80の長手方向の略中間部には横軸90
(連結ピンを構成する)が固定されている。横軸90の
両端部は対応するリンク80の側外方に突出し、この各
突出部に第1のリンク60の対応するリンク72が旋回
自在に連結されている。
【0020】図7〜図9を参照して、各被支持部84の
ガイドローラ86装着部と反対側の端部は、対応するリ
ンク80の上部に突出し、この突出部に支えロッド手段
を構成するターンバックル92の一端が旋回自在に連結
されている。各ターンバックル92は実質上同一の構成
を有しているので、その一つについて説明する。ターン
バックル92は、スリーブ94と、スリーブ94の一端
部にねじ結合された第1のねじロッド部材96と、本体
部94の他端部にねじ結合された第2のねじロッド部材
98とを有している。スリーブ94の一端部内には右ね
じ(雌ねじ)が形成され、他端部内には左ねじ(雌ね
じ)が形成され、一方、第1のねじロッド部材96には
右ねじ(雄ねじ)が形成され、第2のねじロッド部材9
8には左ねじ(雄ねじ)が形成されている。第1のねじ
ロッド部材96の端部にはフォーク部97が形成され、
このフォーク部97が被支持部84の突出部を挟んでピ
ン99により回転自在に連結されている。第2のねじロ
ッド部材98の端部には球状部100が形成されてい
る。球状部100は、前記ガイドレール部材46の壁部
材48に設けられた係合部50の凹部形状に適合する形
状をなしている。すなわち球状部100は係合部50に
解除自在に係合させることができる。以上の説明から、
スリーブ94を回転させることにより、ターンバックル
92の軸方向長さが調整されることは容易に理解されよ
う。各リンク80の上面にはU形のクリップ102(ク
リップ手段を構成する)が設けられている。各クリップ
102は実質上同一の構成を有している。各ターンバッ
クル92は、対応するクリップ102によってリンク8
0に着脱自在に保持される。
【0021】図1〜図4及び図9を参照して、第3のリ
ンク66は、間隔を置いて平行に延びる二つのリンク1
04と、各リンク104を連結する2本の横フレーム1
06とを含んでいる。各リンク104は角パイプ部材に
より構成されている。各リンク104の下端にはプレー
ト状の連結部108が設けられている。各連結部108
は第3のリンク66の下端を規定する。各連結部108
は、第2のリンク62のリンク80の上端に設けられた
対応する連結部81に軸手段64を介して旋回自在に連
結されている。更に具体的に説明すると、各連結部10
8の間隔は、各連結部81の横方向の最大寸法より大き
く形成されている。各連結部81の内側間には軸手段6
4が旋回自在に支持され、その両端部は対応する連結部
81の側外方に突出し、この各突出部に対応する連結部
108が回転自在に連結される。すなわち各連結部10
8は、対応する連結部81の側外方から重合する形態で
位置付けられる。軸手段64はパイプ部材110とパイ
プ部材110の軸方向中央部に直交して設けられたボス
部112とを含んでいる。ボス部112には貫通孔11
4が形成されている。各横フレーム106はパイプ部材
により形成され、各パイプ部材の両端は対応するリンク
104の内側面に固定される。
【0022】各パイプ部材の両端の外周面と対応するリ
ンク104の内側面との間には、2枚の実質上直角三角
形の補強プレート116が固定されている。2枚の補強
プレート116の各々において、直角を形成する二辺の
うちの一辺は、パイプ部材の外周面の180°反対位置
に位置付けられ、他の一辺はリンク104の内側面の長
手方向に沿って直線状に位置付けられている。各補強プ
レート116は実質上同一の構成を有すると共に、昇降
動手段6の安定手段12の一部を構成する。各リンク1
04の上端にはプレート状の支持部118が設けられて
いる。各支持部118は第3のリンク66の上端を規定
する。各支持部118の端部両側には、共通の軸線を有
するガイドローラ120(ガイドローラ手段を構成す
る)が回転自在に支持されている。各支持部118の各
ガイドローラ120は、スラブ型枠手段8に設けられた
対応するガイドレール部材172(後述する)に移動自
在に係合される。
【0023】図1及び図9を参照して、各支持部118
のガイドローラ120装着部と反対側の端部は、対応す
るリンク104の下部に突出し、この突出部に支えロッ
ド手段を構成するターンバックル122の一端が回転自
在に連結されている。各ターンバックル122は実質上
同一の構成を有すると共に、前記ターンバックル92と
実質上同一の構成を有している。したがって、ターンバ
ックル122において、ターンバックル92と同一部分
には同一番号を付し、特に必要のない限り説明は省略す
る。各ターンバックル122の第1のねじロッド部材9
6のフォーク部97は、対応する支持部118の突出部
を挟んでピン99により回転自在に連結されている。各
ターンバックル122の球状部100は、後述するガイ
ドレール部材172の壁部材48に設けられた係合部5
0の凹部形状に適合する形状をなしている。すなわち球
状部100は係合部50に解除自在に係合させることが
できる。各リンク104の上面にはU形のクリップ12
4(クリップ手段を構成する)が設けられている。各ク
リップ124は実質上同一の構成を有すると共に、前記
クリップ102と実質上同一の構成を有している。各タ
ーンバックル122は対応するクリップ124によって
リンク104に着脱自在に保持される。
【0024】図1〜図4及び図9を参照して、第4のリ
ンク70は、間隔を置いて平行に延びる二つのリンク1
30と、各リンク130を連結する2本の横フレーム1
32とを含んでいる。各リンク130は角パイプ部材に
より構成されている。各リンク130の下端にはプレー
ト状の連結部134が設けられている。各連結部134
は実質上同一の構成を有すると共に第4のリンク70の
下端を規定する。各連結部134は、第1のリンク60
のリンク72の上端に設けられた対応する連結部73に
軸手段68を介して旋回自在に連結されている。更に具
体的に説明すると、各連結部134の横方向の最大寸法
は、各連結部73の間隔より小さく形成されている。各
連結部134の内側間には軸手段68が旋回自在に支持
され、その両端は対応する連結部134の側外方に突出
し、この各突出部に、対応する連結部73が旋回自在に
連結される。すなわち各連結部73は、対応する連結部
134の側外方から重合する形態で位置付けられる。軸
手段68はパイプ部材136とパイプ部材136の軸方
向中央部に直交して設けられたボス部138とを含んで
いる。ボス部138には貫通孔140が形成されてい
る。貫通孔140の内周部には雌ねじが形成されてい
る。貫通孔140は前記軸手段64の貫通孔114と同
一軸線上に位置付けられる。各リンク130の上端には
プレート状の支持部142が設けられている。各支持部
142は第4のリンク70の上端を規定する。各支持部
142には共通の軸線を有する支持孔が形成されてい
る。各支持部142は、スラブ型枠手段8の下側に設け
られた対応する被支持部174(後述する)に旋回自在
に連結される。各横フレーム132はパイプ部材により
形成され、各パイプ部材の両端は対応するリンク130
の内側面に固定される。
【0025】各パイプ部材の両端部の外周面と対応する
リンク130の内側面との間には、2枚の実質上直角三
角形の補強プレート144が固定されている。2枚の補
強プレート144の各々において、直角を形成する二辺
のうちの一辺は、パイプ部材の外周面の180°反対位
置に位置付けられ、他の一辺はリンク130の内側面の
長手方向に沿って直線状に位置付けられている。各補強
プレート144は実質上同一の構成を有すると共に、昇
降動手段6の安定手段12の一部を構成する。第4のリ
ンク70の各リンク130の横方向の最大寸法(第4の
リンク70の横幅)は、第3のリンク66の各リンク1
04の内側の間隔より小さく形成されている。したがっ
て、第4のリンク70は、第3のリンク66の各リンク
104の内側に位置付けられた形態で、第3のリンク6
6に対しX形に交差して旋回自在に連結されている。更
に具体的に説明すると、第4のリンク70の各リンク1
30の長手方向の略中間部には横軸146(連結ピンを
構成する)が固定されている。横軸146の両端は対応
するリンク130の側外方に突出し、この各突出部に第
3のリンク66の対応するリンク104が旋回自在に連
結されている。
【0026】図1〜図4を参照して、昇降動作動機構1
0は、昇降動手段6の軸手段64及び68に直交して支
持されたねじ付き操作ロッド部材150と、操作ロッド
部材150を回転させることにより軸手段68を軸手段
64に対しそれらの接離方向に操作ロッド部材150に
沿って移動させる操作手段152とを含んでいる。操作
ロッド部材150は、その一端側に雄ねじが形成された
雄ねじ部154を有し、他端側に軸部155を有し、他
端に角形部156を有している。操作手段152は、操
作ロッド部材150の角形部156に着脱自在に係合し
て操作ロッド部材150を回転させる操作ハンドル15
8から構成されている。操作ロッド部材150は、軸手
段64のボス部112及び軸手段68のボス部138を
貫通して延びるよう装着される。操作ロッド部材150
の雄ねじ部154は、軸手段68のボス部138の雌ね
じが形成された貫通孔140とねじ係合され、軸部15
5は、軸手段64のボス部112の貫通孔114に回転
自在に係合される。軸部155の、ボス部112の両端
部位置には、軸部155がボス部112に対して(した
がって軸手段64に対して)軸方向に移動できないよ
う、図示しないスナップリングが装着される。操作ハン
ドル158を操作ロッド部材150の角形部156に係
合して回転させることにより、軸手段68は操作ロッド
部材150の雄ねじ部154に沿って軸手段64に接近
又は離隔する方向に移動させられる。この移動により、
第1のリンク60と第2のリンク62、及び、第3のリ
ンク66と第4のリンク70、の各々における端部が接
離方向に移動させられる。
【0027】図1〜図4及び図10を参照して、スラブ
型枠手段8は、実質上矩形をなしかつ上面が実質上平坦
な中央部型枠160と、中央部型枠160の両側部に配
置されかつ上面が実質上平坦な二つの側部型枠162と
を含んでいる。各側部型枠162は実質上矩形をなして
いる。主として図10を参照して、中央部型枠160は
二つの側枠164と、各側枠164の各端部を連結する
端部枠166と、各側枠164の中間部を連結する複数
の中間枠168とを含んでいる。各側枠164及び各端
部枠166は溝型部材から構成され、それぞれの解放部
分が互いに向き合うよう配置されている。各中間枠16
8はL型部材から構成され、それぞれの端部は各側枠1
64の溝型の底部(垂直部)に溶接されている。以上の
説明及び図面からも明らかなように、中央部型枠160
の上面側には、各側枠164及び各端部枠166により
周縁が規定された実質上矩形の開口部が形成される。各
側枠164及び各端部枠166の上面と各中間枠168
の上面との間には一定の段差が形成される。前記開口部
には、上面が実質上平坦な合成樹脂製のパネル部材17
0(パネル手段を構成する)が挿入される。パネル部材
170は開口部に対しほとんど隙間なく嵌合される大き
さを有し、その下面は各中間枠168の上面に載置さ
れ、かつ適当な固定手段により固定される(例えば各中
間枠168の下側からビスにより着脱自在に固定され
る)。この状態で、各側枠164、各端部枠166及び
パネル部材170の各上面は実質上平坦な同一面上に位
置付けられる。
【0028】パネル部材170は、例えば、塩化ビニ
ル、アクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リカーボネート、ポリスチレン等の合成樹脂により一体
成形される。そして合成樹脂は透明であることが望まし
い。ここで透明とは、ガラスのような透明度の高いもの
のみならず、乳白色あるいは他の色であっても、例えば
その上面にコンクリートが打設されたとき、下面側から
その充填状態が目視できる程度の透明度を有するものを
も含むものである。型枠として合成樹脂製のパネル部材
170を使用することにより、コンクリートスラブから
の離れが良くなり、汚れも簡単に落とすことができる。
また透明の合成樹脂を用いることによりパネル部材17
0の下方からコンクリートの打設状態(充填状態)を目
視することができる。
【0029】中央部型枠160の一端部側の下側には、
実質上各側枠164に沿ってガイドレール部材172
(ガイドレール手段を構成する)が直線状に延在するよ
う設けられている。各ガイドレール部材172は実質上
同一の構成を有すると共に、前記したガイドレール部材
46と実質上同一の構成を有している。すなわち各ガイ
ドレール部材172は実質上チャンネル形状をなし、そ
の下部の両端部には互いに向き合う方向の折曲部が形成
され、中央部が下方に解放されている。各ガイドレール
部材172の一端部は壁部材48(図8参照)により閉
じられている。各壁部材48の内側には前記ターンバッ
クル122の他端を解除自在に係合する係合部50(図
8参照)が形成されている。係合部50は実質上球状の
凹部をなしている。第3のリンク66の各支持部118
のガイドローラ120は、対応するガイドレール部材1
72に移動自在に係合される。中央部型枠160の他端
部側の下側には、それぞれ実質上同一の構成を有する被
支持部174が設けられている。各被支持部174は、
前記支持部52と実質上同一の構成を有するのでその説
明は省略する。各被支持部174には、前記第4のリン
ク70の上端部が回転自在に支持される。以上の構成に
より中央部型枠160は昇降動手段6の上端に装着(支
持)される。
【0030】各側部型枠162は、実質上同一の構成を
有しているので、その一つについて説明する。側部型枠
162は二つの側枠176と、各側枠176の各端部を
連結する端部枠178と、各側枠176の中間部を連結
する複数の中間枠180とを含んでいる。各側枠176
及び各端部枠178はL型部材から構成され、それぞれ
の直角部分の内側が互いに向き合うよう配置されてい
る。各中間枠180は角パイプ部材から構成され、それ
ぞれの端部は実質上各側枠176の垂直部の内側に溶接
されている。以上の説明及び図面からも明らかなよう
に、側部型枠162の上面側には、各側枠176及び各
端部枠178により周縁が規定された実質上矩形の開口
部が形成される。各側枠176及び各端部枠178の上
面と各中間枠180の上面との間には一定の段差が形成
される。前記開口部には、上面が実質上平坦な合成樹脂
製のパネル部材182(パネル手段を構成する)が挿入
される。パネル部材182は開口部に対しほとんど隙間
なく嵌合される大きさを有し、その下面は各中間枠18
0の上面に載置され、かつ適当な固定手段により固定さ
れる(例えば各中間枠180の下側からビスにより着脱
自在に固定される)。この状態で、各側枠176、各端
部枠178及びパネル部材182の各上面は実質上平坦
な同一面上に位置付けられる。パネル部材182は前記
パネル部材170と同一の材料から構成される。パネル
部材182が透明な材料から構成されることが望ましい
点、及びそのメリットについても前記した通りである。
【0031】各側部型枠162は、それらの上面が中央
部型枠160の上面に当接する折畳状態(図16参照)
と、それらの上面が中央部型枠160の上面と実質上同
一面上に位置付けられる使用状態(図1〜図3参照)と
に選択的に位置付けられるよう、複数のヒンジ184
(ヒンジ手段を構成する)を介して中央部型枠160の
対応する側部に連結される。各ヒンジ184は実質上同
一の構成を有するのでその一つについて説明する。図1
3を参照して、ヒンジ184は、第1の連結部材186
と、第2の連結部材188と、二つの中間部材190
と、二本のヒンジピン192とを有している。第1の連
結部材186と第2の連結部材188、各中間部材19
0、各ヒンジピン192は、それぞれ互いに実質上同一
の構成を有している。第1の連結部材186、第2の連
結部材188及び各中間部材190の上面は実質上平坦
な面を有している。図12から明らかなように、第1の
連結部材186と第2の連結部材188とが、二つの中
間部材190及び各ヒンジピン192を介して旋回自在
に連結されることにより、ヒンジ184が構成される。
そしてヒンジ184は、第1の連結部材186、第2の
連結部材188及各中間部材190の平坦な上面が実質
上同一面上に位置付けられると共に、第1の連結部材1
86及び第2の連結部材188は、それぞれ、対応する
ヒンジピン192回りに回転して互いに他の平坦な上面
に重なるよう構成されている。
【0032】各側部型枠162の、中央部型枠160へ
の連結部の構成は実質上同一であるので、一方の側部型
枠162の、中央部型枠160への連結部の構成につい
て説明する。図10〜図14を参照して、側部型枠16
2の一方の側枠176には、複数の凹部194が形成さ
れている。一方中央部型枠160の側枠164には、複
数の凹部196が形成されている。各凹部194及び1
96は相互に実質上同一の構成を有しており、それぞれ
プレスにより成形されている。ヒンジ184の第1の連
結部材186は、側部型枠162の側枠176の凹部1
94に挿入されて図示しないビスにより固定される。第
2の連結部材188は、中央部型枠160の側枠164
の凹部196に挿入されて図示しないビスにより固定さ
れる。以上の装着状態で、中央部型枠160と側部型枠
162とは、それぞれ対応する側部が実質上隙間なく連
結されると共に、各ヒンジ184の上面と中央部型枠1
60及び側部型枠162との上面が実質上同一面上に位
置付けられる。
【0033】主として図10〜図12及び図14を参照
して、各側部型枠162において、中央部型枠160の
側部すなわち各側枠164に対応する側部すなわち側枠
176には下方に突出する複数の支持プレート198
(支持部を構成する)が設けられている。各支持プレー
ト198は各側枠176の垂直部の内側から下方に垂下
するよう各側枠176に装着されている。その装着位置
は各中間枠180の一端部であり、各中間枠180と各
支持プレート198との間には補強プレート200が設
けられている。各支持プレート198には調整ボルト2
02が貫通してねじ係合されている。図14に示すよう
に、各側部型枠162の前記使用位置において、各調整
ボルト202の先端部が中央部型枠160の対応する側
枠164の垂直部に当接して軸方向に移動されることに
より、各側部型枠162の上面が中央部型枠160の上
面と実質上同一面上に位置付けられるよう調整される。
なお図14から明らかなように、各側部型枠162の厚
さ(各側枠176の高さ)は中央部型枠160の厚さ
(各側枠164の高さ)より小さく設定されている。図
15には、側部型枠162の一方が中央部型枠160の
上面に折り畳まれた状態が示され、図16には、側部型
枠162の両方が中央部型枠160の上面に折り畳まれ
た状態が示されている。各側部型枠162の長手方向長
さは中央部型枠160のそれと略同じであり、各側部型
枠162の幅は中央部型枠160のそれの略半分であ
る。
【0034】スラブ型枠手段8は上面が実質上平坦なパ
ネル手段(パネル部材170、182)を含み、パネル
手段が合成樹脂により構成された場合には、コンクリー
トとの離れが良くなり、作業効率が向上する。またスラ
ブ型枠表面の汚れもきれいに落とすことができる。更に
コンクリート表面の仕上がりも従来以上に滑らかとな
る。またこの場合、消耗品であるベニヤが使用されない
ので、型枠の構成部材は、半永久的に使用できる。した
がって、著しい省資源化を図ることができる。また作業
性が向上すると共に消耗費が削減される。前記パネル手
段が透明な合成樹脂により構成された場合には、コンク
リートの充填の状況を下方から目視できるので、コンク
リートの打設中に不具合を早期に発見でき、直ちに修正
することができる。その結果、品質の高いスラブを確実
に形成することが可能である。
【0035】以上のように構成されたスラブ型枠手段8
が昇降動手段6の上端部に装着された状態において、ス
ラブ型枠手段8の上面は後述するように実質上水平面上
に位置付けられる。そして昇降動手段6の昇降動作動に
よって、スラブ型枠手段8はその上面が実質上水平に保
持されたまま上下動させられる。これは昇降動手段6の
構成に基づくものである。すなわち図1から明らかなよ
うに、昇降動手段6において、第1のリンク60のリン
ク72と第3のリンク66のリンク104とは実質上平
行に配置され、また第2のリンク62のリンク80と第
4のリンク70のリンク130とは実質上平行に配置さ
れている。そして第1のリンク60のリンク72の縦方
向の中心線72aと第2のリンク62のリンク80の縦
方向の中心線80aとの交点に、両者を連結する横軸
(連結ピン)90の軸心が位置付けられ、第3のリンク
66のリンク104の縦方向の中心線104aと第4の
リンク70のリンク130の縦方向の中心線130aと
の交点に、両者を連結する横軸(連結ピン)146の軸
心が位置付けられている。一方第1のリンク60のリン
ク72の縦方向の中心線72aと第4のリンク70のリ
ンク130の縦方向の中心線130aとの交点に、両者
を連結する軸手段68の軸心が位置付けられ、第2のリ
ンク62のリンク80の縦方向の中心線80aと第3の
リンク66のリンク104の縦方向の中心線104aと
の交点に、両者を連結する軸手段64の軸心が位置付け
られている。横軸90の軸心からガイドローラ86の軸
心までの距離、横軸90の軸心からリンク72下端部の
回転軸心までの距離、横軸146の軸心からガイドロー
ラ120の軸心までの距離及び横軸146の軸心からリ
ンク130上端部の回転軸心までの距離はそれぞれ実質
上同一に規定されている。
【0036】図17及び図18を参照して、移動式スラ
ブ型枠ユニット2の非使用状態においては、各ジャッキ
16の下端部であるベース部材28は、載置面Gに接触
しない位置(載置面Gから浮上した位置)に調整され
る。これによって基台4は各自在キャスタ14により載
置面Gに移動可能に支持される。昇降動手段6は基台4
上に降下された状態とされる。スラブ型枠手段8の地上
高は最も低くなり、全体がコンパクトになる。この状態
は、移動式スラブ型枠ユニット2を移動させる場合に好
都合である。各自在キャスタ14に周知のロック機構
(図示せず)を装備しておけば、各自在キャスタ14を
ロック状態とすることにより、前記状態で移動式スラブ
型枠ユニット2を安定して運搬することができる。移動
式スラブ型枠ユニット2を一層安定した状態で運搬ある
いは保管する場合には、各ジャッキ16のベース部材2
8を載置面Gに接触させ、各自在キャスタ14を載置面
Gから浮上させることが好ましい。移動式スラブ型枠ユ
ニット2は各ジャッキ16のベース部材28により移動
できないように載置面Gに支持される。実質上同一の構
成を有する複数の移動式スラブ型枠ユニット2を重ねた
状態で運搬及び保管することも可能である。その場合に
は、下側の移動式スラブ型枠ユニット2は各ジャッキ1
6のベース部材28によって載置面Gに移動できないよ
うに支持し、その上に重ねて載置する他の移動式スラブ
型枠ユニット2(図17及び図18の2点鎖線参照)
は、各自在キャスタ14によって下側の移動式スラブ型
枠ユニット2上に載置すればよい。この場合、各自在キ
ャスタ14には周知のロック機構を装備しておく必要が
ある。このように、移動式スラブ型枠ユニット2の非使
用状態においては、載置面Gに各ジャッキ16によって
移動できないように支持するか、各自在キャスタ14に
よって移動可能に支持するか、各自在キャスタ14によ
って支持した場合でも、周知のロック機構を作動させて
移動できないように支持するか、状況に応じて適宜選択
することができる。
【0037】図1〜図3及び図19を参照して、コンク
リートスラブ210(図19参照)を形成する場合に
は、移動式スラブ型枠ユニット2は図17及び図18で
説明したように非使用状態で建築現場に運搬され、各自
在キャスタ14を利用して所定の位置に移動される。各
ジャッキ16を操作してそれらのベース部材28を下降
させ、載置面Gに接触させる。基台4は各ジャッキ16
のベース部材28によって載置面G上に移動できないよ
うに支持されると共に基台4の上面が水平に調整され
る。各自在キャスタ14は載置面Gから浮上した状態と
される。次に降下状態にある昇降動手段6を上昇させ
る。すなわち操作ハンドル158により操作ロッド部材
150を一方に回転させると、昇降動手段6の軸手段6
8が軸手段64に接近する方向(図1及び図19の右
方)に操作ロッド部材150に沿って移動される。その
結果、昇降動手段6の第2のリンク62の各ガイドロー
ラ86が基台4の対応するガイドレール部材46に沿っ
て第1のリンク60の下端に接近する方向(図1及び図
19の右方)へ移動される。同時に第3のリンク66の
各ガイドローラ120が中央部型枠160の対応するガ
イドレール部材172に沿って第4のリンク70の上端
に接近する方向(図1及び図19の右方)へ移動され
る。これにより昇降動手段6は上昇移動され、スラブ型
枠手段8が所定の高さに上昇させられる。
【0038】以上のように昇降動手段6を上昇移動させ
る場合、各側部型枠162を中央部型枠160上に折り
畳んだ状態で行なった場合には、大凡の高さに上昇させ
た後、各側部型枠162を中央部型枠160に対し略同
一平面上に位置付ける。その後、各調整ボルト202
(図14参照)を操作することにより上面の調整が行な
われる。更に必要に応じて、各ジャッキ16のいずれか
を操作することによりスラブ型枠手段8の上面が水平面
となるよう調整する。その後操作ハンドル158により
高さの微調整が行なわれる。これに対し、予め各側部型
枠162を中央部型枠160に対し同一平面上に位置付
けた後、昇降動手段6を上昇させる方法もある。昇降動
手段6を上昇させる場合、最初に操作ハンドル158に
代えて電動ドリル212(図19参照)により操作ハン
ドル158を回転させることにより、より迅速に上昇さ
せることができる。
【0039】スラブ型枠手段8の上面及び高さの調整が
終了した後、ターンバックル92をクリップ102から
外し、その長さを調整することにより、第2のリンク6
2の各リンク80と基台4のガイドレール部材46の係
合部50との間に介在させる。ターンバックル92の球
状部100はガイドレール部材46の係合部50に解除
自在に係合される。その結果、第2のリンク62の各ガ
イドローラ86が対応するガイドレール部材46に沿っ
て第1のリンク60の下端部から離隔する方向(図1及
び図19の左方)への移動が阻止される。すなわち、タ
ーンバックル92の球状部100を基台4の係合部50
に係合させることによって、スラブ型枠手段8を降下さ
せる方向に昇降動手段6の第2のリンク62の下端が基
台4のガイドレール部材46に沿って移動することが阻
止される。またターンバックル122をクリップ124
から外し、その長さを調整することにより、第3のリン
ク66の各リンク104と中央部型枠160の対応する
ガイドレール部材172の係合部50との間に介在させ
る。ターンバックル122の球状部100はガイドレー
ル部材172の係合部50に解除自在に係合される。そ
の結果、第3のリンク66の各ガイドローラ120が対
応するガイドレール部材172に沿って第4のリンク7
0の上端部から離隔する方向(図1及び図19の左方)
への移動が阻止される。すなわち、ターンバックル12
2の球状部100を中央部型枠160の係合部50に係
合させることによって、スラブ型枠手段8を降下させる
方向に昇降動手段6の第3のリンク66の上端が中央部
型枠160のガイドレール部材172に沿って移動する
ことが阻止される。
【0040】ターンバックル92の存在は、コンクリー
ト打ち込み時にスラブ型枠手段8を介して昇降動手段6
に作用する変動荷重にも係わらず、昇降動手段6の変位
を防いでその上昇時における所定の姿勢を確保するのに
大いに役立つ。すなわち下端が基台4に沿って移動自在
に連結されて荷重の支持に対して不安定である第2のリ
ンク62の移動は、支えロッド手段であるターンバック
ル92によってしっかりとその移動が阻止される。その
結果、前記変動荷重による昇降動手段6のブレ、すなわ
ちスラブ型枠手段8のブレは確実に防止されるので、型
枠として必要な高い精度が容易に保証される。また同様
に、ターンバックル122の存在は、コンクリート打ち
込み時にスラブ型枠手段8を介して昇降動手段6に作用
する変動荷重にも係わらず、昇降動手段6の変位を防い
でその上昇時における所定の姿勢を確保するのに大いに
役立つ。すなわち上端がスラブ型枠手段8に沿って移動
自在に連結されて荷重の支持に対して不安定である第3
のリンク66の移動は、支えロッド手段であるターンバ
ックル122によってしっかりとその移動が阻止され
る。その結果、前記変動荷重による昇降動手段6のブ
レ、すなわちスラブ型枠手段8のブレは確実に防止され
るので、型枠として必要な高い精度が容易に保証され
る。
【0041】また図9に示すように、更に、第1のリン
ク60のパイプ部材により形成された横フレーム74の
両端に配置された2枚の実質上直角三角形の補強プレー
ト78、同様な構成を有する第2のリンク62の横フレ
ーム82の両端に配置された2枚の補強プレート88、
同様な構成を有する第3のリンク66の横フレーム10
6の両端に配置された2枚の補強プレート116、同様
な構成を有する第4のリンク70の横フレーム132の
両端に配置された2枚の補強プレート144の存在は、
昇降動手段6の変形を防止し、昇降動手段6を一層確実
に安定させる機能を有するものである。
【0042】図19に示すように、コンクリートスラブ
210を実際に形成する場合には、実質上同一の構成を
有する移動式スラブ型枠ユニット2が所定数用意され、
所定の位置に配置される。そしてそれぞれの移動式スラ
ブ型枠ユニット2において前記したと同様な操作が行な
われる。その結果、それぞれのスラブ型枠手段8が所定
の高さにおいて実質上隙間なく縦横に配列され、全体が
同一水平面上に位置付けられることにより、所定の面積
を有するスラブ型枠が形成される。次いでスラブ型枠に
コンクリートが打ち込まれ、コンクリートスラブ210
が形成されるのである。
【0043】コンクリートが打ち込まれてから所定期間
経過後、形成されたコンクリートスラブ210から各移
動式スラブ型枠ユニット2の取り外しが行なわれる。先
ず、一つの移動式スラブ型枠ユニット2の取り外しにつ
いて説明する。各ターンバックル122の長さを短く調
整して、それぞれの球状部100と対応するガイドレー
ル部材172の係合部50との係合を解除する。各ター
ンバックル122を回転させ、クリップ124を介して
第3のリンク66の対応するリンク104に保持する。
同様に各ターンバックル92の長さを短く調整して、そ
れぞれの球状部100と対応するガイドレール部材46
の係合部50との係合を解除する。各ターンバックル9
2を回転させ、クリップ102を介して第2のリンク6
2の対応するリンク80に保持する。次いで上昇状態に
ある昇降動手段6を降下させる。すなわち操作ハンドル
158により操作ロッド部材150を他方に回転させる
と、昇降動手段6の軸手段68が軸手段64から離隔す
る方向(図1及び図19の左方)に操作ロッド部材15
0に沿って移動される。その結果、昇降動手段6の第2
のリンク62の各ガイドローラ86が基台4の対応する
ガイドレール部材46に沿って第1のリンク60の下端
から離隔する方向(図1及び図19の左方)へ移動され
る。同時に第3のリンク66の各ガイドローラ120が
中央部型枠160の対応するガイドレール部材172に
沿って第4のリンク70の上端から離隔する方向(図1
及び図19の左方)へ移動される。これにより昇降動手
段6は降下され、スラブ型枠手段8の上面がコンクリー
トスラブ210の下面から離れ、所定の下方位置まで降
下させられる。
【0044】各ジャッキ16が操作され、それぞれのベ
ース部材28が載置面Gに接触しない位置まで上昇され
る。基台4は各自在キャスタ14により載置面Gに移動
可能に支持される。すなわち移動式スラブ型枠ユニット
2は前記した非使用状態(図17及び図18参照)とさ
れる。なお操作ハンドル158の操作の前に各ジャッキ
16を操作してスラブ型枠手段8の上面をコンクリート
スラブ210の下面から離し、全体に作用する荷重を解
放する操作を行なうことも可能である。同様な操作が各
移動式スラブ型枠ユニット2毎に行なわれる。なお、操
作ハンドル158と操作ロッド部材150との間に減速
機構、例えばギヤによる減速機構を設けておけば、操作
ハンドル158による操作ロッド部材150の回転操作
力が軽減される。
【0045】次に、この発明に従って構成された移動式
スラブ型枠ユニットの他の実施例を、図20〜図28を
参照して説明する。全体を番号300で示す移動式スラ
ブ型枠ユニットが、前記した移動式スラブ型枠ユニット
2と実質上相違するところは、昇降動手段6を昇降動さ
せるための昇降動作動機構10として油圧を利用してい
る点、及びスラブ型枠手段8の構成である。移動式スラ
ブ型枠ユニット300のその他の構成は、前記した移動
式スラブ型枠ユニット2と実質上同一である。したがっ
て、図20〜図28において、図1〜図19と実質上同
一部分は同一符号で示し、説明は省略する。なお移動式
スラブ型枠ユニット300においては、移動式スラブ型
枠ユニット2に備えられていたねじ付き操作ロッド部材
150及びその操作手段152は備えられていないの
で、軸手段64及び68には、それぞれボス部112及
び138は形成されていない。また図20及び図21に
おいて、支えロッド手段92及び122は省略してあ
る。
【0046】図20〜図23において、昇降動作動機構
10は、基台4と昇降動手段6との間に配設された流体
圧シリンダ302と、流体圧シリンダ302を昇降動さ
せるための流体圧ポンプ304とを含んでいる。更に具
体的に説明すると、昇降動作動機構10は、第1のリン
ク60に設けられた横フレーム74と基台4に設けられ
た中間フレーム26との間に介在された油圧シリンダ3
02と、基台4に設けられかつ油圧シリンダ302を伸
縮させるための手動油圧ポンプ304とを備えている。
横フレーム74と中間フレーム26との長手方向の中間
部には、それぞれ支持ブラケット306及び308が設
けられている。油圧シリンダ302はシリンダ310と
ピストンロッド312を備え、シリンダ310の端部が
支持ブラケット308に旋回自在に連結され、ピストン
ロッド312の端部が支持ブラケット306に旋回自在
に連結されている。手動油圧ポンプ304は、作動レバ
ー314及びリリーズレバー316を備えている。
【0047】図24は昇降動作動機構10に含まれる油
圧回路図であって、手動油圧ポンプ304の吸込側と油
タンクTとは油路318を介して接続されている。手動
油圧ポンプ304の吐出側と油圧シリンダ302のピス
トンヘッド側とは油路320を介して接続されている。
油路320にはチェックバルブ322が配置されてい
る。油路320の、チェックバルブ322の上流側はリ
リーフバルブ324が配置された油路326を介して油
タンクTに接続され、下流側はリリーズバルブ328が
配置された油路330を介して油タンクTに接続されて
いる。手動油圧ポンプ304には前記作動レバー314
が装着され、リリーズバルブ328には前記リリーズレ
バー316が装着されている。リリーズバルブ328は
リリーズレバー316の開位置で油路330を開き、リ
リーズレバー316の閉位置で油路330を閉じる。な
お、油路320の一部(具体的には耐圧ホース)と油圧
シリンダ302を除く部分は、全てアセンブリとして手
動油圧ポンプ304に組み込まれている。
【0048】以上のように構成された昇降動作動機構1
0の作用は次の通りである。昇降動手段6を上昇させる
場合には、リリーズレバー316を閉位置に位置付け、
油路330を閉じる。次いで、手動油圧ポンプ304の
作動レバー314を操作すると、圧油が油路320を介
して油圧シリンダ310のピストンヘッド側に供給され
るので、ピストンロッド312が伸張し、昇降動手段6
が上昇移動させられる。それに応じてスラブ型枠手段8
が所定の高さに上昇する。一方昇降動手段6を降下移動
させる場合には、リリーズレバー316を開位置に位置
付け、油路330を開く。油圧シリンダ310のピスト
ンヘッド側に供給されている圧油は、油路330を介し
て油タンクTに戻される。ピストンロッド312が収縮
し、昇降動手段6が降下移動させられる。それに応じて
スラブ型枠手段8が所定の高さに降下する。昇降動手段
6の降下過程において、リリーズレバー316を閉位置
に位置付ければ、油路330が閉じ、スラブ型枠手段8
は所望の高さに保持される。これらの作動は、作業者が
作動レバー314及びリリーズレバー316を操作する
のみで行われるので、軽快にスラブ型枠手段8を昇降移
動させることができる。
【0049】次に、図20、図25及び図26を参照し
て、スラブ型枠手段8の構成について説明する。スラブ
型枠手段8は、実質上矩形をなしかつ上面が実質上平坦
な主フレーム体340と、主フレーム体340の両側部
に隣接して配置されかつ実質上矩形をなすと共に上面が
実質上平坦な補助フレーム体342及び344とを含ん
でいる。主フレーム体340は、図示はしていないが、
周囲をチャンネル状のフレームにより囲まれ、更にその
フレームにより囲まれた部分には、L形、I形、あるい
は板状等の断面を有する補強フレームが縦、横に伸びる
よう配置されている。補助フレーム体342及び344
は、図示はしていないが、周囲をL形のフレームにより
囲まれ、更にそのフレームにより囲まれた部分には、L
形あるいは板状等の断面を有する補強フレームが縦、横
に伸びるよう配置されている。図20から明らかなよう
に、左側の補助フレーム体342の幅は右側の補助フレ
ーム体344の幅より小さく形成されている。補助フレ
ーム体342の一側部(図20及び図25の右側部)
は、補助フレーム体342が、その上面が主フレーム体
340の上面と実質上同一面上に位置付けられる使用状
態(図20及び図25の実線で示す位置)と、主フレー
ム体340の一側部(左側部)から垂下する非使用状態
(図20及び図25の2点鎖線で示す位置)とに選択的
にせしめられるよう、ヒンジ手段345を介して主フレ
ーム体340の左側部に旋回自在に連結されている。補
助フレーム体342の右側部には下方に延びるプレート
346が設けられ、支持プレート346に対応した、主
フレーム体340の左側部の位置には、一対の支持プレ
ート348が間隔を置いて設けられている。プレート3
46が一対の支持プレート348間に配置され、ピン3
49により旋回自在に支持されることにより、補助フレ
ーム体342は主フレーム体340に旋回自在に支持さ
れる。プレート346、一対の支持プレート348及び
ピン349はヒンジ手段345を構成する。このような
ヒンジ手段345は複数箇所に設けられている。
【0050】補助フレーム体342の他側部(左側部)
の両端部(図20及び図25の表裏方向の両端部)には
それぞれ長さ調整自在の支持棒手段350の一端が旋回
自在に支持され、主フレーム体340の前記左側部であ
って支持棒手段350に対応する両端部位置にはそれぞ
れ下方に延びる支持体352が設けられている。各支持
棒手段350の構成は実質上同一であるのでその一つに
ついて説明する。支持棒手段350は、雄ねじ棒部材3
54と、雄ねじ棒部材354に係合された雌ねじ棒部材
356とを含んでいる。雄ねじ棒部材354の一端には
プレート部358が形成され、補助フレーム体342の
左側部には一対の支持プレート360が間隔を置いて設
けられている。プレート部358が一対の支持プレート
360間に配置され、ピン362により旋回自在に支持
されることにより、雄ねじ棒部材354は補助フレーム
体342の左側部に旋回自在に支持される。雄ねじ棒部
材354の他端側に雄ねじが形成されている。雌ねじ棒
部材356の一端側には図示しない雌ねじが形成されて
いる。この雌ねじは雌ねじ棒部材356の一端から他端
に向かって所定の長さだけ形成されている。雌ねじ棒部
材356の外周部にはまた、回転操作を容易にするため
の六角部364が形成されている。雌ねじ棒部材356
の他端には球面部366が形成されている。雌ねじ棒部
材356の雌ねじ部と雄ねじ棒部材354の雄ねじとが
相互に係合されることにより、雌ねじ棒部材356と雄
ねじ棒部材354とは長さ調整自在に連結される。
【0051】図26に示すように、補助フレーム体34
2の前記両端部には、U形のクリップ368がボルトに
より取り付けられている。支持棒手段350の長さを短
く調整し、ピン362まわりに図25の反時計方向に旋
回させることにより、雌ねじ棒部材356がクリップ3
68に解除自在に保持される。なお、図25に示すよう
に、支持棒手段350がクリップ368に保持された状
態において、支持棒手段350が補助フレーム体342
の高さの範囲内に収納されるよう構成されることが好ま
しい。これにより、補助フレーム体342の非使用状態
における構成がコンパクト化される。図25及び図26
において、番号370は、補助フレーム体342の周囲
を規定するL形断面のフレームを示すものである。前記
支持体352の下端部には支持棒手段350の他端すな
わち雌ねじ棒部材356の他端に形成された球面部36
6を解除自在に係合しうる係合部372が設けられてい
る。すなわちこの係合部372には雌ねじ棒部材356
の球面部366を係合可能な球面部を有する凹部374
が形成されている。補助フレーム体342の使用状態
は、支持棒手段350の他端である球面部366が支持
体352の係合部372に係合されることにより規定さ
れる。
【0052】補助フレーム体342を図25の2点鎖線
で示す非使用状態から実線で示す使用状態とするには、
補助フレーム体342を非使用状態から使用状態付近ま
でピン349まわりに旋回させ、支持棒手段350をク
リップ368から外し、雌ねじ棒部材356を回転させ
て軸方向長さを長くする。雌ねじ棒部材356の球面部
366を係合部372の凹部374に係合させることに
より、補助フレーム体342は支持棒手段350を介し
て支持体352に支持される。この状態で雌ねじ棒部材
356を回転させれば、その軸方向長さが更に長くな
り、補助フレーム体342はピン349まわりに時計方
向に旋回させられ、使用状態とすることができる。雌ね
じ棒部材356の球面部366が係合される係合部37
2の凹部374は球面部であるから、補助フレーム体3
42の荷重が作用した状態でも、雌ねじ棒部材356を
比較的容易に回転させることができる。したがって、補
助フレーム体342の荷重を支持した状態で、補助フレ
ーム体342の上面を主フレーム体340の上面と同一
面上に位置付ける調整作業を容易に遂行することができ
る。補助フレーム体342を使用状態から非使用状態と
するには、先ず、雌ねじ棒部材356を逆に回転させ
る。支持棒手段350の軸方向長さが短くなるので、補
助フレーム体342はピン349まわりに反時計方向に
旋回させられ、左端部がある程度下がる。この状態で補
助フレーム体342を持ち上げれば、雌ねじ棒部材35
6の球面部366を係合部372の凹部374から容易
に外すことができる。支持棒手段350の軸方向長さを
更に短くし、クリップ368に保持させる。補助フレー
ム体342は自重を利用してピン349まわりに反時計
方向に旋回させることができ、容易に非使用状態とする
ことができる。支持棒手段350は補助フレーム体34
2の両端部に設けられるのが普通であろうが、必要に応
じてそれ以上設けられることもありうる。
【0053】なお、図1に示されている支えロッド手段
92及び122は、それぞれターンバックルにより構成
されているが、それに代えて支持棒手段350と実質上
同一の構成とすることも、他の好適な実施例として考え
られる。その場合、支えロッド手段92及び122は、
それぞれ、雄ねじ棒部材354と雌ねじ棒部材356と
から構成される。この構成は、ターンバックルに比較し
て、部品点数が少なく、安価である、等のメリットを有
するものである。一方、支持棒手段350を周知のター
ンバックルにより構成してもよい。
【0054】図20を参照して、右側の補助フレーム体
344の幅は、左側の補助フレーム体342の幅より大
きく形成されているが、その支持構造は、左側の補助フ
レーム体342と実質上同一であるので、同一部分を同
一符号で示し、説明は省略する。補助フレーム体344
の幅が、補助フレーム体342の幅より大きく形成され
ていることにより、補助フレーム体344の重量は当然
重くなる。したがって、特に、補助フレーム体344
を、非使用状態から使用状態にするために、ヒンジ手段
345まわりに反時計方向に旋回させ、支持棒手段35
0により支持する作業が困難となる。この労力を軽減す
るための機構が、主フレーム体340と補助フレーム体
344との間に設けられている。図27及び図28を参
照して、主フレーム体340の右側部には、フック部材
380が旋回自在に設けられている。フック部材380
は、その一端が支持ピン382を介して旋回自在に支持
され、その他端にフック部384を有すると共にフック
部384が主フレーム体340の一側部から突出するよ
う位置付けられている。フック部材380と主フレーム
体340との間には、フック部384が係合方向(図2
7の反時計方向)に旋回するよう付勢するばね部材38
6が配設されている。補助フレーム体344の左側部
の、フック部384に対応した位置には係止ピン388
が設けられている。補助フレーム体344がヒンジ手段
345まわりに使用状態ないし使用状態の近傍まで旋回
させられたとき、係止ピン388がフック部384に係
合されるよう、係止ピン388とフック部材384との
位置関係が規定されている。フック部材380を支持ピ
ン382まわりにばね部材386の付勢力に抗して図2
7の時計方向に旋回させたとき、フック部384と係止
ピン388との係合が解除される。
【0055】更に具体的に説明すると、主フレーム体3
40は、その右側部を規定するチャンネル形のフレーム
390を含んでいる。フレーム390には矩形の孔39
2が形成されると共にフック部材380の右端部が孔3
92を貫通して外方に突出するよう設けられている。孔
392を挟んだ内側(図27の左側)に位置するフック
部材380の左端部は支持ピン382を介してフレーム
390に旋回自在に支持されている。すなわちフレーム
390には、一対の支持プレート392が間隔を置いて
設けられ、支持プレート392間に支持ピン382が回
転できないように設けられている。この支持ピン382
にフック部材380の左端部が旋回自在に支持されてい
る。孔392を挟んだ外側(図27の右側)に位置する
フック部材380の右端部にフック部384が形成され
ている。フック部384の背部には曲面状のガイド部3
85が形成されている。フック部材380の左端部には
アーム394が設けられ、フレーム390の底部には、
係止部396が設けられている。アーム394と係止部
396との間に、フック部材380が支持ピン382ま
わりに孔392の上端に当接する方向(図27の反時計
方向)に旋回するよう付勢するばね部材386が配設さ
れている。
【0056】補助フレーム体244は、その左側部を規
定するL形断面のフレーム398を含んでいる。フレー
ム398の、フック部384に対応した位置には下端か
ら上方に向かうような矩形の切欠き400が形成されて
いる。切欠き400の内側(図27の右側)には係止ピ
ン388が切欠き400を横切るよう設けられている。
すなわちフレーム398の内側であって、切欠き400
を挟んだ両側には、三角形の支持プレート402が設け
られ、支持プレート402間に係止ピン388が固定さ
れている。補助フレーム体344がヒンジ手段345ま
わりに非使用状態(図20の2点鎖線で示す状態)から
使用状態(図20の実線で示す状態)まで旋回する過程
において、補助フレーム体344の係止ピン388は、
フック部384の背部に形成されたガイド部385に当
接してフック部384をばね部材386の付勢力に抗し
て押し下げるよう、図27の時計方向に旋回させる。そ
して補助フレーム体344が更に旋回して使用状態ない
し使用状態の近傍に至ると、係止ピン388がガイド部
385から外れる。フック部材380はばね部材386
の付勢力により支持ピン382まわりに反時計方向に旋
回させられるので、、フック部384が係止ピン388
に係合する。その結果、補助フレーム体344は、ヒン
ジ手段345に関して図27の時計方向への旋回が阻止
される。フック部材380を支持ピン382まわりにば
ね部材386の付勢力に抗して図27の時計方向に旋回
させたとき、フック部384は係止ピン388との係合
が解除される。したがって、補助フレーム体344を使
用状態に位置付ける際に、あらかじめ、補助フレーム体
344の係止ピン388を主フレーム体340のフック
部384に係止させておくことができる。すなわち、こ
の状態では、補助フレーム体344を手で支えることな
く、補助フレーム体344は主フレーム体340に対し
て使用状態に近い状態に保持される。その後、それに限
られないが、例えば前記した支持棒手段350を利用し
て、補助フレーム体344は主フレーム体340に対し
て使用状態にせしめる作業をきわめて容易に遂行するこ
とが可能となる。この発明によれば、補助フレーム体3
44が重い場合の労力を著しく軽減し、作業効率を著し
く高めることができる。
【0057】以上、この発明を、実施例に基づいて詳細
に説明したが、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内において、さまざまな変形
あるいは修正ができるものである。例えば、移動式スラ
ブ型枠ユニット300におけるスラブ型枠手段8は主フ
レーム体340のみで構成することもありうる。この場
合、主フレーム体340の面積を補助フレーム体342
及び344を含む程度に大きくする必要があるので、運
搬、保管の面においてスペース上の問題がある。したが
って実施例のように、補助フレーム体342、344等
を備える方が、折り畳み可能であるため、その面では有
利である。補助フレーム体を主フレーム体340の4つ
の側部に備えることにより、スラブ型枠手段8の面積を
より広くすることができる。スラブ型枠手段8を、主フ
レーム体340のみで構成しても、あるいは補助フレー
ム体と組合せて構成しても、その上面は平坦であり、し
かも実質上同一平面上に位置付けられるよう構成される
ことが重要である。この構成により、スラブ型枠手段8
の上面にパネルを敷くのみで、平坦なスラブ型枠が容易
に形成される。
【0058】図1及び図20に示す移動式スラブ型枠ユ
ニット2及び300に備えられた昇降動手段6は、第1
のリンク60、第2のリンク62、第3のリンク66、
第4のリンク70を含んでいる。X形に連結された二つ
のリンクの組合せ(例えば第1のリンク60と第2のリ
ンク62との組合せ)を1段式とすると、実施例に示す
昇降動手段6は2段式である。昇降動手段6は、もちろ
ん2段式の他に、1段式、3段式、4段式・・・と、必
要に応じて自由にその段数を選定することができる。1
段式の場合には、第1のリンク60の上端はスラブ型枠
手段8に沿って移動自在に連結され、第2のリンク62
の上端はスラブ型枠手段8に旋回自在に連結される。3
段式の場合には、第1段目(第1のリンク60と第2の
リンク62との組合せ)と第2段目(第3のリンク66
と第4のリンク70との組合せ)との間に、図示しない
二つのリンクの組合せが1組配置され、連結される。4
段式の場合には、第1段目と第2段目との間に、図示し
ない二つのリンクの組合せが2組配置され、連結され
る。昇降動手段6は、以上のようにして、1段式から複
数段式まで、適宜その段数が選定される。
【0059】本発明は移動式スラブ型枠ユニットに関す
るものであるが、昇降可能な作業台、重量物の昇降装置
あるいは昇降可能な荷台として使用することも可能であ
る。
【0060】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて説明したこの発
明による移動式スラブ型枠ユニットによれば、作業効率
が著しく向上し、必要な精度を容易に得ることができる
と共に施工費用を節減できる。以下に、本発明により得
られる主な効果を更に詳細に述べる。 (1)スラブ型枠自体がユニット化され、これを必要な
数だけ用意するのみで容易にスラブ型枠を形成できる。
したがって従来のように多種類の部材を用意し、それら
を施工毎に組立・分解する作業が必要無くなった。その
結果、作業効率が著しく高くなり、作業時間が著しく短
縮されるので施工期間も大幅に短縮される。また人手及
び施工費用も著しく削減される。 (2)スラブ型枠として必要な精度を得るために、特別
高度のスキルを必要とせず、きわめて容易にスラブ型枠
の形成作業を行うことができると共に、十分な精度を確
保することができる。従って特別な人材を必要としなく
なったので、人件費が大幅に削減される。 (3)昇降動手段の上昇時における安定手段として備え
られた支えロッド手段は、コンクリート打ち込み時にス
ラブ型枠手段を介して昇降動手段に作用する変動荷重に
も係わらず、昇降動手段の変位を防いでその所定の姿勢
を確保するのに大いに役立つ。その結果、前記変動荷重
による昇降動手段のブレ、すなわちスラブ型枠手段のブ
レは確実に防止されるので、型枠として必要な高い精度
が容易に保証される。 (4)スラブ型枠手段が、主フレーム体と、主フレーム
体に旋回自在に支持された補助フレーム体とを含み、補
助フレーム体が長さ調整自在の支持棒手段により支持さ
れることによりその使用状態が規定されるよう構成され
た場合、補助フレーム体は、支持棒手段によって、容易
に前記使用状態に保持することができ、また、補助フレ
ーム体に作用する荷重は支持棒手段の各々によってしっ
かりと支持される。更に、支持棒手段は長さ調整自在で
あるから、その長さを調整することにより、きわめて容
易に、補助フレーム体の上面を主フレーム体の上面に対
して同一面上に位置付けることができる。これによりス
ラブ型枠手段の上面の精度が向上し、また作業効率は著
しく向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って構成された移動式スラブ型枠
ユニットの一実施例を示す正面図。
【図2】図1を右方から見た側面図であって一部を破断
して示す図。
【図3】図1に示す移動式スラブ型枠ユニットの斜視
図。
【図4】図3に示す移動式スラブ型枠ユニットの分解斜
視図。
【図5】図4に示す基台の拡大図。
【図6】ジャッキの一部を破断して示す正面図。
【図7】ターンバックルの使用状態を示す図。
【図8】図7に示す支えロッド手段の端部付近を破断し
て示す部分図。
【図9】図4に示す昇降動手段の拡大図。
【図10】図4に示すスラブ型枠手段の拡大図。
【図11】図10に示す側部型枠の部分斜視図。
【図12】図11に示す側部型枠の分解図。
【図13】図12に示すヒンジの分解図。
【図14】図2に示すスラブ型枠手段における中央部型
枠と側部型枠との連結部を示す側面概略図。
【図15】中央部型枠に対する側部型枠の一つの位置関
係を示す斜視概略図。
【図16】図15の他の位置関係を示す斜視概略図。
【図17】この発明に従って構成された移動式スラブ型
枠ユニットの非使用状態を示す正面図。
【図18】図17を右方から見た側面図。
【図19】この発明に従って構成された移動式スラブ型
枠ユニットの使用状態を示す正面概略図。
【図20】この発明に従って構成された移動式スラブ型
枠ユニットの他の実施例を示す正面図。
【図21】図20に示す移動式スラブ型枠ユニットの昇
降動手段を上昇した状態を示す正面図であって、その下
方部分を示す図。
【図22】図21を左方から見た側面図であって、一部
を省略して示す図。
【図23】図22の上面図であって、一部を省略して示
す図。
【図24】図20〜図23に示す移動式スラブ型枠ユニ
ットの昇降動作動機構に含まれる油圧回路図。
【図25】図20の一部を破断して示す拡大図。
【図26】図25のA−A矢視断面図。
【図27】図20に含まれるスラブ型枠手段の一部を破
断して示す図。
【図28】図27に示す側部フレーム体の一部を破断し
て示す斜視概略図。
【符号の説明】
2 移動式スラブ型枠ユニット 4 基台 6 昇降動手段 8 スラブ型枠手段 10 昇降動作動機構 12 安定手段 14 自在キャスタ 16 ジャッキ 46 ガイドレール部材 50 係合部 60 第1のリンク 62 第2のリンク 64 軸手段 66 第3のリンク 68 軸手段 70 第4のリンク 86 ガイドローラ 90 横軸(連結ピン) 92 ターンバックル(支えロッド手段) 102 クリップ 120 ガイドローラ 122 ターンバックル(支えロッド手段) 146 横軸(連結ピン) 150 ねじ付き操作ロッド部材 158 操作ハンドル 160 中央部型枠 162 側部型枠 172 ガイドレール部材 210 コンクリートスラブ 300 移動式スラブ型枠ユニット 302 油圧シリンダ 304 手動油圧ポンプ 340 主フレーム体 342 補助フレーム体 344 補助フレーム体 345 ヒンジ手段 350 支持棒手段 372 係合部 380 フック部材 384 フック部 388 係止ピン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置面に沿って移動自在な基台と、スラ
    ブ型枠手段と、該スラブ型枠手段を昇降動自在に該基台
    に接続する昇降動手段と、該昇降動手段を所定状態に安
    定させるための安定手段とを備え、 該昇降動手段は、下端が該基台に旋回自在に連結された
    第1のリンクと、下端が該基台に沿って移動自在に連結
    された第2のリンクと、該第1のリンクの中間部と該第
    2のリンクの中間部とを相互に旋回自在に連結する連結
    ピンとを含み、 該安定手段は長さ調整自在な支えロッド手段を含み、該
    支えロッド手段の一端は該第2のリンクに旋回自在に連
    結され、該支えロッド手段の他端は該基台に設けられた
    係合部に解除自在に係合させることができ、該支えロッ
    ド手段の該他端を該基台の該係合部に係合させることに
    よって、該スラブ型枠手段を降下させる方向に該昇降動
    手段の該第2のリンクの該下端が該基台に沿って移動す
    ることが阻止される、ことを特徴とする移動式スラブ型
    枠ユニット。
  2. 【請求項2】 載置面に沿って移動自在な基台と、スラ
    ブ型枠手段と、該スラブ型枠手段を昇降動自在に該基台
    に接続する昇降動手段と、該昇降動手段を所定状態に安
    定させるための安定手段とを備え、 該昇降動手段は、上端が該スラブ型枠手段に旋回自在に
    連結された第1のリンクと、上端が該スラブ型枠手段に
    沿って移動自在に連結された第2のリンクと、該第1の
    リンクの中間部と該第2のリンクの中間部とを相互に旋
    回自在に連結する連結ピンとを含み、 該安定手段は長さ調整自在な支えロッド手段を含み、該
    支えロッド手段の一端は該第2のリンクに旋回自在に連
    結され、該支えロッド手段の他端は該スラブ型枠手段に
    設けられた係合部に解除自在に係合させることができ、
    該支えロッド手段の該他端を該スラブ型枠手段の該係合
    部に係合させることによって、該スラブ型枠手段を降下
    させる方向に該昇降動手段の該第2のリンクの該上端が
    該スラブ型枠手段に沿って移動することが阻止される、
    ことを特徴とする移動式スラブ型枠ユニット。
  3. 【請求項3】 該支えロッド手段の各々は、雄ねじ棒部
    材と、該雄ねじ棒部材に係合された雌ねじ棒部材とを含
    み、該雄ねじ棒部材又は該雌ねじ棒部材の一端は該支え
    ロッド手段の該一端を規定し、該雄ねじ棒部材又は該雌
    ねじ棒部材の他端は該支えロッド手段の該他端を規定
    し、該雄ねじ棒部材又は該雌ねじ棒部材の該他端には球
    面部が形成され、該係合部は該雄ねじ棒部材又は該雌ね
    じ棒部材の該他端の該球面部に対応した球面部を有する
    凹部を含んでいる、請求項1又は請求項2記載の移動式
    スラブ型枠ユニット。
  4. 【請求項4】 該昇降動手段には、該昇降動手段を昇降
    動させるための昇降動作動機構が付設されている、請求
    項1又は請求項2記載の移動式スラブ型枠ユニット。
  5. 【請求項5】 該昇降動作動機構は、ねじ付き操作ロッ
    ド部材と該ねじ付き操作ロッド部材を回転させるための
    操作手段とを含み、該ねじ付き操作ロッド部材は、該操
    作手段によって回転されることにより該第1のリンク及
    び該第2のリンクのそれぞれの端部が接離方向に移動さ
    れるよう、該昇降動手段に装着されている、請求項4記
    載の移動式スラブ型枠ユニット。
  6. 【請求項6】 該昇降動作動機構は、該基台と該昇降動
    手段との間に配設された流体圧シリンダと、該流体圧シ
    リンダを昇降動させるための流体圧ポンプとを含む、請
    求項4記載の移動式スラブ型枠ユニット。
  7. 【請求項7】 該スラブ型枠手段は、実質上矩形をなし
    かつ上面が実質上平坦な主フレーム体と、該主フレーム
    体の一側部に隣接して配置されかつ実質上矩形をなすと
    共に上面が実質上平坦な補助フレーム体とを含み、 該補助フレーム体の一側部は、該補助フレーム体が、そ
    の該上面が該主フレーム体の該上面と実質上同一面上に
    位置付けられる使用状態と、該主フレーム体の該一側部
    から垂下する非使用状態とに選択的にせしめられるよ
    う、ヒンジ手段を介して該主フレーム体の該一側部に旋
    回自在に連結され、 該補助フレーム体の他側部の両端部にはそれぞれ長さ調
    整自在の支持棒手段の一端が旋回自在に支持され、該主
    フレーム体の該一側部であって該支持棒手段に対応する
    両端部にはそれぞれ下方に延びる支持体が設けられ、該
    支持体の各々の下端部には対応する該支持棒手段の他端
    を解除自在に係合しうる係合部が設けられ、該補助フレ
    ーム体の該使用状態は、該支持棒手段の各々の該他端が
    対応する該支持体の該係合部に係合されることにより規
    定される、請求項1又は請求項2記載の移動式スラブ型
    枠ユニット。
  8. 【請求項8】 該支持棒手段の各々は、雄ねじ棒部材
    と、該雄ねじ棒部材に係合された雌ねじ棒部材とを含
    み、該雄ねじ棒部材又は該雌ねじ棒部材の一端は該支持
    棒手段の該一端を規定し、該雄ねじ棒部材又は該雌ねじ
    棒部材の他端は該支持棒手段の該他端を規定し、該雄ね
    じ棒部材又は該雌ねじ棒部材の該他端には球面部が形成
    され、該支持体の該係合部には該雄ねじ棒部材又は該雌
    ねじ棒部材の該他端の該球面部を係合可能な球面部を有
    する凹部が形成されている、請求項7記載の移動式スラ
    ブ型枠ユニット。
  9. 【請求項9】 該スラブ型枠手段は、実質上矩形をなし
    かつ上面が実質上平坦な主フレーム体と、該主フレーム
    体の一側部に隣接して配置されかつ実質上矩形をなすと
    共に上面が実質上平坦な補助フレーム体とを含み、 該補助フレーム体の一側部は、該補助フレーム体が、そ
    の該上面が該主フレーム体の該上面と実質上同一面上に
    位置付けられる使用状態と、該主フレーム体の該一側部
    から垂下する非使用状態とに選択的にせしめられるよ
    う、ヒンジ手段を介して該主フレーム体の該一側部に旋
    回自在に連結され、 該主フレーム体の該一側部にはフック部材が旋回自在に
    設けられ、該フック部材は、その一端が支持ピンを介し
    て旋回自在に支持され、その他端にフック部を有すると
    共に該フック部が該主フレーム体の該一側部から突出す
    るよう位置付けられ、該フック部材と該主フレーム体と
    の間には、該フック部が係合方向に旋回するよう付勢す
    るばね部材が配設され、該補助フレーム体の該一側部
    の、該フック部に対応した位置には係止ピンが設けら
    れ、 該補助フレーム体が該ヒンジ手段まわりに該使用状態な
    いし該使用状態の近傍まで旋回させられたとき、該係止
    ピンが該フック部に係合されるよう、該係止ピンと該フ
    ック部材との位置関係が規定され、該フック部材を該支
    持ピンまわりに該ばね部材の付勢力に抗して旋回させた
    とき該フック部は該係止ピンとの係合が解除される、請
    求項1又は請求項2記載の移動式スラブ型枠ユニット。
  10. 【請求項10】 載置面に沿って移動自在な基台と、ス
    ラブ型枠手段と、該スラブ型枠手段を昇降動自在に該基
    台に接続する昇降動手段とを備え、 該スラブ型枠手段は、実質上矩形をなしかつ上面が実質
    上平坦な主フレーム体と、該主フレーム体の一側部に隣
    接して配置されかつ実質上矩形をなすと共に上面が実質
    上平坦な補助フレーム体とを含み、 該補助フレーム体の一側部は、該補助フレーム体が、そ
    の該上面が該主フレーム体の該上面と実質上同一面上に
    位置付けられる使用状態と、該主フレーム体の該一側部
    から垂下する非使用状態とに選択的にせしめられるよ
    う、ヒンジ手段を介して該主フレーム体の該一側部に旋
    回自在に連結され、 該補助フレーム体の他側部の両端部にはそれぞれ長さ調
    整自在の支持棒手段の一端が旋回自在に支持され、該主
    フレーム体の該一側部であって該支持棒手段に対応する
    両端部にはそれぞれ下方に延びる支持体が設けられ、該
    支持体の各々の下端部には対応する該支持棒手段の他端
    を解除自在に係合しうる係合部が設けられ、該補助フレ
    ーム体の該使用状態は、該支持棒手段の各々の該他端が
    対応する該支持体の該係合部に係合されることにより規
    定される、ことを特徴とする移動式スラブ型枠ユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 該支持棒手段の各々は、雄ねじ棒部材
    と、該雄ねじ棒部材に係合された雌ねじ棒部材とを含
    み、該雄ねじ棒部材又は該雌ねじ棒部材の一端は該支持
    棒手段の該一端を規定し、該雄ねじ棒部材又は該雌ねじ
    棒部材の他端は該支持棒手段の該他端を規定し、該雄ね
    じ棒部材又は該雌ねじ棒部材の該他端には球面部が形成
    され、該支持体の該係合部には該雄ねじ棒部材又は該雌
    ねじ棒部材の該他端の該球面部を係合可能な球面部を有
    する凹部が形成されている、請求項10記載の移動式ス
    ラブ型枠ユニット。
  12. 【請求項12】 該主フレーム体の該一側部にはフック
    部材が旋回自在に設けられ、該フック部材は、その一端
    が支持ピンを介して旋回自在に支持され、その他端にフ
    ック部を有すると共に該フック部が該主フレーム体の該
    一側部から突出するよう位置付けられ、該フック部材と
    該主フレーム体との間には、該フック部が係合方向に旋
    回するよう付勢するばね部材が配設され、該補助フレー
    ム体の該一側部の、該フック部に対応した位置には係止
    ピンが設けられ、 該補助フレーム体が該ヒンジ手段まわりに該使用状態な
    いし該使用状態の近傍まで旋回させられたとき、該係止
    ピンが該フック部に係合されるよう、該係止ピンと該フ
    ック部材との位置関係が規定され、該フック部材を該支
    持ピンまわりに該ばね部材の付勢力に抗して旋回させた
    とき該フック部と該係止ピンとの係合が解除される、請
    求項10記載の移動式スラブ型枠ユニット。
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