JPH07247190A - セラミックスコーティング薄膜の製造方法 - Google Patents

セラミックスコーティング薄膜の製造方法

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JPH07247190A
JPH07247190A JP3846694A JP3846694A JPH07247190A JP H07247190 A JPH07247190 A JP H07247190A JP 3846694 A JP3846694 A JP 3846694A JP 3846694 A JP3846694 A JP 3846694A JP H07247190 A JPH07247190 A JP H07247190A
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JP
Japan
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thin film
ceramic
coating thin
ceramic coating
solution
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Withdrawn
Application number
JP3846694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Mori
雄爾 森
Yoshinori Shinohara
義典 篠原
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5025Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with ceramic materials

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 緻密なセラミックスコーティング薄膜を容易
かつ効率的に製造する。 【構成】 セラミックスの構成金属の化合物をエチレン
グリコールに溶解した後、カルボン酸を加えて加熱する
ことにより得られる溶液に、該セラミックスと同組成の
比表面積8m2 /g以上のセラミックス粉末を金属成分
比で2〜20重量%混合してなる前駆体含有液を基板上
に塗布した後焼成する。 【効果】 セラミックス微粉末を所定の割合で混合した
ものを用いることにより、緻密なセラミックスコーティ
ング薄膜を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックスコーティン
グ薄膜の製造方法に係り、特に、緻密なセラミックスコ
ーティング薄膜を容易かつ効率的に製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】温度変化を抵抗変化で検出するサーミス
タ素子は、従来赤外線センサ等の様々な分野で利用され
ている。
【0003】ところで、サーミスタ素子を用いて、赤外
線センサを構成する場合、サーミスタ素子は、その熱容
量を小さくして感度を上げるために薄く小さい素子とす
る必要がある。
【0004】しかして、薄く小さい素子を製造するため
に、セラミックスコーティング薄膜を製造し、この薄膜
に電極を形成してサーミスタ素子とする方法が考えられ
ている。
【0005】従来、セラミックスコーティング薄膜は、
硝酸塩などの金属塩を適当な混合比で混合した後、多価
アルコール(例えばエチレングリコール)に溶解し、更
にカルボン酸(例えば、リンゴ酸、酢酸等)を加えて加
熱することにより、焼成してセラミックスとなる溶液を
作製し、これを基板上に塗布して、熱処理することを繰
り返し行なった後、焼成することにより製造されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来のセラミッ
クスコーティング薄膜の製造方法では、十分に緻密なセ
ラミックスコーティング薄膜を形成することができな
い。このため、このセラミックスコーティング薄膜の強
度が不足し、例えば、この薄膜に電極を形成してサーミ
スタ素子を製造する場合、得られるサーミスタ素子が割
れ易く、取り扱い性に劣るものとなる。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決し、緻
密なセラミックスコーティング薄膜を容易かつ効率的に
製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のセラミックスコ
ーティング薄膜の製造方法は、焼成によりセラミックス
を生成する前駆体含有液を基板上に塗付した後焼成する
ことによりセラミックスコーティング薄膜を製造する方
法において、 該前駆体含有液として、該セラミックス
の構成金属の化合物を多価アルコールに溶解した後カル
ボン酸を加えて加熱することにより得られる溶液に、該
セラミックスと同組成の比表面積8m2/g以上のセラ
ミックス粉末を、該溶液中の金属成分に対する該セラミ
ックス粉末の金属成分の割合が2〜20重量%となるよ
うに混合して得られる液を用いることを特徴とする。
【0009】以下に本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明の方法においては、基板に塗布する
前駆体含有液として、次のような手順で調製したものを
用いる。
【0011】即ち、まず、製造するセラミックスコーテ
ィング薄膜のセラミックス組成となるように各構成金属
の化合物を混合し、得られた混合物を多価アルコールに
溶解する。その後カルボン酸を加えて加熱して粘稠な溶
液を得る。以下、この溶液を「基本溶液」と称する場合
がある。
【0012】この基本溶液の調製に当り、構成金属の化
合物としては、Mn,Co,Cu,Ni,Al,Fe等
の硝酸塩、酢酸塩等の金属塩又はアルコキシド等を用い
ることができる。
【0013】また、カルボン酸としては、乳酸、リンゴ
酸、酢酸等を用いることができる。
【0014】多価アルコールとしては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、グリセリンなどが好ましい。
【0015】これらの金属化合物と、多価アルコール及
びカルボン酸との混合割合はモル比で、金属化合物の合
計:多価アルコール:カルボン酸=1:1〜20:0.
5〜10となるように混合するのが好ましい。
【0016】このような割合で金属化合物の混合物をエ
チレングリコールに溶解した後、カルボン酸を添加して
80〜150℃に加熱することにより、エステル化反応
が起こり、粘稠な溶液となる。このような粘稠溶液であ
れば、これに混合するセラミックス粉末の分散保持性に
優れ、また、塗付性能にも優れる。
【0017】なお、この基本溶液には、必要に応じて、
安定剤としてジエタノールアミン等を、金属化合物の合
計1モルに対して2モルまで添加しても良い。
【0018】本発明においては、このようにして得られ
た基本溶液に、基本溶液の金属成分組成と同組成、即
ち、製造するセラミックスコーティング薄膜のセラミッ
クス組成と同組成のセラミックス粉末であって、比表面
積が8m2 /g以上の微粉末を、基本溶液中の金属成分
に対する当該セラミックス粉末の金属成分の割合が2〜
20重量%となるように混合する。
【0019】ここで混合するセラミックス粉末の比表面
積が8m2 /g未満であると、得られる前駆体含有液を
塗布する際に、セラミックス粉末により形成される塗膜
表面に凹凸ができ、膜厚が不均一となって好ましくな
い。
【0020】また、セラミックス粉末の上記混合割合が
2重量%未満であると、セラミックス粉末を用いること
による本発明の緻密化効果が十分に得られず、20重量
%を超えると塗膜表面にセラミックス粉末が表出し、得
られるセラミックスコーティング薄膜の表面平滑性が損
なわれる。
【0021】本発明においては、このようにして得られ
る前駆体含有液を、アルミナ等の基板上にスピンコート
法、ディッピング法等により塗付した後、300℃で熱
処理し、この塗付及び熱処理を1〜10回程度繰り返し
行った後、700〜1000℃で焼成する。焼成時間
は、特に制限されるものではないが、10分以上とりわ
け30分以上とするのが好ましい。
【0022】これにより、相対密度90〜99%程度の
緻密なセラミックスコーティング薄膜を製造することが
できる。
【0023】
【作用】前駆体含有液含有液として、製造するセラミッ
クスコーティング薄膜と同組成のセラミックス微粉末を
所定の割合で混合したものを用いることにより、緻密な
セラミックスコーティング薄膜を製造することができ
る。
【0024】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0025】実施例1 Mn,Co,Cuの各硝酸塩を51.9:26.2:2
1.9のモル比で混合し、Mn,Co,Cuの各硝酸塩
の合計0.1モルに対して、エチレングリコール1.0
モル、DL−リンゴ酸0.1モル、及び、溶液の安定剤
としてジエタノールアミンを0.1モルを加えて100
℃に加熱した後、同組成の比表面積18m2 /gのセラ
ミックス粉体を金属成分比で5重量%混合して前駆体含
有液を作成した。
【0026】この前駆体含有液をアルミナ製基板上に滴
下後、スピンコートを700rpmで10秒、3000
rpmで30秒行い、110℃で5分保持した後毎分5
℃ずつ昇温し210℃で5分保持し、次いで、400℃
で10分間保持する熱処理を行なった。このスピンコー
ト、熱処理の工程を10回繰り返した後、800℃で2
時間焼成した。
【0027】得られたセラミックスコーティング薄膜の
相対密度を表1に示す。
【0028】比較例1 セラミックス粉末を混合しなかったこと以外は、実施例
1と全く同様にしてセラミックスコーティング薄膜を製
造し、その相対密度を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】表1より、本発明によれば、緻密なセラミ
ックスコーティング薄膜を製造することができることが
明らかである。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のセラミック
スコーティング薄膜の製造方法によれば、緻密なセラミ
ックスコーティング薄膜を容易かつ効率的に製造するこ
とができる。
【0032】このような本発明の方法で製造されるセラ
ミックスコーティング薄膜は、前述のサーミスタ素子な
どの各種センサ用セラミックスコーティング薄膜とし
て、あるいは、耐食性被膜、導電性薄膜等として、工業
的に極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成によりセラミックスを生成する前駆
    体含有液を基板上に塗付した後焼成することによりセラ
    ミックスコーティング薄膜を製造する方法において、 該前駆体含有液として、該セラミックスの構成金属の化
    合物を多価アルコールに溶解した後カルボン酸を加えて
    加熱することにより得られる溶液に、該セラミックスと
    同組成の比表面積8m2 /g以上のセラミックス粉末
    を、該溶液中の金属成分に対する該セラミックス粉末の
    金属成分の割合が2〜20重量%となるように混合して
    得られる液を用いることを特徴とするセラミックスコー
    ティング薄膜の製造方法。
JP3846694A 1994-03-09 1994-03-09 セラミックスコーティング薄膜の製造方法 Withdrawn JPH07247190A (ja)

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