JPH0724718U - ぶどう用包装箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 折畳みに支障なく、収納した巨峰を上面及び
側面から見得るようにする。 【構成】 上面及び側面に連続する窓１２が形成され
て、この窓１２全面には透明のプラスチック板１３が貼
られている。そのプラスチック板１３には、箱本体１１
の折り目線ｔが連続して形成されている（折目線
ｔ’）。底面には開閉自在な蓋１４が設けられて、この
底面からぶどうａを入れる。この包装状態は上面及び側
面からぶどうａを見ることができる。また、プラスチッ
ク板１３にも折目線ｔ’が形成されているため、カート
ンのごとく折畳みに支障はない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、巨峰などのぶどうの一房を入れる包装箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

巨峰などの嵩が大きく、かつ高価なぶどうは、一房づつを箱に入れて陳列販売 される。その従来の包装箱は、図１８に示すように、四角状箱本体１の上面に、 透明プラスチック板からなるカバー２を被せ、底面に開閉自在な蓋３を設けたも のであり、蓋３を開いて、ぶどうａを入れる。

【０００３】 その包装状態は、プラスチック板（カバー２）を通してぶどうａを見ることが でき、それなりに商品価値を高めている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の包装箱においては、箱本体１は折畳式で扁平にし得るが、カバー２ は４辺に側壁を有しているため、その側壁の高さ分、嵩高となり、運搬上不都合 が多い。また、カバー２は組立て時にテープ、貼着等によって箱本体１に取付け ており、その作業は煩らわしく、作業性が悪い。

【０００５】 さらに、この包装箱にぶどうａを入れて陳列する際、箱を複数段に積むと、そ の積層上面は高くなり、上面からは見えず、側方からその包装箱が何であるかを 示す必要、及びデザイン上などの点から、箱本体１側面にはぶどうの模様ａ’が 描かれている。しかしながら、内装物の確認及びデザイン上も側方から箱内の実 物が見えることが好ましい。

【０００６】 この考案は、以上の点に留意し、デザイン上も優れ、かつ、運搬性もよい包装 箱を提供することを課題とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、この考案にあってはぶどうを入れる折畳式の四角 形状の包装箱であって、その上面及び側面に連続する窓が形成されて、この窓全 面には透明のプラスチック板が張られ、そのプラスチック板は箱の折り目線が形 成されており、かつ、底面には開閉自在な蓋が設けられて成る構成としたのであ る。

【０００８】

【作用】

このように構成するこの考案に係る包装箱は、プラスチック板にも折目線が形 成されているため、折畳みに支障はなく、扁平にして運搬する。ぶどうを包装す るには、従来と同様に、四角形状に組立て、底面からぶどうを入れて蓋をする。 この包装状態は、上面及び側面に透明プラスチック板の窓があるため、中のぶ どうを見ることができる。

【０００９】

【実施例】

図１乃至図３に実施例１、図４乃至図６に実施例２、図７乃至図９に実施例３ 、図１０乃至図１３に実施例４、図１４乃至図１７に実施例５をそれぞれ示し、 それらは、紙板から打ち抜いた箱本体１１と、その上面及び側面に連続する窓１ ２を被う透明プラスチック板１３（各図において、数本の斜線を入れた細線で囲 まれた部分）とから成る。窓１２の形状は、任意であるが、少なくとも１側面に は上面から連続する窓を形成して、側方からも中のぶどうａを見得るようにする 。

【００１０】 プラスチック板１３は、その周縁でもって紙本体１１に貼着され、紙本体１１ の折り目線ｔに連続する折り目線ｔ’が形成されている。このため、この各箱は 図１、図４、図７、図１０、図１４で示す展開状態においては、一枚の紙板のご とくであり、他図のように、通常の折畳み箱（カートン）のごとく、組立て得る 。なお、実施例４においては、襠片１５の半分１５ａを側板１６に貼着する必要 があり、貼着後の折畳み状態は図１３のごとくとなる。また、実施例５において は、舌片１７を側板１８に貼着する必要があり、貼着後の折畳み状態は図１７の ごとくとなる。その貼着は、組立て時に行ってもよいが、紙本体１１の打ち抜き 、プラスチック板１３の貼着作業等と一連して行うことが好ましい。

【００１１】 組立てた箱内にはその底面の蓋１４を開けて、ぶどうａを入れる。この収納状 態は、上面（上方）のみならず側面（側方）からもぶどうａを見ることができる 。このため、紙本体１１の側面に従来のごとくぶどうの図柄ａ’を描く必要もな い。

【００１２】

【考案の効果】

この考案は以上のように構成し、側方からも中のぶどうを見得るようにしたの で、商品価値の高いものとなる。また、プラスチック板への折り目線の形成によ り、折畳みに何ら支障はなく、一般のカートンのごとく扁平にし得て運搬性もよ い。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例の展開図

【図２】同実施例の組立て説明図

【図３】同実施例の斜視図

【図４】他の実施例の展開図

【図５】同実施例の組立て説明図

【図６】同実施例の斜視図

【図７】他の実施例の展開図

【図８】同実施例の組立て説明図

【図９】同実施例の斜視図

【図１０】他の実施例の展開図

【図１１】同実施例の組立て説明図

【図１２】同実施例の斜視図

【図１３】同実施例の折畳み状態図

【図１４】他の実施例の展開図

【図１５】同実施例の組立て説明図

【図１６】同実施例の斜視図

【図１７】同実施例の折畳み状態図

【図１８】従来例の斜視図

【符号の説明】

１１ 紙本体 １２ 窓 １３ 透明プラスチック板 １４ 蓋 ａ ぶどう ｔ、ｔ’ 折り目線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ぶどうを入れる折畳式の四角形状の包装
   箱であって、その上面及び側面に連続する窓が形成され
   て、この窓全面には透明のプラスチック板が張られ、そ
   のプラスチック板は箱の折り目線が形成されており、か
   つ、底面には開閉自在な蓋が設けられて成るぶどう用包
   装箱。