JPH07247019A - 部品分離装置 - Google Patents

部品分離装置

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JPH07247019A
JPH07247019A JP6663194A JP6663194A JPH07247019A JP H07247019 A JPH07247019 A JP H07247019A JP 6663194 A JP6663194 A JP 6663194A JP 6663194 A JP6663194 A JP 6663194A JP H07247019 A JPH07247019 A JP H07247019A
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Munemasa Fujisawa
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ZENUERU OODAADE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部品どうしを確実に分離でき、しかも部品点数
が少なく、1つの作動部材によって複数のストッパを駆
動でき、コストの低い部品分離装置を提供する。 【構成】装置本体13にF−R方向へ動作自在に備えら
れたスライドベース33に第1ストッパ53、プッシュ
部材51がX−Y方向へ動作自在に備えられている。ま
た装置本体13には第2ストッパ43がX−Y方向へ動
作自在に備えられている。第1ストッパ53、プッシュ
部材51、第2ストッパ43のピン67、59、49
は、板カム71のカム穴77、79、81にそれぞれ摺
接する状態に嵌められている。板カム71は、F−R方
向へ動作するピストンロッド25に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数並べた状態で搬送さ
れるボルト、コイルスプリング等の部品を個々分離し
て、組立て装置などへ供給するための部品分離装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図23から図26によって従来例にかか
る部品分離装置1を説明する。同図において符号3は装
置本体を示し、この装置本体3には第1ストッパ5と第
2ストッパ7が備えられている。第1ストッパ5と第2
ストッパ7は、それぞれエアシリンダとピストンとの組
合せからなる駆動装置によってX−Y方向へ動作できる
ようになっている。符号Bはボルトを示し、このボルト
BにはワッシャWが嵌められている。ボルトBは図示し
ない搬送装置によって並んだ状態でF方向へ搬送され
る。ボルトBについて、F方向先頭から順にB1、B
2、B3、B4、B5、B6、B7、Bnで示すことに
する。
【0003】次に部品分離装置1の動作について説明す
る。図23に示すように第1ストッパ5がX方向へ動作
し、進行位置に停止して、並んだ状態でF方向へ搬送さ
れる複数のボルトのF方向先頭に位置する一番目の部品
としてのボルトB1を停止させる。次いで図24に示す
ように第2ストッパ7がX方向へ動作し進行位置に停止
して、ボルトB1の次に位置するボルトB2に当接して
停止させる。
【0004】次に図25に示すように、第1ストッパ5
がY方向へ動作して、後退位置に停止する。そして図2
6に示すようにボルトB1がボルトB2と分離されてF
方向へ搬送され、図示しない組立て装置へ送られる。次
いで図23に示したように第1ストッパ5がX方向へ動
作して進行位置に停止し、さらに第2ストッパ7がY方
向へ動作し後退位置に停止する。そして上記した動作を
くり返して、ボルトB2からボルトBnを順に一つずつ
組立て装置へ送る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例にかかる部品分離装置1では、第2ストッパ7によっ
てボルトB2を停止させた状態で、単に第1ストッパ5
を後退位置へ動作させて、ボルトB1の自重だけで組立
て装置へ搬送するようにしているので、図26において
一点鎖線で示すようにボルトB1に嵌められたワッシャ
WとボルトB2に嵌められたワッシャWとが重なり引っ
掛かってしまうと、第1ストッパ5が後退位置へ動作し
たにもかかわらず、ボルトB1がボルトB2から分離し
ないおそれがある。
【0006】さらに部品分離装置1では、第1ストッパ
5と第2ストッパ7のそれぞれについてエアシリンダと
ピストンの組合せからなるストッパ駆動装置を備えてい
るので、コストが高くなってしまう問題がある。またボ
ルトBを強制的に分離するための装置を備えるために
は、通常第1ストッパ5と第2ストッパ7とを駆動する
ための駆動装置とは別個に、ボルトBを分離する部材を
駆動するための駆動装置が必要となり、部品点数が増加
してしまうことになる。そればかりか第1ストッパ5、
第2ストッパ7およびボルトBを分離するための部材を
選択的に駆動させるためのメカ的なインターロック機構
が必要となり、コストが高くなってしまう問題がある。
本発明は上記従来の問題点に着目してなされたものであ
り、部品どうしを確実に分離でき、しかも部品点数が少
なく、1つの作動部材によって複数のストッパを駆動で
き、コストの低い部品分離装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、並ん
だ状態で列方向へ搬送される複数の部品の搬送方向先頭
に位置する1番目の部品の搬送を停止させる進行位置と
当該進行位置から後退する後退位置とに動作する第1ス
トッパと、前記1番目の部品の次に位置する2番目の部
品の搬送を停止させる進行位置と当該進行位置から後退
する後退位置とに動作する第2ストッパと、前記第1ス
トッパを進行位置に動作させてから、第2ストッパを進
行位置に動作させ、さらに前記第1ストッパと前記第2
ストッパとが進行位置にある状態から、第1ストッパの
みを後退位置に動作させるストッパ駆動手段とを有する
部品分離装置において、前記第1ストッパと前記第2ス
トッパとが進行位置にある状態から前記第1ストッパの
みを後退位置に動作させた状態で、前記1番目の部品を
搬送方向へ押し出すプッシュ部材と、前記プッシュ部材
を駆動するプッシュ部材駆動手段とを具備したことを特
徴とする部品分離装置である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、ス
トッパ駆動手段とプッシュ部材駆動手段は、1つの作動
部材と、前記1つの作動部材に連結され途中から傾斜し
ているカム穴が形成された板カムと、第1ストッパ、第
2ストッパおよびプッシュ部材にそれぞれ備えられ前記
板カムのカム穴の内側面に摺接する状態に嵌められるピ
ンとによって構成されていることを特徴とする部品分離
装置である。
【0009】請求項3の発明は、並んだ状態で列方向へ
搬送される複数の部品個々の搬送を停止させる進行位置
と当該進行位置から後退する後退位置とに動作し間隔を
おいて配置された複数の第1ストッパと、複数配置され
た第1ストッパ各々に対応して部品の搬送方向下流側に
配置され、しかも並んだ状態で列方向へ搬送される複数
の部品個々の搬送を停止させる進行位置と当該進行位置
から後退する後退位置とに動作する複数の第2ストッパ
と、前記複数の第1ストッパと前記複数の第2ストッパ
とを駆動するストッパ駆動手段とを有する部品分離装置
において、前記ストッパ駆動手段は、前記複数の第1ス
トッパおよび前記複数の第2ストッパの動作方向に直交
する方向へ動作する1つの作動部材と、前記1つの作動
部材に連結され途中から傾斜している複数のカム穴が形
成された板カムと、前記複数の第1ストッパおよび前記
複数の第2ストッパにそれぞれ備えられ前記板カムの複
数のカム穴の内側面に摺接する状態に嵌められる複数の
ピンとによって構成されていることを特徴とする部品分
離装置である。
【0010】請求項4の発明は、請求項2、3、4にお
いて、1つの作動部材は並んだ状態で列方向へ搬送され
る複数の部品の搬送方向と、その搬送方向と逆の方向へ
のみ動作するものであることを特徴とする部品分離装置
である。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、ストッパ駆動手段によっ
て第1ストッパが進行位置に動作させられ、その後第2
ストッパが進行位置に動作させられて、第1ストッパと
第2ストッパとが進行位置にある状態から、第1ストッ
パのみが後退位置に動作させられる。そして第1ストッ
パと第2ストッパとが進行位置にある状態から第1スト
ッパのみが後退位置に動作させられてから、プッシュ部
材駆動手段によってプッシュ部材が動作させられて、1
番目の部品を搬送方向へ押し出す。
【0012】請求項2の発明では、1つの作動部材が第
1ストッパ、第2ストッパおよびプッシュ部材の動作方
向に直交する方向へ動作すると、これに伴い板カムが駆
動し、第1ストッパ、第2ストッパおよびプッシュ部材
にそれぞれ備えられたピンに対して、板カムのカム穴の
内側面が摺動し、第1ストッパ、第2ストッパおよびプ
ッシュ部材が駆動させられる。
【0013】請求項3の発明では、1つの作動部材が複
数の第1ストッパおよび複数の第2ストッパの動作方向
に直交する方向へ動作すると、これに伴い板カムが駆動
し、複数の第1ストッパおよび複数の第2ストッパにそ
れぞれ備えられたピンに対して、板カムのカム穴の内周
面が摺動し、複数の第1ストッパおよび複数の第2スト
ッパが、1つの作動部材によって駆動させられる。
【0014】請求項4の発明では、1つの作動部材が、
並んだ状態で列方向へ搬送される複数の部品の搬送方向
と、その搬送方向と逆の方向へのみ動作して、第1スト
ッパ、第2ストッパおよびプッシュ部材が動作させられ
る。
【0015】
【実施例】請求項1、請求項2および請求項4に対応す
る第1実施例にかかる部品分離装置11を図1から図1
7の図面にしたがって説明する。符号13は装置本体を
示し、この装置本体13の上面には浅い凹部状のベース
設置部15が設けられている。ベース設置部15にはガ
イド凸部17が形成され、このガイド凸部17の先端に
はガイド凸部17より一段高いストッパ凸部19が形成
されている。また装置本体13の上面には摺接凹部21
が形成され、さらに深い凹状の作動部材収容部23が形
成されている。
【0016】符号25は1つの作動部材としてのピスト
ンロッドを示し、このピストンロッド25の基端部に取
り付けられたピストン26はエアシリンダ27に収容さ
れている。ピストンロッド25の先端部には保持リング
29、31が隙間をあけて設けられている。符号33は
スライドベースを示し、このスライドベース33の上面
には摺接凹部35が形成されている。スライドベース3
3にはベース設置部15のガイド凸部17に摺動自在に
嵌まるスライド長穴37が形成されている。このスライ
ド長穴37の先端部39の寸法は、ストッパ凸部19に
嵌まるように設定されている。またスライド長穴37の
後端部41の深さ寸法はストッパ凸部19の高さ寸法よ
り小さく設定されている。
【0017】符号53は第1ストッパを示し、この第1
ストッパ53の先端には爪63が設けられている。また
第1ストッパ53にはピン穴65が形成され、このピン
穴65にはピン67が回転自在に嵌合されている。第1
ストッパ53の下面にはスライド凹部69が形成されて
いる。
【0018】符号51はプッシュ部材を示し、このプッ
シュ部材51の先端には爪55が設けられている。また
プッシュ部材51にはピン穴57が形成され、このピン
穴57にはピン59が回転自在に嵌合されている。さら
にプッシュ部材51の下面にはスライド凹部61が形成
されている。
【0019】符号43は第2ストッパを示し、この第2
ストッパ43の先端には爪45が設けられている。また
第2ストッパ43にはピン穴47が形成され、このピン
穴47にはピン49が回転自在に嵌合されている。
【0020】符号71は板カムを示し、この板カム71
の後端部には切欠き73が形成されている。この切欠き
73は板カム71の端部近傍で幅寸法が小さくなる形状
に形成され、一対の連結凸部75が形成されている。板
カム71には3つのカム穴77、79、81が形成され
ている。カム穴77は板カム71の先端側からみてF−
R方向へ真っ直に延び、途中からY方向へ傾斜してい
る。またカム穴79は板カム71の先端側からみてX方
向へ傾斜し、途中からF−R方向へ真っ直に延びてい
る。カム穴81は板カム71の先端側からみてX方向へ
傾斜し、途中からF−R方向へ真っ直に延びている。
【0021】スライドベース33はベース設置部15に
設置され、スライド長穴37がガイド凸部17に摺動自
在に嵌合している。スライドベース33がベース設置部
15に設置されると、ストッパ凸部19がスライドベー
ス33の摺接凹部35の上面から突出する状態となる。
またスライドベース33の摺接凹部35には、第1スト
ッパ53とプッシュ部材51がX−Y方向へ摺動自在に
嵌められている。装置本体13の摺接凹部21には、第
2ストッパ43がX−Y方向へ摺動自在に嵌められる。
【0022】板カム71の連結凸部75は保持リング2
9と保持リング31との間に嵌合し、板カム71がピス
トンロッド25に連結されている。また板カム71のカ
ム穴77には第1ストッパ53のピン67が、カム穴7
7の内側面に摺接する状態に嵌められている。カム穴7
9にはプッシュ部材51のピン59が、カム穴79の内
側面に摺接する状態に嵌められている。さらにカム穴8
1には第2ストッパ43のピン49が、カム穴81の内
側面に摺接する状態に嵌められている。
【0023】図7において符号83は部品搬送装置を示
し、この部品搬送装置83はR方向からF方向へ向かっ
て斜め下方へ傾斜して配置されている。部品搬送装置8
3はベース板85に対向板87がスペーサ89を介して
固定されて構成されている。ボルトBのネジ部はベース
板85と対向板87との隙間に摺動自在に挾持されて、
重力によってF方向へ搬送されるようになっている。
【0024】次に図11から図17の図面によって部品
分離装置11の動作を説明する。図11に示す部品分離
装置11が初期状態にある場合には、第1ストッパ53
がX方向へ動作した進行位置、すなわち爪63がF方向
先頭に位置する1番目の部品であるボルトB1に当接
し、ボルトB1の搬送を停止させる位置にある。またプ
ッシュ部材51と第2ストッパ43は、ボルトBの搬送
を妨げない後退位置にある。上記状態では、ピン49、
59、67はカム穴77、79、81の先端に位置して
いる。
【0025】次いで図12に示すようにエアシリンダ2
7へ供給されるエアによってピストン26とともにピス
トンロッド25がF方向へ駆動されると、板カム71が
F方向へ駆動される。このとき第1ストッパ53のピン
67に対しては、カム穴77の真っ直に延びている部分
の内側面が摺動するので、第1ストッパ53は進行位置
に停止したままの状態となっている。
【0026】またプッシュ部材51のピン59に対して
は、カム穴79の傾斜する部分の内側面が摺動するので
プッシュ部材51はX方向へ動作し、進行位置に停止す
る。第2ストッパ43のピン49に対しては、カム穴8
1の傾斜する部分の内側面が摺動するので、第2ストッ
パ43はX方向へ動作し、ボルトB1の次に位置する2
番目の部品としてのボルトB2の搬送を停止させる進行
位置に停止する。
【0027】次に図13に示すように、さらにピストン
ロッド25がF方向へ駆動され、板カム71がF方向へ
駆動される。このとき第1ストッパ53のピン67に対
しては、カム穴77の傾斜している部分の内側面が摺動
するので、第1ストッパ53はY方向へ動作して後退位
置に停止する。プッシュ部材51のピン59に対して
は、カム穴79の真っ直に延びる部分の内側面が摺動す
るので、プッシュ部材51は進行位置に停止したままの
状態となっている。また第2ストッパ43のピン49に
対しては、カム穴81の真っ直に延びる部分の内側面が
摺動するので、第2ストッパ43は進行位置に停止した
ままの状態となっている。
【0028】第1ストッパ53が後退位置にあり、プッ
シュ部材51が進行位置にある状態では、第1ストッパ
53のスライド凹部69とプッシュ部材51のスライド
凹部61とが同一線上にあり、しかもスライド凹部69
とスライド凹部61はスライドベース33のスライド長
穴37に対向する状態となっている。したがってスライ
ドベース33は、ストッパ板34がストッパ凸部19に
当接する位置まで、F方向へスライド動作できる状態と
なる。なお上記以外の状態では、第1ストッパ53また
はプッシュ部材51のF方向側の面がストッパ凸部19
に当接するため、スライドベース33はストッパ板34
がストッパ凸部19に当接する位置まではスライド動作
することはできない。
【0029】次いで図14に示すように、さらにピスト
ンロッド25がF方向へ駆動され、板カム71がF方向
へ駆動される。このとき第1ストッパ53のピン67が
カム穴77の終端の内側面に当接し、またプッシュ部材
51のピン59もカム穴79の終端の内側面に当接す
る。このピン67、59とカム穴77、79の終端の内
側面との当接部を介して、ピストンロッド25のF方向
への駆動力がスライドベース33へ伝達され、スライド
ベース33がF方向へ駆動される。そしてスライドベー
ス33の摺接凹部35とともに第1ストッパ53、プッ
シュ部材51がF方向へ駆動される。このときプッシュ
部材51の爪55がボルトB1をF方向へ押し出す。し
たがってボルトB1のワッシャWとボルトB2のワッシ
ャWとが重なり引っ掛かっていても、ボルトB1をボル
トB2から確実に分離することができる。この分離され
たボルトB1は図示しない部品組立て装置へ送られる。
【0030】次いで図15に示すようにピストン26が
R方向へ駆動し、ピストンロッド25がR方向へ駆動さ
れる。ピストンロッド25がR方向へ駆動されるとスラ
イドベース33がR方向へ駆動される。図14に示す状
態から図15に示す状態へ駆動する際に、ピン67がカ
ム穴77の傾斜する部分に当接するため、まず第1スト
ッパ53がX方向へ動作しようとするが、ガイド凸部1
7と第1ストッパ53の下面のガイド凹部69とが嵌合
しているので動作することができない。このためピスト
ンロッド25の駆動力は第1ストッパ53のR方向側の
面、さらにプッシュ部材51を介してストッパ板34へ
伝達され、スライドベース33がR方向へ駆動されるこ
とになる。また第2ストッパ43のピン49に対して
は、カム穴81の真っ直に延びている部分が摺動するの
で、第2ストッパ43は進行位置に停止したままの状態
となっている。
【0031】次に図16に示すようにピストン26がさ
らにR方向へ駆動し、ピストンロッド25がR方向へ駆
動される。ピストンロッド25がさらにR方向へ駆動さ
れると、第1ストッパ53のピン67に対しては、カム
穴77の傾斜する部分が摺動するので、第1ストッパ5
3はX方向へ動作して進行位置に停止する。またプッシ
ュ部材51のピン59に対しては、カム穴79の真っ直
に延びている部分が摺動するので、プッシュ部材51は
進行位置に停止したままの状態となっている。第2スト
ッパ43のピン49に対しては、カム穴81の真っ直に
延びている部分が摺動するので、第2ストッパ43は進
行位置に停止したままの状態となっている。
【0032】次に図17に示すようにピストン26がさ
らにR方向へ駆動し、ピストンロッド25がR方向へ駆
動される。ピストンロッド25がさらにR方向へ駆動さ
れると、第1ストッパ53のピン67に対しては、カム
穴77の真っ直に延びている部分が摺動するので、第1
ストッパ53は停止したままの状態となっている。また
プッシュ部材51のピン59に対しては、カム穴79の
傾斜する部分が摺動するので、プッシュ部材51はY方
向へ動作し、後退位置に停止する。第2ストッパ43の
ピン49に対しては、カム穴81の傾斜する部分が摺動
するので、第2ストッパ43はY方向へ動作し、後退位
置に停止する。このようにして部品分離装置11が初期
状態に戻り、上記した動作と同様の動作をくり返して、
ボルトB2からボルトBnまで順に分離して、1つずつ
送り出す。
【0033】上記部品分離装置11では、ピストンロッ
ド25がF−R方向、すなわちボルトBの搬送方向と、
その逆方向へのみ動作するので、装置をコンパクトなも
のとすることができる。
【0034】本発明の請求項3および請求項4に対応す
る第2実施例にかかる部品分離装置91を、図18から
図22の図面にしたがって説明する。符号90はエアシ
リンダを示し、このエアシリンダ90には図示しないピ
ストンが収容されている。このピストンにはピストンロ
ッド92が連結されており、保持リング94と保持リン
グ96とが隙間をあけて設けられている。符号93は装
置本体を示し、この装置本体93には、第1ストッパ9
5、第2ストッパ97がそれぞれ5つずつX−Y方向へ
動作自在に備えられている。第1ストッパ95には爪9
9が設けられ、さらにピン100が回転自在に備えられ
ている。また第2ストッパ97には爪101が設けら
れ、さらにピン103が備えられている。
【0035】符号105は板カムを示し、この板カム1
05にはカム穴107とカム穴109がそれぞれ5つず
つ形成されている。カム穴107は先端側からみてF−
R方向へ真っ直に延び、途中からY方向へ傾斜してい
る。またカム穴109は先端側からみてX方向へ傾斜
し、途中からF−R方向へ真っ直に延びている。カム穴
107にはピン100が摺接する状態に嵌められ、カム
穴109にはピン103が摺接する状態に嵌められてい
る。符号Sは部品としてコイルスプリングを示し、この
コイルスプリングSをF方向先頭から順にS1、S2、
S3、S4、S5、S6、Snで示すことにする。コイ
ルスプリングSは図示しない搬送装置によってF方向へ
搬送される。
【0036】次にこの部品分離装置91の動作について
説明する。図18に示すように部品分離装置91が初期
状態にある場合には、第1ストッパ95はX方向へ動作
した進行位置、すなわち爪99がコイルスプリングSに
当接し、コイルスプリングSの搬送を停止させる位置に
ある。また第2ストッパ97はコイルスプリングSの搬
送を妨げない後退位置にある。
【0037】図19に示すようにピストンロッド92が
F方向へ駆動すると、板カム105がF方向へ駆動され
る。このとき第1ストッパ95のピン100に対して
は、カム穴107の真っ直に延びている部分が摺動する
ので、第1ストッパ95は進行位置に停止したままの状
態となっている。また第2ストッパ97のピン103に
対しては、カム穴107の傾斜する部分が摺動するの
で、第2ストッパ97はX方向へ動作し、進行位置に停
止する。
【0038】次に図20に示すようにピストンロッド9
2がさらにF方向へ駆動し、板カム105がF方向へ駆
動される。このとき第1ストッパ95のピン100に対
しては、長穴107の傾斜している部分が摺動するの
で、第1ストッパ95はY方向へ動作し、後退位置に停
止する。そしてコイルスプリングS1が図示しない組立
て装置へ送り出される。また第2ストッパ101のピン
103に対しては、長穴109の真っ直に延びている部
分が摺動するので、進行位置に停止したままの状態とな
っている。したがってコイルスプリングS2、S3、S
4、S5、S6が搬送されて、それぞれ第2ストッパ1
01によって停止させられる状態となる。
【0039】次いで図21に示すようにピストンロッド
92がR方向へ駆動し、板カム105がR方向へ駆動さ
れる。このとき第1ストッパ95のピン100に対して
は、長穴107の傾斜している部分が摺動するので、第
1ストッパ95はX方向へ動作し、進行位置に停止す
る。また第2ストッパ101のピン103に対しては、
長穴109の真っ直に延びている部分が摺動するので、
第2ストッパ101は進行位置に停止したままの状態と
なっている。
【0040】次に図22に示すようにピストンロッド9
2がさらにR方向へ駆動し、板カム105がさらにR方
向へ駆動される。このとき第1ストッパ95のピン10
0に対しては、長穴107の真っ直に延びている部分が
摺動するので、第1ストッパ95は進行位置に停止した
ままの状態となっている。また第2ストッパ101のピ
ン103に対しては、長穴109の傾斜している部分が
摺動するので、第2ストッパ101はY方向へ動作し、
後退位置に停止する。そしてコイルスプリングS2、S
3、S4、S5、S6が搬送されて、それぞれ第1スト
ッパ95によって停止させられる。
【0041】このようにして部品分離装置91が初期状
態に戻り、上記した動作と同様の動作をくり返して、コ
イルスプリングS2からSnまで順に分離して、1つず
つ図示しない組立て装置へ送り出す。上記部品分離装置
91では、ピストンロッド92がF−R方向、すなわち
コイルスプリングSの搬送方向と、その逆方向へのみ動
作するので、装置をコンパクトなものとすることができ
る。
【0042】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
などがあっても本発明に含まれる。第1実施例にかかる
部品分離装置11と第2実施例にかかる部品分離装置9
1において、分離する部品はワッシャWが嵌められたボ
ルト、コイルスプリングに限らず、ギャ等その他の部品
にも適用することができる。また第2実施例にかかる部
品分離装置91では、第1ストッパ99と第2ストッパ
101をそれぞれ5つずつ備える構成としているが、本
発明はこれに限定されず、5つ以下でもよく、また第1
ストッパ99と第2ストッパ101をそれぞれ5つ以上
備える構成としてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1、2、4の発明に
よれば、部品を確実に分離することができるようにな
る。請求項3、4の発明によれば、1つの作動部材によ
って複数のストッパを駆動することができ、複数のスト
ッパを備えていても低いコストで部品分離装置を製作す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の一
部分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置に搭
載されるスライドベースの構造を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置に搭
載される第1ストッパの斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置に搭
載されるプッシュ部材の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置に搭
載される第2ストッパの斜視図である。
【図6】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置に搭
載される板カムの斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置と組
み合わせられる部品搬送装置の側面図である。
【図8】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の平
面図である。
【図9】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の側
面図である。
【図10】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の
正面図である。
【図11】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図12】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図13】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図14】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図15】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図16】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図17】本発明の第1実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図18】本発明の第2実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図19】本発明の第2実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図20】本発明の第2実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図21】本発明の第2実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図22】本発明の第2実施例にかかる部品分離装置の
動作を説明するための平面図である。
【図23】従来例にかかる部品分離装置の動作を説明す
るための図である。
【図24】従来例にかかる部品分離装置の動作を説明す
るための図である。
【図25】従来例にかかる部品分離装置の動作を説明す
るための図である。
【図26】従来例にかかる部品分離装置の動作を説明す
るための図である。
【符号の説明】
11 部品分離装置 25 ピストンロッド 53 第1ストッパ 43 第2ストッパ 49、57、67 ピン 51 プッシュ部材 71 板カム 77、79、81 カム穴 B ボルト W ワッシャ 91 部品分離装置 92 ピストンロッド 95 第1ストッパ 97 第2ストッパ 100、103 ピン 105 板カム 107、109 カム穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並んだ状態で列方向へ搬送される複数の部
    品の搬送方向先頭に位置する1番目の部品の搬送を停止
    させる進行位置と当該進行位置から後退する後退位置と
    に動作する第1ストッパと、前記1番目の部品の次に位
    置する2番目の部品の搬送を停止させる進行位置と当該
    進行位置から後退する後退位置とに動作する第2ストッ
    パと、前記第1ストッパを進行位置に動作させてから、
    第2ストッパを進行位置に動作させ、さらに前記第1ス
    トッパと前記第2ストッパとが進行位置にある状態か
    ら、第1ストッパのみを後退位置に動作させるストッパ
    駆動手段とを有する部品分離装置において、前記第1ス
    トッパと前記第2ストッパとが進行位置にある状態から
    前記第1ストッパのみを後退位置に動作させた状態で、
    前記1番目の部品を搬送方向へ押し出すプッシュ部材
    と、前記プッシュ部材を駆動するプッシュ部材駆動手段
    とを具備したことを特徴とする部品分離装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、ストッパ駆動手段とプ
    ッシュ部材駆動手段は、1つの作動部材と、前記1つの
    作動部材に連結され途中から傾斜しているカム穴が形成
    された板カムと、第1ストッパ、第2ストッパおよびプ
    ッシュ部材にそれぞれ備えられ前記板カムのカム穴の内
    側面に摺接する状態に嵌められるピンとによって構成さ
    れていることを特徴とする部品分離装置。
  3. 【請求項3】並んだ状態で列方向へ搬送される複数の部
    品個々の搬送を停止させる進行位置と当該進行位置から
    後退する後退位置とに動作し間隔をおいて配置された複
    数の第1ストッパと、複数配置された第1ストッパ各々
    に対応して部品の搬送方向下流側に配置され、しかも並
    んだ状態で列方向へ搬送される複数の部品個々の搬送を
    停止させる進行位置と当該進行位置から後退する後退位
    置とに動作する複数の第2ストッパと、前記複数の第1
    ストッパと前記複数の第2ストッパとを駆動するストッ
    パ駆動手段とを有する部品分離装置において、前記スト
    ッパ駆動手段は、前記複数の第1ストッパおよび前記複
    数の第2ストッパの動作方向に直交する方向へ動作する
    1つの作動部材と、前記1つの作動部材に連結され途中
    から傾斜している複数のカム穴が形成された板カムと、
    前記複数の第1ストッパおよび前記複数の第2ストッパ
    にそれぞれ備えられ前記板カムの複数のカム穴の内側面
    に摺接する状態に嵌められる複数のピンとによって構成
    されていることを特徴とする部品分離装置。
  4. 【請求項4】請求項2、3、4において、1つの作動部
    材は並んだ状態で列方向へ搬送される複数の部品の搬送
    方向と、その搬送方向と逆の方向へのみ動作するもので
    あることを特徴とする部品分離装置。
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