JPH07246848A - トラクタにおけるトランスミッション構造 - Google Patents

トラクタにおけるトランスミッション構造

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JPH07246848A
JPH07246848A JP6669594A JP6669594A JPH07246848A JP H07246848 A JPH07246848 A JP H07246848A JP 6669594 A JP6669594 A JP 6669594A JP 6669594 A JP6669594 A JP 6669594A JP H07246848 A JPH07246848 A JP H07246848A
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JP
Japan
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speed change
clutch
transmission
shaft
manual
Prior art date
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Pending
Application number
JP6669594A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Hakata
徹 博田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP6669594A priority Critical patent/JPH07246848A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常のノークラッチ変速機構と手動変速機構
による変速操作に加えて、手動変速機構のみによるマニ
ュアル変速操作を行うことができ、トラクタの作業状況
に応じて2系統の変速操作を選択切替え使用することが
できるトラクタにおけるトランスミッション構造を提供
する。 【構成】 ノークラッチ変速機構9と手動変速機構10
を設けたパイプシャフト5の下手側一端とPTO変速機
構4側の駆動軸3との間にサブクラッチ機構16を設
け、ノークラッチ変速機構9の非作動時に、駆動軸3の
回転力をサブクラッチ機構16の接続作動で手動変速機
構10に伝達するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタにおけるトラ
ンスミッション構造に係り、特に通常のノークラッチ変
速機構と手動変速機構による変速操作に加えて、手動変
速機構のみによるマニュアル変速操作を行うことがで
き、トラクタの作業状況に応じて2系統の変速操作を選
択切替え使用することができるトランスミッション構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタにおいては、主変速部、
シャトル変速部および副変速部からなるノークラッチ変
速機構を貫通して、エンジンの出力軸に連結した駆動軸
を機体後方に設けたPTO変速機構に連結し、手動変速
機構による変速操作と、PTO軸の変速および正逆転の
切替操作を行うように構成したものが知られている。し
かしながら、上記構成のものでは、ノークラッチ変速機
構を介して手動変速操作を行うようになっているため、
当該ノークラッチ変速機構に作動不良が発生すると変速
操作が不能となって、機体の走行移動が全くできなくな
ってしまう、という重大な欠点を有するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き実
状に鑑み従来の欠点を解消すべく創案されたものであっ
て、その目的とするところは、ノークラッチ変速機構に
作動不良が発生した緊急時においても、圃場作業に支障
を来すことなく速やかに機体の走行移動を行うことがで
きると共に、通常の走行時には、ノークラッチ変速機構
を介した手動変速機構による変速操作と手動変速機構の
みの変速操作とを、トラクタの作業状況に応じて2系統
の変速操作を選択切替え使用することができるトラクタ
におけるミッション構造を提供しようとするもである。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した技術的手段は、PTO変速機構を下手側
後方に連結した駆動軸の最上手側にPTO軸の正逆回転
を切替る切替機構を設け、上記PTO変速機構に至る駆
動軸の中間域に、手動変速機構を下手側に併設してなる
ノークラッチ変速機構のパイプシャフトを挿通し、かつ
エンジンの出力をノークラッチ変速機構に断続伝達する
油圧クラッチ機構を、前記切替機構の下手側に隣設する
と共に、上記パイプシャフトの下手側一端とPTO変速
機構側の駆動軸との間にサブクラッチ機構を設け、ノー
クラッチ変速機構の非作動時に、駆動軸の回転力をサブ
クラッチ機構の接続作動で手動変速機構に伝達するよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】したがって本発明によれば、通常の走行時にお
ける変速操作はノークラッチ変速機構を介した手動変速
機構の切替操作で行われ、またノークラッチ変速機構を
非作動状態に切替ると、手動変速機構のみの切替操作で
変速を行うことができると共に、ノークラッチ変速機構
が作動不良に陥った緊急時には、手動変速機構のみの変
速操作に切替ることによって、速やかに機体を走行移動
させることができる。
【0006】
【実施例】本発明の構成を、図面に示した一実施例基い
て詳細に説明する。図1において、1はクラッチハウジ
ンクであって、該クラッチハウジンク1内には、図示し
ないエンジンの出力軸に連結された伝動ギヤ機構2を介
して駆動軸3が、クラッチハウジンク1内後方に設けた
PTO変速機構4に接続されていると共に、上記駆動軸
3に挿通されるパイプシャフト5の外周域には、主変速
部6、シャトル変速部7および副変速部8からなるノー
クラッチ変速機構9が配設され、該ノークラッチ変速機
構9の下手側には手動変速機構10が併設されてトラン
スミッション11を構成している。
【0007】上記駆動軸3の最上手側下方には、PTO
軸4aの正逆回転を切替る切替機構12が設けられてお
り、また上記切替機構12の下手側には、伝動ギヤ機構
2からの回転動力をノークラッチ変速機構9に伝達する
油圧クラッチ機構13が隣設されて、手動変速機構10
の切替操作に連繋する油圧クラッチ機構13の断続作動
で、ノークラッチ変速機構9による変速切替を行い、か
つPTO軸4aの正逆転を油圧クラッチ機構13の断続
操作に拘わらず切替機構12で行うようになっている。
【0008】また、前記パイプシャフト5の下手側一端
には、図2に示す如く、噛合面14aが周設されている
と共に、PTO変速機構4側の駆動軸3には図示しない
シフトフォークを嵌入するスリーブ15が軸方向摺動自
在にスプライン嵌合され、かつ上記スリーブ15のパイ
プシャフト5側には、前記噛合面14aに噛合する他方
の噛合面14bが一体に周設されてサブクラッチ機構1
6が形成されており、ノークラッチ変速機構9の非作動
時に、上記サブクラッチ機構16の接続作動でパイプシ
ャフト5を介して手動変速機構10に駆動軸3の回転力
を伝達するようになっている。
【0009】なお、二点鎖線円で示す17は、図示しな
い後輪に動力を伝達するディファレンシャルギヤ機構、
18はディファレンシャルギヤ機構17に噛合する手動
変速機構10のピニオンシャフト、19は二輪駆動と全
輪駆動とを切替る4WD切替機構、20は全輪駆動時に
前輪へ回転動力を伝達する4WDシャフトである。
【0010】叙上の如き構成において、トラクタの走行
中に図示しない変速操作レバーを傾倒操作すると手動変
速機構10が切替作動され、まず油圧クラッチ機構13
が自動的に「断」となる。そして、図示しない変速操作
レバーの傾倒操作に応じて主変速部6が所要のギヤ比に
切り替わると同時に、「断」状態の油圧クラッチ機構1
3が「接」状態に復帰し、クラッチペダルの踏込み操作
を不要にしたいわゆるノークラッチ変速動作が行われ
て、回転動力が手動変速機構10のピニオンシャフト1
8を介してディファレンシャルギヤ機構17に伝達され
ると共に、必要に応じて高速側と低速側の変速設定が副
変速部8の切替で行われ、更にシャトル変速部7の切替
作動で機体の前後進が切り替えられる。
【0011】更にPTO変速機構4を介してPTO軸4
aに伝達される回転動力により、機体後方に連結した作
業機が駆動され、また連結される作業機の種類および動
作状態に応じて、油圧クラッチ機構13の断続操作とは
別に、図示しないPTOレバーの操作により上記PTO
軸4aの回転方向が切替機構12で切り替えられること
になる。
【0012】また、油圧クラッチ機構13を「断」に切
替えてノークラッチ変速機構9を非作動状態に保持し、
図示しないサブクラッチレバーを接続操作すると、サブ
クラッチ機構16が作動してスリーブ15がパイプシャ
フト5側に摺動する。そして、スリーブ15の周面に形
成した噛合面14bがパイプシャフト5側の噛合面14
aに噛合すると、サブクラッチ機構16が「接」状態と
なって駆動軸3の回転動力がパイプシャフト5側に伝達
され、ディファレンシャルギヤ機構17を回転駆動させ
ることができ、手動変速機構10のみの変速操作、すな
わちマニュアル操作によるトラクタの走行が可能とな
り、この場合にディファレンシャルギヤ機構17の回転
動力の正逆転切替は、PTO軸4aの回転方向を切替る
切替機構12で行うことができるので、前記ノークラッ
チ変速機構9と手動変速機構10による変速操作と同様
にトラクタを前後方向に走行させることができる。
【0013】一方、前述のようなノークラッチ変速機構
9と手動変速機構10による変速動作時に、ノークラッ
チ変速機構9を形成する主変速部6、シャトル変速部7
あるいは副変速部8の何れかに動作不良が発生した場合
には、上記ノークラッチ変速機構9は、手動変速機構1
0の切替作動による通常の変速切替を行うことができな
くなり、圃場で作業中のトラクタは走行不能に陥ること
になる。
【0014】このような不具合が発生した場合には、ま
ず油圧クラッチ機構13を「断」状態に切替保持し、次
いでサブクラッチ機構16を操作してスリーブ15をパ
イプシャフト5側に摺動させ、該スリーブ15の周面に
形成した噛合面14bをパイプシャフト5側の噛合面1
4aに噛合させると、既述の手動変速機構10のみの変
速操作と同様にディファレンシャルギヤ機構17を回転
駆動させることができ、機体の前後方向の走行切替もP
TO軸4aの回転方向を切替る切替機構12で切替るこ
とができるので、ノークラッチ変速機構9が使用できな
い状態に陥った場合にも、速やかにトラクタを前後方向
に走行移動させることができる。
【0015】
【発明の効果】これを要するに本発明は、PTO変速機
構を下手側後方に連結した駆動軸の最上手側にPTO軸
の正逆回転を切替る切替機構を設け、上記PTO変速機
構に至る駆動軸の中間域に、手動変速機構を下手側に併
設してなるノークラッチ変速機構のパイプシャフトを挿
通し、かつエンジンの出力をノークラッチ変速機構に断
続伝達する油圧クラッチ機構を、前記切替機構の下手側
に隣設すると共に、上記パイプシャフトの下手側一端と
PTO変速機構側の駆動軸との間にサブクラッチ機構を
設け、ノークラッチ変速機構の非作動時に、駆動軸の回
転力をサブクラッチ機構の接続作動で手動変速機構に伝
達するように構成したから、ノークラッチ変速機構に作
動不良が発生した緊急時においても、圃場作業に支障を
来すことなく速やかに機体の走行移動を行うことができ
ると共に、ノークラッチ変速機構を主体として手動変速
機構により変速操作を行うものでありながら、手動変速
機構のみのマニュアル変速操作も行うことができ、トラ
クタの作業状況に応じて2系統の変速操作の選択切替え
使用することにより変速切替範囲を幅広く確保すること
ができ、もってトランスミッションの不具合に起因する
走行不能を未然に回避しつつ、トラクタによる圃場作業
を安全かつ速やかに行うことができる、等という極めて
有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスミッションの全体縦断面図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【符号の説明】
3 駆動軸 4 PTO変速機構 4a PTO軸 5 パイプシャフト 9 ノークラッチ変速機構 10 手動変速機構 11 トランスミッション 12 切替機構 13 油圧クラッチ機構 16 サブクラッチ機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PTO変速機構を下手側後方に連結した
    駆動軸の最上手側にPTO軸の正逆回転を切替る切替機
    構を設け、上記PTO変速機構に至る駆動軸の中間域
    に、手動変速機構を下手側に併設してなるノークラッチ
    変速機構のパイプシャフトを挿通し、かつエンジンの出
    力をノークラッチ変速機構に断続伝達する油圧クラッチ
    機構を、前記切替機構の下手側に隣設すると共に、上記
    パイプシャフトの下手側一端とPTO変速機構側の駆動
    軸との間にサブクラッチ機構を設け、ノークラッチ変速
    機構の非作動時に、駆動軸の回転力をサブクラッチ機構
    の接続作動で手動変速機構に伝達するように構成したこ
    とを特徴とするトラクタにおけるトランスミッション構
    造。
JP6669594A 1994-03-10 1994-03-10 トラクタにおけるトランスミッション構造 Pending JPH07246848A (ja)

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JP6669594A JPH07246848A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 トラクタにおけるトランスミッション構造

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JP (1) JPH07246848A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006085A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車両
JP2015067093A (ja) * 2013-09-28 2015-04-13 井関農機株式会社 作業車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006085A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車両
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