JPH07246775A - 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク - Google Patents

光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク

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JPH07246775A
JPH07246775A JP6040763A JP4076394A JPH07246775A JP H07246775 A JPH07246775 A JP H07246775A JP 6040763 A JP6040763 A JP 6040763A JP 4076394 A JP4076394 A JP 4076394A JP H07246775 A JPH07246775 A JP H07246775A
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JP
Japan
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phthalocyanine
recording
film
alkoxy group
substituted alkoxy
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JP6040763A
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English (en)
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Mare Sakamoto
希 坂本
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の追記機能、編集機能を有するCDあるい
はCD−ROMの持つ欠点を解決し、770〜810n
mの波長再生が可能なオレンジブックに準拠した追記型
コンパクトデイスクおよび光記録材料を提供するもので
ある。 【構成】フタロシアニン骨格の4つのベンゼン環のそれ
ぞれに、フッ素置換アルコキシ基とニトロ基を1つずつ
導入してなる光記録材料であり、特にフタロシアニン骨
格の4つのベンゼン環の、1または4、5または8、9
または12および13または16のそれぞれの置換位置
の一方にフッ素置換アルコキシ基を、他方にニトロ基を
導入した請求項1記載の光記録材料、および、それを記
録膜として使用すた追記型コンパクトディスク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光線によっ
て、情報を書き込んだり、読み取ったりすることが可能
な光記録媒体に関する。さらに詳しくは、追記型コンパ
クトデイスク(CD−R)およびその記録膜材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に有機色素を記録膜にした
単膜構成の記録媒体が提案され、編集機能を有するファ
イリングシステム用の追記型光ディスクが実用化されて
いた。この追記型光ディスクは、反射率は20〜30%
であり、また記録再生のレーザー波長は830nmであ
るため、既に普及しているCDあるいはCD−ROMと
の互換性はまったくなかった。その後、特定の光学定数
を有するシアニン色素を記録膜として、さらに記録膜上
に反射膜を設ける事により反射率を65%以上まで向上
させ、CDフォーマットあるいはCD−ROMフォーマ
ット信号が記録でき、しかもCDまたはCD−ROMの
再生装置で再生できる光デイスクおよび方法が提案(特
開平2−42652号公報、特開平2−147286号
公報)され、既に実用化されている。
【0003】しかしながら、一般にシアニン色素は光安
定性が悪いため、直接太陽光に曝さらされるような使用
条件では記録の信頼性に問題が生じる可能性があり、シ
アニン色素を記録膜にしたCD−Rでは、再生専用のC
DあるいはCD−ROMと同様の信頼性は実現されてい
ない。そのため、化学的、物理的安定性の優れたフタロ
シアニン色素が注目され、CD−Rの記録膜材料に応用
する検討が行なわれてきている。フタロシアニン色素の
光記録媒体への応用については、ファイリングシステム
用の追記型光ディスクの検討の頃より行なわれてきてい
るが、有機溶媒への溶解性付与、光学特性の制御、記録
感度の向上等が非常に困難な問題になっていた。
【0004】これまでのフタロシアニン色素の検討の中
では、特開昭61−154888号公報に置換されても
よいアルコキシ基を導入したフタロシアニン色素が、ま
た特開昭64−14087号公報にフッ素置換アルコキ
シ基を導入したフタロシアニン色素が、光記録材料とし
て提案されている。これらのフタロシアニン色素は、ア
ルコキシ基さらにフッ素置換アルコキシ基を導入する事
で有機溶媒への溶解性を付与しているが、適した溶媒種
としてはハロゲン化炭化水素系、芳香族系、フッ素置換
アルコール等であり、記録膜を成膜するには、耐溶剤性
の高い基板あるいは高価な特殊な溶媒を使用しなければ
ならない。また、この提案は基板/記録膜の構成による
光記録媒体を対象としており、基板/記録膜/反射膜の
積層体で構成されるCD−Rに適応した光学特性さらに
は熱特性は実現できない。
【0005】また、特開平3−62878号公報、特開
平5−1272号公報に、フタロシアニンの4つのベン
ゼン環に分枝のアルコキシ基とニトロ基を含むCD−R
用の記録膜材料が提案されている。このフタロシアニン
色素では、CD−Rの構成に適した記録膜にするために
屈折率等の光学特性および熱特性の向上を目的に、アル
コキシ基の導入位置に対してオルソ位にニトロ基を導入
する事により、従来のフタロシアニン色素に比較して明
らかに信号特性が改善されている。しかしながら、これ
ら化合物については特開平5−86301号公報の比較
例に示されているように信号品質としては十分な特性に
は至っていない。
【0006】近年、特開平5−1272に提案されたフ
タロシアニン色素系のCD−R用記録膜材料は、従来の
シアニン色素に匹敵する特性が実現され、CD−Rの規
格であるオレンジブックに準拠するメデイアとして一部
実用化に至っているが、実用上の問題点として、最短ピ
ットである3T信号が長く、逆に最長ピットである11
T信号が短くなる傾向にあり、エラー発生の原因として
課題が残っている。また、一部の再生機に採用されてい
る位相差法によるトラッキング方式への適性も十分なマ
ージンが得られていない。以上のように、耐久性の優れ
たフタロシアニン色素でもCD−R用の記録膜材料とし
て使用できるレベルに到達してきたが、実用上の適性を
すべて満足できているとは言い難い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記に示したようなC
D−R用記録膜としてのフタロシアニン色素の実用上の
問題点を解決し、オレンジブック規格に準拠し、さらに
ピット長の整合性、位相差法によるトラッキング適性等
の実用適性も満足する耐久性の優れたフタロシアニン色
素系のCD−R用の記録膜材料を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究を行
った結果、上記問題点を解決する光記録材料を発明する
に至った。すなわち、本発明は、式[1]で示されるフ
タロシアニン骨格の4つのベンゼン環のそれぞれに、フ
ッ素置換アルコキシ基とニトロ基を1つずつ導入してな
る光記録材料に関する。式[1]
【0009】
【化2】
【0010】[式中、Mは水素原子あるいは酸素、水酸
基、ハロゲン原子が置換してもよい金属原子を表す。] 更に、本発明は、式[1]で示されるフタロシアニン骨
格の4つのベンゼン環の、1または4、5または8、9
または12および13または16のそれぞれの置換位置
の一方にフッ素置換アルコキシ基を、他方にニトロ基を
導入した光記録材料に関する。更に、本発明は、透明基
板/記録膜/反射膜/保護膜の積層体からなり、上記記
録膜が上記光記録材料を含むことを特徴とする追記型コ
ンパクトデイスクに関する。
【0011】本発明の光記録材料さらにそれを用いた追
記型コンパクトディスクに適用されるフタロシアニン化
合物の特徴は、フタロシアニンのそれぞれのベンゼン環
に置換基としてフッ素を置換したアルコキシ基とニトロ
基とを好ましくはパラ位の位置関係で導入することにあ
る。フッ素置換アルコキシ基を導入することによって、
フタロシアニン化合物の有機溶媒への可溶性が向上す
る。しかしそれだけでなく、さらに記録膜と基板の界面
エネルギーが大きくなり記録時に均整のとれたピットが
形成しやすくなる結果、記録膜が基板と反射膜に挟み込
まれ形状変化を伴う記録がしにくいCD−Rで問題とな
る感度低下あるいは形成したピットの歪を改善すること
ができる。また、ニトロ基を導入することにより、記録
時、即ち記録膜の分解に際してニトロ基が酸素源として
作用し、熱分解温度が低下すると共に分解時に大きな発
熱を伴うため、記録感度が大幅に向上する。
【0012】導入されるフッ素置換アルコキシ基の代表
例としては1,1,1−トリフルオロメトキシ基、1,
1,2,2−テトラフルオロプロポキシ基、1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロポキシ基、
2,2,2,−トリフルオロエトキシ基、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロポキシ基、2,2,3,
3,4,4,−ヘキサフルオロブトキシ基、1H,1
H,5H−オクタフルオロペンチルオキシ基、1H,1
H,7H−ドデカフルオロヘプチルオキシ基、1H,1
H,9H−ヘキサデカフルオロノニルオキシ基、2−
(パーフルオロヘキシル)エトキシ基等がそれぞれ挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0013】本発明のフタロシアニン色素において、必
ずフッ素を置換したアルコキシ基とニトロ基が導入され
るが、それ以外にも置換基が導入されていても良い。導
入されても良い置換基としては、置換基を有しても良い
アルキル基、置換基を有しても良いアリール基、置換基
を有しても良いアルコキシ基、置換基を有しても良いア
リーロキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、シ
アノ基等が挙げられるがこれに限るものではない。さら
にこのニトロ基をアルコキシ基に対してパラ位に導入す
る事により、立体障害によるフタロシアニン環のスタッ
キング性が阻害され、前述の熱分解温度の低下による感
度とフッ素置換アルコキシ基による溶解性の両者が相乗
的に向上している。
【0014】本発明のフタロシアニン色素のMで示され
る中心金属の代表例としては、無金属の場合のHを始
め、Cu,Zn,Fe,Co,Ni,Ru,Rh,P
d,Pt,Mn,Mg,Be,Ca,Ba,Cd,H
g,Al−OH,Al−cl,Ti=O,V=O,Si
(OH)2 ,Ge(OH)2 ,Ca,In,Ti,V,
Cr,Si,Zr,Ge,Sn等がある。また、3価あ
るいは4価の金属の場合には、フタロシアニン環の軸方
向にも置換基が導入できるが、軸方向に嵩高い置換基を
導入した場合には、記録膜に成膜した際、分子のパッキ
ングが阻害され光学密度が著しく低下するため、CD−
R用の記録膜としての最適膜厚が厚くなる傾向にある。
そのため記録時のピット形成の体積変化が大きくなり、
隣接するトラックへの影響が現れ信号品質を低下させる
場合がある。さらに、ニトロ基のような電子吸引性基を
導入した場合には、軸方向に導入される置換基が脱離し
やすくなり、耐久性を低下させる事が考えられる。従っ
て、本発明のフタロシアニン色素では、軸方向に導入で
きる置換基としては酸素、水酸基、ハロゲン等の比較的
小さい置換基に限られる。
【0015】本発明のフタロシアニン色素は、例えば以
下の方法により製造することができる。すなわち、下記
一般式[2]で示されるフタロニトリル類、または、相
当するフタル酸無水物類、フタルイミド類と、一般式
[1]中のMで示される金属の各種金属塩を出発原料と
して常法により、一般式[1]で示されるフタロシアニ
ン骨格の4つのベンゼン環の1または4、5または8、
9または12および13または16のいずれか一方にフ
ッ素置換アルコキシ基を導入したフタロシアニン化合物
を製造できる。
【0016】
【化3】
【0017】次に、得られたこのフッ素置換アルコキシ
ル基を導入したフタロシアニン化合物をニトロ化するこ
とにより、本発明のフタロシアニン色素を製造すること
ができる。本発明のフタロシアニン色素の代表的な例と
して下記表1に示すフタロシアニン化合物(a)〜
(j)等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0018】表1
【0019】本発明のフタロシアニン色素を用いた記録
膜層には、記録膜の耐光性、耐環境性等の安定性、繰り
返し再生の安定性をさらに向上させる目的で、酸素クエ
ンチャー、紫外線吸収剤等の添加剤を加えても良い。
【0020】記録膜層の成膜方法としては、ドライプロ
セス、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法によって
も可能であるが、ウエットプロセス、例えば、スピンコ
ート法、デップ法、スプレー法、ロールコート法あるい
はLB(ラングミュアーブロジェット)法によっても可
能である。本発明の記録膜素材は、汎用の有機溶媒、例
えば、アルコール系、ケトン系、セロソルブ系、ハロゲ
ン系、炭化水素系、フロン系等に溶解するため、生産性
および記録膜の均一性からスピンコート法により成膜す
る方法が好ましい。このように、いわゆる塗布法で成膜
する場合には、必要に応じて高分子バインダーを加えて
も良い。高分子バインダーとしてはアクリル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ニトロセル
ロース、フェノール樹脂等が挙げられるがこれに限られ
るものではない。高分子バインダーの混合比としては特
に制限はないが、色素に対して30wt%以下が好まし
い。
【0021】本発明の記録膜層の最適膜厚は、記録膜材
料の種類および組み合わせにより異なるため特に制限は
なく、500〜3000Aが好ましく、さらに700〜
2500Aが最適膜厚範囲である。
【0022】本発明の反射膜素材としては、金、銀、
銅、白金、アルミニウム、コバルト、スズ等の金属およ
びこれらを主成分とした合金、MgO,ZnO,SnO
等の金属酸化物、SiN4、AlN、TiN等の窒化物
等が挙げられるが、絶対反射率が高く安定性に優れてい
る点から金が最適である。 また、場合によっては有機
性の高反射膜を使用することもできる。このような反射
膜の成膜方法としては、ドライプロセス例えば真空蒸着
法、スパッタリング法が最も好ましいがこれらに限られ
るものではない。本発明の反射膜の最適膜厚について
は、特に制限はないが400〜1300Aの範囲が好ま
しい。
【0023】さらに、反射膜の上より、デイスク特に記
録膜層および反射膜層の化学的劣化(例えば酸化、吸水
等)および物理的劣化(例えば傷、けずれ等)を防ぐ目
的でデイスクを保護するための保護層を設ける。保護層
用の材料としては、紫外線硬化型樹脂を用いて、スピン
コートにより塗布し、紫外線照射により硬化させる方法
が好ましいがこれに限られるものではない。保護層の最
適膜厚については、薄い場合には、保護の効果が低下
し、厚い場合には樹脂の硬化時の収縮によりデイスクの
そり等の機械特性の悪化の原因になるため、2〜20ミ
クロンの範囲で成膜することが好ましい。
【0024】また、本発明に用いられるデイスク基板と
しては信号の書き込みや読みだしを行うための光の透過
率が好ましくは85%以上であり、かつ光学異方性の小
さいものが好ましい。例えば、ガラス、またはアクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(ポリ−4−
メチルペンテン等)、ポリエーテルスルホン樹脂などの
熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂、アリル樹脂等の熱硬化性
樹脂からなる基板が挙げられる。 これらの中で、成形
のしやすさ、ATIP用ウオッブル信号および案内溝等
の付与のしやすさなどから熱可塑性樹脂からなるものが
好ましく、さらに光学特性や機械特性およびコストから
みてアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂からなるもの
が特に好ましい。
【0025】また、ATIPウオブル信号および案内溝
などの付与は熱可塑性樹脂を成形(射出成形、圧縮成
形)する際のスタンパーなどを用いて付与する方法が好
ましいが、フォトポリマー樹脂を用いるいわゆる2P法
による方法によっても行うことが出来る。本発明の光デ
イスクの案内溝の形状については、特に制限はなく台形
あるいはU字形であっても良い。また、案内溝の寸法に
ついては、記録膜材料の種類および組み合わせ等により
最適値はそれぞれ異なるが、平均溝幅(溝深さの1/2
の位置の幅)が0.4〜0.6ミクロン、また、溝深さ
が700〜2000Aの範囲が好ましい。本発明のデイ
スク形態は、記録後CDあるいはCD−ROMとして機
能する必要があるため、CDあるいはCD−ROMの規
格(レッドブック)およびR−CDの規格(オレンジブ
ック)に準拠していることが好ましい。
【0026】
【実施例】以下の実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限られるも
のではない。例中、部とあるのは重量基準である。はじ
めに、本発明で使用されるフタロシアニン化合物の代表
例の製造法について説明する。
【0027】 製造例1:フタロシアニン化合物(a)の製造 n−アミルアルコール100部、ジアザビシクロウンデ
セン(DBU)30部に3−(2、2−ビス(トリフル
オロメチル)プロピル)オキシ−o−フタロニトリル1
0部および塩化第一銅15部を加え、130〜135℃
で3時間加熱撹拌後、冷却し、500部のメタノールで
希釈した。析出した沈澱を濾別、メタノール/水(4/
1)混合溶液で洗浄、乾燥して青色の粉末10部を得
た。この粉末を濃硫酸250部に溶解した後、氷水20
00部に注入、析出した沈澱を濾別、水洗、乾燥して緑
青色の粉末9部を得た。この粉末はFD−MS分析の結
果、フタロシアニン骨格の4つのベンゼン環の1または
4、5または8、9または12および13または16の
いずれか一方にフッ素置換アルコキシ基が導入された銅
フタロシアニン体であることが確認された。上記で得ら
れた銅フタロシアニン体5部を無水酢酸100部中、無
水酢酸と発煙硝酸より合成した硝酸アセチル5部を用い
てニトロ化を行った。氷水1000部中に注入し、析出
した沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合
物4部を得た。FD−MS分析の結果、この化合物はフ
タロシアニン化合物(a)であることが確認された。
【0028】 製造例2:フタロシアニン化合物(b)の製造 製造例1と同様にして、n−アミルアルコール中、1,
1,2,2−テトラフルオロプロポキシ−o−フタロニ
トリル8部および塩化第一銅6部を加え、130〜13
5℃で3時間加熱撹拌後、冷却し、メタノール1000
部で希釈、析出した沈澱を濾別、メタノール/水(3/
1)混合溶液で洗浄、乾燥して青色の粉末5.5部を得
た。この粉末を濃硫酸300部に溶解した後、氷水60
00部に注入、析出した沈澱を濾別、水洗、乾燥して緑
青色の粉末4.3部を得た。この粉末はFD−MS分析
の結果、フタロシアニン骨格の4つのベンゼン環の1ま
たは4、5または8、9または12および13または1
6のいずれか一方にフッ素置換アルコキシ基が導入され
た銅フタロシアニン体であることが確認された。上記で
得られた銅フタロシアニン体4部をスルホラン80部に
溶解し、テトラフルオロボレート10部を加え、30℃
で2時間加熱撹拌した後、冷却し、氷水1000部に注
入した。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロ
シアニン化合物3.5部を得た。FD−MS分析の結
果、この化合物はフタロシアニン化合物(b)であるこ
とが確認された。
【0029】 製造例3:フタロシアニン化合物(c)の製造 製造例1と同様にしてn−アミルアルコール中、1,
1,2,2−テトラフルオロプロポキシ−o−フタロニ
トリル10部および塩化ニッケル1部を加え、130〜
135℃で5時間加熱撹拌後、冷却し、2000部のメ
タノールで希釈した。析出した沈澱を濾別、メタノール
/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して緑色の粉末8
部を得た。この粉末を濃硫酸400部に溶解した後、氷
水2000部に注入、析出した沈澱を濾別、水洗、乾燥
して緑青色の粉末6部を得た。この粉末はFD−MS分
析の結果、フタロシアニン骨格の4つのベンゼン環の1
または4、5または8、9または12および13または
16のいずれか一方にフッ素置換アルコキシ基が導入さ
れたニッケルフタロシアニン体であることが確認され
た。上記で得られたニッケルフタロシアニン体5部を無
水酢酸中、ニトロ化を行い、氷水1000部中に注入し
た。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシア
ニン化合物を7部得た。FD−MS分析の結果、この化
合物はフタロシアニン化合物(c)であることが確認さ
れた。
【0030】 製造例4:フタロシアニン化合物(d)の製造 製造例1と同様にしてn−アミルアルコール中1,1,
2,2−テトラフルオロプロポキシ−o−フタロニトリ
ル10部および3塩化バナジウム3部を加え、130〜
135℃で5時間加熱撹拌後、冷却し、1500部のメ
タノールで希釈した。析出した沈澱を濾別、メタノール
/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して緑色の粉末8
部を得た。この粉末を濃硫酸300部に溶解した後、氷
水2000部に注入、析出した沈澱を濾別、水洗、乾燥
して緑青色の粉末6部を得た。この粉末はFD−MS分
析の結果、フタロシアニン骨格の4つのベンゼン環の1
または4、5または8、9または12および13または
16のいずれか一方にフッ素置換アルコキシ基が導入さ
れたコバルトフタロシアニン体であることが確認され
た。上記で得られたバナジウムフタロシアニン体5部を
無水酢酸中、ニトロ化を行い、氷水1000部中に注入
した。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシ
アニン化合物を4部得た。FD−MS分析の結果、この
化合物はフタロシアニン化合物(d)であることが確認
された。
【0031】実施例1 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、実施例1で得られたフタロシアニン化合物
[a]を含むフタロシアニン化合物をエトキシエタノー
ルに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロンの
フイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用い
て、スピンコーターにより記録膜厚900オングストロ
ームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の上
にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロー
ムに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂によ
り保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを作
成した。このようにして作成した光デイスクを用い、波
長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.2
m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録した
ところ、反射率は72%、最適記録レーザーパワーが
6.2mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。次に、ピット長の整合性として
3T信号のピット長および11T信号のピット長を標準
となるCDのそれぞれ3Tおよび11T信号の長さとの
比較および位相差法によるトラッキング適性としてPD
V(位相差電位)の値を調べた。
【0032】その結果を表2に示す。なお、ピット長の
整合性としては、標準CDに対して+30〜−30ns
の範囲では実用上問題にならないレベルである。また、
PDVについては、200mVが目標値になっている。
さらに、記録したディスクを市販のCDプレーヤーによ
り再生を行ったところ、位相差法によるトラッキング方
式を採用している機種に対しても全く支障なく再生する
事が出来た。
【0033】実施例2 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、実施例2で得られたフタロシアニン化合物
[b]を含むフタロシアニン化合物をジアセトンアルコ
ールに60mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロン
のフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用い
て、スピンコーターにより記録膜厚750オングストロ
ームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の上
にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロー
ムに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂によ
り保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを作
成した。このようにして作成した光デイスクを用い、波
長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.4
m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録した
ところ、反射率は68%、最適記録レーザーパワーが
7.4mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。次に、ピット長の整合性として
3T信号のピット長および11T信号のピット長を標準
となるCDのそれぞれ3Tおよび11T信号の長さとの
比較および位相差法によるトラッキング適性としてPD
V(位相差電位)の値を調べた。その結果を表2に示
す。さらに、記録したディスクを市販のCDプレーヤー
により再生を行ったところ、位相差法によるトラッキン
グ方式を採用している機種に対しても全く支障なく再生
する事が出来た。
【0034】実施例3 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、実施例3で得られたフタロシアニン化合物
[c]を含むフタロシアニン化合物と実施例4で得られ
たフタロシアニン化合物[d]を含むフタロシアニン化
合物の1:1混合物をエトキシエタノールに50mg/
mlの濃度で溶解し、0.2ミクロンのフイルタリング
を行い塗液を調整し、この塗液を用いて、スピンコータ
ーにより記録膜厚900オングストロームに成膜した。
次に、このようにして得た記録膜の上にスパッタリング
により金を膜厚800オングストロームに成膜した。さ
らに、この上に紫外線硬化型樹脂により保護膜層を5ミ
クロンの膜厚で設けて光デッスクを作成した。このよう
にして作成した光デイスクを用い、波長785nmの半
導体レーザーを使用して線速度1.4m/secでEF
M−CDフォーマット信号を記録したところ、反射率は
68%、最適記録レーザーパワーが7.4mWで記録が
可能であり、得られた記録の制御信号は良好でオレンジ
ブックの記載項目はすべて規格値を満足するものであっ
た。次に、ピット長の整合性として3T信号のピット長
および11T信号のピット長を標準となるCDのそれぞ
れ3Tおよび11T信号の長さとの比較および位相差法
によるトラッキング適性としてPDV(位相差電位)の
値を調べた。その結果を表2に示す。さらに、記録した
ディスクを市販のCDプレーヤーにより再生を行ったと
ころ、位相差法によるトラッキング方式を採用している
機種に対しても全く支障なく再生する事が出来た。
【0035】実施例4〜9 深さ1250オングストローム、幅0.48ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物(e)〜(k)とそれ
ぞれの異性体を含む化合物をそれぞれエトキシエタノー
ルに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロンの
フイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用い
て、スピンコーターにより記録膜厚600〜900オン
グストロームに成膜した。次に、このようにして得た記
録膜の上にスパッタリングにより金を膜厚800オング
ストロームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型
樹脂により保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デイ
スクを作成した。このようにして作成した光デイスクを
実施例1と同様の方法で記録、再生を行なったが、いず
れもオレンジブックの項目をすべて満足した。また、実
施例1と同様にピット長の整合性およびPDVを調べた
結果を表2に示す。
【0036】 表2 ────────────────────────────────── 実施例 フタロシアニン ピット長の整合性 PDV 化合物 3T(ns) 11T(ns) (mV) ────────────────────────────────── 1 (a) 23.7 −10.4 228 2 (b) 20.3 − 2.6 274 3 (c)/(d)=1/1mix 10.4 −11.8 251 4 (e) 24.9 −14.3 205 5 (f) 18.6 −12.9 254 6 (g) 22.3 −15.4 295 7 (h) 20.3 −10.0 301 8 (j) 25.2 −11.5 249 9 (k) 21.8 −16.5 227 ───────────────────────────────── ・ピット長の整合性としては、標準CDに対して+30
〜−30nsの範囲では実用上問題にならないレベルで
ある。 ・PDVについては、200mV以上が目標値となる。
【0037】比較例1〜4 表3に示すフタロシアニン化合物(k)〜(n)とそれ
ぞれの異性体を用い、光デイスクを作成した。
【0038】表3
【0039】フタロシアニン化合物(k)の場合には、
ポリカーボネート基板を侵さない有機溶媒にはまったく
溶解性せずディスクが不可能であった。フタロシアニン
化合物(l)の場合には、ポリカーボネート基板を侵さ
ない汎用に有機溶媒には著しく溶解性が低いため、わず
かに溶解性が認められたオクタフルオロペンチルアルコ
ールを用いて記録膜を成膜した。反射膜、保護膜は実施
例1と同様にして光ディスクを作成した。得られた光デ
ィスクを実施例1に準じて記録再生を行なった結果、反
射率は57%、記録感度は9.5mWであり、オレンジ
ブックの規格項目を満たす事ができなかった。
【0040】フタロシアニン化合物(m)および(n)
の場合には、若干溶解性が低いため、15mg/ml濃
度でスピンコートしたが、ほぼ実施例1に準じた方法に
より、光ディスクを作成する事ができた。得られた光デ
ィスクを実施例1に準じて記録再生を行なった結果、わ
ずかに反射率が低いもののオレンジブックの規格項目を
ほぼ満たすレベルにあるが、表4に示すようにピット長
の整合性およびPDVを十分満足する特性が得られなか
った。
【0041】 表4 ────────────────────────────────── 比較例 フタロシアニン ピット長の整合性 PDV 化合物 3T(ns) 11T(ns) (mV) ────────────────────────────────── 1 (k) ディスク化できず、測定不能 2 (l) 36.2 −49.6 72 3 (m) 48.3 −89.5 362 4 (n) 52.1 −78.6 125 ───────────────────────────────── ・ピット長の整合性としては、標準CDに対して+30
〜−30nsの範囲では実用上問題にならないレベルで
ある。 ・PDVについては、200mV以上が目標値となる。
【0042】
【発明の効果】フッ素置換アルコキシ基を導入すること
によって、フタロシアニン化合物の有機溶媒への可溶性
が向上し、さらに記録膜と基板の界面エネルギーが大き
くなり記録時に均整のとれたピットが形成しやすくなる
結果として、CD−Rで問題となる感度低下あるいは形
成したピットの歪を改善することができる。また、ニト
ロ基を導入することにより、記録時、即ち記録膜の分解
に際してニトロ基が酸素源として作用し、熱分解温度が
低下すると共に分解時に大きな発熱を伴うため、記録感
度が大幅に向上する。
【0043】さらにこのニトロ基をフッ素置換アルコキ
シ基に対してパラ位に導入する事により、立体障害によ
るフタロシアニン環のスタッキング性が阻害され、前述
の熱分解温度の低下による感度とフッ素置換アルコキシ
基による溶解性の両者が相乗的を向上させることができ
た。以上のように、本発明の光記録材料は、均整のとれ
たピットが形成されると同時に記録感度が高くなるため
基板への熱変形等の悪影響がなくなるため、ピット長の
不整合がない良質の信号特性が得られるようになった。
そのため、耐久性に優れ、さらに実用レベルで問題のな
いプレーヤービリテイー(例えば位相差トラッキング適
性、ピット長の整合性)をもつ追記型コンパクトディス
クを得られるようになった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式[1]で示されるフタロシアニン骨格
    の4つのベンゼン環のそれぞれに、フッ素置換アルコキ
    シ基とニトロ基を1つずつ導入してなる光記録材料。式
    [1] 【化1】 [式中、Mは水素原子あるいは酸素、水酸基、ハロゲン
    原子が置換してもよい金属原子を表す。]
  2. 【請求項2】 式[1]で示されるフタロシアニン骨格
    の4つのベンゼン環の、1または4、5または8、9ま
    たは12および13または16のそれぞれの置換位置の
    一方にフッ素置換アルコキシ基を、他方にニトロ基を導
    入した請求項1記載の光記録材料。
  3. 【請求項3】 透明基板/記録膜/反射膜/保護膜の積
    層体からなり、上記記録膜が請求項1又は2記載の光記
    録材料を含むことを特徴とする追記型コンパクトデイス
    ク。
JP6040763A 1994-03-11 1994-03-11 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク Pending JPH07246775A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0823432A3 (en) * 1996-08-05 1998-02-18 Ricoh Company, Ltd Phthalocyanine compounds and their use as rewritable optical recording material
WO2012152584A1 (en) 2011-05-06 2012-11-15 Basf Se Chromophores with perfluoroalkyl substituents

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EP0823432A3 (en) * 1996-08-05 1998-02-18 Ricoh Company, Ltd Phthalocyanine compounds and their use as rewritable optical recording material
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