JPH07246627A - 発泡成形品の製造方法および発泡成形型装置 - Google Patents
発泡成形品の製造方法および発泡成形型装置Info
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- JPH07246627A JPH07246627A JP6067608A JP6760894A JPH07246627A JP H07246627 A JPH07246627 A JP H07246627A JP 6067608 A JP6067608 A JP 6067608A JP 6760894 A JP6760894 A JP 6760894A JP H07246627 A JPH07246627 A JP H07246627A
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大型の発泡成形品の製造に際しても、作業者
に無理な姿勢を強いることなく容易、確実にインサート
セットおよび表皮セットを行なうことができるようにす
る。 【構成】 インサートのセットされる上型35が上型支
持部51によって、表皮のセットされる下型32との閉
型位置から下型の上方後部の全開位置まで上型上下動手
段61により上下動可能にされた発泡成形型装置におい
て、前記上型の型開き途中位置を検出して上型上下動手
段による上型の型開きを途中で一旦停止させるための上
型位置検出手段71と、前記下型の前後方向に対する傾
斜角度を可変とするための下型傾斜手段11とを備え
る。
に無理な姿勢を強いることなく容易、確実にインサート
セットおよび表皮セットを行なうことができるようにす
る。 【構成】 インサートのセットされる上型35が上型支
持部51によって、表皮のセットされる下型32との閉
型位置から下型の上方後部の全開位置まで上型上下動手
段61により上下動可能にされた発泡成形型装置におい
て、前記上型の型開き途中位置を検出して上型上下動手
段による上型の型開きを途中で一旦停止させるための上
型位置検出手段71と、前記下型の前後方向に対する傾
斜角度を可変とするための下型傾斜手段11とを備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インサートと一体に
なった発泡体を表皮で覆った発泡成形品の製造方法、お
よびそれに用いる発泡成形型装置に関する。
なった発泡体を表皮で覆った発泡成形品の製造方法、お
よびそれに用いる発泡成形型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記発泡成形品の製造方法として、上型
と下型からなる発泡成形型の上型型面に補強用等のイン
サートをセットし、他方下型型面に表皮をセットして、
発泡成形型内に注入した発泡原料を前記インサートおよ
び表皮と一体に発泡させる方法が多用されている。従
来、前記発泡成形型としては、下型後部に上型後部をヒ
ンジで連結してそのヒンジ部分を中心として上型を後方
へ回動させて型の開閉を行なうものが広く用いられてい
る。
と下型からなる発泡成形型の上型型面に補強用等のイン
サートをセットし、他方下型型面に表皮をセットして、
発泡成形型内に注入した発泡原料を前記インサートおよ
び表皮と一体に発泡させる方法が多用されている。従
来、前記発泡成形型としては、下型後部に上型後部をヒ
ンジで連結してそのヒンジ部分を中心として上型を後方
へ回動させて型の開閉を行なうものが広く用いられてい
る。
【0003】ところが前記の発泡成形型にあっては、型
後部にヒンジが存在することから、クランプを型前部に
設けてそのクランプにより型締めするため、強固に締め
付けられるのは型前部となる。そのため、発泡原料の発
泡圧によって上型と下型の後部でシール不良を生じ易
く、発泡原料が漏出してバリを生じ易いなどの不都合が
ある。また、上型を開く際の上型の軌跡が型後部のヒン
ジ部を中心とする円弧になるため、成形品の形状によっ
ては型開き時に上型型面が成形品表面と干渉して成形品
に傷を付けることがある。
後部にヒンジが存在することから、クランプを型前部に
設けてそのクランプにより型締めするため、強固に締め
付けられるのは型前部となる。そのため、発泡原料の発
泡圧によって上型と下型の後部でシール不良を生じ易
く、発泡原料が漏出してバリを生じ易いなどの不都合が
ある。また、上型を開く際の上型の軌跡が型後部のヒン
ジ部を中心とする円弧になるため、成形品の形状によっ
ては型開き時に上型型面が成形品表面と干渉して成形品
に傷を付けることがある。
【0004】そこで、近年になって、上型をその両側部
に設けた上型支持部によって支持し、下方の下型との閉
型位置から下型上方後部の全開位置まで上型上下動手段
によって上下動可能にした発泡成形型装置が提案される
ようになった(特開平4−303610号)。この発泡
成形型装置にあっては、下型と上型とはヒンジで連結さ
れてないため、上型および下型の前後部にクランプを設
けて型締めすることができるようになる。また、上型両
側部に設けた上型支持部によって上型の開閉時の軌跡を
決めることができるため、型開き初期には上型を下型の
真上方向に、次いで上型型面が作業者側(下型前部側)
を向いて起立するように上型を回転させながら下型の上
方後部へ移動させることができ、型開き時に成形品と上
型の干渉をなくして成形品の破れを防ぐことができる。
に設けた上型支持部によって支持し、下方の下型との閉
型位置から下型上方後部の全開位置まで上型上下動手段
によって上下動可能にした発泡成形型装置が提案される
ようになった(特開平4−303610号)。この発泡
成形型装置にあっては、下型と上型とはヒンジで連結さ
れてないため、上型および下型の前後部にクランプを設
けて型締めすることができるようになる。また、上型両
側部に設けた上型支持部によって上型の開閉時の軌跡を
決めることができるため、型開き初期には上型を下型の
真上方向に、次いで上型型面が作業者側(下型前部側)
を向いて起立するように上型を回転させながら下型の上
方後部へ移動させることができ、型開き時に成形品と上
型の干渉をなくして成形品の破れを防ぐことができる。
【0005】しかし、前記の発泡成形型装置を用いる場
合でも、作業者は、下型の上部後方位置で起立している
上型の型面に手を伸ばしてインサートをセットしなけれ
ばならず、また腰を曲げて下型型面の奥の方にまで手を
伸ばして表皮をセットしなければならない。そのため、
コンソール付きの自動車用インストルメントパネルのよ
うに、奥行き(前後長)の長い大型の発泡成形品の製造
に際しては、背伸びしなければインサートがセットでき
なかっり、腰を深く曲げなければ表皮を正しくセットで
きない場合があり、作業者の負担が大であるばかりか、
無理な姿勢で作業を行なう結果、インサートおよび表皮
が正しくセットされない恐れもある。
合でも、作業者は、下型の上部後方位置で起立している
上型の型面に手を伸ばしてインサートをセットしなけれ
ばならず、また腰を曲げて下型型面の奥の方にまで手を
伸ばして表皮をセットしなければならない。そのため、
コンソール付きの自動車用インストルメントパネルのよ
うに、奥行き(前後長)の長い大型の発泡成形品の製造
に際しては、背伸びしなければインサートがセットでき
なかっり、腰を深く曲げなければ表皮を正しくセットで
きない場合があり、作業者の負担が大であるばかりか、
無理な姿勢で作業を行なう結果、インサートおよび表皮
が正しくセットされない恐れもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、大
型の発泡成形品の製造に際しても、作業者に無理な姿勢
を強いることなく容易、確実にインサートセットおよび
表皮セットを行なうことができる発泡成形品の製造方法
と、それに用いる発泡成形型装置を提供しようとするも
のである。
型の発泡成形品の製造に際しても、作業者に無理な姿勢
を強いることなく容易、確実にインサートセットおよび
表皮セットを行なうことができる発泡成形品の製造方法
と、それに用いる発泡成形型装置を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】製造方法に関する発明
は、上型が上型支持部によって下型との閉型位置から下
型の上方後部の全開位置まで上型上下動手段によって上
下動可能にされた発泡成形型装置を用い、前記型開き状
態で上型型面にインサートをセットした後に下型型面に
表皮をセットし、その後に前記上型型面と下型型面間に
注入した発泡原料を前記インサートおよび表皮と一体に
発泡させる発泡成形品の製造方法であって、前記インサ
ートセットは、前記上型を型開き途中位置で一旦停止さ
せて行い、一方、前記表皮セットは、前記インサートセ
ット後下型を後部が高くなるように傾斜させて行うこと
を特徴とする。
は、上型が上型支持部によって下型との閉型位置から下
型の上方後部の全開位置まで上型上下動手段によって上
下動可能にされた発泡成形型装置を用い、前記型開き状
態で上型型面にインサートをセットした後に下型型面に
表皮をセットし、その後に前記上型型面と下型型面間に
注入した発泡原料を前記インサートおよび表皮と一体に
発泡させる発泡成形品の製造方法であって、前記インサ
ートセットは、前記上型を型開き途中位置で一旦停止さ
せて行い、一方、前記表皮セットは、前記インサートセ
ット後下型を後部が高くなるように傾斜させて行うこと
を特徴とする。
【0008】発泡成形型装置に関する発明は、インサー
トのセットされる上型が上型支持部によって、表皮のセ
ットされる下型との閉型位置から下型の上方後部の全開
位置まで上型上下動手段により上下動可能にされた発泡
成形型装置において、前記上型の型開き途中位置を検出
して上型上下動手段による上型の型開きを途中で一旦停
止させるための上型位置検出手段と、前記下型の前後方
向に対する傾斜角度を可変とするための下型傾斜手段と
を備えることを特徴とする。
トのセットされる上型が上型支持部によって、表皮のセ
ットされる下型との閉型位置から下型の上方後部の全開
位置まで上型上下動手段により上下動可能にされた発泡
成形型装置において、前記上型の型開き途中位置を検出
して上型上下動手段による上型の型開きを途中で一旦停
止させるための上型位置検出手段と、前記下型の前後方
向に対する傾斜角度を可変とするための下型傾斜手段と
を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】型開き途中で一旦停止した上型の型面は、全開
後の上型型面よりも前方、すなわち作業者の手前側に位
置するため、作業者の手が届き易くなって、インサート
セットが容易になる。また、後部が高くなるように傾斜
した下型型面後部(奥の部分)は、下型が水平になった
状態の下型型面後部(奥部分)よりも前方、すなわち作
業者の手前側にあるため、作業者の手が届き易くなっ
て、表皮セットが容易、確実になる。しかも、前記下型
への表皮セットを、前記上型へのインサートセット後さ
らに上型を下型の上方後部へ移動させた状態で行なえ
ば、下型と上型間の空間が大になって表皮セット作業を
上型が邪魔する恐れがない。
後の上型型面よりも前方、すなわち作業者の手前側に位
置するため、作業者の手が届き易くなって、インサート
セットが容易になる。また、後部が高くなるように傾斜
した下型型面後部(奥の部分)は、下型が水平になった
状態の下型型面後部(奥部分)よりも前方、すなわち作
業者の手前側にあるため、作業者の手が届き易くなっ
て、表皮セットが容易、確実になる。しかも、前記下型
への表皮セットを、前記上型へのインサートセット後さ
らに上型を下型の上方後部へ移動させた状態で行なえ
ば、下型と上型間の空間が大になって表皮セット作業を
上型が邪魔する恐れがない。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例の製造方法に用いら
れる発泡成形型装置の正面図、図2はその装置を2矢印
方向から眺めた側面図、図3は図2の3−3断面図、図
4は上型が型開き途中で一旦停止した状態を示す側面
図、図5は上型が全開した状態を示す側面図、図6は下
型が傾斜した状態を示す側面図、図7は上型位置検出手
段の取り付け部を拡大して示す図である。
明する。図1はこの発明の一実施例の製造方法に用いら
れる発泡成形型装置の正面図、図2はその装置を2矢印
方向から眺めた側面図、図3は図2の3−3断面図、図
4は上型が型開き途中で一旦停止した状態を示す側面
図、図5は上型が全開した状態を示す側面図、図6は下
型が傾斜した状態を示す側面図、図7は上型位置検出手
段の取り付け部を拡大して示す図である。
【0011】まず図1ないし図3に示した発泡成形型装
置10について説明する。この発泡成形型装置10は、
下型傾斜手段11、発泡成形型31、上型支持部51、
上型上下動手段61および上型位置検出手段71を備え
る。
置10について説明する。この発泡成形型装置10は、
下型傾斜手段11、発泡成形型31、上型支持部51、
上型上下動手段61および上型位置検出手段71を備え
る。
【0012】下型傾斜手段11は、基台12と、型支持
板14と、昇降装置19で構成される。前記基台12
は、この装置全体の支持台となるものである。型支持板
14は、発泡成形型31等を支持するとともに表皮セッ
ト時に後記の下型32を傾斜させるためのもので、この
実施例では、前部(図面1の手前側または図面2の左方
側、すなわち作業者の手前側となる部分。以下同じ)1
4aが、前記基台12上にヒンジ15を介して回動可能
に連結されている。その回動により、型支持板14は前
後方向(図面1の紙面に垂直方向または図面2の左右方
向)に対して傾斜角度を変えることができる。
板14と、昇降装置19で構成される。前記基台12
は、この装置全体の支持台となるものである。型支持板
14は、発泡成形型31等を支持するとともに表皮セッ
ト時に後記の下型32を傾斜させるためのもので、この
実施例では、前部(図面1の手前側または図面2の左方
側、すなわち作業者の手前側となる部分。以下同じ)1
4aが、前記基台12上にヒンジ15を介して回動可能
に連結されている。その回動により、型支持板14は前
後方向(図面1の紙面に垂直方向または図面2の左右方
向)に対して傾斜角度を変えることができる。
【0013】昇降装置19は、前記型支持板14をヒン
ジ15を介して回動させるために、型支持板14の後部
14bを上下させるもので、型支持板14の後部14b
と基台12間において型支持板14の両側部に取り付け
られている。昇降装置19としては、モータとクランク
を用いる等、公知のものを使用できる。この実施例で
は、エアーまたは油圧により作動部材20が伸縮する公
知のシリンダ装置からなって、前記作動部材20が図2
または図3のように基台12に回動自在に取り付けられ
る一方、シリンダケース21が、型支持板14上面に立
設された保持部22に回動自在に取り付けられている。
なお、昇降装置19は、図1に示す操作部80の操作に
よって作動部材20の伸縮あるいは作動停止を行なうよ
うになっている。
ジ15を介して回動させるために、型支持板14の後部
14bを上下させるもので、型支持板14の後部14b
と基台12間において型支持板14の両側部に取り付け
られている。昇降装置19としては、モータとクランク
を用いる等、公知のものを使用できる。この実施例で
は、エアーまたは油圧により作動部材20が伸縮する公
知のシリンダ装置からなって、前記作動部材20が図2
または図3のように基台12に回動自在に取り付けられ
る一方、シリンダケース21が、型支持板14上面に立
設された保持部22に回動自在に取り付けられている。
なお、昇降装置19は、図1に示す操作部80の操作に
よって作動部材20の伸縮あるいは作動停止を行なうよ
うになっている。
【0014】発泡成形型31は、下型32と上型35と
で構成される分割式の型からなり、型内部に成形品用の
キャビティが形成されている。下型32は、前記型支持
板14上に載置固定されていて、この下型32型面には
発泡成形時に表皮がセットされる。一方上型35は、後
記の上型支持部51および上型上下動手段61により下
型35の上方および後部へ型開きするようになってい
て、この上型35型面には発泡成形時にインサートがセ
ットされる。
で構成される分割式の型からなり、型内部に成形品用の
キャビティが形成されている。下型32は、前記型支持
板14上に載置固定されていて、この下型32型面には
発泡成形時に表皮がセットされる。一方上型35は、後
記の上型支持部51および上型上下動手段61により下
型35の上方および後部へ型開きするようになってい
て、この上型35型面には発泡成形時にインサートがセ
ットされる。
【0015】また、発泡成形型31の前部31aと後部
31bには、発泡時に下型32と上型35を型閉じ状態
でロックし、成形品脱型時にはそのロックを解除するた
めのクランプ部材37が設けられている。このクランプ
部材37は、図1および図2に示されるように、下型3
2に取り付けられた左右に摺動可能な複数の係合爪部材
38と、上型35に設けられた複数の係合ピン39とで
構成され、前記複数の係合爪部材38がシリンダ装置等
の摺動装置40により左右に摺動してクランプ(ロッ
ク)あるいはアンクランプ(ロック解除)がなされる。
符号41は、複数の係合爪部材38を同時に同一方向に
摺動させるために各係合爪部材38を連結している連結
棒である。
31bには、発泡時に下型32と上型35を型閉じ状態
でロックし、成形品脱型時にはそのロックを解除するた
めのクランプ部材37が設けられている。このクランプ
部材37は、図1および図2に示されるように、下型3
2に取り付けられた左右に摺動可能な複数の係合爪部材
38と、上型35に設けられた複数の係合ピン39とで
構成され、前記複数の係合爪部材38がシリンダ装置等
の摺動装置40により左右に摺動してクランプ(ロッ
ク)あるいはアンクランプ(ロック解除)がなされる。
符号41は、複数の係合爪部材38を同時に同一方向に
摺動させるために各係合爪部材38を連結している連結
棒である。
【0016】上型支持部51は、上型35の開閉時に上
型35を支持しながら上型の開閉軌跡を規制するための
ものである。この実施例では発泡成形型31の両側部外
側位置の型支持板14に立設された一組のガイド板52
と、上型35の両側部外面に設けられたガイドピン55
とで構成される。
型35を支持しながら上型の開閉軌跡を規制するための
ものである。この実施例では発泡成形型31の両側部外
側位置の型支持板14に立設された一組のガイド板52
と、上型35の両側部外面に設けられたガイドピン55
とで構成される。
【0017】前記ガイド板52は、下型32の側部下部
から上方を経て下型32の後部に到る略逆L字形に屈曲
していて、その一端近くから他端近くにかけて、上型3
5の開閉軌跡に対応する細長いガイド穴53が形成され
ている。このガイド穴53による上型35の軌跡は、上
型35を開く際に、上型35の型面が成形品と干渉しな
いよう成形品形状に応じて定められる。この実施例で
は、まず上型35が下型32上方へ移動し、その後上型
型面を下型32の前部に向けて起立させながら後方へ移
動できるように、略逆L字形に形成されている。なお、
ガイド穴53の屈曲部56は上型35が滑らかに向きを
変えられるように円弧状になっている。
から上方を経て下型32の後部に到る略逆L字形に屈曲
していて、その一端近くから他端近くにかけて、上型3
5の開閉軌跡に対応する細長いガイド穴53が形成され
ている。このガイド穴53による上型35の軌跡は、上
型35を開く際に、上型35の型面が成形品と干渉しな
いよう成形品形状に応じて定められる。この実施例で
は、まず上型35が下型32上方へ移動し、その後上型
型面を下型32の前部に向けて起立させながら後方へ移
動できるように、略逆L字形に形成されている。なお、
ガイド穴53の屈曲部56は上型35が滑らかに向きを
変えられるように円弧状になっている。
【0018】ガイドピン55は、上型35を前記ガイド
板52のガイド穴53に沿って摺動し、かつ支持するた
めのもので、上型35の両側部に補助部材57を介して
取り付けられている。なお、この実施例にあっては、前
記補助部材57は上型35の両側部から下型32の両側
部に到る板状からなって、その補助部材57に上下二つ
のガイドピン55,55が立設されている。この上型3
5両側部に立設された各二つのガイドピン55,55が
ガイド穴53に嵌まって、後記の上型上下動手段61に
より摺動することによって、前記ガイド穴53の屈曲部
56位置で上型35が起立し上型35の型面が下型32
前部を向くようになる。
板52のガイド穴53に沿って摺動し、かつ支持するた
めのもので、上型35の両側部に補助部材57を介して
取り付けられている。なお、この実施例にあっては、前
記補助部材57は上型35の両側部から下型32の両側
部に到る板状からなって、その補助部材57に上下二つ
のガイドピン55,55が立設されている。この上型3
5両側部に立設された各二つのガイドピン55,55が
ガイド穴53に嵌まって、後記の上型上下動手段61に
より摺動することによって、前記ガイド穴53の屈曲部
56位置で上型35が起立し上型35の型面が下型32
前部を向くようになる。
【0019】上型上下動手段61は、前記上型35を上
下動させて型を開くためのものである。この実施例で
は、上型35両側部外側の型支持板14上に支持部材6
2を介して回動可能に一端が軸着された回動アーム63
と、その回動アーム63の中間部と型支持板14の前部
に両端が回動可能に取り付けられたシリンダ装置64
と、上型35の両側部に突出形成されて前記回動アーム
63の先端部寄りに形成された長穴64に摺動可能に嵌
まる上型開閉用ピン66とで構成されている。
下動させて型を開くためのものである。この実施例で
は、上型35両側部外側の型支持板14上に支持部材6
2を介して回動可能に一端が軸着された回動アーム63
と、その回動アーム63の中間部と型支持板14の前部
に両端が回動可能に取り付けられたシリンダ装置64
と、上型35の両側部に突出形成されて前記回動アーム
63の先端部寄りに形成された長穴64に摺動可能に嵌
まる上型開閉用ピン66とで構成されている。
【0020】前記の上型上下動手段61は、図4および
図5のように、前記シリンダ装置64の作動部材65が
伸びることにより回動アーム63が支持部材62との軸
着部63aを中心に回動する。そして、その回動アーム
63の長穴64に嵌まっている上型開閉用ピン66およ
びその開閉用ピン66と一体になっている上型35を、
回動アーム63とともに上方へ回動させる。その際、上
型35の両側部各々のガイドピン55,55が、上型支
持部51のガイド板52に形成されたガイド穴53に嵌
まって摺動するため、そのガイド穴53に沿って上型3
5が開く。
図5のように、前記シリンダ装置64の作動部材65が
伸びることにより回動アーム63が支持部材62との軸
着部63aを中心に回動する。そして、その回動アーム
63の長穴64に嵌まっている上型開閉用ピン66およ
びその開閉用ピン66と一体になっている上型35を、
回動アーム63とともに上方へ回動させる。その際、上
型35の両側部各々のガイドピン55,55が、上型支
持部51のガイド板52に形成されたガイド穴53に嵌
まって摺動するため、そのガイド穴53に沿って上型3
5が開く。
【0021】また、上型位置検出手段71は、上型35
の型開き途中位置を検出して前記上型上下動手段61に
よる上型35の型開きを一旦停止させるためのものであ
る。この実施例では、図1および図7に示すように前記
上型支持部51のガイド板52の内面側に取り付けられ
たリミットスイッチ72と、前記上型上下動手段61の
回動アーム63の外面側に立設された突起74とよりな
る。このリミットスイッチ72は、前記上型上下動手段
61におけるシリンダ装置64の制御装置(図示せず)
およびこの発泡成形型装置の操作部80と接続されてい
る。それにより、上型35が所定位置まで開いた時点で
回動アーム63外面の突起74がリミットスイッチ72
の回転子73(図7に示す)を押してシリンダ装置64
の作動を停止させ、その後操作部80の操作により再び
シリンダ装置64の作動を開始するようになっている。
の型開き途中位置を検出して前記上型上下動手段61に
よる上型35の型開きを一旦停止させるためのものであ
る。この実施例では、図1および図7に示すように前記
上型支持部51のガイド板52の内面側に取り付けられ
たリミットスイッチ72と、前記上型上下動手段61の
回動アーム63の外面側に立設された突起74とよりな
る。このリミットスイッチ72は、前記上型上下動手段
61におけるシリンダ装置64の制御装置(図示せず)
およびこの発泡成形型装置の操作部80と接続されてい
る。それにより、上型35が所定位置まで開いた時点で
回動アーム63外面の突起74がリミットスイッチ72
の回転子73(図7に示す)を押してシリンダ装置64
の作動を停止させ、その後操作部80の操作により再び
シリンダ装置64の作動を開始するようになっている。
【0022】なお、前記リミットスイッチ72の位置
は、インサートセット作業が最もし易い位置まで上型3
5が開いた時点で上型35が停止するように設けられ
る。また、この実施例では、上型35が最後部まで開い
た全開時点でシリンダ装置64の作動を停止させるため
の別のリミットスイッチ76も設けられている。このリ
ミットスイッチ76は、シリンダ装置64の制御装置
(図示せず)およびこの発泡成形型装置の操作部80と
接続されていて、リミットスイッチ76の作動により停
止したシリンダ装置64が操作部80の操作により作動
部材65の収納(縮み)を開始し、上型35を閉じるよ
うになっている。
は、インサートセット作業が最もし易い位置まで上型3
5が開いた時点で上型35が停止するように設けられ
る。また、この実施例では、上型35が最後部まで開い
た全開時点でシリンダ装置64の作動を停止させるため
の別のリミットスイッチ76も設けられている。このリ
ミットスイッチ76は、シリンダ装置64の制御装置
(図示せず)およびこの発泡成形型装置の操作部80と
接続されていて、リミットスイッチ76の作動により停
止したシリンダ装置64が操作部80の操作により作動
部材65の収納(縮み)を開始し、上型35を閉じるよ
うになっている。
【0023】次に前記発泡成形型装置を用いる発泡成形
品の製造方法の例について説明する。まず、図2に示す
ように、型支持板14が水平になった状態で、図1に示
した操作部80の操作により、上型上下動手段61のシ
リンダ装置64を作動させて作動部材65を伸ばす。そ
れにより、図4に示すように、回動アーム63が回動
し、その回動アーム63の長穴64に嵌まった開閉用ピ
ン66を介して上型35が開く。その際、上型35両側
部各々のガイドピン55,55が、上型支持部51のガ
イド板52に形成されたガイド穴53に嵌まって摺動す
るため、上型35は初め下型32の真上方向に開き、次
いで上型35型面が下型32前部方向を向くように回転
しながら下型32の上方後部へ移動する。
品の製造方法の例について説明する。まず、図2に示す
ように、型支持板14が水平になった状態で、図1に示
した操作部80の操作により、上型上下動手段61のシ
リンダ装置64を作動させて作動部材65を伸ばす。そ
れにより、図4に示すように、回動アーム63が回動
し、その回動アーム63の長穴64に嵌まった開閉用ピ
ン66を介して上型35が開く。その際、上型35両側
部各々のガイドピン55,55が、上型支持部51のガ
イド板52に形成されたガイド穴53に嵌まって摺動す
るため、上型35は初め下型32の真上方向に開き、次
いで上型35型面が下型32前部方向を向くように回転
しながら下型32の上方後部へ移動する。
【0024】そして、あらかじめ設定したインサートセ
ット位置まで上型35が開いた時点で、図4および図7
に示すように前記回動アーム63外面の突起74が、上
型位置検出手段71のリミットスイッチ72の回転子7
3を押して、上型上下動手段61のシリンダ装置64の
作動を一旦停止する。その状態で、金属または樹脂製の
インサート80を上型35の型面にセットする。このと
き、上型35は型開き途中にあって、最もインサートセ
ットし易い位置に停止しているため、セット作業は極め
て容易である。
ット位置まで上型35が開いた時点で、図4および図7
に示すように前記回動アーム63外面の突起74が、上
型位置検出手段71のリミットスイッチ72の回転子7
3を押して、上型上下動手段61のシリンダ装置64の
作動を一旦停止する。その状態で、金属または樹脂製の
インサート80を上型35の型面にセットする。このと
き、上型35は型開き途中にあって、最もインサートセ
ットし易い位置に停止しているため、セット作業は極め
て容易である。
【0025】その後、再び上型上下動手段61のシリン
ダ装置64を作動させ、回動アーム63をさらに回動さ
せて、図5のように上型35を後方へ開く。上型35が
最も後方へ移動した全開時点で、回動アーム63の前記
突起74が別のリミットスイッチ76を作動させ、再び
上型上下動手段61のシリンダ装置64を停止させ、上
型35を最後部に止める。
ダ装置64を作動させ、回動アーム63をさらに回動さ
せて、図5のように上型35を後方へ開く。上型35が
最も後方へ移動した全開時点で、回動アーム63の前記
突起74が別のリミットスイッチ76を作動させ、再び
上型上下動手段61のシリンダ装置64を停止させ、上
型35を最後部に止める。
【0026】次いで、図6のように、昇降装置19を作
動させてその作動部材20を伸ばす。それにより、型支
持板14の後部が上昇し、その型支持板14が前部のヒ
ンジ15を中心として回動し、下型32が前部から後部
にかけて高くなった状態に傾斜する。そして、下型32
の前後方向に対する型支持板14の傾斜角度、すなわち
下型32の傾斜角度が、あらかじめ設定された所定角度
aになった時点で昇降装置19を停止させ、下型32を
傾斜した状態で保持する。その状態で、表皮82を下型
32の型面にセットする。このとき、下型32は前部下
端を支点として後部が手前に起き上がった状態となって
いるため、作業者は深く腰を曲げることなく表皮82を
下型32型面の奥まで確実にセットすることができる。
しかも、上型35はすでに最も後方へ移動して下型32
真上付近に存在しないため、表皮セット作業が上型35
により邪魔される恐れもない。なお、前記下型32の設
定傾斜角度aは、下型32あるいは表皮82の大きさ等
に応じて、作業者が最も表皮セット作業をし易い傾斜角
度に設定される。
動させてその作動部材20を伸ばす。それにより、型支
持板14の後部が上昇し、その型支持板14が前部のヒ
ンジ15を中心として回動し、下型32が前部から後部
にかけて高くなった状態に傾斜する。そして、下型32
の前後方向に対する型支持板14の傾斜角度、すなわち
下型32の傾斜角度が、あらかじめ設定された所定角度
aになった時点で昇降装置19を停止させ、下型32を
傾斜した状態で保持する。その状態で、表皮82を下型
32の型面にセットする。このとき、下型32は前部下
端を支点として後部が手前に起き上がった状態となって
いるため、作業者は深く腰を曲げることなく表皮82を
下型32型面の奥まで確実にセットすることができる。
しかも、上型35はすでに最も後方へ移動して下型32
真上付近に存在しないため、表皮セット作業が上型35
により邪魔される恐れもない。なお、前記下型32の設
定傾斜角度aは、下型32あるいは表皮82の大きさ等
に応じて、作業者が最も表皮セット作業をし易い傾斜角
度に設定される。
【0027】その後、昇降装置19の作動部材20を収
納し(縮め)、型支持板14を元の位置に降ろして下型
32を水平にする。その状態で下型32内にポリウレタ
ン原料等の発泡原料を注入し、操作部80の操作により
上型上下動手段61のシリンダ装置64の作動部材65
を収納し(縮め)、上型35を図2のように下型32に
被せて閉型する。そして、前記クランプ部材37により
発泡成形型31をクランプし、前記発泡原料をインサー
トおよび表皮と一体に発泡させる。
納し(縮め)、型支持板14を元の位置に降ろして下型
32を水平にする。その状態で下型32内にポリウレタ
ン原料等の発泡原料を注入し、操作部80の操作により
上型上下動手段61のシリンダ装置64の作動部材65
を収納し(縮め)、上型35を図2のように下型32に
被せて閉型する。そして、前記クランプ部材37により
発泡成形型31をクランプし、前記発泡原料をインサー
トおよび表皮と一体に発泡させる。
【0028】発泡終了後、前記クランプ部材37のクラ
ンプを解除し、操作部80の操作により、上型上下動手
段61のシリンダ装置64の作動部材65を伸ばして上
型35を開け、成形品を取り出す。その成形品の脱型作
業は、図4のように上型35を型開き途中位置にした状
態で行なわれる。それにより、そのまま次の成形品製造
のための前記インサートセット作業に移ることが可能に
なる。勿論脱型作業は、図5と同様に上型35を最後部
まで移動した状態で、あるいは図6のように下型32を
傾斜させた状態で行なってもよい。特に、成形品の奥行
き寸法(前後長)が大で、成形品の後部をつかんで脱型
作業を行なわねばならないような場合には、図6のよう
に下型32を傾斜させた状態とすれば作業が極めて容易
となる。
ンプを解除し、操作部80の操作により、上型上下動手
段61のシリンダ装置64の作動部材65を伸ばして上
型35を開け、成形品を取り出す。その成形品の脱型作
業は、図4のように上型35を型開き途中位置にした状
態で行なわれる。それにより、そのまま次の成形品製造
のための前記インサートセット作業に移ることが可能に
なる。勿論脱型作業は、図5と同様に上型35を最後部
まで移動した状態で、あるいは図6のように下型32を
傾斜させた状態で行なってもよい。特に、成形品の奥行
き寸法(前後長)が大で、成形品の後部をつかんで脱型
作業を行なわねばならないような場合には、図6のよう
に下型32を傾斜させた状態とすれば作業が極めて容易
となる。
【0029】なお、前記実施例においては、下型が前部
下端を支点として傾斜するようにした例を示したが、そ
れに限るものではなく、下型後部または中央部を支点と
して下型が傾斜するものであってもよい。また、前記実
施例においては、上型支持部51と上型上下動手段61
を型支持板14に取り付けて、下型32傾斜時に上型3
5も傾斜するようになっているが、上型35については
傾斜しないようにしてもよい。たとえば、前記下型支持
板14の側部から基台12がはみ出るようにし、そのは
み出た基台12上に前記上型支持部51と上型上下動手
段61を取り付けるのである。その場合、上型支持部5
1は、下型の傾斜に係わらず常に一定位置にある。さら
に、前記実施例では、インサートセット後に上型をさら
に開いて表皮のセットを行なっているが、型面の形状等
によってはインサートセット時の型開き途中時点で表皮
セットを行なうこともある。
下端を支点として傾斜するようにした例を示したが、そ
れに限るものではなく、下型後部または中央部を支点と
して下型が傾斜するものであってもよい。また、前記実
施例においては、上型支持部51と上型上下動手段61
を型支持板14に取り付けて、下型32傾斜時に上型3
5も傾斜するようになっているが、上型35については
傾斜しないようにしてもよい。たとえば、前記下型支持
板14の側部から基台12がはみ出るようにし、そのは
み出た基台12上に前記上型支持部51と上型上下動手
段61を取り付けるのである。その場合、上型支持部5
1は、下型の傾斜に係わらず常に一定位置にある。さら
に、前記実施例では、インサートセット後に上型をさら
に開いて表皮のセットを行なっているが、型面の形状等
によってはインサートセット時の型開き途中時点で表皮
セットを行なうこともある。
【0030】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
製造方法および装置によれば、大型の発泡成形品を製造
する場合にも、インサートセットおよび表皮セット作業
が極めて容易となり、作業者に与える負担が少なくなる
効果がある。また、インサートセットおよび表皮セット
作業が容易となるため、そのセットを確実に行なうこと
ができ、セット不良による成形品の製造不良を生じるこ
とがない。
製造方法および装置によれば、大型の発泡成形品を製造
する場合にも、インサートセットおよび表皮セット作業
が極めて容易となり、作業者に与える負担が少なくなる
効果がある。また、インサートセットおよび表皮セット
作業が容易となるため、そのセットを確実に行なうこと
ができ、セット不良による成形品の製造不良を生じるこ
とがない。
【図1】この発明の一実施例を表す発泡成形型装置の正
面図である。
面図である。
【図2】その装置を2矢印方向から眺めた側面図であ
る。
る。
【図3】図2の3−3断面図である。
【図4】上型が型開き途中で一旦停止した状態を示す側
面図である。
面図である。
【図5】上型が全開した状態を示す側面図である。
【図6】下型が傾斜した状態を示す側面図である。
【図7】上型位置検出手段の取り付け部を拡大して示す
図である。
図である。
11 下型傾斜手段 14 型支持板 19 昇降装置 31 発泡成形型 32 下型 35 上型 51 上型支持部 61 上型上下動手段 71 上型位置検出手段
Claims (6)
- 【請求項1】 上型が上型支持部によって下型との閉型
位置から下型の上方後部の全開位置まで上型上下動手段
によって上下動可能にされた発泡成形型装置を用い、前
記型開き状態で上型型面にインサートをセットした後に
下型型面に表皮をセットし、その後に前記上型型面と下
型型面間に注入した発泡原料を前記インサートおよび表
皮と一体に発泡させる発泡成形品の製造方法であって、 前記インサートセットは、前記上型を型開き途中位置で
一旦停止させて行い、 一方、前記表皮セットは、前記下型を後部が高くなるよ
うに傾斜させて行うことを特徴とする発泡成形品の製造
方法。 - 【請求項2】 請求項1において、下型型面への表皮セ
ットを、インサートセット後上型を更に開き、かつ下型
を後部が高くなるように傾斜させた状態で行うことを特
徴とする発泡成形品の製造方法。 - 【請求項3】 インサートのセットされる上型が上型支
持部によって、表皮のセットされる下型との閉型位置か
ら下型の上方後部の全開位置まで上型上下動手段により
上下動可能にされた発泡成形型装置において、 前記上型の型開き途中位置を検出して上型上下動手段に
よる上型の型開きを途中で一旦停止させるための上型位
置検出手段と、前記下型の前後方向に対する傾斜角度を
可変とするための下型傾斜手段とを備えることを特徴と
する発泡成形型装置。 - 【請求項4】 請求項3において、下型傾斜手段を、基
台と、前記基台上に前後方向に対する傾斜角度を可変と
して設けられた型支持板と、前記型支持板と基台間にあ
って前記型支持板の一部を上下させて型支持板を傾斜さ
せる昇降装置とで構成し、前記型支持板上に下型を固定
してなる発泡成形型装置。 - 【請求項5】 請求項3または4において、型支持板を
基台に回動可能に設けてなる発泡成形型装置。 - 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかにおいて、
昇降装置が作動部材の伸縮するシリンダ装置よりなる発
泡成形型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067608A JPH07246627A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 発泡成形品の製造方法および発泡成形型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067608A JPH07246627A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 発泡成形品の製造方法および発泡成形型装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07246627A true JPH07246627A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=13349828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6067608A Pending JPH07246627A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 発泡成形品の製造方法および発泡成形型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07246627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111571909A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-08-25 | 安能绿色建筑科技有限公司 | 用于制作建筑保温板材的倾斜式泡塑机 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6067608A patent/JPH07246627A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111571909A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-08-25 | 安能绿色建筑科技有限公司 | 用于制作建筑保温板材的倾斜式泡塑机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |