JPH0584748A - ウレタン成形装置 - Google Patents

ウレタン成形装置

Info

Publication number
JPH0584748A
JPH0584748A JP3249451A JP24945191A JPH0584748A JP H0584748 A JPH0584748 A JP H0584748A JP 3249451 A JP3249451 A JP 3249451A JP 24945191 A JP24945191 A JP 24945191A JP H0584748 A JPH0584748 A JP H0584748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die plate
mold
upper die
gear
lower frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3249451A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohisa Nagasaka
尚久 長坂
Koji Miyajima
弘司 宮嶋
Masayuki Goto
正行 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP3249451A priority Critical patent/JPH0584748A/ja
Publication of JPH0584748A publication Critical patent/JPH0584748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】上ダイプレートと下ダイプレートの展開角度を
大きくすることができるとともに展開角度が任意の位置
で停止可能とし、かつチルト機構をも備えたコンパクト
な装置とする。 【構成】基台1と、基台に揺動可能に保持された下部フ
レーム2と、下部フレームを揺動させるチルト機構3
と、型締めシリンダ装置20と、型締めシリンダ装置の
駆動により上下動する下ダイプレート4と、下部フレー
ムに保持された駆動ギヤ53と従動ギヤ51とからなる
ギヤ装置と、従動ギヤの回転軸50に固定され従動ギヤ
の回動により揺動する上ダイプレート6と、下ダイプレ
ート及び上ダイプレートに保持された下型40及び上型
60と、からなることを特徴とするウレタン成形装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレタン成形に用いら
れるウレタン成形装置に関する。本発明の成形装置は、
ロボットなどによる自動成形装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】ウレタン樹脂を用いた発泡ウレタン成形
において比較的大型の成形体を成形する場合には、下型
及び上型よりなり上下方向に型締め・型開きされる縦型
の成形装置が一般に利用されている。ところでウレタン
成形の場合には、型面への離型剤の塗布、インサートの
配置、成形体の脱型など、型を開いた状態で行う作業が
多い。そこで従来の縦型のウレタン成形装置では、上型
が保持された上ダイプレートを下型に対して揺動可能に
構成し、油圧シリンダ装置を用いて揺動させることで上
型と下型とを展開させる機構が採用されている。そして
上型と下型とがある角度で展開した状態で、作業者が開
いた側に立って各種作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、塗装や溶接など
の分野ではロボットによる自動化が進んでいる。ウレタ
ン成形の分野でもロボットの導入が検討されているが、
種々の問題の解決が先ず必要となっている。例えば離型
剤やモールドコートの塗布などの作業をロボット化する
場合には、上型と下型の展開角度は例えば180度と大
きいほどハンドリングの自由度が増すため好ましい。し
かし上記した従来のウレタン成形装置では、上型と下型
の展開角度は最大90度程度であり、それ以上展開させ
ようとすると構造が複雑となり装置の大型化を招く。ま
た油圧シリンダ装置による展開機構では、任意の角度で
展開を停止することが困難であり、作業者による作業と
ロボットによる作業の両方に対応可能な装置とすること
は困難であった。
【0004】またウレタン成形においては、金型を傾け
るチルト機構を設け、成形時に金型の上部に位置するガ
ス抜き孔からガスを抜くように構成することが好まし
い。しかし従来の成形装置では、上ダイプレートを揺動
させる油圧シリンダ装置の存在により傾けるのが困難と
なったり、傾ける方向が規制されたりする場合があり、
また油圧シリンダ装置まで傾くように構成すると益々装
置の大型化を招くという不具合がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、展開角度を大きくすることができるととも
に展開角度が任意の位置で停止可能とし、かつチルト機
構をも備えたコンパクトな装置とすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のウレタン成形装置は、基台と、基台に揺動可能に保
持された下部フレームと、基台に保持され下部フレーム
を揺動させるチルト機構と、下部フレームに固定された
型締めシリンダ装置と、型締めシリンダ装置のピストン
ロッド先端に固定され型締めシリンダ装置の駆動により
上下動する下ダイプレートと、下部フレームに保持され
た駆動ギヤと従動ギヤとからなり従動ギヤの回転軸の軸
方向が型締め方向と直角方向に延びるギヤ装置と、従動
ギヤの回転軸に固定され従動ギヤの回動により揺動する
上ダイプレートと、下ダイプレート及び上ダイプレート
に互いに対向するようにそれぞれ保持された下型及び上
型と、からなることを特徴とする。
【0007】チルト機構は下部フレームを基台に対して
揺動させ所定角度で傾いた位置に保持するものであり、
シリンダ装置、歯車機構など公知の手段を採用できる。
一般に金型の注入ヘッドの位置が下方に、ガス抜き孔を
もつ注入ヘッドと反対側の端部が上方となるように下部
フレームが傾くように構成される。ギヤ装置は上ダイプ
レートを下ダイプレートに対して揺動させて上型と下型
を展開するものであり、各種ギヤの組合せから構成する
ことができる。このようにギヤの螺合により展開する構
成としたので、展開角度は自在に調節でき、180度の
展開も可能である。なお駆動ギヤの駆動源としては、電
動モータ、油圧モータなどを利用できる。
【0008】上ダイプレートと下ダイプレートとは、型
締め状態を保持できるように構成することが望ましい。
これによりチルト機構を作動したときの位置ずれを防止
できる。
【0009】
【発明の作用及び効果】本発明のウレタン成形装置で
は、先ずギヤ装置の駆動ギヤが駆動されそれに追従して
従動ギヤが回転する。すると従動ギヤの回転軸が回転し
上ダイプレートが揺動して上型と下型とが展開される。
そして型面に離型剤やモールドコートを塗布する作業、
インサートを配置する作業などが行われる。この展開は
例えば180度展開とすればロボットによる作業の自由
度が高くなる。また90度程度として作業者が作業する
こともできる。
【0010】次に駆動ギヤが逆に回転し、上型と下型の
型面どうしが対向した状態となる。そして上ダイプレー
トと下ダイプレートとが水平な状態で、型締めシリンダ
装置が駆動され下ダイプレートが上ダイプレートに近接
する方向へ駆動される。これにより上型と下型とが型締
めされる。このときチルト機構が駆動されて下部フレー
ムが傾斜し、それに伴って金型の注入ヘッド側が下方
に、反対側が上方となるように傾斜する。そして注入ヘ
ッドからウレタン成形原料がキャビティ内に注入され、
成形が行われる。これによりガス抜き孔からガスを円滑
に抜くことができ成形不良が防止される。
【0011】成形完了後はチルト機構が元に戻されて上
下ダイプレートが水平状態とされ、型締めシリンダ装置
の駆動により型開きされる。そしてギヤ装置を駆動して
金型を展開して成形体を脱型し、成形の1サイクルが終
了する。すなわち本発明のウレタン成形装置によれば、
上ダイプレートの展開をギヤの回転による駆動としたの
で、チルト機構を設けても装置をコンパクトとすること
ができる。また展開の角度を180度などと容易に大き
くすることができ、ロボットなどによる自動化が容易と
なる。そして展開角度は任意にかつ正確に制御できるの
で、1台の装置でロボットによる作業にも作業者による
作業にも対応することができる。
【0012】さらにギヤ装置も含めた全体がチルト機構
により傾斜する構成としたため、チルト機構の傾斜方向
の制限がなくガス抜き孔の位置に合わせて自由に設定す
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
に本発明の一実施例のウレタン成形装置の正面図を、図
2にその側面図を示す。基台1には水平方向に間隔を隔
てた一対のフランジ部10が固定され、フランジ部10
の間に下部フレーム2が揺動自在に枢支されている。ま
た基台1にはチルト機構としての油圧シリンダ装置3が
揺動自在に保持され、油圧シリンダ装置3のピストンロ
ッド30先端は下部フレーム2の一端に連結されてい
る。
【0014】下部フレーム2には2対の型締めシリンダ
装置20が固定され、そのピストンロッド先端には下ダ
イプレート4が固定されている。この下ダイプレート4
上面には下型40が保持されている。また下部フレーム
2には上方へ向かって延びる1対の下部係止フランジ2
1と、一対の保持フランジ22が固定されている。下部
係止フランジ21は先端に溝部とその溝部を貫通する孔
とをもち、孔にピストンロッドが出入する係止シリンダ
21aが固定されている。また一対の保持フランジ22
には回転軸50が枢支され、回転軸50の先端にはウォ
ームホィール51が固定されている。ウォームホィール
51側の一方の保持フランジ22には、油圧モータ52
によって駆動されるウォームギヤ53が保持され、ウォ
ームホィール51と螺合している。また他方の保持フラ
ンジ22には、回転軸50の回動角度を検出する展開角
度検出センサ23と、ラチェット機構からなる安全装置
24が保持されている。
【0015】回転軸50には上ダイプレート6から延び
る一対のフランジ部61が固定され、回転軸50の回動
により上ダイプレート6が揺動するように構成されてい
る。そして上ダイプレート6からは一対の上部係止フラ
ンジ62が下方に向かって延び、下部係止フランジ21
と係合している。上ダイプレート6下面には上型60が
保持されている。
【0016】また基台1には、上ダイプレート6が18
0度展開したときに当接して上ダイプレート6を受ける
受け部材7が固定されている。受け部材7の先端にはダ
ンパ70が固定され、衝撃を吸収するように構成されて
いる。そして注入ヘッドは上型60及び下型40の分割
面上で図1の向かって左側に設けられ、上型60には注
入ヘッドと反対側にキャビティから延びるガス抜き孔が
設けられている。
【0017】上記のように構成された本実施例の成形装
置では、油圧モータ52が駆動されウォームギヤ53が
回転する。するとウォームホィール51が回転し、回転
軸50が回転することにより上ダイプレート6が揺動す
る。そして上ダイプレート6が180度揺動すると、ダ
ンパ70に当接し次いで受け部材7に当接して保持され
る。その状態を図3に示す。この状態では、上型60と
下型40の型面はいずれも上方を向いており、ロボット
により容易に離型剤やモールドコートを塗布したり、イ
ンサートを配置したりする作業を行うことができる。
【0018】次に油圧モータ52が逆回転駆動される
と、上ダイプレート6は図1及び図2に示す位置に戻
る。このとき上部係止フランジ62が下部係止フランジ
21の溝部内に位置し、係止シリンダ21aのピストン
ロッドが両者の孔に係合して、上ダイプレート6は下部
フレーム2と一体化される。そして型締めシリンダ装置
20が駆動され、下ダイプレート4が上ダイプレート6
に近接する方向へ駆動されて下型40と上型60とが型
締めされる。このとき油圧シリンダ装置3が駆動され、
ピストンロッド30が縮む。すると下部フレーム2は図
4に示すように揺動し、上ダイプレート6及び下ダイプ
レート4も下部フレーム2と平行に傾く。これにより下
型40と上型60が傾く。その後注入ヘッドからウレタ
ン成形原料がキャビティ内に注入され、ウレタン成形が
行われる。この時ガス抜き孔が上方に位置するため、キ
ャビティ内のガスは円滑に排除でき成形不良が防止され
る。
【0019】すなわち本実施例のウレタン成形装置によ
れば、ウォームギヤ53とウォームホィール51とから
なるギヤ装置で上ダイプレート6を展開する構成とした
ので、展開角度の調節が自在であり180度の展開も可
能で、ロボットによる自動化が可能となった。また任意
の角度で展開できるので、従来の作業者による作業も可
能である。そして従来の油圧シリンダ装置による展開に
比べて装置がコンパクトとなり、チルト機構の傾斜方向
の制約もなく、成形の自由度が格段に向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のウレタン成形装置の正面図
である。
【図2】本発明の一実施例のウレタン成形装置の側面図
である。
【図3】本発明の一実施例のウレタン成形装置の側面図
である。
【図4】本発明の一実施例のウレタン成形装置の正面図
である。
【符号の説明】
1:基台 2:下部フ
レーム 3:油圧シリンダ装置(チルト機構) 4:下ダイ
プレート 6:上ダイプレート 20:型締め
シリンダ装置 40:下型 50:回転軸 60:上型 51:ウォームホィール(従動ギヤ) 53:ウォ
ームギヤ(駆動ギヤ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、該基台に揺動可能に保持された
    下部フレームと、該基台に保持され該下部フレームを揺
    動させるチルト機構と、該下部フレームに固定された型
    締めシリンダ装置と、該型締めシリンダ装置のピストン
    ロッド先端に固定され該型締めシリンダ装置の駆動によ
    り上下動する下ダイプレートと、該下部フレームに保持
    された駆動ギヤと従動ギヤとからなり該従動ギヤの回転
    軸の軸方向が型締め方向と直角方向に延びるギヤ装置
    と、該従動ギヤの回転軸に固定され該従動ギヤの回動に
    より揺動する上ダイプレートと、該下ダイプレート及び
    該上ダイプレートに互いに対向するようにそれぞれ保持
    された下型及び上型と、からなることを特徴とするウレ
    タン成形装置。
JP3249451A 1991-09-27 1991-09-27 ウレタン成形装置 Pending JPH0584748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3249451A JPH0584748A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ウレタン成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3249451A JPH0584748A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ウレタン成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0584748A true JPH0584748A (ja) 1993-04-06

Family

ID=17193165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3249451A Pending JPH0584748A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ウレタン成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0584748A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102700046A (zh) * 2011-04-19 2012-10-03 合肥万奇制冷科技有限公司 聚氨酯发泡保温箱体发泡夹具
CN106626211A (zh) * 2017-01-17 2017-05-10 张家港力勤机械有限公司 聚氨酯发泡模架
CN115365404A (zh) * 2022-06-14 2022-11-22 广州科莱思诚铝业有限公司 一种金属蜂窝板材加工设备及加工工艺

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102700046A (zh) * 2011-04-19 2012-10-03 合肥万奇制冷科技有限公司 聚氨酯发泡保温箱体发泡夹具
CN102700046B (zh) * 2011-04-19 2015-10-07 合肥雪祺电气有限公司 聚氨酯发泡保温箱体发泡夹具
CN106626211A (zh) * 2017-01-17 2017-05-10 张家港力勤机械有限公司 聚氨酯发泡模架
CN115365404A (zh) * 2022-06-14 2022-11-22 广州科莱思诚铝业有限公司 一种金属蜂窝板材加工设备及加工工艺
CN115365404B (zh) * 2022-06-14 2023-08-29 广州科莱思诚铝业有限公司 一种金属蜂窝板材加工设备及加工工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1204979A (zh) 模制方法和装置及其所生产的零件
EP2017058A2 (en) Apparatus for folding and removing a hinged molded part and associated method of use
JPH0584748A (ja) ウレタン成形装置
JP2002234062A (ja) 成型品取出機及びゲート切断方法
JP3552082B2 (ja) ワークの穴明け加工装置
JPH07325B2 (ja) 合成樹脂成形品取出装置
JP3436772B2 (ja) 樹脂発泡成形用金型の型開閉装置
JPH03189096A (ja) 二輪車フレームの保持装置
JPH07112445A (ja) 発泡樹脂材料の自動注入装置
JP2857825B2 (ja) 成形品取出し装置
JP3252216B2 (ja) 射出成形機の成形品取出方法
US6334078B1 (en) Robot for production machine
JP2557666Y2 (ja) 射出成形部品のゲートカット用治具
JP2554503Y2 (ja) ゲートカット装置
JP2002316346A (ja) 成型品取出機
JPH01113217A (ja) 多重射出成形装置
JP3515221B2 (ja) 樹脂成形用金型型締め装置
JPH0731326U (ja) パウダスラッシュ成形型
CN114953358A (zh) 一种高效成型的汽车门把手生产用注塑模板
JPH08112646A (ja) 鋳物用シェル中子のバリ取り装置
JP2006347017A (ja) 射出成形機
JPH0620571Y2 (ja) 表皮一体発泡シートの成形型
JPH07232234A (ja) 鋳型造型設備
JPH0730335Y2 (ja) 樹脂成形型装置
JPH0780227B2 (ja) 射出成形装置