JPH07246531A - 電子部品配膳システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数ロット分混在して入荷された複数品種の
電子部品の中から、配膳すべき電子部品を、効率良く、
かつ、正確にロット単位に配膳し、組立て工程に供給す
ること。 【構成】 複数品種の電子部品が収納されているパレッ
トを格納する格納手段と、格納手段から搬送されてきた
パレットから電子部品を配膳パレットに配膳するピッキ
ング手段と、情報処理装置とを具備する電子部品配膳シ
ステムにおいて、情報処理装置が、前記格納手段に格納
されているパレット毎に、パレットの格納位置、およ
び、パレットに収納されている電子部品の品名と座標を
管理し、管理手段を参照して、配膳すべき電子部品が収
納されている出庫パレットを検索し、検索した出庫パレ
ットの格納位置、および、検索した出庫パレットに収納
されている配膳すべき電子部品の座標を、格納手段およ
びピッキング手段に指示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、大型コンピュータ等に
使用されるプリント基板、あるいはセラミック基板の製
造方法に関し、特に、プリント基板、あるいはセラミッ
ク基板にＬＳＩ等の電子部品を実装・搭載する組立て工
程における、電子部品を配膳する電子部品配膳システム
に関する。

【０００２】

【従来の技術】大型計算機には、一台当り約千個程の電
子部品（ＬＳＩ）が多品種少量で使用されている。

【０００３】また、そのほとんどがサイクリックに使用
されないため、ＬＳＩは生産上必要な数だけ手配され、
入荷される。

【０００４】従来、ＬＳＩはロット単位に入荷され、そ
のまま組立て工程へと投入されていた。

【０００５】このため、プリント基板、あるいはセラミ
ック基板に、ＬＳＩを実装・搭載する組立て工程におけ
る電子部品の配膳、供給方法には、電子部品を搭載すべ
き基板ごとに予め配膳し基板にあわせ供給するような方
式がとられている（特開平３−２４７９５号公報参
照）。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、投入するロット単位に、ＬＳＩが入荷される
ことが前提条件となっていたため、入荷されたＬＳＩ
は、そのまま組立て工程に投入されていた。

【０００７】また、入荷時のロット分の員数をチェック
する手段は設けられているが、複数ロット分が混在して
入荷された場合には、混乱が生じていた。

【０００８】さらに、大型コンピュータに使用されるプ
リント基板、あるいはセラミック基板は、次第に高密度
化しており、実装・搭載されるＬＳＩも、高性能化、高
密度化されている。

【０００９】このため、ＬＳＩの高性能化、高密度化に
ともなう製造技術の難しさも影響し、現状では、所定の
納期どうりＬＳＩが入荷できない場合が多く、従来のよ
うにロット単位に多品種のＬＳＩが入荷されることはな
くなり、同一品種のＬＳＩが、複数ロット分、または、
複数品種のＬＳＩが複数ロット分一度に入荷される場合
も生じている。

【００１０】このような場合には、従来の生産ラインに
は適用できず、また、適用するにしても、膨大な人手作
業により１ロット分に仕分ける膨大な作業が必要とな
る。

【００１１】さらに、人手作業はミスが発生しやすく、
ミスが発生した場合には、組立て工程において混乱を招
くという問題点があった。

【００１２】前記問題点は、大型コンピュータに使用さ
れるプリント基板、あるいは、セラミック基板に限ら
ず、現状では、電子部品一般について同じような問題点
が生じていた。

【００１３】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、複数ロ
ット分混在して入荷された複数品種の電子部品の中か
ら、配膳すべき電子部品を、効率良く、かつ、正確にロ
ット単位に配膳し、組立て工程に供給することが可能な
技術を提供することにある。

【００１４】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、複数品種の電子部品が収納されている
複数のパレットを格納する格納手段と、格納手段から搬
送されてきたパレットから配膳すべき電子部品を配膳パ
レットに配膳するピッキング手段と、配膳パレットを搬
送する搬送コンベアと、それらを管理する情報処理装置
とを具備する電子部品配膳システムであって、前記情報
処理装置が、前記格納手段に格納されている複数のパレ
ット毎に、パレットの格納位置、および、パレットに収
納されている電子部品の品名と座標を管理する管理手段
と、前記管理手段を参照して、配膳すべき電子部品が収
納されている出庫パレットを検索し、当該検索した出庫
パレットの格納位置、および、当該検索した出庫パレッ
トに収納されている配膳すべき電子部品の座標を、前記
格納手段およびピッキング手段に指示する手段とを具備
し、前記格納手段が、前記情報処理装置から指示のあっ
た格納位置から、出庫パレットを取り出し、ピッキング
手段に搬送する手段を有し、前記ピッキング手段が、情
報処理装置から指示のあったパレットに収納されている
配膳すべき電子部品の座標に基づいて、格納手段から搬
送されてきたパレットから配膳すべき電子部品を配膳パ
レットに配膳する手段と、配膳の終了した配膳パレット
を搬送コンベアに排出する手段と、前記配膳手段おいて
配膳されなかった電子部品を有するパレットを格納手段
に返送する手段とを具備することを特徴とする。

【００１６】

【作用】前記手段によれば、複数のパレットを格納する
格納手段と、配膳すべき電子部品を配膳パレットに配膳
するピッキング手段と、配膳パレットを搬送する搬送コ
ンベアと、それらを管理する情報処理装置とからなる電
子部品配膳システムにおいて、情報処理装置で、格納手
段に格納されている複数のパレット毎の格納位置と、パ
レットに収納されている電子部品の品名と座標情報を管
理し、配膳すべき電子部品が収納されている出庫パレッ
トを検索し、当該検索した出庫パレットの格納位置、お
よび、当該検索した出庫パレットに収納されている配膳
すべき電子部品の座標を、前記格納手段およびピッキン
グ手段に指示し、また、格納手段で、情報処理装置から
指示のあった出庫パレット取り出し、ピッキング手段に
搬送し、また、ピッキング手段で、情報処理装置から指
示あった配膳すべき電子部品を、搬送されたきたパレッ
トから配膳パレットに配膳するようにしたので、複数ロ
ット分混在して入荷された複数品種の電子部品の中か
ら、配膳すべき電子部品を、効率良く、かつ、正確にロ
ット単位に配膳し、組立て工程に供給することが可能と
なる。

【００１７】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。

【００１８】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。

【００１９】図１は、本発明の一実施例である部品配膳
システムの概略構成ブロック図である。

【００２０】図１示すように、本実施例の部品配膳シス
テムは、ホストコンピュータ１と、ワークステーション
３Ａ，３Ｂと、ホストコンピュータ１とワークステーシ
ョン３Ａ，３Ｂとを接続するネットワーク２と、ワーク
ステーション３Ａに接続されるＬＳＩ品名読取装置４
と、ワークステーション３Ｂに接続される部品ストッカ
（自動倉庫）５と、ワークステーション３Ｂに接続され
るＬＳＩピッキング装置６と、コンベア７とから構成さ
れる。

【００２１】なお、本実施例では、２個のワークステー
ション３Ａ，３Ｂを使用しているが、１個のワークステ
ーションを使用しても良い。

【００２２】図２は、本実施例における、入荷ＬＳＩ
と、ＬＳＩを収納するパレットを示す斜視図である。

【００２３】図２に示すように、ＬＳＩ２１はベビーボ
ード２２に装着され、最大６個収納可能なパレット２３
に収納されて入荷される。

【００２４】このとき、パレット２３内には、多品種
で、かつ、複数ロット分のＬＳＩが混在しており、ま
た、パレット２３内が満載とは限らない。

【００２５】図３は、本実施例における部品ストッカ５
とＬＳＩ２１の流れを示す図である。

【００２６】図３を用いて、本実施例におけるＬＳＩ２
１の流れを説明する。

【００２７】図２に示す状態で入荷されたＬＳＩ２１
は、始めに、ＬＳＩ品名読取装置３に投入される。

【００２８】ＬＳＩ品名読取装置３で、接続されたワー
クステーション３Ａに、予め決定されているロット番号
（ロットＮＯ．）を入力する。このときの入力方法は、
バーコードでもキーボードの入力でもよい。

【００２９】本実施例では、その日にＬＳＩ品名読取装
置３で読み取りを行うロット番号が、作業スケジュール
に基づいて、予め決定されている。

【００３０】ワークステーション３Ａは、このロット番
号に対応するロット情報をホストコンピュータ１に問い
合わせる。

【００３１】ホストコンピュータ１には、各ロット毎の
ＬＳＩ２１の品種、手配数、使用数、入荷状況を、把握
・管理するホスト在庫管理テーブル３００が設けられて
いる。

【００３２】図４は、本実施例における、ホスト在庫管
理テーブル３００を示す図である。

【００３３】図４に示すように、ホスト在庫管理テーブ
ル３００は、各ロットを示す欄３０１、分割ロットを示
す欄３０２、ＬＳＩ２１の品名を示す欄３０３、ＬＳＩ
２１の手配数を示す欄３０４、ＬＳＩ２１の使用数を示
す欄３０５、ＬＳＩ２１の入荷数を示す欄３０６、ＬＳ
Ｉ２１の出庫数を示す欄３０７、ＬＳＩ２１の欠品数を
示す欄３０８、ＬＳＩ２１の余部品数を示す欄３０９と
から構成される。

【００３４】ホストコンピュータ１は、前記ホスト在庫
管理テーブル３００を参照して、問い合わせのあったロ
ット番号に対応するチェックデータを、ワークステーシ
ョン３Ａに転送する。

【００３５】図５は、本実施例におけるチェックデータ
を示す図である。

【００３６】図５に示すように、前記チェックデータ
は、ロット番号を示す欄２０１とＬＳＩ２１の品名を示
す欄２０１とその員数を示す欄２０３とから構成され
る。

【００３７】次に、ＬＳＩ品名読取装置３で、パレット
２３に付与されている個別番号（以下、パレット番号と
いう）２４をバーコードで読み取った後、パレット２３
に収納されているＬＳＩ２１の品名を、収納個所につけ
られたアドレス順に、ＴＶカメラを使用して読み取り、
ワークステーション３Ａに入力する。

【００３８】ワークステーション３Ａでは、各ロット番
号に対応するチェックデータに基づいて、ＬＳＩ２１の
員数チェックを行い、余部品は取り除く。

【００３９】１パレット終了後、ワークステーション３
Ａでは、ＬＳＩ２１の品名と収納アドレスおよびパレッ
ト番号をホストコンピュータ１に転送する。

【００４０】また、読み取りが終了したパレット２３
は、部品ストッカ５の入庫口に自動搬送される。

【００４１】また、ワークステーション３Ａでは、入荷
されたＬＳＩ２１のすべての読み取りが終了すると、確
認のためにＬＳＩ２１の品名毎の欠品、余部品リストを
出力する。

【００４２】図６は、本実施例における品名単位の欠
品、余部品リストを示す図である。

【００４３】ＬＳＩ読取装置４から入庫されるパレット
２３は、部品ストッカ５の下部から入庫され、所定の棚
に格納される。

【００４４】図３に示すように、部品ストッカ５は、パ
レット２３を格納する棚が設けられた格納庫９が、６個
ずつ向かい合わせに、計１２個の格納庫９から構成され
る。

【００４５】各格納庫９には、パレット２３を格納する
棚が、１０×４８個設けられ、６個ずつの各格納庫の間
には、パレット２３を格納あるいは取り出すためのロボ
ット１０が設けられる。

【００４６】また、部品ストッカ５では、入庫口に搬送
されたパレット２３のパレット番号をバーコードリーダ
で読み取り、ワークステーション３Ｂに入力する。

【００４７】ワークステーション３Ｂでは、入庫口に搬
送されたパレット２３内のＬＳＩ２１の収納情報をホス
トコンピュータ１より受け取った後、在庫管理テーブル
４００を参照して、検索した空き棚へパレット２３の格
納を部品ストッカ５に指示する。このとき、空き棚は出
庫口に近いエリアから検索する。

【００４８】また、ワークステーション３Ｂ内の在庫管
理テーブル４００に、パレット番号、ＬＳＩ２１の収納
情報等を登録する。また、入庫日と棚位置からなる入庫
日テーブル５００を更新する。

【００４９】部品ストッカ５では、前記ワークステーシ
ョン３Ｂから指示のあった空き棚に入庫口に搬送された
パレット２３をロボット１０を用いて格納する。

【００５０】このようにして投入する１ロット分のＬＳ
Ｉ２１が入荷するまで部品ストッカ５に格納し、管理す
る。

【００５１】図７は、本実施例における、在庫管理テー
ブル４００を示す図である。

【００５２】図７に示すように、在庫管理テーブル４０
０は、棚位置を示す欄４０１、パレット番号を示す欄４
０２、入庫日を示す欄４０３、パレット内座標を示す欄
４０４〜４０９からなり、各パレット内座標を示す欄４
０４〜４０９には、それぞれＬＳＩ品名を示す欄４１０
と、サイズを示す欄４１１とから構成される。

【００５３】図８は、本実施例における入庫日テーブル
５００を示す図である。

【００５４】図８に示ように、入庫日テーブル５００
は、入庫日を示す欄５０１と棚位置を示す欄５０２とか
ら構成される。

【００５５】１ロット分のＬＳＩ２１が入荷し、組立て
工程へのロット投入指示が出ると、そのロット番号をワ
ークステーション３Ｂに入力する。

【００５６】ワークステーション３Ｂは、このロット番
号に対応する配膳データをホストコンピュータ１に問い
合わせる。

【００５７】ホストコンピュータ１では、前記ホスト在
庫管理テーブル３００を参照して、問い合わせのあった
ロット番号に対応する配膳データをワークステーション
３Ｂに転送する。

【００５８】図９は、本実施例における配膳データの一
例を示す図であり、図９（ａ）は後述する分割ロットの
配膳データを、図９（ｂ）は後述する余部品の配膳デー
タを、図９（ｃ）は後述する特出庫の配膳データをそれ
ぞれ示している。

【００５９】ワークステーション３Ｂでは、ＬＳＩ２１
には３種類のサイズがあり、ＬＳＩ２１をベビーボード
２２から取り外す際に、サイズ別に仕分ける必要がある
ため、配膳データのＬＳＩ２１を、サイズ別テーブル
（図示せず）を参照して、初めにサイズ別に仕分ける。

【００６０】次に、入庫日テーブル５００および在庫管
理テーブル４００を参照して、配膳すべきＬＳＩ２１が
収納されているパレット２３を検索し、当該検索した出
庫パレット２３の棚位置を、部品ストッカ５に指示する
と共に、当該検索した出庫パレット２３内に収納されて
いる配膳すべきＬＳＩ２１の座標をＬＳＩピッキング装
置６に指示する。

【００６１】部品ストッカ５では、前記ワークステーシ
ョン３Ｂから指示のあった棚に格納されているパレット
２３を取り出し、部品ストッカ５の下部から出庫された
出庫パレット２３は、コンベアにてＬＳＩピッキング装
置６へ搬送される。

【００６２】ＬＳＩピッキング装置６は、搬送されてき
た出庫パレット２３に収納されているＬＳＩ２１のう
ち、ワークステーション３Ｂより指示された収納アドレ
スのＬＳＩ２１のみをピッキングし、別の配膳パレット
へ配膳していく。

【００６３】ピッキングされずに残ったＬＳＩ２１は、
パレット２３ごとＬＳＩピッキング装置６から再入庫口
に排出され、再び部品ストッカ５の下部からに再入庫す
る。

【００６４】配膳パレットは、満載になった時点で次工
程に接続された搬送コンベア７へ排出する。

【００６５】図１０は、本実施例における部品ストッカ
５とＬＳＩピッキング装置６の概略構成を示すブロック
図である。

【００６６】図１０に示すように、部品ストッカ５に
は、パレット２３を出庫するパレット出庫部３３と、配
膳されないで残ったＬＳＩ２１を収納しているパレット
２３を再度入庫するパレット再入庫部３５と、ＬＳＩ品
名読取装置４からのパレット２３を入庫するパレット入
庫部３４とが設けられる。

【００６７】ＬＳＩピッキング装置６には、出庫された
パレット２３からＬＳＩ２１をピッキングし取り出すＬ
ＳＩピッキング部３６と、ピッキングしたＬＳＩ２１を
配膳パレットに収納するＬＳＩパレタイジング部３８
と、ピッキングして空になったパレット２３を収納する
空パレット収納部３７と、パレタイジングされ満載にな
った配膳パレットを次工程への搬送コンベアに排出する
パレット排出部３９とが設けられる。

【００６８】また、ワークステーション３Ｂには、部品
ストッカ５内の入荷されたＬＳＩ２１の管理を行う在庫
管理部３０と、配膳すべきＬＳＩ２１が収納されている
パレット２３を検索する出庫パレット検索部３１と、Ｌ
ＳＩピッキング座標管理部４０と、パレタイジング座標
管理部３２が設けられる。

【００６９】出庫パレット検索部３１では、入庫日テー
ブル５００および在庫管理テーブル４００を参照して、
配膳すべきＬＳＩ２１が収納されているパレット２３を
検索し、検索した出庫パレット２３の棚位置を示す棚番
指示を部品ストッカ５に指示すると共に、当該検索した
出庫パレット２３内に収納されている配膳すべきＬＳＩ
２１の座標を示すピッキング座標指示をＬＳＩピッキン
グ装置６に指示する。

【００７０】在庫管理部３０には、前記した入庫日テー
ブル５００、在庫管理テーブル４００および再入庫パレ
ット情報管理テーブル６００が設けられ、また、ピッキ
ング座標管理部４０およびパレタイジング座標管理部３
２には、ピッキング座標管理テーブル８００およびパレ
タイジング座標管理テーブル７００が設けられる。

【００７１】図１１は、本実施例における再入庫パレッ
ト情報管理テーブル６００を示す図である。

【００７２】図１１に示すように、再入庫パレット情報
管理テーブル６００は、パレット番号を示す欄６０１、
入庫日を示す欄６０２、パレット内座標を示す欄６０３
〜６０８からなり、各パレット内座標を示す欄６０３〜
６０８には、それぞれＬＳＩ品名を示す欄６０９と、サ
イズを示す欄６１０とから構成される。

【００７３】図１２および図１３は、本実施例における
ＬＳＩピッキング座標管理テーブル８００およびパレタ
イジング座標管理テーブル７００を示す図である。

【００７４】図１２、図１３に示すように、ＬＳＩピッ
キング座標管理テーブル８００は、出庫パレット内２３
の座標を示す欄８０１と、それに対応して配膳すべきＬ
ＳＩ２１があるか否かを示すＬＳＩ有無フラグを示す欄
８０２とから構成され、パレタイジング座標管理テーブ
ル７００は、配膳パレット内のＬＳＩ２１の座標を示す
欄７０１と、それに対応して配膳済みＬＳＩがあるか否
かを示すＬＳＩ有無フラグを示す欄７０２とから構成さ
れる。

【００７５】図１２に示すＬＳＩピッキング座標管理テ
ーブル８００は、ワークステーション３Ｂの出庫パレッ
ト検索部３２で出庫パレット２３を検索した時に、当該
検索した出庫パレット２３内の配膳すべきＬＳＩ２１に
対応する座標のＬＳＩ有無フラグ８０２が１にされる。

【００７６】また、ＬＳＩピッキング部３６にピッキン
グ座標を指示した後に、当該指示したＬＳＩ有無フラグ
８０２が０にされる。

【００７７】図１３に示すパレタイジング座標管理テー
ブル７００は、配膳が行われると、ＬＳＩ２１が載置さ
れた配膳パレット内の座標７０１に対応するＬＳＩ有無
フラグ７０２が１にされ、また、配膳が終了すると、パ
レット座標７０１に対応するＬＳＩ有無フラグ７０２が
リセットされる。

【００７８】配膳は、始めに、ワークステーション３Ｂ
の出庫パレット検索部３２において、ホストコンピュー
タ１から受け取った１ロット分の配膳データから、ＬＳ
Ｉ２１のサイズ別に仕分けした１ロット分の配膳データ
に基づいて、出庫日テーブル５００および在庫管理テー
ブル４００を参照して、ＬＳＩピッキング装置６に搬送
する出庫パレット２３を検索する。

【００７９】このとき、ＬＳＩ２１は、ベビーボードの
接続部分の酸化等の要因から長期間格納できないため、
入庫日が古いパレット２３から出庫する。

【００８０】また、配膳を効率良く行うため、配膳すべ
きＬＳＩ２１が多数収納されているパレット２３、収納
されているＬＳＩ２１に対して配膳すべきＬＳＩ２１の
割合が高いパレット２３を検索する。

【００８１】ワークステーション３Ｂの出庫パレット検
索部３２で出庫パレット２３を検索した後、そのパレッ
ト２３が格納されている棚番を、部品ストッカ５のパレ
ット出庫部３３に指示し、その出庫パレット２３内に収
納されているＬＳＩ２１の中で配膳すべきＬＳＩ２１に
対応する、ＬＳＩピッキング座標管理テーブル８００の
ＬＳＩ有無フラグ８０２を１にする。

【００８２】部品ストッカ５のパレット出庫部３３で
は、指示された棚番のパレット２３を取り出し、ＬＳＩ
ピッキング装置６のＬＳＩピッキング部３６に搬送す
る。

【００８３】ＬＳＩピッキング部３６は、パレット番号
を読み取り、そのパレット２３内の配膳するＬＳＩ２１
のピッキング座標をワークステーション３Ｂの出庫パレ
ット検索部３２から受け取る。

【００８４】この場合に、ワークステーション３Ｂの出
庫パレット検索部３２では、ＬＳＩピッキング座標管理
テーブル８００を参照して、ピッキングするＬＳＩ２１
の座標を指示する。

【００８５】ＬＳＩピッキング部３６に、配膳するＬＳ
Ｉ２１を、パレット２３内の座標で指示することによ
り、ＬＳＩ２１の品名を読み取る必要がなくなる。

【００８６】ＬＳＩパレタイジング部３８は、ワークス
テーション３Ｂのパレタイジング管理部３２からパレタ
イジング座標を受け取り、また、ＬＳＩパレタイジング
部３８に、空パレット収納部３７から空の配膳パレット
が供給され、配膳が開始される。

【００８７】配膳が開始されると、ＬＳＩピッキング部
３６で、受け取ったピッキング座標のＬＳＩ２１を取り
上げ、ＬＳＩパレタイジング部３８の配膳パレット２３
のパレタイジング座標の示す位置に載置する。

【００８８】このとき、ワークステーション３Ｂのパレ
タイジング座標管理部３２は、パレタイジング座標管理
テーブル７００内の、ＬＳＩ２１が載置された配膳パレ
ット内の座標７０１に対応するＬＳＩ有無フラグ７０２
を１にし、次の、パレタイジング座標をＬＳＩパレタイ
ジング部３８に指示する。

【００８９】パレタイジング座標管理テーブル７００内
の、パレット座標７０１に対応するＬＳＩ有無フラグ７
０２がすべて１になると、即ち、ＬＳＩパレタイジング
部３８の配膳パレットが、満載になった時点で、配膳が
終了した配膳パレットはパレット排出部３９へ搬送さ
れ、次工程への搬送コンベア７に排出される。

【００９０】また、パレタイジング座標管理テーブル７
００内の、パレット座標７０１に対応するＬＳＩ有無フ
ラグ７０２がリセットされ、新たな配膳パレットにＬＳ
Ｉ２１の配膳が開始される。

【００９１】この場合に、配膳するＬＳＩ２１が、すべ
て出庫パレット２３から配膳パレットに配膳され、出庫
パレット２３が空になった場合は、その出庫パレット２
３は、空パレット収納部３７に収納される。

【００９２】また、出庫パレット２３に配膳されずに再
入庫するＬＳＩ２１が残っている場合には、出庫パレッ
ト２３は、ＬＳＩピッキング部３６から部品ストッカ５
のパレット再入庫部３５へ搬送される。

【００９３】部品ストッカ５では、パレット再入庫口に
搬送されたパレット２３のパレット番号をバーコードリ
ーダで読み取り、ワークステーション３Ｂに入力する。

【００９４】ワークステーション３Ｂでは、在庫管理テ
ーブル４００を参照して、検索した空き棚へパレット２
３の格納を部品ストッカ５に指示する。このとき、空き
棚は出庫口に近いエリアから検索する。

【００９５】また、ワークステーション３Ｂ内の在庫管
理テーブル４００に、再入庫パレット情報管理テーブル
６００のパレット情報（パレット番号、ＬＳＩ２１の収
納情報等）を登録する。また、入庫日と棚位置からなる
入庫日テーブル５００を更新する。

【００９６】部品ストッカ５では、前記ワークステーシ
ョン３Ｂから指示のあった空き棚に入庫口に搬送された
パレット２３をロボット１０を用いて格納する。

【００９７】また、出庫パレット２３内のＬＳＩが６個
満載で、かつ、すべて配膳するＬＳＩ２１の場合には、
配膳パレットはパレット入庫３４から部品ストッカ５に
格納されるパレット２３と同じであるため、ワークステ
ーション３Ｂは、当該出庫パレット２３を、ＬＳＩパレ
タイジング部３８およびパレット排出部３９を介して搬
送コンベア７に排出するように、ＬＳＩパレタイジング
部３８およびパレット排出部３９に指示する。

【００９８】また、出庫パレット２３内のＬＳＩが満載
でなくても、すべて配膳するＬＳＩ２１場合、出庫パレ
ット２３ごとＬＳＩパレタイジング部３８へ搬送する。

【００９９】この場合に、ワークステーション３Ｂで
は、ＬＳＩパレタイジング部３８に搬送される当該出庫
パレット２３に対応するＬＳＩピッキング座標管理テー
ブル８００のデータを、パレタイジング座標管理部３２
のパレタイジング座標管理テーブル７００に移動し、当
該配膳パレット内の座標７０１とそれに対応するＬＳＩ
有無フラグ７０２を、ＬＳＩパレタイジング部３８に搬
送される当該出庫パレット２３の内容に一致させる。

【０１００】通常の配膳では、ＬＳＩピッキング部３６
で、出庫パレット２３内の配膳するＬＳＩ２１を１個ず
つ、ピックアンドプレスで、配膳パレットに配膳するた
め、出庫パレット検索部３２で前記したような処理を行
い、検索することにより、配膳時間の短縮を図ることが
できる。

【０１０１】また、部品ストッカ５にも空き棚ができ、
収納効率を上げることができる。

【０１０２】ＬＳＩパレタイジング部３８において、１
つの配膳パレットの配膳が終了し、配膳パレットがパレ
ット排出部３９へ搬送された後に、次の配膳パレットを
ＬＳＩパレダイジング部３８に供給する場合に、ＬＳＩ
ピッキング部３６に搬送済みの出庫パレット２３で再入
庫するＬＳＩ２１がない場合には、出庫パレット２３が
搬送され、ある場合には空パレット収納部３７の空パレ
ットが供給され、満載になるまで配膳される。

【０１０３】このようにして、次工程には最小のパレッ
ト枚数で供給する。

【０１０４】また、配膳動作中に入出庫動作を行い、出
庫動作中に次出庫パレットの検索を行うことで処理を並
列化し、効率のよい配膳を行うことができる。

【０１０５】１ロット分の配膳が完了した時点で、ワー
クステーション３Ｂは、ホストコンピュータ１に配膳結
果を報告する。

【０１０６】図１４は、ワークステーション３Ｂの出庫
パレット検索部３１の処理手順を示すフローチャートで
ある。

【０１０７】図１４を用いて、ワークステーション３Ｂ
の出庫パレット検索部３１の処理手順を説明する。

【０１０８】始めに、ホストコンピュータ１から受け取
った配膳データからＬＳＩ２１のサイズ別に仕分けされ
た配膳データを入手し（ステップ９０１）、入庫日テー
ブルから入庫日の古いパレットの棚位置を取得する（ス
テップ９０２）。

【０１０９】次に、パレットの棚位置を取得するのが最
初か、または、前回取得したパレットの棚位置と今回取
得したパレットの棚位置の入庫日が同じかどうかを判断
する（ステップ９０３）。

【０１１０】ステップ９０３において、ＹＥＳの場合に
は、在庫管理テーブル４００よりステップ９０２で取得
した棚位置のパレット情報（ＬＳＩ品名等）を取得し
（ステップ９０４）、取得したパレット情報と配膳デー
タとを照合する（ステップ９０５）。

【０１１１】ステップ９０５における照合結果を判断し
（ステップ９０６）、出庫ＬＳＩが無い場合には、ステ
ップ９０２に進み、前記各ステップを実行する。

【０１１２】ステップ９０５における照合結果を判断し
（ステップ９０６）、出庫ＬＳＩが有る場合には、パレ
ット情報を取得するのが最初か、または、前回取得した
出庫パレット２３内の出庫ＬＳＩ２１より、今回取得し
たパレット内の出庫ＬＳＩが多いかを判断する（ステッ
プ９０７）。

【０１１３】ステップ９０７において、ＹＥＳの場合に
は、パレット情報を取得するのが最初か、または、前回
取得した出庫パレット２３内の出庫率より、今回取得し
たパレット内の出庫率が多いかを判断する（ステップ９
０８）。

【０１１４】ただし、ＬＳＩ出庫率＝出庫ＬＳＩ２１／
パレット２３内のＬＳＩ総数である。

【０１１５】ステップ９０８において、ＹＥＳの場合に
は、出庫パレット２３を更新する（ステップ９０９）。

【０１１６】ステップ９０７およびステップ９０８にお
いて、ＮＯの場合には、ステップ９０２に進み、前記各
ステップを実行する。

【０１１７】即ち、前記ステップ９０２〜ステップ９０
９では、入庫日が同じ棚位置のパレット２３の中で、Ｌ
ＳＩ出庫率が最も多いパレット２３、出庫ＬＳＩ２１が
最も多いパレット２３の順に検索して出庫パレット２３
を更新する。

【０１１８】ステップ９０３において、ＮＯの場合に
は、出庫パレット２３があるか否かを判断する（ステッ
プ９１０）。

【０１１９】ステップ９１０において、ＮＯの場合に
は、ステップ９０２に進み、前記各ステップを実行す
る。

【０１２０】ステップ９１０において、ＹＥＳの場合に
は、出庫パレット２３の棚位置を部品ストッカ５のパレ
ット出庫部３３に指示する（ステップ９１１）。

【０１２１】次に、出庫パレット２３内の配膳すべきＬ
ＳＩ２１のピッキング座標をＬＳＩピッキング装置６の
ＬＳＩピッキング部３６に指示する（ステップ９１
２）。

【０１２２】次に、出庫パレット２３内に再入庫するＬ
ＳＩ２１があるか否かを判断する（ステップ９１３）。

【０１２３】ステップ９１３において、ＮＯの場合に
は、ステップ９１５に進み、また、ＹＥＳの場合には、
再入庫パレット情報管理テーブル６００に登録する（ス
テップ９１４）。

【０１２４】なお、再入庫パレット情報管理テーブル６
００は、出庫パレット２３が再入庫された場合に、在庫
管理テーブル４００に新たに登録される。

【０１２５】次に、在庫管理テーブル４００および入庫
日テーブル５００から出庫パレット２３の情報を削除す
る（ステップ９１５）。

【０１２６】次に、配膳データ内の全ＬＳＩ２１を出庫
したか否かを判断し（ステップ９１６）、ステップ９１
６において、ＹＥＳの場合には、処理を終了する。

【０１２７】また、ステップ９１６において、ＮＯの場
合には、ステップ９０２に進み、前記各ステップを実行
する。

【０１２８】なお、図１３の処理はＬＳＩ２１のサイズ
別に行われる。

【０１２９】本実施例では、部品ストッカ５内のＬＳＩ
２１の在庫管理は、棚番、パレット番号、ＬＳＩ２１品
名とそのパレット内座標、員数で管理する。

【０１３０】即ち、どの品種のＬＳＩ２１がどこある
か、そして部品ストッカ５内にその品種のＬＳＩ２１が
何個格納されているかで管理しており、ロットとの対応
を行っていない。

【０１３１】これにより、配膳データを、ＬＳＩ２１品
名とその員数とすることにより、あらゆるパターンの配
膳にフレキシブルに対応できる。

【０１３２】例えば、ある特定品種のＬＳＩ２１の入荷
が大幅に遅れ、ある特定品種のＬＳＩ２１が１ロット分
揃っていなくても、作業量の確保の観点から、ロット投
入する場合がある。

【０１３３】そこで、本実施例では、ホストコンピュー
タ１で、ホスト在庫管理テーブル３００を参照し、１ロ
ットを分割して、分割ロットを構成するＬＳＩ２１品名
とその員数からなる、図７（ａ）に示す分割配膳データ
を作成することにより、ロットを分割して配膳し、ＬＳ
Ｉ２１が揃った基板単位による配膳を行うことが可能と
なり、これにより、生産ラインにおける作業量を確保す
ることができる。

【０１３４】また例えば、ある特定品種のＬＳＩ２１の
入荷が大幅に遅れ、ある特定品種のＬＳＩ２１がすべて
入荷されず欠品があっても、作業量の確保の観点から、
ロット投入する場合がある。

【０１３５】そこで、本実施例では、ホストコンピュー
タ１で、ホスト在庫管理テーブル３００を参照し、欠品
のＬＳＩ２１を除去した配膳データを作成することによ
り、欠品ＬＳＩ２１があるロットの配膳を可能にし、こ
れにより、生産ラインにおける作業量を確保することが
できる。

【０１３６】さらに、ホストコンピュータ１で、ホスト
在庫管理テーブル３００を参照し、欠品のＬＳＩ２１が
入荷された時点で、欠品のＬＳＩ２１以外のＬＳＩ２１
を欠品とする配膳データを作成することにより、欠品の
ＬＳＩ２１が入荷された時点で欠品のＬＳＩの配膳を行
うことが可能である。

【０１３７】また例えば、組立て工程においては、入荷
時に仮付けされているベビーボード２２からＬＳＩ２１
をはずし、基板に接続するため約１０ｍｍ角のチップに
５００〜８００のはんだボールを形成する微細加工を行
う必要があり、１ロット分のＬＳＩが揃って投入されて
も加工欠陥が発生し、仕損してしまうことがあり、その
場合には作業ができなくなってしまう。

【０１３８】そこで、本実施例では図１５に示す代品出
庫登録データをホストコンピュータ１に転送し、他のロ
ット分として入荷されているＬＳＩ２１を仕損ＬＳＩ２
１の代品として使用することをホストコンピュータ１に
登録し、ワークステーション３Ｂで配膳データを作成す
ることにより、工程の途中で仕損が発生しても早急なＬ
ＳＩ２１の供給を行うことが可能である。

【０１３９】また例えば、新機種のコンピュータの生産
を行う初期等では、１ロット分のＬＳＩ２１を手配し、
入荷されてから設計変更が発生し、投入されないＬＳＩ
２１が部品ストッカ５に大量に残ってしまう場合があ
り、部品ストッカ５内の収納効率を低下させる。

【０１４０】そこで、本実施例では、ホストコンピュー
タ１で、ホスト在庫管理テーブル３００を参照し、図７
（ｂ）に示す余部品になったＬＳＩ２１の配膳データを
生成することにより、部品ストッカ５内に残った余部品
になったＬＳＩ２１を配膳し、取り出すことができる。

【０１４１】また例えば、ＬＳＩ２１の供給において
は、余部品になったＬＳＩ２１を仕損したＬＳＩ２１の
代品として供給するような特別な配膳を行う場合があ
る。

【０１４２】そこで、本実施例では、ホストコンピュー
タ１で、ホスト在庫管理テーブル３００の余部品数の欄
を参照して、余部品になったＬＳＩ２１を仕損したＬＳ
Ｉ２１の代品として供給することが可能かどうか判断
し、可能であれば、ホストコンピュータ１において、図
７（ｃ）に示す配膳データを生成することにより、入荷
されたＬＳＩ２１を特別な条件で配膳し、供給すること
ができる。

【０１４３】また、組立て工程へ複数ロット分まとめて
の投入が行われるようになった場合でも対処できる。

【０１４４】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。

【０１４５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のパレットを格納する格納手段と、配膳すべき電子
部品を配膳パレットに配膳するピッキング手段と、配膳
パレットを搬送する搬送コンベアと、それらを管理する
情報処理装置とからなる電子部品配膳システムにおい
て、情報処理装置で、格納手段に格納されている複数の
パレット毎の格納位置と、パレットに収納されている電
子部品の品名と座標情報を管理し、配膳すべき電子部品
が収納されている出庫パレットを検索し、当該検索した
出庫パレットの格納位置、および、当該検索した出庫パ
レットに収納されている配膳すべき電子部品の座標を、
前記格納手段およびピッキング手段に指示し、また、格
納手段で、情報処理装置から指示のあった出庫パレット
取り出し、ピッキング手段に搬送し、また、ピッキング
手段で、情報処理装置から指示あった配膳すべき電子部
品を、搬送されたきたパレットから配膳パレットに配膳
するようにしたので、複数ロット分混在して入荷された
複数品種の電子部品の中から、配膳すべき電子部品を、
効率良く、かつ、正確にロット単位に配膳し、組立て工
程に供給することが可能となる。

【０１４６】また、多品種で、かつ、複数ロット分がパ
レット上に混在して入荷された電子部品をそのまま格
納、管理し、投入時に配膳することで、最小のスペース
で簡潔に処理することができる。

【０１４７】また、本発明によれば、前記情報処理装置
が、さらに、管理手段を参照して、新たに入庫された入
庫パレットの格納位置を決定するとともにし、新たに入
庫された入庫パレットを前記管理手段に登録し、格納手
段が、情報処理装置から指示に基づいて、入庫パレット
を指定された格納位置に格納するようにしたので、出庫
口に近い位置から格納することが可能となる。

【０１４８】また、本発明によれば、前記情報処理装置
が、上位コンピュータに接続され、配膳データを上位コ
ンピュータから受け取り、前記配膳すべき電子部品を決
定するようにしたので、あらゆるパターンの電子部品の
配膳にフレキシブルに対応することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例である部品配膳システムの
概略構成ブロック図である。

【図２】 本実施例における、入荷ＬＳＩと、ＬＳＩを
収納するパレットを示す斜視図である。

【図３】 本実施例における、部品ストッカとＬＳＩ２
１の流れを示す図である。

【図４】 本実施例における、ホスト在庫管理テーブル
示す図である。

【図５】 本実施例における、チェックデータを示す図
である。

【図６】 本実施例における、品名単位の欠品、余部品
リストを示す図である。

【図７】 本実施例における、在庫管理テーブルを示す
図である。

【図８】 本実施例における、入庫日テーブルを示す図
である。

【図９】 本実施例における、配膳データの一例を示す
図である。

【図１０】 本実施例における、部品ストッカとＬＳＩ
ピッキング装置の概略構成を示すブロック図である。

【図１１】 本実施例における、再入庫パレット情報管
理テーブルを示す図である。

【図１２】 本実施例における、ＬＳＩピッキング座標
管理テーブルを示す図である。

【図１３】 本実施例における、パレタイジング座標管
理テーブルを示す図である。

【図１４】 本実施例における、ワークステーションの
パレット出庫検索部の処理手順を示すフローチャートで
ある。

【図１５】 本実施例における、代品出庫登録データを
示す図である。

【符号の説明】

１…ホストコンピュータ、２…ネットワーク、３Ａ，３
Ｂ…ワークステーション、４…ＬＳＩ品名読取装置、５
…部品ストッカ、６…ＬＳＩピッキング装置、７…搬送
コンベア、８…ロボット、９…格納庫、２１…ＬＳＩ、
２２…ベビーボード、２３…パレット、２４…バーコー
ド、３０…在庫管理部、３１…出庫パレット検索部、３
２…パレタイジング座標管理部、３３…パレット出庫
部、３４…パレット入庫部、３５…パレット再入庫部、
３６…ＬＳＩピッキング部、３７…空パレット収納部、
３８…ＬＳＩパレタイジング部、３９…パレット排出
部、２００…チェックデータ、３００…ホスト在庫管理
テーブル、４００…在庫管理テーブル、５００…入庫日
テーブル、６００…再入庫パレット情報管理テーブル、
７００…パレタイジング座標管理テーブル、８００…Ｌ
ＳＩピッキング座標管理テーブル。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数品種の電子部品が収納されている複
   数のパレットを格納する格納手段と、格納手段から搬送
   されてきたパレットから配膳すべき電子部品を配膳パレ
   ットに配膳するピッキング手段と、配膳パレットを搬送
   する搬送コンベアと、それらを管理する情報処理装置と
   を具備する電子部品配膳システムであって、 前記情報処理装置が、前記格納手段に格納されている複
   数のパレット毎に、パレットの格納位置、および、パレ
   ットに収納されている電子部品の品名と座標を管理する
   管理手段と、前記管理手段を参照して、配膳すべき電子
   部品が収納されている出庫パレットを検索し、当該検索
   した出庫パレットの格納位置、および、当該検索した出
   庫パレットに収納されている配膳すべき電子部品の座標
   を、前記格納手段およびピッキング手段に指示する手段
   とを具備し、 前記格納手段が、前記情報処理装置から指示のあった格
   納位置から、出庫パレットを取り出し、ピッキング手段
   に搬送する手段を有し、 前記ピッキング手段が、情報処理装置から指示のあった
   パレットに収納されている配膳すべき電子部品の座標に
   基づいて、格納手段から搬送されてきたパレットから配
   膳すべき電子部品を配膳パレットに配膳する手段と、配
   膳の終了した配膳パレットを搬送コンベアに排出する手
   段と、前記配膳手段おいて配膳されなかった電子部品を
   有するパレットを格納手段に返送する手段とを具備する
   ことを特徴とする電子部品配膳システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載された部品配膳システム
   において、 前記情報処理装置が、さらに、前記管理手段を参照し
   て、前記格納手段から通知のあった新たに入庫された入
   庫パレットの格納位置を決定し、当該決定した入庫パレ
   ットの格納位置を前記格納手段に指示する手段と、前記
   格納手段から通知のあった新たに入庫された入庫パレッ
   トを前記管理手段に登録する手段とを具備し、 前記格納手段が、さらに、複数品種の電子部品が収納さ
   れている入庫パレットを受け取り、受け取った入庫パレ
   ットの番号を前記情報処理装置に通知する手段と、前記
   情報処理装置から指示に基づいて、入庫パレットを指定
   された格納位置に格納する手段をさらに具備することを
   特徴とする部品配膳システム。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載された部
   品配膳システムにおいて、 前記情報処理装置が、上位コンピュータに接続され、配
   膳データを上位コンピュータから受け取り、前記配膳す
   べき電子部品を決定する手段を有することを特徴とする
   部品配膳システム。