JP3081020B2 - 生産制御システム - Google Patents

生産制御システム

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JP3081020B2
JP3081020B2 JP03148177A JP14817791A JP3081020B2 JP 3081020 B2 JP3081020 B2 JP 3081020B2 JP 03148177 A JP03148177 A JP 03148177A JP 14817791 A JP14817791 A JP 14817791A JP 3081020 B2 JP3081020 B2 JP 3081020B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造設備、試験設備、
修正設備等の処理設備と物流設備とを備えた生産ライン
に適用される生産制御システムに関し、特に、効率的な
多品種少量生産に適した生産制御システムに関する。
【0002】近年、電子機器の分野においては、製品の
小型化軽量化、多機能化が進み、それらを構成するプリ
ント配線板ユニットも増々高密度実装化している。それ
に伴い搭載部品点数の増大や部品の小型化、複雑化によ
り、人手で部品を実装するのが困難になっており、工場
では自動部品挿入機・搭載機が数多く導入されるように
なってきた。また、工場における人件費の高騰から、導
入されたそれらの高額な設備を効率よくしかもできるだ
け無人で稼動させたいという要求がある。一方、顧客の
ニーズの多様化と、商品のライフサイクルの短命化が進
み、工場では増々の多品種少量化と短納期化を余儀なく
され、生産ラインの無人化、高効率化が要望されてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来、生産ラインに配置されている個々
の設備において、製品の種類(製品種)毎に無人化・高
効率化について様々な試みがなされている。しかし、ラ
イン全体を含むシステムを総合的に多品種の製品につい
て無人化・高効率化するシステムは今だ実用化の段階に
ないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ライン全体を含むシス
テムを総合的に無人化・高効率化する手法として、予め
定められたプログラムに従って、処理対象物についての
物流と処理(組立て、試験、修正等)とを実行するよう
にしたものがある。しかし、このような所謂シーケンシ
ャル制御が全体的に適用されるシステムにあっては、製
品の種類の変更等に対して迅速に対応することができな
いので、効率的な多品種少量生産の実現が困難である。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、生産ライン全体を総合的に多品種の製品につ
いて高効率化するのに適した、汎用性に富んだ生産制御
システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
を示す原理ブロック図である。
【0007】本発明の生産制御システムは、それぞれが
単一又は同等の複数の処理設備のセル1を含む複数の処
理手段2と、処理対象物をセル1に搬入しセル1から搬
出する搬送手段3と、各セル1をそれぞれ制御する複数
のセルコントローラ4と、搬送手段3を制御する物流制
御システム5と、セルコントローラ4からの搬入要求及
び搬出要求並びに物流制御システム5からの搬送完了通
知に基づき物流制御システム5に搬送指令を送る投入制
御システム6と、生産計画に基づいて入力された各処理
手段2の属性に関する情報を記憶する外部ファイル手段
7とを備え、投入制御システム6の立上げ時に外部ファ
イル手段7からの情報に基づいて工程構成テーブルが作
成され、該工程構成テーブルを参照して生産計画に応じ
たセル1の各処理手段2への配分及び処理対象物のセル
1への投入がなされる。以下の説明では、処理手段のこ
とを「工程」ということがある。
【0008】
【作用】本発明の構成によると、セルコントローラと投
入制御システムの間での情報のやりとり等に基づいて、
生産ラインの状況に応じた適切な処理対象物の投入を行
うことができるようになるので、システムの拡張等に際
して大規模なプログラムの変更を要することなしに対処
することができる。即ち、汎用性に富んだ生産制御シス
テムの提供が可能になる。また、設備の故障等の異常事
態に対しての素早い対応が可能になる。さらに、投入制
御に先立ち、各処理手段の属性に関する情報を外部から
とり込んで工程構成テーブルを作成するようにしている
ので、投入制御システムのプログラムを変更せずに、外
部要因の変化に対して柔軟に対応し得るようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を詳細に説明
する。尚、全図を通して同一符号は同一対象物を表す。
【0010】図2は本発明の実施に適した生産ラインの
説明図である。符号11〜22はこの生産ラインの各工
程を構成する処理設備のセルであり、各セルの具体的な
機能は次の通りである。
【0011】先頭工程としてのID付与機11は、供給
されたプリント配線板28にIDラベルを貼り付けてこ
れを製品種毎にラック34に収容して搬出する。
【0012】自動編成装置12は、供給されたカートリ
ッジ35を所定の順序でパレット36に収容して搬出す
る。
【0013】半田印刷機13は半田クリーム(半田ペー
スト)をプリント配線板にスクリーン印刷する。
【0014】接着剤塗布機14は、プリント配線板の裏
面側に部品を実装する場合に、部品の仮固定のための接
着剤をプリント配線板に塗布する。プリント配線板の片
面(表面側)にのみ部品が実装される場合には、この接
着剤塗布機14は使用されない。
【0015】小型部品実装機15及び異形部品実装機1
6は、それぞれ小型部品及び異形部品をプリント配線板
上に自動的に実装する。
【0016】小型部品は、同一仕様の多数(例えば10
00〜2000)の部品が長手方向に等間隔で収容され
た帯状部品ケースをリール状に巻回した形で納入され
る。この小型部品を多数備えたリール31はカートリッ
ジ35に装着され、前述のパレット36に収容された状
態で部品実装機に供給される。
【0017】リフロー炉17は、表側の面に部品が実装
されたプリント配線板についてリフロー半田付を行う。
全面洗浄機18はリフロー半田付されたプリント配線板
を洗浄する。硬化炉19は接着剤塗布機14でプリント
配線板に塗布された接着剤を硬化させる。
【0018】外観検査装置20は、半田付が済んだプリ
ント配線板について光学的に或いはX線により外観検査
を行う。マニュアル修正装置21は、外観検査装置20
における不良品等に対してマニュアル修正を行う作業者
の近傍の位置にプリント配線板を供給し或いは上記位置
からのプリント配線板の排出を行う。
【0019】最終工程としての排出ステーション22
は、検査及び修正が済んで完成品となったプリント配線
板ユニットをベルトコンベア等により排出する。
【0020】23はラック及びパレットが一時的に収納
されるラック・パレットストレージである。各セル11
〜22の搬入及び/又は搬出ポートの相互間或いは上記
ポートとストレージ23間におけるラック及びパレット
の搬送は、搬送装置24によりなされる。搬送装置24
は、各セルとストレージの間に布設されたレール25
と、ラック又はパレットを搭載してレール25上を走行
する単一又は複数の自走車26と、自走車26の運行を
制御する搬送制御システム27とからなる。
【0021】工場に納入されたプリント配線板28は、
そのデータを基板入荷管理用のパソコン29に入力され
た後、一旦部材保管棚30に収納される。また、リール
31等の部品(或いは部品の集合体)は、そのデータを
部品入荷管理用のパソコン32に入力された後、IDラ
ベル33を貼付されて部材保管棚30に収納される。
【0022】ID付与機11からラインに供給されたプ
リント配線板は、ラック34に収容された状態で自走車
26により自動編成装置12を除く各セルとストレージ
23の間で搬送される。また、リール31は対応するカ
ートリッジ35に装着された状態で自動編成装置12に
供給され、このリール31及びカートリッジ35は、パ
レット36に所定の順序で収容された状態でラインに供
給される。このパレット36は、自走車26により、自
動編成装置12と小型部品実装機15とストレージ23
との間で搬送される。
【0023】ラインにおける各セルの配置及び各工程を
構成するセルの数は、工程における処理時間の長短等に
応じて適宜決定され、ライン拡張時には適宜変更され
る。例えばセルが増設される場合を想定すると、従来の
ようなシーケンシャルな制御システムでは、制御プログ
ラムの大規模な変更が必要になることは前述した通りで
ある。そこで、この実施例では、各セルにセルコントロ
ーラを設け、セルコントローラと投入制御システムとの
間での情報のやりとりに基づいて、ラック及びパレット
の搬送制御を行うようにしている。また、生産計画等に
応じて適宜各工程を構成するセルの数を容易に変更し
て、効率的なラインの運用を可能にしている(後述)。
【0024】図3を参照しながら小型部品実装機を例に
とりそのセルコントローラの一つの機能の概要を説明す
る。自走車から小型部品実装機15に対して搬入された
ラック34は、供給用のベルトコンベア41によりリフ
タ42上に供給され、プッシャ43により所望のプリン
ト配線板28が小型部品実装機15に送られる。
【0025】小型部品実装機15では、パレット36に
より搬入されたカートリッジ35から供給される小型部
品46が、プリント配線板28上の所定位置に実装され
る。部品実装を完了したプリント配線板28は、再びラ
ック34に戻されて排出用のコンベア44により自走車
に搬出される。
【0026】セルコントローラ45は、上述のような一
連の動作を監視しており、小型部品実装機15に対する
ラック及びパレットの搬入要求及び搬出要求をこれから
説明する投入制御システムに送る。
【0027】図4は投入制御システムにおけるプロセス
とテーブルの間の関係(場合によってはプロセスとプロ
セスの間の関係)を表すプロセス関連図である。図中の
破線51で囲まれた部分が投入制御システムに相当す
る。
【0028】セルコントローラ45からの搬入・搬出要
求は、ソケット受信プロセス52及びコマンド振分プロ
セス53をこの順に経て搬入・搬出受信プロセス54に
送られる。
【0029】搬入・搬出受信プロセス54からのラック
搬出要求及びラック搬入要求はそれぞれラック搬出要求
テーブル55及びラック搬入要求テーブル56に記憶さ
れ、これらの搬入・搬出要求はラック要求監視プロセス
57によって監視されている。
【0030】58はストレージ内に収容されているラッ
クに関する情報を記憶するストレージ内ラックテーブル
である。60はラックが搬送されるべき工程経路等に関
する情報が記憶されているラックマスタテーブルであ
る。
【0031】ラック搬出要求テーブル55、ラック搬入
要求テーブル56、ストレージ内ラックテーブル58及
びラックマスタテーブル60の記憶内容は、搬送完了受
信プロセス82からの搬送完了通知等に基づいてラック
テーブル更新プロセス59により逐次更新される。
【0032】ライン内ラック数監視プロセス62は、搬
送完了通知等に基づきライン内にある全てのラックの数
を監視しており、ライン内のラック総数が許容値を越え
ないようにラック搬出要求テーブル55の先頭工程に該
当する部分にフラグを立てる。これにより先頭工程から
のラックの搬入が抑制され、ラック内のラック総数が許
容値内に維持される。
【0033】63は負荷算出プロセスであり、このプロ
セスは、入力装置64から入力された設備稼動時間等の
パラメータ65に基づきライン内のある部分の負荷(具
体的にはラックがある工程から他のある工程に至るまで
の時間)を算出し、ラック搬入要求テーブル56に投入
抑制のためのフラグを立てる。
【0034】61は後述するある条件を満足するグルー
プに属するラックに関する情報が記憶されるラック数管
理テーブルである。66はデータベース67からのデー
タに基づいてラック要求監視プロセス57とのプロセス
間通信によりID付与に関与するID付与完了プロセス
である。
【0035】ラックの投入制御に対応してパレットの投
入制御を行うために、ラックに関する各プロセス及びテ
ーブルに対応して、パレット搬出要求テーブル68、パ
レット搬入要求テーブル69、パレット要求監視プロセ
ス70、ストレージ内使用前パレットテーブル71、ス
トレージ内使用後パレットテーブル72、セル別パレッ
トキュー73、パレットテーブル更新プロセス74、パ
レットマスタテーブル75、パレット数管理テーブル7
6及びパレット編成完了プロセス77が設けられてい
る。
【0036】ラック要求監視プロセス57及びパレット
要求監視プロセス70からの搬送要求は搬送要求キュー
78に逐次蓄積され、その内容に従って、ソケット送信
プロセス79を介して搬送制御システム27に搬送指令
が送られる。
【0037】搬送制御システム27からの搬送完了通知
は、ソケット受信プロセス80及びコマンド振分プロセ
ス81をこの順に経て、搬送完了受信プロセス82を介
してパレットテーブル更新プロセス74、ラックテーブ
ル更新プロセス59、ライン内ラック数監視プロセス6
2及びデータベース更新プロセス83に送られる。デー
タベース更新プロセス83は、必要に応じてデータベー
ス67を更新する。
【0038】図5は実施例におけるラックの流れを説明
するための図である。セルa1a及びセルb1bは工程
Aに属しており、セルc1c及びセルd1dは工程Bに
属しているものとする。
【0039】58Aは工程Aについてのストレージ内ラ
ックテーブルを表し、58Bは工程Bについてのストレ
ージ内ラックテーブルを表す。
【0040】セルa1aからの搬出要求があった場合に
おいて、次工程(工程B)に搬入要求をあげているセル
(セルc1c)があるときには、矢印91で示されるよ
うに、セルa1aから搬出されたラックを直接セルc1
cに搬入する。
【0041】一方、セルa1aからの搬出要求があった
場合において、次工程に搬入要求をあげているセルがな
いときには、矢印92で示されるように、セルa1aか
ら搬出されたラックを一旦ストレージ23に収納してお
く。このときの情報は工程Bについてのストレージ内ラ
ックテーブル58Bに記憶される。
【0042】他方、セルc1cから搬入要求があった場
合において、工程Bについてのストレージ内ラックテー
ブル58Bの中に所定の条件を満足するラックがあると
きには、矢印93で示されるように、ストレージ23か
ら該当するラックをセルc1cに搬入する。
【0043】次に、パレット編成工程(セルとして自動
編成装置を具備)と部品搭載工程(セルとして小型部品
実装機を具備)の間でのパレットの搬送について説明す
る。パレットの搬送に必要な情報は各テーブルに次のよ
うに記憶されている。これを図4を参照して説明する。
【0044】パレットマスタテーブル75は、パレット
の編成内容に関する情報を記憶する。使用前パレットテ
ーブル71は、ストレージ内に収納された使用前のパレ
ット(カートリッジが充填されている)に関する情報を
記憶する。使用後パレットテーブル72は、ストレージ
内に収納された使用後の空パレットに関する情報をセル
毎に記憶する。
【0045】セル別パレットキュー73は、搬送先が決
定したパレットに関する情報をセル毎に記憶する。パレ
ット搬入要求テーブル69は、部品搭載工程及びパレッ
ト編成工程からのパレットの搬入要求に関する情報を記
憶する。パレット搬出要求テーブル68は、部品搭載工
程及びパレット編成工程からのパレットの搬出要求に関
する情報を記憶する。
【0046】これらの記憶内容に基づくパレットの搬送
制御を図6により説明する。図において、セルa1a及
びセルb1bはパレット編成工程における自動編成装置
であり、セルc1c及びセルd1dは部品搭載工程にお
ける小型部品実装機である。72aはセルa1aについ
ての使用後パレットテーブルであり、72bはセルb1
bについての使用後パレットテーブルであり、73cは
セルc1cについてのセル別パレットキューであり、7
3dはセルd1dについてのセル別パレットキューであ
る。101は空パレットを一時的に収容するバッファ手
段としての空パレットコンベアである。
【0047】(1)パレット編成工程からの搬出要求に
伴う搬送制御
【0048】 所定のカートリッジが搭載されたパレ
ットがセルa1aから搬出されると、このパレットは一
旦ストレージ23に収納され、矢印102で示されるよ
うに、対応するデータが使用前パレットテーブル71に
記憶される。その後、部品搭載工程の各セルに投入され
るグループが決定されたとき、即ちグループの先頭ラッ
クの搬入が決まったとき、そのグループで使用されるパ
レットに対応したデータが使用前パレットテーブル71
から取り出されてセル別パレットキューに記憶される。
【0049】 セルa1aから空パレットが搬出され
た場合には、この空パレットは矢印103で示されるよ
うに空パレットコンベア101に搬入される。
【0050】(2)部品搭載工程からの搬出要求に伴う
搬送制御
【0051】 セルc1cから搬出されようとしてい
るパレットについては、そのパレットが編成されたパレ
ット編成工程のセル(セルa1aであるとする)の使用
後パレットテーブルが空で且つセルa1aから搬入要求
があがっている場合には、矢印104で示されるよう
に、セルa1aへ搬出する。
【0052】 の条件が満たされない場合には、矢
印105で示されるようにパレットをストレージ23へ
搬出し、該当するセルの使用後パレットテーブルにその
データを記憶させる。
【0053】(3)パレット編成工程からの搬入要求に
伴う搬送制御
【0054】 使用後パレットテーブルにパレットが
蓄積されている場合には、矢印106で示されるよう
に、ストレージ23からセルa1aにパレットを搬入す
る。
【0055】 使用後パレットテーブルにパレットの
蓄積がなく、且つ空パレットコンベア101から搬出要
求があがっている場合には、空パレットコンベア101
から矢印107で示されるように空パレットをセルa1
aに搬入する。
【0056】(4)部品搭載工程からの搬入要求に伴う
搬送制御
【0057】セル別パレットキューにパレットの蓄積が
ある場合には、矢印108で示されるように搬入要求の
あったセルc1cにストレージ23からパレットを搬入
する。
【0058】これら一連の動作を実行することにより、
ラックの動きに追随したパレットの搬送を実現すること
ができる。
【0059】以下、本発明に特徴的なカスタマイズ機能
について説明する。製品の種類、オーダ数量、使用部品
構成等の外部要因に応じて工程の構成や投入単位を始め
とした工程毎の詳細な属性を変更し得るようにカスタマ
イズ機能を付加しておくことによって、投入制御のプロ
グラムを変更することなしに、外部要因の変化に対して
柔軟に対応し得るようになる。より詳細な説明は以下の
通りである。
【0060】図7はカスタマイズ機能が付加された投入
制御の実施例を示すプロセス関連図である。この例で
は、生産計画に基づいて入力された各工程の属性に関す
る情報を記憶する外部ファイル141が備えられ、投入
制御システムの立上げ時に外部ファイル141からの情
報に基づいて工程構成テーブル142が作成されるよう
になっている。
【0061】113はセルコントローラ45からのラッ
ク搬入要求及びラック搬出要求をそれぞれラック搬入要
求テーブル56及びラック搬出要求テーブル55に送る
要求受信プロセスであり、このプロセスは、図4におけ
るソケット受信プロセス52及びコマンド振分プロセス
53に対応している。
【0062】114は各ラックが製品種に応じて経由す
べき工程経路に関する情報をラック毎に記憶する工程経
路マスタであり、この工程経路マスタ114は図4のラ
ックマスタテーブル60に含まれている。
【0063】115はラック要求監視プロセス57から
搬送制御システム27に搬送指令を送る搬送指令出力プ
ロセスであり、このプロセスは図4の搬送要求キュー7
8及びソケット送信プロセス79に対応している。
【0064】図8は工程構成テーブルの例を示す図であ
る。工程構成テーブルに記憶される情報は、工程番号、
工程名称、セル番号、その他の必要な情報である。登録
されたセル番号を参照することにより、その工程に含ま
れるセルの数を知ることができる。
【0065】投入単位の欄において、「01」は投入単
位がグループであることを表し、「02」は投入単位が
製品種であることを表し、「03」は投入単位がラック
であることを表している。
【0066】工程種別の欄において、「01」はその工
程が製造工程であることを表し、「02」はその工程が
試験工程であることを表し、「03」はその工程が修正
工程であることを表し、「04」はその工程がその他の
工程であることを表している。
【0067】パレット入庫チェック要フラグはグループ
単位にパレットが揃っていることを確認しなければなら
ない工程かどうかを表すフラグである。ローダ有無フラ
グはローダ(搬入コンベア)があるか否かを表すフラグ
である。アンローダ有無フラグはアンローダ(搬出コン
ベア)があるか否かを表すフラグである。パレット付工
程フラグはパレットを使用する工程か否かを表すフラグ
である。
【0068】この例におけるラック要求監視プロセスの
フローチャートを図9に示す。まず、ステップ201で
各セルからの搬入・搬出要求を監視するループに入る。
次いで、ステップ202で、搬出要求の出ているラック
の次工程について、その工程の属性を工程構成テーブル
によって調べる。調べる内容は「投入単位は何か」、
「工程種別は何か」、「グループ単位にパレットが揃っ
ていることの確認が必要か否か」等である。
【0069】続いてステップ203に進み、次工程に搬
入要求があり且つステップ202で調べた工程の属性に
マッチングするか否かを判断する。
【0070】搬入要求があり且つマッチングがとれた場
合にはステップ204に進み、セルとセルの間での搬送
指示を行う。
【0071】搬入要求がないか或いはマッチングがとれ
ない場合にはステップ205に進み、セルからストレー
ジへの搬送指示を行う。
【0072】その後ステップ206に進み、他の搬入要
求に対してストレージで待機中のラックの中にマッチン
グのとれるものがあるかどうかを判断し、ある場合には
ステップ207に進みストレージからセルへの搬送指示
を行う。
【0073】そして、工程構成テーブル142を参照し
て生産計画に応じたセルの各工程への配分とラックやパ
レットのセルへの投入とを行うようにしている。
【0074】このように外部ファイルを用いてオーダ等
に応じて適宜工程構成テーブルを作成することにより、
投入制御に関するプログラムを殆ど変更することなし
に、製品の種類、オーダ数量、使用部品構成等の外部要
因に応じて工程の構成や投入単位を始めとした工程毎の
詳細な属性を容易に変更し得るようになる。
【0075】例えば、製品の種類の切り替え等に際し
て、作業負荷に応じてセルの各工程への配分状況を変更
することによって、効率的な設備の運用が可能になる。
変更前後におけるセルの各工程への配分状況の例をそれ
ぞれ図10A及び図10Bに示す。
【0076】変更前にあっては、図10Aに示されるよ
うに、工程No.1はセル1号機、2号機、3号機から
なり、工程No.2はセル4号機からなり、工程No.
3はセル5号機、6号機からなっていたものを、例えば
図10Bに示されるように変更することができる。
【0077】即ち、変更後にあっては、工程No.1は
セル1号機、2号機からなり、工程No.2はセル3号
機からなり、工程No.3はセル4号機からなり、工程
No.4はセル5号機からなり、工程No.5はセル6
号機からなる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
生産ライン全体を総合的に多品種の製品について高効率
化するのに適した汎用性に富んだ生産制御システムの提
供が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の実施に適した生産ラインの説明図であ
る。
【図3】小型部品実装機及びそのセルコントローラの機
能を説明するための図である。
【図4】本発明の実施例における投入制御システムのプ
ロセス関連図である。
【図5】本発明の実施例におけるラックの流れを説明す
るための図である。
【図6】本発明の実施例におけるパレットの流れを説明
するための図である。
【図7】カスタマイズ機能を付加した投入制御の実施例
を示すプロセス関連図である。
【図8】図7の工程構成テーブルの例を示す図である。
【図9】図7のラック要求監視プロセスのフローチャー
トである。
【図10A】変更前のセルの各工程への配分状況を示す
図である。
【図10B】変更後のセルの各工程への配分状況を示す
図である。
【符号の説明】
1 セル 2 工程 3 搬送手段 4 セルコントローラ 5 物流制御システム 6 投入制御システム 7 外部ファイル手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−78243(JP,A) 特開 昭61−65759(JP,A) 特開 昭60−118458(JP,A) 特開 平1−295748(JP,A) 特開 昭60−242945(JP,A) 国際公開91/1850(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/418 B23Q 41/00 - 41/08 G06F 17/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが単一又は同等の複数の処理設
    備のセル(1) を含む複数の処理手段(2) と、処理対象物
    を上記セルに搬入し上記セルから搬出する搬送手段(3)
    と、上記各セルをそれぞれ制御する複数のセルコントロ
    ーラ(4) と、上記搬送手段を制御する物流制御システム
    (5) と、上記セルコントローラからの搬入要求及び搬出
    要求並びに上記物流制御システムからの搬送完了通知に
    基づき上記物流制御システムに搬送指令を送る投入制御
    システム(6) と、生産計画に基づいて入力された上記各
    処理手段の属性に関する情報を記憶する外部ファイル手
    段(7) とを備え、上記投入制御システムの立上げ時に上
    記外部ファイル手段からの情報に基づいて工程構成テー
    ブルが作成され、該工程構成テーブルを参照して生産計
    画に応じた上記セルの上記各処理手段への配分及び上記
    処理対象物の上記セルへの投入がなされることを特徴と
    する生産制御システム。
  2. 【請求項2】 上記処理対象物を一時的に収納するスト
    レージ(23)が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の生産制御システム。
  3. 【請求項3】 上記複数の処理手段のいずれかには上記
    セルとして部品実装機(15)が備えられ、上記処理対象物
    はプリント配線板が製品種毎に収容されたラック(34)で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の生産制御
    システム。
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