JP3081019B2 - 投入制御システム - Google Patents

投入制御システム

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JP3081019B2
JP3081019B2 JP03148176A JP14817691A JP3081019B2 JP 3081019 B2 JP3081019 B2 JP 3081019B2 JP 03148176 A JP03148176 A JP 03148176A JP 14817691 A JP14817691 A JP 14817691A JP 3081019 B2 JP3081019 B2 JP 3081019B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造設備、試験設備、
修正設備等の処理設備を備えた生産ラインに適用される
投入制御システムに関し、特に、効率的な多品種少量生
産に適した投入制御システムに関する。
【0002】近年、電子機器の分野においては、製品の
小型化軽量化、多機能化が進み、それらを構成するプリ
ント配線板ユニットも増々高密度実装化している。それ
に伴い搭載部品点数の増大や部品の小型化、複雑化によ
り、人手で部品を実装するのが困難になっており、工場
では自動部品挿入機・搭載機が数多く導入されるように
なってきた。また、工場における人件費の高騰から、導
入されたそれらの高額な設備を効率よくしかもできるだ
け無人で稼動させたいという要求がある。一方、顧客の
ニーズの多様化と、商品のライフサイクルの短命化が進
み、工場では増々の多品種少量化と短納期化を余儀なく
され、生産ラインの無人化、高効率化が要望されてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来、それぞれが単一又は同等の複数の
処理設備のセル(部品実装機等)を含む複数の処理手段
(以下「工程」と称することがある。)からなる生産ラ
インが知られている。この種の生産ラインにおいては、
各工程を構成するセルの数等を生産計画に応じて適宜変
更することによって、多品種少量生産に対処することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような生産ラ
インにおいて多品種少量生産を実施するために異なる製
品種のものを流す場合、各工程では、処理条件の設定又
は変更、即ち設備の調整や材料の取り替え等の前準備
(段取り)が必要になることがある。例えば部品実装機
における段取りに際しては、材料の交換等に多大な工数
が必要とされるから、同一の段取りのもとで処理が可能
な処理対象物についてはできるだけまとめて処理するよ
うにして、段取り回数が少なくて済むようにするのが望
ましい。しかしながら、従来は、このような観点から各
工程への処理対象物の投入を制御するように構成された
システムはなかった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、処理設備についての段取り回数が少なくて済む
多品種少量生産に適した投入制御システムの提供を目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
を示す原理ブロック図である。
【0007】本発明の投入制御システムは、それぞれが
単一又は同等の複数の処理設備のセル1を含む複数の処
理手段2からなる生産ラインにおけるいずれかの処理手
段2への処理対象物の投入を制御するシステムである。
【0008】そして、このシステムは、上記処理対象物
がいずれの製品種に属するかに関する情報、処理手段2
のそれぞれにおける処理条件がいずれの処理条件のグル
ープに属するかに関する情報及び上記処理対象物が経る
工程経路におけるいずれの処理手段2まで進捗したかに
関する情報を上記処理対象物毎に記憶する進捗テーブル
3と、セル1からの上記処理対象物の搬入要求に関する
情報を記憶する搬入要求テーブル4と、上記処理対象物
の待機状況に関する情報を処理手段2毎に記憶する待ち
行列5と、同一の処理条件のグループに属する上記処理
対象物の数に関する情報を上記グループ毎に記憶するグ
ループ内処理対象物数テーブル6と、同一の製品種に属
する上記処理対象物の数に関する情報を上記製品種毎に
記憶する製品種内処理対象物数テーブル7と、進捗テー
ブル3からの進捗に関する情報並びにグループ内処理対
象物数テーブル6及び製品種内処理対象物数テーブル7
からの処理対象物数に関する情報に基づいて課せられた
ところの制約条件に関する情報を記憶する制約条件テー
ブル8と、進捗テーブル3、搬入要求テーブル4、制約
条件テーブル8及び待ち行列5の記憶内容に基づいて処
理対象物を処理手段2のいずれかに投入する搬送手段9
と、搬送手段9からの搬送完了通知並びに上記進捗テー
ブル3、上記グループ内処理対象物数テーブル6及び上
記製品種内処理対象物数テーブル7の記憶内容に基づい
て上記制約条件テーブル8を更新する制約条件テーブル
更新手段10とを備えて構成される。
【0009】
【作用】本発明においては、進捗テーブル3における進
捗に関する情報とグループ内処理対象物数テーブル6及
び製品種内処理対象物数テーブル7における処理対象物
数に関する情報とを参照して、製品種単位或いはグルー
プ単位での進捗状況を調べ、例えば、あるセルであるグ
ループに属する処理対象物が処理されているときには、
そのセルにはそのグループに属する処理対象物のみが投
入されるような制約条件のもとでの処理対象物の投入が
可能になるので、処理設備についての段取り回数が少な
くて済むようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を詳細に説明
する。尚、全図を通して同一符号は同一対象物を表す。
【0011】図2は本発明の実施に適した生産ラインの
説明図である。符号11〜22はこの生産ラインの各工
程を構成する処理設備のセルであり、各セルの具体的な
機能は次の通りである。
【0012】先頭工程としてのID付与機11は、供給
されたプリント配線板28にIDラベルを貼り付けてこ
れを製品種毎にラック34に収容して搬出する。自動編
成装置12は、供給されたカートリッジ35を所定の順
序でパレット36に収容して搬出する。
【0013】半田印刷機13は半田クリーム(半田ペー
スト)をプリント配線板にスクリーン印刷する。
【0014】接着剤塗布機14は、プリント配線板の裏
面側に部品を実装する場合に、部品の仮固定のための接
着剤をプリント配線板に塗布する。プリント配線板の片
面(表面側)にのみ部品が実装される場合には、この接
着剤塗布機14は使用されない。
【0015】小型部品実装機15及び異形部品実装機1
6は、それぞれ小型部品及び異形部品をプリント配線板
上に自動的に実装する。小型部品は、同一仕様の多数
(例えば1000〜2000)の部品が長手方向に等間
隔で収容された帯状部品ケースをリール状に巻回した形
で納入される。
【0016】この小型部品を多数備えたリール31はカ
ートリッジ35に装着され、前述のパレット36に収容
された状態で部品実装機に供給される。
【0017】リフロー炉17は、表側の面に部品が実装
されたプリント配線板についてリフロー半田付を行う。
全面洗浄機18はリフロー半田付されたプリント配線板
を洗浄する。硬化炉19は接着剤塗布機14でプリント
配線板に塗布された接着剤を硬化させる。
【0018】外観検査装置20は、半田付が済んだプリ
ント配線板について光学的に或いはX線により外観検査
を行う。マニュアル修正装置21は、外観検査装置20
における不良品等に対してマニュアル修正を行う作業者
の近傍の位置にプリント配線板を供給し或いは上記位置
からのプリント配線板の排出を行う。
【0019】最終工程としての排出ステーション22
は、検査及び修正が済んで完成品となったプリント配線
板ユニットをベルトコンベア等により排出する。
【0020】23はラック及びパレットが一時的に収納
されるラック・パレットストレージである。各セル11
〜22の搬入及び/又は搬出ポートの相互間或いは上記
ポートとストレージ23間におけるラック及びパレット
の搬送は、搬送装置24によりなされる。搬送装置24
は、各セルとストレージの間に布設されたレール25
と、ラック又はパレットを搭載してレール25上を走行
する単一又は複数の自走車26と、自走車26の運行を
制御する搬送制御システム27とからなる。
【0021】工場に納入されたプリント配線板28は、
そのデータを基板入荷管理用のパソコン29に入力され
た後、一旦部材保管棚30に収納される。また、リール
31等の部品(或いは部品の集合体)は、そのデータを
部品入荷管理用のパソコン32に入力された後、IDラ
ベル33を貼付されて部材保管棚30に収納される。
【0022】ID付与機11からラインに供給されたプ
リント配線板は、ラック34に収容された状態で自走車
26により自動編成装置12を除く各セルとストレージ
23の間で搬送される。また、リール31は対応するカ
ートリッジ35に装着された状態で自動編成装置12に
供給され、このリール31及びカートリッジ35は、パ
レット36に所定の順序で収容された状態でラインに供
給される。このパレット36は、自走車26により、自
動編成装置12と小型部品実装機15とストレージ23
との間で搬送される。
【0023】ラインにおける各セルの配置及び各工程を
構成するセルの数は、工程における処理時間の長短等に
応じて適宜決定され、ライン拡張時には適宜変更され
る。例えばセルが増設される場合を想定すると、従来の
ようなシーケンシャルな制御システムでは、制御プログ
ラムの大規模な変更が必要になる。そこで、この実施例
では、各セルにセルコントローラを設け、セルコントロ
ーラと投入制御システムとの間での情報のやりとりに基
づいて、ラック及びパレットの搬送制御を行うようにし
ている。
【0024】図3を参照しながら小型部品実装機を例に
とりそのセルコントローラの一つの機能の概要を説明す
る。自走車から小型部品実装機15に対して搬入された
ラック34は、供給用のベルトコンベア41によりリフ
タ42上に供給され、プッシャ43により所望のプリン
ト配線板28が小型部品実装機15に送られる。
【0025】小型部品実装機15では、パレット36に
より搬入されたカートリッジ35から供給される小型部
品46が、プリント配線板28上の所定位置に実装され
る。
【0026】部品実装を完了したプリント配線板28
は、再びラック34に戻されて排出用のコンベア44に
より自走車に搬出される。
【0027】セルコントローラ45は、上述のような一
連の動作を監視しており、小型部品実装機15に対する
ラック及びパレットの搬入要求及び搬出要求をこれから
説明する投入制御システムに送る。
【0028】図4は投入制御システムにおけるプロセス
とテーブルの間の関係(場合によってはプロセスとプロ
セスの間の関係)を表すプロセス関連図である。図中の
破線51で囲まれた部分が投入制御システムに相当す
る。
【0029】セルコントローラ45からの搬入・搬出要
求は、ソケット受信プロセス52及びコマンド振分プロ
セス53をこの順に経て搬入・搬出受信プロセス54に
送られる。
【0030】搬入・搬出受信プロセス54からのラック
搬出要求及びラック搬入要求はそれぞれラック搬出要求
テーブル55及びラック搬入要求テーブル56に記憶さ
れ、これらの搬入・搬出要求はラック要求監視プロセス
57によって監視されている。
【0031】58はストレージ内に収容されているラッ
クに関する情報を記憶するストレージ内ラックテーブル
である。60はラックが搬送されるべき工程経路等に関
する情報が記憶されているラックマスタテーブルであ
る。
【0032】ラック搬出要求テーブル55、ラック搬入
要求テーブル56、ストレージ内ラックテーブル58及
びラックマスタテーブル60の記憶内容は、搬送完了受
信プロセス82からの搬送完了通知等に基づいてラック
テーブル更新プロセス59により逐次更新される。
【0033】ライン内ラック数監視プロセス62は、搬
送完了通知等に基づきライン内にある全てのラックの数
を監視しており、ライン内のラック総数が許容値を越え
ないようにラック搬出要求テーブル55の先頭工程に該
当する部分にフラグを立てる。これにより先頭工程から
のラックの搬入が抑制され、ラック内のラック総数が許
容値内に維持される。
【0034】63は負荷算出プロセスであり、このプロ
セスは、入力装置64から入力された設備稼動時間等の
パラメータ65に基づきライン内のある部分の負荷(具
体的にはラックがある工程から他のある工程に至るまで
の時間)を算出し、ラック搬入要求テーブル56に投入
抑制のためのフラグを立てる。
【0035】61はある条件を満足するグループに属す
るラックに関する情報が記憶されるラック数管理テーブ
ルである。66はデータベース67からのデータに基づ
いてラック要求監視プロセス57とのプロセス間通信に
よりID付与に関与するID付与完了プロセスである。
【0036】ラックの投入制御に対応してパレットの投
入制御を行うために、ラックに関する各プロセス及びテ
ーブルに対応して、パレット搬出要求テーブル68、パ
レット搬入要求テーブル69、パレット要求監視プロセ
ス70、ストレージ内使用前パレットテーブル71、ス
トレージ内使用後パレットテーブル72、セル別パレッ
トキュー73、パレットテーブル更新プロセス74、パ
レットマスタテーブル75、パレット数管理テーブル7
6及びパレット編成完了プロセス77が設けられてい
る。
【0037】ラック要求監視プロセス57及びパレット
要求監視プロセス70からの搬送要求は搬送要求キュー
78に逐次蓄積され、その内容に従って、ソケット送信
プロセス79を介して搬送制御システム27に搬送指令
が送られる。搬送制御システム27からの搬送完了通知
は、ソケット受信プロセス80及びコマンド振分プロセ
ス81をこの順に経て、搬送完了受信プロセス82を介
してパレットテーブル更新プロセス74、ラックテーブ
ル更新プロセス59、ライン内ラック数監視プロセス6
2及びデータベース更新プロセス83に送られる。デー
タベース更新プロセス83は、必要に応じてデータベー
ス67を更新する。
【0038】ところで、生産ラインにおいて多品種少量
生産を実施するために異なる製品種のものを流す場合、
各工程では、処理条件の設定又は変更、即ち設備の調整
や材料の取替等の前準備(段取り)が必要になる。
【0039】例えば小型部品実装機における段取りに際
しては、パレットの交換に多大な工数が必要とされるか
ら、同一の段取りのもとで処理が可能なラックについて
はできるだけまとめて処理することが望ましい。そこ
で、このような段取り等の条件に基づいてラックをグル
ーピングして、グループ毎の投入を実施する。
【0040】図5はグループ毎のラックの投入を可能に
した投入制御システムのプロセス関連図である。図にお
いて101はセルコントローラ45からのラック搬入要
求をラック搬入要求テーブル56に送る要求受信プロセ
スであり、このプロセスは図4におけるソケット受信プ
ロセス52及びコマンド振分プロセス53に対応してい
る。
【0041】103は同じく図4のラックマスタテーブ
ル60に含まれているラック進捗テーブルであり、この
ラック進捗テーブル103は、ラックに収容されたプリ
ント配線板がいずれの製品種に属するかに関する情報
と、各工程におけるラックに対する処理条件がいずれの
処理条件のグループに属するかに関する情報と、ラック
が経る工程経路におけるいずれの工程まで当該ラックが
進捗したかに関する情報とを記憶している。
【0042】61Aは同一グループに属するラックの数
に関する情報をグループ毎に記憶するグループ内ラック
数テーブルであり、61Bは同一製品種に属するラック
の数に関する情報を製品種毎に記憶する製品種内ラック
数テーブルである。これらのテーブル61A,Bは図4
におけるラック数管理テーブル61に含まれる。
【0043】そして、ラック進捗テーブル103からの
進捗に関する情報とグループ内ラック数テーブル61A
及び製品種内ラック数テーブル61Bからのラック数に
関する情報とに基づいて搬入要求についての制約条件が
課せられ、この制約条件は制約条件テーブル102に記
憶される。
【0044】ラック要求監視プロセス57は、ラック進
捗テーブル103、ラック搬入要求テーブル56、制約
条件テーブル102及び待ち行列92の記憶内容に基づ
いて、搬送指令を搬送指令出力プロセス104を介して
搬送制御システム27に送る。搬送指令出力プロセス1
04は、図4の搬送要求キュー78及びソケット送信プ
ロセス79に対応している。
【0045】また、ラックテーブル更新プロセス59
は、この実施例での機能においては、搬送制御システム
27から搬送完了受信プロセス82を介して送られてく
る搬送完了通知と、ラック進捗テーブル103、グルー
プ内ラック数テーブル61A及び製品種ラック数テーブ
ル61Bの記憶内容に基づいて各テーブルを更新する。
【0046】ラック進捗テーブル103の例を図8Aに
より説明する。ラック番号は個々のラックに一対一で対
応しており、この例ではR1〜R6までの6つのラック
番号が設定されている。
【0047】製品種は、完成したプリント配線板ユニッ
トが使用される製品の種類を表し、製品の構成要素の設
計図に共通する番号という意味で、「図番」と称される
こともある。
【0048】ラック番号R1,R2の製品種はZ1で共
通し、ラック番号R3,R4の製品種はZ2で共通し、
ラック番号R5,R6の製品種はそれぞれZ3,Z4で
ある。
【0049】グループ番号は、各工程について当該工程
で共通する処理が可能なラックをグルーピングしたもの
で、工程1においては、ラック番号R1〜R4はグルー
プG1に属し、ラック番号R5はグループG2に属し、
ラック番号R6はグループG3に属している。
【0050】工程2においては、ラック番号R1,R
2,R5,R6はグループG4に属し、R3,R4はグ
ループG5に属する。このようにラックのグルーピング
は工程毎に異なるものである。
【0051】例えば、小型部品実装工程においては、パ
レットを交換しないで処理を行うことができるラックを
同一グループにしている。
【0052】進捗状況に関しては、ラック番号R1,R
2で特定されるラックが工程1及び工程2を完了したこ
とを表しており、ラック番号R3〜R6で特定されるラ
ックが工程1を完了したことを表している。
【0053】図8Bは製品種内ラック数テーブルの例を
示す図である。この例では、製品種Z1に属するラック
の数は2(ラック番号R1,R2)であり、製品種Z2
に属するラックの数は2(ラック番号R3,R4)であ
り、製品種Z3に属するラックの数は1(ラック番号R
5)であり、製品種Z4に属するラックの数は1(ラッ
ク番号R6)であることが記憶されている。
【0054】図8Cはグループ内ラック数テーブルの例
を示す図である。この例では、グループ番号G1に属す
るラックの数は4(R1,R2,R3,R4)であり、
グループ番号G2に属するラックの数は1(R5)であ
り、グループ番号G3に属するラックの数は1(R6)
であり、グループ番号G4に属するラックの数は4(R
1,R2,R5,R6)であり、グループ番号G5に属
するラックの数は2(R3,R4)であることが記憶さ
れている。
【0055】図8Dは制約条件テーブルの例を示す図で
ある。制約条件テーブルは工程毎に又セル毎に設定され
ており、図示された例では、工程2におけるセル1号機
に投入することができるラックがグループ番号G4に属
するものに限定されている。つまり、このような制約条
件テーブルの記憶内容のときには、図8Aのラック進捗
テーブルの記憶内容と関連して考えると、所定の段取り
のもとにラック番号R1,R2,R5,R6のいずれか
のラックが工程2のセル1号機で処理中であることが分
かる。
【0056】図6はこの実施例におけるラック要求監視
プロセスのフローチャートである。まず、ステップ20
1では、搬入要求を監視するループに入る。
【0057】ステップ202で要求があると判断された
場合には、ステップ203に進み、制約条件をチェック
する。グループ及び製品種の制約条件があると判断され
た場合(ステップ204)には、ステップ205に進
み、待ち行列から同一グループで且つ同一製品種のラッ
クを取り出し、搬送指令を出す。
【0058】また、グループの制約条件があると判断さ
れた場合(ステップ206)には、ステップ207に進
み、待ち行列から同一グループのラックを取り出し、搬
送指令を出す。
【0059】制約条件がない場合(ステップ208)に
は、ステップ209に進み、待ち行列から先頭のラック
を取り出し、搬送指令を出す。
【0060】図7はこの実施例におけるテーブル更新プ
ロセスのフローチャートである。まず、ステップ301
では、搬送完了通知を待つループに入る。通知があった
場合(ステップ302)にはステップ303に進み、ラ
ック進捗テーブル103における進捗状況に関するデー
タを更新する。
【0061】次いでステップ304に進み、搬送完了通
知に該当するラックの状況をチェックする。
【0062】そのラックがグループの先頭である場合
(ステップ305)には、ステップ306に進み、グル
ープ及び製品種についての制約条件を制約条件テーブル
102に書き込む。
【0063】そのラックがグループの途中で且つ製品種
の最後である場合(ステップ307)には、ステップ3
08に進み、製品種についての制約条件を解除する。
【0064】そのラックがグループの途中で且つ製品種
の先頭である場合(ステップ309)には、ステップ3
10に進み、製品種についての制約条件を制約条件テー
ブルに書き込む。
【0065】そのラックがグループの最後である場合
(ステップ311)には、ステップ312に進み、グル
ープ及び製品種について制約条件を解除する。
【0066】図9は図8Aから抽出された工程No.1
におけるラックの投入単位を説明する図である。ラック
をグループ単位で投入する場合には、グループG1で共
通するラックR1,R2,R3,R4を継続して投入す
べきであり、ラックを製品種で投入する場合には、製品
種Z1で共通するラックR1,R2を継続して投入する
とともに、製品種Z2で共通するラックR3,R4を継
続して投入すべきである旨が示されている。
【0067】図10は図9の投入単位のいずれかによる
ラックの投入順序を説明するための図である。いま、待
ち行列に相当する入力バッファ111へのラックの投入
順序が、R1,R5,R3,R4,R2,R6の順であ
るとする。
【0068】ラックをグループ単位で投入する場合に
は、図8A及び図9に示された内容から明らかなよう
に、112Aで示される順序に従って、ラックをR1,
R2,R3,R4,R5,R6の順に投入する。
【0069】また、製品種単位で投入する場合には、1
12Bで示される投入順序に従って、ラックをR1,R
2,R5,R3,R4,R6の順に投入する。
【0070】一方、グループ単位又は図番単位での投入
が不要である場合には、112Cで示されるように、入
力バッファ111への到達順序に一致する投入順序で、
即ちラック単位でラックを投入する。
【0071】図2に示された生産ラインを例にとると、
グループ単位の投入が要求されるセルとしては小型部品
実装機15があり、製品種単位の投入が要求される工程
としては半田印刷機13があり、ラック単位の投入で足
りるセルとしてはリフロー炉17等がある。
【0072】図11はラックの流れを説明するための図
である。セルa1a及びセルb1bは工程Aに属してお
り、セルc1c及びセルd1dは工程Bに属しているも
のとする。58Aは工程Aについてのストレージ内ラッ
クテーブルを表し、58Bは工程Bについてのストレー
ジ内ラックテーブルを表す。
【0073】セルa1aからの搬出要求があった場合に
おいて、次工程(工程B)に制約条件がマッチする搬入
要求をあげているセル(セルc1c)があるときには、
矢印113で示されるように、セルa1aから搬出され
たラックを直接セルc1cに搬入する。
【0074】一方、セルa1aからの搬出要求があった
場合において、次工程に制約条件がマッチする搬入要求
をあげているセルがないときには、矢印114で示され
るように、セルa1aから搬出されたラックを一旦スト
レージ23に収納しておく。このときの情報は工程Bに
ついてのストレージ内ラックテーブル58Bに記憶され
る。
【0075】他方、セルc1cから搬入要求があった場
合において、工程Bについてのストレージ内ラックテー
ブル58Bの中に制約条件がマッチするラックに関する
情報が記憶されているときには、矢印115で示される
ように、ストレージ23から該当するラックをセルc1
cに搬入する。
【0076】各工程の処理条件等に合わせてグルーピン
グを行ってこのグループ単位でラックを小型部品実装機
に投入することにより、段取り回数を少なく抑えること
ができ、設備の稼動効率が高まる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
処理設備についての段取りの回数が少なくて済む多品種
少量生産に適した投入制御システムの提供が可能になる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の実施に適した生産ラインの説明図であ
る。
【図3】本発明の実施例における小型部品実装機及びそ
のセルコントローラの機能を説明するための図である。
【図4】本発明の実施例における投入制御システムのプ
ロセス関連図である。
【図5】ラックのグループ毎の投入を可能にした投入制
御の実施例を示すプロセス関連図である。
【図6】図5のラック要求監視プロセスのフローチャー
トである。
【図7】図5のテーブル更新プロセスのフローチャート
である。
【図8A】図5のラック進捗テーブルの例を示す図であ
る。
【図8B】図5の製品種内ラック数テーブルの例を示す
図である。
【図8C】図5のグループ内ラック数テーブルの例を示
す図である。
【図8D】図5の制約条件テーブルの例を示す図であ
る。
【図9】図8Aから抽出された工程No.1における投
入単位を説明するための図である。
【図10】図9の投入単位によるラックの投入順序を説
明するための図である。
【図11】本発明の実施例におけるラックの流れを説明
するための図である。
【符号の説明】
1 セル 2 処理手段 3 進捗テーブル 4 搬入要求テーブル 5 待ち行列 6 グループ内処理対象物数テーブル 7 製品種内処理対象物数テーブル 8 制約条件テーブル 9 搬送手段 10 制約条件テーブル更新手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−78243(JP,A) 特開 昭61−65759(JP,A) 特開 昭60−118458(JP,A) 国際公開91/1850(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/418 B23Q 41/00 - 41/08 G06F 17/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが単一又は同等の複数の処理設
    備のセル(1) を含む複数の処理手段(2) からなる生産ラ
    インにおけるいずれかの上記処理手段への処理対象物の
    投入を制御するシステムであって、上記処理対象物がい
    ずれの製品種に属するかに関する情報、上記処理手段の
    それぞれにおける処理条件がいずれの処理条件のグルー
    プに属するかに関する情報及び上記処理対象物が経る工
    程経路におけるいずれの上記処理手段まで進捗したかに
    関する情報を上記処理対象物毎に記憶する進捗テーブル
    (3) と、上記セル(1) からの上記処理対象物の搬入要求
    に関する情報を記憶する搬入要求テーブル(4) と、上記
    処理対象物の待機状況に関する情報を上記処理手段毎に
    記憶する待ち行列(5) と、同一の処理条件のグループに
    属する上記処理対象物の数に関する情報を上記グループ
    毎に記憶するグループ内処理対象物数テーブル(6) と、
    同一の製品種に属する上記処理対象物の数に関する情報
    を上記製品種毎に記憶する製品種内処理対象物数テーブ
    ル(7) と、上記進捗テーブル(3) からの進捗に関する情
    報並びに上記グループ内処理対象物数テーブル(6) 及び
    上記製品種内処理対象物数テーブル(7) からの処理対象
    物数に関する情報に基づいて課せられたところの制約条
    件に関する情報を記憶する制約条件テーブル(8) と、上
    記進捗テーブル(3) 、上記搬入要求テーブル(4) 、上記
    制約条件テーブル(8) 及び上記待ち行列(5) の記憶内容
    に基づいて上記処理対象物を上記処理手段(2) のいずれ
    かに投入する搬送手段(9) と、該搬送手段からの搬送完
    了通知並びに上記進捗テーブル(3) 、上記グループ内処
    理対象物数テーブル(6) 及び上記製品種内処理対象物数
    テーブル(7) の記憶内容に基づいて上記制約条件テーブ
    ル(8)を更新する制約条件テーブル更新手段(10)とを備
    えたことを特徴とする投入制御システム。
  2. 【請求項2】 上記処理対象物を一時的に収納するスト
    レージ(23)が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の投入制御システム。
  3. 【請求項3】 上記複数の処理手段のいずれかには上記
    セルとして部品実装機(15)が備えられ、上記処理対象物
    はプリント配線板が製品種毎に収容されたラック(34)で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の投入制御
    システム。
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