JPH07276164A - 部品取出し制御装置 - Google Patents

部品取出し制御装置

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JPH07276164A
JPH07276164A JP6075082A JP7508294A JPH07276164A JP H07276164 A JPH07276164 A JP H07276164A JP 6075082 A JP6075082 A JP 6075082A JP 7508294 A JP7508294 A JP 7508294A JP H07276164 A JPH07276164 A JP H07276164A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストック棚Tから搬送台車13へのワークの
取出しを短時間で行うことのできる部品取出し制御装置
21を提供すること。 【構成】 部品取出し制御装置21は、複数種類の製品
を混合して生産する混合生産ラインに必要な部品を供給
する搬送台車13に対して、ストック棚Tからワークを
順次取り出して搭載する取出しロボット11等を制御す
る装置であって、生産される製品の順序を入力する生産
順序入力プログラム401と、入力された製品に必要な
部品を順次選択し、部品を取り出す順序として記憶する
部品選択プログラム402と、ストック棚Tに保管され
ているワークの保管位置データを記憶するRAM41
と、ワークの保管位置データに基づいて、部品選択プロ
グラム402が記憶する部品取出し順序を変更する部品
取出し順序変更プログラム403とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車生産ラインのよ
うな複数種類の製品を混合して生産する混合生産ライン
に必要な部品を搬送、供給する搬送台車に対して、部品
保管場所から部品を順次取り出して搭載する部品取出し
装置を制御するための部品取出し制御装置に関するもの
であり、さらに詳細には、搬送台車への部品の搭載を短
時間で行うことが可能な部品取出し制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車の生産ラインでは複数種類の製品
が混合して生産されている。例えば、大物部品を組み付
ける工程に対する部品の供給は、混合生産ラインで生産
される製品に対応する部品を順番に台上に配置した搬送
台車や無人搬送車により行われている。小物部品と違っ
て、多くの大物部品をラインの近くに保管することがで
きず、混合生産ラインで生産する製品に対応する部品を
10個位づつ搬送台車等で供給することが効率的だから
である。作業者は、搬送台車等から順番に部品を取り出
すことにより、組立作業を行うことができる。一方、部
品は同一種類毎、混合生産ラインから離れた位置にある
部品保管場所である保管棚の一つ一つの棚に保管されて
いる。保管棚から搬送台車への部品の移動は、部品取出
し装置であるロボット等により行われ、部品が積まれた
搬送台車は、作業者が空搬送台車と交換に混合生産ライ
ンへ運搬する。ここで、部品取出し制御装置が、混合生
産ラインを制御するホストコンピュータの指令を受け
て、取出しロボットを制御し、部品保管場所から搬送台
車へ必要な部品を順番に取り出す。
【0003】次に、部品取出しロボットの構成及び作用
について詳細に説明する。保管棚Tと取出しロボット1
1の構成を図13に示す。搬送台車13は、ロボット台
14に延設されたアーム15によって取出しロボット1
1に保持されており、取出しロボット11と一体的に移
動する。ロボット台14は、搬送台車13を保持しなが
ら、図示しない駆動機構により移動レール12上を移動
し、任意の位置で停止される。保管棚T1〜T12は、
移動レールの両側に各6箇所づつ配設されている。保管
棚Tには、各々種類の異なる部品が最大8個づつ収納さ
れている。図13に図示しない部品取出し制御装置は、
ホストコンピュータの指令を受けて、混合生産ラインに
おいて製品を生産する順番通りに、その製品に対応する
部品の保管されている保管棚Tの前に、取出しロボット
11を移動させる。
【0004】そして、取出しロボット11は、保管棚T
に保管されている部品を取り出して、搬送台車13上に
順番に並べる。これを搬送台車13が満杯になるまで繰
り返す。搬送台車13が満杯になると、取出しロボット
11は移動レール12の定位置(保管棚T1とT2の外
側の位置)に移動すると同時に、作業者に搬送台車に部
品を積み終わったことを知らせる。作業者は、部品の積
まれた搬送台車13をアーム15から横滑りで外へ出し
て、空の搬送台車を取出しロボット11のアーム15に
セットする。作業者は部品の積み込まれた搬送台車を混
合生産ラインまで運んで、空になった搬送台車と交換す
る。その間に、取出しロボット11は、部品の取出し作
業を開始している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の部品取出し制御
装置には、次のような問題点があった。保管棚Tに保管
されている部品を、混合生産ラインの生産する順番通り
に、搬送台車13に搭載していたので、部品が保管され
ている保管棚Tの間を何回も往復しなければならず、搬
送台車13に部品を搭載するのに時間がかかっていた。
すなわち、従来の方法では、例えば、同じ保管棚T3に
ある部品でも生産混合ラインでの生産する順番が連続し
ていなければ、途中で他の保管棚Tへ次の部品を取出し
に行って、その後再び保管棚T3へ戻って部品の取出し
を行っていたからである。従来は、この取出し時間を確
保するために、ホストコンピュータから製品データをも
らうタイミングを早くしていた。しかし、ホストコンピ
ュータから製品データをもらうタイミングを早くする
と、製品データをもらった後で、混合生産ラインを流れ
る製品に不良品が発見されたときに、不良製品に対して
は部品の組付けを行わないため、搬送台車上に部品が残
り、その部品を元の保管棚に戻すという余分な作業が発
生する問題があった。この余分な作業を発生させる確率
を低くするために、ホストコンピュータからできるだけ
遅いタイミングで製品データをもらった方が良く、その
ためには、取出しロボットが搬送台車に部品を搭載する
のに要する時間をできるだけ短縮することが必要とされ
ていた。
【0006】本発明は上記問題点を解決し、部品保管棚
から搬送台車への部品の取出しを短時間で行うことので
きる部品取出し制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の部品取出し制御
装置は、複数種類の製品を混合して生産する混合生産ラ
インに必要な部品を供給する搬送手段に対して、部品保
管場所から部品を順次取り出して搭載する部品取出し装
置を制御する部品取出し制御装置であって、混合生産ラ
インで生産される製品の順序を入力する生産順序入力手
段と、生産順序入力手段により入力された製品に必要な
部品を順次選択し、部品を取り出す順序として記憶する
部品選択手段と、保管場所に保管されている部品の保管
位置データを記憶する保管データ記憶手段と、保管デー
タ記憶手段が記憶する部品の保管位置データに基づい
て、部品選択手段が記憶する部品取出し順序を変更する
部品取出し順序変更手段とを有する。
【0008】また、上記部品取出し制御装置において、
部品取出し順序変更手段が記憶する部品取出し順序に基
づいて、保管場所より部品を取り出して搬送手段に搭載
する部品搭載手段を有することを特徴とする。また、上
記部品取出し制御装置において、部品取出し順序変更手
段は、部品搭載手段が部品を取り出すときに移動距離が
最短になるように、部品取出し順序を変更することを特
徴とする。また、上記部品取出し制御装置において、前
記保管データ記憶手段が、保管されている部品の履歴を
記憶していると共に、前記部品取出し順序変更手段が、
前記保管データ記憶手段が記憶する部品の履歴に基づい
て、保管期間の長い部品を優先的に取り出させることを
特徴とする。
【0009】
【作用】はじめに、上記構成を有する本発明の部品取出
し制御装置が使用される混合生産ラインでの部品供給の
方法を説明する。搬送手段には複数の部品が搭載されて
おり、複数種類の製品を混合して生産する混合生産ライ
ンに必要な部品を供給する。部品取出し装置は、部品取
出し制御装置により制御され、搬送手段に対して、部品
保管場所から部品を順次取り出して搭載する。ここで、
部品取出し制御装置を構成する生産順序入力手段は、混
合生産ラインで生産される製品の順序を入力する。ま
た、部品選択手段は、生産順序入力手段により入力され
た製品に必要な部品を順次選択し、部品を取り出す順序
として記憶する。また、保管データ記憶手段は、保管さ
れている部品が保管場所の何れの位置に保管されている
かに関する保管位置データを記憶している。また、部品
取出し順序変更手段は、保管データ記憶手段が記憶して
いる部品の保管位置データに基づいて、部品選択手段が
記憶する部品取出し順序を変更する。ここで、部品取出
し順序変更手段は、部品搭載手段が部品を取り出すとき
に移動距離が最短になるように、部品取出し順序を変更
する。また、部品搭載手段は、部品取出し順序変更手段
が記憶する部品取出し順序に基づいて、保管場所より部
品を取り出して搬送手段に搭載する。ここで、前記保管
データ記憶手段が、保管されている部品の履歴を記憶し
ている。また、前記部品取出し順序変更手段が、前記保
管データ記憶手段が記憶する部品の履歴に基づいて、保
管期間の長い部品を優先的に取り出させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。本実施例の部品取出し制御装置が制御
する部品取出し装置である取出しロボット、ストック棚
等の構成は、図13に示す従来の取出しロボット11等
と同様であり、説明を省略する。部品取出し制御装置2
1のハードウエアの構成を図1にブロック図で示す。取
出しロボット11の制御を行うロボットコントローラ2
4が、取出しロボット11に接続している。ロボットコ
ントローラ24は、取出しロボット11の部品取出し作
業やロボット台14の移動等を制御するプログラマブル
コントローラであるシーケンサ22に接続している。シ
ーケンサ22は、シーケンサ信号入出力インターフェイ
ス32を介してシーケンサ信号入出力処理用CPU35
に接続することにより、部品取出し制御装置21に接続
している。また、生産指示情報端末25が、生産順序入
力手段である生産指示情報入力インターフェイス31を
介してCPU35に接続することにより、部品取出し制
御装置21に接続している。CPU35は、コントロー
ルバス45、データバス46、アドレスバス47により
シーケンサ通信プログラム、生産順序入力プログラム4
01等を内蔵するROM36、ワーキングエリアデータ
等を一時的に記憶するRAM38、及びデュアルポート
RAM37に接続している。
【0011】一方、表示器、タッチパネル等より構成さ
れるデータ入力機能付表示装置26がマンマシンインタ
ーフェイス34を介して、また、履歴データ収集装置2
3が履歴データ出力インターフェイス33を介して、部
品取出し制御装置21に接続している。部品取出し制御
装置21の主要演算手段であるメインCPU39は、コ
ントロールバス42、データバス43、アドレスバス4
4により、部品取出し制御装置の制御用プログラムであ
る部品選択プログラム402、部品取出し順序変更プロ
グラム403等を記憶するROM40、ユーザープログ
ラムワーキングエリアを構成し、ストック棚Tに保管さ
れているワークの保管位置データを記憶するRAM4
1、マンマシンインターフェイス34、履歴データ出力
インターフェイス33、及びデュアルポートRAM37
に接続されている。デュアルポートRAM37は、メイ
ンCPU39及びCPU35の2つのCPUの共有メモ
リである。
【0012】次に、上記構成を有する部品取出し制御装
置21の作用をフローチャートに基づいて詳細に説明す
る。図2に部品取出し制御装置21の全体的作用を表す
ジェネラルフローチャートを示す。最初に、初期設定処
理(S31)により、ハードウエアの初期状態に異常が
無いことをチェックし、デュアルポートRAM37、R
AM38、RAM41の初期化を行う。次に、コールド
スタートとウォームスタートの判別を行う(S32)。
ここで、コールドスタートとは、プログラムのローディ
ングやエラー発生履歴、ワーク取出し履歴、ワーク補給
履歴等のデータを新たにアンローディングする場合のス
タートを言う。また、ウォームスタートとは、予めロー
ディングしてあるプログラム、履歴条件等で起動させる
場合のスタートを言う。
【0013】部品取出し制御装置21を初めに稼働させ
る場合、製品の切替え等によりプログラムを変更する必
要がある場合等にコールドスタートが行われる。始め
に、履歴データ収集装置23からの指示が入力するのを
待つ(S38)。そして、履歴データ収集装置23から
プログラムローディングの指示があれば(S39,YE
S)、入力されるプログラムを40に記憶させるプログ
ラムローディング処理を行う(S40)。プログラムロ
ーディングの指示が無ければ(S39,NO)、S41
に進む。次に、履歴データの出力要求があるか否かを判
別し(S41)、要求があれば、履歴データ収集装置2
3により履歴データを出力する(S42)。履歴データ
は、各ストック棚Tに保管されているワークの種類、個
数、ストック棚Tへ搬入された時期等を示している。
【0014】一方、ウォームスタートの場合は、データ
入力機能付表示装置26を構成するタッチパネルからの
キー入力を受け付け、また表示器への表示出力等のマン
マシンインターフェイス処理(S33)を行う。そし
て、データ入力機能付表示装置26からキー入力された
各種パラメータ等をRAM41に記憶させる(S3
4)。これにより、作業者は、ストック棚Tへのワーク
の搬入等によりストック棚Tの履歴データ等を変更する
必要が発生した場合等に、ストック棚Tに保管されてい
るワークの車種、個数、履歴等の保管データを変更する
ことができる。次に、生産順序入力プログラム401に
より、混合生産ラインを制御するホストコンピュータ
(図示せず)から生産指示情報端末25を介して、混合
生産ラインから部品取出し制御装置21に与えられる生
産指示データを「生産指示読み込みテーブル」として読
み込む(S35)。生産順序入力プログラム401につ
いては、後で詳細に説明する。次に、部品選択プログラ
ム402及び部品取出し順序変更プログラム403によ
り、取出しロボット11によるワークの取出し作業が、
最も効率よく行なうために、車種データの並べ替え処理
を行う(S36)。部品取出し順序変更プログラム40
3により「ワーク取出し棚テーブル」及び「並び替え車
種データテーブル」が作成される。部品取出し順序変更
プログラム403については、後で詳細に説明する。次
に、並べ替えられた車種データにより取出し保管棚位置
出力処理を行う(S37)。この処理については、後で
詳細に説明する。
【0015】次に、生産順序入力プログラム401であ
るマンマシンインターフェイス処理(S33)の詳細
を、図3に示したフローチャートに基づいて説明する。
始めに、ホストコンピュータから部品取出し制御装置2
1に対して、生産指示情報読み込み指示があるか否かを
判断する(S43)。ここで、生産指示情報は、部品取
出し制御装置21に対して、混合生産ラインで生産され
る車種の順番を知らせ、その順番通りに搬送台車13へ
ワークを積み込ませるための情報である。次に、読み込
んだ車種データの異常を記憶するデータ異常記憶がOF
Fになっていることを確認する(S44)。データ異常
記憶がOFFになっていれば、車種データは正常である
ので、S45へ進む。データ異常記憶がOFFでない場
合は、車種データに異常があるので、生産順序入力処理
を終了する。次に、設定台数分の車種データの読取が完
了したか否かを判断する(S45)。本実施例では、設
定台数は、搬送台車13に搭載できる部品数であるM=
10個である。設定台数分の車種データの読み込みが完
了したときは(S45,YES)、全車種データ読み込
み完了記憶をONする(S53)。そして、全車種読み
込み完了信号を出力し(S54)し、生産順序入力処理
を終了する(S43)。
【0016】設定台数分の車種データの読み込みを完了
していないときは(S45,NO)、生産指示情報端末
25に車種データがあるか否かを確認する(S46)。
車種データがないときは(S46,NO)、S43に戻
る。車種データがあるときは(S46,YES)、生産
指示情報端末25から生産指示情報入力インターフェイ
ス31を介して、生産指示情報信号である車種データを
読み込んで、読み込んだ順番にRAM38に記憶する
(S49)。それと同時に、車種データの読み込み数を
プラス1インクリメントする(S48)。次に、RAM
38に記憶した車種データに異常がないかチェックする
(S50)。異常がある場合は(S50,YES)、車
種データ異常信号を出力し(S51)、車種データ異常
信号記憶をONにして(S52)、生産順序入力処理を
終了する。読み込み車種データに異常がない場合は(S
50,NO)、S45に戻ってM=10まで車種データ
の読み込みを続ける。
【0017】この結果、図9に「生産指示情報読み込み
テーブル」として示すように、読取り順番mに対応した
車種データである車種番号F4(m)が記憶される。こ
こで、読取り順番mは、混合生産ラインにおいて生産さ
れる製品の順番を示している。また、車種番号F4
(m)は、01〜FFまでの数値で示されている。この
「生産指示読み込みテーブル」は、CPU35によりデ
ュアルポートRAM37に転送される。取出しロボット
11は、搬送台車13に対して、読取り順番mに対応す
る車種番号F4(m)を組み立てるのに必要なワークを
搬送台車13のCmの位置に並べることが必要である。
C1〜C10の位置は、図13に示すように順次決めら
れており、混合生産ラインにおいて作業者は、C1から
順番にワークを取り上げて製品に組み付けていくことが
できる。
【0018】次に、本発明の主要部である部品選択プロ
グラム402、部品取出し順序変更プログラム403を
内容とする車種データ並び替え処理S36について、図
4及び図5のフローチャートに基づいて詳細に説明す
る。まず、図9に示す「生産指示読み込みテーブル」に
基づいて、F4(m)の中の同一車種番号の数を計数し
て、図10に示す「同一車種数テーブル」を作成する
(S55)。すなわち、読取り順番mの順番に現れた車
種番号を、車種番号F9(k)として採り、その車種番
号F9(k)に対応する個数を表にしたものである。こ
れにより、取出しロボット11は、ストック棚Tからト
ータルとして、車種番号01のワークを2個、車種番号
02のワークを3個、車種番号05のワークを1個、車
種番号04のワークを2個、及び車種番号06のワーク
を2個取り出して搬送台車13に搭載すれば良いことが
わかる。S55が、部品選択プログラム402を構成し
ている。
【0019】次に、ストック棚Tに保管されているワー
クの保管位置データ、すなわち各ストック棚Tに保管さ
れているワークの車種データである「ストック棚優先順
位テーブル」の読み込みを行う(S56)。「ストック
棚優先順位テーブル」は、ストック棚Tに保管されてい
るワークの保管位置データを記憶する保管データ記憶手
段であるRAM41に記憶される。読み込まれた「スト
ック棚優先順位テーブル」は、図8に示すように、各ス
トック棚Tn(n=1〜12)に格納されている格納車
種番号F1(n)、各ストック棚Tnに残っているワー
ク数F2(n)、同一車種を収納するストック棚Tが複
数存在する場合にストック棚Tに搬入された順序F3
(n)を含んでいる。ここで、ストック棚Tに搬入され
た順序は、若い番号ほど古く搬入されたこと、すなわ
ち、ストック棚Tに滞留している時間の長いことを示し
ている。
【0020】次に、「ストック棚優先順位テーブル」よ
り、前に作成した図10の「同一車種数テーブル」の車
種番号F9(k)とF1(n)とが一致する棚を抽出し
て、「ワーク取出し棚テーブル」を作成する(S5
7)。以下、この「ワーク取出し棚テーブル」を作成す
る手順(S57,S58,S59)が、部品取出し順序
変更プログラム403であり、それを図5のフローチャ
ートに基づいて詳細に説明する。 (手順1)図10に示す「同一車種数テーブル」の車種
番号F9(k)と一致する車種番号F1(n)を有する
ストック棚Tを、図8に示す「ストック棚優先順位テー
ブル」より全て検索し、一致した場合の棚番号、車種番
号、ストック棚内残りワーク数、同一車種格納順位を記
憶する。
【0021】すなわち、始めに「同一車種数テーブル」
の連番kを1とし(S74)、「ワーク取出し棚テーブ
ル」のロボット移動順序sを1とし(S75)、「スト
ック棚優先順位テーブル」の検索カウンタy=1とする
(S76)。次に、全車種数Kと連番kを比較すること
により、全車種の検索が完了したか否かを判断する(S
77)。全車種の検索が完了していない場合は(S7
7,N0)、「ストック棚優先順位テーブル」の全ての
ストック棚(N個)の検索が完了したか否かを判断する
(S78)。ストック棚の検索が完了するまでは(S7
8,NO)、F1(y)とF9(k)とが一致するか否
かを判断し(S79)、一致する場合は、y,F1
(y),F2(y),F3(y)のデータをRAM41
に一時的に記憶する(S80)。そして、検索カウンタ
yをプラス1インクリメントすることにより(S8
1)、「ストック棚優先順位テーブル」の全てのストッ
ク棚Tについて検索を行う。本実施例の場合、k=1の
とき、F9(1)=01と一致するF1(1)及びF1
(2)の棚番号F11(s)、車種番号F12(s)、
ストック棚内残りワーク数F13(s)、同一車種格納
順位F14(s)を記憶する。
【0022】(手順2)手順1に従って、各連番kに対
する「ストック棚優先順位テーブル」の全検索が完了す
る毎に、その車種番号F1(n)の棚内で同一車種格納
順位F3(n)の小さい棚、すなわち、最も古いワーク
を格納したストック棚Tを検索し、そのストック棚T内
の残りワーク数F2(n)と「同一車種数テーブル」の
個数F10(k)と比較し、該当車種がそのストック棚
Tから全て供給できる場合は、同一車種格納順位F2
(n)の大きい棚の棚番号n、車種番号F1(n)、ス
トック棚内の残りワーク数F2(n)、同一車種格納順
位F3(n)の各データをRAM41から削除する。す
なわち、RAM41に一時記憶しているデータから、格
納順序F3(n)=1のデータを検索し、その残りワー
ク数をF2(y1)とする(S82)。次に、今回必要
な数量F10(k)からワーク数F2(y1)を引いて
n1とし、n1が0より大きいか否かを判断する(S8
3)。n1が0と等しいかまたは0より小さい場合(S
83,NO)、ワークをそのストック棚Tから全て供給
できるので、取り出しワーク数F15(y1)=F10
(k)とし(S88A)、格納順位F3(n)が2以上
のデータを抹消する(S88)。本実施例の場合、車種
番号F9(1)=01と一致する棚は、F1(1)=ス
トック棚T1、F1(2)=ストック棚T2の2つであ
り、そのうち同一車種格納順位F3(n)の小さいの
は、F3(1)である。このストック棚T1のストック
棚残りワーク数F2(1)=4であり、F10(1)=
2と比較して、車種番号F9(1)のワークをストック
棚T1から全て供給できるので、同一車種格納順位の大
きいストック棚T(n=2)の車種番号F1(2)、ス
トック棚内の残りワーク数F2(2)、同一車種格納順
位F3(2)の各データをRAM41から削除する。
【0023】(手順3)該当車種を全て供給できない場
合は、同一車種格納順位が次に高いストック棚Tを検索
し、そのストック棚T内の残りワーク数と、手順2でワ
ークを取り出したストック棚Tから供給できない残りの
ワーク数を比較し、このストック棚Tから残りの全ての
ワークが供給できる場合は、同一車種格納順位のさらに
高いストック棚Tの棚番号n、車種番号F1(n)、ス
トック棚内残りワーク数F2(n)、同一車種格納順位
F3(n)の各データをRAM41から削除する。すな
わち、n1が0より大きい場合(S83,YES)、そ
のストック棚Tnから取り出すワーク数F15(y1)
としてF2(y1)をセットする(S84A)。次に、
必要なワークがまだn1個不足しているので、一時記憶
しているデータから、格納順位F3(n2)=2のデー
タを検索し、その残りワーク数をF2(y2)とする
(S84)。次に、n1からワーク数F2(y2)を引
いてn2とし、n2が0より大きいか否かを判断する
(S85)。そして、n2が0と等しいかまたは0より
小さい場合(S85,NO)、残りのワークをそのスト
ック棚Tから全て供給できるので、取り出しワーク数F
15(y1)=n1とし(S89)、格納順位F3
(n)が3以上のデータを抹消する(S89A)。
【0024】本実施例の場合、車種番号F9(2)=0
2と一致する棚は、F1(3)=ストック棚T3、F1
(5)=ストック棚T5の2つであり、そのうち同一車
種格納順位F3(n)の小さいのは、F3(5)=1で
ある。このストック棚T1のストック棚残りワーク数F
2(5)=1であり、F10(2)=3と比較して、車
種番号F9(1)がストック棚T5から全て供給できな
いので、次に同一車種格納順位の小さいストック棚T3
を検索し、ストック棚T3内の残りワーク数と、前にワ
ークを取り出したストック棚T5から供給できない残り
のワーク数=3−1=2を比較し、ストック棚T5から
残りの全てのワークが供給できるので、同一車種格納順
位のさらに大きいストック棚Tの棚番号、車種番号、ス
トック棚T内残りワーク数、同一車種格納順位の各デー
タをRAM41から削除する。本実施例では、同一車種
格納順位のさらに大きいストック棚Tは無いため、デー
タの削除は行われない。
【0025】(手順4)該当車種をまだ全て供給できな
い場合は、さらに同一車種格納順位が次に高いストック
棚Tを検索し、手順3と同様な操作を行う(S85
A)。そして、RAM41に残ったデータを「ワーク取
出し棚テーブル」へ格納する(S86)。 (手順5)「同一車種数テーブル」の次の車種番号F9
(k+1)について、手順1〜手順4を行う。すなわ
ち、連番k=k+1として(S87)、S76へ戻る。
これにより、次々に同様な操作を車種番号がF9(K)
になるまで行う。本実施例では、F9(5)=06にな
るまで、手順1〜手順4が繰り返される。これにより、
図11に示す表が作成される。
【0026】(手順6)「同一車種数テーブル」の全車
種番号の検索が終了した時点で(S77,YES)、R
AM41に記憶されているデータ群を棚番号の小さい順
に並べ替え、「ワーク取出し棚テーブル」としてRAM
41に記憶する(S90)。本実施例の場合、手順5が
終了した時点でRAM41に記憶されている表は、図1
1に示す通りであり、棚番号の小さい順に並べ替えるた
めに、矢印で示す数値を交換し、「ワーク取出し棚テー
ブル」が完成する。このとき、同時に各ストック棚Tか
ら取り出すワーク数をF15(s)として算出し、「ワ
ーク取出し棚テーブル」に記憶している。以上の作用に
より、図4のS57、S58及びS59が終了し、S6
0へ進む。
【0027】次に、「ワーク取出し棚テーブル」に基づ
いて、棚番号の小さい順に、取出しロボット11が取り
出すワーク1個毎にワーク取り出し順序rを割り付け
る。すなわち、ワーク取り出し順序rの初期化r=1
(S60)、ロボット移動順序sの初期化s=1(S6
1)、及び搬送台車13にワークを搭載する位置を決定
するための生産指示読み取り順位データエリアF8
(r)の初期化F8(r)=0を行う(S62)。次
に、取り出しワークカウンタcを1に設定する(S6
3)。次に、棚番号F11(s)の最大ワーク数Aを読
み込む(S64)。本実施例では、最大ワーク数Aは図
13に示すように、8個である。次に、ワーク取り出し
順序r=1に対応させて、車種番号データF5(r)=
F12(s)を書換える(S65)。次に、取り出しス
トック棚位置データF6(r)=F11(s)を書換え
る(S66)。次に、ストック棚位置取り出しワーク位
置データF7(r)=A−F13(s)+cを書換える
(S67)。
【0028】次に、ワーク取り出し順序r及び取り出し
ワーク数カウンタcを各々プラス1インクリメントす
る。次に、ワーク数カウンタcと取り出しワーク数F1
5(s)とを比較することにより、棚番号F11(s)
のデータ転送が完了したか否かを判断する(S70)。
完了していない場合は(S70,NO)、S65へ戻
る。これにより、必要なワーク数である取り出しワーク
数F15(s)の個数だけ同じストック棚T1からワー
クが取り出される。棚番号F11(s)の書換えが終了
している場合(S70,YES)、すなわち、ストック
棚T内の全てのワークを取り出した後、ロボット移動順
序sをプラス1インクリメントする。次に、「ワーク取
出し棚テーブル」の残りデータの有無をチェックし、終
了している場合は(S72,YES)、S73へ進む。
終了していない場合は(S72,NO)、S63に戻っ
て終了するまでS63〜S72を繰り返す。
【0029】S63〜S72のステップについて、本実
施例により具体的に説明する。図12において、r=1
のとき、S65では、F5(1)=01である。S66
では、F6(1)=F11(1)=1である。S67で
は、F7(1)=8−F13(1)+1=8−4+1=
5である。S70では、C=2、F15(1)=2であ
り、CはF15(1)より大きくないので(S70,N
O)、S65へ戻る。次に、r=2のとき、F5(2)
=F12(1)=01(S65)、F6(2)=F11
(1)=1(S66)、F7(2)=8−F13(1)
+2=6(S67)、c=3(S69)、s=2(S7
1)となる。次に、r=3のとき、c=1、A=8とさ
れ(S63,S64)、F5(3)=F12(2)=0
2(S65)、F6(3)=F11(2)=3(S6
6)、F7(3)=8−F13(2)+1=8−5+1
=4(S67)、c=2(S69)となる。次に、r=
4のとき、F5(4)=F12(2)=02(S6
5)、F6(4)=F11(2)=3(S66)、F7
(4)=8−F13(2)+2=8−5+2=5(S6
7)、c=3(S69)となる。ここで、F15(2)
=2であり、cはF15(1)より大きいので(S7
0,YES)、s=3(S71)となり、sはFFでは
ないので(S72,NO)、S63へ戻る。
【0030】次に、r=5のとき、c=1、A=8とさ
れ(S63,S64)、F5(5)=F12(3)=0
2(S65)、F6(5)=F11(3)=5(S6
6)、F7(5)=8−F13(3)+3=8−1+1
=8(S67)、c=2(S69)となる。ここで、F
15(3)=1なので、cはF15(1)より大きいの
で(S70,YES)、s=4(S71)となり、sは
FFではないので(S72,NO)、S63へ戻る。次
に、r=6のとき、c=1、A=8とされ(S63,S
64)、F5(6)=F12(4)=04(S65)、
F6(6)=F11(4)=6(S66)、F7(6)
=8−F13(4)+1=8−5+1=4(S67)、
c=2(S69)となる。ここで、F15(4)=2な
ので、cはF15(4)より大きくないので(S70,
NO)、S65へ戻る。次に、r=7のとき、F5
(7)=F12(4)=04(S65)、F6(7)=
F11(4)=6(S66)、F7(7)=8−F13
(4)+2=8−5+2=5(S67)、c=3(S6
9)となる。ここで、F15(4)=2なので、cはF
15(1)より大きいので(S70,YES)、s=5
(S71)となり、sはFFではないので(S72,N
O)、S63へ戻る。
【0031】次に、r=8のとき、c=1、A=8とさ
れ(S63,S64)、F5(8)=F12(5)=0
5(S65)、F6(8)=F11(5)=7(S6
6)、F7(8)=8−F13(5)+1=8−3+1
=6(S67)、c=2(S69)となる。ここで、F
15(5)=1なので、cはF15(1)より大きいの
で(S70,YES)、s=6(S71)となり、sは
FFではないので(S72,NO)、S63へ戻る。次
に、r=9のとき、c=1、A=8とされ(S63,S
64)、F5(9)=F12(6)=06(S65)、
F6(9)=F11(6)=8(S66)、F7(9)
=8−F13(6)+1=8−5+1=4(S67)、
c=2(S69)となる。ここで、F15(6)=2な
ので、cはF15(1)より大きくないので(S70,
NO)、S65へ戻る。次に、r=10のとき、F5
(10)=F12(6)=06(S65)、F6(1
0)=F11(6)=8(S66)、F7(10)=8
−F13(6)+2=8−5+2=5(S67)、c=
3(S69)となる。ここで、F15(6)=2なの
で、cはF15(1)より大きいので(S70,YE
S)、s=7(S71)となり、sはFF=7なので
(S72,YES)、S73へ進む。
【0032】次に、「生産指示読み込みテーブル」の車
種番号F4(m)と「並び替え車種データテーブル」の
車種番号F5(r)とを参照して、生産指示読み取り順
位F8(r)を書換える(S73)。その詳細につい
て、図6に示すフローチャートにより説明する。始め
に、図9の「生産指示読み込みテーブル」における読み
取り順番m=1とする(S91)。次に、「並び替え車
種データテーブル」のワーク取り出し順序r=1とする
(S92)。次に、全生産指示読み取り順位の書換えが
完了したか否かを判断する(S93)。完了するまでは
(S93,NO)、S94へ進み、完了した場合は終了
する。次に、「並び替え車種データテーブル」の全検索
が完了するまでは(S94,NO)、生産指示読み取り
順位F8(r)の書換えが完了したか否かを判断する
(S95A)。完了していなければ、「生産指示読み込
みテーブル」の車種番号F4(m)と「並び替え車種デ
ータテーブル」の車種番号F5(r)とが一致するか否
か判断し、一致していれば(S95,YES)、生産指
示読み取り順位データF8(r)=mを書換える(S9
6)。
【0033】次に、「生産指示読み込みテーブル」の読
み込み順番mを1プラスする(S97)。「並び替え車
種データテーブル」のワーク取り出し順序r=0とする
(S98)。「並び替え車種データテーブル」のワーク
取り出し順序rをプラス1インクリメントして(S9
9)、S93へ戻る。一方、「並び替え車種データテー
ブル」の全検索が完了した場合は(S94,YES)、
「並び替え車種データテーブル」のワーク取り出し順序
r=1として(S100)、S93へ戻る。また、全生
産指示読み取り順位データの書換えが完了した場合は
(S93,YES)、図2のS37へ戻る。
【0034】本実施例で具体的に説明すると、m=1
(S91)のとき、r=1(S92)、全生産指示読み
取り順位M=10であり、mがMより小さいので、S9
4へ進む。r=1、「並び替え車種データテーブル」の
全検索は、R=10であり、rがRより小さいので、S
95Aへ進む。生産指示読み取り順位F8(1)の書換
えはまだなので、S95へ進む。F4(1)=01、F
5(1)=01で一致しているので、生産指示読み取り
順位データF8(1)=1を書換える。そして、m=2
(S97)、r=0(S98)、r=1(S99)と
し、S93へ戻る。m=2のとき、r=1であり、F8
(1)の書換えは完了しているので、S98へ進み、r
=2となる(S99)。次に、F8(2)の書換えは完
了していないので(S95A,NO)、F4(2)=0
2、F5(2)=01で一致していないので(S95,
NO)、r=3となる(S99)。次に、F4(2)=
02、F5(3)=02で一致しているので(S95,
YES)、生産指示読み取り順位データF8(3)=2
を書換える。そして、m=3(S97)、r=0(S9
8)、r=1(S99)とし、S93へ戻る。m=3の
とき、r=1では、F8(1)の書換えは完了している
ので、S98へ進み、r=2となる(S99)。r=2
では、F8(2)の書換えは完了しているので、S98
へ進み、r=3となる(S99)。次に、F8(3)の
書換えは完了していないので(S95A,NO)、F4
(3)=05、F5(3)=02で一致していないので
(S95,NO)、r=4となる(S99)。これをr
=8でF(8)=05になるまで繰り返す。F4(3)
=05、F5(8)=05で一致しているので(S9
5,YES)、生産指示読み取り順位データF8(8)
=3を書換える。そして、m=4(S97)、r=0
(S98)、r=1(S99)とし、S93へ戻る。こ
れらを繰り返すことにより、r=1〜10までに対応す
るF8(r)が図12に示すように求められ、記憶され
る。
【0035】図4のS73まで終了することにより、図
12に示す「並び替え車種データテーブル」が完成す
る。「並び替え車種データテーブル」は、デュアルポー
トRAM37を介して、CPU35によりRAM38に
記憶される。CPU35は、シーケンサ信号入出力イン
ターフェイス32を介して、シーケンサ22に対して、
RAM38に記憶されている「並び替え車種データテー
ブル」のワーク取り出し順序rに従って、順次取り出す
べきワークが保管されているストック棚位置F6
(r)、ストック棚内取り出しワーク位置F7(r)を
指示する。シーケンサ22は、この指示を受けてロボッ
ト台14をストック棚位置F6(r)まで移動レール1
2に沿って移動させ、ロボットコントローラ24を介し
て、取出しロボット11によりストック棚内取り出しワ
ーク位置F7(r)にあるワークを取り出す。そして、
搬送台車13上の生産指示読み取り順位F8(r)に示
す位置にそのワークを搭載する。
【0036】その作用を図7に示すフローチャートによ
り詳細に説明する。取り出しストック棚位置要求信号が
ONしていて(S101,YES)、かつ取り出しスト
ック棚位置読み出しストローブ信号が出力中でない場合
に(S102,NO)、取出しロボット11によるワー
クの取出し作業が行われる。全並べ替え車種データNの
検索が完了するまで(S103,NO)、「並び替え車
種データテーブル」のF5(x)〜F8(x)を読み込
む(S104)。次に、「並び替え車種データテーブ
ル」のインデックスカウンタxをプラス1インクリメン
トする(S105)。次に、車種データがあることを確
認した後(S106,YES)、シーケンサ22に対
し、取り出しストック棚位置信号(S107)、ストッ
ク棚取り出しワーク位置信号(S108)、生産指示読
み取り順位信号(S108)、車種No.データ信号
(S110)、読み取りストック棚位置読み出しストロ
ーブ信号(S111)を出力する。取出しロボット11
およびロボット台14は、これらの信号を受けて、スト
ック棚Tより順次ワークを取出し、搬送台車13の所定
の位置に搭載する。
【0037】一方、車種データがない場合(S106,
NO)、S103へ戻る。また、取り出しストック棚位
置要求信号がない場合(S101,NO)、取り出しス
トック棚位置読み出しストローブ信号をOFFにして
(S112)、終了する。また、読み取りストック棚位
置読み出しストローブ信号を出力中の場合(S102,
YES)、取り出しストック棚位置読み出しストローブ
信号を出力中で、かつ、シーケンサ22の読み取り終了
を待っている状態なので、何もしないで終了する。ま
た、全並べ替え車種データ検索が完了した場合は(S1
03,YES)、全記憶データ出力完了信号をONし
(S113)、「並び替え車種データテーブル」のイン
デックスカウンタxを1とする(S114)。
【0038】以上詳細に説明したように、本実施例の部
品取出し制御装置21によれば、混合生産ラインで生産
される製品の順序を入力する生産順序入力プログラム4
01と、入力された製品に必要なワークを順次選択し、
ワークを取り出す順序として記憶する部品選択プログラ
ム402と、保管場所に保管されているワークの保管位
置データを記憶するRAM41と、ワークの保管位置デ
ータに基づいて、ワーク取出し順序を変更する部品取出
し順序変更プログラム403を有しているので、取出し
ロボット11がストック棚列を片道通過するだけで全て
のワークを搬送台車13に搭載することができるため、
ロボット台14が移動レール12を移動する距離を短く
でき、搬送台車13へのワーク搭載時間を短くすること
ができる。ワーク搭載時間を短くできたため、部品取出
し制御装置21がホストコンピュータから生産指示情報
を受けるタイミングを遅らせることができ、混合生産ラ
インを流れる製品に不良品が発見されたときでも、その
不良品に対するワーク供給を中止でき、搬送台車13上
に余分なワークが残る可能性が減少した。
【0039】また、部品取出し順序変更プログラム40
3が記憶するワーク取出し順序に基づいて、ストック棚
Tよりワークを取り出して搬送台車13に搭載する取出
しロボット11、ロボット台14を有しているので、部
品取出し制御装置21により速やかにワークの搭載を行
うことができ、搬送台車13へのワーク搭載時間を短縮
することができる。また、RAM41が、保管されてい
るワークの履歴を記憶していると共に、部品取出し順序
変更プログラム403が、RAM41が記憶するワーク
の履歴に基づいて、保管期間の長いワークを優先的に取
り出させているので、ワーク保管の原則である先入れ先
出しを実行することができる。これにより、古いワーク
がいつまでもストック棚Tに残ることが回避される。
【0040】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、以上の実施例に限定されるものではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能であ
る。例えば、本実施例では、搬送台車13として手押し
台車を使用しているが、無人搬送車を使用しても同様で
ある。また、本実施例では、生産順序入力プログラム4
01をROM36に記憶させているが、CPU、RO
M、RAMを1個ずつとして、部品選択プログラム40
2、部品取出し順序変更プログラム403と同じROM
に記憶させても同様である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の部品取出し制御装置によれば、混合生産ライン
で生産される製品の順序を入力する生産順序入力手段
と、入力された製品に必要な部品を順次選択し、部品を
取り出す順序として記憶する部品選択手段と、保管場所
に保管されている部品の保管位置データを記憶する保管
データ記憶手段と、部品の保管位置データに基づいて、
部品取出し順序を変更する部品取出し順序変更手段を有
しているので、部品搭載手段が保管場所を片道通過する
だけで全ての部品を搬送手段に搭載することができるた
め、搭載手段が移動する距離を短くでき、搬送手段への
ワーク搭載時間を短くすることができる。そして、部品
搭載時間を短くできたため、部品取出し制御装置がホス
トコンピュータから生産指示情報を受けるタイミングを
遅らせることができ、混合生産ラインを流れる製品に不
良品が発見されたときでも、その不良品に対する部品供
給を中止でき、搬送手段上に余分な部品が残る可能性が
減少した。
【0042】また、部品取出し順序変更手段が記憶する
部品取出し順序に基づいて、保管場所より部品を取り出
して搬送手段に搭載する搭載手段を有しているので、部
品取出し制御装置により速やかに部品の搭載を行うこと
ができ、搬送手段への部品の搭載時間を短縮することが
できる。また、保管データ記憶手段が、保管されている
部品の履歴を記憶していると共に、部品取出し順序変更
手段が、保管データ記憶手段が記憶する部品の履歴に基
づいて、保管期間の長い部品を優先的に取り出させてい
るので、古い部品がいつまでも保管場所に残ることが回
避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である部品取出し制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】部品取出し制御装置の基本的作用を示すジェネ
ラルフローチャートである。
【図3】生産順序入力プログラムの作用を示すフローチ
ャートである。
【図4】部品取出し順序変更プログラムの作用を示す第
一フローチャートである。
【図5】部品取出し順序変更プログラムの作用を示す第
二フローチャートである。
【図6】部品取出し順序変更プログラムの作用を示す第
三フローチャートである。
【図7】取出しロボット及びロボット台を制御する作用
を示すフローチャートである。
【図8】「ストック棚優先順位テーブル」を示す図であ
る。
【図9】「生産指示読み込みテーブル」を示す図であ
る。
【図10】「同一車種数テーブル」を示す図である。
【図11】「生産指示読み込みテーブル」を示す図であ
る。
【図12】「並び替え車種データテーブル」を示す図で
ある。
【図13】部品取出し制御装置の制御対象である取出し
ロボット、ストック棚等の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 取出しロボット 14 ロボット台 21 部品取出し制御装置 22 シーケンサ 23 履歴データ収集装置 24 ロボットコントローラ 25 生産指示情報端末 31 生産指示情報入力インターフェイス 40 ROM 41 RAM 401 生産順序入力プログラム 402 部品選択プログラム 403 部品取出し順序変更プログラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の製品を混合して生産する混合
    生産ラインに必要な部品を搬送する搬送手段に対して、
    部品保管場所から部品を順次取り出して搭載する部品取
    出し装置を制御する部品取出し制御装置において、 前記混合生産ラインで生産される製品の順序を入力する
    生産順序入力手段と、 前記生産順序入力手段により入力された製品に必要な部
    品を順次選択し、部品を取り出す順序として記憶する部
    品選択手段と、 前記保管場所に保管されている部品の保管位置データを
    記憶する保管データ記憶手段と、 前記保管データ記憶手段が記憶する部品の保管位置デー
    タに基づいて、前記部品選択手段が記憶する部品取出し
    順序を変更する部品取出し順序変更手段とを有すること
    を特徴とする部品取出し制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する装置において、 前記部品取出し順序変更手段が記憶する部品取出し順序
    に基づいて、前記保管場所より部品を取り出して前記搬
    送手段に搭載する部品搭載手段を有することを特徴とす
    る部品取出し制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する装置において、 前記部品取出し順序変更手段は、前記部品搭載手段が部
    品を取り出すときに移動距離が最短になるように、部品
    取出し順序を変更することを特徴とする部品取出し制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1及至請求項3に記載する装置に
    おいて、 前記保管データ記憶手段が、保管されている部品の履歴
    を記憶していると共に、 前記部品取出し順序変更手段
    が、前記保管データ記憶手段が記憶する部品の履歴に基
    づいて、保管期間の長い部品を優先的に取り出させるこ
    とを特徴とする部品取出し制御装置。
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