JP3596437B2 - 自動倉庫の出庫制御方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動倉庫の出庫制御方式に関し、特に出荷単位の物品を自動倉庫から複数の出庫ステーションに出庫する際に、各出庫ステーションの出庫状況に応じて出庫指示を行なう自動倉庫の出庫制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動倉庫とコンベヤ設備および複数の出庫ステーションから構成される搬送システムにおいて、出庫指示の制御は通常、コンピュータを使用して行なわれている。
【0003】
コンピュータは、自動倉庫から出庫する物品を各々の出庫ステーションに割り振る制御を行なうと共に、割り振りに応じた出庫指示を各出庫ステーションに対して出す事により、出荷単位の物品が各出庫ステーションへ出庫される。各出庫ステーションヘそれぞれ出庫された全物品を一まとめにしたものが、1つの出荷単位を構成するものとなる。
【0004】
各出庫ステーションを効率良く稼動させるための出庫指示の手法としては、様々に提案がなされており、一例として、各出庫ステーションへの物品の出庫指示数を、事前に均等に割り振っておく手法を挙げる事が出来る。
【0005】
また、他の出庫指示手法の一例として、特開平8−67309号公報記載の「自動倉庫の出庫方法」が知られている。
【0006】
この公報では、出庫ステーションの割り振りをサイクリックに行なって、各出庫ステーションへの出庫を効率良く行なう技術が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の自動倉庫の出庫制御方式は、各出庫ステーションへの物品の出庫指示数を、事前に均等に割り振っておくものであるため、各出庫ステーションでの物品の取り出し作業のばらつき等により、各出庫ステーションでの作業終了時刻が均等にならず、出庫作業全体の作業時間を短縮できないという欠点を有している。
【0008】
また、上記の特開平8−67309号公報記載の「自動倉庫の出庫方法」は、出庫ステーションの割り振りをサイクリックに行なうものであるため、各出庫ステーションの出庫状況に応じた出庫指示を行なうことができないという欠点を有している。
【0009】
本発明は上述した事情に鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、各出庫ステーションの出庫状況に応じて出庫指示を行ない、出荷単位の物品が複数の出庫ステーションに効率良く出庫されると共に、各出庫ステーションの出庫作業終了時刻がほぼ均等になるような自動倉庫の出庫制御方式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動倉庫の出庫制御方式は、物品を収納し、収納している物品の出庫が指示されたときに該当物品を自動的に取り出す自動倉庫と、前記自動倉庫から取り出された物品の出庫先である複数の出庫ステーションと、前記自動倉庫から取り出された物品を指示された前記複数の出庫ステーションの何れかへと搬送するコンベヤとから構成された搬送システムにおいて、前記搬送システムの動作制御を行なうコンピュータを前記搬送システムに接続し、前記コンピュータは、出荷単位の全物品を出庫単位に区分して記憶する出庫情報ファイルと、前記複数の出庫ステーションの各々の同時出庫指示可能数を記憶する出庫指示数ファイルと、前記複数の出庫ステーションの何れかから出庫開始要求を得たときに該出庫ステーションへの出庫指示を行なう出庫開始要求時指示手段と、前記複数の出庫ステーションの何れかから1出庫完了情報を得たときに該出庫ステーションへの出庫指示を行なう出庫完了時指示手段とから構成され
前記出庫情報ファイルは、出荷単位の全物品を出庫単位の物品に区分して出庫データとして記憶し、前記出庫データは、少なくとも該当物品の自動倉庫の棚位置情報と、前記該当物品の出庫指示済み情報とから構成され、
前記出庫指示数ファイルは、前記複数の出庫ステーションの何れかを識別するための出庫ステーション識別子と、前記出庫ステーション識別子に対応する同時出庫指示可能数とから構成され、
前記出庫開始要求時指示手段は、前記複数の出庫ステーションの何れかから出庫開始要求を得たときに、該出庫ステーションに対する出庫指示を前記出庫指示数ファイルに記憶されている該出庫ステーションの同時出庫指示可能数と等しい回数だけ出し、
前記出庫開始要求時指示手段は、前記複数の出庫ステーションの何れか一つから出庫開始要求を受信すると(A1)、次に前記出庫指示数ファイルから出庫開始要求のあった出庫ステーションの同時出庫指示可能数の取得を行ない(A2)、出庫指示実績数の初期化を行ない(A3)、次に、前記出庫情報ファイルから出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行ない(A4)、出庫データが取得できたか判断し(A5)、出庫データが取得できた場合は(ステップA5でイエス)、出庫データに記載されている物品の該出庫ステーションヘの出庫指示を行ない(A6)、ステップA4で取得した出庫データの出庫指示済み情報を「未指示」から「指示済み」へと更新し(A7)、ステップA8に進み、出庫データが取得できない場合は(ステップA5でノー)、処理を終了し、ステップA8では、前記出庫指示実績数を1カウントアップし(A8)、前記出庫指示実績数がステップA2で取得した前記同時出庫指示可能数に達したか否かを比較判断し(A9)、前記出庫指示実績数が前記同時出庫指示可能数に達した場合は(ステップA9でイエス)、処理を終了し、前記出庫指示実績数が前記同時出庫指示可能数に達していない場合は(ステップA9でノー)、ステップA4に戻り処理を継続する、
ことを特徴とする。
【0011】
また、物品を収納し、収納している物品の出庫が指示されたときに該当物品を自動的に取り出す自動倉庫と、前記自動倉庫から取り出された物品の出庫先である複数の出庫ステーションと、前記自動倉庫から取り出された物品を指示された前記複数の出庫ステーションの何れかへと搬送するコンベヤとから構成された搬送システムにおいて、前記搬送システムの動作制御を行なうコンピュータを前記搬送システムに接続し、前記コンピュータは、出荷単位の全物品を出庫単位に区分して記憶する出庫情報ファイルと、前記複数の出庫ステーションの各々の同時出庫指示可能数を記憶する出庫指示数ファイルと、前記複数の出庫ステーションの何れかから出庫開始要求を得たときに該出庫ステーションへの出庫指示を行なう出庫開始要求時指示手段と、前記複数の出庫ステーションの何れかから1出庫完了情報を得たときに該出庫ステーションへの出庫指示を行なう出庫完了時指示手段とから構成され、
前記出庫情報ファイルは、出荷単位の全物品を出庫単位の物品に区分して出庫データとして記憶し、前記出庫データは、少なくとも該当物品の自動倉庫の棚位置情報と、前記該当物品の出庫指示済み情報とから構成され、
前記出庫指示数ファイルは、前記複数の出庫ステーションの何れかを識別するための出庫ステーション識別子と、前記出庫ステーション識別子に対応する同時出庫指示可能数とから構成され、
前記出庫完了時指示手段は、前記複数の出庫ステーションの何れかから1出庫完了情報を得たときに、該出庫ステーションに対する出庫指示を1回だけ出し、
前記出庫完了時指示手段は、前記複数の出庫ステーションの何れか一つから1出庫完了情報を受信すると(B1)、前記出庫情報ファイルから次の出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行ない(B2)、出庫データが取得できたか判断し(B3)、出庫データが取得できた場合は(ステップB3でイエス)、出庫データに記載されている物品の該出庫ステーションヘの出庫指示を行ない(B4)、ステップB2で取得した出庫データの出庫指示済み情報を「未指示」から「指示済み」へと更新し(B5)、処理を終了し、出庫データが取得できない場合は(ステップB3でノー)、処理を終了する、
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の自動倉庫の出庫制御方式の一実施形態を示すブロック図である。
【0019】
図1に示す本実施の形態は、自動倉庫を使用した搬送システムの一例を示しており、プログラム制御により動作するコンピュータ100と、コンピュータ100の制御によって物品を出庫ステーションに出庫する搬送システム400とから構成されており、コンピュータ100と搬送システム400とは制御インタフェース200を介して接続されている。
【0020】
搬送システム400は、物品を収納し、収納している物品の出庫が指示されたときに該当物品を自動的に取り出す自動倉庫300と、自動倉庫300から取り出された物品の出庫先である複数の出庫ステーション311−1、311−2、311−nと、自動倉庫300から取り出された物品を指示された出庫ステーション311−1、311−2、311−nの何れかへと搬送するコンベヤ301−1、301−2、301−3とから構成されている。
【0021】
自動倉庫300は、物品を収納するための収納棚を複数有しており、各収納棚には棚の位置を示す棚位置情報が付されている。従って、自動倉庫300に対して棚位置を指示すれば、該収納棚に収納されている物品を出庫する事が可能である。そして、1つの収納棚には一種類の物品を収納するよう構成されており、出荷単位の物品が複数種類あるとすれば、複数種類の物品の全てが複数の収納棚に適宜収納されている。
【0022】
各々の出庫ステーション311−1、311−2、311−nには、それぞれ情報端末321−1、321−2、321−nが設置されており、各情報端末321はコンピュータ100との間で情報の送受信を行なう。各情報端末321は、各出庫ステーション311に設置された出庫開始要求ボタンや、各出庫ステーション上に物品が存在するか否かを判定する在荷センサと接続されている。
【0023】
次に、図1に示したコンピュータ100の構成について説明する。
【0024】
コンピュータ100は、アプリケーションプログラムとしての出庫開始要求時指示手段110と出庫完了時指示手段111、及び、コンピュータ100内の記憶装置に記憶される出庫指示数ファイル120と出庫情報ファイル121とから構成されている。
【0025】
出庫開始要求時指示手段110は、出庫ステーション311の各々が備えている出庫開始要求ボタンが押下されたときに動作し、出庫開始要求ボタンが押下された該出庫ステーションに対して物品の出庫指示を行なう。出庫開始要求時指示手段110が行なう出庫指示の回数は、出庫指示数ファイル120に記憶されている同時出庫指示可能数(該出庫ステーションに一度に同時に出庫し得る物品の数であり、後述する)に示される回数だけである。
【0026】
出庫完了時指示手段111は、出庫ステーション311の各々において、該出庫ステーションに出庫された物品が該出庫ステーションから1つ取り出され、1出庫完了情報を得た時に、該出庫ステーションに対して次の出庫指示を行なう。出庫完了時指示手段111が行なう出庫指示の回数は、一度に1回だけである。
【0027】
出庫指示数ファイル120は、各出庫ステーション311毎の同時出庫指示可能数を定義するファイルである。同時出庫指示可能数とは、1つの出庫ステーションに一度に同時に出庫し得る物品の数であり、該出庫ステーションの受け入れ可能数などから設定される数である。同時出庫指示可能数は、搬送システム400のレイアウト及び性能から設定され、各出庫ステーション311毎の受け入れ可能数、自動倉庫300のサイクルタイム、コンベヤ301−1、301−2、301−3の搬送距離や搬送速度、出庫ステーションに出庫された物品の取り出し時間等を考慮して設定する。
【0028】
図2に、出庫指示数ファイルの一例を示す。
【0029】
図2において、出庫指示数ファイル120は、各出庫ステーション311の識別子であるところの出庫ステーション識別子1201と、各出庫ステーション311の同時出庫指示可能数1202とから構成されている。
【0030】
図2の例では、出庫ステーション311−1の同時出庫指示可能数が3(個)であり、出庫ステーション311−2の同時出庫指示可能数が2(個)であり、出庫ステーション311−nの同時出庫指示可能数がm(個)であること等を示している。
【0031】
次に、出庫情報ファイル121について説明する。
【0032】
図1の出庫情報ファイル121は、出荷単位の全物品を出庫単位に区分したファイルであり、1物品が1レコードで構成されている。
【0033】
図3に、出庫情報ファイルの一例を示す。
【0034】
図3において、出庫情報ファイル121は、1つの出荷の単位を示す出荷単位1211と、出庫単位を示す出庫単位レコード1215から構成されており、出庫単位レコード1215は、物品の名称であるところの物品名称1212と、該物品が自動倉庫300のどの収納棚に収納されているかを示す自動倉庫の棚位置1213と、該物品が出庫指示されたか否かを示す出庫指示済み情報1214とから構成されている。
【0035】
図3の例では、出荷単位1の全物品は、「P」物品が2(P1〜P2)、「Q」物品が4(Q1〜Q4)、「R」物品が3(R1〜R3)である事(図3の1215−1から1215−9まで)を示しており、一番目の「P1」物品の自動倉庫の棚位置1213は「棚11」で、該物品の出庫指示済み情報は「未指示」である事(1215−1)を示している。また、二番目の「P2」物品の自動倉庫の棚位置1213は「棚12」で、該物品の出庫指示済み情報は「未指示」である事(1215−2)を示している。出庫指示済み情報1214は、該物品の出庫指示が成されると「未指示」が「指示済み」に書き換えられる。なお、出荷単位2以降の出庫単位レコード1215は、図3の1215−10以降で示されている。
【0036】
図3に示した出庫情報ファイル121は、出荷単位の全物品の名称と数量が決められた時点で、自動倉庫300のどの収納棚にどの物品が収納されているかにより、本発明の動作の前に別途作成されているものとする。
【0037】
次に、図1に示した本実施形態の動作概要について説明する。
【0038】
図1において、1つの出荷単位を構成する全物品は、出庫情報ファイル121に予め記憶されている。そして、1つの出荷単位を構成する物品は、自動倉庫300から、任意の複数の出庫ステーション311に出庫される。
【0039】
出庫ステーション311−1、311−2、311−nの何れか一つにおいて出庫開始要求ボタンが押下されると、押下された情報が該出庫ステーションの情報端末321にて出庫開始要求となり、コンピュータ100に送出される。コンピュータ100の出庫開始要求時指示手段110は該出庫開始要求を受け取ると、出庫指示数ファイル120から該出庫ステーションの同時出庫指示可能数を取得し、該同時出庫指示可能数と同数の物品を出庫情報ファイル121から読み出し、該出庫ステーションに出庫するように搬送システム400に対して出庫指示を出す。
【0040】
他の出庫ステーション311の何れか一つにおいて、出庫開始要求ボタンが押下されると、コンピュータ100は同様に、該出庫ステーションに対して該出庫ステーションの同時出庫指示可能数分の物品を出庫するように、搬送システム400に対して出庫指示を行なう。さらに他の出庫ステーション311の何れか一つにおいて出庫開始要求ボタンが押下された場合にも、コンピュータ100は同様の出庫指示を出す。すなわちコンピュータ100は、出庫開始要求ボタンが押下されて出庫開始要求を送出した出庫ステーションに対してだけ出庫指示を行なう。
【0041】
コンピュータ100により出庫指示された物品は、自動倉庫300からコンベヤ301を介して、出庫先であるところの該当する出庫ステーション311の何れかに次々と出庫されていく。出庫ステーション311の何れかに出庫された物品は、該出庫ステーション上から取り出されるが、1つの物品が取り出されると、該出庫ステーションに付随している在荷センサによって物品が取り出された事が検出され、検出された情報が該出庫ステーションの情報端末321にて1出庫完了情報となりコンピュータ100に送出される。
【0042】
コンピュータ100の出庫完了時指示手段111は、該1出庫完了情報を受け取ると、次に出庫すべき物品を出庫情報ファイル121から読み出し、該1出庫完了情報を送出した該出庫ステーションに対して次の物品を出庫するよう搬送システム400に対して出庫指示を出す。
【0043】
出庫ステーション311の何れかから1つの物品が取り出されると、その度に該出庫ステーションから1出庫完了情報がコンピュータ100に送出され、これを受け取った出庫完了時指示手段111は次の物品を該出庫ステーションに出庫するよう搬送システム400に対して出庫指示を行なう。
【0044】
このように、コンピュータ100の出庫完了時指示手段111が次々と物品の出庫指示を出し、出庫情報ファイル121内の1つの出荷単位を構成する物品の全てが出庫指示されるまで続けられる。
【0045】
1つの出荷単位を構成する全ての物品が出庫ステーション311に出庫されると、コンピュータ100の動作は停止し、出庫完了となる。
【0046】
以上の動作は、各出庫ステーションの物品の取り出し状況に応じて該出庫ステーションへの次の出庫指示を行なうものであるため、各出庫ステーションの出庫状況に応じた出庫指示を各出庫ステーションに割り振る事が出来、効率的な出庫制御を可能とするものである。
【0047】
次に、図4及び図5を参照して、図1に示した本実施形態の、出庫開始要求時指示手段110及び出庫完了時指示手段111の動作について詳細に説明する。
【0048】
図4は、図1の出庫開始要求時指示手段の動作を説明するフローチャートである。
【0049】
図4において、出庫開始要求時指示手段110は、出庫ステーション311の何れか一つから出庫開始要求を受信すると(A1)、次に出庫指示数ファイル120から出庫開始要求のあった出庫ステーションの同時出庫指示可能数の取得を行ない(A2)、出庫指示実績数の初期化(すなわち出庫指示実績数を0とする)を行なう(A3)。
【0050】
次に、出庫情報ファイル121から出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データ(図3に示した出庫単位レコード1215の1レコード)の取得を行ない(A4)、出庫データが取得できたか判断する(A5)。出庫データが取得できた場合は(ステップA5でイエス)、出庫データに記載されている物品の該出庫ステーションヘの出庫指示を行ない(A6)、ステップA4で取得した出庫データの出庫指示済み情報を「未指示」から「指示済み」へと更新し(A7)、ステップA8に進む。出庫データが取得できない場合は(ステップA5でノー)、出庫情報ファイル121内の1つの出荷単位の全ての物品の出庫完了と判断し処理を終了する。
【0051】
ステップA8では、出庫指示実績数を1カウントアップし(A8)、出庫指示実績数がステップA2で取得した同時出庫指示可能数に達したか否かを比較判断し(A9)、出庫指示実績数が同時出庫指示可能数に達した場合は(ステップA9でイエス)、処理を終了し、出庫指示実績数が同時出庫指示可能数に達していない場合は(ステップA9でノー)、ステップA4に戻り、引き続き出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行なうよう処理を継続する。
【0052】
図5は、図1の出庫完了時指示手段の動作を説明するフローチャートである。
【0053】
図5において、出庫完了時指示手段111は、出庫ステーション311の何れか一つから1出庫完了情報を受信すると(B1)、出庫情報ファイル121から次の出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データ(図3に示した出庫単位レコード1215の1レコード)の取得を行ない(B2)、出庫データが取得できたか判断する(B3)。出庫データが取得できた場合は(ステップB3でイエス)、出庫データに記載されている物品の該出庫ステーションヘの出庫指示を行ない(B4)、ステップB2で取得した出庫データの出庫指示済み情報を「未指示」から「指示済み」へと更新し(B5)、処理を終了する。出庫データが取得できない場合は(ステップB3でノー)、出庫情報ファイル121内の1つの出荷単位の全ての物品の出庫完了と判断し処理を終了する。
【0054】
次に図6を参照して、図1に示した本実施形態の具体的動作について説明する。
【0055】
図6は、本発明の自動倉庫の出庫制御方式の具体的動作を説明する図である。
【0056】
先ず、図1の出庫指示数ファイル120には、図2に示した内容が設定されているものとする。また、出庫ステーションとしては、出庫ステーション311−1と311−2の2つの出庫ステーションを使用するものとする。そして、図3に示した出荷単位1の全物品を出庫ステーション311−1と311−2に出庫するものとする。
【0057】
出庫ステーション311−1の出庫開始要求ボタンが押下されると、押下された情報が出庫ステーション311−1の情報端末321−1にて出庫開始要求となり、コンピュータ100に送出される。
【0058】
コンピュータ100の出庫開始要求時指示手段110は、該出庫開始要求を受け取ると、出庫指示数ファイル120から出庫ステーション311−1の同時出庫指示可能数を取得する。図2を参照すると、出庫ステーション311−1の同時出庫指示可能数は「3」である。そこで、出庫開始要求時指示手段110は、出庫情報ファイル121から、出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行なう。図3を参照すると、出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データとして「P1」の物品(図3の1215−1)が取得できるので、この「P1」を出庫ステーション311−1に出庫するよう、搬送システム400に対して出庫指示を行なう。該出庫指示には「P1」の自動倉庫の棚位置として「棚11」が付加されるので、「P1」は自動倉庫300の「棚11」から出庫ステーション311−1に出庫される。出庫開始要求時指示手段110は、出庫情報ファイル121の「P1」物品の出庫指示済み情報を、「未指示」から「指示済み」へと更新する。
【0059】
出庫開始要求時指示手段110は、出庫指示した物品が「P1」の1個だけであり、同時出庫指示可能数の「3」に達していないので、出庫情報ファイル121から、次の出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行なう。次の出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データとして「P2」の物品(図3の1215−2)が取得できるので、この「P2」を出庫ステーション311−1に出庫するよう、搬送システム400に対して出庫指示を行なう。出庫開始要求時指示手段110は、出庫情報ファイル121の「P2」物品の出庫指示済み情報を、「未指示」から「指示済み」へと更新する。
【0060】
出庫開始要求時指示手段110は、出庫指示した物品が「P1」と「P2」の2個だけであり、同時出庫指示可能数の「3」に達していないので、出庫情報ファイル121から、次の出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データ、すなわち、「Q1」の物品(図3の1215−3)を取得し、この「Q1」を出庫ステーション311−1に出庫するよう、搬送システム400に対して出庫指示を行なう。出庫開始要求時指示手段110は、出庫指示した物品が「P1」「P2」「Q1」の3個であり、同時出庫指示可能数の「3」に達したので、出庫ステーション311−1への出庫を終了する。この時の出庫ステーション311−1の状態が、図6の61に示す状態であり、物品「P1」、「P2」、「Q1」がこの順序で出庫ステーション311−1に出庫される様子を示している。
【0061】
次に、出庫ステーション311−2の出庫開始要求ボタンが押下されると、押下された情報が出庫ステーション311−2の情報端末321−2にて出庫開始要求となり、コンピュータ100に送出される。
【0062】
コンピュータ100の出庫開始要求時指示手段110は、該出庫開始要求を受け取ると、出庫指示数ファイル120から出庫ステーション311−2の同時出庫指示可能数を取得する。図2を参照すると、出庫ステーション311−2の同時出庫指示可能数は「2」である。そこで、出庫開始要求時指示手段110は、出庫情報ファイル121から、出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行なう。図3を参照すると、出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データとして「Q2」の物品(図3の1215−4)が取得できるので、この「Q2」を出庫ステーション311−2に出庫するよう、搬送システム400に対して出庫指示を行なう。該出庫指示には「Q2」の自動倉庫の棚位置として「棚22」が付加されるので、「Q2」は自動倉庫300の「棚22」から出庫ステーション311−2に出庫される。出庫開始要求時指示手段110は、出庫情報ファイル121の「Q2」物品の出庫指示済み情報を、「未指示」から「指示済み」へと更新する。
【0063】
出庫開始要求時指示手段110は、出庫指示した物品が「Q2」の1個だけであり、同時出庫指示可能数の「2」に達していないので、出庫情報ファイル121から、次の出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行なう。次の出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データとして「Q3」の物品(図3の1215−5)が取得できるので、この「Q3」を出庫ステーション311−2に出庫するよう、搬送システム400に対して出庫指示を行なう。出庫開始要求時指示手段110は、出庫情報ファイル121の「Q3」物品の出庫指示済み情報を、「未指示」から「指示済み」へと更新する。
【0064】
出庫開始要求時指示手段110は、出庫指示した物品が「Q2」「Q3」の2個であり、同時出庫指示可能数の「2」に達したので、出庫ステーション311−2への出庫を終了する。この時の出庫ステーション311−2の状態が、図6の71に示す状態であり、物品「Q2」、「Q3」がこの順序で出庫ステーション311−2に出庫される様子を示している。
【0065】
コンピュータ100により出庫指示された物品は、自動倉庫300からコンベヤ301を介して出庫先であるところの出庫ステーション311−1及び出庫ステーション311−2へ次々と出庫されていく。すなわち、出庫ステーション311−1へは、図6の61に示したように、「P1」「P2」「Q1]が出庫され、出庫ステーション311−2へは、図6の71に示したように、「Q2」「Q3」が出庫されていく。
【0066】
ここで、出庫ステーション311−1では、最初に出庫された「P1」が出庫ステーション311−1上から取り出される。「P1」が取り出されると、出庫ステーション311−1に付随している在荷センサによって物品「P1」が取り出された事が検出され、検出された情報が出庫ステーション311−1の情報端末321−1にて1出庫完了情報となりコンピュータ100に送出される。
【0067】
コンピュータ100の出庫完了時指示手段111は、出庫ステーション311−1からの該1出庫完了情報を受け取ると、次に出庫すべき物品の出庫データを出庫情報ファイル121から読み出す。次に出庫すべき物品は、出庫情報ファイル121内の次の出庫指示済み情報が「未指示」の物品である。図3を参照し、次の出庫指示済み情報が「未指示」の物品は、物品「Q4」(図3の1215−6)である事を読み出した出庫完了時指示手段111は、該物品「Q4」を出庫ステーション311−1に出庫するよう、搬送システム400に対して出庫指示を行ない、該物品「Q4」の出庫指示済み情報を「未指示」から「指示済み」ヘと更新し、処理を終了する。この時の出庫ステーション311−1の状態が、図6の62に示す状態であり、物品「P1」は取り出されて出庫ステーション311−1上からなくなり、次の物品「P2」「Q1」「Q4]がこの順序で出庫ステーション311−1に出庫されていく様子を示している。
【0068】
次に、出庫ステーション311−2では、出庫ステーション311−2に最初に出庫された「Q2」が出庫ステーション311−2上から取り出される。「Q2」が取り出されると、出庫ステーション311−2に付随している在荷センサによって物品「Q2」が取り出された事が検出され、検出された情報が出庫ステーション311−2の情報端末321−2にて1出庫完了情報となりコンピュータ100に送出される。
【0069】
コンピュータ100の出庫完了時指示手段111は、出庫ステーション311−2からの該1出庫完了情報を受け取ると、次に出庫すべき物品の出庫データを出庫情報ファイル121から読み出す。次に出庫すべき物品は、出庫情報ファイル121内の次の出庫指示済み情報が「未指示」の物品である。図3を参照し、次の出庫指示済み情報が「未指示」の物品は、物品「R1」(図3の1215−7)である事を読み出した出庫完了時指示手段111は、該物品「R1」を出庫ステーション311−2に出庫するよう、搬送システム400に対して出庫指示を行ない、該物品「R1」の出庫指示済み情報を「未指示」から「指示済み」ヘと更新し、処理を終了する。この時の出庫ステーション311−2の状態が、図6の72に示す状態であり、物品「Q2」は取り出されて出庫ステーション311−2上からなくなり、次の物品「Q3」「R1」がこの順序で出庫ステーション311−2に出庫されていく様子を示している。
【0070】
以後、コンピュータ100の出庫完了時指示手段111は、同様の処理を続行していく。すなわち、出庫ステーション311−1から物品「P2」が取り出されると、次の物品「R2」(図3の1215−8)の出庫指示を行なう(図6の63の状態となる)。また、出庫ステーション311−2から物品「Q3」が取り出されると、次の物品「R3」(図3の1215−9)を出庫ステーション311−2へ出庫するよう出庫指示を行なう(図6の73の状態となる)。
【0071】
出庫ステーション311−1において、物品「Q1」が取り出されると、出庫ステーション311−1から1出庫完了情報が出庫完了時指示手段111に送出される。ここで、出庫完了時指示手段111は同様に出庫情報ファイル121を読み出そうとするが、既に出荷単位1の出庫データは全て出庫指示が成されている(出荷単位1の最後の物品「R3」も出庫ステーション311−2への出庫指示が成されている)ため、次の出庫指示は行なわずに処理を終了する。物品「Q1」が取り出された後は、出庫ステーション311−1は、図6の64の状態となり、次に物品「Q4」が取り出されると図6の65の状態となる。そして、最後に物品「R2」が取り出されて図6の66の状態となり、出庫ステーション311−1への出庫が完了する。
【0072】
出庫ステーション311−2においても同様に、物品「R1」が取り出されると、次の出庫データが出庫情報ファイル121には無いため、次の出庫指示は行なわれず、図6の74の状態を経て、図6の75の状態となり、出庫ステーション311−2への出庫が完了する。
【0073】
このように、本実施形態においては、出庫ステーションから1つの物品が取り出された時に、該出庫ステーションに対する次の物品の出庫指示を行なっているため、出庫ステーションの作業状況に応じて次の物品の出庫指示を行なう事が可能となり、各出庫ステーションの出庫作業の終了時刻をほぼ均等にすることが可能となる。
【0074】
なお、本実施の形態において、出庫ステーション311の何れかに出庫された物品の取り出しは、該出庫ステーションに付随している在荷センサによって物品が取り出された事を検出する、として説明したが、在荷センサに変えて物品取り出しボタンを各出庫ステーション311−1〜311−nに取り付け、各出庫ステーション311に出庫された物品を作業者が取り出した際に該出庫ステーションの物品取り出しボタンを押下するようにし、物品取り出しボタンの押下を各出庫ステーション311の情報端末321にて1出庫完了情報とするようにしても、同様の作用効果が得られる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動倉庫の出庫制御方式は、出庫指示数ファイルの同時出庫指示可能数により、各出庫ステーションごとに一度に同時に出庫し得る物品の数を、各出庫ステーションの受け入れ可能数以内になるよう制御しているため、複数の出庫ステーションに効率良く物品を出庫できるという効果を有している。その理由は、各出庫ステーションの受け入れ可能数を越えて出庫指示を行なうと、コンベヤ上で物品が滞留し、他の出庫ステーションへ搬送中の物品も滞留してしまうため、出庫ステーション全体の出庫効率が落ちてしまう事が有るためである。
【0076】
また、各出庫ステーションにて物品が一つ取り出される度に1出庫完了情報を得て次の物品の出庫指示を行なっているため、各出庫ステーションの出庫完了状況により各出庫ステーションへの出庫総数が決定され、各出庫ステーションの出庫完了時刻をほぼ同一にできるという効果を有している。
【0077】
さらに、出庫開始要求を出した出庫ステーションに対してだけ出庫指示を行ない、出庫開始要求を行わない出庫ステーションに対しては出庫指示を行なわないため、各出庫ステーションの使用状況により使用する出庫ステーションを決定する事ができるという効果を有している。
【0078】
またさらに、出庫指示数ファイルを備え、出庫指示数ファイルに各出庫ステーションごとの同時出庫指示可能数を設定する構成としているため、あらゆるレイアウトの搬送システムに対応可能であるという効果を有している。その理由は、各出庫ステーションの受け入れ可能数やコンベヤ搬送速度などの要素から、同時出庫指示可能数の変更を行なうだけで対応する事が出来るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動倉庫の出庫制御方式の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の出庫指示数ファイルの一例を示す図である。
【図3】図1の出庫情報ファイルの一例を示す図である。
【図4】図1の出庫開始要求時指示手段の動作を説明するフローチャートである。
【図5】図1の出庫完了時指示手段の動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の自動倉庫の出庫制御方式の具体的動作を説明する図である。
【符号の説明】
100 コンピュータ
110 出庫開始要求時指示手段
111 出庫完了時指示手段
120 出庫指示数ファイル
121 出庫情報ファイル
200 制御インタフェース
300 自動倉庫
301−1、301−2、301−3 コンベヤ
311−1、311−2、311−n 出庫ステーション
321−1、321−2、321−n 情報端末
400 搬送システム

Claims (2)

  1. 物品を収納し、収納している物品の出庫が指示されたときに該当物品を自動的に取り出す自動倉庫と、前記自動倉庫から取り出された物品の出庫先である複数の出庫ステーションと、前記自動倉庫から取り出された物品を指示された前記複数の出庫ステーションの何れかへと搬送するコンベヤとから構成された搬送システムにおいて、前記搬送システムの動作制御を行なうコンピュータを前記搬送システムに接続し、前記コンピュータは、出荷単位の全物品を出庫単位に区分して記憶する出庫情報ファイルと、前記複数の出庫ステーションの各々の同時出庫指示可能数を記憶する出庫示数ファイルと、前記複数の出庫ステーションの何れかから出庫開始要求を得たときに該出庫ステーションへの出庫指示を行なう出庫開始要求時指示手段と、前記複数の出庫ステーションの何れかから1出庫完了情報を得たときに該出庫ステーションへの出庫指示を行なう出庫完了時指示手段とから構成され
    前記出庫情報ファイルは、出荷単位の全物品を出庫単位の物品に区分して出庫データとして記憶し、前記出庫データは、少なくとも該当物品の自動倉庫の棚位置情報と、前記該当物品の出庫指示済み情報とから構成され、
    前記出庫指示数ファイルは、前記複数の出庫ステーションの何れかを識別するための出庫ステーション識別子と、前記出庫ステーション識別子に対応する同時出庫指示可能数とから構成され、
    前記出庫開始要求時指示手段は、前記複数の出庫ステーションの何れかから出庫開始要求を得たときに、該出庫ステーションに対する出庫指示を前記出庫指示数ファイルに記憶されている該出庫ステーションの同時出庫指示可能数と等しい回数だけ出し、
    前記出庫開始要求時指示手段は、前記複数の出庫ステーションの何れか一つから出庫開始要求を受信すると(A1)、次に前記出庫指示数ファイルから出庫開始要求のあった出庫ステーションの同時出庫指示可能数の取得を行ない(A2)、出庫指示実績数の初期化を行ない(A3)、次に、前記出庫情報ファイルから出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行ない(A4)、出庫データが取得できたか判断し(A5)、出庫データが取得できた場合は(ステップA5でイエス)、出庫データに記載されている物品の該出庫ステーションヘの出庫指示を行ない(A6)、ステップA4で取得した出庫データの出庫指示済み情報を「未指示」から「指示済み」へと更新し(A7)、ステップA8に進み、出庫データが取得できない場合は(ステップA5でノー)、処理を終了し、ステップA8では、前記出庫指示実績数を1カウントアップし(A8)、前記出庫指示実績数がステップA2で取得した前記同時出庫指示可能数に達したか否かを比較判断し(A9)、前記出庫指示実績数が前記同時出庫指示可能数に達した場合は(ステップA9でイエス)、処理を終了し、前記出庫指示実績数が前記同時出庫指示可能数に達していない場合は(ステップA9でノー)、ステップA4に戻り処理を継続する、
    ことを特徴とする自動倉庫の出庫制御方式。
  2. 物品を収納し、収納している物品の出庫が指示されたときに該当物品を自動的に取り出す自動倉庫と、前記自動倉庫から取り出された物品の出庫先である複数の出庫ステーションと、前記自動倉庫から取り出された物品を指示された前記複数の出庫ステーションの何れかへと搬送するコンベヤとから構成された搬送システムにおいて、前記搬送システムの動作制御を行なうコンピュータを前記搬送システムに接続し、前記コンピュータは、出荷単位の全物品を出庫単位に区分して記憶する出庫情報ファイルと、前記複数の出庫ステーションの各々の同時出庫指示可能数を記憶する出庫指示数ファイルと、前記複数の出庫ステーションの何れかから出庫開始要求を得たときに該出庫ステーションへの出庫指示を行なう出庫開始要求時指示手段と、前記複数の出庫ステーションの何れかから1出庫完了情報を得たときに該出庫ステーションへの出庫指示を行なう出庫完了時指示手段とから構成され、
    前記出庫情報ファイルは、出荷単位の全物品を出庫単位の物品に区分して出庫データとして記憶し、前記出庫データは、少なくとも該当物品の自動倉庫の棚位置情報と、前記該当物品の出庫指示済み情報とから構成され、
    前記出庫指示数ファイルは、前記複数の出庫ステーションの何れかを識別するための出庫ステーション識別子と、前記出庫ステーション識別子に対応する同時出庫指示可能数とから構成され、
    前記出庫完了時指示手段は、前記複数の出庫ステーションの何れかから1出庫完了情報を得たときに、該出庫ステーションに対する出庫指示を1回だけ出し、
    前記出庫完了時指示手段は、前記複数の出庫ステーションの何れか一つから1出庫完了情報を受信すると(B1)、前記出庫情報ファイルから次の出庫指示済み情報が「未指示」の出庫データの取得を行ない(B2)、出庫データが取得できたか判断し(B3)、出庫データが取得できた場合は(ステップB3でイエス)、出庫データに記載されている物品の該出庫ステーションヘの出庫指示を行ない(B4)、ステップB2で取得した出庫データの出庫指示済み情報を「未指示」から「指示済み」へと更新し(B5)、処理を終了し、出庫データが取得できない場合は(ステップB3でノー)、処理を終了する、
    ことを特徴とする自動倉庫の出庫制御方式。
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