JPH07246445A - 溶融金属の流動制御装置 - Google Patents
溶融金属の流動制御装置Info
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- JPH07246445A JPH07246445A JP4157694A JP4157694A JPH07246445A JP H07246445 A JPH07246445 A JP H07246445A JP 4157694 A JP4157694 A JP 4157694A JP 4157694 A JP4157694 A JP 4157694A JP H07246445 A JPH07246445 A JP H07246445A
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- molten metal
- electric
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続鋳造鋳型内における溶鋼流の水平方向各
部での流速を等しくする。 【構成】 溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って複数個の
スロットが分布した、溶融金属の上表面に対向配置する
電磁石コア(10/20/50/60);各スロットに挿入された複
数個の電気コイル(1Aa〜3Ca/4Ab〜6Cb/7Aa〜9Ca/10Aa〜
10Cb);および、前記複数個の電気コイルを複数のnグ
ル−プ(n=4×3)に分割し、電気コイルに電磁力生成用の
電流をグル−プ宛てに出力する、n個の電源回路(電源
回路1〜12);を備え、電源回路のそれぞれが、出力電流
レベルが可調整、交流周数数が可調整、かつ、直流成分
のレベルが可調整の、交流成分に直流成分が重畳した交
流出力の電源回路である。
部での流速を等しくする。 【構成】 溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って複数個の
スロットが分布した、溶融金属の上表面に対向配置する
電磁石コア(10/20/50/60);各スロットに挿入された複
数個の電気コイル(1Aa〜3Ca/4Ab〜6Cb/7Aa〜9Ca/10Aa〜
10Cb);および、前記複数個の電気コイルを複数のnグ
ル−プ(n=4×3)に分割し、電気コイルに電磁力生成用の
電流をグル−プ宛てに出力する、n個の電源回路(電源
回路1〜12);を備え、電源回路のそれぞれが、出力電流
レベルが可調整、交流周数数が可調整、かつ、直流成分
のレベルが可調整の、交流成分に直流成分が重畳した交
流出力の電源回路である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳型内溶融金属の流動
速度を調整する流動制御装置に関し、特に、これに限る
意図ではないが、連続鋳造鋳型内の溶融金属の流速を、
水平方向で可及的に一定にするための流動制御装置に関
する。
速度を調整する流動制御装置に関し、特に、これに限る
意図ではないが、連続鋳造鋳型内の溶融金属の流速を、
水平方向で可及的に一定にするための流動制御装置に関
する。
【0002】
【従来技術】例えば連続鋳造では、タンデイッシュより
鋳型に溶鋼が注入され、鋳型において溶鋼は鋳型壁面か
ら次第に冷却されつつ引き抜かれる。同一高さの鋳型壁
面における温度が不均一であると、表面割れやシェル破
断を生じ易い。これを改善するために、従来は、電磁石
あるいはリニアモ−タを用いて、鋳型内で溶鋼をその上
面と平行に、鋳型壁面に沿って循環流動駆動する(例え
ば特開平1−228645号公報)。また溶鋼表層部で
の溶鋼流動速度が不均一であると、溶鋼上のパウダ−が
溶鋼中に巻き込まれ、これが鋼片中の欠陥となるが、鋳
型にはタンデイッシュより注入ノズルを介して溶鋼が供
給され、この溶鋼が鋳型に流入する速度が高く、これに
よりパウダ−巻込みを生じ易い。これを改善するために
特開平3−258442号公報には、溶鋼に静磁界を加
える電磁ブレ−キ装置が提示されている。
鋳型に溶鋼が注入され、鋳型において溶鋼は鋳型壁面か
ら次第に冷却されつつ引き抜かれる。同一高さの鋳型壁
面における温度が不均一であると、表面割れやシェル破
断を生じ易い。これを改善するために、従来は、電磁石
あるいはリニアモ−タを用いて、鋳型内で溶鋼をその上
面と平行に、鋳型壁面に沿って循環流動駆動する(例え
ば特開平1−228645号公報)。また溶鋼表層部で
の溶鋼流動速度が不均一であると、溶鋼上のパウダ−が
溶鋼中に巻き込まれ、これが鋼片中の欠陥となるが、鋳
型にはタンデイッシュより注入ノズルを介して溶鋼が供
給され、この溶鋼が鋳型に流入する速度が高く、これに
よりパウダ−巻込みを生じ易い。これを改善するために
特開平3−258442号公報には、溶鋼に静磁界を加
える電磁ブレ−キ装置が提示されている。
【0003】特開平1−228645号公報に提示の溶
鋼の流動駆動はある程度の効果があるものの、注入ノズ
ルを介してタンデイッシュに流入する溶鋼の流れにより
鋳型壁面に沿った循環流動が乱される。この種の流動駆
動には、鋳型の長辺に沿って配列された複数個の磁極の
それぞれに電気コイルを巻回したリニアモ−タ型の電磁
石が用いられるが、電気コイルは3相の各相毎に束ねら
れ、120°位相のずれた3相電源の各相に、束ねられ
た単位で接続され、3相電源の電圧および又は周波数を
インバ−タやサイクロコンバ−タで調整され、これによ
り、所要の駆動力および速度が得られる。3相電源を用
いる場合、各相電流の総和(電流が流れる方向により
+,−の極性を付した電流和)が零となるので、リニア
モ−タは定常領域で駆動力が一定であり、端領域では駆
動力が低い。いずれにしてもリニアモ−タの駆動力は、
その全体については出力電圧および又は周波数の調節に
より調整できるが、リニアモ−タの延びる方向(長辺に
沿う方向)各部で任意(部分的)に駆動力を調整しえな
い。したがって、溶鋼注入ノズルより溶鋼が高速で流入
する所では、これに対して駆動力が不足(注入溶鋼の流
れ方向とリニア駆動方向が逆向き)又は過大(注入溶鋼
の流れ方向とリニア駆動方向が同方向)となり、ノズル
より離れた所ではリニア駆動力が不足するなど、溶鋼注
入による鋳型内溶鋼の流速の不均一分布を十分に改善す
ることができない。
鋼の流動駆動はある程度の効果があるものの、注入ノズ
ルを介してタンデイッシュに流入する溶鋼の流れにより
鋳型壁面に沿った循環流動が乱される。この種の流動駆
動には、鋳型の長辺に沿って配列された複数個の磁極の
それぞれに電気コイルを巻回したリニアモ−タ型の電磁
石が用いられるが、電気コイルは3相の各相毎に束ねら
れ、120°位相のずれた3相電源の各相に、束ねられ
た単位で接続され、3相電源の電圧および又は周波数を
インバ−タやサイクロコンバ−タで調整され、これによ
り、所要の駆動力および速度が得られる。3相電源を用
いる場合、各相電流の総和(電流が流れる方向により
+,−の極性を付した電流和)が零となるので、リニア
モ−タは定常領域で駆動力が一定であり、端領域では駆
動力が低い。いずれにしてもリニアモ−タの駆動力は、
その全体については出力電圧および又は周波数の調節に
より調整できるが、リニアモ−タの延びる方向(長辺に
沿う方向)各部で任意(部分的)に駆動力を調整しえな
い。したがって、溶鋼注入ノズルより溶鋼が高速で流入
する所では、これに対して駆動力が不足(注入溶鋼の流
れ方向とリニア駆動方向が逆向き)又は過大(注入溶鋼
の流れ方向とリニア駆動方向が同方向)となり、ノズル
より離れた所ではリニア駆動力が不足するなど、溶鋼注
入による鋳型内溶鋼の流速の不均一分布を十分に改善す
ることができない。
【0004】特開平3−258442号公報に提示の電
磁ブレ−キ装置も同様に、電磁石全体が長辺全長又はそ
の特定部位のみに磁界を与えるので、溶鋼注入による鋳
型内溶鋼の流速の不均一分布を十分に改善することはで
きない。すなわち注入ノズルを介してタンデイッシュに
流入する溶鋼の流れを抑制する効果があるが、流速分布
を均一化する効果は低い。
磁ブレ−キ装置も同様に、電磁石全体が長辺全長又はそ
の特定部位のみに磁界を与えるので、溶鋼注入による鋳
型内溶鋼の流速の不均一分布を十分に改善することはで
きない。すなわち注入ノズルを介してタンデイッシュに
流入する溶鋼の流れを抑制する効果があるが、流速分布
を均一化する効果は低い。
【0005】またいずれにおいても、リニアモ−タが鋳
型辺を間において溶鋼に対向するので鋳型辺によるリニ
アモ−タの電磁誘導ロスが大きく、強い電磁力を溶鋼に
加えにくい。リニアモ−タを溶鋼上面の上方に配置する
ことにより、鋳型辺による電磁誘導ロスが大幅に低減
し、比較的に小型のリニアモ−タで強い電磁力を溶鋼の
表層に及ぼすことができる。
型辺を間において溶鋼に対向するので鋳型辺によるリニ
アモ−タの電磁誘導ロスが大きく、強い電磁力を溶鋼に
加えにくい。リニアモ−タを溶鋼上面の上方に配置する
ことにより、鋳型辺による電磁誘導ロスが大幅に低減
し、比較的に小型のリニアモ−タで強い電磁力を溶鋼の
表層に及ぼすことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リニアモ−
タを溶鋼上面の上方に溶鋼上面に対向して配置する態様
では、リニアモ−タの磁極端面と溶鋼上面とのギャップ
が大きくなると電磁力が溶鋼に均一に作用しない。この
ため、溶鋼が均一流にならないばかりでなく、溶鋼表面
がリニアモ−タの電磁作用により凹凸になり、凹凸のう
ねりにより溶鋼表面のパウダが溶鋼中に巻き込まれ易く
なる。
タを溶鋼上面の上方に溶鋼上面に対向して配置する態様
では、リニアモ−タの磁極端面と溶鋼上面とのギャップ
が大きくなると電磁力が溶鋼に均一に作用しない。この
ため、溶鋼が均一流にならないばかりでなく、溶鋼表面
がリニアモ−タの電磁作用により凹凸になり、凹凸のう
ねりにより溶鋼表面のパウダが溶鋼中に巻き込まれ易く
なる。
【0007】本発明は、溶融金属の流速分布をより均一
化しうる流動制御装置を提供することを目的とする。
化しうる流動制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の流動制御装置
は、溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って複数個のスロッ
トが分布した、溶融金属の上表面に対向配置する電磁石
コア(10/20/50/60);各スロットに挿入された複数個の
電気コイル(1Aa〜3Ca/4Ab〜6Cb/7Aa〜9Ca/10Aa〜10C
b);および、前記複数個の電気コイルを複数のnグル−
プ(n=4×3)に分割し、電気コイルに電磁力生成用の電流
をグル−プ宛てに出力する、n個の電源回路(電源回路1
〜12);を備え、本発明の第1態様は、電源回路の少くと
も1つが、出力電流レベルが可調整の電源回路であるこ
とを特徴とし、第2態様は、電源回路の少くとも1つ
が、出力電流の周波数が可調整の、交流出力の電源回路
であることを特徴とし、第3態様は、電源回路の少くと
も1つが、直流成分のレベルが可調整の、交流成分に直
流成分が重畳した交流出力の電源回路であることを特徴
とする。
は、溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って複数個のスロッ
トが分布した、溶融金属の上表面に対向配置する電磁石
コア(10/20/50/60);各スロットに挿入された複数個の
電気コイル(1Aa〜3Ca/4Ab〜6Cb/7Aa〜9Ca/10Aa〜10C
b);および、前記複数個の電気コイルを複数のnグル−
プ(n=4×3)に分割し、電気コイルに電磁力生成用の電流
をグル−プ宛てに出力する、n個の電源回路(電源回路1
〜12);を備え、本発明の第1態様は、電源回路の少くと
も1つが、出力電流レベルが可調整の電源回路であるこ
とを特徴とし、第2態様は、電源回路の少くとも1つ
が、出力電流の周波数が可調整の、交流出力の電源回路
であることを特徴とし、第3態様は、電源回路の少くと
も1つが、直流成分のレベルが可調整の、交流成分に直
流成分が重畳した交流出力の電源回路であることを特徴
とする。
【0009】本発明の好ましい実施例では、電源回路の
それぞれが、出力電流レベルが可調整、交流周数数が可
調整、かつ、直流成分のレベルが可調整の、交流成分に
直流成分が重畳した交流出力の電源回路である。
それぞれが、出力電流レベルが可調整、交流周数数が可
調整、かつ、直流成分のレベルが可調整の、交流成分に
直流成分が重畳した交流出力の電源回路である。
【0010】なお、上記カッコ内に示した記号等は、後
述する実施例中の対応する要素の符号又は対応事項を参
考までに示したものである。
述する実施例中の対応する要素の符号又は対応事項を参
考までに示したものである。
【0011】
【作用】まず、本発明の流動制御装置は、電気コイルを
装着した電磁石コアが、溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿
って、溶融金属の上表面に対向するので、鋳造鋳型辺に
よる電磁気的な損失が少く、比較的に小型の電磁石コア
および電気コイルで比較的に強い電磁力を溶融金属の表
層部に及ぼすことができる。
装着した電磁石コアが、溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿
って、溶融金属の上表面に対向するので、鋳造鋳型辺に
よる電磁気的な損失が少く、比較的に小型の電磁石コア
および電気コイルで比較的に強い電磁力を溶融金属の表
層部に及ぼすことができる。
【0012】しかして本発明の第1態様では、出力電流
レベルが可調整の電源回路で、該出力電流レベルを調整
して、該電源回路が通電する電気コイル部における電磁
力を調整することができる。すなわち溶融金属の流速分
布を均一化するように少くとも一部の電気コイルの電流
レベルを調整しうる。
レベルが可調整の電源回路で、該出力電流レベルを調整
して、該電源回路が通電する電気コイル部における電磁
力を調整することができる。すなわち溶融金属の流速分
布を均一化するように少くとも一部の電気コイルの電流
レベルを調整しうる。
【0013】本発明の第2態様では、出力電流の周波数
が可調整の交流出力の電源回路で、該周波数を調整し
て、該電源回路が通電する電気コイル部における電磁力
(方向と強さ)を調整することができる。すなわち溶融
金属の流速分布を均一化するように少くとも一部の電気
コイルの通電周波数を調整しうる。電気コイルの電流周
波数が変わると、例えば図10に示すように、周波数が
低い(図10の(b))と電磁石コアから溶融金属への
磁束の進入が深いが、周波数が高い(図10の(f))
と浅くなり、磁束の進入が深い(図10の(b))とき
には、磁石コアの両端部で溶融金属の表層部に押込力に
相当する強い電磁力が作用し表層部がいわば押下される
形(凹形)になり易く、しかも磁石コアの中間部では、
両端部から深く入った磁束により磁束が表層部に入りに
くく押込み力は弱いので表層部は盛り上る形(凸形)に
なり易い。すなわち表層部に凹凸のうねりを生じ易い。
ところが周波数が高い(図10の(f))ときには、磁
石コアの全長に渡って溶融金属への磁束の進入が浅く、
押込み力はぼほ均一で表面に沿う方向の電磁力も均一と
なる。すなわちうねりを生じない均一な速度分布の表層
流動駆動がもたらされる。第2態様では、出力電流の周
波数が可調整の交流出力の電源回路が通電する電気コイ
ル部がうねりの凹形に対向するときには周波数を下げて
この凹形を相殺する凸形を積極的に形成するとか、うね
りの凸形に対向するときには周波数を上げてこの凸形の
平準化をはかるなどにより、うねりを実質上生じないで
溶融金属の流速分布を均一化することができる。
が可調整の交流出力の電源回路で、該周波数を調整し
て、該電源回路が通電する電気コイル部における電磁力
(方向と強さ)を調整することができる。すなわち溶融
金属の流速分布を均一化するように少くとも一部の電気
コイルの通電周波数を調整しうる。電気コイルの電流周
波数が変わると、例えば図10に示すように、周波数が
低い(図10の(b))と電磁石コアから溶融金属への
磁束の進入が深いが、周波数が高い(図10の(f))
と浅くなり、磁束の進入が深い(図10の(b))とき
には、磁石コアの両端部で溶融金属の表層部に押込力に
相当する強い電磁力が作用し表層部がいわば押下される
形(凹形)になり易く、しかも磁石コアの中間部では、
両端部から深く入った磁束により磁束が表層部に入りに
くく押込み力は弱いので表層部は盛り上る形(凸形)に
なり易い。すなわち表層部に凹凸のうねりを生じ易い。
ところが周波数が高い(図10の(f))ときには、磁
石コアの全長に渡って溶融金属への磁束の進入が浅く、
押込み力はぼほ均一で表面に沿う方向の電磁力も均一と
なる。すなわちうねりを生じない均一な速度分布の表層
流動駆動がもたらされる。第2態様では、出力電流の周
波数が可調整の交流出力の電源回路が通電する電気コイ
ル部がうねりの凹形に対向するときには周波数を下げて
この凹形を相殺する凸形を積極的に形成するとか、うね
りの凸形に対向するときには周波数を上げてこの凸形の
平準化をはかるなどにより、うねりを実質上生じないで
溶融金属の流速分布を均一化することができる。
【0014】なお、磁石コアの先端面と溶融金属表面と
の距離(ギャップ)により、周波数と電磁力分布の関係
(例えば図10)は変化する。概略で言うと、ギャップ
を大きく設定するときには周波数は下げて溶融金属に及
ぶ電磁力を強くし、ギャップを小さく設定するときには
周波数を上げてうねりの発生を回避するのが好ましい。
本発明の第3態様では、直流成分のレベルが可調整
の、交流成分に直流成分が重畳した交流出力の電源回路
の直流レベル(電磁制動力)を調整して、溶融金属の動
き、特に高速の動きを抑制することができる。鋳型内空
間に溶融金属を注ぐノズル廻りや、鋳型短辺近くの溶融
金属が鋳型辺に衝突するあたりでは局所的に急速や流れ
を生じ易いが、直流成分はこのような流れを抑制するの
に効果的であり、溶融金属の流速分布を均一化すること
ができる。
の距離(ギャップ)により、周波数と電磁力分布の関係
(例えば図10)は変化する。概略で言うと、ギャップ
を大きく設定するときには周波数は下げて溶融金属に及
ぶ電磁力を強くし、ギャップを小さく設定するときには
周波数を上げてうねりの発生を回避するのが好ましい。
本発明の第3態様では、直流成分のレベルが可調整
の、交流成分に直流成分が重畳した交流出力の電源回路
の直流レベル(電磁制動力)を調整して、溶融金属の動
き、特に高速の動きを抑制することができる。鋳型内空
間に溶融金属を注ぐノズル廻りや、鋳型短辺近くの溶融
金属が鋳型辺に衝突するあたりでは局所的に急速や流れ
を生じ易いが、直流成分はこのような流れを抑制するの
に効果的であり、溶融金属の流速分布を均一化すること
ができる。
【0015】本発明の好ましい実施例では、電源回路の
それぞれが、出力電流レベルが可調整、交流周数数が可
調整、かつ、直流成分のレベルが可調整の、交流成分に
直流成分が重畳した交流出力の電源回路であるので、そ
れぞれの電源回路で、交流電流レベル(リニア駆動
力),周波数(ギャップ対応あるいはうねり対応の電磁
力波及深さ)および直流レベル(高速流抑制の制動力)
を調整して、溶融金属表面全域について、より精細に流
速分布を均一化することができる。
それぞれが、出力電流レベルが可調整、交流周数数が可
調整、かつ、直流成分のレベルが可調整の、交流成分に
直流成分が重畳した交流出力の電源回路であるので、そ
れぞれの電源回路で、交流電流レベル(リニア駆動
力),周波数(ギャップ対応あるいはうねり対応の電磁
力波及深さ)および直流レベル(高速流抑制の制動力)
を調整して、溶融金属表面全域について、より精細に流
速分布を均一化することができる。
【0016】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0017】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の、磁極および電
気コイルの配置を示す。図中1および2は、連続鋳造鋳
型の長辺、3および4は短辺であり、これらが囲む空間
に、注入ノズル30を通して溶鋼が、図1紙面の表側か
ら裏側に向けて(垂直方向zで上方から下方に)、注入
される。この実施例では、鋳型(1〜4)内の溶鋼を、
3相リニアモ−タ型で長辺1に沿って右から左に(+y
から−yの方向に)駆動するために、連続鋳造鋳型(1
〜4)内の溶鋼の上表面に対向して電磁石コア10,2
0,50および60が、注入ノズル30を中心に対称に
配置されている。
気コイルの配置を示す。図中1および2は、連続鋳造鋳
型の長辺、3および4は短辺であり、これらが囲む空間
に、注入ノズル30を通して溶鋼が、図1紙面の表側か
ら裏側に向けて(垂直方向zで上方から下方に)、注入
される。この実施例では、鋳型(1〜4)内の溶鋼を、
3相リニアモ−タ型で長辺1に沿って右から左に(+y
から−yの方向に)駆動するために、連続鋳造鋳型(1
〜4)内の溶鋼の上表面に対向して電磁石コア10,2
0,50および60が、注入ノズル30を中心に対称に
配置されている。
【0018】この実施例では、電磁石コア10には9個
のスロットがあり、スロットのそれぞれに電気コイル1
Aa〜3Caが挿入されている。なお、電磁石コア10
および電気コイル1Aa〜3Caは冷却されかつ耐熱カ
バ−で被覆されているが、冷却構造およびカバ−は図示
を省略している。図2の(a)に電磁石コア10の拡大
縦断面を示す。電磁石コア10は、下面にスロットがあ
る櫛形であり、各スロットに電気コイルが挿入され、ス
ロット間が磁極でありその下端面が、連続鋳造鋳型(1
〜4)内の溶鋼の上表面に対向している。
のスロットがあり、スロットのそれぞれに電気コイル1
Aa〜3Caが挿入されている。なお、電磁石コア10
および電気コイル1Aa〜3Caは冷却されかつ耐熱カ
バ−で被覆されているが、冷却構造およびカバ−は図示
を省略している。図2の(a)に電磁石コア10の拡大
縦断面を示す。電磁石コア10は、下面にスロットがあ
る櫛形であり、各スロットに電気コイルが挿入され、ス
ロット間が磁極でありその下端面が、連続鋳造鋳型(1
〜4)内の溶鋼の上表面に対向している。
【0019】電磁石コア20,50および60も、10
と同様な構造である。図2の(b)に、電磁石コア20
の拡大縦断面を示す。電磁石コア50,60の拡大縦断
面も図2に示すものと同様となる。
と同様な構造である。図2の(b)に、電磁石コア20
の拡大縦断面を示す。電磁石コア50,60の拡大縦断
面も図2に示すものと同様となる。
【0020】図3に、電磁石コア10に巻回された電気
コイル1Aa〜3Caと電源回路との接続態様を示す。
この実施例では、電気コイル1Aa〜3Caの中の、隣
り合う3個が1組で、各組に3相交流電源回路1,2お
よび3がそれぞれ接続されている。
コイル1Aa〜3Caと電源回路との接続態様を示す。
この実施例では、電気コイル1Aa〜3Caの中の、隣
り合う3個が1組で、各組に3相交流電源回路1,2お
よび3がそれぞれ接続されている。
【0021】第1組の電気コイル1Ca,1Ba,1A
aに通電する電源回路1の構成を図4に示す。3相交流
電源(3相電力線)21には直流整流用のサイリスタブ
リッジ22が接続されており、その出力(脈流)はイン
ダクタ25およびコンデンサ26で平滑化される。平滑
化された直流電圧は3相交流形成用のパワ−トランジス
タブリッジ27に印加され、これが出力する3相交流の
U相が電気コイル1Caに、V相が電気コイル1Ba
に、またW相が電気コイル1Aaに印加される。第1組
の電気コイル1Ca,1Ba,1Aaに印加する3相交
流の電圧値を指定するコイル電圧指令値V1が位相角α
算出器24に与えられ、位相角α算出器24が、指令値
V1に対応する導通位相角α(サイリスタトリガ−位相
角)を算出し、これを表わす信号をゲ−トドライバ23
に与える。ゲ−トドライバ23は、各相のサイリスタ
を、各相のゼロクロス点から位相カウントを開始して位
相角αで導通トリガ−する。これにより、トランジスタ
ブリッジ27には、指令値V1が示す直流電圧が印加さ
れる。
aに通電する電源回路1の構成を図4に示す。3相交流
電源(3相電力線)21には直流整流用のサイリスタブ
リッジ22が接続されており、その出力(脈流)はイン
ダクタ25およびコンデンサ26で平滑化される。平滑
化された直流電圧は3相交流形成用のパワ−トランジス
タブリッジ27に印加され、これが出力する3相交流の
U相が電気コイル1Caに、V相が電気コイル1Ba
に、またW相が電気コイル1Aaに印加される。第1組
の電気コイル1Ca,1Ba,1Aaに印加する3相交
流の電圧値を指定するコイル電圧指令値V1が位相角α
算出器24に与えられ、位相角α算出器24が、指令値
V1に対応する導通位相角α(サイリスタトリガ−位相
角)を算出し、これを表わす信号をゲ−トドライバ23
に与える。ゲ−トドライバ23は、各相のサイリスタ
を、各相のゼロクロス点から位相カウントを開始して位
相角αで導通トリガ−する。これにより、トランジスタ
ブリッジ27には、指令値V1が示す直流電圧が印加さ
れる。
【0022】一方、3相信号発生器31は、周波数指令
値F1で指定された周波数の、バイアス指令B1で指定
された直流レベル分のレベルシフトをした、上下ピ−ク
間電圧が定電圧の、3相交流信号を発生して比較器29
に与える。比較器29にはまた、三角波発生器30Aが
3KHzの、定電圧三角波を与える。比較器29は、U
相信号のレベルが正のときには、それが三角波発生器3
0が与える三角波のレベル以上のとき高レベルH(トラ
ンジスタオン)で、三角波のレベル未満のとき低レベル
L(トランジスタオフ)の信号を、U相の正区間(0〜
180度)宛て(U相正電圧出力用トランジスタ宛て)
にゲ−トドライバ28に出力し、U相信号のレベルが負
のときには、それが三角波発生器30が与える三角波の
レベル以下のとき高レベルHで、三角波のレベルを越え
るとき低レベルLの信号を、U相の負区間(180〜3
60度)宛て(U相負電圧出力用トランジスタ宛て)に
ゲ−トドライバ28に出力する。V相信号およびW相信
号に関しても同様である。ゲ−トドライバ28は、これ
ら各相,正,負区間宛ての信号に対応してトランジスタ
ブリッジ27の各トランジスタをオン,オフ付勢する。
値F1で指定された周波数の、バイアス指令B1で指定
された直流レベル分のレベルシフトをした、上下ピ−ク
間電圧が定電圧の、3相交流信号を発生して比較器29
に与える。比較器29にはまた、三角波発生器30Aが
3KHzの、定電圧三角波を与える。比較器29は、U
相信号のレベルが正のときには、それが三角波発生器3
0が与える三角波のレベル以上のとき高レベルH(トラ
ンジスタオン)で、三角波のレベル未満のとき低レベル
L(トランジスタオフ)の信号を、U相の正区間(0〜
180度)宛て(U相正電圧出力用トランジスタ宛て)
にゲ−トドライバ28に出力し、U相信号のレベルが負
のときには、それが三角波発生器30が与える三角波の
レベル以下のとき高レベルHで、三角波のレベルを越え
るとき低レベルLの信号を、U相の負区間(180〜3
60度)宛て(U相負電圧出力用トランジスタ宛て)に
ゲ−トドライバ28に出力する。V相信号およびW相信
号に関しても同様である。ゲ−トドライバ28は、これ
ら各相,正,負区間宛ての信号に対応してトランジスタ
ブリッジ27の各トランジスタをオン,オフ付勢する。
【0023】これにより、電源接続端子Uには3相交流
のU相電圧が出力され、電源接続端子Vに3相交流のV
相電圧が出力され、また電源接続端子Wに3相交流のW
相電圧が出力され、これらの電圧のレベル(上下ピ−ク
間電圧)はコイル電圧指令値V1で定まり、この3相電
圧の周波数は周波数指令値F1により定まり、出力3相
交流の直流成分レベル(バイアスレベル)は、バイアス
指令B1により定まる。
のU相電圧が出力され、電源接続端子Vに3相交流のV
相電圧が出力され、また電源接続端子Wに3相交流のW
相電圧が出力され、これらの電圧のレベル(上下ピ−ク
間電圧)はコイル電圧指令値V1で定まり、この3相電
圧の周波数は周波数指令値F1により定まり、出力3相
交流の直流成分レベル(バイアスレベル)は、バイアス
指令B1により定まる。
【0024】この実施例では、第2組の電気コイル2C
a,2Ba,2Aaに通電する電源回路2、および、第
3組の電気コイル3Ca,3Ba,3Aaに通電する電
源回路3も、上述の電源回路1と同一構成である。電磁
石コア10とそれに巻回された電気コイルの組合せは、
それらの電気コイルに通電する電源回路1〜3が3相交
流電圧を電気コイルに与えるので、3相リニアモ−タで
あり、溶鋼の表層部を電磁石コア10に沿う方向(y)
に駆動する。電磁石コア20に巻回された電気コイルに
も、図3に示す態様と同様に3組の、図4に示す構成の
3相交流電源回路(電源回路4〜6)が接続されてい
る。電磁石コア50に巻回された電気コイルにも、図3
に示す態様と同様に3組の、図4に示す構成の3相交流
電源回路(電源回路7〜9)が接続されている。同様
に、電磁石コア60に巻回された電気コイルにも、図3
に示す態様と同様に3組の、図4に示す構成の3相交流
電源回路(電源回路10〜12)が接続されている。
a,2Ba,2Aaに通電する電源回路2、および、第
3組の電気コイル3Ca,3Ba,3Aaに通電する電
源回路3も、上述の電源回路1と同一構成である。電磁
石コア10とそれに巻回された電気コイルの組合せは、
それらの電気コイルに通電する電源回路1〜3が3相交
流電圧を電気コイルに与えるので、3相リニアモ−タで
あり、溶鋼の表層部を電磁石コア10に沿う方向(y)
に駆動する。電磁石コア20に巻回された電気コイルに
も、図3に示す態様と同様に3組の、図4に示す構成の
3相交流電源回路(電源回路4〜6)が接続されてい
る。電磁石コア50に巻回された電気コイルにも、図3
に示す態様と同様に3組の、図4に示す構成の3相交流
電源回路(電源回路7〜9)が接続されている。同様
に、電磁石コア60に巻回された電気コイルにも、図3
に示す態様と同様に3組の、図4に示す構成の3相交流
電源回路(電源回路10〜12)が接続されている。
【0025】この実施例は、3相交流の通電による移動
磁界および3相交流の直流バイアスによる動磁界によ
り、鋳型内溶鋼の表層部に、図1に示す鋳型の長辺1に
沿って左から右に進み、短辺3に当ってそれに沿って長
辺2に至り、長辺2に沿って右から左に進み、短辺4に
当ってそれに沿って長辺1に至る、各辺に沿いしかもノ
ズル30の外部を周回する、この流れ方向で速度が可及
的に均一な溶鋼流を生成しようとするものである。
磁界および3相交流の直流バイアスによる動磁界によ
り、鋳型内溶鋼の表層部に、図1に示す鋳型の長辺1に
沿って左から右に進み、短辺3に当ってそれに沿って長
辺2に至り、長辺2に沿って右から左に進み、短辺4に
当ってそれに沿って長辺1に至る、各辺に沿いしかもノ
ズル30の外部を周回する、この流れ方向で速度が可及
的に均一な溶鋼流を生成しようとするものである。
【0026】ところでノズル30から鋳型に流れ込む溶
鋼により、図7の(a)および(b)に実線矢印で示す
ような溶鋼流が発生する。この溶鋼流による表層流の、
長辺1に近く平行な(電磁石コア10+50の直下の)
流れ成分は、大略で図5の(a)に実線で示すものとな
り、長辺2に近く平行な(電磁石コア20+60の直下
の)流れ成分は、大略で図5の(b)に実線で示すもの
となる。
鋼により、図7の(a)および(b)に実線矢印で示す
ような溶鋼流が発生する。この溶鋼流による表層流の、
長辺1に近く平行な(電磁石コア10+50の直下の)
流れ成分は、大略で図5の(a)に実線で示すものとな
り、長辺2に近く平行な(電磁石コア20+60の直下
の)流れ成分は、大略で図5の(b)に実線で示すもの
となる。
【0027】この表層流のノズル30近くでの高い流速
を下げることにより、パウダ−の巻き込みが抑制され溶
鋼中介在物の浮上が容易となり、また、溶鋼が滞留し易
い(速度が遅い)位置で溶鋼を流動駆動して、鋳型辺の
面に沿っての溶鋼流を水平方向で定方向かつ定速度とす
ることにより鋳型辺の面による溶鋼の凝固表面の水平方
向温度分布が均一となりブロ−ホ−ルの発生が抑制され
る。このようにするためには、溶鋼の流速を、例えば図
5に一点鎖線で示すように水平方向各部で一定値とすれ
ばよい。図5に示す例では、左下がり斜線領域は制動を
要し、右下り斜線領域は駆動を要する。これを満すため
の、各磁極に巻回した各電気コイルの所要電流値は、大
要で図6に示すものとなる。なお、図6では駆動電流に
加えて全般的に制動電流も流す態様を示している。この
制動電流は、3相駆動による溶鋼駆動速度よりも高い速
度の溶鋼流に制動をかけようとするものである。
を下げることにより、パウダ−の巻き込みが抑制され溶
鋼中介在物の浮上が容易となり、また、溶鋼が滞留し易
い(速度が遅い)位置で溶鋼を流動駆動して、鋳型辺の
面に沿っての溶鋼流を水平方向で定方向かつ定速度とす
ることにより鋳型辺の面による溶鋼の凝固表面の水平方
向温度分布が均一となりブロ−ホ−ルの発生が抑制され
る。このようにするためには、溶鋼の流速を、例えば図
5に一点鎖線で示すように水平方向各部で一定値とすれ
ばよい。図5に示す例では、左下がり斜線領域は制動を
要し、右下り斜線領域は駆動を要する。これを満すため
の、各磁極に巻回した各電気コイルの所要電流値は、大
要で図6に示すものとなる。なお、図6では駆動電流に
加えて全般的に制動電流も流す態様を示している。この
制動電流は、3相駆動による溶鋼駆動速度よりも高い速
度の溶鋼流に制動をかけようとするものである。
【0028】図6に示す各組(3個1組)の電気コイル
の駆動電流(右下り斜線棒グラフで示される値)は、コ
イル電圧指令値V1(図4)で設定し、各組の電気コイ
ルの制動電流(左下り斜線棒グラフで示される値)は、
バイアス指令B1(図4)で設定する。また、リニアモ
−タの磁極端面と溶鋼表面との距離(ギャップ)ならび
に溶鋼表面のうねりに対応して、各組の電気コイルに流
す3相交流の周波数を周波数指令値F1(図4)で設定
する。これにより、大略で図5に一点鎖線で示す流速分
布となり、溶鋼の表層は図7の(b)に一点鎖線矢印で
示す方向に流動し、鋳型各辺1〜4の表面直近では略一
定速度の定方向流となる。
の駆動電流(右下り斜線棒グラフで示される値)は、コ
イル電圧指令値V1(図4)で設定し、各組の電気コイ
ルの制動電流(左下り斜線棒グラフで示される値)は、
バイアス指令B1(図4)で設定する。また、リニアモ
−タの磁極端面と溶鋼表面との距離(ギャップ)ならび
に溶鋼表面のうねりに対応して、各組の電気コイルに流
す3相交流の周波数を周波数指令値F1(図4)で設定
する。これにより、大略で図5に一点鎖線で示す流速分
布となり、溶鋼の表層は図7の(b)に一点鎖線矢印で
示す方向に流動し、鋳型各辺1〜4の表面直近では略一
定速度の定方向流となる。
【0029】鋳型内溶鋼の表層部に加わる電磁力の分布
を、3相交流の電流値(およびそのy方向分布)および
周波数との関連で、図8〜図11に示す。これらは、各
図の(a)に示すように、水銀(液体金属)の上表面
に、12個の電気コイルを図1,図2に示す態様で巻回
したリニアモ−タを対向させて、各図の(a)に示すy
方向電流分布(3相交流の電流値)で、ギャップを15
0mmに固定して行なった、各種周波数(各図の(b)
〜(f))での電磁力分布を矢印で示すものであり、矢
印の方向が電磁力の方向を示し、長さが強さを示す。な
お、各図の(b)〜(f)の横方向はy方向で、縦方向
はz方向(水銀表面からの深さ)である。これらは、各
周波数の1周期間に発生する電磁力(積算値)を計算に
より求めたものである。
を、3相交流の電流値(およびそのy方向分布)および
周波数との関連で、図8〜図11に示す。これらは、各
図の(a)に示すように、水銀(液体金属)の上表面
に、12個の電気コイルを図1,図2に示す態様で巻回
したリニアモ−タを対向させて、各図の(a)に示すy
方向電流分布(3相交流の電流値)で、ギャップを15
0mmに固定して行なった、各種周波数(各図の(b)
〜(f))での電磁力分布を矢印で示すものであり、矢
印の方向が電磁力の方向を示し、長さが強さを示す。な
お、各図の(b)〜(f)の横方向はy方向で、縦方向
はz方向(水銀表面からの深さ)である。これらは、各
周波数の1周期間に発生する電磁力(積算値)を計算に
より求めたものである。
【0030】図8に示す、全コイル(y方向)の通電電
流値を同じ150Aにした場合には、電磁力が電磁石コ
ア(10,20,50又は60に相当)のy方向両端部
直下で強く、金属表面を押し下げる向きであり、中間部
直下では押下力は弱く、しかもy方向駆動力も弱い。こ
れにより、コア両端部では金属表面が押し下げられこの
反作用で中間部で金属表面が盛り上がり、連続鋳造の場
合にはパウダを巻き込み易く、溶鋼表層の水平駆動には
不向きであることが分かる。しかしコア中間部直下を、
例えば溶鋼表層がそこで凹んでいるのでこれを水平に戻
すために、押し上げるには適している。
流値を同じ150Aにした場合には、電磁力が電磁石コ
ア(10,20,50又は60に相当)のy方向両端部
直下で強く、金属表面を押し下げる向きであり、中間部
直下では押下力は弱く、しかもy方向駆動力も弱い。こ
れにより、コア両端部では金属表面が押し下げられこの
反作用で中間部で金属表面が盛り上がり、連続鋳造の場
合にはパウダを巻き込み易く、溶鋼表層の水平駆動には
不向きであることが分かる。しかしコア中間部直下を、
例えば溶鋼表層がそこで凹んでいるのでこれを水平に戻
すために、押し上げるには適している。
【0031】図9に示す、電磁石コアの中間部の電流値
を200Aと、両端部の150Aよりも高くした場合に
は、上述の図8に示す態様と同様な傾向が見られるもの
の、両端部の押下力がやや低減し、代りに水平駆動力
(y方向)がやや増えて、少々の改善が見られる。この
態様も、コア両端部で金属表面が押し下げられ中間部で
金属表面が盛り上がり、連続鋳造の場合にはパウダを巻
き込み易く、溶鋼表層の水平駆動には不向きである。し
かしコア中間部直下を、例えば溶鋼表層がそこで凹んで
いるのでこれを水平に戻すために、押し上げるには適し
ている。
を200Aと、両端部の150Aよりも高くした場合に
は、上述の図8に示す態様と同様な傾向が見られるもの
の、両端部の押下力がやや低減し、代りに水平駆動力
(y方向)がやや増えて、少々の改善が見られる。この
態様も、コア両端部で金属表面が押し下げられ中間部で
金属表面が盛り上がり、連続鋳造の場合にはパウダを巻
き込み易く、溶鋼表層の水平駆動には不向きである。し
かしコア中間部直下を、例えば溶鋼表層がそこで凹んで
いるのでこれを水平に戻すために、押し上げるには適し
ている。
【0032】図10に示す、電磁石コアの中間部の電流
値を250Aと、両端部の150Aよりも更に高くした
場合には、周波数が10Hz(図10の(a))あるい
は20Hz(図10の(b)のときには上述の図8に示
す態様と同様な傾向がやや見られるが、60Hz(図1
0の(d)),100Hz(図10の(e))および2
00Hz(図10の(f))では、電磁石コアの両端部
直下の押下げ電磁力が軽減し代りに中間部直下の電磁力
が増大して、コア全長に渡って電磁力が均一化しかつ水
平駆動力(y方向)も均一化している。これらは溶鋼表
層の均一水平駆動に適する。
値を250Aと、両端部の150Aよりも更に高くした
場合には、周波数が10Hz(図10の(a))あるい
は20Hz(図10の(b)のときには上述の図8に示
す態様と同様な傾向がやや見られるが、60Hz(図1
0の(d)),100Hz(図10の(e))および2
00Hz(図10の(f))では、電磁石コアの両端部
直下の押下げ電磁力が軽減し代りに中間部直下の電磁力
が増大して、コア全長に渡って電磁力が均一化しかつ水
平駆動力(y方向)も均一化している。これらは溶鋼表
層の均一水平駆動に適する。
【0033】図11に示す、電磁石コアの中間部の電流
値を300Aと、両端部の150Aよりも大幅に高くし
た場合には、図8あるいは図9に示す、コア両端部直下
の押下げ(中間部直下の盛り上げ)と逆態様となり、コ
ア中間部直下で金属表面が押し下げられ、両端部直下で
盛り上がる。周波数が低い(図11の(b)〜(d))
と強い水平駆動力が生じ中間部直下でそれが強い。周波
数が高い(図11の(e)〜(f))と中間部直下の押
下力が強いくなっている。周波数が低い場合は溶鋼表層
の均一水平駆動に適する。周波数が高い場合は、コア中
間部直下を、例えば溶鋼表層がそこで膨らんでいるので
これを水平に戻すために、押し上げるには適している。
値を300Aと、両端部の150Aよりも大幅に高くし
た場合には、図8あるいは図9に示す、コア両端部直下
の押下げ(中間部直下の盛り上げ)と逆態様となり、コ
ア中間部直下で金属表面が押し下げられ、両端部直下で
盛り上がる。周波数が低い(図11の(b)〜(d))
と強い水平駆動力が生じ中間部直下でそれが強い。周波
数が高い(図11の(e)〜(f))と中間部直下の押
下力が強いくなっている。周波数が低い場合は溶鋼表層
の均一水平駆動に適する。周波数が高い場合は、コア中
間部直下を、例えば溶鋼表層がそこで膨らんでいるので
これを水平に戻すために、押し上げるには適している。
【0034】図8〜図11の電磁力はいずれも、電磁石
コアの磁極端面と液体金属(水銀)との距離(ギャッ
プ)を150mmに固定したものである。このギャップ
を代えると電磁力の分布も変わる。例えばギャップが増
大すると例えば図8に示す条件で図9又は図10に示す
電磁力分布に変わって行く。ギャップが減少するとその
逆となる。
コアの磁極端面と液体金属(水銀)との距離(ギャッ
プ)を150mmに固定したものである。このギャップ
を代えると電磁力の分布も変わる。例えばギャップが増
大すると例えば図8に示す条件で図9又は図10に示す
電磁力分布に変わって行く。ギャップが減少するとその
逆となる。
【0035】したがって図1に示す態様で、連続鋳造鋳
型内の溶鋼表層に、図7の(b)に一点鎖線で示す速度
分布が均一な循環流を形成し、かつ、溶鋼表層の凹凸
(うねり)は抑制して可及的に水平面とするためには、
ギャップ,各リニアモ−タの各組の電気コイルに流す交
流電流値(特に同一コアに関すy方向分布)および周波
数を現況に合せて調整すればよい。上述の実施例はこれ
を行なうことができる。
型内の溶鋼表層に、図7の(b)に一点鎖線で示す速度
分布が均一な循環流を形成し、かつ、溶鋼表層の凹凸
(うねり)は抑制して可及的に水平面とするためには、
ギャップ,各リニアモ−タの各組の電気コイルに流す交
流電流値(特に同一コアに関すy方向分布)および周波
数を現況に合せて調整すればよい。上述の実施例はこれ
を行なうことができる。
【0036】
【発明の効果】電気コイルを装着した電磁石コアが、溶
融金属を取り囲む鋳型辺に沿って、溶融金属の上表面に
対向するので、鋳造鋳型辺による電磁気的な損失が少
く、比較的に小型の電磁石コアおよび電気コイルで比較
的に強い電磁力を溶融金属の表層部に及ぼすことができ
る。
融金属を取り囲む鋳型辺に沿って、溶融金属の上表面に
対向するので、鋳造鋳型辺による電磁気的な損失が少
く、比較的に小型の電磁石コアおよび電気コイルで比較
的に強い電磁力を溶融金属の表層部に及ぼすことができ
る。
【0037】第1態様では、出力電流レベルが可調整の
電源回路で、該出力電流レベルを調整して、該電源回路
が通電する電気コイル部における電磁力を調整すること
ができる。すなわち溶融金属の流速分布を均一化するよ
うに少くとも一部の電気コイルの電流レベルを調整しう
る。
電源回路で、該出力電流レベルを調整して、該電源回路
が通電する電気コイル部における電磁力を調整すること
ができる。すなわち溶融金属の流速分布を均一化するよ
うに少くとも一部の電気コイルの電流レベルを調整しう
る。
【0038】第2態様では、出力電流の周波数が可調整
の交流出力の電源回路で、該周波数を調整して、該電源
回路が通電する電気コイル部における電磁力(方向と強
さ)を調整することができる。すなわち溶融金属の流速
分布を均一化するように少くとも一部の電気コイルの通
電周波数を調整しうる。
の交流出力の電源回路で、該周波数を調整して、該電源
回路が通電する電気コイル部における電磁力(方向と強
さ)を調整することができる。すなわち溶融金属の流速
分布を均一化するように少くとも一部の電気コイルの通
電周波数を調整しうる。
【0039】第3態様では、直流成分のレベルが可調整
の、交流成分に直流成分が重畳した交流出力の電源回路
の直流レベル(電磁制動力)を調整して、溶融金属の動
き、特に高速の動きを抑制することができる。溶融金属
の流速分布を均一化することができる。
の、交流成分に直流成分が重畳した交流出力の電源回路
の直流レベル(電磁制動力)を調整して、溶融金属の動
き、特に高速の動きを抑制することができる。溶融金属
の流速分布を均一化することができる。
【図1】 本発明の一実施例の、連続鋳造鋳型の溶鋼表
面の上方の、磁極および電気コイルの配列を示す平面図
である。
面の上方の、磁極および電気コイルの配列を示す平面図
である。
【図2】 図1に示す電磁石コア10および20の拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】 図2に示す電磁石コア10に巻回された3組
の電気コイル1Aa〜1Ca,2Aa〜2Caおよび3
Aa〜3Caと電源回路1〜3との接続関係を示すブロ
ック図である。
の電気コイル1Aa〜1Ca,2Aa〜2Caおよび3
Aa〜3Caと電源回路1〜3との接続関係を示すブロ
ック図である。
【図4】 図3に示す電源回路1の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図5】 (a)は、図1に示す鋳型(1〜4)へのノ
ズル30よりの溶鋼の注入による、磁極11等の高さで
の長辺1の表面に沿った水平方向の、鋳型内溶鋼の流動
速度分布を示すグラフ、(b)は、長辺2の表面に沿っ
た水平方向の、鋳型内溶鋼の流動速度分布を示すグラフ
である。
ズル30よりの溶鋼の注入による、磁極11等の高さで
の長辺1の表面に沿った水平方向の、鋳型内溶鋼の流動
速度分布を示すグラフ、(b)は、長辺2の表面に沿っ
た水平方向の、鋳型内溶鋼の流動速度分布を示すグラフ
である。
【図6】 (a)は、図5の(a)に示す流動速度分布
を平担化するために必要な、図1に示す電磁石コア10
および50に巻回された電気コイルに流す駆動電流およ
び制動電流を示すグラフ、(b)は、図5の(b)に示
す流動速度分布を平担化するために必要な、図1の電磁
石コア20および60に巻回された電気コイルに流す駆
動電流および制動電流を示すグラフである。
を平担化するために必要な、図1に示す電磁石コア10
および50に巻回された電気コイルに流す駆動電流およ
び制動電流を示すグラフ、(b)は、図5の(b)に示
す流動速度分布を平担化するために必要な、図1の電磁
石コア20および60に巻回された電気コイルに流す駆
動電流および制動電流を示すグラフである。
【図7】 (a)は図1に示す鋳型(1〜4)の垂直断
面図、(b)は水平断面図である。
面図、(b)は水平断面図である。
【図8】 水銀の上表面にリニアモ−タを配置して3相
交流駆動した場合の、電磁力分布を示すグラフであり、
横方向は電磁石コアが延びる方向、縦方向は水銀の深さ
方向、電磁力は矢印の向きで方向を、長さで強さを示
す。(a)には電磁石コアの延びる方向の電流値の分布
を示す。
交流駆動した場合の、電磁力分布を示すグラフであり、
横方向は電磁石コアが延びる方向、縦方向は水銀の深さ
方向、電磁力は矢印の向きで方向を、長さで強さを示
す。(a)には電磁石コアの延びる方向の電流値の分布
を示す。
【図9】 水銀の上表面にリニアモ−タを配置して3相
交流駆動した場合の、電磁力分布を示すグラフであり、
横方向は電磁石コアが延びる方向、縦方向は水銀の深さ
方向、電磁力は矢印の向きで方向を、長さで強さを示
す。(a)には電磁石コアの延びる方向の電流値の分布
を示す。
交流駆動した場合の、電磁力分布を示すグラフであり、
横方向は電磁石コアが延びる方向、縦方向は水銀の深さ
方向、電磁力は矢印の向きで方向を、長さで強さを示
す。(a)には電磁石コアの延びる方向の電流値の分布
を示す。
【図10】 水銀の上表面にリニアモ−タを配置して3
相交流駆動した場合の、電磁力分布を示すグラフであ
り、横方向は電磁石コアが延びる方向、縦方向は水銀の
深さ方向、電磁力は矢印の向きで方向を、長さで強さを
示す。(a)には電磁石コアの延びる方向の電流値の分
布を示す。
相交流駆動した場合の、電磁力分布を示すグラフであ
り、横方向は電磁石コアが延びる方向、縦方向は水銀の
深さ方向、電磁力は矢印の向きで方向を、長さで強さを
示す。(a)には電磁石コアの延びる方向の電流値の分
布を示す。
【図11】 水銀の上表面にリニアモ−タを配置して3
相交流駆動した場合の、電磁力分布を示すグラフであ
り、横方向は電磁石コアが延びる方向、縦方向は水銀の
深さ方向、電磁力は矢印の向きで方向を、長さで強さを
示す。(a)には電磁石コアの延びる方向の電流値の分
布を示す。
相交流駆動した場合の、電磁力分布を示すグラフであ
り、横方向は電磁石コアが延びる方向、縦方向は水銀の
深さ方向、電磁力は矢印の向きで方向を、長さで強さを
示す。(a)には電磁石コアの延びる方向の電流値の分
布を示す。
1:鋳型の長辺 2:鋳型の長辺 3:鋳型の短辺 4:鋳型の短辺 10,20,50,60:電磁石コア 1Aa〜3Ca:コア10に巻回された電気コイル 4Ab〜6Cb:コア20に巻回された電気コイル 7Aa〜9Ca:コア50に巻回された電気コイル 10Ab〜12Cb:コア60に巻回された電気コイル 30:溶鋼注入ノズル
Claims (6)
- 【請求項1】溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って複数個
のスロットが分布した、溶融金属の上表面に対向配置す
る電磁石コア;各スロットに挿入された複数個の電気コ
イル;および、前記複数個の電気コイルを複数のnグル
−プに分割し、電気コイルに電磁力生成用の電流をグル
−プ宛てに出力する、n個の電源回路;を備え、電源回
路の少くとも1つは、出力電流レベルが可調整の電源回
路であることを特徴とする、溶融金属の流動制御装置。 - 【請求項2】溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って複数個
のスロットが分布した、溶融金属の上表面に対向配置す
る電磁石コア;各スロットに挿入された複数個の電気コ
イル;および、前記複数個の電気コイルを複数のnグル
−プに分割し、電気コイルに電磁力生成用の電流をグル
−プ宛てに出力する、n個の電源回路;を備え、電源回
路の少くとも1つは、出力電流の周波数が可調整の、交
流出力の電源回路であることを特徴とする、溶融金属の
流動制御装置。 - 【請求項3】溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って複数個
のスロットが分布した、溶融金属の上表面に対向配置す
る電磁石コア;各スロットに挿入された複数個の電気コ
イル;および、前記複数個の電気コイルを複数のnグル
−プに分割し、電気コイルに電磁力生成用の電流をグル
−プ宛てに出力する、n個の電源回路;を備え、n個の
電源回路の少くとも1つは、出力電流レベルが可調整の
電源回路であり、n個の電源回路の少くとも1つは、出
力電流の周波数が可調整の、交流出力の電源回路である
ことを特徴とする、溶融金属の流動制御装置。 - 【請求項4】前記複数個の電源回路の少くとも1つは、
出力電流レベルおよび周波数が可調整の、交流出力の電
源回路である、請求項1,請求項2又は請求項3記載
の、溶融金属の流動制御装置。 - 【請求項5】前記複数個の電源回路の少くとも1つは、
直流成分のレベルが可調整の、交流成分に直流成分が重
畳した交流出力の電源回路である、請求項1,請求項2
又は請求項3記載の、溶融金属の流動制御装置。 - 【請求項6】前記複数個の電源回路の少くとも1つは、
出力電流レベルが可調整、交流周数数が可調整、かつ、
直流成分のレベルが可調整の、交流成分に直流成分が重
畳した交流出力の電源回路である、請求項1,請求項2
又は請求項3記載の、溶融金属の流動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4157694A JPH07246445A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 溶融金属の流動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4157694A JPH07246445A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 溶融金属の流動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07246445A true JPH07246445A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12612275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4157694A Pending JPH07246445A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 溶融金属の流動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07246445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009133739A1 (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-05 | 住友金属工業株式会社 | 鋼の連続鋳造方法およびそれに用いる電磁攪拌装置 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP4157694A patent/JPH07246445A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009133739A1 (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-05 | 住友金属工業株式会社 | 鋼の連続鋳造方法およびそれに用いる電磁攪拌装置 |
US8033319B2 (en) | 2008-04-28 | 2011-10-11 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Method for continuous casting of steel and electromagnetic stirrer to be used therefor |
US8191611B2 (en) | 2008-04-28 | 2012-06-05 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Method for continuous casting of steel and electromagnetic stirrer to be used therefor |
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