JP3273105B2 - 溶融金属の流動制御装置 - Google Patents

溶融金属の流動制御装置

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JP3273105B2
JP3273105B2 JP23001194A JP23001194A JP3273105B2 JP 3273105 B2 JP3273105 B2 JP 3273105B2 JP 23001194 A JP23001194 A JP 23001194A JP 23001194 A JP23001194 A JP 23001194A JP 3273105 B2 JP3273105 B2 JP 3273105B2
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崎 敬 介 藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属を流動駆動お
よび又は制動するために、溶融金属に交流磁界および又
は直流磁界を加える流動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば上述の流動制御装置は、溶融金属
の上面に対向して、又は溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿
って、x方向に延びかつ、x方向と直交するy方向に凹
の、x方向に所定ピッチで分布する複数個のスロットを
有する鉄芯と、該鉄芯が貫通する複数個の、各スロット
に一辺がはめ込まれた電気コイルを有する(例えば特開
平1−228645号公報,特開平3−258442号
公報)。
【0003】電気コイルのそれぞれに、位相がずれた電
圧、例えば多相交流の各相電圧、を印加することによ
り、スロットを刻んだ面(鋳型対向面)にx方向の移動
磁界が発生し、これが溶融金属に作用すると、溶融金属
には磁界の移動方向と同方向に駆動力が作用する。移動
磁界の方向が溶融金属の流動方向と同方向であれば、流
動制御装置は溶融金属の流動を加速する。移動磁界の方
向が溶融金属の流動方向と逆方向であれば溶融金属の流
動を制動する。電気コイルに直流電圧を印加して溶融金
属に静止磁界を加えると、溶融金属には、その移動方向
を抑止しようとする制動力が加わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の流動制御装置
は比較的に大きな電磁力を必要とするので、鉄芯および
その各スロットに装着した各電気コイルの形状が比較的
に大きく、したがって、各電気コイルは予め方形に整形
されたものであり、各電気コイルは、その内空間(空芯
部分)に、一端面に複数のスロットを切った略直方体の
鉄芯を通す形でx方向に動かし、そしてy方向に動かし
てスロットの1つに挿入する。従って、鉄芯の外径は、
大きくとも、装着する電気コイルの空芯部分(内空間)
の大きさに限定される。
【0005】このため、鉄芯のy方向の幅を、スロット
のy方向の深さをys、電気コイルの、鉄芯が貫通する
内空間のy方向の幅をycとすると、y1<ycであ
り、電気コイルを鉄芯のスロットに挿入した後は、鉄芯
のスロットを切った面に対向する背面と、電気コイルの
スロットに入った辺と対向する辺との間には、スロット
深さys以上の空隙がある。また、装着する電気コイル
は方形(ロ型)とするが、角部分は、直角とすることは
できず、湾曲した曲線を描く。すなわちコ−ナはかなり
大きなア−ルを有することになり、そこでは電気コイル
の内空間のy方向幅がycよりも短いので、電気コイル
の角部にも当るように鉄芯の高さ(z方向の長さ)を長
くすると、鉄芯のy方向の幅y1を更に短くしなければ
ならず、これは前記空隙を更に大きく(y方向に更に広
く)してしまうことになる。
【0006】溶融金属に作用する磁界を効率よく高くす
る為には、1.コアのスロット深さysを大きくする、
2.コイルに大電流を流す、などが挙げられる。しか
し、鉄芯のスロット深さをysを大きくすれば、前述の
理由により前記空隙が大きくなり、すなわち、鉄芯の、
電気コイルが周回する断面(実効断面)が小さくなり、
磁気飽和を起こし易すくなるので、コイルに流す電流を
小さくしなければならない。また、作業スペースの限ら
れた場所においては、鉄芯のスロット深さを深くする程
に装置外径が大きくなり、鉄芯のスロットの深さには自
ずと限界がある。本発明は、溶融金属に作用する磁界を
効率よく高くすることを第1の目的とし、装置外径の増
大を抑止しかつ溶融金属に作用する磁界を高くすること
を第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1番の発明は、
溶融金属に沿ってx方向に延びかつ、x方向と直交する
y方向に凹の、x方向に所定ピッチで分布する複数個の
スロットを有する鉄芯と、該鉄芯が貫通する複数個の、
各スロットに一辺がはめ込まれた電気コイルを有する溶
融金属の流動制御装置おいて、前記スロットのy方向の
深さをysとし、前記電気コイルの、前記鉄芯が貫通す
る内空間のy方向の幅をycとすると、前記鉄芯は、前
記スロットを有しy方向の幅y1がys<y1<ycな
る第1鉄芯(L1)と、この第1鉄芯(L1)のスロットを刻ん
だ面に対向する背面に当接してx方向に延びy方向の幅
y6がyc−y1<y6<yc−(y1−ys)なる第
2鉄芯(L6)を有することを特徴とする。
【0008】本願の第2番の発明は、溶融金属に沿って
x方向に延びかつ、x方向と直交するy方向に凹の、x
方向に所定ピッチで分布する複数個のスロットを有する
鉄芯と、該鉄芯が貫通する複数個の、各スロットに一辺
がはめ込まれた電気コイルを有する溶融金属の流動制御
装置おいて、前記スロットのy方向の深さをysとし、
前記電気コイルの内空間のy方向の幅,z方向の高さお
よび対角方向の幅をそれぞれyc,zcおよびyzcと
すると、前記鉄芯は、前記スロットを有しy方向の幅y
1がys<y1<yc、z方向の高さz1がz1<zc
なる第1鉄芯(L1)と、この第1鉄芯(L1)のスロットを刻
んだ面に対向する背面に当接してx方向に延びy方向の
幅y6がyc−y1<y6<yc−(y1−ys)、z
方向の高さがz1なる第2鉄芯(L6)と、z方向で第1鉄
芯(L1)の上面又は下面に当接しz1+z2+z3<zc
なる高さz2+z3を有し第1鉄芯(L1)のスロットと整
合し前記電気コイルがはめ込まれたスロットを有しy方
向の幅(y1+y6)がycより大きくyzcより小さい第3
鉄芯(L2,L3)と、を有することを特徴とする。
【0009】上記第2番の発明の好ましい実施例では、
第3鉄芯(L2,L3)は、z方向で第1鉄芯(L1)の上面に接
合した高さz2の鉄芯(L2)と、z方向で第1鉄芯(L1)の
下面に接合した高さz3の鉄芯(L3)でなる。
【0010】上記第1番および第2番の発明の好ましい
実施例は、前記鉄芯の上面および下面に当接し、先端面
が鉄芯のスロットを刻んだ面と実質上同一面をなし、そ
れぞれがx方向で隣り合う電気コイルのスロットにはめ
込まれた辺と直交する辺の間に介挿された複数個の第4
鉄芯(L4,L5)を更に備える。
【0011】なお、カッコ内には、理解を容易にするた
めに、図面を参照して後述する実施例の対応要素又は対
応事項の記号を、参考までに付記した。
【0012】
【作用】第1番の発明によれば、第1の前記鉄芯(L1)
は、y方向の幅y1がys<y1<ycであるので、従
来の鉄芯と同様に、各電気コイルを、その内空間に鉄芯
(L1)を通す形でx方向に動かし、そしてy方向に動かし
てスロットの1つに挿入することができる。従って、電
気コイルを鉄芯(L1)のスロットに挿入した後は、鉄芯(L
1)のスロットを切った面に対向する背面と、電気コイル
のスロットに入った辺と対向する辺との間には、スロッ
ト深さys以上の空隙(ya)がある。このように鉄芯(L1)
に電気コイルを装着した後に、該空隙(ya)に、y方向の
幅y6がyc−y1<y6<yc−(y1−ys)なる
第2鉄芯(L6)を挿入することにより、残りのy方向の空
隙は、ya−y6となり、y6分空隙が減少し、その分
電気コイルが周回する鉄芯断面積(実効断面積)が増大
し、そこの飽和磁束量が増大し、電気コイルに従来より
も高レベルの電流を流しても磁気飽和せず、より強力な
磁界を溶融金属に与えることができる。第2鉄芯(L6)は
電気コイルの内空間を通るので、装置外径は増大しな
い。
【0013】第2番の発明は、上記第2鉄芯(L6)に加え
て、z方向で第1鉄芯(L1)の上面又は下面に当接しz1
+z2+z3<zcなる高さz2+z3を有し第1鉄芯
(L1)のスロットと整合し前記電気コイルがはめ込まれた
スロットを有しy方向の幅(y1+y6)がycより大きくy
zcより小さい第3鉄芯(L2,L3)と、を有する。電気コ
イルのコ−ナ部のy方向空隙長はycより短いので、第
1鉄芯(L1)を電気コイルに挿入した後に第1鉄芯(L1)の
y方向長さ以上の長さの第3鉄芯(L2,L3)を電気コイル
の内空間に挿入することはできない。そこで、この場合
には、第3鉄芯(L2,L3)をまず最初に、電気コイルの対
角コ−ナに両端部(前面および背面)が対向するように
斜めにして電気コイルに挿入する。第3鉄芯(L2,L3)の
y方向の幅(y1+y6)が電気コイルの内空間の対角長yz
c未満である限り、このような挿入が可能である。そし
て電気コイルの一辺を第3鉄芯(L2,L3)のスロットに挿
入し、この一辺に直交する他辺に第3鉄芯(L2,L3)を押
し当て、空いた空間に、上述と同様に第1鉄芯(L1)を挿
入してそのスロットに電気コイルの一辺を挿入し、そし
て上述と同様に更に第2鉄芯(L6)を装着すればよい。
【0014】この第2番の発明によれば、電気コイルの
空隙(ya,z2,z3)を第2鉄芯(L6)および第3鉄
芯(L2,L3)が埋めるので、その分電気コイルが周回する
鉄芯断面積(実効断面積)が増大し、そこの飽和磁束量
が増大し、電気コイルに従来よりも高レベルの電流を流
しても磁気飽和せず、より強力な磁界を溶融金属に与え
ることができる。第2鉄芯(L6)は電気コイルの内空間を
通るので、装置外径は増大しない。
【0015】第2番の発明の好ましい実施例では、第3
鉄芯(L2,L3)は、z方向で第1鉄芯(L1)の上面に接合し
た高さz2の鉄芯(L2)と、z方向で第1鉄芯(L1)の下面
に接合した高さz3の鉄芯(L3)でなり、それぞれがz方
向で第1鉄芯(L1)の上側の空隙と下側の空隙を埋めるの
で、鉄芯全体の、電気コイルが周回する実効断面積が大
きく、より強力な磁界を溶融金属に与えることができ
る。仮に第1鉄芯(L1)の下側(又は上側)のみに第3鉄
芯を配置すると、上側(下側)に空隙が残る。
【0016】上記第1番および第2番の発明の好ましい
実施例では、隣り合う電気コイルの、スロットにはまっ
た辺に連続し直交する辺の間に、第4鉄芯(L4,L5)を挿
入している。この第4鉄芯(L4,L5)は、鉄芯全体として
の、z方向の高さを、電気コイルのz方向の外幅まで広
げることになる。すなわち磁極のz方向の高さがコイル
高さと同等となり、これにより漏洩磁束(溶融金属に向
かわない磁束)が低減し、より強力な磁界を溶融金属に
与えることができる。第1〜3鉄芯(L1,L2,L3,L6)は電
気コイルの内空間を通るので、また第4(L4,L5)は隣り
合うコイル辺間にあるので、装置外径は実質上増大しな
い。
【0017】本願の各発明の他の目的および特徴は、図
面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0018】
【実施例】図1に、本願の各発明に共通の一実施例の外
観を示す。連続鋳造鋳型の内壁1で囲まれる空間には、
溶鋼MMが、図示しない注湯ノズルを通して注入され、
溶鋼MMのメニスカス(表面)はパウダPWで覆われ
る。鋳型は水箱2に流れる冷却水で冷却され、溶鋼MM
は鋳型に接する表面から次第に内部に固まって行き鋳片
SBが連続的に引き抜かれるが、鋳型内に溶鋼が注がれ
るので、鋳型内には常時溶鋼MMがある。溶鋼MMのメ
ニスカスレベル(高さ方向z)の位置に本発明の一実施
例である2個のリニアモ−タ3Fおよび3Lが設けられ
ており、これらが溶鋼MMのメニスカス直下の部分(表
層域)に電磁力を与える。
【0019】図2に、図1に示す内壁1を、リニアモ−
タ3F,3Lの鉄芯4F,4L部で水平に破断した断面
(2a−2a線拡大断面)を示し、図3には、図2の3
a−3a線拡大断面を示す。また、図4に、図3に示す
リニアモータ3Lを各部の寸法(mm単位)を記入して
示し、図5には、図4に示すリニアモータ3Lの一点破
線5a−5aにおける断面を寸法(mm単位)を記入し
て示す。
【0020】図1および図2を参照すると、鋳型の内壁
1は、相対向する長辺5F,5Lおよび相対向する短辺
6R,6Lで構成されており、各辺は銅板7F,7L,
8R,8Lに、非磁性ステンレス板9F,9L,10
R,10Lを裏当てしたものである。この実施例では、
リニアモ−タ3F,3Lの鉄芯4F,4Lは、鋳型長辺
5F,5Lの実効長(溶鋼MMが接するx方向長さ)よ
りやや長く、それらの全長に深さ(y方向長さ)の同じ
スロットが所定ピッチでそれぞれ36個切られている。
リニアモ−タ3Fの鉄芯4Fの各スロットには、電気コ
イルCF1〜CF36が装着されている。同様に、リニ
アモ−タ3Lの鉄芯4Lの各スロットには、電気コイル
CL1〜CL36が装着されており、リニアモ−タ3
F,3Lは、溶鋼MMが接する長辺5F,5Lに沿って
x方向の推力を溶鋼MMに与えようとするものである。
【0021】図6に、リニアモ−タ3の分解斜視図を示
す。図4および図6を参照すると、36個のスロットを
切られた第1鉄芯L1および第3鉄芯L2,L3は略直
方体の積層鉄芯であり、第2鉄芯L6はスロットの無い
直方体の積層鉄芯である。図6に示す要素を図4に示す
形に組立てる過程を説明する。まず、y方向の幅がy1
+y6、y1+y6<yzcで、z方向の高さがz2お
よびz3の第3鉄芯L2,L3を、36個の電気コイル
(CL30)に通す。このとき、電気コイルの一辺が水
平であると、第3鉄芯L2,L3は45°傾け、電気コ
イルの対角線に平行とする。そして各電気コイルを各ス
ロットに挿入し、そして第3鉄芯L2,L3を水平にす
る(実際には、第3鉄芯L2,L3を水平に置いて固定
し、電気コイルを1つづつ動かして、第3鉄芯L2,L
3に装着する)。次に、上方の第3鉄芯L2を下方のL
3から上方に離して両者間にz方向にz1よりわずかに
大きい空隙を開けて固定支持し、該空隙に、y方向の幅
がy1、ys<y1<yc、z方向の高さがz1なる第
1鉄芯L1を通し(x方向)、そしてy方向に駆動して
第1鉄芯L1のスロットに電気コイルの一辺(垂直辺)
をはめ込む。次に、第1鉄芯L1の背面(スロットがあ
る前面に対向する面)と電気コイルの後辺(垂直辺)の
間の空隙に、y方向の幅がy6、yc−y1<y6<y
c−(y1−ys)なる第2鉄芯L6を通す(x方
向)。そして、図示しない固着具で、第1鉄芯L1,第
2鉄芯L6および第3鉄芯L2,L3を一体にする(図
4)。そしてこれらの鉄芯と電気コイルの間の空隙に介
挿材を圧入して、電気コイルそれぞれを、鉄芯に対して
正確に位置決めし固定する。
【0022】次に、x方向の幅がスロット間の磁極端幅
(x方向)と等しく、y方向の幅がy1+y6、z方向
の高さが、第3鉄芯L2,L3の上,下面からz方向の
コイル突出高さに等しい、フェライト製直方体の第4鉄
芯L41〜38及びL51〜38のそれぞれを、隣り合うコイ
ル間に挿入し、先端面を第2鉄芯L6および第3鉄芯L
2,L3のスロット側先端面に合せて、第3鉄芯L2,
L3に接合する。以上により、図1〜図5に示すリニア
モ−タ3Lが組上がる。リニアモ−タ3Rも同様であ
る。
【0023】第1鉄芯L1の上面に鉄芯L2が固着さ
れ、下面に鉄芯L3が固着され、背面に第2鉄芯L2が
固着されている。鉄芯L2及びL3のz方向の高さz2
及びz3を加えた長さは、第1鉄芯L1に装着するコイ
ルCL1〜CL36のz方向の内径よりも小さい。とこ
ろで、鉄芯L2及びL3のy方向先端面(左端面)に
は、第1鉄芯L1と同じく36個のスロットが切られて
いる。鉄芯L2及びL3に切られた各スロットのスロッ
トピッチつまりx方向におけるスロット同士の間隔及び
スロットのx方向の幅は、第1鉄芯L1と同じである。
しかし、鉄芯L2及びL3に切られた各スロットの深
さ、つまり、y方向の長さは、第1鉄芯L1に固着され
た際に第1鉄芯L1の近くでは第1鉄芯L1のものと同
じくしているものの、第1鉄芯L1から離れるに従って
長く(深く)している。つまり、鉄芯L2及びL3に切
られた各スロットの底面は、電気コイルCL1〜CL3
6の角(コ−ナ)のア−ルに合せた深さとなっている。
第3鉄芯L2,L3は、従来はコイルの角部分のア−ル
により不可能であったコイル角付近にまで鉄芯積み厚を
増やしたものであり、コイル内空間を有効に利用するも
のである。
【0024】第1鉄芯L1の、背面すなわち右端面に
は、直方体の鉄芯L6が、前後方向x及び上下方向zを
鉄芯1Lと同寸法にして、固着している。鉄芯L6は、
第1鉄芯L1及び鉄芯L2,L3と同じく積層鉄芯であ
り、前後方向x及び上下方向zの長さは第1鉄芯L1と
同一であるが、左右方向yの長さは第1鉄芯L1に装着
されるコイルのy方向内空間幅ycに対応して定められ
ている。今ここで、鉄芯L6の左右方向yの長さをy
6,第1鉄芯L1の左右方向yの長さをy1,第1鉄芯
L1に切られたスロットの左右方向yの長さ(深さ)を
ys、また、第1鉄芯L1に装着するコイルCL1〜C
L36の左右方向yの内空間幅をycとする。各コイル
の内空間幅ycより第1鉄芯L1の左右方向yの長さy
1を引いて残った長さをyaとすれば(ya=yc−y
1)、鉄芯L6の左右方向yの長さy6は、yaにスロ
ット深さysを加えたものより小さい(ya>y6)。
これは、リニアモータ3F,3Lが、方形であるコイル
CL1〜CL36を第1鉄芯L1に装着する際、一旦、
第1鉄芯L1をコイルCL1〜CL36の空心部分に通
してから、各スロットに挿入する方法を取ることに起因
しており、コイルCL1〜CL36の空心部分の内径
は、第1鉄芯L1をその内空間に通す時点においては、
最小でも第1鉄芯L1の上下方向z−z及び左右方向y
−yの直径よりも大きくなければならず、このことが、
コイルを第1鉄芯L1の各スロットに挿入し終った後
に、図6において第1鉄芯L1の右方向yと各コイルの
左方向yの内側辺との間に最小でも第1鉄芯L1のスロ
ット深さ分の無駄な空心部分を残すことにつながり、鉄
芯L6が、その無駄な空間を導体で埋めて有効に利用す
る目的で使用されることによるものである。つまり、第
1鉄芯L1の各スロットに、各コイルCL1〜CL36
を装着した後に、コイルCL1〜CL36と第1鉄芯L
1の間の空間に鉄芯L6を挿入し、第1鉄芯L1のスロ
ットの切られていない右方向y側面に固着することによ
って磁束の通過する導体の断面積が増加し、より多くの
電流を流すことが可能となる。すなわち、従来と外形寸
方は同程度である鉄芯を使用しつつ、従来よりも高出力
のリニアモータを得ることが出来る。
【0025】前述の鉄芯L2及びL3の左右方向yの長
さは、第1鉄芯L1の左右方向yの長さy1に鉄芯L6
の左右方向yの長さy6を加えたものとなる。もし、鉄
芯L6を第1鉄芯L1に固着しない場合は、鉄芯L2及
びL3の左右方向yの長さは、第1鉄芯L1と同じ長さ
となる。
【0026】更に、既にコイルCL1〜CL36が装着
され第1鉄芯L1,鉄芯L2,L3および鉄芯L6が一
体に固着された後、鉄芯L2の上面及び鉄芯L3の下面
には、フェライトよりなる直方体の鉄芯L41〜38及び
L51〜38が、それぞれ、固着されている。鉄芯L4
1〜38及びL51〜38は、同寸法であり、左右方向yの長
さは鉄芯L2及びL3と同一で、前後方向xの長さは、
L2及びL3に切られたスロット間の磁極幅(x方向)
と同じであり、上下方向zの長さにおいては本実施例で
は80mmである。鉄芯L41〜38及びL51〜38は、それ
ぞれ、隣り合う電気コイルの間に位置し、L2,L3の
上,下面からz方向に突出するコイルCL1〜CL36
の周囲に発生する磁束を、スロット側端面に案内する。
これにより、鉄芯4Lが溶融金属に与える磁界が強くな
る。
【0027】図7に、図2に示す電気コイルの相区分を
示し、図8には、図2に示す全電気コイルの結線を示
す。この結線は2極(N=2)のものであり、電気コイ
ルに3相交流(M=3)を通電する。例えば、リニアモ
−タ3Fの電気コイルCF1〜CF36は、図8ではこ
の順に、w,w,w,w,w,w,V,V,V,V,
V,V,u,u,u,u,u,u,W,W,W,W,
W,W,v,v,v,v,v,v,U,U,U,U,
U,Uと表わしている。そして「U」は3相交流のU相
の正相通電(そのままの通電)を、「u」はU相の逆相
通電(U相より180度の位相ずれ通電)を表わし、電
気コイル「U」にはその巻始め端にU相が印加されるの
に対し、電気コイル「u」にはその巻終り端にU相が印
加されることを意味する。同様に、「V」は3相交流の
V相の正相通電を、「v」はV相の逆相通電を、「W」
は3相交流のW相の正相通電を、「w」はW相の逆相通
電を表わす。図8に示す端子U1,V1およびW1は、
リニアモ−タ3Fの各電気コイルCF1〜CF36の電
源接続端子であり、端子U2,V2およびW2は、リニ
アモ−タ3Lの各電気コイルCL1〜CL36の電源接
続端子である。
【0028】図9に、リニアモ−タ3Fの各電気コイル
CF16〜CF36ならびにリニアモ−タ3Lの各電気
コイルCL16〜CL36に3相交流を流す電源回路V
Cを示す。3相交流電源(3相電力線)11には直流整
流用のサイリスタブリッジ12が接続されており、その
出力(脈流)はインダクタ13およびコンデンサ14で
平滑化される。平滑化された直流電圧は3相交流形成用
のパワ−トランジスタブリッジ15に印加され、これが
出力する3相交流のU相が図8に示す電源接続端子U1
1およびU12に、V相が電源接続端子V11およびV
12に、またW相が電源接続端子W11およびW12に
印加される。
【0029】リニアモ−タ3Fの各電気コイルCF16
〜CF36ならびにリニアモ−タ3Lの各電気コイルC
L16〜CL36に与えられる所定のコイル電圧指令値
Vcが位相角α算出器16に与えられ、位相角α算出器
16が、指令値Vcに対応する導通位相角α(サイリス
タトリガ−位相角)を算出し、これを表わす信号をゲ−
トドライバ17に与える。ゲ−トドライバ17は、各相
のサイリスタを、各相のゼロクロス点から位相カウント
を開始して位相角αで導通トリガ−する。これにより、
トランジスタブリッジ15には、指令値Vcが示す直流
電圧が印加される。
【0030】一方、3相信号発生器18は、周波数指令
値fcで指定された周波数(本実施例では1.8Hz)
の、定電圧3相交流信号を発生して比較器19に与え
る。比較器19にはまた、三角波発生器21が、周波数
3kHzの定電圧三角波を与える。比較器19は、U相
信号のレベルが正のときには、それが三角波発生器18
が与える三角波のレベル以上のとき高レベルH(トラン
ジスタオン)で、三角波のレベル未満のとき低レベルL
(トランジスタオフ)の信号を、U相の正区間(0〜1
80度)宛て(U相正電圧出力用トランジスタ宛て)に
ゲ−トドライバ20に出力し、U相信号のレベルが負の
ときには、それが三角波発生器21が与える三角波のレ
ベル以下のとき高レベルHで、三角波のレベルを越える
とき低レベルLの信号を、U相の負区間(180〜36
0度)宛て(U相負電圧出力用トランジスタ宛て)にゲ
−トドライバ20に出力する。V相信号およびW相信号
に関しても同様である。ゲ−トドライバ20は、これら
各相,正,負区間宛ての信号に対応してトランジスタブ
リッジ15の各トランジスタをオン,オフ付勢する。
【0031】これにより、電源接続端子U1には3相交
流のU相電圧が出力され、電源接続端子V1に3相交流
のV相電圧が出力され、また電源接続端子W1に3相交
流のW相電圧が出力され、これらの電圧のレベルはコイ
ル電圧指令値Vcで定まり、この3相電圧の周波数はこ
の実施例では周波数指令値fcにより1.8Hzであ
る。すなわち、コイル電圧指令値Vcで指定された電圧
値の、1.8Hzの3相交流電圧が、図2および図8に
示すリニアモ−タ3Fおよび3Lの各電気コイルCF1
6〜CF36およびCL16〜CL36に印加される。
【0032】以上により、この実施例では、2極構成の
リニアモ−タ3F,3Lに20Hzの3相交流が印加さ
れ、これらのリニアモ−タ3F,3Lにより、鋳型内壁
1内の溶鋼MMには、鋳型内壁1に沿う方向の推力が加
わる。
【0033】なお、上述の実施例は、リニアモ−タであ
り、その推力を溶融金属自身の流動方向に合せることに
より、溶融金属が加速され、推力を溶融金属自身の流動
方向と逆にすることにより、溶融金属が減速又は逆方向
駆動される。単に制動力を加える場合には、電気コイル
に直流電圧を印加すればよく、x方向で36個の電気コ
イルの1つ以上に選択的に直流電圧を印加することによ
り、あるいは各コイルの直流電流レベルを調整すること
により、所要の制動力分布(x方向)を得ることができ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の流動制御装置によれば、鉄芯の
実効断面積が増加するので、鉄芯の飽和磁束量が増加
し、より多くの電流を電気コイルに流すことが可能とな
る。装置外形は実質上変わらないので、従来装置と同程
度の外形でありながら、強い磁界を溶融金属に加えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の外観と、中央縦断面を示
す斜視図である。
【図2】 図1に示す鉄芯4F,4Lを2a−2a線に
おいて水平に破断した拡大断面図である。
【図3】 図2の3a−3a線拡大断面図である。
【図4】 図3に示すリニアモータ3Lの各部寸法を示
す拡大断面図である。
【図5】 図4に示すリニアモータ3Lの一点破線5a
−5a線における断面を寸法を記入して示す断面図であ
る。
【図6】 リニアモ−タ3Lの分解斜視図である。
【図7】 図2に示す電気コイルの相区分を示す図2相
当の断面図である。
【図8】 図2に示す電気コイルの結線を示す電気回路
図である。
【図9】 図2に示す各リニアモ−タの電気コイルに3
相交流電圧を印加する電源回路VCの構成を示す電気回
路図である。
【符号の説明】
1:鋳型の内壁 2:水箱 3F,3L:リニアモ−タ PW:パウダ MM:溶鋼 SB:鋳片 4F,4L:鉄芯 L1,L2,L3,L4,L5,L6:鉄芯 5F,5L:長辺 6R,6L:短辺 7F,7L:銅板 8R,8L:銅板 9F,9L:非磁性ステンレ
ス板 10R,10L:非磁性ステンレス板 CF1〜CF36,CL1〜CL36:電気コイル U1,V1,W1:鉄芯4Fの電源接続端子 U2,V2,W2:鉄芯4Lの電源接続端子 VC:電源回路 22:注湯ノズル流出口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−258442(JP,A) 特開 平3−248745(JP,A) 特開 昭63−40654(JP,A) 特開 昭62−279060(JP,A) 特開 平7−246444(JP,A) 特開 昭63−188461(JP,A) 特開 昭57−91855(JP,A) 特開 平1−228645(JP,A) 実開 昭63−71953(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/04 311 B22D 11/115 H02K 41/035

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融金属に沿ってx方向に延びかつ、x方
    向と直交するy方向に凹の、x方向に所定ピッチで分布
    する複数個のスロットを有する鉄芯と、該鉄芯が貫通す
    る複数個の、各スロットに一辺がはめ込まれた電気コイ
    ルを有する溶融金属の流動制御装置おいて、 前記スロットのy方向の深さをysとし、前記電気コイ
    ルの、前記鉄芯が貫通する内空間のy方向の幅をycと
    すると、 前記鉄芯は、前記スロットを有しy方向の幅y1がys
    <y1<ycなる第1鉄芯(L1)と、この第1鉄芯(L1)の
    スロットを刻んだ面に対向する背面に当接してx方向に
    延びy方向の幅y6がyc−y1<y6<yc−(y1
    −ys)なる第2鉄芯(L6)を有することを特徴とする、
    溶融金属の流動制御装置。
  2. 【請求項2】溶融金属に沿ってx方向に延びかつ、x方
    向と直交するy方向に凹の、x方向に所定ピッチで分布
    する複数個のスロットを有する鉄芯と、該鉄芯が貫通す
    る複数個の、各スロットに一辺がはめ込まれた電気コイ
    ルを有する溶融金属の流動制御装置おいて、 前記スロットのy方向の深さをysとし、前記電気コイ
    ルの内空間のy方向の幅,z方向の高さおよび対角方向
    の幅をそれぞれyc,zcおよびyzcとすると、 前記鉄芯は、前記スロットを有しy方向の幅y1がys
    <y1<yc、z方向の高さz1がz1<zcなる第1
    鉄芯(L1)と、この第1鉄芯(L1)のスロットを刻んだ面に
    対向する背面に当接してx方向に延びy方向の幅y6が
    yc−y1<y6<yc−(y1−ys)、z方向の高
    さがz1なる第2鉄芯(L6)と、z方向で第1鉄芯(L1)の
    上面又は下面に当接しz1+z2+z3<zcなる高さ
    z2+z3を有し第1鉄芯(L1)のスロットと整合し前記
    電気コイルがはめ込まれたスロットを有しy方向の幅(y
    1+y6)がycより大きくyzcより小さい第3鉄芯(L
    2,L3)と、を有することを特徴とする、溶融金属の
    流動制御装置。
  3. 【請求項3】第3鉄芯(L2,L3)は、z方向で第1
    鉄芯(L1)の上面に接合した高さz2の鉄芯(L2)と、z方
    向で第1鉄芯(L1)の下面に接合した高さz3の鉄芯(L3)
    でなる、請求項2記載の溶融金属の流動制御装置。
  4. 【請求項4】前記鉄芯の上面および下面に当接し、先端
    面が鉄芯のスロットを刻んだ面と実質上同一面をなし、
    それぞれがx方向で隣り合う電気コイルのスロットには
    め込まれた辺と直交する辺の間に介挿された複数個の第
    4鉄芯(L4,L5)を更に備える、請求項1,請求項2又は
    請求項3記載の溶融金属の流動制御装置。
  5. 【請求項5】第2鉄芯(L6)は、x−y平面の鋼板をz方
    向に積層したことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の溶融金属の流動制御装置。
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